JP5057234B2 - 自動車用ウエザストリップの取付構造 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの取付構造 Download PDF

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本発明は、自動車の車体開口部と、車体開口部を塞ぐ車体開口部開閉部材と、車体開口部周縁又は上記車体開口部開閉部材の周縁に取付けられ上記車体開口部と車体開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップの取付構造に関するものである。
本発明は、広く自動車の車体開口部と、車体開口部を塞ぐ車体開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップの取付構造に使用することができるものであるが、本発明の説明をオープンカータイプの自動車の可動ルーフパネルとボディーパネルとの間をシールするルーフウエザストリップの取付構造を例にとり説明する。
オープンカータイプの自動車においては、図5に示すように、自動車の可動ルーフパネル6が車体1の後方からフロント方向に出入りするように可動ルーフパネルが取付けられている。可動ルーフパネル6が閉じられたときには、可動ルーフパネル6の先端は、フロントガラス5の上辺部又はボディーパネル4に当接する。
フロントガラス5は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺部をボディーパネル4で保持されている。
従来のフロントガラス5の上辺部におけるシール構造は、図6に示すように、ボディーパネル4にルーフウエザストリップ120を取付けて、可動式の可動ルーフパネル6とフロントガラス5の上辺部又はボディーパネル4の間をシールしている。このルーフウエザストリップ120は、シール性を向上させるために、2重シール構造を有し、可動ルーフパネル6の先端に当接する第1ウエザストリップ部121と、第1ウエザストリップ部121が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2ウエザストリップ部130と、第1ウエザストリップ部121と第2ウエザストリップ部130を連結する連結部137を有している。
また、フロントガラス5とボディーパネル4との間のシールは、フロントガラス5の先端にフロントガラスウエザストリップ110を取付けて、フロントガラス5をボディーパネル4に接着するときにボディーパネル4にフロントガラスウエザストリップ110を当接させてシールしていた。
従来、このルーフウエザストリップ120をボディーパネル4に取付けるには、リテーナー140に係合したり、両面接着テープ148で接着したりしていた。例えば、図6に示すように、第1ウエザストリップ部121の取付基部122を両面接着テープ148でリテーナー140に貼着したり、第2ウエザストリップ部130の取付基部132に凹部134を形成し、その凹部134にリテーナー140に形成した係合部143をはめ込んだりしていた。
さらに、ウエザストリップを強固にボディーパネル4に取付けるには、クリップやボルト等の強い係合手段が用いられている。しかしながら、ルーフウエザストリップ120はゴムや熱可塑性エラストマー等の弾性体で形成されているため、クリップやボルト等で取付けるためには、ルーフウエザストリップ120の内部にインサート部材を埋設し、そのインサート部材をクリップやボルト等で強くボディーパネル4に取付けることが必要であった。
例えば、図7に示すように、ウエザストリップ220の取付基部222の一端にインサート部材260を埋設し、インサート部材260に係合孔261を設け、係合孔261にドアサッシュ240に形成したTスタッド241の頭部を係合するものもある(例えば、特許文献1参照。)。
また、図8に示すように、ウエザストリップ320の取付基部322の内部に断面半円形状で底面にスリット361を有するインサート部材360を埋設し、スリット361にビス362の首部を挿入して、ビス362をリテーナー340にねじ込んで、ウエザストリップ320を取付けるものもある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、近年、車輌のデザインが複雑化して、ウエザストリップを取付ける車体側やドアフレーム側に、ウエザストリップ取付け用の孔を空ける位置が制約されることが多くなった。そのため、図9に示すように、ウエザストリップ420の取付基部422に埋設するインサート部材460は、その端部が、取付基部422から大きく張出して、その張出した先端にインサート取付孔461を形成し、取付基部422が取付けられる位置と離れた場所で、インサート部材460を固定している。
この場合には、インサート部材460を埋設する部分のウエザストリップ420を型成形で成形するが、インサート部材460が金型のキャビティーから大きくはみ出すため、金型の構造が複雑になると供に、金型価格も上昇してしまうこととなる。さらに、金型構造に由来するインサート部材460の形状も制約が多くなる。
特開平10−315787号公報 特開平5−278527号公報
このため、本発明は、ウエザストリップの製造と取付が容易で、コストも低い自動車用ウエザストリップの取付構造を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車のボディーパネルの開口部と、ボディーパネルの開口部を塞ぐ可動ルーフパネルと、ボディーパネルの開口部の周縁に取付けられボディーパネルの開口部と可動ルーフパネルとの間をシールするルーフウエザストリップの取付構造において、
ルーフウエザストリップは、ボディーパネルの開口部の周縁に取付けられる取付基部と、取付基部と一体に形成され該取付基部が取付けられていない側の可動ルーフパネルに当接してシールするシール部を有し、
取付基部は、インサート部材が埋設され、取付基部の外面にインサート部材が表面に出ないように取付基部段部を形成し、インサート部材にはインサート取付孔を複数個形成し、インサート部材とは別体に形成された取付金具の一端を、取付基部段部に嵌めこむとともにインサート取付孔に螺着し、取付金具の他端は、ボディーパネルの開口部周縁に固定してルーフウエザストリップをボディーパネルの開口部周縁に取付けることを特徴とする自動車用ウエザストリップの取付構造である。
請求項1の本発明では、ルーフウエザストリップは、ボディーパネルの開口部の周縁に取付けられる取付基部と、取付基部と一体に形成され該取付基部が取付けられていない側の可動ルーフパネルに当接してシールするシール部を有している。このため、ボディーパネルの開口部周縁に取付けられて、ボディーパネルと可動ルーフパネルを確実にシールすることができる。
取付基部は、インサート部材が埋設され、インサート部材にはインサート取付孔を複数個形成しているため、取付基部をインサート部材により確実に車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に保持することができるとともに、インサート部材に取付金具を固定することができる。また、インサート取付孔の内径部にネジを形成してもよい。
取付基部の外面にインサート部材が表面に出ないように取付基部段部を形成しているため、取付基部段部は、埋設されたインサート部材が表面に出ないようにその深さを構成することができ、インサート部材の錆の発生を防止することができる。
インサート部材とは別体に形成された取付金具の一端を、取付基部段部に嵌めこむとともに上記インサート取付孔に螺着するため、インサート部材と取付金具を強固に固定することができる。これにより、インサート部材と取付金具を別体で形成しても、取付金具を取付けることにより、ウエザストリップの取付基部を確実に固定することができる。インサート部材の形状を小さく、簡単にすることができ、金型構造が簡単になり、成形作業が容易となり、コストも低減することができる。また、取付金具をインサート部材に螺着するときに、取付金具を取付ける位置がすぐにわかり、確実に取付金具をインサート部材に螺着することができるとともに、螺着作業が素早くできる。
取付金具の他端は、ボディーパネルの開口部周縁に固定してルーフウエザストリップをボディーパネルの開口部周縁に取付けるため、取付金具の他端は、金型構造に制約されること無く、その位置を自由に選択することができ、車体の構造が複雑になっても、取付金具の他端を車体の取付け易い位置に固定して、ルーフウエザストリップを確実に固定することができる。取付金具の他端は、ボディーパネルに固定されるため、構造が複雑なフロントガラスの上辺部のボディーパネルにおいても、取付孔を形成し易い部分に取付孔を形成することができ、取付金具の他端をその取付孔のところまで延設することができるため、ルーフウエザストリップを確実にボディーパネルへ固定することができる。
請求項2の本発明は、インサート部材が埋設された取付基部の外面のインサート取付孔の位置に、凹部又は凸部を形成した自動車用ウエザストリップの取付構造である。
請求項2の本発明では、インサート部材が埋設された取付基部の外面のインサート取付孔の位置に、凹部又は凸部を形成したため、取付金具をインサート部材に螺着するときに、取付ネジを嵌め込む位置がすぐにわかり、確実に取付金具をインサート部材に螺着することができるとともに、螺着作業が素早くできる。
請求項3の本発明は、シール部は、中空状に形成され、ルーフウエザストリップのインサート部材が埋設された部分は、シール部と取付基部がスポンジ材で形成された自動車用ウエザストリップの取付構造である。
請求項3の本発明では、シール部は、中空状に形成され、ルーフウエザストリップのインサート部材が埋設された部分は、シール部と取付基部がスポンジ材で形成されたため、車体開口部周縁や車体開口部開閉部材の寸法のバラツキがあっても、中空状のシール部が確実に当接して、シール性を確保できとともに、ルーフウエザストリップは柔軟であり、所定部分の形状に沿ってシールすることができる。
インサート部材が埋設された部分は、シール部と取付基部がスポンジ材で形成されたが、取付基部にはインサート部材が埋設されているため、強固にルーフウエザストリップを取付けることができる。
請求項4の本発明は、ルーフウエザストリップは、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結する連結部から構成される自動車用ウエザストリップの取付構造である。
請求項4の本発明では、可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部を有する。このため、可動ルーフパネルのフロント側先端とボディーパネルとの間で、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
さらに連結部で第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結しているため、ルーフウエザストリップを取付けるときに、第2ルーフウエザストリップ部を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフウエザストリップ部を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップの全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
請求項5の本発明は、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部はそれぞれ可動ルーフパネルに当接する中空シール部と、それぞれボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される取付基部を有し、インサート部材が埋設される部分は、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部の取付基部は一体的に連続し、インサート部材は、連続した取付基部に一体的に埋設された自動車用ウエザストリップの取付構造である。
請求項5の本発明では、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部はそれぞれ可動ルーフパネルに当接する中空シール部と、それぞれボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される取付基部を有する。このため、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部は確実にリテーナーに当接されるとともに、中空シール部が撓んで確実に可動ルーフパネルに当接する。
インサート部材が埋設される部分は、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部の取付基部は一体的に連続し、インサート部材は、連続した取付基部に一体的に埋設されたため、インサート部材に取付金具を螺着し、取付金具をボディーパネルに取付けることにより、第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部の取付基部をボディーパネルに同時に、確実に取付けることができる。
インサート部材とは別体に形成された取付金具の一端を、インサート取付孔に螺着して、インサート部材と取付金具を強固に固定することにより、インサート部材と取付金具を別体で形成しても、ルーフウエザストリップの取付基部を確実に固定することができる。インサート部材の形状を小さく、簡単にすることができ、金型構造が簡単になり、成形作業が容易となり、コストも低減することができる。
取付金具の他端は、その位置を自由に選択することができ、車体の構造が複雑になっても、取付金具の他端を車体に固定して、ルーフウエザストリップを確実に固定することができる。
取付基部の裏面にインサート部材が表面に出ないように取付基部段部を形成しているため、取付基部段部は、埋設されたインサート部材が表面に出ないようにその深さを構成することができ、インサート部材の錆の発生を防止することができる。
本発明は、上述のとおり広く自動車の車体開口部と、車体開口部を塞ぐ車体開口部開閉部材との間をシールするウエザストリップに使用することができるものであるが、本発明の実施するための最良の形態の説明を、ルーフウエザストリップを例にとり説明する。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
図1〜図4は本発明の実施の形態において、ルーフウエザストリップ20の取付構造を示すもので、図1はルーフウエザストリップ20をフロントガラス5の上辺部のボディーパネル4に取付けた状態を示す図5のX−X線に沿った断面図である。図2はルーフウエザストリップ20の第2ルーフウエザストリップ部30の第2ルーフ取付基部32に取付金具65を取付ける前の状態を示す斜視図であり、図3は同じく第2ルーフ取付基部32に取付金具65を取付けた状態を示す斜視図である。図4は、ルーフウエザストリップの取付金具65を取付けて、裏面側から見た斜視図である。
図1に示すように、自動車用可動式の可動ルーフパネル6の先端部分とフロントガラス5の上辺部との間のシールは、ルーフウエザストリップ20とフロントガラスウエザストリップ10によりなされる。フロントガラス5の上辺部にはフロントガラスウエザストリップ10が取付けられ、ルーフウエザストリップ20は取付金具65によりボディーパネル4に取り付けられ、可動ルーフパネル6の先端部分をシールしている。
本発明の実施の形態では、フロントガラスウエザストリップ10とルーフウエザストリップ20が直接当接し、ボディーパネル4は、車外側からは見えないように構成されている。このため自動車の正面側からフロントガラス5の上辺部を目立たなく構成することができ、デザイン的にも好ましい。
フロントガラス5は、その両側部をフロントピラー3で保持され、上辺をフロントピラー3と一体に形成されたボディーパネル4で保持されている。可動ルーフパネル6は、開いているときは車体1のリヤ側に収納され、閉じるときは、リヤ側の車体1からフロント方向へ、移動して、可動ルーフパネル6の先端がルーフウエザストリップ20に当接する。
フロントガラスウエザストリップ10は、フロントガラス5の先端に取付けられる取付基部11と、取付基部11と一体的に形成されルーフウエザストリップ20又はボディーパネル4に当接する中空シール部12から構成されている。
まず、ルーフウエザストリップ20の構成について図1に基づき説明し、その後その取付構造について説明する。
ルーフウエザストリップ20は、可動ルーフパネル6のフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部21と、第1ルーフウエザストリップ部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部30と、第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30を一体的に連結する連結部37から構成される。
連結部37で第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30を一体的に連結しているため、ルーフウエザストリップ20を取付けるときに、第2ルーフウエザストリップ部30を固定して位置を安定させて、その後、第1ルーフウエザストリップ部21を固定することができ、取付が容易である。また、ルーフウエザストリップ20の全体を同時に成形することができ、製造が容易である。
第1ルーフ中空シール部23は、可動ルーフパネル6が閉じられるときにその先端に当接し、柔軟に変形し、シールすることができる。第1ルーフ中空シール部23のフロントガラス5側の側端は、第1ルーフ取付基部22に連続するとともに屈曲して形成された第1ルーフリップ部24が形成され、フロントガラスウエザストリップ10の中空シール部12に当接している。
第2ルーフウエザストリップ部30は、連結部37に連結された第2ルーフ取付基部32と第2ルーフ中空シール部33から構成される。第2ルーフ中空シール部33は、第1ルーフウエザストリップ部21が当接する部分よりもリヤ側の可動ルーフパネル6の裏面に当接する。このため、可動ルーフパネル6のフロント側先端と裏面で、第1ルーフウエザストリップ部21と第2ルーフウエザストリップ部30により2重にシールすることができ、雨水や騒音を確実にシールすることができる。
第1ルーフ取付基部22と第2ルーフ取付基部32は、連結部で連結され、インサート部材60が埋設された部分では、連続した板状に形成されている。第1ルーフ取付基部22と第2ルーフ取付基部32の内部にはインサート部材60が埋設されている。インサート部材60は第1ルーフ取付基部22と第2ルーフ取付基部32とのなかで連続して、一体的に形成され埋設されている。
また、インサート部材60が埋設されて型成形される部分では、第1ルーフ中空シール部23と第2ルーフ中空シール部33は、図2に示すように、中子の取出しのために、一部が切り欠かれて形成されている。
第2ルーフ取付基部32の裏面には、図2に示すように、第2取付基部段部34が形成されている。第2取付基部段部34は、埋設されたインサート部材60が表面に出ないようにその深さを構成することができる。その場合は、インサート部材60の錆の発生を防止することができる。
この第2取付基部段部34の位置にあるインサート部材60には、インサート取付孔61が複数個形成されている。インサート取付孔61が位置する第2取付基部段部34の表面には、目印となる凹部又は凸部を形成している。
この第2取付基部段部34に、取付金具65の一端が嵌合される。取付金具65の一端には、インサート取付孔61に対応する部分に取付金具取付孔67が形成されている。
第2取付基部段部34に、取付金具65の一端をはめ込んだときに、ポンチマークである凹部35又は凸部の位置に、取付金具取付孔67の位置を合わせて位置決めを行い、図3に示すように、インサート取付ネジ62を取付金具取付孔67にネジを螺着することにより、インサート部材60に取付金具65を強固に固定できる。
第2取付基部段部34が形成されたため、取付金具65をインサート部材に螺着するときに、取付金具65を取付ける位置がすぐにわかり、ポンチマークである凹部35又は凸部が形成されているため、インサート取付ネジ62を螺着する位置がすぐわかり、確実に取付金具65をインサート部材60に螺着することができるとともに、螺着作業が素早くできる。
そして、インサート部材60と取付金具65を別体で形成しても、インサート部材60に取付金具65を取付けることにより、ルーフウエザストリップ20の取付基部を確実に固定することができる。これにより、インサート部材60の形状を小さく、簡単にすることができ、金型構造が簡単になり、成形作業が容易となり、コストも低減することができる。
取付金具65を第2ルーフ取付基部32に取付けると、図4に示すように、取付金具65の他方の端部が大きく延設される。この取付金具65の他方の端部には、車体取付ネジ66が取付けられている。図1に示すように、ボディーパネル4の端部には、ボディーパネル取付孔68が形成されている。このボディーパネル取付孔68に車体取付ネジ66を挿入し、ネジ止めをする。
取付金具65の他端をルーフウエザストリップ20から離れた部分に取付けることができるため、ボディーパネル4に形成するボディーパネル取付孔68の位置を自由に選択することができ、車体の構造が複雑になっても、取付金具65の他端を車体に固定して、ルーフウエザストリップ20を確実に固定することができる。
次に、フロントガラスウエザストリップ10とルーフウエザストリップ20の製造方法について説明する。フロントガラスウエザストリップ10の直線部である押出成形部分は、取付基部11と中空シール部12を同時に押出成形する。ルーフウエザストリップ20は、第1ルーフウエザストリップ部21、第2ルーフウエザストリップ部30及び連結部37を同時に押出成形により成形する。成形材料は、いずれも合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等が使用される。スポンジ部分はこれ等の材料を発泡させてスポンジ材として使用する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後、所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
インサート部材60が埋設される部分や、コーナー部は金型を使用して型成形が行われる。型成形部分は、スポンジ材を使用し、型成形と同時に加硫が行われる。
本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップをフロントガラスの上辺部を保持するボディーパネルに取付けた状態を示す、図5におけるX−X線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップの第2ルーフウエザストリップ部の取付基部に取付金具を取付ける前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップの第2ルーフウエザストリップ部の第2取付基部に取付金具を取付けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であるルーフウエザストリップに取付金具を取付けて、裏面側から見た斜視図である。 自動車の上方から見た斜視図である。 従来のフロントガラスウエザストリップがボディーパネルに取付けられた状態の断面図であり、図5におけるX−X線に沿った断面図である。 従来のウエザストリップが車体に取付けられた状態の断面図である。 従来の他のウエザストリップが車体に取付けられた状態の断面図である。 従来の他のウエザストリップにインサート部材を埋設させた状態の斜視図である。
符号の説明
4 ボディーパネル
6 ルーフパネル
20 ルーフウエザストリップ
21 第1ルーフウエザストリップ部
22 第1ルーフ取付基部
30 第2ルーフウエザストリップ部
32 第2ルーフ取付基部
34 第2ルーフ取付基部段部
60 インサート部材
61 インサート取付孔
65 取付金具
66 車体取付ネジ

Claims (5)

  1. 自動車のボディーパネルの開口部と、該ボディーパネルの開口部を塞ぐ可動ルーフパネルと、上記ボディーパネルの開口部の周縁に取付けられ上記ボディーパネルの開口部と可動ルーフパネルとの間をシールするルーフウエザストリップの取付構造において、
    ルーフウエザストリップは、ボディーパネルの開口部の周縁に取付けられる取付基部と、該取付基部と一体に形成され該取付基部が取付けられていない側の可動ルーフパネルに当接してシールするシール部を有し、
    上記取付基部は、インサート部材が埋設され、上記取付基部の外面に上記インサート部材が表面に出ないように取付基部段部を形成し、インサート部材にはインサート取付孔を複数個形成し、
    上記インサート部材とは別体に形成された取付金具の一端を、上記取付基部段部に嵌めこむとともに上記インサート取付孔に螺着し、上記取付金具の他端は、上記ボディーパネルの開口部周縁に固定して上記ルーフウエザストリップを上記ボディーパネルの開口部周縁に取付けることを特徴とする自動車用ウエザストリップの取付構造。
  2. 上記インサート部材が埋設された取付基部の外面の上記インサート取付孔の位置に、凹部又は凸部を形成した請求項1に記載の自動車用ウエザストリップの取付構造。
  3. 上記シール部は、中空状に形成され、上記ルーフウエザストリップの上記インサート部材が埋設された部分は、上記シール部と取付基部がスポンジ材で形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用ウエザストリップの取付構造。
  4. 上記ルーフウエザストリップは、上記可動ルーフパネルのフロント側先端に当接する第1ルーフウエザストリップ部と、該第1ルーフウエザストリップ部が当接する部分よりもリヤ側の上記可動ルーフパネルの裏面に当接する第2ルーフウエザストリップ部と、上記第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部を一体的に連結する連結部から構成される請求項2乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用ウエザストリップの取付構造。
  5. 上記第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部はそれぞれ上記可動ルーフパネルに当接する中空シール部と、それぞれ上記ボディーパネルに取付けられたリテーナーに係止される取付基部を有し、インサート部材が埋設される部分は、上記第1ルーフウエザストリップ部と第2ルーフウエザストリップ部の取付基部は一体的に連続し、上記インサート部材は、連続した上記取付基部に一体的に埋設された請求項4に記載の自動車用ウエザストリップの取付構造。
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