JP2001235734A - 液晶パネルの折割装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚の液晶パネルを、表面無接触で耳
落し、大割及び製品サイズの小割迄の作業を一連のライ
ン上で行なうようにする。 【解決手段】 表面に耳落し用切断線１、大割用切断
線２、小割用切断線３の加工ずみ液晶パネルＡを搬送路
Ｂによって表面無接触の状態で搬送しながら、この搬送
路の途中に設けてある前後二条の第１接割バー１３、１
４、前後二条の第１吸引支持具１６、１７及びその間の
第１突き上げバー１９によって耳落し、大割し、大割し
た大割液晶パネルａを旋回装置Ｃによって９０度旋回
し、その下流の第２折割バー２６、２７、第２吸引支持
具２８、２９その間の第２突き上げバー３０によって耳
落し、小割りする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、液晶ガラスの折
割装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】液晶パネルを製品サイズに分割する従来
技術としては、液晶パネルの表面（コーティングなどの
処理を施こしてある面）にカッタで製品サイズの切断線
を入れた（スライブした）のち、この切断線に沿って手
折り又は同一ステージ上で切断線に折割部材により衝撃
を加えて耳折り及び分断を行なっている。

【０００３】また、切断線を入れる作業と大割とが、切
断線を入れる作業と小割とが別々のステージで行なわれ
ている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記のような折割によ
ると、表面に折割部材を押し当てるので、表面（処理を
施こしてある面）を汚し、或いは傷付けるので、不良品
の発生原因になる。

【０００５】特に、切断線を入れる作業と大割とが、切
断線を入れる作業と小割とが別々のステージで行なわれ
るので、著しい生産性の低下になると共に、ステージへ
の移動などによる取り扱い時にも表面を汚し或いは傷付
けないような注意が必要になる以外に、別ステージの加
工のためスライブに誤差が発生して不良品の発生率が大
きくなり、かつ切断線の加工と折割との管理が大変にな
るなどの問題があった。

【０００６】そこで、この発明は、液晶パネルの表面を
無接触の状態で折割を行なうと共に、大割と小割とが一
連のラインで行なうようにしたことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、表面に耳落し用切断線及び大割用、
小割用切断線の加工ずみ液晶パネルを表面が上側で、か
つ表面を無接触にして間歇走行させるように設けた適宜
の直線搬送路と、この搬送路の上流側に上記液晶パネル
の上側を走行方向に対し直角に横切ると共に、適宜の昇
降手段により単独昇降するように設けた前後二本の第１
折割バーと、この両第１折割バーの下側に適宜の昇降手
段により単独、同時に昇降して上記液晶パネルの裏面を
吸引するように設けた前後二列の第１吸引支持具と、こ
の第１吸引支持具の間に適宜の昇降手段により昇降する
ように設けた第１突き上げバーと、上記搬送路の中途に
表面を無接触にして大割液晶パネルを平面上で９０度旋
回させるように設けた旋回装置と、上記搬送路の下流側
に上記大割液晶パネルの上側を走行方向に対して直角に
横切ると共に、適宜の昇降手段により単独昇降するよう
に設けた前後二本の第２折割バーと、この両第２折割バ
ーの下側に適宜の昇降手段により単独、同時に昇降して
上記液晶パネルの裏面を吸引するように設けた前後二列
の第２吸引支持具と、この第２吸引支持具の間に適宜の
昇降手段により昇降するように設けた第２突き上げバー
とからなる構成を採用する。

【０００８】また、表面に耳落し用の切断線及び大割
用、小割用切断線の加工ずみ液晶パネルを表面が上側
で、かつ表面を無接触にして間歇走行させるように設け
た第１搬送路と、この第１搬送路の下流側に上記液晶パ
ネルの上側を走行方向に対し直角に横切ると共に、適宜
の昇降手段より単独昇降するように設けた前後二本の第
１折割バーと、この両第１折割バーの下側に適宜の昇降
手段により単独、同時昇降して上記液晶パネルの裏面を
吸引するように設けた前後二列の第１吸引装置と、この
第１吸引装置の間に適宜の昇降手段により昇降するよう
に設けた第１突き上げバーと、上記第１搬送路からの大
割液晶パネルを表面無接触にして荷受けすると共に、荷
受けした大割液晶パネルを荷受け方向に対し９０度の方
向に搬出するように設けた第２搬送路と、この第２搬送
路の中途に上記大割パネルの上側を走行方向に対し直角
に横切ると共に、適宜の昇降手段により単独昇降するよ
うに設けた前後二本の第２折割バーと、この両第２折割
バーの下側に適宜の昇降手段により単独、同時昇降する
ように設けた前後二列の第２吸引支持具と、この第２吸
引支持具の間に適宜の昇降手段により昇降するように設
けた第２突き上げバーとからなる構成を採用する。

【０００９】さらに、前記搬送路の耳縁落下部分を、耳
縁落下に際し下方に適宜の退避手段により退避するよう
にした構成や、前記第１搬送路及び第２搬送路の耳縁落
下部分を、耳縁落下に際し下方に適宜の退避手段により
退避するようにした構成を採用することもある。

【００１０】

【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を添付図面
に基づいて説明する。

【００１１】この発明の第１の実施形態では、図１及び
図２に示すように、液晶パネルＡの表面（コーティン
グ）などの処理を施こしてある加工面には、耳落し用切
断線１と、大割用切断線２と、小割用切断線３とが前も
って（別途Ｘ軸、Ｙ軸方向などに走行するカッタを有す
る切断機により）加工してある。

【００１２】上記の切断線の加工ずみ液晶パネルＡは、
表面を上側で、かつ表面を無接触にして適宜の直線搬送
路Ｂによって間歇走行させるようになっている。

【００１３】上記の直線搬送路Ｂとしては、図示の場合
ローラコンベヤ１１を（例えば複数条並べた）便用した
が、吸引方式のベルトコンベヤや走行吸盤などを用いて
搬送することもある。

【００１４】また、直線搬送路Ｂの上流側には、液晶パ
ネルＡの上側を走行方向に対して直角に横切ると共に、
適宜の昇降手段１２により単独に昇降する前後二本の水
平な姿勢の第１折割バー１３、１４が設けてある。

【００１５】さらに、両第１折割バー１３、１４の下側
には、適宜の昇降手段１５により単独、同時に昇降して
液晶パネルＡの裏面を吸引する前後二条の第１吸引支持
具１６、１７が設けてある。

【００１６】また、両第１吸引支持具１６、１７の間に
は、適宜の昇降手段１８により昇降すると共に、上昇に
ともない液晶パネルＡの裏面を突き上げる第１突き上げ
バー１９が設けてある。

【００１７】さらに、搬送路Ｂの途中には、大割液晶パ
ネルａを平面上で９０度旋回させる旋回装置Ｃが設けて
ある。

【００１８】上記の旋回装置Ｃは、図示の場合モーター
２１の運転によって９０度回転する回転座２２と、この
回転座２２の上面等分位置（図示の場合四等分位置）に
支持させたシリンダ２３と、このシリンダ２３のピスト
ンロッドの上向き先端に設けた吸盤２４とで構成し、旋
回装置Ｃの直上に搬送され、かつ例えば出没爪の上昇
（図示省略）によって定位置に大割液晶パネルａが停止
すると、シリンダ２３の伸長作用によって大割液晶パネ
ルａの裏面に吸盤２４を当接し、次いで接続ホースなど
の通路（図示省略）を介し吸盤２４内を吸引して大割液
晶パネルａの裏面を吸引し、然るのち、モーター２１の
運転により旋回座２２を９０度回転させながら共に吸着
された大割液晶パネルａを９０度旋回させるようにした
が、その他の方法で（大割液晶パネルａのに表面を無接
触にして）行なうこともある。

【００１９】なお、大割液晶パネルａの旋回後に吸盤２
４による吸着を解除すると共に、シリンダ２３を収縮作
用させる。

【００２０】また、搬送路Ａの下流（旋回装置Ｃの前
方）には、第１折割バー１３、１４と同様（同条件の）
の昇降手段１２によって昇降する第２折割バー２６、２
７が、第１吸引支持具１６、１７と同様（同条件の）の
昇降手段１５によって昇降する第２吸引支持具２８、２
９が、第１突き上げバー１８と同様（同条件の）の昇降
手段１８によって昇降する第２突き上げバー３０がそれ
ぞれ設けてある。

【００２１】上述の昇降手段１２、１５、１８には、図
示の場合シリンダを用いたが、その他の例えばクランク
機構などを用いることもあり、上述の第１吸引支持具１
６、１７及び第２吸引支持具２８、２９は、図示の場合
走行方向に対し直角に交差する線上に多数個の吸盤を並
べたが、その他の方法で吸引することもある。

【００２２】勿論、各吸盤（図示の場合）に吸引通路を
接続して、吸着に際し吸引し、吸引解除によって吸着を
解くようになっている。

【００２３】次に、上記構成の液晶パネルの折割装置を
用いた折割方法を説明する。

【００２４】搬送路Ｂ上に供給した液晶パネルＡを間歇
搬送して、走行方向側の第１折割バー１３の下に液晶パ
ネルＡの前耳（走行方向側の辺縁）を停止させる。

【００２５】停止手段は、例えば数値制御や、下方から
上昇する停止爪（図示省略）に液晶パネルＡの走行方向
側辺縁を当接するなどの方法で行なう。

【００２６】このとき、図３に示すように走行方向側の
第１折割バー１３の若干手前に走行方向端側の耳落し切
断線１を位置させる。

【００２７】次に、昇降手段１５によって走行方向の反
対側第１吸引支持具１７を上昇させながら、図３に示す
ように液晶パネルＡの裏面を吸引支持する。

【００２８】また、昇降手段１８によって第１突き上げ
バー１９を上昇させながら、液晶パネルＡの裏面に第１
突き上げバー１９の上面を当接する。その際、第１突き
上げバー１９の上面走行方向側の辺縁が（図４参照）耳
落し切断線１に合致するようにする。

【００２９】しかして、昇降手段１２によって走行方向
側の第１折割バー１３を降下する。すると、耳縁の上面
に当接する第１折割バー１３により（図４に示すよう
に）耳縁が折割される。

【００３０】その際、図３及び図４に示すように第１折
割バー１３、１４間に吸引ノズル３３を設けておくと、
折割時の粉末を吸引して、粉末の飛散をなくすることが
できる。

【００３１】耳落し終了後に昇降手段１２により走行方
向の第１折割バー１３を上昇させ、また昇降手段１５に
よって吸引解除の第１吸引手段１７を降下させる。

【００３２】次いで、搬送路Ａによって液晶パネルＡを
間隔走行させて、図５に示すように第１突き上げバー１
９の直上に大割切断線２が位置するよう液晶パネルＡを
前進させる。

【００３３】その後に、昇降手段１５、１５によって第
１吸引支持具１６、１７を上昇させて、液晶パネルＡの
裏面に第１吸引支持具１６、１７を押し当てたのち、昇
降手段１８によって第１突き上げバー１９を上昇させ
る。

【００３４】すると、第１突き上げバー１９によって液
晶パネルＡの大割切断線２の裏面を突き上げるので、図
６に示すように液晶パネルＡを折割し、大割液晶パネル
ａを得る。

【００３５】その後に、吸引の解除した第１吸引支持具
１６、１７を昇降手段１５、１５によって降下させ、ま
た昇降手段１８によって第１突き上げバー１９を降下さ
せたのち、搬送路Ｂによって大割液晶パネルａ及び液晶
パネルＡを搬送する。

【００３６】上記の繰り返しによって順次大割切断線２
を折割する。

【００３７】しかして、図７に示すように、走行方向の
反対側の第１折割バー１４の前方に走行方向の反対側の
耳落し切断線１が到達するように液晶パネルＡの搬送が
終ると、まず昇降装置１５によって走行方向側の第１吸
引支持具１６を上昇させて液晶パネルＡの裏面耳落し切
断線１の前側を吸引支持し、また、図８に示すように昇
降装置１８により第１突き上げバー１９を上昇させて、
液晶パネルＡの裏面耳落し切断線１の前側に第１突き上
げバー１９の上面を押し付ける。

【００３８】その後に昇降手段１２により走行方向の反
対側の第１折割バー１４を降下させて、耳縁を折割す
る。

【００３９】大割された大割液晶パネルａを前方の旋回
装置Ｃに搬入すると、旋回装置Ｃによって９０度旋回さ
せて、走行方向の前後に耳落し切断線１、１を位置させ
る。

【００４０】そして、搬送路Ａによって前方の第２折割
バー２６の直下に大割液晶パネルａの走行方向側の耳縁
が到達すると、前述の図４及び図５と同様に昇降手段１
５により上昇させた走行方向の反対側第２吸引支持具２
９により大割液晶パネルａの耳落し切断線１の手前側裏
面を吸引支持し、次いで昇降手段１２により走行方向側
の第２折割バー２６を降下させて耳縁を折割する。

【００４１】その後に、第２突き上げバー３０の直上に
大割液晶パネルａの小割切断線３が到達すると、前述の
図５及び図６と同様に昇降手段１５により上昇させた第
２吸引支持具２８、２９により大割液晶パネルａの裏面
小割切断線３を挟む前後を吸引支持し、次いで昇降手段
１８により第２突き上げバー３０を上昇させて小割切断
線３を折割って前方に製品サイズの小割液晶パネルａ’
を得る。

【００４２】しかして、第２突き上げバー３０の直下に
大割液晶パネルａの走行方向の反対側の耳落し切断線１
が到達すると、前述の図７及び図８と同様に昇降手段１
５により上昇させた走行方向の反対側第２吸引支持具２
８により大割液晶パネルａの裏面の耳落し切断線１の前
方を吸引支持し、次いで昇降手段１８に第２突き上げバ
ー３０を上昇させて大割液晶パネルａの裏面に第２突き
上げバー３０を押し当て、その後に昇降手段１２により
第２折割バー２７を降下させて耳縁を折割って製品サイ
ズの小割液晶パネルａ’を得る。

【００４３】すると、図９に示すように、一枚の液晶パ
ネルＡを、前側の耳縁落し、大割液晶パネルａを得るた
めの大割、後側の耳縁落し、９０度旋回によって走行
（搬送）方向の前後に耳縁が位置する方向転換、前側の
耳縁落し、製品サイズの小割液晶パネルａ’を得るため
折割及び後側の耳縁落しが一連の直進ラインで行なうこ
とができる。

【００４４】この発明の第２の実施形態では、図１０に
示すように第１の実施形態の搬送路Ｂの耳縁落し部分に
は、耳縁落しに際し下方に退避手段４１により退避させ
て搬送路Ｂ上に折割った耳縁が残らないようにしてあ
る。

【００４５】上記の退避手段４１は、図示の場合、搬送
路Ｂを構成するローラ１１の複数本を軸承するフレーム
４２をヒンジ４３を介し起伏自在に設け、このフレーム
４２をシリンダ４４の伸長、収縮作用によって水平な位
置から下方に起伏傾動させるように構成してある。

【００４６】すると、耳縁落しの際に搬送路Ｂ上に折割
した耳縁が残らず、受箱４５に落下する。

【００４７】上記の退避手段４１は液晶パネルＡ及び大
割パネルａの耳縁落しの部分に設ける。

【００４８】この発明の第３の実施形態では、図１１及
び図１２に示すように、第１の実施形態と同様に、耳落
し用切断線１と、大割用切断線２と、小割用切断線３と
が前もって加工してある表面を上側にして液晶パネルＡ
を搬送する第１搬送路５１には、第１実施の実施形態と
同様の、走行方向側の耳落しをする折割、液晶パネルＡ
の途中を大割する折割、走行方向の反対側の耳落しの折
割をするための昇降手段１２により昇降する第１折割バ
ー１３、１４及び昇降手段１２により昇降する第１吸引
支持具１６、１７並びに第１吸引支持具１６、１７間に
配置した昇降手段１８付の第１突き上げバー１９が設け
てある。

【００４９】また、第１搬送路５１の下流に到達した大
割液晶パネルａは、両側に残る耳縁が前後になるように
して第１搬送路５１の一側から側方にのびる（平面Ｌ形
に）第２搬送路５２に乗り移り手段５３を介し移送され
る。

【００５０】上記の乗り移り装置５３は、図示の場合第
１搬送路５１の他側に設けたシリンダ５４と、このシリ
ンダ５４のピストンロッドの先端に設けた突き板５５と
で構成し、第１搬送路５１の下流にストッパ５６により
大割液晶パネルａが停止すると、シリンダ５４の伸長作
用により大割液晶パネルａの一側の耳縁に突板５５を当
接させ、第２搬送路５２に大割液晶パネルａを乗り移ら
せるようにしたが、その他の手段で表面を無接触にして
乗り移らせることもある。

【００５１】なお、液晶パネルＡ、大割液晶パネルａを
表面無接触にして搬送する第１搬送路５１、第２搬送路
５２は、第１の実施形態と同様につき説明を省略する。

【００５２】上記の第２搬送路５２には、大割液晶パネ
ルａの走行方向の耳落しの折割、小割、走行方向の反対
側耳落しの折割をするための、昇降手段１２により昇降
する第２折割バー２６、２７、昇降手段１５に昇降する
第２吸引支持具２８、２９、第２吸引支持具２８、２９
間に配置した昇降手段１８付の第２突き上げバー３０が
設けてある。

【００５３】上記の昇降手段１２付の第１折割バー１
３、１４及び第２折割バー２６、２７、昇降手段１５付
の第１吸引支持具１６、１７及び第２吸引支持具２８、
２９、昇降手段１８付の第１突き上げバー１９及び第２
突き上げバー３０の構成は、第１の実施形態と同様につ
き、折割方法は、第１の実施形態と同様につき説明を省
略する。

【００５４】すると、図１３に示すように、供給液晶パ
ネルＡは、平面Ｌ形のライン上で耳落し、大割、耳落し
と、耳落し、小割、耳落しがパネルの表面を無接触にし
て行なうこうができる。

【００５５】この発明の第４の実施形態では、第１搬送
路５１と第２搬送路５２の耳縁落し部分には、耳落しに
際し下方に退避手段により第１搬送路５１、第２搬送路
５２の下部を下方に退避させて搬送路上に折割した耳縁
が残らないようにしてある。

【００５６】上記の退避手段は、第２の実施形態と同様
につき説明を省略する。

【００５７】

【発明の効果】この発明の液晶パネルの折割装置は、以
上のように構成してあるので、表面に耳落し用切断線、
大割用切断線、小割用切断の加工ずみ液晶パネルを供給
すると、耳落しの折割、大割、耳落しの折割、製品サイ
ズの小割を順次行なうと共に、表面無接触で搬送、折割
の各作業を行なうので、製品の表面汚れなどによる不良
品の発生がない。

【００５８】特に、前処理で耳落しの切断線と大割及び
小割の切断線の加工ずみ一枚の液晶パネルを供給するの
で、従来のように切断線を入れる作業と大割とが、切断
線を入れる作業と小割とが別々のステージで行なわれる
ためのスライブに誤差が発生して不良品になる発生率の
増加並びに切断線の加工と折割との管理が大変になる不
都合をなくすることもできる。

【００５９】また、上記の折割りを直線やＬ形のライン
で連続して行なうので、生産性が著しく向上する。

【００６０】さらに、搬送路や第１、第２搬送路の耳落
し折割部分に、耳落しの折割の際退避手段により搬送路
の一部を下方に退避させるようにしてあるので、折割し
た耳縁の落下がスムーズになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１の実施形態を示す平面図

【図２】同側面図

【図３】走行方向側の耳縁落しを示す拡大側面図

【図４】耳縁を落した状態の拡大側面図

【図５】大割を示す拡大側面図

【図６】大割した状態の拡大側面図

【図７】走行方向の反対側の耳落しを示す拡大側面図

【図８】耳縁を落した状態の拡大側面図

【図９】工程を示す平面図

【図１０】第２、第４の実施形態の要部を示す拡大側面
図

【図１１】第３の実施形態を示す平面図

【図１２】同側面図

【図１３】工程を示す平面図

【符号の説明】

Ａ 液晶パネル ａ 大割液晶パネル ａ’ 小割液晶パネル Ｂ 搬送路 Ｃ 旋回装置 １ 耳落し用切断線 ２ 大割用切断線 ３ 小割用切断線 １１ ローラコンベヤ １２ 昇降手段 １３、１４ 第１折割バー １５ 昇降手段 １６、１７ 第１吸引支持具 １８ 昇降手段 １９ 第１突き上げバー ２１ モーター ２２ 回転座 ２３ シリンダ ２４ 吸盤 ２６、２７ 第２折割バー ２８、２９ 第２吸引支持具 ３０ 第２突き上げバー ４１ 退避手段 ４２ フレーム ４３ ヒンジ ４４ シリンダ ５１ 第１搬送路 ５２ 第２搬送路 ５３ 乗り移り手段 ５４ シリンダ ５５ 突き板

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面に耳落し用切断線及び大割用、小割
   用切断線の加工ずみ液晶パネルを表面が上側で、かつ表
   面を無接触にして間歇走行させるように設けた適宜の直
   線搬送路と、この搬送路の上流側に上記液晶パネルの上
   側を走行方向に対し直角に横切ると共に、適宜の昇降手
   段により単独昇降するように設けた前後二本の第１折割
   バーと、この両第１折割バーの下側に適宜の昇降手段に
   より単独、同時に昇降して上記液晶パネルの裏面を吸引
   するように設けた前後二列の第１吸引支持具と、この第
   １吸引支持具の間に適宜の昇降手段により昇降するよう
   に設けた第１突き上げバーと、上記搬送路の中途に表面
   を無接触にして大割液晶パネルを平面上で９０度旋回さ
   せるように設けた旋回装置と、上記搬送路の下流側に上
   記大割液晶パネルの上側を走行方向に対して直角に横切
   ると共に、適宜の昇降手段により単独昇降するように設
   けた前後二本の第２折割バーと、この両第２折割バーの
   下側に適宜の昇降手段により単独、同時に昇降して上記
   液晶パネルの裏面を吸引するように設けた前後二列の第
   ２吸引支持具と、この第２吸引支持具の間に適宜の昇降
   手段により昇降するように設けた第２突き上げバーとか
   らなる液晶パネルの折割装置。
2. 【請求項２】 前記搬送路の耳縁落下部分を、耳縁落下
   に際し下方に適宜の退避手段により退避するようにした
   ことを特徴とする請求項１に記載の液晶パネルの折割装
   置。
3. 【請求項３】 表面に耳落し用の切断線及び大割用、小
   割用切断線の加工ずみ液晶パネルを表面が上側で、かつ
   表面を無接触にして間歇走行させるように設けた第１搬
   送路と、この第１搬送路の下流側に上記液晶パネルの上
   側を走行方向に対し直角に横切ると共に、適宜の昇降手
   段より単独昇降するように設けた前後二本の第１折割バ
   ーと、この両第１折割バーの下側に適宜の昇降手段によ
   り単独、同時昇降して上記液晶パネルの裏面を吸引する
   ように設けた前後二列の第１吸引装置と、この第１吸引
   装置の間に適宜の昇降手段により昇降するように設けた
   第１突き上げバーと、上記第１搬送路からの大割液晶パ
   ネルを表面無接触にして荷受けすると共に、荷受けした
   大割液晶パネルを荷受け方向に対し９０度の方向に搬出
   するように設けた第２搬送路と、この第２搬送路の中途
   に上記大割パネルの上側を走行方向に対し直角に横切る
   と共に、適宜の昇降手段により単独昇降するように設け
   た前後二本の第２折割バーと、この両第２折割バーの下
   側に適宜の昇降手段により単独、同時昇降するように設
   けた前後二列の第２吸引支持具と、この第２吸引支持具
   の間に適宜の昇降手段により昇降するように設けた第２
   突き上げバーとからなる液晶パネルの折割装置。
4. 【請求項４】 前記第１搬送路及び第２搬送路の耳縁落
   下部分を、耳縁落下に際し下方に適宜の退避手段により
   退避するようにしたことを特徴とする請求項３に記載の
   液晶パネルの折割装置。