JPH09290948A - カットシートのセンタリング機能を備えた供給装置 - Google Patents
カットシートのセンタリング機能を備えた供給装置Info
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- JPH09290948A JPH09290948A JP13089296A JP13089296A JPH09290948A JP H09290948 A JPH09290948 A JP H09290948A JP 13089296 A JP13089296 A JP 13089296A JP 13089296 A JP13089296 A JP 13089296A JP H09290948 A JPH09290948 A JP H09290948A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 供給位置におけるカットシートのセット作業
を改善すると共に、簡素な構造で取り扱いの容易なセン
タリング機能を有する装置を提供すること。 【解決手段】 吸着盤が昇降手段により下降してパレッ
ト上に積み重ねたカットシートを吸着して元の位置まで
上昇すると、Ｙ方向センタリング機構の第１シリンダ手
段（又はモータ手段）が作動して基準片を内方に突出さ
せ、ついで、第２シリンダ手段（又はモータ手段）によ
りカットシートを押して基準片に突き当て、Ｙ方向のセ
ンタリングを行う。次に、Ｘ方向センタリング機構が作
動して吸着ヘッドを供給と反対方向又は供給方向に移動
させ、センサーによりカットシートの後端又は前端を検
知してＸ方向センタリング機構の作動を停止させる。こ
れにより、カットシートをＸ、Ｙ方向共にセンタリング
が行われるように構成した。
を改善すると共に、簡素な構造で取り扱いの容易なセン
タリング機能を有する装置を提供すること。 【解決手段】 吸着盤が昇降手段により下降してパレッ
ト上に積み重ねたカットシートを吸着して元の位置まで
上昇すると、Ｙ方向センタリング機構の第１シリンダ手
段（又はモータ手段）が作動して基準片を内方に突出さ
せ、ついで、第２シリンダ手段（又はモータ手段）によ
りカットシートを押して基準片に突き当て、Ｙ方向のセ
ンタリングを行う。次に、Ｘ方向センタリング機構が作
動して吸着ヘッドを供給と反対方向又は供給方向に移動
させ、センサーによりカットシートの後端又は前端を検
知してＸ方向センタリング機構の作動を停止させる。こ
れにより、カットシートをＸ、Ｙ方向共にセンタリング
が行われるように構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂シートの成形
装置に用いられるカットシートのセンタリング機能を備
えた供給装置に関する。
装置に用いられるカットシートのセンタリング機能を備
えた供給装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の供給装置においては、カットシー
トの大きさに合わせて該シートの位置決めを行うガイド
バーを設けたシート供給台に、パレット上に積み重ねら
れたカットシートを手作業により積み替えていた。ま
た、該シートを吸着し成形装置のシートクランプ機構に
対してセンタリングを行う装置は、複雑な構造とされて
いた。
トの大きさに合わせて該シートの位置決めを行うガイド
バーを設けたシート供給台に、パレット上に積み重ねら
れたカットシートを手作業により積み替えていた。ま
た、該シートを吸着し成形装置のシートクランプ機構に
対してセンタリングを行う装置は、複雑な構造とされて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置ではカット
シートをシート供給台に一々手作業で積み替えなければ
ならなかったので、その作業は煩わしく時間が掛かり、
大きな負担となっていた。また、センタリングを行う装
置については、簡素な構造で取り扱いの容易なものが要
望されていた。
シートをシート供給台に一々手作業で積み替えなければ
ならなかったので、その作業は煩わしく時間が掛かり、
大きな負担となっていた。また、センタリングを行う装
置については、簡素な構造で取り扱いの容易なものが要
望されていた。
【０００４】この発明の目的は、供給位置におけるカッ
トシートのセット作業を改善すると共に、簡素な構造で
取り扱いの容易なセンタリング機能を有する装置を提供
することにある。
トシートのセット作業を改善すると共に、簡素な構造で
取り扱いの容易なセンタリング機能を有する装置を提供
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項１に記載の発明は、パレット上に積み重ねられ
たカットシートを成形装置に供給する位置に送って載置
するローラコンベヤと、フレームに取り付けた昇降手段
に、前後左右に移動自在な吊持部材を介して設けられた
吸着ヘッドと、該吸着ヘッドの下面に取り付けて前記カ
ットシートに対応させた複数個の吸着盤を設けた吸着手
段と、成形装置のカットシートを掴着して搬送するクラ
ンプチェンを設けたクランプレールの一方に、カットシ
ートの供給方向と直交する幅方向を規制する基準片を設
けた第１シリンダ手段又はモータ駆動手段を設け、前記
クランプレールの他方に、カットシートを前記基準片に
突き当てる第２シリンダ手段又はモータ駆動手段とを設
けたＹ方向センタリング機構と、カットシートの供給方
向で該シートの中心から偏った位置にある前記吸着ヘッ
ドを供給と反対方向又は供給方向に移動させるＸ方向セ
ンタリング機構と、カットシートの供給方向に設置され
て該シートの後端又は前端を検知して前記Ｘ方向センタ
リング機構に停止信号を発するセンサーとを備えたこと
を特徴とする。
に請求項１に記載の発明は、パレット上に積み重ねられ
たカットシートを成形装置に供給する位置に送って載置
するローラコンベヤと、フレームに取り付けた昇降手段
に、前後左右に移動自在な吊持部材を介して設けられた
吸着ヘッドと、該吸着ヘッドの下面に取り付けて前記カ
ットシートに対応させた複数個の吸着盤を設けた吸着手
段と、成形装置のカットシートを掴着して搬送するクラ
ンプチェンを設けたクランプレールの一方に、カットシ
ートの供給方向と直交する幅方向を規制する基準片を設
けた第１シリンダ手段又はモータ駆動手段を設け、前記
クランプレールの他方に、カットシートを前記基準片に
突き当てる第２シリンダ手段又はモータ駆動手段とを設
けたＹ方向センタリング機構と、カットシートの供給方
向で該シートの中心から偏った位置にある前記吸着ヘッ
ドを供給と反対方向又は供給方向に移動させるＸ方向セ
ンタリング機構と、カットシートの供給方向に設置され
て該シートの後端又は前端を検知して前記Ｘ方向センタ
リング機構に停止信号を発するセンサーとを備えたこと
を特徴とする。
【０００６】請求項１に記載の発明において、前記吸着
手段は吸着盤を上下動可能とするエヤーシリンダ機構又
はモータ駆動手段を備えていることが好ましい。
手段は吸着盤を上下動可能とするエヤーシリンダ機構又
はモータ駆動手段を備えていることが好ましい。
【０００７】
【発明の作用及び効果】まず、パレット上に積み重ねら
れたカットシートを、吸着ヘッドに対してシートの供給
方向で該シートの供給中心から偏った位置にセットす
る。そのセット状態において、吸着盤が昇降手段により
下降してカットシートを吸着し、元のセンタリング位置
まで上昇すると、Ｙ方向センタリング機構の第１シリン
ダ手段(又はモータ駆動手段)が作動して基準片を内方に
突出させる。ついで、カットシートは第２シリンダ手段
(又はモータ駆動手段)により押されてその側縁が基準片
に突き当てられ、その状態が保持されてＹ方向のセンタ
リングが行われる。
れたカットシートを、吸着ヘッドに対してシートの供給
方向で該シートの供給中心から偏った位置にセットす
る。そのセット状態において、吸着盤が昇降手段により
下降してカットシートを吸着し、元のセンタリング位置
まで上昇すると、Ｙ方向センタリング機構の第１シリン
ダ手段(又はモータ駆動手段)が作動して基準片を内方に
突出させる。ついで、カットシートは第２シリンダ手段
(又はモータ駆動手段)により押されてその側縁が基準片
に突き当てられ、その状態が保持されてＹ方向のセンタ
リングが行われる。
【０００８】次に、Ｘ方向センタリング機構が作動して
吸着ヘッドを供給と反対方向又は供給方向に移動させ、
カットシートのＸ方向長さの１/２の位置に調節設定さ
れたセンサーによりカットシートの後端又は前端が検知
されると、Ｘ方向センタリング機構の作動が停止する。
これにより供給方向の基準位置に吸着ヘッドの中心が一
致してＸ方向のセンタリングが終了し、カットシートは
Ｘ、Ｙ方向共にセンタリングがされた状態に保持され
る。その状態で、カットシートが別途クランプ装置によ
りクランプチェンに掴着されると、エヤーシリンダ機構
(又はモータ駆動手段)が作動して、吸着盤はカットシー
トから上方に離れる。
吸着ヘッドを供給と反対方向又は供給方向に移動させ、
カットシートのＸ方向長さの１/２の位置に調節設定さ
れたセンサーによりカットシートの後端又は前端が検知
されると、Ｘ方向センタリング機構の作動が停止する。
これにより供給方向の基準位置に吸着ヘッドの中心が一
致してＸ方向のセンタリングが終了し、カットシートは
Ｘ、Ｙ方向共にセンタリングがされた状態に保持され
る。その状態で、カットシートが別途クランプ装置によ
りクランプチェンに掴着されると、エヤーシリンダ機構
(又はモータ駆動手段)が作動して、吸着盤はカットシー
トから上方に離れる。
【０００９】しかして、この供給装置によれば、カット
シートをパレットに載せたままローラコンベヤ上にセッ
トすることができるので、セット作業が軽労働となり、
短時間で容易に行える。加えて、センタリング機構は簡
素な構成であるので取り扱いが容易で、カットシートの
サイズ変更についても迅速に対処し得るという利点があ
る。
シートをパレットに載せたままローラコンベヤ上にセッ
トすることができるので、セット作業が軽労働となり、
短時間で容易に行える。加えて、センタリング機構は簡
素な構成であるので取り扱いが容易で、カットシートの
サイズ変更についても迅速に対処し得るという利点があ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を
図面に基づいて説明する。図１は供給装置の正面図、図
２は同側面図、図３は吸着ヘッド及び吸着手段部分の斜
視図、図４、５はＹ方向のセンタリングの説明図、図
６、７はＸ方向のセンタリングの説明図である。
図面に基づいて説明する。図１は供給装置の正面図、図
２は同側面図、図３は吸着ヘッド及び吸着手段部分の斜
視図、図４、５はＹ方向のセンタリングの説明図、図
６、７はＸ方向のセンタリングの説明図である。
【００１１】図において、１は厚さ１〜４.５ｍｍ程度
の樹脂材料からなるカットシートｓを成形装置（図示せ
ず）に供給搬送する方向（Ｘ方向）と直交する方向（Ｙ
方向）に設置されたローラコンベヤであり、２、２はカ
ットシートｓのＸ方向の供給中心Ｃを後記吸着ヘッドの
中心に対して偏った位置Ｅにセットするため、パレット
ｐを案内するガイドレールである。３、３はカットシー
トｓをＹ方向のほぼ中心位置にセットするため、パレッ
トｐの前後に固定されるストッパーピンであり、該ピン
はローラコンベヤ１の機台に抜き差し自在とされ、パレ
ットｐの大きさに対応してその位置を調節するように設
けられている。
の樹脂材料からなるカットシートｓを成形装置（図示せ
ず）に供給搬送する方向（Ｘ方向）と直交する方向（Ｙ
方向）に設置されたローラコンベヤであり、２、２はカ
ットシートｓのＸ方向の供給中心Ｃを後記吸着ヘッドの
中心に対して偏った位置Ｅにセットするため、パレット
ｐを案内するガイドレールである。３、３はカットシー
トｓをＹ方向のほぼ中心位置にセットするため、パレッ
トｐの前後に固定されるストッパーピンであり、該ピン
はローラコンベヤ１の機台に抜き差し自在とされ、パレ
ットｐの大きさに対応してその位置を調節するように設
けられている。
【００１２】成形装置のフレームｆ上に設けた架台１０
に、昇降手段であるエヤーシリンダ１１と、ガイドバー
１３、１３を摺動可能に嵌めたホルダー１２、１２とを
縦向きに取り付ける。そのガイドバー１３、１３の下端
にはベース１４を固定し、該ベース１４に前記エヤーシ
リンダ１１のロツド１１ａの先端を取り付ける。なお、
上記昇降手段はサーボモータ等の電動モータによるねじ
送り機構であって、該ねじ送り機構により前記ベースを
上下に移動するように構成することもできる。
に、昇降手段であるエヤーシリンダ１１と、ガイドバー
１３、１３を摺動可能に嵌めたホルダー１２、１２とを
縦向きに取り付ける。そのガイドバー１３、１３の下端
にはベース１４を固定し、該ベース１４に前記エヤーシ
リンダ１１のロツド１１ａの先端を取り付ける。なお、
上記昇降手段はサーボモータ等の電動モータによるねじ
送り機構であって、該ねじ送り機構により前記ベースを
上下に移動するように構成することもできる。
【００１３】図１、３に示すように、前記ベース１４の
下面には、前後左右に移動自在とする自在継ぎ手１５等
を用いた４個の吊持部材１６を垂設し、該吊持部材１６
にブロック状の吸着ヘッド１７を固定する。その吊持部
材１６は、チェンやロープ等とすることもできる。吸着
ヘッド１７の両側面１８に突設した横杆１９、１９に、
Ｘ方向に配置された２列の支持杆２０、２０を夫々固定
する。２１は各支持杆２０、２０の下面に真空作用によ
りカットシートｓを吸着する吸着盤２２を該シートｓに
対応させて３カ所に設けた吸着手段であって、各吸着盤
２２はエヤーシリンダ機構２３により上下に移動可能に
設けられている。
下面には、前後左右に移動自在とする自在継ぎ手１５等
を用いた４個の吊持部材１６を垂設し、該吊持部材１６
にブロック状の吸着ヘッド１７を固定する。その吊持部
材１６は、チェンやロープ等とすることもできる。吸着
ヘッド１７の両側面１８に突設した横杆１９、１９に、
Ｘ方向に配置された２列の支持杆２０、２０を夫々固定
する。２１は各支持杆２０、２０の下面に真空作用によ
りカットシートｓを吸着する吸着盤２２を該シートｓに
対応させて３カ所に設けた吸着手段であって、各吸着盤
２２はエヤーシリンダ機構２３により上下に移動可能に
設けられている。
【００１４】図２に示すように、成形装置のカットシー
トｓを掴着して搬送するクランプチェンを設けた公知の
クランプレールｒの一方の外側ｒ1に設けたブラケット
２６に、Ｙ方向を規制する基準片２８をロッド２７ａに
設けたエヤーシリンダからなる第１シリンダ手段２７を
適宜間隔を置いて取り付ける。同様に、前記クランプレ
ールｒの他方の外側ｒ2に設けたブラケット２９に、カ
ットシートｓを前記基準片２８に突き当てる押し片３１
をロッド３０ａに設けたエヤーシリンダからなる第２シ
リンダ手段３０が、適宜間隔を置いて取り付けられてい
る。第２シリンダ手段３０のエヤーシリンダは、第１シ
リンダ手段２７のものより小型とし、押圧されるカット
シートｓを変形させないように出力を設定する。かかる
第１シリンダ手段２７と第２シリンダ手段３０とでＹ方
向センタリング機構２５が構成される。
トｓを掴着して搬送するクランプチェンを設けた公知の
クランプレールｒの一方の外側ｒ1に設けたブラケット
２６に、Ｙ方向を規制する基準片２８をロッド２７ａに
設けたエヤーシリンダからなる第１シリンダ手段２７を
適宜間隔を置いて取り付ける。同様に、前記クランプレ
ールｒの他方の外側ｒ2に設けたブラケット２９に、カ
ットシートｓを前記基準片２８に突き当てる押し片３１
をロッド３０ａに設けたエヤーシリンダからなる第２シ
リンダ手段３０が、適宜間隔を置いて取り付けられてい
る。第２シリンダ手段３０のエヤーシリンダは、第１シ
リンダ手段２７のものより小型とし、押圧されるカット
シートｓを変形させないように出力を設定する。かかる
第１シリンダ手段２７と第２シリンダ手段３０とでＹ方
向センタリング機構２５が構成される。
【００１５】なお、前記エヤーシリンダ機構２３、第１シ
リンダ手段２７及び第２シリンダ手段３０は夫々モータ
駆動手段とすることもできる。そのモータ駆動手段とし
ては、モータの回転を減速機で減速してラック・ピニオン
機構にその動力を伝え、該ラックを往復作動させる構造
のもの(例えば、オリエンタル社製、リニアドモータ)が適
する。
リンダ手段２７及び第２シリンダ手段３０は夫々モータ
駆動手段とすることもできる。そのモータ駆動手段とし
ては、モータの回転を減速機で減速してラック・ピニオン
機構にその動力を伝え、該ラックを往復作動させる構造
のもの(例えば、オリエンタル社製、リニアドモータ)が適
する。
【００１６】３５はＸ方向でカットシートｓの中心から
偏った位置Ｅにある前記吸着ヘッド１７をシートｓの供
給と反対方向（又は供給方向）に移動させるＸ方向セン
タリング機構であり、モータ装置３６の駆動により吸着
ヘッド１７の前面１７ａを押すための押圧片３８を先端
に設けたスライドバー３７を進退させるように設けられ
ている。４０はカットシートｓのＸ方向長さの１/２の
位置に調節可能に設置され、該シートｓの後端（又は前
端）を検知して上記Ｘ方向センタリング機構３５に停止
信号を発するための近接スイッチ等のセンサーである。
偏った位置Ｅにある前記吸着ヘッド１７をシートｓの供
給と反対方向（又は供給方向）に移動させるＸ方向セン
タリング機構であり、モータ装置３６の駆動により吸着
ヘッド１７の前面１７ａを押すための押圧片３８を先端
に設けたスライドバー３７を進退させるように設けられ
ている。４０はカットシートｓのＸ方向長さの１/２の
位置に調節可能に設置され、該シートｓの後端（又は前
端）を検知して上記Ｘ方向センタリング機構３５に停止
信号を発するための近接スイッチ等のセンサーである。
【００１７】かかるカットシートのセンタリング機能を
備えた供給装置の作動について説明する。 まず、パレットｐ上に積み重ねられたカットシートｓ
をフォークリフト等でローラコンベヤ１上に載置した
後、作業者が図１に示すように該パレットｐを吸着ヘッ
ド１７に対してＸ方向で該シートの供給中心Ｃから偏っ
た位置Ｅまで送り、ストッパーピン３、３を嵌めてセッ
トする。 吸着盤２２が、図１の鎖線で示す位置までエヤーシリ
ンダ１１の作動により下降してカットシートｓを吸着
し、その後、カットシートｓは吸着されたままセンタリ
ング位置まで上昇移動する。 ついで、Ｙ方向センタリング機構２５の第１シリンダ
手段２７が作動して基準片２８を内方に突出させた後、
第２シリンダ手段３０によりカットシートｓが押されて
その側縁が基準片２８に突き当てられ、その状態が保持
される。これにより、Ｙ方向のセンタリングが行われる
（図４、５）。 次に、Ｘ方向センタリング機構３５のモータ装置３６
が作動するので、吸着ヘッド１７は供給方向と逆の方向
に移動する（図６、７）。その時、センサー４０がカッ
トシートｓの後端を検知すると、モータ装置３６の作動
が停止される。これにより前記供給中心Ｃに吸着ヘッド
の中心が一致するので、Ｘ方向のセンタリングが終了す
る。しかして、カットシートｓはＸ、Ｙ方向共にセンタ
リングがされた状態に保持される。 その状態で、カットシートｓが別途クランプ装置によ
りクランプチェンに掴着されると、エヤーシリンダ機構
２３の作動により、吸着盤２２がカットシートｓから上
方に離れる。そして、カットシートｓはクランプチェン
により成形に向けて搬送される。
備えた供給装置の作動について説明する。 まず、パレットｐ上に積み重ねられたカットシートｓ
をフォークリフト等でローラコンベヤ１上に載置した
後、作業者が図１に示すように該パレットｐを吸着ヘッ
ド１７に対してＸ方向で該シートの供給中心Ｃから偏っ
た位置Ｅまで送り、ストッパーピン３、３を嵌めてセッ
トする。 吸着盤２２が、図１の鎖線で示す位置までエヤーシリ
ンダ１１の作動により下降してカットシートｓを吸着
し、その後、カットシートｓは吸着されたままセンタリ
ング位置まで上昇移動する。 ついで、Ｙ方向センタリング機構２５の第１シリンダ
手段２７が作動して基準片２８を内方に突出させた後、
第２シリンダ手段３０によりカットシートｓが押されて
その側縁が基準片２８に突き当てられ、その状態が保持
される。これにより、Ｙ方向のセンタリングが行われる
（図４、５）。 次に、Ｘ方向センタリング機構３５のモータ装置３６
が作動するので、吸着ヘッド１７は供給方向と逆の方向
に移動する（図６、７）。その時、センサー４０がカッ
トシートｓの後端を検知すると、モータ装置３６の作動
が停止される。これにより前記供給中心Ｃに吸着ヘッド
の中心が一致するので、Ｘ方向のセンタリングが終了す
る。しかして、カットシートｓはＸ、Ｙ方向共にセンタ
リングがされた状態に保持される。 その状態で、カットシートｓが別途クランプ装置によ
りクランプチェンに掴着されると、エヤーシリンダ機構
２３の作動により、吸着盤２２がカットシートｓから上
方に離れる。そして、カットシートｓはクランプチェン
により成形に向けて搬送される。
【００１８】このカットシートのセンタリング機能を備
えた供給装置は、カットシートをパレットに載せたまま
ローラコンベヤ上にセットすることができるので、セッ
ト作業が軽労力で短時間に行える。さらに、センタリン
グ機構は簡素な構成で取り扱いが容易であり、カットシ
ートのサイズ変更についても迅速に対処し得るものであ
る。
えた供給装置は、カットシートをパレットに載せたまま
ローラコンベヤ上にセットすることができるので、セッ
ト作業が軽労力で短時間に行える。さらに、センタリン
グ機構は簡素な構成で取り扱いが容易であり、カットシ
ートのサイズ変更についても迅速に対処し得るものであ
る。
【図１】供給装置の正面図
【図２】同側面図
【図３】吸着ヘッド及び吸着手段部分の斜視図
【図４】Ｙ方向のセンタリングの説明図
【図５】Ｙ方向のセンタリングの説明図
【図６】Ｘ方向のセンタリングの説明図
【図７】Ｘ方向のセンタリングの説明図
ｓ→カットシート ｒ→クランプレール Ｅ→カットシートの供給中心から偏った位置 １→ローラコンベヤ １１→エヤーシリンダ（昇降手
段） １６→吊持部材 １７→吸着ヘッド ２１→吸着手段 ２２→吸着盤 ２５→Ｙ方向センタリング機構 ２７→第１シリンダ手
段 ２８→基準片 ３０→第２シリンダ手段 ３５→Ｘ方向センタリング機
構 ４０→センサー
段） １６→吊持部材 １７→吸着ヘッド ２１→吸着手段 ２２→吸着盤 ２５→Ｙ方向センタリング機構 ２７→第１シリンダ手
段 ２８→基準片 ３０→第２シリンダ手段 ３５→Ｘ方向センタリング機
構 ４０→センサー
フロントページの続き (72)発明者 林 和司 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内 (72)発明者 高井 俊広 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内 (72)発明者 秋田 裕章 愛知県愛知郡東郷町大字諸輪字北山158番 地の247 株式会社浅野研究所内
Claims (2)
- 【請求項１】 パレット上に積み重ねられたカットシー
トを成形装置に供給する位置に送って載置するローラコ
ンベヤと、フレームに取り付けた昇降手段に、前後左右
に移動自在な吊持部材を介して設けられた吸着ヘッド
と、該吸着ヘッドの下面に取り付けて前記カットシート
に対応させた複数個の吸着盤を設けた吸着手段と、成形
装置のカットシートを掴着して搬送するクランプチェン
を設けたクランプレールの一方に、カットシートの供給
方向と直交する幅方向を規制する基準片を設けた第１シ
リンダ手段又はモータ駆動手段を設け、前記クランプレ
ールの他方に、カットシートを前記基準片に突き当てる
第２シリンダ手段又はモータ駆動手段とを設けたＹ方向
センタリング機構と、カットシートの供給方向で該シー
トの中心から偏った位置にある前記吸着ヘッドを供給と
反対方向又は供給方向に移動させるＸ方向センタリング
機構と、カットシートの供給方向に設置されて該シート
の後端又は前端を検知して前記Ｘ方向センタリング機構
に停止信号を発するセンサーとを備えたことを特徴とす
るカットシートのセンタリング機能を備えた供給装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載のカットシートのセンタ
リング機能を備えた供給装置において、前記吸着手段に
は吸着盤を上下動可能とするエヤーシリンダ機構又はモ
ータ駆動手段を備えられていることを特徴とするカット
シートのセンタリング機能を備えた供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13089296A JP2816544B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | カットシートのセンタリング機能を備えた供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13089296A JP2816544B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | カットシートのセンタリング機能を備えた供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09290948A true JPH09290948A (ja) | 1997-11-11 |
| JP2816544B2 JP2816544B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15045159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13089296A Expired - Lifetime JP2816544B2 (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | カットシートのセンタリング機能を備えた供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2816544B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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