JP2013199140A - クォータウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クォータウエザストリップ20の断面形状は、基部21、車外側側壁24と車内側側壁25とから断面略U字形に形成される。断面略U字形の溝28はクォータ部材6の外周が挿入され、クォータ部材6を保持するクォータ部材保持溝を形成する。底辺部20cの基部21は、クォータ部材保持溝28から下方に貫通する水抜き孔29が形成されるとともに、クォータ部材6の外周面に対向する面に、長手方向に連続する保持溝突状28aが形成される。水抜き孔29の長手方向に向き合う面に水抜き孔突状29aが形成され、水抜き孔突状29aと保持溝突状28aは水抜き孔29の部分で連続して形成される。
【選択図】図4
Description
しかしながら、水抜き孔229の部分には突条228aが設けられていないため、雨水が突条228aの先端を回り込んで車内側に回り込むことがあった。この場合に、溝228に進入した雨水は、車内側側壁225とクォータドアガラス6の間の隙間が狭いために、その隙間を通り毛細管現象により車内側に染み出す場合があった。
しかしながらこの場合でも、水抜き孔229の部分には突条228aが設けられていないため、雨水が車内側に回り込み、車内側にしみだすことがあった。
クォータウエザストリップは、クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、クォータ部材は、ドアフレームの上辺部に取付けられる上辺部と、パーティションサッシュに取付けられる縦辺部と、ドアのベルトライン付近に取付けられる底辺部から構成され、
クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とから断面略U字形に形成され、断面略U字形の溝はクォータ部材の外周が挿入され、クォータ部材を保持するクォータ部材保持溝を形成し、
底辺部の基部は、クォータ部材保持溝から下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、クォータ部材保持溝側の面に、長手方向に連続する保持溝突状が形成され、水抜き孔の長手方向に向き合う面に水抜き孔突状が形成され、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の部分で連続して形成されたことを特徴とするクォータウエザストリップである。
水抜き孔の長手方向に向き合う面に水抜き孔突状が形成され、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の部分で連続して形成されたため、水抜き孔へ達すると、水抜き孔突状と保持溝突状は水抜き孔の部分で連続して形成されているため、水抜き孔で車内側へ進入することなく、確実に水抜き孔から車外へ排出することができる。
本発明を自動車のリヤドア1bにはめ込まれるクォータ部材であるクォータドアガラス6に使用されるクォータウエザストリップ20を例に取り説明するが、本発明はフロントドア1aに使用されるクォータドアガラスまたは、サイドミラーブラケットに使用されるクォータウエザストリップについても使用することができる。
リヤドア1bには、パーティションサッシュ3のフロント側に、上下方向に昇降して、ドア窓を開閉することができるドアガラス5と、パーティションサッシュ3のリヤ側と、ドアフレーム2と、リヤドア1bのドアパネルの上端で形成される三角形の部分に固定されたクォータドアガラス6が設けられている。
なお、クォータウエザストリップ20のコーナー部は、ドアフレーム2の上辺部とパーティションサッシュ3とリヤドア1bの上端との間で形成される三角形状のコーナー部の部分に装着されるように、コーナー部の角度等を規定して形成されている。
クォータウエザストリップ20の底辺部20cの外周側、即ち下半分においては、基部21からクォータウエザストリップ20を保持するためにエクステンションパネル9に当接する支持脚部22を形成した。
支持脚部張出部22aの車内側先端の下面には、支持脚部シールリップ22bが形成されている。支持脚部シールリップ22bは、エクステンションパネル9に当接して、支持脚部22とエクステンションパネル9の間をシールしている。
クォータウエザストリップ20は、全体を金型で一度に型成形する。
成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂が使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、オレフィン系エラストマー、軟質合成樹脂では、軟質塩化ビニル等が使用される。
合成ゴムの場合は、金型に成形材料を注入後に加熱されて、加硫が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、冷却され固化される。
6 クォータドアガラス(クォータ部材)
20 クォータウエザストリップ
21 基部
22 支持脚部
24 車外側側壁
25 車内側側壁
28 ガラス保持溝(クォータ部材保持溝)
28a ガラス保持溝突状
29 水抜き孔
29a 水抜き孔突条
Claims (3)
- ドアフレームの上辺部と、該ドアフレームの上辺部の下面とドアパネルとの間に接続されたパーティションサッシュと、ドアのベルトラインとで形成された空間に固定されるクォータ部材の外周を保持し、上記クォータ部材と上記ドアフレームとの間をシールするクォータウエザストリップにおいて、
該クォータウエザストリップは、上記クォータ部材の外周に嵌合されるように環状に形成され、上記クォータ部材は、上記ドアフレームの上辺部に取付けられる上辺部と、上記パーティションサッシュに取付けられる縦辺部と、上記ドアのベルトライン付近に取付けられる底辺部から構成され、
上記クォータウエザストリップの断面形状は、中央部に基部を形成し、上記クォータ部材の車外側側面を保持する車外側側壁と、上記クォータ部材の車内側側面を保持する車内側側壁とから断面略U字形に形成され、該断面略U字形の溝は上記クォータ部材の外周が挿入され、上記クォータ部材を保持するクォータ部材保持溝を形成し、
上記底辺部の上記基部は、上記クォータ部材保持溝から下方に貫通する水抜き孔が形成されるとともに、上記クォータ部材保持溝側の面に、長手方向に連続する保持溝突状が形成され、上記水抜き孔の長手方向に向き合う面に水抜き孔突状が形成され、該水抜き孔突状と上記保持溝突状は上記水抜き孔の部分で連続して形成されたことを特徴とするクォータウエザストリップ。 - 上記水抜き孔突状は、上記水抜き孔の下端まで形成された請求項1に記載のクォータウエザストリップ。
- 上記底辺部の上記基部の下面から支持脚部が形成され、上記水抜き孔は、上記基部と上記支持脚部を貫通して形成された請求項1又は請求項2に記載のクォータウエザストリップ。
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- 2012-03-23 JP JP2012067002A patent/JP5757266B2/ja active Active
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