JPH05238542A - ガラス板切断装置 - Google Patents
ガラス板切断装置Info
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- JPH05238542A JPH05238542A JP4101692A JP4101692A JPH05238542A JP H05238542 A JPH05238542 A JP H05238542A JP 4101692 A JP4101692 A JP 4101692A JP 4101692 A JP4101692 A JP 4101692A JP H05238542 A JPH05238542 A JP H05238542A
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/03—Glass cutting tables; Apparatus for transporting or handling sheet glass during the cutting or breaking operations
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- B65G49/05—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
- B65G49/06—Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
- B65G49/067—Sheet handling, means, e.g. manipulators, devices for turning or tilting sheet glass
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Abstract
に対してもスクライブでき、かつ、スクライブする全体
の所要時間を短くする。 【構成】 吸引したガラス板を、いずれの方向へも回動
可能することにより、ガラス板をトップハングまたはボ
トムサポートの状態でガラススクライバーへ供給する。
ガラススクライバーでは、ガラス板をテーブルへ搬送す
る手段にカッターを設け、ガラス板の搬送時にカッター
をも一体的に移動させることにより、ガラス板とカッタ
ーとの相対位置を不変として、ガラス板の位置合わせを
行うことなくスクライブする。又、本発明の自動位置整
定装置では、手段を、スライダーと係合させることで、
スライダーのブリッジへの係止を解除すると共に、前記
手段の移動により、係合しているスライダーをブリッジ
に沿って摺動させ、その後に前記係合を解除することに
より、該スライダーを自動的にブリッジに係止させるよ
うにしたので、比較的簡単な構成で精度よくスライダー
の位置整定を行うことができる。
Description
層載置したガラス板から1枚づつ取り出した後に、ガラ
ススクライバーにて、X方向およびY方向にスクライブ
し、そのスクライブラインに沿って破断する装置に関す
る。
出し、次工程の作業台へ供給する従来のガラス板供給装
置として、例えば、実開昭57−85542号公報は、
進退自在としたアームの先端に起伏回動可能な板状体を
設け、その板状体にある吸盤によりストック台上の1枚
のガラス板を吸引し、そしてアームを後退させるととも
に、そのアームを方向変換して、その後、吸盤にてガラ
ス板を吊り下げた状態(トップハング)で前記板状体の起
伏回動により、ガラス板を水平にして次工程のガラスス
クライバーの作業台上に載置するものである。
送装置により、ガラス板をガラススクライバーのテーブ
ルへ搬送させ、そして係止ピンの押動などにより、ガラ
ス板の端縁を検出し、その検出した情報に基づきカッタ
ーを正確に移動させている。
クライブラインを形成するものであれば、複数個設けた
カッターの位置整定作業が必要となるが、その位置整定
を自動化したものとしては、例えば特公昭50−294
86号公報では、カッターレール上を移動自在とした複
数個のカッターブロックを備え、各カッタブロックを所
望の位置に整定できるよう、各カッターブロックは個別
に駆動源を備えている。
ガラス板供給装置では、トップハング方式を採用してい
るために、ガラスカッターにてスクライブされるガラス
面は、吸盤にて吸引している面に限られ、使用用途によ
っては吸引面の裏面をスクライブする必要性もあるが、
そのような場合には対処することができない。
ベア等により、スクライブ前にガラス板の位置合わせ及
びそのガラス板の端縁の検出または位置決めが不可欠で
あるため、その分だけ工程時間が長引く。
数個のカッターブロックに対して正確な整定位置を確保
できる精密な駆動源が複数個必要となり、又、それらの
駆動源を統括的に制御するための装置も必要となるの
で、装置が複雑化しそれ故高価なものとなった。本発明
は、上述した課題を解決するためになされたものであ
り、ストック台より取り出したガラス面のいずれの面に
対してもスクライブ可能とし、又、カッター位置整定の
ための機構を簡略化し、かつ全工程の所要時間をも短く
できるガラス板切断装置を提供することを目的とする。
置は、ストック台上に縦積みにしたガラス板を、次工程
へ1枚づつ供給するためのガラス板供給装置であって、
水平方向の軸13で軸支され、垂直方向に回動自在の板
状体12と、前記板状体12を回動させる回動手段と、
前記軸13を前後に平行移動させる移動手段と、板状体
12の所定部に、該板状体12と直交して設けた第1の
平板17と、第1の平板17と対向するようにして設け
た第2の平板18と、第1の平板17と第2の平板18
とがリンク機構をなすよう、両平板間に橋架したアーム
21,22と、前記平板17,18及びアーム21,2
2を変形させるよう作用するシリンダ24と、第2の平
板の前面所定部に設けた複数個の吸引手段26とを備
え、吸引手段26にてストック台上のガラス板を吸引
し、その後、前記シリンダ24を作用させ、リンク機構
の変形により、第2の平板18と共に吸引していたガラ
ス板を平行状態で後退させ、そして、ガラス板をトップ
ハングもしくはボトムサポートで保持するかによって前
記回動手段により、板状体12をいずれかの方向に回動
させ、その後もしくはこれと並行して、前記移動手段に
よって後段の装置へガラス板を平行移動させることを特
徴とする。
給装置等によって供給されたガラス板に対してスクライ
ブするものであって、テーブルQ1上を往復動するX軸
カッター部42と、X軸カッター部42の進行方向に直
交する向きに延在し、かつこのX軸カッター部42と一
体的に設けた、ガイドレール44に対して摺動自在に設
けられた複数個のスライダー45と、各スライダー45
に設けられ、上下動自在としたカッター46aを有する
カッターホルダー46および吸引手段47とを備え、カ
ッターホルダー46を上昇させた状態で吸引手段47を
下降させ、該吸引手段47にてガラス板2の先端縁部を
吸引固定した状態で当該X軸カッター部42を前進させ
ることにより、ガラス板2をテーブルQ1上へ搬送し、
そのガラス板2を固定手段VによってテーブルQ1に固
定し、この後、吸引手段47の吸引を解除してから上昇
させ、そして、カッターホルダー46を下降させてから
当該X軸カッター部42を後退させる時に、カッター4
6aによりガラス板2にスクライブすることを特徴とす
る。
載のスライダー45を所望のスクライブピッチデータに
従って位置整定するものであって、スライダー45にお
いて、付勢力により、該スライダー45をガイドレール
44に係止させる係止手段52を備え、X軸カッター部
42もしくは該X軸カッター部42と平行に設けたガイ
ド軸54に沿って移動自在とした、手段56を備え、該
手段56と所望のスライダー45と係合させることで、
該スライダー45のガイドレール44への係止を解除す
ると共に、この状態で前記手段56を移動させることに
より、スライダー45を所望の位置へ移動させることを
特徴とする。
にあるガラス板をガラス板供給装置により1枚づつ搬送
装置へ供給し、供給したガラス板に対してガラススクラ
イバーにてスクライブし、そしてブレーク装置により、
前記スクライブしたラインに沿ってガラス板を破断する
ガラス板切断装置において、前記搬送装置により、ガラ
ス板を位置決めセンサで決まる基準位置へ位置決めを行
なった後、以降の工程へのガラス板の搬送量を把握する
ことにより、以降の各工程で行うべき位置決めを省略し
たことを特徴とする。
構により、第2の平板18が前後に平行移動可能となっ
ており、この第2の平板18が前進した状態で吸引手段
26により、ストック台上のガラス板を吸引し、その
後、シリンダ24を作用させることでリンクを変形さ
せ、これにより、第2の平板18と共に吸引していたガ
ラス板が後退する。この状態で、ガラス板が水平になる
まで、第1の平板17を保持する板状体12を反時計方
向もしくは時計方向に回動させる。これにより、ガラス
板はトップハングもしくはボトムサポート状態で保持さ
れる。この回動動作と並行して、もしくは回動後に、移
動手段により次段のテーブルへ搬送される。
あるように、吸引管および、この吸引管の先端部に設け
られる、比較的硬質の例えばプラスチック材等によるパ
ッドで構成される。この構成により、このパッド部によ
る吸引時にガラス板の位置ずれをなくすことができる。
降させた吸引手段47により、前段より送給されたガラ
ス板の先端縁部を吸引し、その状態でX軸カッター部4
2を前進させることで、ガラス板をテーブルQ1上を搬
送し、そして、テーブルQ1に設けた固定手段Vによ
り、ガラス板をテーブルQ1に固定してから、吸引手段
47による吸引を解除して上昇させる。その後、カッタ
ーホルダー46を下降させた状態でブリッジを元の位置
へ後退させることで、カッター46aによりガラス板が
スクライブされる。
べたものと同じものを用いることができ、又、この吸引
手段47は、請求項5にあるように、直動システムガイ
ドにて昇降させるようにすれば、その昇降時で軸芯のず
れを排除することができ所定の位置情報を保ったままガ
ラス板を移動できる。
6aの前方にてガラス切り屑を吸引除去するカレット除
去装置48を、上記X軸カッター部42と一体的に設
け、X軸カッター部42の前進によるガラス板の入込み
時に、下降させて、テーブルQ1上に散在するガラス切
り屑を吸引除去することができ、テーブル表面を常に清
掃した状態に保てる。このようにガラス板の搬送工程で
同時に清掃を行うため、このガラススクライバーにおけ
る処理工程を短くできる。
56を、X軸カッター部42もしくは該X軸カッター部
42と平行に設けたガイド軸54に沿って移動させて、
所望のスライダー45と係合させる。この係合により、
付勢力に抗する作用力を与えることにより、スライダー
45のガイドレール44への係止を解除する。この係合
状態を保ったまま該手段56を移動させることにより、
スライダー45を所望の位置へ移動できる。
装置により、ガラス板を位置決めセンサで決まる基準位
置へ位置決めを行なった後は、以降の工程へのガラス板
の搬送量を正確に行い、かつその搬送量を把握すること
により、次工程のガラススクライバーのテーブルへガラ
ス板が搬送された時、テーブル上の位置を、前記基準位
置と前記搬送量とから割り出し、その割り出した位置に
基づきガラス板にスクライブする。以降の各工程におい
てもセンサを用いた位置合わせを省略することにより、
工程全体の所要時間を短縮できる。
体の平面図である。1は、ガラス板2を縦積みして積層
載置するストック台であり、図3の側面図に示すよう
に、L字形状のストック台の背面相互を結合した構成
で、かつ、垂直方向の軸3を中心としてコロ4により旋
回自在となっている。この構成により、ガラス板2を一
方のストック部1Aより以下に述べるガラス板供給装置
11に供給している間に、他方のストック部1Bにガラ
ス板2をストックしておき、ストック部1A上のガラス
板2が空になれば、ストック台1を旋回してストック部
1B上のガラス板2を供給できるようになっている。
ら1枚づつガラス板2を吸引して、後段の搬送装置31
に供給するための装置であり、その機構を図2の平面図
および図3の側面図により説明する。12は、水平方向
の軸13で軸支され、不図示のモータにより、垂直方向
に回動自在の板状体であり、軸13自体もガイドレール
GLに沿ってモータM1の駆動により、前方(図中右方
向)へ水平移動可能となっている。又、板状体12の所
定部には、この板状体12に挿通した軸線が水平方向の
ピン15,16でもって、第1の平板17が該板状体1
2と直交して設けられる。そしてこの第1の平板17に
対向するように第2の平板18が位置し、この第2の平
板18に挿通した軸線が水平方向の2本のピン19,2
0と、前記ピン15,16との間にそれぞれアーム2
1,22が橋架され、これらの4つの部材17,18,
21,22がリンク機構により変形自在の枠体を構成し
ている。
動させるために、一端をピン15に固定した作用アーム
23が設けられ、又、板状体12は、第1の平板17の
反対側に突出した突出部12aを有し、この突出部12
aと前記作用アーム23のそれぞれの他端部との間にシ
リンダー24が装荷される。前記第2の平板18の反対
側(図面では左側)には適当な中空の部材25を介して吸
引管26が複数個設けられる。27は、部材25を介し
て吸引管26に挿通したエアチューブである。
ー24のピストン軸24aは引き込み位置にあり、各吸
引管26がストック台1上のガラス板2の面に当接して
いる。この状態でエアチューブ27内を減圧することに
より、ガラス板2が吸引管26に吸引される。このガラ
ス板2の吸引時に位置ずれを防止するために、吸引管2
6の先端部にはゴムパッドに代えて硬質のプラスチック
材によるパッドを用いている(図7の吸引管にてRで示
す)。
のピストン軸24aが押し出されると、図4に示したよ
うに、前記のリンク機構の各部材17,18,21,2
2が折り畳まれるようにして変形し、これにより、第2
の平板18が斜め上方へ平行移動し、1枚のガラス板2
が、2枚目のガラス板と表面相互がすり合うことなく持
ち上げられる。その際、吸引管26により持ち上げた1
枚目のガラス板に密着した2枚目のガラス板も同時に持
ち上がることがないように、吸引管26による吸引部間
にてプッシャー等の押動により、ガラス板2を湾曲さ
せ、これにより2枚目のガラス板との間に生じた隙間に
エァーを吹き込む処理がなされる。
11が前進(図中右方向)し、搬送装置31にて軸13を
支点として反時計方向に回動することにより、ガラス板
供給装置11は、図3の11'で示したようにガラス板
2は吊り下げられた(トップハング)状態で搬送装置31
上に位置する。
て、軸13を支点として時計方向に回動され、前方へ移
動されると、図4の11”で示したように、ガラス板2
を吸引管26にて下方から支えた(ボトムサポート)状態
となる。
11'または11”は、その後コンベア部位へ搬送した
後、吸引管26による吸引が解除され、前述とは逆の動
作により、ガラス板供給装置11'または11”は図3
のガラス板供給装置11で示したように、元の待機位置
に戻る。
複数条のベルトコンベア32が設けられると共に、各コ
ンベア32間には、回転駆動される複数のローラー33
(図3、図4では不図示)が設けられており、このローラ
ー33は、その軸線がコンベアの搬送方向に合致し、か
つ、コンベア32の搬送面に対して昇降自在となってい
る。
点では、コンベア32の搬送面よりローラー33が下方
に位置しているため、ガラス板2は、コンベア32によ
りスクライブ装置側(図1では下側)へ移送され、ガラス
板2の先端部がセンサS0で検出されると、コンベア3
2の駆動が停止されると同時に、ローラー33が上昇す
ることにより、このローラー33により、ガラス板2
は、側方(図1では左側)に設けた停止ピンに接触するよ
うに移送され、その後はローラー33は下降し、ガラス
板2は所定位置に載置される。このセンサS0が検知し
た位置が、以降の工程や駆動のNC制御における基準位
置となる。
る。図1のガラススクライバー41において、ブリッジ
をなしている前記X軸カッター部42は、ガラススクラ
イバー41のテーブルQ1上のガラス板2に対してX方
向にスクライブするものであり、43は、Y方向にスク
ライブするY軸カッター部である。X軸カッター部42
の平面詳細図を図5に示している。
ライダー45が移動するガイドレールであり、このガイ
ドレール44は、不図示のモータ駆動により、X方向
(図中左右方向)に平行移動する。45は、カッター46
a(図6に示す)を保持するカッターホルダー46をガイ
ドレール44に沿いY方向に摺動可能に移動させるため
のスライダーである。47は、各スライダー45と一体
にして設けられた吸引管であり、前述の吸引管26と同
じものである。尚、吸引管47は、両側を除く各スライ
ダー45に対してはそのカッターホルダー46のいずれ
かの側に設けらけ、両側のスライダー45においてはそ
のカッターホルダー46の内側に吸引管47が位置して
いる。この構成により、ガラス板2両側縁ぎりぎりにス
クライブすることができる。48は、ガラス切屑を吸引
除去するためのカレット除去装置である。
沿って移動させる機構を図6を併用して説明する。49
は、カッターホルダー46を昇降させるためのシリンダ
である。50は、吸引管47を昇降させるためのシリン
ダであるが、吸引管47の昇降でその軸心の位置ずれが
生じないように、シリンダ50と吸引管47との間にリ
ニアレール50aが設けられ、吸引管47はこのリニア
レール50aをガイドして上下動する。52は、ピスト
ン室51内にて筒方向に摺動自在のピストンであり、そ
の一端(図中右端)にてスプリング53により図中左方向
に付勢され、そのピストン52の他端は、X軸カッター
部42に形成されたスライダー固定面42aに圧接して
いる。この圧接力により、スライダー45はガイドレー
ル44に沿う移動が拘束される。前記シリンダ室51
は、通気孔55により外部に通じている。
けられたエアガン部であり、このエアガン部56はサー
ボモータM2の駆動により、ガイド軸54に沿いY方向
に平行移動すると共に、シリンダ57の駆動により、ガ
イド軸54と直交するX方向(シリンダの軸方向)にも移
動可能となっている。このエアガン部56先端のノズル
56aは、シリンダ57の駆動によるX方向の移動によ
り、前記通気孔55の開口部55aと気密状態に嵌合可
能となっている。
イブピッチの整定について述べる。図6の状態におい
て、シリンダ57を駆動させ、エアガン部56を図中右
方に移動させ、そのノズル56aをスライダー45の開
口部55aに嵌合させ、その後、エアガン部56の他端
よりエアーを供給すると、このエアーが通気孔55を通
ってピストン室51に供給され、これにより、ピストン
52は、スプリング53による付勢に抗して図中右方向
に移動し、その結果、ピストン52の先端部のスライダ
ー固定面42aへの圧接が解除され、スライダー45
は、ガイドレール44に沿って移動自在となる。
タM2の駆動により、ガイド軸54に沿って移動させる
と、このエアガン部56と一体にスライダー45がガイ
ドレール44に沿って移動する。スライダー45を所望
の位置まで移動させれば、次にエアガン部56を後退さ
せ、ノズル56aと開口部55aとの嵌合を解除すれ
ば、シリンダ室51内のエアーが開口部55aを介して
外部に吐出されることにより、ピストン52はスプリン
グ53の付勢により図6中左方へ移動し、その先端部が
再びスライダー固定面42aに圧接することにより、ス
ライダー45のガイドレール44に沿う移動が拘束さ
れ、その位置に固定される。
ノズル56aを別のスライダー45の開口部55aに合
致させることにより、同様にしてそのスライダー45を
所望の位置に移動させることができる。エアガン部56
のガイド軸方向への移動量を予め設定しておくことによ
り、X軸カッター部42におけるスクライブピッチを自
動整定することができる。尚、スクライブ終了後は、前
記の作業設定したスクライブピッチの情報に基づきエア
ガン部56を移動させることにより、すべてのスライダ
ー45が一端側に移動される。
と同じ構成であり(但し吸引管およびカレット除去装置
は持たない)、各スライダーの移動により、Y方向のス
クライブピッチも自動整定される。
43にて各スライダー45の移動により、スクライブピ
ッチを設定した後のガラススクライバー41の動作につ
いて述べる。前述したように、搬送装置31により、ガ
ラス板2の先端部2aは、センサS0で検知された定位
置にあり、この後、NC制御より、X軸カッター部42
を設定位置まで移動させ、この状態で次にX軸カッター
部42の各スライダー45に設けられた吸引管47がシ
リンダ50の駆動により下降され、ガラス板2が各吸引
管47で吸引後持ちあげられ、この状態でX軸カッター
部42がX方向に所定長前進(図6では右方向)すること
により、ガラス板2がテーブルQ1上へ移送される。
又、このX軸カッター部42の移動時にカレット除去装
置48が下降することにより、テーブルQ1上に散在す
るガラス切り屑が吸引され清掃される。この後、吸引管
47を下降し、テーブルQ1に埋め込んだ吸引手段(図6
に示したV)によりガラス板2をテーブルQ1に固定した
後、前記吸引管47による吸引が解除され、吸引管47
は上昇する。
ター46aが下降し、その状態で当該X軸カッター部4
2が後退され、この後退動作時に、カッター46aによ
り、ガラス板2に設定した前記ピッチでもってX方向に
スクライブされる。
ッター部42の吸引管47でガラス板2を保持できるよ
う、搬送装置31により、ガラス板2の先端縁を基準位
置S0から所定量送給され、この後、吸引管47で吸引
固定したガラス板2を、カッター46aと共に送給する
ので、ガラス板2とカッター46aとの相対位置は変化
せず、従って、このX軸カッター部42により、テーブ
ルQ1上に搬送されたガラス板2に対して、ガラス板2
の位置合わせや端縁の検出を行うことなく、直ちにスク
ライブ可能となり、搬送装置31およびガラススクライ
バー41での工程時間を従来のものに比べて短縮でき
る。
がカッター46aより前方に位置しているために、スク
ライブラインは、ガラス板2の辺縁の内側から刻まれる
が(内切りという)、ガラス板2の先端部2aを、矢印P
で示したように、カッター46aより後方に位置させれ
ば、スクライブラインはガラス板の辺縁から刻まれる
(外切りという)。内切りにするか外切りにするかについ
ての選択は、前述した搬送装置31において、ガラス板
2の先端部2aがセンサS0に達した後、またはセンサ
S0の調整後にNC制御指令によって決めることができ
る。
に示した位置)に後退すれば、次にY軸カッター部43
がカッター(不図示)を上昇させた状態でY方向に前進
し、その後退時に下降させた前記カッターにより、Y方
向にスクライブされる。
るガラス横送り装置61について述べる。62は、Xお
よびY方向にスクライブされたテーブルQ1上のガラス
板2を、ガラス横送り装置61のテーブルQ2へ取り込
むためのガラス板取り込み装置であり、両側に配したガ
イドレール63,64に沿ってX方向にガラス板2の最
初のスクライブ線を縦方向ブレーク装置71の所定位置
まで搬送しブレイクする。以降は、前記のY方向のスク
ライブピッチ分つづ平行移動する。その構成を図7に示
している。
管であり、66は、吸引管65を上下動させるためのシ
リンダであり、ここでも、吸引管65の上下動に際して
その軸心のずれが生じないように、吸引管65がリニア
レール67にガイドされ移動する。68はテーブルQ2
のカレット除去装置であり、69はそのカレット除去装
置68を上下動させるためのシリンダである。尚、テー
ブルQ2においてもガラス板2をテーブルQ2へ吸引によ
り固定するための吸引手段Vが設けられる。
よりY方向のスクライブピッチづつ送給されるガラス板
2に対してブレーク(破断)する縦方向ブレーク装置であ
り、この縦方向ブレーク装置71によりY(縦)方向にブ
レークされた1片は、次に位置決めテーブル81上のス
トッパー82にて位置決めされ、そのガラス片は次にガ
ラス取り込み装置83により、搬送方向が変換され、次
段のガラス縦送り装置84へ、X方向のスクライブピッ
チ分づつ送給され、その送給されるガラス片は横方向ブ
レーク部85によってX(横)方向のスクライブラインに
沿ってブレークされる。
供給装置においては、吸引手段にて吸引したガラス板
を、いずれの方向へも回動自在として、ガラス板をトッ
プハングまたはボトムサポートの状態で後段のガラスス
クライバーへ供給するようにしたので、ガラス板の用途
に応じていずれの面に対してもスクライブすることがで
きる。又、前記吸引手段の先端部に設けるパッドに硬質
の部材を用いることにより、この吸引手段による吸引時
にガラス板の位置ずれをなくせる。本発明のガラススク
ライバーによれば、ガラス板をテーブルへ搬送する吸引
手段にカッターを設け、ガラス板の搬送時にカッターも
一体的に移動させるようにしたので、ガラス板をテーブ
ルへ搬送しても、ガラス板とカッターとの相対位置が変
化しないので、テーブル上のガラス板に対して改めて位
置合わせや端縁の検出は不要であり、吸引手段にてガラ
ス板を保持した時点の位置情報でもってカッターにより
スクライブすることができる。この吸引手段に対しても
前例のものと同じものを用い、又、吸引手段を、リニア
レールをガイドとして昇降させることにより、ガラス板
の位置ずれを完全に排除することができる。更には、X
軸カッター部と一体にカレット除去装置を備えることに
より、ガラス板の搬送時に同時にテーブルの清掃が行
え、工程の所要時間を短縮でほきる。又、本発明の自動
位置整定装置では、手段を、スライダーと係合させるこ
とで、スライダーのブリッジへの係止を解除すると共
に、前記手段の移動により、係合しているスライダーを
ブリッジに沿って摺動させ、その後に前記係合を解除す
ることにより、該スライダーを自動的にブリッジに係止
させるようにしたので、比較的簡単な構成で精度よくス
ライダーの位置整定を行うことができる。又、本発明の
ガラス板切断装置によれば、最初にガラス板の位置合わ
せを行った後は、以降の工程へのガラス板の搬送量を正
確に行い、かつその搬送量を把握することにより、以降
の各工程で本来必要となる位置合わせを省略したので工
程全体の所要時間を短縮できる。
図
ッター部の詳細図
断面図
示した側面図
Claims (8)
- 【請求項1】 ストック台上に縦積みにしたガラス板
を、次工程へ1枚づつ供給するためのガラス板供給装置
であって、 水平方向の軸13で軸支され、垂直方向に回動自在の板
状体12と、 前記板状体12を回動させる回動手段と、 前記軸13を前後に平行移動させる移動手段と、 板状体12の所定部に、該板状体12と直交して設けた
第1の平板17と、 第1の平板17と対向するようにして設けた第2の平板
18と、 第1の平板17と第2の平板18とがリンク機構をなす
よう、両平板間に橋架したアーム21,22と、 前記平板17,18及びアーム21,22を変形させる
よう作用するシリンダ24と、 第2の平板の前面所定部に設けた複数個の吸引手段26
とを備え、 吸引手段26にてストック台上のガラス板を吸引し、そ
の後、前記シリンダ24を作用させ、リンク機構の変形
により、第2の平板18と共に吸引していたガラス板を
平行状態で後退させ、そして、ガラス板をトップハング
もしくはボトムサポートで保持するかによって前記回動
手段により、板状体12をいずれかの方向に回動させ、
その後もしくはこれと並行して、前記移動手段によって
後段の装置へガラス板を平行移動させることを特徴とす
るガラス板供給装置。 - 【請求項2】 上記吸引手段26は、吸引管および、該
吸引管先端部に設けた比較的硬質の部材によるパッドか
らなる請求項1記載のガラス板供給装置。 - 【請求項3】 ガラス供給装置等によって供給されたガ
ラス板に対してスクライブするガラススクライバーであ
って、 テーブルQ1上を往復動するX軸カッター部42と、 X軸カッター部42の進行方向に直交する向きに延在
し、かつこのX軸カッター部42と一体的に設けた、ガ
イドレール44に対して摺動自在に設けられた複数個の
スライダー45と、 各スライダー45に設けられ、上下動自在としたカッタ
ー46aを有するカッターホルダー46および吸引手段
47とを備え、 カッターホルダー46を上昇させた状態で吸引手段47
を下降させ、該吸引手段47にてガラス板2の先端縁部
を吸引固定した状態で当該X軸カッター部42を前進さ
せることにより、ガラス板2をテーブルQ1上へ搬送
し、そのガラス板2を固定手段VによってテーブルQ1
に固定し、この後、吸引手段47の吸引を解除してから
上昇させ、そして、カッターホルダー46を下降させて
から当該X軸カッター部42を後退させる時に、カッタ
ー46aによりガラス板2にスクライブすることを特徴
とするガラススクライバー。 - 【請求項4】 上記吸引手段47は、吸引管および、該
吸引管先端部に設けた比較的硬質の部材によるパッドか
らなる請求項3記載のガラススクライバー。 - 【請求項5】上記吸引手段47は、直動システムガイド
にて昇降する請求項3記載のガラススクライバー。 - 【請求項6】 上記カッター46aの前方にてガラス切
り屑を吸引除去するカレット除去装置48を、上記X軸
カッター部42と一体的に設けた請求項3記載のガラス
スクライバー。 - 【請求項7】 請求項3記載のスライダー45を所望の
スクライブピッチデータに従って位置整定する自動位置
整定装置であって、スライダー45に、付勢力により、
該スライダー45をX軸カッター部42に係止させる係
止手段52を備え、 X軸カッター部42もしくは該X軸カッター42と平行
に設けたガイド軸54に沿って移動自在とした、手段5
6を備え、該手段56と所望のスライダー45と係合さ
せることで、該スライダー45のガイドレール44への
係止を解除すると共に、この状態で前記手段56を移動
させることにより、スライダー45を所望の位置へ移動
させることを特徴とする自動位置整定装置。 - 【請求項8】 ストック台にあるガラス板をガラス板供
給装置により1枚づつ搬送装置へ供給し、供給したガラ
ス板に対してガラススクライバーにてスクライブし、そ
してブレーク装置により、前記スクライブしたラインに
沿ってガラス板を破断するガラス板切断装置において、
前記搬送装置により、ガラス板を位置決めセンサで決ま
る基準位置へ位置決めを行なった後、以降の工程へのガ
ラス板の搬送量を把握することにより、以降の各工程で
行うべき位置決めを省略したことを特徴とするガラス板
切断装置。
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Related Child Applications (1)
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