JP6016123B2 - クォータドアウエザストリップ - Google Patents
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Description
しかしながら、図12の矢印Zに示すように、一部の雨水は、支持脚部222の張出部222bの側面を通り、エクステンションパネル9の嵌合部9aと張出部222bの隙間から、車内側に移動することとなり、雨水が車内にまで達する場合がある。
ドアのベルトラインに取付けられるクォータドアウエザストリップの底辺部は、基部からドアパネルに当接する下方支持脚部が延設され、支持脚部の底面に支持脚部の長手方向に延びる支持脚部シールリップを形成し、支持脚部の底面にドアパネルに形成された嵌合部に係合される支持脚部突起部を形成し、支持脚部突起部の底面に突起部底面シールリップを形成し、支持脚部突起部の支持脚部シールリップと連続する側面に突起部側面シールリップを形成し、支持脚部シールリップと、突起部側面シールリップと、突起部底面シールリップが連続して形成されたことを特徴とするクォータドアウエザストリップである。
支持脚部首部から支持脚部首部よりも断面形状が幅の広い支持脚部張出部が形成されたため、ドアパネルに支持脚部張出部が安定して当接することができ、クォータドアウエザストリップとクォータ部材の重量を安定して保持することができる。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォータ部材であるクォータドアガラス6に使用されるクォータドアウエザストリップ20を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータドアガラスまたは、サイドミラーブラケットに使用されるクォータドアウエザストリップについても使用することができる。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形又は四角形の部分に固定されたクォータドアガラス6が設けられている。
なお、クォータドアウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成されコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
車内側側壁25の外面には、車内側側壁リップ27が形成され、車外側からエクステンションパネル9に沿って進入した空気や雨水がカバーリップ25aの方向に達しないようにしている。
車内側側壁25の内面に車内側側壁凹溝25bが形成されている。車内側側壁凹溝25bにより、車内側側壁25が撓んで、クォータドアガラス6を取付易くなる。
クォータドアウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21から延設され、クォータドアウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22が形成されている。
支持脚部シールリップ22dの高さは、高い部分で1〜2mm程度、低い部分で0.2〜0.5mm程度である。
クォータドアウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
6 クォータドアガラス(クォータ部材)
20 クォータドアウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
22b 支持脚部張出部
22c 支持脚部突起部
22d 支持脚部シールリップ
22e 突起部側面シールリップ
22f 突起部底面シールリップ
Claims (7)
- ドアフレームと、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材の外周を保持し、上記クォータ部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップであって、
該クォータウエザストリップは、上記クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォータ部材の外周が挿入され、保持するクォータ部材保持溝と、上記クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォータウエザストリップにおいて、
上記ドアのベルトラインに取付けられる上記クォータウエザストリップの底辺部は、上記基部から上記ドアパネルに当接する支持脚部が延設され、該支持脚部の底面に支持脚部の長手方向に延びる支持脚部シールリップを形成し、上記支持脚部の底面に上記ドアパネルに形成された嵌合部に係合される支持脚部突起部を形成し、該支持脚部突起部の底面に突起部底面シールリップを形成し、上記支持脚部突起部の上記支持脚部シールリップと連続する側面に突起部側面シールリップを形成し、上記支持脚部シールリップと、上記突起部側面シールリップと、上記突起部底面シールリップが連続して形成されたことを特徴とするクォータウエザストリップ。 - 上記突起部底面シールリップは、上記突起部側面シールリップと連続する側は低く、上記突起部側面シールリップと連続する側と反対側は高く形成された請求項1に記載のクォータウエザストリップ。
- 上記突起部底面シールリップは、断面形状が略三角形状に形成され、車外側は上記支持脚部突起部の底面から略垂直に平面上に形成され、車内側は斜面状又は曲面状に形成された請求項1又は請求個2に記載のクォータウエザストリップ。
- 上記突起部底面シールリップは、上記支持脚部突起部の底面の車内側にシフトして形成された請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載されたクォータウエザストリップ。
- 上記支持脚部シールリップは、上記支持脚部の底面に位置によって、高低が変化するように形成された請求項1乃至請求項4のいずれかに1項に記載されたクォータウエザストリップ。
- 上記支持脚部は、上記基部から断面形状が上記基部よりも幅の狭い支持脚部首部が延設され、該支持脚部首部から該支持脚部首部よりも断面形状が幅の広い支持脚部張出部が形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに1項に記載されたクォータウエザストリップ。
- 上記クォータ部材は、クォータドアガラスであり、上記クォータウエザストリップは、軟質合成樹脂、熱可塑性エラストマー又は合成ゴムのいずれかで形成された請求項1乃至請求項6のいずれかに1項に記載されたクォータウエザストリップ。
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