JP6372415B2 - クォータ部材の取付構造 - Google Patents
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Description
クォータウエザストリップは、クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、 ドアのベルトラインに取付けられるクォータウエザストリップの底辺部は、クォータ部材の下辺部を挟持し、
係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部又はクォータ部材の底辺部を固定するとともに、係合部材は、下部に係合溝を有し、係合溝にドアパネルの先端が挿入されて、係合部材がドアパネルに固定され、クォータ部材の車両の上方への移動を規制することを特徴とするクォータ部材の取付構造。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォータ部材であるクォータドアガラス6に取付ける結合部材30を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータドアガラス6に取付ける結合部材30についても使用することができる。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形又は四角形の部分に固定されたクォータドアガラス6が設けられている。
なお、クォータドアウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成されコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
インナウエザストリップ50の上部をガーニッシュ60が覆っている。
クォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21から延設されクォータドアウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22が形成されている。
支持脚部22の重量を低減して、軽量化に貢献することができる。さらに、支持脚部張出部22bを形成することなく、支持脚部首部22aをそのままの太さでエクステンションパネル9に当接するまで延設してもよい。
係合部材30は、クォータ部材であるクォータドアガラス6の下辺に一体的に取付けられる。係合部材30は、クォータドアガラス6の下辺に一体的に取付けられるガラス保持部31と、ドアインナパネル7が取付けられるパネル取付部32を有する。
係合部材30の上方には、図1に示す、クォータウエザストリップ20の上端部分のみが連結部として、係合部材30の車両の前後の断面を連結している。
クォータドアウエザストリップ20の上半分は、ガラス保持溝28が第1の実施の形態と異なるが、他の部分は第1の実施の形態と同様である。
第2の実施の形態のクォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21から延設され、クォータドアウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22が形成されている。
支持脚部22から断面形状が幅の広い支持脚部張出部22bが形成されたため、ドアパネルのエクステンションパネル9に支持脚部張出部22bが安定して当接することができ、クォータドアウエザストリップ20とクォータドアガラス6の重量を安定して保持することができる。
パネル取付部32は断面コ字形の係合溝32dを有している。図3に示すように、係合溝32dはエクステンションパネル9の先端が挿入可能に開口している。したがって、係合部材30の係合溝32dにエクステンションパネル9の先端を挿入することのみで、係合部材30をエクステンションパネル9に固定して、クォータドアガラス6が外れることを防止できる。エクステンションパネル9以外でも、ドアインナパネル7やドアアウタパネル8の先端を挿入して係合部材30を取付けることもできる。
クォータドアウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。第2の実施の形態では、クォータドアウエザストリップ20と係合部材30が同時に一体的に形成される。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
6 クォータドアガラス(クォータ部材)
20 クォータドアウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
30 係合部材
31 ガラス保持部
32 パネル取付部
Claims (6)
- ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材と、該クォータ部材の外周を保持し上記クォータ部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップを係合部材で上記ドアパネルへ取付けるクォータ部材の取付構造において、
該クォータウエザストリップは、上記クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、
上記ドアのベルトラインに取付けられる上記クォータウエザストリップの底辺部は、上記クォータ部材の下辺部を挟持し、
上記係合部材は、上記クォータウエザストリップの底辺部又は上記クォータ部材の底辺部を固定するとともに、上記係合部材は、下部に係合溝を有し、該係合溝に上記ドアパネルの先端が挿入されて、上記係合部材が上記ドアパネルに固定され、上記クォータ部材の車両の上方への移動を規制することを特徴とするクォータ部材の取付構造。 - 上記係合部材は、上記クォータ部材の下辺部にネジ止め又は接着剤で固定された請求項1に記載のクォータ部材の取付構造。
- 上記係合部材は、上記クォータウエザストリップの底辺部に埋設されて、上記クォータ部材の下辺部と上記クォータウエザストリップの底辺部とが接着剤で固定された請求項1に記載のクォータ部材の取付構造。
- 上記クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォータ部材の外周が挿入され保持するクォータ部材保持溝と、上記クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成し、上記クォータ部材保持溝に上記クォータ部材の外周が接着された請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載されたクォータ部材との取付構造。
- 上記ドアのベルトラインに取付けられる上記クォータウエザストリップの底辺部は、上記基部から上記ドアパネルに当接する支持脚部が延設され、該支持脚部の底面に支持脚部の長手方向に延びる支持脚部シールリップを形成し、該支持脚部シールリップは上記ドアパネルに当接した請求項4に記載されたクォータ部材の取付構造。
- 上記クォータ部材は、クォータドアガラスであり、上記クォータウエザストリップは、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに1項に記載されたクォータ部材の取付構造。
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