JP6331927B2 - サイドバイザーの取付構造 - Google Patents

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本発明は、ドアフレームの上辺に取付けられ、車体開口部周縁とドアとの間をシールするガラスランにサイドバイザーを取付けるサイドバイザーの取付構造に関する。
図3に示すように、サッシュレスドアタイプの自動車車体として、ドアサッシュの車外側の面をなくしてフランジ103のみとして、ドア1のベルトライン部位よりも上部では、ドアガラス105だけを自由に昇降させることが行われている。これによって、自動車の側面では、ドア1のベルトライン部位から上の部分では、ドアガラス105のみの外観とすることができる。
この場合に、図4に示すように、ドアガラス105とドアフレーム2の間をシールするガラスラン部120と、ガラスラン110をドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3に取付けるトリム部130から構成されているガラスラン110において、トリム部130を硬質部材である熱可塑性樹脂で形成し、ガラスラン部120を軟質部材である熱可塑性エラストマーで形成したものがある。
ガラスラン部120は、車外側側壁121、車内側側壁122及び底壁123からなる断面略コ字状の本体と、車外側側壁121及び車内側側壁122の先端からそれぞれ断面略コ字状の内部斜め方向に延設される車外側シールリップ124と車内側シールリップ125から構成されている。そして、車外側シールリップ124と車内側シールリップ125とでドアガラス105をシールしている。
トリム部130は、ガラスラン部120の底壁123と一体に形成されるガラスラン側側壁131と、ボディー側側壁132と、トリム部第1底壁133からなる断面略コ字状に形成されるガラスラン取付部130aと、ボディー側側壁132の外面には、ボディー側側壁132と、トリム部第2底壁134と、バイザー取付壁135からなる断面略コ字状に形成されるバイザー取付部130bが形成されている。
バイザー取付壁135には、ドア閉時に車体開口部周縁6に当接してシールするトリム部シールリップ139が形成されている。そして、インサートを有しないため、底壁123、ガラスラン側側壁131と、ボディー側側壁132とトリム部底壁133は硬質部材である合成樹脂で形成されている。
従来、このガラスラン110には、図4に示すように、ドアフレーム102の上辺には、日差しや雨水を防ぐためにサイドバイザー140が取付けられている。サイドバイザー140の取付けは、バイザー取付部130bに取付けられた金属製のドアモール107の車外側面に、両面接着テープ150で接着するとともに、金属フック151でサイドバイザー140のバイザー取付基部143をガラスラン底壁123に係合するものである。
この場合には、金属フック151をサイドバイザー140に取付けるために、サイドバイザー140にビス152をねじ込むことが必要であり、ビス152と金属フック151が車外側から目立たなくするためにビス152をサイドバイザー140の裏面からねじ込む、ことが必要であった。
さらに、金属フック151は、硬質部材で形成された底壁123に取付けるために、車外側シールリップ124を車外側側壁121に押し付けたり、車外側シールリップ124に取付孔126を設けたり、切り欠いたりしていた。このため、シール性の低下や、サイドバイザー140の組付け工数が増大していた。
また、図5に示すように、ドアフレーム2のドアフレームフランジ部203にドアトリム230を取付けて、ドアトリム230とドアフレーム202によりガラスラン210を保持して、ドアトリム230にドアモール260を取付けるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、ガラスラン210の車外側シールリップ224と車内側シールリップ225によりドアガラス205の先端をシールしている。そして、ドアトリム230の車外側面をドアモール260で装飾して、ドアモール260の取付脚部261がドアトリム230に挟持されている。
しかしながら、本発明は、ドアトリム230の車外側面を覆うドアモール260の取付構造であり、サイドバイザーのような大きな本体部を有するものを保持する取付構造ではなく、ガラスラン2とドアトリム230は、別体で形成されており、取付構造が複雑であった。
特開2012−131304号公報
このため、本発明は、ドアフレームに取付けられたガラスランにサイドバイザーを取付けることが容易で、シール性の優れたサイドバイザーの取付構造を提供することが目的である。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ドアフレームの上辺部に取付けられドアフレームとドアガラスとの間をシールする押出成形により形成されたガラスランに、射出成型により形成されたサイドバイザーを取付けるサイドバイザーの取付構造において、
ガラスランは、ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられるトリム部と、トリム部と一体的に形成され、ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなし、車外側側壁と車内側側壁の先端から断面略コ字状の内側に向けて車外側シールリップと車内側シールリップが形成され、
トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部第1底壁からなる断面略コ字状のガラスラン取付部と、ボディー側側壁、トリム部第2底壁とバイザー取付壁からなる断面略コ字状のバイザー取付部をなし、
サイドバイザーは、バイザー取付部に取付けられるバイザー取付脚部と、バイザー取付脚部が延設されるバイザー取付基部と、バイザー取付基部から延設されるバイザー本体部と、バイザー取付基部の内面に鉤状のバイザー係止部を有し、
バイザー取付脚部がバイザー取付部に挿入されて、バイザー係止部がバイザー取付脚部とともにトリム部のトリム部第1底壁を挟持するように係止して、サイドバイザーがガラスランに取付けられることを特徴とするサイドバイザーの取付構造である。
請求項1の本発明では、ガラスランは、ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられるトリム部と、トリム部と一体的に形成され、ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成される。このため、ドアフレームにガラスラン部を保持するため、チャンネルを形成することが不要で、トリム部をドアフレームフランジ部に取付けると、ガラスラン部をドアフレームに取付けることができ、ガラスランの取付けが容易である。また、ドアフレームが車外側から見えなくなり、外観が向上する。
ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなし、車外側側壁と車内側側壁の先端から断面略コ字状の内側に向けて車外側シールリップと車内側シールリップが形成されているため、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状の内部でドアガラスの先端を車外側シールリップと車内側シールリップでシールし、ドアガラスを保持することができる。
トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部第1底壁からなる断面略コ字状のガラスラン取付部を有する。このため、ドアフレームの先端のドアフレームフランジ部をガラスラン取付部で挟持することができ、ガラスランをドアフレームに保持することができる。
トリム部は、ボディー側側壁、トリム部第2底壁とバイザー取付壁からなる断面略コ字状のバイザー取付部を有する。このため、サイドバイザーのバイザー取付脚部をバイザー取付部に挿入することのみでサイドバイザーを確実に保持して、サイドバイザーの取付が容易である。
サイドバイザーは、バイザー取付部に取付けられるバイザー取付脚部と、バイザー取付脚部が延設されるバイザー取付基部と、バイザー取付基部から延設されるバイザー本体部と、バイザー取付基部の内面に鉤状のバイザー係止部を有し、バイザー取付脚部がバイザー取付部に挿入されて、バイザー係止部がバイザー取付脚部とともにトリム部のトリム部第1底壁を挟持するように係止して、サイドバイザーがガラスランに取付けられる。このためバイザー取付脚部をバイザー取付部に挿入することのみで、バイザー取付基部をトリム部に固定して、バイザー本体部を安定して保持することができる。
サイドバイザーのバイザー取付基部をバイザー取付脚部と、バイザー係止部の2か所で係止することができ、サイドバイザーを強固にトリム部第1底壁に保持することができる。
請求項2の本発明は、バイザー取付基部の外面に意匠部材が取付けられたサイドバイザーの取付構造である。
請求項2の本発明では、バイザー取付基部の外面に意匠部材が取付けられたため、サイドバイザーを取付けることにより、ガラスランの車外側面を意匠部材で覆うことができ、ガラスランに意匠部材を取付ける必要が無く、ドアフレームの外面の美観を向上させることができる。型成形により成形されるサイドバイザーに意匠部材を取付けたため、押出成形により成形されるガラスランに意匠部材を取付ける場合と比べて、成形時の意匠部材の傷つきを防止できる。
請求項3の本発明は、バイザー取付基部の内面にバイザー係止部を形成し、バイザー係止部をトリム部第1底壁又は車外側側壁の車外側面に係止するサイドバイザーの取付構造である。
請求項3の本発明では、バイザー取付基部の内面にバイザー係止部を形成し、バイザー係止部をトリム部第1底壁又は車外側側壁の車外側面に係止する。このため、サイドバイザーのバイザー取付基部をバイザー取付脚部とバイザー係止部の2か所で係止することができ、サイドバイザーを強固にトリム部に保持することができる。
請求項4の本発明は、バイザー取付基部の内面とトリム部第1底壁の車外側面又は車外側側壁の車外側面は、接着剤又は両面接着テープで接着されたサイドバイザーの取付構造である。
請求項4の本発明では、バイザー取付基部の内面とトリム部第1底壁の車外側面又は車外側側壁の車外側面は、接着剤又は両面接着テープで接着されたため、サイドバイザーのバイザー取付基部とトリム部第1底壁の車外側面又は車外側側壁の車外側面は強固に固着されて、サイドバイザーを安定してトリム部に保持することができる。
請求項5の本発明は、トリム部のガラスラン側側壁とガラスランのガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成されたサイドバイザーの取付構造である。
請求項5の本発明では、トリム部のガラスラン側側壁とガラスランのガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成されたため、ガラスラン部とトリム部が強固に一体的に形成されて、ガラスラン部を保持することができる。
請求項6の本発明は、バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面にドア閉時に、車体開口部周縁に当接するトリム部シールリップを形成し、トリム部シールリップは、バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面の中央部よりも車外側に形成されるサイドバイザーの取付構造である。
請求項6の本発明では、バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面にドア閉時に、車体開口部周縁に当接するトリム部シールリップを形成し、トリム部シールリップは、バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面の中央部よりも車外側に形成される。このため、ドア閉時にトリム部シールリップが車体開口部周縁に当接することにより、バイザー取付壁は、バイザー取付脚部を押圧して、バイザー取付壁とボディー側側壁との間にバイザー取付脚部を挟持するように働き、その挟持力は車体開口部周縁と対向する面の中央部よりも車外側の方が大きくなる。従って、トリム部によるサイドバイザーの保持力が向上し、走行中のサイドバイザーの脱落や飛散を防止することができる。
トリム部は、ボディー側側壁、トリム部第2底壁とバイザー取付壁からなる断面略コ字状のバイザー取付部を有し、サイドバイザーは、バイザー取付部に取付けられるバイザー取付脚部と、バイザー取付脚部が延設されるバイザー取付基部と、バイザー取付基部から延設されるバイザー本体部を有する。バイザー取付脚部がバイザー取付部に挿入されて、サイドバイザーがガラスランに取付けられるためバイザー取付脚部をバイザー取付部に挿入して、バイザー取付基部をトリム部に固定して、バイザー本体部を安定して保持することができる。
本発明の実施の形態における、ガラスランにサイドバイザーをより付けた状態の断面図であり、図2のA−A線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態に使用するガラスランの正面図である。 自動車の側面図である。 従来のドアフレームにサイドバイザーを取付けた状態の断面図である。 従来の他のガラスランの断面図である。
本発明の実施の形態を図1〜図3に基づき説明する。
図1〜図2は、本発明の実施の形態を示すものである。図3は、自動車の側面図である。図3に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。サイドバイザー40は、ドアフレーム2の上辺に沿って取付けられている。
まず、ドアフレーム2とガラスラン10について説明し、その後、サイドバイザー40の取付構造について説明する。
図1に示すように、ガラスラン10が取付けられるドアフレーム2は、ドアアウターパネル2aとドアインナーパネル2bから形成され、ガラスラン10が取付けられる先端の部分は、ドアインナーパネル2bの先端部分が屈曲して、後述するガラスラン部20の車内側側壁22が取付けられるドアフレーム取付面4を形成している。ドアフレーム取付面4の先端部分は、略直角に屈曲して、ドアアウターパネル2aと合わせてドアフレームフランジ部3を形成している。
図2に示すように、ガラスラン10の先端には、端末部12が形成されている。
なお、ガラスラン10のフロント側とリヤ側のコーナー部13には、ドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン部20が下方に接続されている。このため、ドアフレーム2の上辺ばかりでなく、ドアガラス5の側端の縦辺側の部分をガラスラン部20が保持してシールすることができる。ドアフレーム2の上辺と縦辺の接続部分に取付けられるガラスラン部20は、コーナー部13を構成し、ガラスラン部20の上辺部分と縦辺部分のそれぞれのコーナー部13を型成形により接続して形成される。
ガラスラン10の上辺部は、押出成形で形成されている。
図1に示すように、ガラスラン10は、ドアフレーム2の内周に取付けられるガラスラン部20と、ドアフレーム2の先端に形成されるドアフレームフランジ部3に取付けられるトリム部30とから構成される。まず、ガラスラン10全体の形状をガラスラン部20とトリム部30に分けて説明し、ドアフレーム2への取付けについては後述する。
ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の本体部と、車外側側壁21及び車内側側壁22の先端から断面略コ字状の内部方向斜めにそれぞれ車外側シールリップ24と車内側シールリップ25を延設している。このため、車外側側壁21、車内側側壁22及びガラスラン部底壁23からなる断面略コ字状の内部をドアガラス5の端部が摺動して、ドアガラス5を保持することができる。
ガラスラン部20は、車外側側壁21、車内側側壁22、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が軟質部材から形成されている。軟質部材として、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用することが好ましい。軟質部材を使用するため、車外側シールリップ24と車内側シールリップ25が柔軟に撓むことができ、ドアガラス5が上昇するときに、ドアガラス5の端部を確実に当接して、ドアガラス5とドアフレーム2の間をシールすることができる。
オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)を使用すると、トリム部30がオレフィン系合成樹脂を使用した場合に、両者が溶着し易く、リサイクルも容易である。なお、発泡体を使用することもできる。動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー(TPV)の軟質部材としては、ショアA硬度80度程度の物を使用することができる。
ガラスラン部底壁23は、後述する硬質部材で形成されている。
車内側側壁22と車内側シールリップ25を車外側側壁21と車外側シールリップ24よりも大きく、肉厚に形成することが好ましい。この場合には、ドアガラス5が上昇してガラスラン10内に位置したときに、ドアガラス5を車外側にシフトさせることができ、ドア1の車外側面の段差を小さくして、見栄えを良くし、風切り音を減少させることができる。また、車内側側壁22がドアフレーム2のドアフレーム取付面4に確実に当接して保持されることができる。
車外側シールリップ24と車内側シールリップ25の表面(ドアガラス5と接触する面)には、低摺動部材を塗布することが好ましい。低摺動部材として、低摺動性の動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー(TPV)を薄層に形成したり、シリコン塗料、ウレタン塗料等を塗布したりして使用することができる。これにより、ドアガラスの昇降をスムースにするとともに、異音の発生を防止できる。
ガラスラン部底壁23の内面側に、車内側側壁22との連結部分から底壁リップを形成することができる。底壁リップは、ドアガラス5が上昇したときに、ドアガラス5の上端が底壁リップに当接して、ガラスラン部底壁23への衝撃を吸収することができる。底壁リップの表面にも低摺動部材を塗布することが好ましい。
次に、トリム部30について説明する。トリム部30は、ガラスラン部底壁23と一体に形成されるガラスラン側側壁31と、車体開口部周縁6側に形成されるボディー側側壁32及びトリム部第1底壁33からなる断面略コ字状のガラスラン取付部30aと、ボディー側側壁32、トリム部第2底壁34とバイザー取付壁35からなる断面略コ字状のバイザー取付部30bを有する。バイザー取付部30bの内部は、後述するバイザー取付脚部41が挿入されるバイザー取付凹部36を形成する。
ガラスラン取付部30aは、ドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3を挟持することができ、ガラスラン10をドアフレーム2に保持することができる。
また、後述するサイドバイザー40のバイザー取付脚部41をバイザー取付部30bに挿入することのみでサイドバイザー40を確実に保持して、サイドバイザー40の取付が容易である。本実施の形態では、ガラスラン取付部30aは、硬質部材で形成されるが、軟質部材で形成して、金属又は硬質樹脂のインサート部材を埋設することもできる。
本実施の形態では、ガラスラン部20のガラスラン部底壁23とトリム部30のガラスラン側側壁31は、同じ素材で同一の部材として一体的に形成されているが、ガラスラン部底壁23とのガラスラン側側壁31は、別の素材で両者を融着して一体的に形成してもよい。
ボディー側側壁32の断面略コ字状のガラスラン取付部30aの内面には、2本のトリム部係止リップ37、37が形成されている。図1に示すように、ドアフレームフランジ部3がガラスラン取付部30aの断面略コ字状の内部に挿入されたときに、ドアフレームフランジ部3の上方の面にトリム部係止リップ37、37が当接して、保持することができる。
バイザー取付部30bでは、ボディー側側壁32のバイザー取付凹部36側の面にトリム部係止突部38が形成されている。トリム部係止突部38は、硬質部材で形成され、バイザー取付脚部41が挿入されると、その先端を係止することができる。
トリム部30のバイザー取付壁35の外面(車体開口部周縁6と対向する面)には、トリム部シールリップ39が形成されている。図1に示すように、ドア閉時に、トリム部シールリップ39が車体開口部周縁6に当接して、車体開口部周縁6とドアフレーム2の間をシールする。本実施の形態では、トリム部シールリップ39は、1本形成されているが、2本以上形成することができる。
トリム部30は、ガラスラン側側壁31と、ボディー側側壁32、トリム部第1底壁33、トリム部第2底壁34、バイザー取付壁35、トリム部係止突部38は、硬質部材で形成され、トリム部係止リップ37とトリム部シールリップ39は軟質部材で形成され、トリム部全体が硬質部材と軟質部材の同時成形により押出成形される。
例えば、動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー(TPV)のショアA硬度90〜95度の物を使用することができる。また、軟質部材としては、動的架橋型オレフィン系熱可塑性 エラストマー(TPV)のショアA硬度80度程度の物を使用することができる。
これにより、トリム部30の本体部分は剛性が強く、ドアフレームフランジ部3を保持することができるとともに、トリム部シールリップ39は、車体開口部周縁6の形状に合わせて、柔軟に当接してシールし、トリム部係止リップ37、37はドアフレームフランジ部3に柔軟に当接して、シールすることができる。
次に、サイドバイザー40について説明する。
サイドバイザー40は、アクリル樹脂等の合成樹脂を使用して、射出成形等の型成形で成形される。
図1に示すように、サイドバイザー40は、ガラスラン10のバイザー取付部30bに取付けられるバイザー取付脚部41と、バイザー取付脚部41が延設されるバイザー取付基部43と、バイザー取付基部43から延設されるバイザー本体部46を有する。
バイザー取付脚部41は、バイザー取付基部43から略直角方向に形成されて、先端には鉤状のバイザー先端係止部42が形成され、トリム部係止突部38と係合する。
バイザー取付基部43は、帯状に形成され、バイザー取付基部43の外面にバイザー意匠部材44が取付けられている。バイザー意匠部材44は、ステンレススチールの薄板や、光輝モールを使用することができる。バイザー意匠部材44は、サイドバイザー40を型成形するときに、金型にインサートして取付けることができる。型成形によりバイザー意匠部材44をサイドバイザー40の成形時に容易に一体的に取付けることができ、押出成形でバイザー意匠部材44を取付ける場合と比べて、バイザー意匠部材44の表面の傷つきを防止できる。
また、サイドバイザー40をガラスラン10に取付けることにより、ガラスラン10の車外側面をバイザー意匠部材44で覆うことができ、ガラスラン10にバイザー意匠部材44を取付ける必要が無く、ドアフレーム2の外面の美観を向上させることができる。
バイザー取付基部43の内面にバイザー係止部45を形成することができる。本実施の形態では、バイザー係止部45は、図1に示すように、トリム部30のトリム部第1底壁33を挟持するように、トリム部第1底壁33の下端に係止されるように鉤状に形成されている。
バイザー係止部45をガラスラン部20の車外側側壁21の車外側面に係止することもできる。この場合には、車外側側壁21を硬質部材で形成して、車外側側壁21に係止部を形成して、バイザー係止部45を係止することができる。
サイドバイザー40のバイザー取付基部43をバイザー取付脚部41と、バイザー係止部45の2か所で係止することができ、サイドバイザー40を強固にトリム部第1底壁33又は車外側側壁21に保持することができる。
また、バイザー取付基部43の内面と、トリム部第1底壁33の車外側面又は車外側側壁21の車外側面を接着剤又は両面接着テープで接着することができる。この場合には、バイザー係止部45による係止と合わせて使用してもよい。この場合には、サイドバイザー40のバイザー取付基部43とトリム部第1底壁33の車外側面又は車外側側壁21の外面は、強固に固着されて、サイドバイザー40を安定してトリム部30又はガラスラン部20に保持することができる。
次に、本発明の実施の形態のガラスラン10にサイドバイザー40を取付ける場合について説明する。
図1に示すように、ガラスラン10は、ドアフレーム2のドアフレームフランジ部3がトリム部30のガラスラン取付部30aに挿入されて取付けられている。
そして、サイドバイザー40のバイザー取付脚部41をバイザー取付部30bのバイザー取付凹部36に挿入する。バイザー先端係止部42がトリム部係止突部38に係合されて、バイザー係止部45がトリム部第1底壁33又は車外側側壁21に係止される。このため、バイザー取付基部43は2か所で係止され、バイザー取付脚部41の挿入のみで容易にサイドバイザー40を取付けることができ、バイザー本体部46も安定することができる。
バイザー取付壁35の外面から延出して形成されているトリム部シールリップ39が車体開口部周縁6に当接することにより、バイザー取付壁35は、バイザー取付脚部41を押圧して、バイザー取付壁35とボディー側側壁32との間にバイザー取付脚部41を挟持するように働く、その挟持力は、バイザー取付壁35の中央部よりも車外側が大きくなる。このため、トリム部シールリップ39は、バイザー取付壁35の中央部よりも車外側に形成することが好ましい。従って、トリム部30によるサイドバイザー40の保持力が向上し、走行中のサイドバイザー40の脱落や飛散を防止することができる。
次に、本件発明の実施の形態のガラスラン10で使用する軟質部材と硬質部材について説明する。
軟質部材は、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)を使用する。
硬質部材として、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)とポリプロピレン樹脂(PP)のブレンド材を使用する。
2 ドアフレーム
3 ドアフレームフランジ部
10 ガラスラン
20 ガラスラン部
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 ガラスラン部底壁
30 トリム部
30a ガラスラン取付部
30b バイザー取付部
31 ガラスラン側側壁
32 ボディー側側壁
33 トリム部底壁
40 サイドバイザー
41 バイザー取付脚部
43 バイザー取付基部
46 バイザー本体部

Claims (6)

  1. ドアフレームの上辺部に取付けられドアフレームとドアガラスとの間をシールする押出成形により形成されたガラスランに、射出成型により形成されたサイドバイザーを取付けるサイドバイザーの取付構造において、
    該ガラスランは、上記ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられるトリム部と、該トリム部と一体的に形成され、上記ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
    上記ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなし、上記車外側側壁と車内側側壁の先端から断面略コ字状の内側に向けて車外側シールリップと車内側シールリップが形成され、
    上記トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部第1底壁からなる断面略コ字状のガラスラン取付部と、上記ボディー側側壁、トリム部第2底壁とバイザー取付壁からなる断面略コ字状のバイザー取付部をなし、
    上記サイドバイザーは、上記バイザー取付部に取付けられるバイザー取付脚部と、該バイザー取付脚部が延設されるバイザー取付基部と、該バイザー取付基部から延設されるバイザー本体部と、上記バイザー取付基部の内面に鉤状のバイザー係止部を有し、
    上記バイザー取付脚部が上記バイザー取付部に挿入されて、上記バイザー係止部が上記バイザー取付脚部とともに上記トリム部の上記トリム部第1底壁を挟持するように係止して、上記サイドバイザーが上記ガラスランに取付けられることを特徴とするサイドバイザーの取付構造。
  2. 上記バイザー取付基部の外面に意匠部材が取付けられた請求項1に記載のサイドバイザーの取付構造。
  3. 上記バイザー取付基部の内面にバイザー係止部を形成し、該バイザー係止部を上記トリム部第1底壁又は上記車外側側壁の車外側面に係止する請求項1に記載のサイドバイザーの取付構造。
  4. 上記バイザー取付基部の内面と、上記トリム部第1底壁の車外側面又は上記車外側側壁の車外側面は、接着剤又は両面接着テープで接着された請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のサイドバイザーの取付構造。
  5. 上記トリム部のガラスラン側側壁と上記ガラスランの上記ガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成された請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のサイドバイザーの取付構造。
  6. 上記バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面にドア閉時に、上記車体開口部周縁に当接するトリム部シールリップを形成し、該トリム部シールリップは、上記バイザー取付壁の車体開口部周縁と対向する面の中央部よりも車外側に形成される請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のサイドバイザーの取付構造。
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