JP6372415B2 - クォータ部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアフレームと、ドアフレームの上辺の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材と、クォータ部材の外周をクォータウエザストリップでシールと保持し、クォータ部材とクォータドアウエザストリップをドアパネルに取付けるクォータ部材の取付構造に関する。
従来、自動車ドアは図6に示すように、ドア1のベルトラインの上部にドアフレーム2が形成され、リヤドア1bにおいては、ドアフレーム2の上辺部におけるリヤ側に寄った部位の下面から下方にパーティションサッシュ3が延設されている。そして、リヤドア1bのパーティションサッシュ3のリヤ側の部分には固定して装着されるクォータ部材であるクォータドアガラス6が装着され、パーティションサッシュ3のフロント側にはドアガラス5が昇降自在に装着されている。
そして、図7に示すように、クォータドアガラス6とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、クォータドアウエザストリップ120が装着されてその間をシールしている。また、ドアガラス5とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、ガラスラン110が装着されてその間をシールしている。
クォータドアウエザストリップ120は、図7に示すように、クォータドアガラス6の外周を全周に亘り取り囲んで取付けられている(例えば、特許文献1参照。)。クォータドアウエザストリップ120の底辺部分、即ち、ドアパネルのベルトラインに取付けられる部分の断面図を図7に示す。図8は、図7のA−A線に沿った断面図である。
クォータドアウエザストリップ120の底辺部分では、車外側側壁124と車内側側壁125でクォータドアガラス6を挟持して、ガラス保持溝128でクォータドアガラス6を保持している。クォータドアガラス6とクォータドアウエザストリップ120の重量を支えるために、支持脚部122が下方に延設され、エクステンションパネル9に当接している。
この場合に、図7のクォータドアウエザストリップ120の上辺部と側辺部において、車外側側壁124の部分を切断した場合には、クォータドアガラス6とクォータドアウエザストリップ120はエクステンションパネル9に当接しているのみであるため、クォータドアガラス6を上方に引っ張ることでドア1から外すことができ、ドア1を開けて、車内のものが盗難に遭うことがある。
特開2009−56831号公報
本願発明は、容易にクォータ部材であるクォータドアガラスを外すことのできないクォータ部材の取付構造を提供するものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材と、クォータ部材の外周を保持しクォータ部材とドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップを係合部材でドアパネルへ取付けるクォータ部材の取付構造において、
クォータウエザストリップは、クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、 ドアのベルトラインに取付けられるクォータウエザストリップの底辺部は、クォータ部材の下辺部を挟持し、
係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部又はクォータ部材の底辺部を固定するとともに、係合部材は、下部に係合溝を有し、係合溝にドアパネルの先端が挿入されて、係合部材がドアパネルに固定され、クォータ部材の車両の上方への移動を規制することを特徴とするクォータ部材の取付構造。
請求項1の本発明では、クォータドアウエザストリップは、クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成されたため、クォータ部材に嵌合されると、その弾性により締め付けるように保持されて、クォータ部材から外れ難くなる。また、クォータ部材の周囲を保持して、ドアフレームに取付けるとともに、クォータ部材の周囲とドアフレームとの間をシールすることができる。
ドアのベルトラインに取付けられるクォータウエザストリップの底辺部は、クォータ部材の下辺部を挟持している。このため、クォータウエザストリップの底辺部によりクォータ部材の下辺部を挟持するとともに、クォータウエザストリップとクォータ部材をドアパネルに保持することができる。
係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部又はクォータ部材の底辺部を固定するとともに、係合部材は、下部に係合溝を有し、係合溝にドアパネルの先端が挿入されて、係合部材がドアパネルに固定され、クォータ部材の車両の上方への移動を規制する。このため、クォータウエザストリップ又はクォータ部材を係合部材によりドアパネルに強固に固定することができる。さらに、クォータウエザストリップの一部が切断されても、クォータウエザストリップと結合部材によりクォータ部材の車両の上方への移動を規制して、クォータ部材がドアフレームから外れることがない。従って、ドアを開けられることがなく、車内のものの盗難防止をすることができる。また、係合部材の係合溝にドアパネルの先端を挿入することのみで、係合部材をドアパネルに固定して、クォータ部材が外れることを防止できる。
請求項2の本発明は、係合部材は、クォータ部材の下辺部にネジ止め又は接着剤で固定されたクォータ部材の取付構造である。
請求項2の本発明では、係合部材は、クォータ部材の下辺部にネジ止め又は接着剤で固定されたため、結合部材とクォータ部材は強固に固定され、結合部材をドアフレームに取付けると、クォータ部材をドアフレームから外すことが困難である。
請求項3の本発明は、係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部に埋設されて、クォータ部材の下辺部とクォータウエザストリップの底辺部とが接着剤で固定されたクォータ部材の取付構造である。
請求項3の本発明では、係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部に埋設されて、クォータ部材の下辺部とクォータウエザストリップの底辺部とが接着剤で固定されたため、係合部材をクォータウエザストリップの底辺部に強固に固定するとともに、クォータ部材の下辺部とクォータウエザストリップの底辺部とが接着剤で固定されて、結合部材をドアフレームに取付けると、クォータウエザストリップに保持されたクォータ部材をドアフレームから外すことが困難である。
請求項4の本発明は、クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、クォータ部材の外周が挿入され保持するクォータ部材保持溝と、クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成し、クォータ部材保持溝に上記クォータ部材の外周が接着されたクォータウエザストリップである。
クォータドアウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、基部の内周側に、クォータ部材の外周が挿入され、保持するクォータ部材保持溝と、クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成する。このため、クォータ部材保持溝にクォータ部材の外周端部が確実に接着されて保持されることができる。又、車外側側壁と車内側側壁でクォータ部材の側面をそれぞれ保持するため、クォータ部材とクォータドアウエザストリップの間のシール性を確保することができる。
請求項5の本発明は、ドアのベルトラインに取付けられるクォータドアウエザストリップの底辺部は、基部からドアパネルに当接する支持脚部が延設された。このため、支持脚部でクォータドアウエザストリップとクォータ部材の重量を保持することができ、ドアパネルにクォータドアウエザストリップとクォータ部材を長期間、安定して、保持することができる。
請求項5の本発明では、ドアのベルトラインに取付けられるクォータドアウエザストリップの底辺部は、基部からドアパネルに当接する支持脚部が延設された。このため、支持脚部でクォータドアウエザストリップとクォータ部材の重量を保持することができ、ドアパネルにクォータドアウエザストリップとクォータ部材を長期間、安定して、保持することができる。
支持脚部の底面に支持脚部の長手方向に延びる支持脚部シールリップを形成したため、クォータドアウエザストリップをドアに取付けたときに、ドアパネルに支持脚部シールリップが当接して、ドアパネルと支持脚部の間をシールすることができ、車外側から進入した雨水等を車内側に進入することを防止できる。
請求項6の本発明は、クォータ部材は、クォータドアガラスであり、クォータウエザストリップは、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成されたクォータウエザストリップである。
請求項6の本発明では、クォータ部材は、クォータドアガラスであり、クォータドアウエザストリップは、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成されたため、クォータドアガラスの周囲を柔軟に保持して、クォータドアガラスの振動を防止できる。
係合部材は、クォータウエザストリップの底辺部又はクォータ部材の底辺部を固定するとともに、係合部材は、ドアパネルに係合されて、クォータ部材の車両の上方への移動を規制する。このため、クォータウエザストリップ又はクォータ部材を係合部材によりドアパネルに強固に固定することができる。さらに、クォータウエザストリップの一部が切断されても、クォータウエザストリップと結合部材によりクォータ部材の車両の上方への移動を規制して、クォータ部材がドアフレームから外れることがない。従って、ドアを開けられることがなく、車内のものの盗難防止をすることができる。
本発明の第1の実施の形態における、リヤドアの上端にクォータドアウエザストリップの底辺部を取り付けた状態で、クォータウエザストリップの下端の断面図であり、図5のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態における、リヤドアの上端にクォータドアウエザストリップの底辺部を取り付けた状態で、クォータドアの下端に結合部材を取付けた部分の断面図であり、図5のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態における、リヤドアの上端にクォータドアウエザストリップの底辺部を取り付けた状態で、クォータウエザストリップの支持脚部に結合部材を取付けた部分の断面図であり、図7のC−A線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態における、クォータウエザストリップの支持脚部に結合部材を取付けた部分の拡大断面図であり、図3のD−D線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態における、クォータウエザストリップの正面図である。 自動車の側面図である。 自動車のリヤドアのコーナー部の側面図である。 従来のリヤドアの上端にクォータドアウエザストリップの底辺部を取り付けた状態の断面図であり、図6のA−A線に沿った断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォータ部材であるクォータドアガラス6に取付ける結合部材30を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータドアガラス6に取付ける結合部材30についても使用することができる。
図6は、自動車の側面図である。図6に示すように、自動車の側面のドア1であるフロントドア1aとリヤドア1bの両方のベルトラインよりも上部には、ドアガラス5、5が昇降可能に設けられている。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形又は四角形の部分に固定されたクォータドアガラス6が設けられている。
パーティションサッシュ3は、図7に示すように、ドアフレーム2の上辺部の下面から下方に延出され、リヤドア1bのドアパネル内の部分にまで延出されて装着されている。すなわち、ドアのベルトライン位置よりも上方部分では、外部に露出しており、パーティションサッシュ3の下端は、リヤドア1bのドアパネルのパネル内部に固定され、上端はエンドキャップ4を介してドアフレーム2の車内側側壁と車外側側壁の下面に接続され、ブラケットによりドアフレーム2の上辺部の底壁下面に固定されている。
リヤドア1bにおいて、図6に示すように、ドアフレーム2の上辺部と、フロント側の縦辺部及びパーティションサッシュ3のフロント側溝部には、ガラスラン10が装着されて、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2およびパーティションサッシュ3との間をシールしている。
リヤドア1bのドアガラス5のリヤ側において、図7に示すように、ドアフレーム2の上辺部及びリヤ側縦辺部とパーティションサッシュ3のリヤ側溝部とリヤドア1bのドアパネル上端には、クォータドアウエザストリップ20が装着されて、クォータドアガラス6をドアフレーム2と、パーティションサッシュ3、リヤドア1bのドアパネル上端であるベルトラインに固定するとともに、クォータドアウエザストリップ20とドアフレーム2、リヤドア1bの上端であるベルトライン及びパーティションサッシュ3との間をシールしている。
クォータドアウエザストリップ20は図5に示すように、全体として型成形で形成される。即ち、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる上辺部20aと、パーティションサッシュ3に取付けられる縦辺部20bと、リヤドア1bの上端であるベルトラインに取付けられる底辺部20cと、リヤドア1bのリヤ側縦辺に取付けられるリヤ側縦辺部20dと、それぞれを接続するコーナー部から構成される略四角形状に形成されている。上辺部20aとリヤ側縦辺部20dが連続した直線状又は曲線上に形成され、略三角形状に形成されることもできる。
クォータドアウエザストリップ20の各辺部とコーナー部は、合わせて全体として一体に同時に型成形で成形される。
なお、クォータドアウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成されコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
クォータドアウエザストリップ20は、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成することができる。この場合には、クォータドアガラス6の周囲を柔軟に保持して、車両走行時のクォータドアガラス6の振動を防止できる。
クォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの上半分は、図1に示すように、基部21の上側の車外側に車外側側壁24と、車内側に車内側側壁25と、その間にクォータ部材保持溝であるガラス保持溝28が形成された断面略コ字形である。このガラス保持溝28が形成された断面略コ字形の形状は、上辺部20aと縦辺部20bも同様であり、ガラス保持溝28にクォータドアガラス6の外周が挿入されている。
基部21の上側とは、環状に形成されたクォータドアウエザストリップ20の内周側であり、底辺部20cではガラス保持溝28は、基部21の上側に形成されるが、上辺部20aでは、基部21の下側に形成され、縦辺部20bでは、基部21のリヤ側に形成される。リヤ側縦辺部20dでは、基部21のフロント側に形成される。このようにして、クォータドアガラス6の外周の全周にガラス保持溝28をはめ込むことができる。
上述のように、ガラス保持溝28にクォータドアガラス6の外周が挿入されると、車外側側壁24と車内側側壁25がクォータドアガラス6の側面に当接して、それぞれ保持するため、クォータドアガラス6とクォータドアウエザストリップ20の間のシール性を確保することができる。
車外側側壁24の外面には、車外側保持リップ26が形成されている。車外側保持リップ26は、リヤドア1bのドアアウタパネル8が屈曲して形成された部分の内面に当接している。このため、クォータドアウエザストリップ20とリヤドア1bとの間をシールするとともに、クォータドアウエザストリップ20が傾くことを防止することができる。
なお、ドアアウタパネル8の先端がヘヤピン状に屈曲して形成されたフランジ8aにはアウタウエザストリップ40が取付けられて、アウタウエザストリップ40のトリム部41がフランジ8aを挟持して、トリム部41から一体的に延設されたシールリップ部42がクォータドアガラス6の車外側面に当接して、クォータドアガラス6とドアアウタパネル8との間をシールしている。
ドアインナパネル7の先端のフランジ7aにはインナウエザストリップ50が取付けられている。インナウエザストリップ50のトリム部51がフランジ7aを挟持して、トリム部51から一体的に延設されたシールリップ52がクォータドアガラス6の車内側面に当接して、クォータドアガラス6とドアインナパネル7との間をシールしている。
車内側側壁25の先端には、斜めに延設される車内側保持リップ27が形成されている。車内側保持リップ27は、インナウエザストリップ50の側壁に当接している。このため、車外側からエクステンションパネル9に沿って進入した空気や雨水がシールリップ52に達しないようにしているとともに、クォータドアウエザストリップ20が傾くことを防止することができる。
インナウエザストリップ50の上部をガーニッシュ60が覆っている。
次に、クォータドアウエザストリップ20の下半分を説明する。
クォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21から延設されクォータドアウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22が形成されている。
本発明の実施の形態では、支持脚部22は、基部21から断面形状が基部21よりも幅の狭い支持脚部首部22aが延設され、支持脚部首部22aから支持脚部首部22aよりも断面形状が幅の広い支持脚部張出部22bが形成されている。
支持脚部22の重量を低減して、軽量化に貢献することができる。さらに、支持脚部張出部22bを形成することなく、支持脚部首部22aをそのままの太さでエクステンションパネル9に当接するまで延設してもよい。
支持脚部首部22aから支持脚部首部22aよりも断面形状が幅の広い支持脚部張出部22bが形成されたため、ドアパネルのエクステンションパネル9に支持脚部張出部22bが安定して当接することができ、クォータドアウエザストリップ20とクォータドアガラス6の重量を安定して保持することができる。
図1に示すように、支持脚部張出部22bの底面に、支持脚部張出部22bから長手方向に延びる支持脚部シールリップ22cが形成されている。支持脚部シールリップ22cは、クォータドアウエザストリップ20をドアパネルに取付けたときに、エクステンションパネル9に当接して、クォータドアガラス6とアウタウエザストリップ40の間から進入した雨水を、エクステンションパネル9の車内側に流入しないように、シールすることができる。
次に、本発明の第1の実施の形態の係合部材30について、図2に基づき説明する。
係合部材30は、クォータ部材であるクォータドアガラス6の下辺に一体的に取付けられる。係合部材30は、クォータドアガラス6の下辺に一体的に取付けられるガラス保持部31と、ドアインナパネル7が取付けられるパネル取付部32を有する。
係合部材30の上方には、図1に示す、クォータウエザストリップ20の上端部分のみが連結部として、係合部材30の車両の前後の断面を連結している。
ガラス保持部31は、断面コ字形のガラス保持溝31aを有し、ガラス保持溝31aの内部にクォータドアガラス6の下辺部が挿入されている。ガラス保持溝31aとクォータドアガラス6の下辺部の固定は、ネジ止め又は接着剤を使用する。ネジ止めは、ガラス保持部31とクォータドアガラス6の下辺部を連通する孔を明けて、その孔にボルトを挿入して、ナットで固定する。接着剤を使用する場合は、ガラス保持溝31aに接着剤を注入してクォータドアガラス6の下辺部を接着する。なお、ネジ止め又は接着剤以外の他の固定手段を使用することもできる。係合部材30は、クォータドアガラス6をインサートして射出成形で形成してもよい。
クォータドアガラス6の下辺部は、ガラス保持溝31aにネジ止め又は接着剤で固定されたため、係合部材30とクォータドアガラス6は強固に固定され、係合部材30をドアフレーム2に取付けると、クォータドアガラス6をドアフレーム2から外すことが困難である。
パネル取付部32は、ガラス保持部31から階段状に屈曲して形成され、ドアインナパネル7と当接するように板状に形成されている。パネル取付部32には、パネル取付部ネジ孔32aが形成され、ドアインナパネル7にパネル取付部ネジ孔32aと連通するネジ孔7bが形成され、パネル取付部ネジ孔32aとドアインナパネル7のネジ孔7bに取付ネジ32bが挿入されてネジ止めされる。
このため、係合部材30がドアインナパネル7に強固に固定されて、係合部材30によりクォータドアガラス6が固定されて、クォータドアウエザストリップ20の一部が切断されても、クォータドアガラス6がドアフレーム2から外れることがない。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図3に基づき説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、係合部材30の構成が異なり、他の部分は同様であるため、異なる部分を説明して、同様の部分の説明を省略する。
クォータドアウエザストリップ20の上半分は、ガラス保持溝28が第1の実施の形態と異なるが、他の部分は第1の実施の形態と同様である。
ガラス保持溝28は、内面に突条を有しなくて、内面は平面状に形成されている。クォータドアガラス6の側端がガラス保持溝28に挿入されるときに、ガラス保持溝28内には接着剤が塗布されていて、クォータドアガラス6の側端はガラス保持溝28に接着される。このため、クォータドアガラス6の側端は、クォータドアウエザストリップ20に強固に固定される。また、クォータドアガラス6をインサートして、クォータウエザストリップ20を射出一体成形により接着、形成してもよい。
次に、第2の実施の形態のクォータドアウエザストリップ20の下半分を説明する。
第2の実施の形態のクォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21から延設され、クォータドアウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22が形成されている。
本発明の実施の形態では、支持脚部22は、基部21から断面形状が同じ支持脚部22が形成されている。支持脚部22の下端から横方向に支持脚部22よりも断面形状が幅の広い支持脚部張出部22bが形成されている。
支持脚部22から断面形状が幅の広い支持脚部張出部22bが形成されたため、ドアパネルのエクステンションパネル9に支持脚部張出部22bが安定して当接することができ、クォータドアウエザストリップ20とクォータドアガラス6の重量を安定して保持することができる。
図3に示すように、支持脚部張出部22bの底面に支持脚部張出部22bの長手方向に延びる支持脚部シールリップ22cが形成されている。支持脚部シールリップ22cは、クォータドアウエザストリップ20をドアパネルに取付けたときに、エクステンションパネル9に当接して、クォータドアガラス6とアウタウエザストリップ40の間から進入した雨水を、エクステンションパネル9の車内側に流入しないように、シールすることができる。
支持脚部22の下端から、係合部材30のパネル取付部32が一体的に形成されている。
パネル取付部32は断面コ字形の係合溝32dを有している。図3に示すように、係合溝32dはエクステンションパネル9の先端が挿入可能に開口している。したがって、係合部材30の係合溝32dにエクステンションパネル9の先端を挿入することのみで、係合部材30をエクステンションパネル9に固定して、クォータドアガラス6が外れることを防止できる。エクステンションパネル9以外でも、ドアインナパネル7やドアアウタパネル8の先端を挿入して係合部材30を取付けることもできる。
パネル取付部32の内部には、断面コ字形のインサート部材32eが埋設されている。インサート部材32eは、硬質樹脂又は金属を使用することができる。パネル取付部32の係合溝32dにエクステンションパネル9の先端が挿入されると、インサート部材32eによりエクステンションパネル9を強く保持することができる。
次に、クォータドアウエザストリップ20の製造方法について説明する。
クォータドアウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。第2の実施の形態では、クォータドアウエザストリップ20と係合部材30が同時に一体的に形成される。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
1 ドア
6 クォータドアガラス(クォータ部材)
20 クォータドアウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
30 係合部材
31 ガラス保持部
32 パネル取付部

Claims (6)

  1. ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材と、該クォータ部材の外周を保持し上記クォータ部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップを係合部材で上記ドアパネルへ取付けるクォータ部材の取付構造において、
    該クォータウエザストリップは、上記クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、
    上記ドアのベルトラインに取付けられる上記クォータウエザストリップの底辺部は、上記クォータ部材の下辺部を挟持し、
    上記係合部材は、上記クォータウエザストリップの底辺部又は上記クォータ部材の底辺部を固定するとともに、上記係合部材は、下部に係合溝を有し、該係合溝に上記ドアパネルの先端が挿入されて、上記係合部材が上記ドアパネルに固定され、上記クォータ部材の車両の上方への移動を規制することを特徴とするクォータ部材の取付構造。
  2. 上記係合部材は、上記クォータ部材の下辺部にネジ止め又は接着剤で固定された請求項1に記載のクォータ部材の取付構造。
  3. 上記係合部材は、上記クォータウエザストリップの底辺部に埋設されて、上記クォータ部材の下辺部と上記クォータウエザストリップの底辺部とが接着剤で固定された請求項1に記載のクォータ部材の取付構造。
  4. 上記クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォータ部材の外周が挿入され保持するクォータ部材保持溝と、上記クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成し、上記クォータ部材保持溝に上記クォータ部材の外周が接着された請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載されたクォータ部材との取付構造。
  5. 上記ドアのベルトラインに取付けられる上記クォータウエザストリップの底辺部は、上記基部から上記ドアパネルに当接する支持脚部が延設され、該支持脚部の底面に支持脚部の長手方向に延びる支持脚部シールリップを形成し、該支持脚部シールリップは上記ドアパネルに当接した請求項4に記載されたクォータ部材の取付構造。
  6. 上記クォータ部材は、クォータドアガラスであり、上記クォータウエザストリップは、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに1項に記載されたクォータ部材の取付構造。
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