JP2703625B2 - 板金加工機の板材供給装置 - Google Patents
板金加工機の板材供給装置Info
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- JP2703625B2 JP2703625B2 JP1142241A JP14224189A JP2703625B2 JP 2703625 B2 JP2703625 B2 JP 2703625B2 JP 1142241 A JP1142241 A JP 1142241A JP 14224189 A JP14224189 A JP 14224189A JP 2703625 B2 JP2703625 B2 JP 2703625B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、板金加工機の板材供給装置に関するもの
で、例えば、パンチングプレスやシャーリングマシン等
の板材供給に利用できるもので、板材を二枚重合させて
ワークテーブル上面に位置決めしながら搬送供給して、
所定の板金加工を受けさせるものである。
で、例えば、パンチングプレスやシャーリングマシン等
の板材供給に利用できるもので、板材を二枚重合させて
ワークテーブル上面に位置決めしながら搬送供給して、
所定の板金加工を受けさせるものである。
(従来の技術) タレットパンチプレス等の板金加工機では、板材を一
枚毎ワークテーブル上面に供給してプレス加工を行わせ
るもので、このプレス加工はもとより、ワークテーブル
上面へ搬送する搬送も一枚毎行う構成である。
枚毎ワークテーブル上面に供給してプレス加工を行わせ
るもので、このプレス加工はもとより、ワークテーブル
上面へ搬送する搬送も一枚毎行う構成である。
(発明が解決しようとする課題) このような板材の一枚毎のワークテーブル上面への搬
送、及び加工では、加工能率に限界があり、生産性を高
め難い。
送、及び加工では、加工能率に限界があり、生産性を高
め難い。
このため、この発明は、ワークテーブルへの板材の搬
送、及びこの板材の加工を二枚重ね形態として、高能率
で正確な加工を行うことを目的とする。
送、及びこの板材の加工を二枚重ね形態として、高能率
で正確な加工を行うことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、板金加
工機に隣接して配置した二枚重ねテーブルに、当該二枚
重ねテーブル上に載置された板材をX軸,Y軸方向の原点
位置へ位置決めするためのX軸ロケートピン,Y軸ロケー
トピンを設けると共に、上記各ロケートピンに当接した
板材の下面を吸着して固定する固定パットを設け、前記
板金加工機とは離隔した位置において前記二枚重ねテー
ブルに隣接して配置したパレット上の板材を前記二枚重
ねテーブル上へ搬送する搬送装置に、前記板材を吸着自
在の複数の吸着パットを設けると共に上記吸着パットに
よって吸着された板材に振動を与えて下層の板材を分離
するためのバイブレータを設け、前記吸着パットを支持
したサポートを、X,Y,Zの3軸方向へ移動可能かつ前記
パレットの上方位置から前記二枚重ねテーブルの上方位
置へ移動可能に設け、前記二枚重ねテーブル上において
重合された板材を挟持自在の複数のクランプを備えたロ
ーダフレームを、前記板金加工機に対して接近離反する
方向へ移動自在かつ上記クランプに挟持された板材を前
記板金加工機の加工クランプへ受け渡し可能に構成して
なるものである。
工機に隣接して配置した二枚重ねテーブルに、当該二枚
重ねテーブル上に載置された板材をX軸,Y軸方向の原点
位置へ位置決めするためのX軸ロケートピン,Y軸ロケー
トピンを設けると共に、上記各ロケートピンに当接した
板材の下面を吸着して固定する固定パットを設け、前記
板金加工機とは離隔した位置において前記二枚重ねテー
ブルに隣接して配置したパレット上の板材を前記二枚重
ねテーブル上へ搬送する搬送装置に、前記板材を吸着自
在の複数の吸着パットを設けると共に上記吸着パットに
よって吸着された板材に振動を与えて下層の板材を分離
するためのバイブレータを設け、前記吸着パットを支持
したサポートを、X,Y,Zの3軸方向へ移動可能かつ前記
パレットの上方位置から前記二枚重ねテーブルの上方位
置へ移動可能に設け、前記二枚重ねテーブル上において
重合された板材を挟持自在の複数のクランプを備えたロ
ーダフレームを、前記板金加工機に対して接近離反する
方向へ移動自在かつ上記クランプに挟持された板材を前
記板金加工機の加工クランプへ受け渡し可能に構成して
なるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図および第2図を参照するに、立方形の機枠11の
底部一側に、板材Wを積載せるパレット1を支持するパ
レット支持装置15を設け、他側には、このパレット支持
装置15から搬送される板材Wを重合支持する二枚重ねテ
ーブル5を設け、これら左右のパレット支持装置15と二
枚重ねテーブル5との上方向に亘って往復移動する搬送
装置3を設ける。該機枠11外側の、該パレット支持装置
15の後方(第2図において右方)には、パレットコンベ
ア17を設けて、該板材Wをパレット1に積載して収容せ
る貯蔵装置から、このパレットコンベア17によってパレ
ット支持装置15へ供給する構成にしている。又、該二枚
重ねテーブル5の前方(第1図において左方)には、こ
の二枚重ねテーブル5から供給される二枚重ねの板材W
を受けてパンチング加工する自動タレットパンチプレス
19を設けている。
底部一側に、板材Wを積載せるパレット1を支持するパ
レット支持装置15を設け、他側には、このパレット支持
装置15から搬送される板材Wを重合支持する二枚重ねテ
ーブル5を設け、これら左右のパレット支持装置15と二
枚重ねテーブル5との上方向に亘って往復移動する搬送
装置3を設ける。該機枠11外側の、該パレット支持装置
15の後方(第2図において右方)には、パレットコンベ
ア17を設けて、該板材Wをパレット1に積載して収容せ
る貯蔵装置から、このパレットコンベア17によってパレ
ット支持装置15へ供給する構成にしている。又、該二枚
重ねテーブル5の前方(第1図において左方)には、こ
の二枚重ねテーブル5から供給される二枚重ねの板材W
を受けてパンチング加工する自動タレットパンチプレス
19を設けている。
このうち該パレット支持装置15は、該パレットコンベ
ア17から送込まれるパレット1を支持案内するコンベア
ロール21と、このコンベアロール21上のパレット1を昇
降するリフトシリンダ23とを設け、このパレット1上面
の積載板材Wが搬送装置3によって一枚毎搬送されるに
伴って、自動的に一定高さ位置にまでパレット1を上昇
させて、この搬送装置3による板材Wの取出が行われ易
いように構成している。
ア17から送込まれるパレット1を支持案内するコンベア
ロール21と、このコンベアロール21上のパレット1を昇
降するリフトシリンダ23とを設け、このパレット1上面
の積載板材Wが搬送装置3によって一枚毎搬送されるに
伴って、自動的に一定高さ位置にまでパレット1を上昇
させて、この搬送装置3による板材Wの取出が行われ易
いように構成している。
又、このパレット支持装置15には、パレットコンベア
17から供給されるパレット1を一定位置に位置決めする
ストッパーSを設け、又板材Wの厚さを検出して、搬送
装置3により分離される板材Wの枚数を検出判別する枚
数センサ25、該搬送装置3によって分離されるときの重
合板材Wの一隅部端縁を磁力で分離させて、上面の板材
W端部を浮上させる板材分離装置27、及び、他の三隅部
の板材W端縁部の垂れ下りを検出するワーク垂れセンサ
29等を、上記機枠11に設ける。
17から供給されるパレット1を一定位置に位置決めする
ストッパーSを設け、又板材Wの厚さを検出して、搬送
装置3により分離される板材Wの枚数を検出判別する枚
数センサ25、該搬送装置3によって分離されるときの重
合板材Wの一隅部端縁を磁力で分離させて、上面の板材
W端部を浮上させる板材分離装置27、及び、他の三隅部
の板材W端縁部の垂れ下りを検出するワーク垂れセンサ
29等を、上記機枠11に設ける。
二枚重ねテーブル5は、該パレット支持装置15の横側
に設けられ、上面にはフリーボール31を所定の間隔に配
設して、板材Wを上面に支持して移動自在の構成とし、
この二枚重ねテーブル5の前後方向(以下、X軸方向と
いう。)の前側に、タレットパンチプレスのワークテー
ブル9をほゞ同一平面上に設けている。この二枚重ねテ
ーブル5上面近くには、このテーブル5上面に供給され
た板材Wの後端縁部を上下面から挟持し、このテーブル
5上面に沿ってX軸方向へ移動するローダクランプ7を
設ける。又、該パレット支持装置15から搬送装置3によ
って搬送される板材Wを位置決めするための、左右方向
(以下、Y軸方向という。)位置決め用のY軸ロケート
ピン33、X軸方向X位置決め用のX軸ロケートピン35、
この二枚重ねテーブル5上に供給された一枚目の板材W
の下面を吸着して固定する固定パット37、及び一枚目の
板材Wの下面を吸着してY軸方向へ移動するY軸送ピン
39を有して二枚重ねテーブル5のY軸方向の長孔に沿っ
て押引するY軸送プッシャー41等を設ける。
に設けられ、上面にはフリーボール31を所定の間隔に配
設して、板材Wを上面に支持して移動自在の構成とし、
この二枚重ねテーブル5の前後方向(以下、X軸方向と
いう。)の前側に、タレットパンチプレスのワークテー
ブル9をほゞ同一平面上に設けている。この二枚重ねテ
ーブル5上面近くには、このテーブル5上面に供給され
た板材Wの後端縁部を上下面から挟持し、このテーブル
5上面に沿ってX軸方向へ移動するローダクランプ7を
設ける。又、該パレット支持装置15から搬送装置3によ
って搬送される板材Wを位置決めするための、左右方向
(以下、Y軸方向という。)位置決め用のY軸ロケート
ピン33、X軸方向X位置決め用のX軸ロケートピン35、
この二枚重ねテーブル5上に供給された一枚目の板材W
の下面を吸着して固定する固定パット37、及び一枚目の
板材Wの下面を吸着してY軸方向へ移動するY軸送ピン
39を有して二枚重ねテーブル5のY軸方向の長孔に沿っ
て押引するY軸送プッシャー41等を設ける。
該搬送装置3は、多数の吸着パット43によって板材W
上面をバキューム力で吸着して、下側の板材Wから持上
げて分離し、搬送し、この吸着を解除して落下させる構
成である。この吸着パット43を電磁石機構によって代え
るもよい。機枠11の上部レールには、ワイヤー、チェン
47等のモータ駆動によってY軸方向へ移動自在の搬送枠
49を支持案内し、この搬送枠49に対して上下シリンダ51
によって昇降制御自在に設けられる。該吸着パット43を
有したサポート53は、Y軸リニアモータガイド55により
Y軸方向へ微動案内し、更にX軸リニアモータガイド57
によりX軸方向へ微動案内し、このX軸リニアモータガ
イド57を取付けた昇降枠59が、上下方向の案内部材143
に上下に案内されて、該上下シリンダ51の伸縮によって
昇降される。又、該X軸リニアモータガイド57はX軸シ
リンダ61によってX軸方向へ微動制御され、Y軸リニア
モータガイド55はY軸シリンダ63によってY軸方向へ微
動制御される構成であり、これらによって吸着パット43
は自由な三次元の方向に移動制御される。
上面をバキューム力で吸着して、下側の板材Wから持上
げて分離し、搬送し、この吸着を解除して落下させる構
成である。この吸着パット43を電磁石機構によって代え
るもよい。機枠11の上部レールには、ワイヤー、チェン
47等のモータ駆動によってY軸方向へ移動自在の搬送枠
49を支持案内し、この搬送枠49に対して上下シリンダ51
によって昇降制御自在に設けられる。該吸着パット43を
有したサポート53は、Y軸リニアモータガイド55により
Y軸方向へ微動案内し、更にX軸リニアモータガイド57
によりX軸方向へ微動案内し、このX軸リニアモータガ
イド57を取付けた昇降枠59が、上下方向の案内部材143
に上下に案内されて、該上下シリンダ51の伸縮によって
昇降される。又、該X軸リニアモータガイド57はX軸シ
リンダ61によってX軸方向へ微動制御され、Y軸リニア
モータガイド55はY軸シリンダ63によってY軸方向へ微
動制御される構成であり、これらによって吸着パット43
は自由な三次元の方向に移動制御される。
又、該吸着パット43によるローダクランプ7側の板材
W端部を吸着する位置において、エア振動シリンダによ
るバイブレータ45が設けられ、このバイブレータ45によ
って上下振動が与えられ、搬送装置3がパレット1上の
板材Wを吸着するときには、下層の板材Wの分離を良く
して連れ上りをなくする。このバイブレータ45は、上記
枚数センサ25が二枚取りを検出することによって板材W
を振動する。
W端部を吸着する位置において、エア振動シリンダによ
るバイブレータ45が設けられ、このバイブレータ45によ
って上下振動が与えられ、搬送装置3がパレット1上の
板材Wを吸着するときには、下層の板材Wの分離を良く
して連れ上りをなくする。このバイブレータ45は、上記
枚数センサ25が二枚取りを検出することによって板材W
を振動する。
前記ローダクランプ7は、X軸方向に沿うクランプフ
レーム65に取付け、Y軸ロケートピン33に近い側の可動
クランプ67と、遠い側の固定クランプ69とから構成され
る。該クランプフレーム65は、第3図および第4図に示
されているように、ローダフレーム71に対して左右両側
部を上下方向の案内軸73に嵌合案内させて、これらロー
ダフレーム71とクランプフレーム65との間に設ける上下
シリンダ75によって上下移動制御するもので、二枚重ね
テーブル5上面のフリーボール31の上端と、クランプ6
7,69の下側の掬上片77下面との間隙l(第10図参照)が
所定高さになるように設定される。
レーム65に取付け、Y軸ロケートピン33に近い側の可動
クランプ67と、遠い側の固定クランプ69とから構成され
る。該クランプフレーム65は、第3図および第4図に示
されているように、ローダフレーム71に対して左右両側
部を上下方向の案内軸73に嵌合案内させて、これらロー
ダフレーム71とクランプフレーム65との間に設ける上下
シリンダ75によって上下移動制御するもので、二枚重ね
テーブル5上面のフリーボール31の上端と、クランプ6
7,69の下側の掬上片77下面との間隙l(第10図参照)が
所定高さになるように設定される。
各可動クランプ67、固定クランプ69は共に、二枚重ね
テーブル5とこの上面に供給された板材Wとの間の間隙
部Lに介入して、この板材Wの底面を掬う掬上片77と、
この掬上片77上の板材Wを上面から押えて挾持する挟持
片79とからなり、各挟持片79はクランプボディー81の挟
持軸83の回りに上下回動制御する構成とし、板材Wの挟
持、開放を行う。
テーブル5とこの上面に供給された板材Wとの間の間隙
部Lに介入して、この板材Wの底面を掬う掬上片77と、
この掬上片77上の板材Wを上面から押えて挾持する挟持
片79とからなり、各挟持片79はクランプボディー81の挟
持軸83の回りに上下回動制御する構成とし、板材Wの挟
持、開放を行う。
可動クランプ67は、二枚重ねテーブル5、及びワーク
テーブル9上のY軸ロケートピン33に近い側において、
クランプフレーム65に対して、上下方向の旋回軸85の回
りに回動自在に設ける。より詳細には第5図および第6
図に示されているように、このクランプフレーム65に対
してY軸リニアモータガイド87によってY軸方向へ移動
案内されるY軸スライダー89を設け、このY軸スライダ
ー89に一体のクランプ取付体91に、下端に旋回体93を一
体に有した該旋回軸85を回動自在に設ける。この旋回体
93に対してX軸リニアモータガイド95を介してX軸方向
に移動案内される該可動クランプ67が設けられる。この
X軸リニアモータガイド95に一体の取付アーム97の左右
両側方には、一対の可動クランプ67の各クランプボディ
ー81を取付けている。この左右一対の可動クランプ67は
該旋回軸85に対して左右対称状に設けられている。
テーブル9上のY軸ロケートピン33に近い側において、
クランプフレーム65に対して、上下方向の旋回軸85の回
りに回動自在に設ける。より詳細には第5図および第6
図に示されているように、このクランプフレーム65に対
してY軸リニアモータガイド87によってY軸方向へ移動
案内されるY軸スライダー89を設け、このY軸スライダ
ー89に一体のクランプ取付体91に、下端に旋回体93を一
体に有した該旋回軸85を回動自在に設ける。この旋回体
93に対してX軸リニアモータガイド95を介してX軸方向
に移動案内される該可動クランプ67が設けられる。この
X軸リニアモータガイド95に一体の取付アーム97の左右
両側方には、一対の可動クランプ67の各クランプボディ
ー81を取付けている。この左右一対の可動クランプ67は
該旋回軸85に対して左右対称状に設けられている。
該旋回軸85の上端には、後方(第6図において左方)
へ向けてアーム99を設け、又クランプ取付体91の上端に
は、同様にプレート101を設けて、上下に接近重合させ
た状態に設け、このアーム99の先端部にはローラ103を
回転自在に設け、プレート101には第7図および8図に
示すごとく、固定シリンダ105を取付ける。この固定シ
リンダ105のシリンダピストン107の先端は、該アーム99
のローラ103に当接して、このローラ103を、クランプフ
レーム65に取付けたストッパー109に押付けることがで
きる構成で、可動クランプ67を該クランプフレーム65に
固定することができる。該ローラ103の軸ピン111は第6
図に示すごとく、アーム99から下方へ突出して、該プレ
ート101に形成したばか穴113に挿通させている。
へ向けてアーム99を設け、又クランプ取付体91の上端に
は、同様にプレート101を設けて、上下に接近重合させ
た状態に設け、このアーム99の先端部にはローラ103を
回転自在に設け、プレート101には第7図および8図に
示すごとく、固定シリンダ105を取付ける。この固定シ
リンダ105のシリンダピストン107の先端は、該アーム99
のローラ103に当接して、このローラ103を、クランプフ
レーム65に取付けたストッパー109に押付けることがで
きる構成で、可動クランプ67を該クランプフレーム65に
固定することができる。該ローラ103の軸ピン111は第6
図に示すごとく、アーム99から下方へ突出して、該プレ
ート101に形成したばか穴113に挿通させている。
クランプフレーム65に固定シリンダ115を取付け、こ
の固定シリンダ115のシリンダピストン117の先端が、ク
ランプ取付体91のフローティングジョイント119と連結
している。
の固定シリンダ115のシリンダピストン117の先端が、ク
ランプ取付体91のフローティングジョイント119と連結
している。
これら両固定シリンダ105,115を解放すると、上記旋
回体93に取付けられた可動クランプ67が、該プレート10
1のばか穴113の範囲で旋回できる構成としている。上記
クランプ取付アーム97の後側(第5図および第6図にお
いて左側)には、引寄シリンダ121を設け、この引寄シ
リンダ121のシリンダピストン123を、該旋回体93に取付
ける。これによって、可動クランプ67をX軸リニアモー
タガイド95の案内でX軸方向へ移動する構成である。
回体93に取付けられた可動クランプ67が、該プレート10
1のばか穴113の範囲で旋回できる構成としている。上記
クランプ取付アーム97の後側(第5図および第6図にお
いて左側)には、引寄シリンダ121を設け、この引寄シ
リンダ121のシリンダピストン123を、該旋回体93に取付
ける。これによって、可動クランプ67をX軸リニアモー
タガイド95の案内でX軸方向へ移動する構成である。
再び第1図を参照するに、タレットパンチプレート19
のワークテーブル9上には、X軸方向へ移動制御される
キャリッジベース125に、Y軸方向へ移動制御される加
工クランプ127と、Y軸送プッシャー129とを設け、ロー
ダクランプ7によって、二枚重ねテーブル5からX軸方
向へ送られてきた二枚重ねの板材Wを、該Y軸送プッシ
ャー129で、二枚重ねテーブル5におけるY軸ロケート
ピン33と同じ側で待機する加工クランプ127へ突き当て
るようにY軸方向へ移動させる構成である。又ワークテ
ーブル9の後端部には、底部から突出されるX軸ロケー
トピン131を設け、該板材Wがワークテーブル9上へ移
送供給された後に突出して、X軸方向の原点位置を決め
るものである。
のワークテーブル9上には、X軸方向へ移動制御される
キャリッジベース125に、Y軸方向へ移動制御される加
工クランプ127と、Y軸送プッシャー129とを設け、ロー
ダクランプ7によって、二枚重ねテーブル5からX軸方
向へ送られてきた二枚重ねの板材Wを、該Y軸送プッシ
ャー129で、二枚重ねテーブル5におけるY軸ロケート
ピン33と同じ側で待機する加工クランプ127へ突き当て
るようにY軸方向へ移動させる構成である。又ワークテ
ーブル9の後端部には、底部から突出されるX軸ロケー
トピン131を設け、該板材Wがワークテーブル9上へ移
送供給された後に突出して、X軸方向の原点位置を決め
るものである。
第2図に示されているように、133はローダクランプ
7をX軸方向へ移送するチェンで、二枚重ねテーブル5
の左右両横側に沿って前後のスプロケット135間に張設
し、このチェン133にローダクランプ7を有するローダ
フレーム71の左右両端部を連結し、モータMによって伝
動して、このローダクランプ7を二枚重ねテーブル5上
のX軸方向に亘って往復移動する構成である。第3図お
よひ第4図に示されているように、137は該チェン133を
案内するチェンガイド、163は該ローダフレーム71両端
のスライダーで、機枠11上のX軸方向のレール165に案
内させる。139はスプロケット軸である。第1図に示さ
れているように、141はエアブロアで、パレット支持装
置15の後端部に設けられ、バイブレータ45の吸着パット
43によって浮上される板材Wの後端縁部と、下層の板材
Wとの間に生ずる間隙部にエアーを吹き込むことによっ
て、吸着パット43で吸い上げられる板材Wと、下層の板
材Wとの分離を円滑に行わせるものである。
7をX軸方向へ移送するチェンで、二枚重ねテーブル5
の左右両横側に沿って前後のスプロケット135間に張設
し、このチェン133にローダクランプ7を有するローダ
フレーム71の左右両端部を連結し、モータMによって伝
動して、このローダクランプ7を二枚重ねテーブル5上
のX軸方向に亘って往復移動する構成である。第3図お
よひ第4図に示されているように、137は該チェン133を
案内するチェンガイド、163は該ローダフレーム71両端
のスライダーで、機枠11上のX軸方向のレール165に案
内させる。139はスプロケット軸である。第1図に示さ
れているように、141はエアブロアで、パレット支持装
置15の後端部に設けられ、バイブレータ45の吸着パット
43によって浮上される板材Wの後端縁部と、下層の板材
Wとの間に生ずる間隙部にエアーを吹き込むことによっ
て、吸着パット43で吸い上げられる板材Wと、下層の板
材Wとの分離を円滑に行わせるものである。
次に、上記構成の作用を説明する。
パレットコンベア17を、パレット1に積載された板材
Wが、前方のパレット支持装置15上へ移送される。この
パレット支持装置15のパレット1上の板材Wは、搬送装
置3の吸着パット43によって上層から一枚毎吸着され
て、Y軸方向へ搬送され、横隣の二枚重ねテーブル5上
面へ載せられる。この二枚重ねテーブル5上面の板材W
が二枚重合されると、位置決めした板材Wをローダクラ
ンプ7が後端縁部を挟持して前方のタレットパンチプレ
ス19のワークテーブル9へ移送する。この移送された板
材Wは、このワークテーブル9上で加工クランプ127で
挟持して移送制御しながら自動的にプレス加工される。
Wが、前方のパレット支持装置15上へ移送される。この
パレット支持装置15のパレット1上の板材Wは、搬送装
置3の吸着パット43によって上層から一枚毎吸着され
て、Y軸方向へ搬送され、横隣の二枚重ねテーブル5上
面へ載せられる。この二枚重ねテーブル5上面の板材W
が二枚重合されると、位置決めした板材Wをローダクラ
ンプ7が後端縁部を挟持して前方のタレットパンチプレ
ス19のワークテーブル9へ移送する。この移送された板
材Wは、このワークテーブル9上で加工クランプ127で
挟持して移送制御しながら自動的にプレス加工される。
該搬送装置3とローダクランプ7との各自動制御の工
程作動について説明する。
程作動について説明する。
(1)吸着パット43の下降 : チェン47によって搬
送枠49をパレット支持装置15の上方へ移動させて停止
し、上下シリンダ51によって昇降枠59やサポート53等に
よって吊下げられた吸着パット43を下降させて、各吸着
パット43をパレット13上の板材W上面に吸着させる。
送枠49をパレット支持装置15の上方へ移動させて停止
し、上下シリンダ51によって昇降枠59やサポート53等に
よって吊下げられた吸着パット43を下降させて、各吸着
パット43をパレット13上の板材W上面に吸着させる。
(2)吸着パット43の吸着 : 板材W上面に吸着し
た各吸着パット43にバキュームを働かせることにより、
積載せる最上段の板材W一枚が吸着される。
た各吸着パット43にバキュームを働かせることにより、
積載せる最上段の板材W一枚が吸着される。
(3)バイブレータ45の上昇 : バイブレータ45の
吸着パット43によって吸着された板材Wの後端部を吸着
上昇し、下層の板材Wのと間に間隙をあける。このとき
エアブロア141によってエアーを吹き込む。
吸着パット43によって吸着された板材Wの後端部を吸着
上昇し、下層の板材Wのと間に間隙をあける。このとき
エアブロア141によってエアーを吹き込む。
(4)枚数センサ25の作動 : 枚数センサ25が板材
Wの後端部へ接近して、二枚取りの有無を検出し、この
検出が終ると後退する。この枚数センサ25が二枚取りの
状態を検出すると、上記バイブレータ45を作動させて、
板材Wを振動させて、吸着板材Wの下面に下側の板材W
が付着して上るのを防止する。
Wの後端部へ接近して、二枚取りの有無を検出し、この
検出が終ると後退する。この枚数センサ25が二枚取りの
状態を検出すると、上記バイブレータ45を作動させて、
板材Wを振動させて、吸着板材Wの下面に下側の板材W
が付着して上るのを防止する。
(5)吸着パット43の上昇 : 吸着パット43が板材
Wを吸着すると、上下シリンダ51によって上昇される。
Wを吸着すると、上下シリンダ51によって上昇される。
(6)吸着パット43のY軸移動 : 板材Wを吸着し
て所定位置へ上昇した吸着パット43は、チェン47による
搬送枠49によって、Y軸方向の二枚重ねテーブル5上面
に移動される。
て所定位置へ上昇した吸着パット43は、チェン47による
搬送枠49によって、Y軸方向の二枚重ねテーブル5上面
に移動される。
(7)吸着パット43の下降 : 該二枚重ねテーブル
5上方で、上下シリンダ51によって吸着パット43が板材
Wを吸着した状態で、適宜中間位置(例えば二枚重ねテ
ーブル5面上約10mmの高さ)まで下降されて、一旦停止
する。
5上方で、上下シリンダ51によって吸着パット43が板材
Wを吸着した状態で、適宜中間位置(例えば二枚重ねテ
ーブル5面上約10mmの高さ)まで下降されて、一旦停止
する。
(8)原点セット : 二枚重ねテーブル5上の板材
Wの位置決めは、Y軸ロケートピン33によってY軸方向
の位置決めが行われ、Y軸ロケートピン35によってX軸
方向の位置決めが行われて、原点位置とされる。これら
の各ロケートピン33,35が、所定の位置において二枚重
ねテーブル5の下面から上面へ適宜の高さに突出され
る。
Wの位置決めは、Y軸ロケートピン33によってY軸方向
の位置決めが行われ、Y軸ロケートピン35によってX軸
方向の位置決めが行われて、原点位置とされる。これら
の各ロケートピン33,35が、所定の位置において二枚重
ねテーブル5の下面から上面へ適宜の高さに突出され
る。
第3図において、Aはワークテーブル9上面において
板材WのY軸端縁の突当てられる突当ライン、Bは板材
Wのローディングラインを示す。
板材WのY軸端縁の突当てられる突当ライン、Bは板材
Wのローディングラインを示す。
(9)原点位置決め : 該吸着パット43が所定位置
まで下降されると、X軸シリンダ61とY軸シリンダ63と
が、X軸リニアモータガイド57とY軸リニアモータガイ
ド55との移動案内によって、吸着パット43のサポート53
を、X軸ロケートピン35とY軸ロケートピン33との方向
へ微動させる。この吸着パット43に吸着されている板材
Wの後横端隅部の後端縁が該X軸ロケートピン35に当接
し、Y軸端縁がY軸ロケートピン33に当接して、この板
材Wの下面が二枚重ねテーブル5に載せられて二枚重ね
テーブル5上の原点位置が決る。
まで下降されると、X軸シリンダ61とY軸シリンダ63と
が、X軸リニアモータガイド57とY軸リニアモータガイ
ド55との移動案内によって、吸着パット43のサポート53
を、X軸ロケートピン35とY軸ロケートピン33との方向
へ微動させる。この吸着パット43に吸着されている板材
Wの後横端隅部の後端縁が該X軸ロケートピン35に当接
し、Y軸端縁がY軸ロケートピン33に当接して、この板
材Wの下面が二枚重ねテーブル5に載せられて二枚重ね
テーブル5上の原点位置が決る。
(10)吸着パット43の下降 : 該二枚重ねテーブル
5上の所定高さ位置で停止していた吸着パット43が下降
して、板材Wを二枚重ねテーブル5上に載置する。
5上の所定高さ位置で停止していた吸着パット43が下降
して、板材Wを二枚重ねテーブル5上に載置する。
このときの板材W底面はテーブル5上面のフリーボー
ル31によって支持される。
ル31によって支持される。
(11)固定パット37の上昇、吸着 : 二枚重ねテー
ブル5の下側から上面へ固定パット37が上昇されて、該
板材Wの下面を吸着して、定位置に固定する。
ブル5の下側から上面へ固定パット37が上昇されて、該
板材Wの下面を吸着して、定位置に固定する。
(12)Y軸送プッシャー41のY軸送り : このよう
にして吸着パット43によって二枚重ねテーブル5上面近
くに下降されてきた板材W、乃至この二枚重ねテーブル
5上に支持されて固定パット37で固定されている板材W
は、Y軸送プッシャー41によってもY軸ロケートピン33
へ押されて、突当てられる。
にして吸着パット43によって二枚重ねテーブル5上面近
くに下降されてきた板材W、乃至この二枚重ねテーブル
5上に支持されて固定パット37で固定されている板材W
は、Y軸送プッシャー41によってもY軸ロケートピン33
へ押されて、突当てられる。
(13)吸着パット43の開放、上昇 : 固定パット37
は板材Wの下面を吸着して固定を維持するが、吸着パッ
ト43は、板材Wの吸着を解除して、上下シリンダ51によ
って上昇する。
は板材Wの下面を吸着して固定を維持するが、吸着パッ
ト43は、板材Wの吸着を解除して、上下シリンダ51によ
って上昇する。
(14)吸着パット43の移動、二枚目搬送 : 吸着パ
ット43は、パレット支持装置15へ移動して、上記同様の
工程で二枚目の板材Wを搬送して、該二枚重ねテーブル
5上の一枚目の板材W上面に重ねる。
ット43は、パレット支持装置15へ移動して、上記同様の
工程で二枚目の板材Wを搬送して、該二枚重ねテーブル
5上の一枚目の板材W上面に重ねる。
(15)ローダクランプ7の前進 : 二枚重ねテーブ
ル5の後端部で待機していたローダクランプ7が板材W
を挟持する位置まで前進して、掬上片77が下側の板材W
の下面と二枚重ねテーブル5上面との間隙部に差し込ま
れる。
ル5の後端部で待機していたローダクランプ7が板材W
を挟持する位置まで前進して、掬上片77が下側の板材W
の下面と二枚重ねテーブル5上面との間隙部に差し込ま
れる。
(16)ローダクランプ7の閉 : ローダクランプ7
の各挟持片79が下動されて、重合された二枚の板材Wの
後端縁部が、下側の掬上片77との間に挟持される。
の各挟持片79が下動されて、重合された二枚の板材Wの
後端縁部が、下側の掬上片77との間に挟持される。
このとき固定クランプ69は挟持させないで可動クラン
プ67のみ挟持し、この可動クランプ67を後方へ移動させ
て、板材Wを後方へ引寄せ、X軸,Y軸ロケートピン35,3
3に押付けることによって、原点位置決めを正確に行わ
せるもよい。この可動クランプ67の移動は、固定シリン
ダ105,115の固定を解除して、ローラ85、アーム99を移
動自在の状態とし、従って可動クランプ67の旋回軸85回
りの旋回自在の状態として、該板材W挟持後、引寄シリ
ンダ121によって後方へ引寄せて行われる。原点位置決
め後、該固定クランプ69の挟持を行わせる。
プ67のみ挟持し、この可動クランプ67を後方へ移動させ
て、板材Wを後方へ引寄せ、X軸,Y軸ロケートピン35,3
3に押付けることによって、原点位置決めを正確に行わ
せるもよい。この可動クランプ67の移動は、固定シリン
ダ105,115の固定を解除して、ローラ85、アーム99を移
動自在の状態とし、従って可動クランプ67の旋回軸85回
りの旋回自在の状態として、該板材W挟持後、引寄シリ
ンダ121によって後方へ引寄せて行われる。原点位置決
め後、該固定クランプ69の挟持を行わせる。
(17)吸着パット43上昇 : ローダクランプ7が原
点に位置決めした板材Wを挟持すると、吸着パット43の
吸着を解除して、上昇し、パレット支持装置15上の次の
板材Wを搬送する。
点に位置決めした板材Wを挟持すると、吸着パット43の
吸着を解除して、上昇し、パレット支持装置15上の次の
板材Wを搬送する。
(18)ローダクランプ7の移動 : 二枚重ねのまゝ
挟持された板材Wは、モータM、チェン133等によって
前方へ移動されるローダフレーム71、及び、クランプフ
レーム65のローダクランプ7によって挟持された状態で
前方のワークテーブル9上面に移送供給される。
挟持された板材Wは、モータM、チェン133等によって
前方へ移動されるローダフレーム71、及び、クランプフ
レーム65のローダクランプ7によって挟持された状態で
前方のワークテーブル9上面に移送供給される。
(19)ワークテーブル9上の原点セット : 二枚重
ねテーブル5からワークテーブル9上へ板材Wが供給さ
れると、X軸ロケートピン131がこのワークテーブル9
の後端面上へ突出する。又Y軸送プッシャー129が板材
Wを加工クランプ127側へY軸送りする。このようにし
て、ワークテーブル9においては、X軸ロケートピン13
1と加工クランプ127とによって板材Wの原点位置がセッ
トされる。
ねテーブル5からワークテーブル9上へ板材Wが供給さ
れると、X軸ロケートピン131がこのワークテーブル9
の後端面上へ突出する。又Y軸送プッシャー129が板材
Wを加工クランプ127側へY軸送りする。このようにし
て、ワークテーブル9においては、X軸ロケートピン13
1と加工クランプ127とによって板材Wの原点位置がセッ
トされる。
(20)固定クランプ69の挟持解除 : ローダクラン
プ7が板材Wをワークテーブル9上に供給して、可動ク
ランプ67は板材Wを挟持したまゝで旋回軸85回りに旋回
自在とすると共に、固定クランプ69の挟持を解除する。
プ7が板材Wをワークテーブル9上に供給して、可動ク
ランプ67は板材Wを挟持したまゝで旋回軸85回りに旋回
自在とすると共に、固定クランプ69の挟持を解除する。
(21)Y軸送プッシャー129のY軸送り : ワーク
テーブル9上のY軸送プッシャー129が、板材WをY軸
方向へ押して、加工クランプ127の突当ラインAに突き
当てる。このとき、ローダクランプ7のうち両固定シリ
ンダ105,115の固定を解除した状態の可動クランプ67
は、この板材Wを挟持しているため、クランプフレーム
65に対してY軸リニアモータガイド87により案内され、
Y軸方向へ移動される。しかも、この可動クランプ67は
旋回軸85の回りに旋回自在であるから、板材Wの横側端
縁が加工クランプ127の突当面(突当ライン)Aに平行
でない状態でも、該Y軸送プッシャー129で押すことに
よって、平行に突き当てられ、Y軸原点位置が正確に決
る。
テーブル9上のY軸送プッシャー129が、板材WをY軸
方向へ押して、加工クランプ127の突当ラインAに突き
当てる。このとき、ローダクランプ7のうち両固定シリ
ンダ105,115の固定を解除した状態の可動クランプ67
は、この板材Wを挟持しているため、クランプフレーム
65に対してY軸リニアモータガイド87により案内され、
Y軸方向へ移動される。しかも、この可動クランプ67は
旋回軸85の回りに旋回自在であるから、板材Wの横側端
縁が加工クランプ127の突当面(突当ライン)Aに平行
でない状態でも、該Y軸送プッシャー129で押すことに
よって、平行に突き当てられ、Y軸原点位置が正確に決
る。
(22)引寄シリンダ121の引寄せ : Y軸送プッシ
ャー129が板材Wを押した状態で、引寄シリンダ121を作
動させると、可動クランプ67が板材Wを後方へ引き寄せ
て、X軸ロケートピン131に当接させる。これによって
X軸原点位置が決る。
ャー129が板材Wを押した状態で、引寄シリンダ121を作
動させると、可動クランプ67が板材Wを後方へ引き寄せ
て、X軸ロケートピン131に当接させる。これによって
X軸原点位置が決る。
(23)加工クランプ127の閉 : このように板材W
の原点位置が決ると、加工クランプ127がこの二枚重ね
の板材Wを挟持して、ワークテーブル9上を移動制御し
ながら、タレットパンチプレス19による加工を行う。
の原点位置が決ると、加工クランプ127がこの二枚重ね
の板材Wを挟持して、ワークテーブル9上を移動制御し
ながら、タレットパンチプレス19による加工を行う。
(24)ローダクランプ7の開 : 板材Wを加工クラ
ンプ127に挟持させると、上記可動クランプ67の挟持が
解除される。
ンプ127に挟持させると、上記可動クランプ67の挟持が
解除される。
(25)ローダクランプ7の後退 : ローダクランプ
7は、二枚重ねテーブル5の後端位置へ戻って次の板材
Wの挟持を待つ。
7は、二枚重ねテーブル5の後端位置へ戻って次の板材
Wの挟持を待つ。
次に、本実施例における他の実施例を第11図、第12図
について、上記実施例と異なる点を説明する。搬送装置
3の昇降が、上例では上下シリンダ51によって、上下方
向の案内部材143に案内されて行われる構成であるのに
対して、上下に拡縮自在のリンク機構145を、上下シリ
ンダ51によって拡縮させて行う構成である。又、X軸,Y
軸両リニアモータガイド57,55を取付けた旋回枠147を、
該リンク機構145の下端に設けた昇降枠149に対して、旋
回軸151回りに旋回自在に設ける。
について、上記実施例と異なる点を説明する。搬送装置
3の昇降が、上例では上下シリンダ51によって、上下方
向の案内部材143に案内されて行われる構成であるのに
対して、上下に拡縮自在のリンク機構145を、上下シリ
ンダ51によって拡縮させて行う構成である。又、X軸,Y
軸両リニアモータガイド57,55を取付けた旋回枠147を、
該リンク機構145の下端に設けた昇降枠149に対して、旋
回軸151回りに旋回自在に設ける。
又、パレット支持装置15には、リンク機構153によっ
て昇降されるリフター155を設け、又、板材Wを取出し
た残りの空パレット1を取出すチェンベア157を設けて
いる。又、二枚重ねテーブル5の下方には、該チェンコ
ンベア157から取出される空パレット1を受けて、搬出
ローラ161へ載せるチェンコンベア159を設けている。
て昇降されるリフター155を設け、又、板材Wを取出し
た残りの空パレット1を取出すチェンベア157を設けて
いる。又、二枚重ねテーブル5の下方には、該チェンコ
ンベア157から取出される空パレット1を受けて、搬出
ローラ161へ載せるチェンコンベア159を設けている。
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、板金加工機に隣接して配置した二枚重
ねテーブル(5)に、当該二枚重ねテーブル(5)上に
載置された板材(W)をX軸,Y軸方向の原点位置へ位置
決めするためのX軸ロケートピン(35),Y軸ロケートピ
ン(33)を設けると共に、上記各ロケートピン(33,3
5)に当接した板材(W)の下面を吸着して固定する固
定パット(37)を設け、前記板金加工機とは離隔した位
置において前記二枚重ねテーブル(5)に隣接して配置
したパレット(1)上の板材(W)を前記二枚重ねテー
ブル(5)上へ搬送する搬送装置(3)に、前記板材
(W)を吸着自在の複数の吸着パット(43)を設けると
共に上記吸着パット(43)によって吸着された板材
(W)に振動を与えて下層の板材を分離するためのバイ
ブレータ(45)を設け、前記吸着パット(43)を支持し
たサポート(53)を、X,Y,Zの3軸方向へ移動可能かつ
前記パレット(1)の上方位置から前記二枚重ねテーブ
ル(5)の上方位置へ移動可能に設け、前記二枚重ねテ
ーブル(5)上において重合された板材(W)を挟持自
在の複数のクランプ(67,69)を備えたローダフレーム
(71)を、前記板金加工機に対して接近離反する方向へ
移動自在かつ上記クランプ(67,69)に挟持された板材
(W)を前記板金加工機の加工クランプ(127)へ受け
渡し可能に構成してなるものである。
するに本発明は、板金加工機に隣接して配置した二枚重
ねテーブル(5)に、当該二枚重ねテーブル(5)上に
載置された板材(W)をX軸,Y軸方向の原点位置へ位置
決めするためのX軸ロケートピン(35),Y軸ロケートピ
ン(33)を設けると共に、上記各ロケートピン(33,3
5)に当接した板材(W)の下面を吸着して固定する固
定パット(37)を設け、前記板金加工機とは離隔した位
置において前記二枚重ねテーブル(5)に隣接して配置
したパレット(1)上の板材(W)を前記二枚重ねテー
ブル(5)上へ搬送する搬送装置(3)に、前記板材
(W)を吸着自在の複数の吸着パット(43)を設けると
共に上記吸着パット(43)によって吸着された板材
(W)に振動を与えて下層の板材を分離するためのバイ
ブレータ(45)を設け、前記吸着パット(43)を支持し
たサポート(53)を、X,Y,Zの3軸方向へ移動可能かつ
前記パレット(1)の上方位置から前記二枚重ねテーブ
ル(5)の上方位置へ移動可能に設け、前記二枚重ねテ
ーブル(5)上において重合された板材(W)を挟持自
在の複数のクランプ(67,69)を備えたローダフレーム
(71)を、前記板金加工機に対して接近離反する方向へ
移動自在かつ上記クランプ(67,69)に挟持された板材
(W)を前記板金加工機の加工クランプ(127)へ受け
渡し可能に構成してなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、二
枚重ねテーブル5にはX軸ロケートピン35及びY軸ロケ
ートピン33が設けてあり、かつ固定パット37が設けてあ
るから、二枚重ねテーブル5上の1枚目の板材Wを前記
各ロケートピン33,35に当接して原点位置に位置決めし
た後、固定パット37によって不動状態に固定することが
できるものである。
枚重ねテーブル5にはX軸ロケートピン35及びY軸ロケ
ートピン33が設けてあり、かつ固定パット37が設けてあ
るから、二枚重ねテーブル5上の1枚目の板材Wを前記
各ロケートピン33,35に当接して原点位置に位置決めし
た後、固定パット37によって不動状態に固定することが
できるものである。
そして、パレット1上から前記二枚重ねテーブル5上
へ板材Wを搬送する搬送装置3は、板材Wを吸着自在の
複数の吸着パット43を支持したサポート53はX,Y,Zの3
軸方向へ移動可能であり、かつ前記吸着パット43によっ
て吸着した板材の下層の板材を振動によって分離するた
めのバイブレータ45が設けてある。
へ板材Wを搬送する搬送装置3は、板材Wを吸着自在の
複数の吸着パット43を支持したサポート53はX,Y,Zの3
軸方向へ移動可能であり、かつ前記吸着パット43によっ
て吸着した板材の下層の板材を振動によって分離するた
めのバイブレータ45が設けてある。
したがって、本発明によれば、パレット1上から二枚
重ねテーブル5上へ2枚目の板材Wを搬送するとき、1
枚の板材のみを確実に搬送することができ、二枚重ねテ
ーブル5上に位置決めされている1枚目の板材に重ね合
せることができるものである。この際、1枚目の板材は
固定パット37によって固定されているから、位置ずれを
生じるようなことがなく、1枚目の板材に対して2枚目
の板材をずれのないように正確に重ね合せることができ
るものである。
重ねテーブル5上へ2枚目の板材Wを搬送するとき、1
枚の板材のみを確実に搬送することができ、二枚重ねテ
ーブル5上に位置決めされている1枚目の板材に重ね合
せることができるものである。この際、1枚目の板材は
固定パット37によって固定されているから、位置ずれを
生じるようなことがなく、1枚目の板材に対して2枚目
の板材をずれのないように正確に重ね合せることができ
るものである。
上述のごとく重ね合された板材は、ローダフレーム71
に備えたクランプ67,69によってクランプされて板金加
工機の加工クランプ127へ受け渡しされるので、ずれを
生じることなく加工クランプ127にクランプされて加工
されるものである。
に備えたクランプ67,69によってクランプされて板金加
工機の加工クランプ127へ受け渡しされるので、ずれを
生じることなく加工クランプ127にクランプされて加工
されるものである。
図はこの発明の実施例を示すもので、第1図はこの板金
加工機における板材供給装置の平面図、第2図は第1図
における側面図、第3図は第1図におけるIII矢視部の
拡大平面図、第4図は第3図における正面図、第5図は
第3図におけるV矢部の拡大平面図、第6図は第5図に
おける一部断面した側面図、第7図は第3図におけるVI
I矢視部の拡大平面図、第8図は第7図における正面
図、第9図は第7図における後面図、第10図はワークク
ランプの作用を示す側断面図、第11図は第2図に代る他
の実施例を示す側面図、第12図は第11図における正面図
である。 1……パレット 3……搬送装置 5……二枚重ねテーブル 7……ローダクランプ 9……ワークテーブル
加工機における板材供給装置の平面図、第2図は第1図
における側面図、第3図は第1図におけるIII矢視部の
拡大平面図、第4図は第3図における正面図、第5図は
第3図におけるV矢部の拡大平面図、第6図は第5図に
おける一部断面した側面図、第7図は第3図におけるVI
I矢視部の拡大平面図、第8図は第7図における正面
図、第9図は第7図における後面図、第10図はワークク
ランプの作用を示す側断面図、第11図は第2図に代る他
の実施例を示す側面図、第12図は第11図における正面図
である。 1……パレット 3……搬送装置 5……二枚重ねテーブル 7……ローダクランプ 9……ワークテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 59/04 B65G 59/04
Claims (1)
- 【請求項1】板金加工機に隣接して配置した二枚重ねテ
ーブル(5)に、当該二枚重ねテーブル(5)上に載置
された板材(W)をX軸,Y軸方向の原点位置へ位置決め
するためのX軸ロケートピン(35),Y軸ロケートピン
(33)を設けると共に、上記各ロケートピン(33,35)
に当接した板材(W)の下面を吸着して固定する固定パ
ット(37)を設け、前記板金加工機とは離隔した位置に
おいて前記二枚重ねテーブル(5)に隣接して配置した
パレット(1)上の板材(W)を前記二枚重ねテーブル
(5)上へ搬送する搬送装置(3)に、前記板材(W)
を吸着自在の複数の吸着パット(43)を設けると共に上
記吸着パット(43)によって吸着された板材(W)に振
動を与えて下層の板材を分離するためのバイブレータ
(45)を設け、前記吸着パット(43)を支持したサポー
ト(53)を、X,Y,Zの3軸方向へ移動可能かつ前記パレ
ット(1)の上方位置から前記二枚重ねテーブル(5)
の上方位置へ移動可能に設け、前記二枚重ねテーブル
(5)上において重合された板材(W)を挟持自在の複
数のクランプ(67,69)を備えたローダフレーム(71)
を、前記板金加工機に対して接近離反する方向へ移動自
在かつ上記クランプ(67,69)に挟持された板材(W)
を前記板金加工機の加工クランプ(127)へ受け渡し可
能に構成してなることを特徴とする板金加工機の板材供
給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142241A JP2703625B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 板金加工機の板材供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142241A JP2703625B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 板金加工機の板材供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038628A JPH038628A (ja) | 1991-01-16 |
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