JP5757266B2 - クォータウエザストリップ - Google Patents

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本発明は、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材の外周を保持し、クォータ部材とドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップに関する。
従来、自動車ドアは図6に示すように、ドア1のベルトラインの上部にドアフレーム2が形成され、リヤドア1bにおいては、ドアフレーム2の上辺部におけるリヤ側に寄った部位の下面から下方にパーティションサッシュ3が延設されている。そして、リヤドア1bのパーティションサッシュ3のリヤ側の部分には固定して装着されるクォータドアガラス6が装着され、パーティションサッシュ3のフロント側にはドアガラス5が昇降自在に装着されている。
そして、図7に示すように、クォータドアガラス6とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、クォータウエザストリップ120が装着されてその間をシールしている。また、ドアガラス5とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、ガラスラン110が装着されてその間をシールしている。
クォータウエザストリップ120は、図7に示すように、クォータドアガラス6の外周を全周に亘り取り囲んで取付けられている。クォータウエザストリップ120の底辺部、即ち、ドアパネルのベルトラインに取付けられる部分の断面図を図8に示す。図8は、図7のA−A線に沿った断面図である。
クォータウエザストリップ120の底辺部分では、車外側側壁124と車内側側壁125でクォータドアガラス6を挟持して、ガラス保持溝128でクォータドアガラス6を保持している。クォータドアガラス6とクォータウエザストリップ120の重量を支えるために、支持脚部122が下方に延設され、エクステンションパネル9に当接している。
そして、図9に示すように、底壁221、車外側側壁224と車内側側壁225の間の溝228にクォータドアガラス6を保持したクォータウエザストリップ220において、クォータドアガラス6と車外側側壁224との間から溝228に進入した雨水を、水抜き孔229を設けて、車外に排出するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この溝228には、クォータドアガラス6の先端面に当接して、雨水が車内側に回り込まないように突条228aが設けられていた。
しかしながら、水抜き孔229の部分には突条228aが設けられていないため、雨水が突条228aの先端を回り込んで車内側に回り込むことがあった。この場合に、溝228に進入した雨水は、車内側側壁225とクォータドアガラス6の間の隙間が狭いために、その隙間を通り毛細管現象により車内側に染み出す場合があった。
そこで、図10に示すように、底壁321、車外側側壁324と車内側側壁325の間の溝328にクォータドアガラス6を保持したクォータウエザストリップ320において、クォータドアガラス6と車外側側壁324との間から溝328に進入した雨水を、水抜き孔329を設けて、車外に排出する。さらに、車内側へ進入した雨水を車内側側壁325の内面に長手方向に延びる2本の横溝部325a、325bを設けるとともに、横溝部325bから水抜き孔329に向けて幅方向に縦溝部325cを設け、車外に排出するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
この場合は、溝328に突条328aを設けるとともに、2本の横溝部325a、325bで、車内側側壁325とクォータドアガラス6の間の隙間を通り毛細管現象により車内側に染み出す雨水を止めて、縦溝部325cで水抜き孔329に雨水を排出するものである。
しかしながらこの場合でも、水抜き孔229の部分には突条228aが設けられていないため、雨水が車内側に回り込み、車内側にしみだすことがあった。
特開2008−290611号公報 特開2009−255859号公報
本願発明は、クォータドアガラスとクォータウエザストリップの間から雨水や洗車水等が車内に染み出すことを確実に防止することができるクォータウエザストリップを提供するものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ドアフレームの上辺部と、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材の外周を保持し、クォータ部材とドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップにおいて、
クォータウエザストリップは、クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、クォータ部材は、ドアフレームの上辺部に取付けられる上辺部と、パーティションサッシュに取付けられる縦辺部と、ドアのベルトライン付近に取付けられる底辺部から構成され、
クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とから断面略U字形に形成され、断面略U字形の溝はクォータ部材の外周が挿入され、クォータ部材を保持するクォータ部材保持溝を形成し、
底辺部の基部は、クォータ部材保持溝から下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、クォータ部材保持溝側の面に、長手方向に連続する保持溝突状が形成され、水抜き孔の長手方向に向き合う面の両側に水抜き孔突状が形成され、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の上端の部分で連続して形成されたことを特徴とするクォータウエザストリップである。
請求項1の本発明では、クォータウエザストリップは、クォータ部材の外周に勘合されるように環状に形成されたため、クォータ部材の外周全周を完全に包むことができ、環状のため、クォータ部材に勘合されると、その弾性により締め付けるように保持されて、クォータ部材から外れ難くなる。
クォータ部材は、ドアフレームの上辺部に取付けられる上辺部と、パーティションサッシュに取付けられる縦辺部と、ドアのベルトライン付近に取付けられる底辺部から構成された。このため、ドアフレーム、パーティションサッシュとドアのベルトラインに完全に密着してその間の空間を確実に塞ぐことができる。
クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とから断面略U字形に形成され、断面略U字形の溝はクォータ部材の外周が挿入され、クォータ部材を保持するクォータ部材保持溝を形成している。このため、クォータ部材保持溝にクォータ部材の外周端部が確実に挿入されて保持されることができる。又、車外側側壁と車内側側壁でクォータ部材の側面をそれぞれ保持するため、クォータ部材とクォータウエザストリップの間のシール性を確保することができる。
底辺部の基部は、クォータ部材保持溝から下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、クォータ部材保持溝側の面に、長手方向に連続する保持溝突状が形成される。このため、クォータ部材と車外側側壁の間から進入した雨水や洗車水等は、保持溝突状によりせき止められて、水抜き孔から車外へ排出することができる。
水抜き孔の長手方向に向き合う面の両側に水抜き孔突状が形成され、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の上端の部分で連続して形成された。このため、クォータ部材と車外側側壁の間から進入した雨水や洗車水等は、保持溝突状によりせき止められて、水抜き孔へ達すると、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の部分で連続して形成されているため、保持溝突状の先端を回り込んで水抜き孔で車内側へ進入することなく、確実に水抜き孔から車外へ排出することができる。
請求項2の本発明は、水抜き孔突状は、水抜き孔の下端まで形成されたクォータウエザストリップである。
請求項2の本発明では、水抜き孔突状は、水抜き孔の下端まで形成されたため、保持溝突状によりせき止められて、水抜き孔へ達した雨水等は、水抜き孔の下端まで確実に移動して、確実に水抜き孔から車外へ排出することができる。
請求項3の本発明は、底辺部の基部の下面から支持脚部が形成され、水抜き孔は、基部と支持脚部を貫通して形成されたクォータウエザストリップ。
請求項3の本発明では、底辺部の基部の下面から支持脚部が形成され、水抜き孔は、基部と支持脚部を貫通して形成されたため、支持脚部により底辺部の基部が確実に保持されるとともに、支持脚部を貫通して形成された水抜き孔により、クォータ部材保持溝から雨水等を確実に水抜き孔から車外へ排出することができる。
本発明は上記のように、底辺部のクォータ部材保持溝は、基部に下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、クォータ部材と車外側側壁の間から進入した雨水や洗車水等は、保持溝突状によりせき止められて、水抜き孔から車外へ排出することができる。
水抜き孔の長手方向に向き合う面の両側に水抜き孔突状が形成され、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の部分で連続して形成されたため、水抜き孔へ達すると、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の上端の部分で連続して形成されているため、水抜き孔で車内側へ進入することなく、確実に水抜き孔から車外へ排出することができる。
本発明の実施の形態における、リヤドアの上端にクォータウエザストリップの底辺部を取り付けた状態の断面図であり、水抜き孔が形成されていない部分の図7のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、リヤドアの上端にクォータウエザストリップの底辺部を取り付けた状態の断面図であり、水抜き孔が形成された部分の図7のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態における、クォータウエザストリップの底辺部の部分底面図である。 本発明の実施の形態における、クォータウエザストリップの底辺部の水抜き孔の部分の車外側側壁を取り除いた斜視図である。 本発明の実施の形態における、クォータウエザストリップの全体の正面図である。 本発明の実施の形態における、自動車の側面図である。 自動車のリヤドアのコーナー部の側面図である。 従来のリヤドアの上端にクォータウエザストリップの底辺部を取り付けた状態の断面図であり、図7のA−A線に沿った断面図である。 従来の他のクォータウエザストリップにクォータ部材を取り付けた状態の底辺部の断面図である。 従来の他のクォータウエザストリップの底辺部の水抜き孔の部分の車外側側壁を取り除いた斜視図である。
本発明の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォータ部材であるクォータドアガラス6に使用されるクォータウエザストリップ20を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータドアガラスまたは、サイドミラーブラケットに使用されるクォータウエザストリップについても使用することができる。
図6は、自動車の側面図である。図6に示すように、自動車の側面のドア1であるフロントドア1aとリヤドア1bの両方のベルトラインよりも上部には、ドアガラス5、5が昇降可能に設けられている。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形の部分に固定されたクォータドアガラス6が設けられている。
パーティションサッシュ3は、図7に示すように、ドアフレーム2の上辺部の下面から下方に延出され、リヤドア1bのドアパネル内の部分にまで延出されて装着されている。すなわち、ドアのベルトライン位置よりも上方部分では、外部に露出しており、パーティションサッシュ3の下端は、リヤドア1bのドアパネルのパネル内部に固定され、上端はエンドキャップ4を介してドアフレーム2の車内側側壁と車外側側壁の下面に接続され、ブラケットによりドアフレーム2の上辺部の底壁下面に固定されている。
リヤドア1bにおいて、図6に示すように、ドアフレーム2の上辺部と、フロント側の縦辺部及びパーティションサッシュ3のフロント側溝部44には、ガラスラン10が装着されて、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2およびパーティションサッシュ3との間をシールしている。
リヤドア1bのドアガラス5のリヤ側において、図6に示すように、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3のリヤ側溝部とリヤドア1bのドアパネル上端には、クォータウエザストリップ20が装着されて、クォータドアガラス6をドアフレーム2の上辺部と、パーティションサッシュ3、リヤドア1bのドアパネル上端であるベルトラインに固定するとともに、クォータウエザストリップ20とドアフレーム2、リヤドア1bの上端であるベルトライン及びパーティションサッシュ3との間をシールしている。
クォータウエザストリップ20は図5と図7に示すように、全体として型成形で形成される。即ち、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる上辺部20aと、パーティションサッシュ3に取付けられる縦辺部20bと、リヤドア1bの上端であるベルトラインに取付けられる底辺部20cと、それぞれを接続するコーナー部から構成される略三角形状に形成されている。
クォータウエザストリップ20の各辺部とコーナー部は、合わせて全体として一体に同時に型成形で成形される。
なお、クォータウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成される三角形状のコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
リヤドア1bのドアパネルの上端であるベルトラインに取付けられるクォータウエザストリップ20の底辺部20c部分の図7のA−A線に沿った断面図を図1と図2に示し、図1は後述する水抜き孔29がない部分の断面図であり、図2は水抜き孔29が設けられた部分の断面図である。
まず、水抜き孔29がない部分のクォータウエザストリップ20を説明する。底辺部20cにおいて、クォータウエザストリップ20の上半分は、図1に示すように、基部21に上側の車外側に車外側側壁24と、車内側に車内側側壁25と、その間にクォータ部材保持溝であるガラス保持溝28が形成された断面略コ字形である。このガラス保持溝28が形成された断面略コ字形の形状は、上辺部20aと縦辺部20bも同様であり、ガラス保持溝28にクォータ部材であるクォータドアガラス6の外周が挿入されている。クォータ部材は、クォータドアガラス6以外にもサイドミラー取付け板等の部材も対象である。
基部21の上側とは、環状に形成されたクォータウエザストリップ20の内周側であり、底辺部20cではガラス保持溝28は、基部21の上側に形成されるが、上辺部20aでは、基部21の下側に形成され、縦辺部20bでは、基部21のリヤ側に形成される。このようにして、クォータドアガラス6の外周の全周にガラス保持溝28をはめ込むことができる。
上述のように、ガラス保持溝28にクォータドアガラス6の外周が挿入されると、車外側側壁24と車内側側壁25がクォータドアガラス6の側面に当接して、それぞれ保持するため、クォータドアガラス6とクォータウエザストリップ20の間のシール性を確保することができる。
底辺部20cのガラス保持溝28において、クォータドアガラス6の先端面と対向する面であるガラス保持溝28側の面に、長手方向に連続するガラス保持溝突状28aが形成されている。クォータドアガラス6をガラス保持溝28に嵌め込むと、ガラス保持溝突状28aがクォータドアガラス6の外周の先端に当接する。このため、クォータドアガラス6の車外側面から流下し、クォータドアガラス6と車外側側壁24の間から進入した雨水や洗車水等は、ガラス保持溝突状28aによりせき止められて、後述する水抜き孔29から車外へ排出することができる。
車内側側壁25のガラス保持溝28側の面からガラス保持溝28内に張出すように、側壁リブである車内側側壁リブ25bを長手方向に連続して形成した。このため、ガラス保持溝28にクォータドアガラス6を挿入すると、車内側側壁リブ25bがクォータドアガラス6の車内側側面に当接して、シール性を向上させることができる。
車外側側壁24と車内側側壁25の外面には、それぞれリヤドア1bのドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7に当接する車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が形成されている。車外側保持リップ26と車内側保持リップ27は、それぞれ、車外側側壁24と車内側側壁25の外面から略直角に延設されている。
本実施の形態では、車外側保持リップ26は、ドアアウターパネル8に当接している。また、車内側保持リップ27は、ドアアウターパネル8に取付けられ、クォータウエザストリップ20を保持するエクステンションパネル9に当接しているが、ドアインナーパネル7に当接させることができる。
このため、クォータウエザストリップ20とドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7の間のシール性を確保して、ドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7との間のシール性を確保することができる。さらに、車外側保持リップ26と車内側保持リップ27によりクォータウエザストリップ20が傾くことを防止することができる。
車外側側壁24の先端から車外側へ車外側カバーリップ24aが形成されている。車外側カバーリップ24aは、ドアアウターパネル8の先端に取付けられ、リヤドア1bの上端であるベルトラインをカバーするドアモール30の上面を覆っている。このため、ドアモール30とクォータウエザストリップ20の間をシールすることができる。
車内側側壁25の先端から車内側へ車内側カバーリップ25aが形成されている。車内側カバーリップ25aは、リヤドア1bの車内側面に取付けられたガーニッシュ40の先端が当接している。このため、クォータウエザストリップ20とインナーパネルの先端部分との間を覆うことができ、見栄えが良い。
次に、クォータウエザストリップ20の下半分を説明する。
クォータウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21からクォータウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22を形成した。
支持脚部22の先端は幅方向に広がった支持脚部張出部22aが形成されている。支持脚部張出部22aは、エクステンションパネル9に当接して、クォータウエザストリップ20を安定的に保持することができる。
支持脚部張出部22aの車内側先端の下面には、支持脚部シールリップ22bが形成されている。支持脚部シールリップ22bは、エクステンションパネル9に当接して、支持脚部22とエクステンションパネル9の間をシールしている。
支持脚部22の車外側には、基部21から支持脚部22の先端である支持脚部張出部22aまで、複数個の支持脚部補強リブ23が形成されている。このため、支持脚部22の剛性が向上して、クォータドアガラス6の重量を保持して、クォータウエザストリップ20が傾くことを防止できる。
図2〜図4に示すように、底辺部20cの基部21は、クォータ部材保持溝であるガラス保持溝28から下方に貫通する水抜き孔29が複数個形成される。上述のとおり、クォータウエザストリップ20の基部21のガラス保持溝28側の面、即ち底辺部20cの上面に、長手方向に連続する保持溝突状であるガラス保持溝突状28aが形成されて、水抜き孔29の部分でガラス保持溝突状28aは途切れている。
さらに、水抜き孔29において、長手方向に向き合う面の両側に水抜き孔突状29aが形成されている。そして、図4に示すように、水抜き孔突状29aとガラス保持溝突状28aは水抜き孔29の上端の部分で連続するように形成されている。このため、クォータドアガラス6と車外側側壁24の間から進入した雨水や洗車水等は、ガラス保持溝突状28aによりせき止められて、水抜き孔29へ達すると、水抜き孔突状29aとガラス保持溝突状28aが水抜き孔の部分で連続して形成されているため、水抜き孔29で車内側へ進入することなく、ガラス保持溝突状28aに沿って確実に水抜き孔29から車外へ排出することができる。
水抜き孔突状29aは、水抜き孔29の途中まで形成することができるが、水抜き孔29の下端まで形成することが好ましい。水抜き孔29の下端まで形成する場合には、ガラス保持溝突状28aによりせき止められて、水抜き孔29へ達した雨水等は、水抜き孔29の下端まで確実に移動して、ガラス保持溝突状28aに沿って、確実に水抜き孔29から車外へ排出されることができる。
図2と図3に示すように、底辺部20cの基部21の下面から支持脚部22が形成される場合には、水抜き孔29は、ガラス保持溝28から基部21と支持脚部22を貫通して下まで形成される。この場合には、支持脚部22により底辺部20cの基部21が確実に保持されるとともに、支持脚部22を貫通して形成された水抜き孔29により、ガラス保持溝28から雨水等を確実に水抜き孔29からエクステンションパネル9へ排出され、そして図3に示すように、支持脚部22の支持脚部シールリップ22bに形成された切れ目である支持脚部排水部22cから車外へ排出することができる。
次に、クォータウエザストリップ20の製造方法について説明する。
クォータウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
1 ドア
6 クォータドアガラス(クォータ部材)
20 クォータウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
24 車外側側壁
25 車内側側壁
28 ガラス保持溝(クォータ部材保持溝)
28a ガラス保持溝突状
29 水抜き孔
29a 水抜き孔突条

Claims (3)

  1. ドアフレームの上辺部と、該ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材の外周を保持し、上記クォータ部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップにおいて、
    該クォータウエザストリップは、上記クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォータ部材は、上記ドアフレームの上辺部に取付けられる上辺部と、上記パーティションサッシュに取付けられる縦辺部と、上記ドアのベルトライン付近に取付けられる底辺部から構成され、
    上記クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、上記クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とから断面略U字形に形成され、該断面略U字形の溝は上記クォータ部材の外周が挿入され、上記クォータ部材を保持するクォータ部材保持溝を形成し、
    上記底辺部の上記基部は、上記クォータ部材保持溝から下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、上記クォータ部材保持溝側の面に、長手方向に連続する保持溝突状が形成され、上記水抜き孔の長手方向に向き合う面の両側に水抜き孔突状が形成され、該水抜き孔突状と上記保持溝突状は上記水抜き孔の上端の部分で連続して形成されたことを特徴とするクォータウエザストリップ。
  2. 上記水抜き孔突状は、上記水抜き孔の下端まで形成された請求項1に記載のクォータウエザストリップ。
  3. 上記底辺部の上記基部の下面から支持脚部が形成され、上記水抜き孔は、上記基部と上記支持脚部を貫通して形成された請求項1又は請求項2に記載のクォータウエザストリップ。
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