JP2010228724A - クォーターウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】車外側側壁又は車内側側壁の先端がクォーター部材に対して開くのを確実に防止しすることができるクォーターウエザストリップを提供する。
【解決手段】クォーターウエザストリップ20は、クォーターウエザストリップ20の断面形状は、中央部に基部21を形成し、基部21の内周側に、クォーター部材を保持するクォーター部材保持溝28と、車外側側壁24と、車内側側壁25とを有する。車外側側壁24又は車内側側壁25のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝28内に突出する側壁リブ24aを長手方向に形成し、車外側側壁24又は車内側側壁25のクォーター部材保持溝28側の面にクォーター部材の外周がクォーター部材保持溝28に挿入されたときに、側壁リブ24aを収容するように側壁凹部24bを長手方向に形成した。
【選択図】図1
【解決手段】クォーターウエザストリップ20は、クォーターウエザストリップ20の断面形状は、中央部に基部21を形成し、基部21の内周側に、クォーター部材を保持するクォーター部材保持溝28と、車外側側壁24と、車内側側壁25とを有する。車外側側壁24又は車内側側壁25のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝28内に突出する側壁リブ24aを長手方向に形成し、車外側側壁24又は車内側側壁25のクォーター部材保持溝28側の面にクォーター部材の外周がクォーター部材保持溝28に挿入されたときに、側壁リブ24aを収容するように側壁凹部24bを長手方向に形成した。
【選択図】図1
Description
本発明は、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、クォーター部材とドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップに関する。
従来、自動車ドアは図4に示すように、ドア1のベルトラインの上部にドアフレーム2が形成され、リヤドア1bにおいては、ドアフレーム2の上辺部におけるリヤ側に寄った部位の下面から下方にパーティションサッシュ3が延設されている。そして、リヤドア1bのパーティションサッシュ3のリヤ側の部分には固定して装着されるクォータードアガラス6が装着され、パーティションサッシュ3のフロント側にはドアガラス5が昇降自在に装着されている。
そして、図5に示すように、クォータードアガラス6とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、クォーターウエザストリップ120が装着されてその間をシールしている。また、ドアガラス5とドアフレーム2及びパーティションサッシュ3との間には、ガラスラン110が装着されてその間をシールしている。
クォーターウエザストリップ120は、図5に示すように、クォータードアガラス6の外周を全周に亘り取り囲んで取付けられている。クォーターウエザストリップ120の底辺部分、即ち、ドアパネルのベルトラインに取付けられる部分の断面図を図6に示す。図6は、図5のA−A線に沿った断面図である。
クォーターウエザストリップ120の底辺部分では、車外側側壁124と車内側側壁125でクォータードアガラス6を挟持して、ガラス保持溝128でクォータードアガラス6を保持している。クォータードアガラス6とクォーターウエザストリップ120の重量を支えるために、支持脚部122が下方に延設され、エクステンションパネル9に当接している。
しかしながら、図7に示すように、クォータードアガラス6をクォーターウエザストリップ120に嵌め込むと、クォーターウエザストリップ120の底辺部120cの車外側側壁124の先端が矢印Aで示すように開いてしまう場合がある。これは、クォータードアガラス6が曲面形状であるのに対して、クォーターウエザストリップ120の底辺部120cは直線状に形成され、車外側側壁124は平坦面状に形成されていることや、クォータードアガラス6の周長に対して、クォーターウエザストリップ120の周長が短く形成されていること等のためである。
そのため、図8に示すように、車外側側壁224と車内側側壁225の外側に、それぞれ車外側リブ226と車内側リブ227を設けて、クォーターウエザストリップ220のクォーター部材保持溝228の内部にクォータードアガラス6を挿入するときに、その車外側リブ226と車内側リブ227により車外側側壁224と車内側側壁225の側面を押えて、車外側側壁224と車内側側壁225の先端がクォータードアガラス6に対して開くのを防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この場合には、車外側リブ226と車内側リブ227を設けるためクォーターウエザストリップ20の全体の重量が増加して、車輌の軽量化の要請に反することとなるとともに、車外側側壁224と車内側側壁225の先端と車外側リブ226と車内側リブ227とが離れているため、車外側リブ226と車内側リブ227による車外側側壁224と車内側側壁225の先端を押える効果が充分でなかった。
本願発明は、車外側側壁の先端がクォーター部材に対して開くのを確実に防止しすることができるクォーターウエザストリップを提供するものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、ドアフレームの上辺部と、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、クォーター部材とドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップであって、クォーターウエザストリップは、クォーター部材の外周に勘合されるように環状に形成され、クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、基部の内周側に、クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォーターウエザストリップにおいて、
少なくとも車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝内に突出する側壁リブを長手方向に形成し、車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面に、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端を容易に回動するように側壁リブよりも基部側で側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成したことを特徴とするクォーターウエザストリップである。
少なくとも車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝内に突出する側壁リブを長手方向に形成し、車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面に、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端を容易に回動するように側壁リブよりも基部側で側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成したことを特徴とするクォーターウエザストリップである。
請求項1の本発明では、クォーターウエザストリップは、クォーター部材の外周に勘合されるように環状に形成されたため、クォーター部材の外周全周を完全に包むことができ、環状のため、クォーター部材に勘合されると、その弾性により締め付けるように保持されて、クォーター部材から外れ難くなる。
クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、基部の内周側に、クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成する。このため、クォーター部材保持溝にクォーター部材の外周端部が確実に挿入されて保持されることができる。又、車外側側壁と車内側側壁でクォーター部材の側面をそれぞれ保持するため、クォーター部材とクォーターウエザストリップの間のシール性を確保することができる。
車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝内に突出する側壁リブを長手方向に形成したため、クォーター部材をクォーター部材保持溝に挿入するときに、クォーター部材の側端部分で側壁リブをクォーター部材保持溝の底方向に引っ張ることができ、側壁リブが形成された車外側側壁の先端をクォーター部材に当接するように撓ませることができ、クォーター部材と車外側側壁又は車内側側壁の先端が開くことを防止できる。
車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面に、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端を容易に回動するように側壁リブよりも基部側で側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成した。このため、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端が容易に回動してクォーター部材に当接し、車外側側壁の先端とクォーター部材の開きを防止することができ、車外側からの雨水や騒音の侵入を防止することができるとともに、車外側から見た見栄えを向上させることができる。
請求項2の本発明は、側壁リブは、車外側側壁の先端部付近に形成されたクォーターウエザストリップである。
請求項2の本発明では、側壁リブは、車外側側壁の先端部付近に形成されたため、クォーター部材をクォーター部材保持溝に挿入するときに、車外側側壁の先端をより一層確実にクォーター部材の外周部分の側面に当接させることができ、車外側側壁の先端とクォーター部材との間の開きを防止することができる。
請求項3の本発明は、側壁リブと側壁凹部は、車外側側壁と車内側側壁の両方に形成されたクォーターウエザストリップである。
請求項3の本発明では、側壁リブと側壁凹部は、車外側側壁と車内側側壁の両方に形成されたため、車外側側壁と車内側側壁の両方の先端とクォーター部材との間の開きを防止することができ、車外側からの雨水や騒音の侵入を車外側側壁と車内側側壁との両方でより確実に防止することができるとともに、車外側と車内側の両方から見た見栄えを向上させることができる。
請求項4の本発明は、クォーター部材は、クォータードアガラスであり、側壁リブと側壁凹部は、クォーターウエザストリップの底辺部に形成されたクォーターウエザストリップである。
請求項4の本発明では、クォーター部材は、クォータードアガラスであるため、自動車のフロントドアやリヤドアにクォーターガラスを設けた場合、その周囲にクォーターウエザストリップを装着し、そのクォーターウエザストリップをドアフレーム、パーティションサッシュとドアパネルの上端に固定するとともに、クォータードアガラスの外周をシールすることができる。
側壁リブと側壁凹部は、クォーターウエザストリップの底辺部に形成されたため、ドアのベルトライン付近のシール性と見栄えを向上させることができる。
側壁リブと側壁凹部は、クォーターウエザストリップの底辺部に形成されたため、ドアのベルトライン付近のシール性と見栄えを向上させることができる。
請求項5の本発明は、側壁凹部は、側壁リブを収容可能に形成されたクォーターウエザストリップである。
請求項5の本発明では、側壁凹部は、側壁リブを収容可能に形成されたため、クォーター部材をクォーター部材保持溝に挿入するときに、クォーター部材に引っ張られて側壁リブが側壁凹部内に収容され、車外側側壁の先端がクォーター部材の外周部分の側面から離れることがなく、クォーター部材と車外側側壁の先端との間が開くことを防止できる。
本発明は上記のように、車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面からクォーター部材保持溝内に突出する側壁リブを長手方向に形成したため、クォーター部材の側端部分で側壁リブをクォーター部材保持溝の底方向に引っ張ることができ、クォーター部材と車外側側壁の先端が開くことを防止できる。
車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面に、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端を容易に回動するように側壁リブよりも基部側で側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成した。このため、車外側側壁の先端が容易に回動してクォーター部材に当接し、車外側側壁の先端とクォーター部材の開きを防止することができ、車外側からの雨水や騒音の侵入を防止することができるとともに、車外側から見た見栄えを向上させることができる。
車外側側壁のクォーター部材保持溝側の面に、クォーター部材の外周がクォーター部材保持溝に挿入されたときに、車外側側壁の先端を容易に回動するように側壁リブよりも基部側で側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成した。このため、車外側側壁の先端が容易に回動してクォーター部材に当接し、車外側側壁の先端とクォーター部材の開きを防止することができ、車外側からの雨水や騒音の侵入を防止することができるとともに、車外側から見た見栄えを向上させることができる。
本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォーター部材であるクォータードアガラス6に使用されるクォーターウエザストリップ20を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータードアガラスまたは、サイドミラーブラケットに使用されるクォーターウエザストリップについても使用することができる。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォーター部材であるクォータードアガラス6に使用されるクォーターウエザストリップ20を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータードアガラスまたは、サイドミラーブラケットに使用されるクォーターウエザストリップについても使用することができる。
図4は、は自動車の側面図である。図4に示すように、自動車の側面のドア1であるフロントドア1aとリヤドア1bの両方のベルトラインよりも上部には、ドアガラス5、5が昇降可能に設けられている。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形の部分に固定されたクォータードアガラス6が設けられている。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形の部分に固定されたクォータードアガラス6が設けられている。
パーティションサッシュ3は、図5に示すように、ドアフレーム2の上辺部の下面から下方に延出され、リヤドア1bのドアパネル内の部分にまで延出されて装着されている。すなわち、ドアのベルトライン位置よりも上方部分では、外部に露出しており、パーティションサッシュ3の下端は、リヤドア1bのドアパネルのパネル内部に固定され、上端はエンドキャップ4を介してドアフレーム2の車内側側壁と車外側側壁の下面に接続され、ブラケットによりドアフレーム2の上辺部の底壁下面に固定されている。
リヤドア1bにおいて、図4に示すように、ドアフレーム2の上辺部と、フロント側の縦辺部及びパーティションサッシュ3のフロント側溝部44には、ガラスラン10が装着されて、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2およびパーティションサッシュ3との間をシールしている。
リヤドア1bのドアガラス5のリヤ側において、図4に示すように、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3のリヤ側溝部とリヤドア1bのドアパネル上端には、クォーターウエザストリップ20が装着されて、クォータードアガラス6をドアフレーム2の上辺部と、パーティションサッシュ3、リヤドア1bのドアパネル上端であるベルトラインに固定するとともに、クォーターウエザストリップ20とドアフレーム2、リヤドア1bの上端であるベルトライン及びパーティションサッシュ3との間をシールしている。
クォーターウエザストリップ20は図3と図5に示すように、全体として型成形で形成される。即ち、ドアフレーム2の上辺部に取付けられる上辺部20aと、パーティションサッシュ3に取付けられる縦辺部20bと、リヤドア1bの上端であるベルトラインに取付けられる底辺部20cと、それぞれを接続するコーナー部から構成される略三角形状に形成されている。
クォーターウエザストリップ20の各辺部とコーナー部は、合わせて全体として一体に同時に型成形で成形される。
なお、クォーターウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成される三角形状のコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
なお、クォーターウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成される三角形状のコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
リヤドア1bのドアパネルの上端であるベルトラインに取付けられるクォーターウエザストリップ20の底辺部20c部分の図5のA−A線に沿った断面図を図1に示し、図2は、図1においてクォーター部材であるクォータードアガラス6を取り付けた状態の断面図である。
クォーターウエザストリップ20の上半分は、図1に示すように、基部21に上側の車外側に車外側側壁24と、車内側に車内側側壁25と、その間にクォーター部材保持溝であるガラス保持溝28が形成された断面略コ字形である。このガラス保持溝28が形成された断面略コ字形の形状は、上辺部20aと縦辺部20bも同様であり、ガラス保持溝28にクォータードアガラス6の外周が挿入されている。
基部21の上側とは、環状に形成されたクォーターウエザストリップ20の内周側であり、底辺部20cではガラス保持溝28は、基部21の上側に形成されるが、上辺部20aでは、基部21の下側に形成され、縦辺部20bでは、基部21のリヤ側に形成される。このようにして、クォータードアガラス6の外周の全周にガラス保持溝28をはめ込むことができる。
上述のように、ガラス保持溝28にクォータードアガラス6の外周が挿入されると、車外側側壁24と車内側側壁25がクォータードアガラス6の側面に当接して、それぞれ保持するため、クォータードアガラス6とクォーターウエザストリップ20の間のシール性を確保することができる。
車外側側壁24のガラス保持溝28側の面からガラス保持溝28内に張出すように、側壁リブである車外側側壁リブ24aを長手方向に連続して形成した。このため、ガラス保持溝28にクォータードアガラス6を挿入するときに、クォータードアガラス6の外周の側端部分の側面で、車外側側壁リブ24aをガラス保持溝28の底方向(図1における下方)に引っ張ることができる。そのため、車外側側壁リブ24aが形成された車外側側壁24の先端を、クォータードアガラス6に当接するように撓ませることができ、クォータードアガラス6と車外側側壁24の先端の間が開くことを防止できる。これにより、車外側からの雨水や騒音の侵入を防止することができるとともに、車外側から見た見栄えを向上させることができる。
車外側側壁24の内面であるガラス保持溝28側の面に、車外側側壁リブ24aが形成された部分よりも基部21側(図1における下側)で、車外側側壁リブ24aに隣接する位置に、長手方向に連続した車外側側壁凹部24bを形成した。車外側側壁凹部24bの大きさは、車外側側壁リブ24aが撓んで入ることができる大きさである。
クォータードアガラス6の外周がガラス保持溝28に挿入されたときに、上述のように車外側側壁24の車外側側壁リブ24aが、クォータードアガラス6の外周の側面に引っ張られて撓んで、車外側側壁凹部24b内に収容される。これにより、クォータードアガラス6を嵌め込んだときに、車外側側壁24の内面に車外側側壁リブ24aが突出することないか、あるいは少ないため、車外側側壁24とクォータードアガラス6の間に隙間が生じないか、生じても小さく、車外側側壁24の先端がクォータードアガラス6の外周部分の側面から離れることがなく、クォータードアガラス6と車外側側壁24の先端が開くことを防止できる。
車外側側壁リブ24aは、ガラス保持溝28が開口している車外側側壁24の先端部付近に形成することが好ましい。この場合は、クォータードアガラス6をガラス保持溝28に挿入するときに、車外側側壁24の先端を車外側側壁リブ24aが引っ張り、より一層確実にクォータードアガラス6の外周部分の側面に当接させることができ、車外側側壁24の先端とクォータードアガラス6の開きを防止することができる。
車外側側壁24と同様に、車内側側壁25のガラス保持溝28側の面からガラス保持溝28内に側壁リブである車内側側壁リブ25aを長手方向に連続して形成してもよい。この場合は、ガラス保持溝28にクォータードアガラス6を挿入するときに、クォータードアガラス6の外周部分の側面で車内側側壁リブ25aをガラス保持溝28の底方向(図1における下方)に引っ張ることができる。
そのため、車内側側壁リブ25aが形成された車内側側壁25の先端を、車外側側壁24の先端と同様に、クォータードアガラス6に当接するように撓ませることができ、クォータードアガラス6と車内側側壁25の先端の間が開くことを防止できる。
車内側側壁リブ25aは、車外側側壁リブ24aと同様に、車内側側壁25の先端付近に形成することが好ましい。
車内側側壁リブ25aは、車外側側壁リブ24aと同様に、車内側側壁25の先端付近に形成することが好ましい。
車外側側壁24に車外側側壁リブ24aと車外側側壁凹部24bを形成し、さらに、車内側側壁25に車内側側壁リブ25aと車内側側壁凹部25bを形成することも好ましい。この場合は、車外側側壁24と車内側側壁25の両方の先端とクォータードアガラス6との開きを防止することができ、車外側からの雨水や騒音の侵入を車外側側壁24と車内側側壁25との両方でより確実に防止することができるとともに、車外側と車内側の両方から見た見栄えを向上させることができる。
車外側側壁24と車内側側壁25の外面には、それぞれリヤドア1bのドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7に当接する車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が形成されている。車外側保持リップ26と車内側保持リップ27は、それぞれ、車外側側壁24と車内側側壁25の外面から略直角に延設されている。本実施の形態では、車外側保持リップ26は、ドアアウターパネル8に直接当接するのではなく、ドアアウターパネル8に取付けられるアウターウエザストリップ30に当接している。
ドアインナーパネル7もインナーウエザストリップ(図示せず)が取付けられる場合には、インナーウエザストリップに当接する。本実施の形態では、車内側保持リップ27は、エクステンションパネル9に当接している。
車内側側壁25の先端部分の車内側にはガーニッシュ50の先端が当接している。
車内側側壁25の先端部分の車内側にはガーニッシュ50の先端が当接している。
このため、クォーターウエザストリップ20とドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7の間のシール性を確保して、ドアアウターパネル8及びドアインナーパネル7との間のシール性を確保することができる。さらに、車外側保持リップ26と車内側保持リップ27によりクォーターウエザストリップ20が傾くことを防止することができる。
次に、クォーターウエザストリップ20の下半分を説明する。
クォーターウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21からクォーターウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22を1個形成した。支持脚部22は、ハ字形に交互に、フロント側支持脚部と、リヤ側支持脚部を車輌の前後方向に複数個形成することもできる。この場合は、クォーターウエザストリップ20の底辺部20cが長手方向に寸法がばらついても、支持脚部が安定してクォータードアガラス6を保持することができる。
クォーターウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21からクォーターウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22を1個形成した。支持脚部22は、ハ字形に交互に、フロント側支持脚部と、リヤ側支持脚部を車輌の前後方向に複数個形成することもできる。この場合は、クォーターウエザストリップ20の底辺部20cが長手方向に寸法がばらついても、支持脚部が安定してクォータードアガラス6を保持することができる。
なお、ドアアウターパネル8の先端であるベルトラインには、アウターウエザストリップ30が取付けられている。アウターウエザストリップ30は、断面略U字形のトリム部31と、トリム部31の車内側の先端から斜め上方にシールリップ部32が延設されている。トリム部31は、ドアアウターパネル8の先端が挿入され、アウターウエザストリップ30が保持されている。
このため、アウターウエザストリップ30を取り付けると、シールリップ部32がクォータードアガラス6の車外側側面に当接して、クォーターウエザストリップ20の車外側側壁24と合わせて、クォータードアガラス6の車外側側面を2重にシールすることができる。さらに、上述の通り、車外側保持リップ26もトリム部31の車内側側面に当接して、リヤドア1bの上端のシール性を向上させている。
次に、クォーターウエザストリップ20の製造方法について説明する。
クォーターウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
クォーターウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
1 ドア
6 クォータードアガラス(クォーター部材)
20 クォーターウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
24 車外側側壁
24a 車外側側壁リブ
24b 車外側側壁凹部
25 車内側側壁
28 ガラス保持溝(クォーター部材保持溝)
6 クォータードアガラス(クォーター部材)
20 クォーターウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
24 車外側側壁
24a 車外側側壁リブ
24b 車外側側壁凹部
25 車内側側壁
28 ガラス保持溝(クォーター部材保持溝)
Claims (5)
- ドアフレームの上辺部と、ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォーター部材の外周を保持し、上記クォーター部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォーターウエザストリップであって、該クォーターウエザストリップは、上記クォーター部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォーターウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、該基部の内周側に、上記クォーター部材の外周が挿入され、保持するクォーター部材保持溝と、上記クォーター部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォーター部材の車内側側面を保持する車内側側壁とを形成するクォーターウエザストリップにおいて、
少なくとも上記車外側側壁の上記クォーター部材保持溝側の面から上記クォーター部材保持溝内に突出する側壁リブを長手方向に形成し、上記車外側側壁の上記クォーター部材保持溝側の面に、上記クォーター部材の外周が上記クォーター部材保持溝に挿入されたときに、上記車外側側壁の先端を容易に回動するように上記側壁リブよりも上記基部側で上記側壁リブに隣接する位置に側壁凹部を長手方向に形成したことを特徴とするクォーターウエザストリップ。 - 上記側壁リブは、上記車外側側壁の先端部付近に形成された請求項1に記載のクォーターウエザストリップ。
- 上記側壁リブと側壁凹部は、上記車外側側壁と車内側側壁の両方に形成された請求項1又は請求項2に記載のクォーターウエザストリップ。
- 上記クォーター部材は、クォータードアガラスであり、上記側壁リブと側壁凹部は、上記クォーターウエザストリップの底辺部に形成された請求項1乃至請求項3のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
- 上記側壁凹部は、上記側壁リブを収容可能に形成された請求項1乃至請求項4のいずれかに1項に記載されたクォーターウエザストリップ。
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