JP5742716B2 - シクロヘキシルアルキルケトン類の製造方法 - Google Patents

シクロヘキシルアルキルケトン類の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、各種の工業化学原料、医薬、農薬、光学機能性材料や電子機能性材料の製造原料として有用なシクロヘキサン環を有する飽和脂肪族ケトン(シクロヘキシルアルキルケトンと略すこともある)の選択性に優れる製造方法に関するものである。
従来、シクロヘキシルアルキルケトン類の製造方法としては、ブロモシクロヘキサン類から合成したグリニャール試薬と脂肪酸クロライドから得る方法が知られていた(非特許文献1参照)。また、シクロヘキサンカルボニトリルを合成した後に、同様にエチルブロモマグネシウムを反応させて得る方法が知られていた(非特許文献2参照)。しかしながら、上記従来技術は工程が長く、また金属塩等の廃棄物の処理が難しいという欠点を有している。また、従来の技術で水素加圧によって芳香族ケトンを水素化した場合(非特許文献3参照)、シクロヘキシルアルキルケトン類ではなく、カルボニル基が還元された脂肪族アルコールやアルキルシクロヘキサンが合成される欠点を有している。更に、特許文献1には、フェニル基にアルキル置換基を有するフェニルアルキルケトン類から水素化によって、シクロヘキシル基にアルキル置換基を有するシクロヘキシルアルキルケトンを製造する方法が記載されているが、この方法では、収率が30%程度しか得られず低いものであった。
特開昭61―260032号公報
Rouzaud J. et al., Bull. Soc. Chim. Fr., 1964, 2908−2916 Doucet, Rumpf, Bull. Soc. Chim. Fr.,1954, 610〜613 Elwin E.Harris,James D'Ianni and Homer Adkins, J. Am. Chem.Soc., 60, 1938, 1467〜1470
本発明の目的は、工程短縮及び金属等の廃棄物の処理の課題を解決し、核水素化において高い選択性を有し工業的に優位なシクロヘキシルアルキルケトン類の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、工業的に優位なシクロヘキシルアルキルケトン類の製造方法について鋭意研究を重ねた結果、ルテニウム原子が担持される触媒の存在下、芳香族ケトンを水素加圧で核水素化すれば、カルボニル基の構造を維持したままシクロヘキシルアルキルケトン類を製造しうることを見いだし本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ルテニウム原子が担体上に0.1〜20重量%担持される触媒の存在下、一般式(1)で示す芳香族ケトンを、水素加圧且つ溶媒存在下、20〜120℃の温度で核水素化し、一般式(2)で示すシクロヘキシルアルキルケトン類を製造することを特徴とする飽和脂肪族ケトンの製造方法に関するものである。
Figure 0005742716
(ただし、一般式(1)においてnは1〜3の整数、Rはヒドロキシル基、フェニル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す。)
Figure 0005742716
(ただし、一般式(2)においてnは1〜3の整数、Rはヒドロキシル基、シクロヘキシル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す。)
本発明の方法により、核水素化において高い選択性を有し、シクロヘキシルアルキルケトン類を工業的に有利な方法で製造することが可能である。
[芳香族ケトン]
本発明で原料として用いられる芳香族ケトンは、一般式(1)に示す通り、芳香環に、Rとしてアシル基の他にヒドロキシル基、フェニル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基が結合した二置換の芳香族化合物である。Rとしては、アシル基が水添反応を受けず選択的に目的物が得られる観点から、ヒドロキシル基、フェニル基又は下記一般式(3)で示すアシル基が好ましく用いられる。
Figure 0005742716
(ただし、一般式(3)においてBは1から3までの整数を示す。)
また、一般式(1)におけるnは1〜3の整数であるが、製造上のハンドリングの観点から、nは1又は2であることが好ましい。
一般式(1)で示す芳香族ケトンとしては、具体的には、p−ヒドロキシアセトフェノン、m−ヒドロキシアセトフェノン、o−ヒドロキシアセトフェノン、p−ヒドロキシプロピオフェノン、m−ヒドロキシプロピオフェノン、o−ヒドロキシプロピオフェノン、p−ヒドロキシブチロフェノン、m−ヒドロキシブチロフェノン、o−ヒドロキシブチロフェノン、p−ヒドロキシイソブチロフェノン、m−ヒドロキシイソブチロフェノン、o−ヒドロキシイソブチロフェノン、2−アセチルビフェニル、3−アセチルビフェニル、4−アセチルビフェニル、2−プロピオニルビフェニル、3−プロピオニルビフェニル、4−プロピオニルビフェニル、p−フェニルブチロフェノン、m−フェニルブチロフェノン、o−フェニルブチロフェノン、p−フェニルイソブチロフェノン、m−フェニルイソブチロフェノン、o−フェニルイソブチロフェノン、p−メチルアセトフェノン、m−メチルアセトフェノン、o−メチルアセトフェノン、p−メチルプロピオフェノン、m−メチルプロピオフェノン、o−メチルプロピオフェノン、p−メチルプロピオフェノン、m−メチルプロピオフェノン、o−メチルプロピオフェノン、p−メチルブチロフェノン、m−メチルブチロフェノン、o−メチルブチロフェノン、p−メチルイソブチロフェノン、m−メチルイソブチロフェノン、o−メチルイソブチロフェノン、p−エチルアセトフェノン、m−エチルアセトフェノン、o−エチルアセトフェノン、p−エチルプロピオフェノン、m−エチルプロピオフェノン、o−エチルプロピオフェノン、p−エチルブチロフェノン、m−エチルブチロフェノン、o−エチルブチロフェノン、p−エチルイソブチロフェノン、m−エチルイソブチロフェノン、o−エチルイソブチロフェノン、p−プロピルアセトフェノン、m−プロピルアセトフェノン、o−プロピルアセトフェノン、4−n−ブチルアセトフェノン、4−i−ブチルアセトフェノン、4−tert−ブチルアセトフェノン、4−アセチルアセトフェノン、4−プロピオニルアセトフェノン、及び4−アセチルブチロフェノン等が例示される。
上記芳香族ケトンのうち、本発明においては、反応性且つ用途の点から、ヒドロキシアセトフェノンまたはヒドロキシプロピオフェノンが好ましい。特にヒドロキシル基が結合したp−ヒドロキシアセトフェノンやm−ヒドロキシアセトフェノン等は、メチル基が結合したp−メチルアセトフェノンやフェニル基が結合した4−アセチルビフェニルよりも、反応速度の面で好ましい。
[触媒]
本発明に用いられる触媒は、ルテニウム原子が担体上に0.1〜20重量%担持されるものである。
本発明に用いる、ルテニウム原子の担持量が0.1〜20重量%である触媒は、特にその調製方法が制限されるものではないが、例えば、ルテニウム原子含有化合物を含浸、乾固法、又は沈殿法等により担体上に担持した後、還元処理、例えば、水素による還元や、水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジン、又は蟻酸等による化学的還元を行うか、又は、還元処理を行わずに調製する方法が挙げられる。
ここで、ルテニウム原子含有化合物としては、例えば塩化ルテニウム水和物、臭化ルテニウム水和物、酸化ルテニウム水和物、塩化ヘキサアミンルテニウム、臭化ヘキサアミンルテニウム、トリニトラトニトロシルジアクアルテニウム、トリス(アセチルアセトナート)ルテニウム、及びドデカカルボニル三ルテニウム等があげられる。
担体は、反応条件下で水素化の原料となる芳香族化合物の置換基に対し不活性なものであれば、有機系又は無機系のいずれでもよく、例えば活性炭、イオン交換樹脂、シリカ、α−アルミナ、γ−アルミナ、シリカ−アルミナ、ゼオライト、及び種々の金属酸化物や複合酸化物等を挙げることができるが、特に選択性の点からアルミナと活性炭が好ましい。
本発明で使用される当該触媒のルテニウム担持量は、触媒の全重量に対し0.1〜20重量%の範囲である。0.1重量%未満では、充分な核水素化率を得るために触媒量を多量要し、その工業的利用は困難である。また、20重量%を越える範囲では、細孔内に取り込まれるルテニウムの割合をいたずらに増加させてしまい、拡散が不十分な細孔内では水素化分解反応やアシル基の還元反応が起きるため、選択率が低下する。上記観点から、担持量は好ましくは0.5〜10重量%であり、より好ましくは2〜5重量%である。
また、本発明における、前記の触媒の使用量は、担持量、水素化の対象となる原料の種類および反応条件等により大きく異なるが、通常、原料1に対して、重量比で0.05〜0.5の範囲が好ましいが、工業的見地からは、0.1〜0.3の範囲がより好ましい。
[水素化反応]
本発明の飽和脂肪族ケトンの製造方法は、前記一般式(1)で示す芳香族ケトンを、水素加圧且つ溶媒存在下、20〜120℃の温度で核水素化することにより得られる。
本発明の水素化反応は、水素化の対象となる原料の種類および反応条件によっては無溶媒で行うこともできるが、目的とする反応に対し最適な溶媒を選定することで選択性の向上が図れる点、および反応時間を短縮できる点から溶媒中で行うことが好ましい。
ここで用いる溶媒は、水素化反応に活性が低く、原料を溶かす化合物であれば特に限定されるものではない。具体例としては、n−ペンタン、n−ヘキサン、シクロヘキサンの様に二重結合を持たない炭化水素、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランのエーテル類、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、n−ヘキサノール、シクロヘキサノールのアルコール類、四塩化炭素、ジクロロメタン、トリクロロエタンのハロゲン化炭化水素が挙げられる。
本発明においては、上記の溶媒のうち、副反応が起こらない且つ製造上のハンドリングの点から、炭素数2〜5の飽和脂肪族アルコール、鎖状若しくは環状エーテル、又は炭素数5〜10の飽和脂肪族炭化水素が好ましい。
上記溶媒は単独でも使用できるが、2種以上組み合わせて使用することもできる。
なかでも、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサン、n−ヘキサン、ヘプタンが好ましく、テトラヒドロフランがより好ましい。
溶媒の使用割合は特に制限はないが、好ましくは重量基準で、原料1に対して、重量比で0 .05〜100、より好ましくは0.1〜20の範囲である。
当該反応に用いる水素は、通常工業的に用いられているものであればいずれのものでもよいが、不純物の一酸化炭素が少ない方が、触媒活性が優れたものとなる。従って、水素中の一酸化炭素の含有量は1%以下であることが好ましい。
反応時の水素圧は加圧状態であれば特に制限はないが、低圧すぎると反応に必要以上の長い時間を要し、また高圧すぎると水素原単位が高くなるため、0.5〜20 MPaの範囲が好ましく、さらには1〜10 MPaの範囲とすることがより好ましい。
当該反応における反応温度は、水素化の対象となる原料の種類、反応条件および反応時間により大きく異なり、0〜200℃の範囲で適宜選定すればよいが、選択性および経済性の点から、20〜120℃ の範囲が好ましく、特に反応性の高い置換基を有する原料に対しては、好ましく20〜100℃、より好ましくは30〜80℃、更に好ましくは30〜60℃の範囲で選択性が向上する。
当該反応の反応時間は、水素吸収がなくなるまでの時間である。その長さは水素化の対象となる原料の種類、触媒量および他の反応条件に依存し、一概には言えないが、通常0.5〜20時間である。
以上のごとく、当該置換芳香族ケトンの核水素化反応を行うことにより、容易に目的とする核水素化物を高い選択率で得ることができる。
すなわち、当該製法の優れる点は核水素化に極めて高い選択性を示す点である。
また、前記ルテニウム触媒は、非常に安価に得ることができる。更に、繰り返し使用することも可能であるため、当該核水素化方法は触媒コストを抑えることができる点でも有利な方法である。
反応設備としては、必要とされる水素圧に耐えるものであれば制限はない。
反応形式は、反応温度から液相で、使用する触媒を分離する必要がある観点から回分式が好ましい。
例えば、電磁撹拌装置付オートクレーブに、原料である芳香族ケトン類、ルテニウム触媒、溶媒を仕込み、内容物を撹拌し液温を設定した後、水素により0.5〜20MPaに昇圧し、その後そのままの圧力、液温を保った状態で、圧力を一定に保つように供給し、水素が吸収されなくなるまで保持した後、ろ過等により油相を採取してガスクロマトグラフィーで分析し、シクロヘキシルアルキルケトン類の生成を確認できる。
[シクロヘキシルアルキルケトン類]
本発明は、上述の製造方法により、前記一般式(2)で示すシクロヘキシルアルキルケトン類を製造する飽和脂肪族ケトンの製造方法に関する。一般式(2)においてnは1から3までの整数、Rはヒドロキシル基、シクロヘキシル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す。一般式(2)におけるR及びnについては、前述の原料芳香族ケトンについて述べたものと同じである。
本発明によって得られる核水素化物であるシクロヘキシルアルキルケトン類は、触媒をろ過等で除去した後、単に溶媒のみ除去したものでも、純度の高い目的物とすることができるが、必要であれば、さらに蒸留、晶析等の従来公知の方法を用いて精製することもできる。このとき回収した触媒は、反応に再使用できる。
本発明の飽和脂肪族ケトンの製造方法における得られたシクロヘキシルアルキルケトンの選択率は従来の方法におけるものより高いものであり、通常50%以上であり、60%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることが更に好ましく、95%以上であることが特に好ましい。
また、シクロヘキシルアルキルケトンの収率についても、通常50%以上であり、60%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましく、90%以上であることが更に好ましく、95%以上であることが特に好ましい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
<ガスクロマトグラフィー分析条件>
反応成績はガスクロマトグラフィーを用いて評価した。ガスクロマトグラフィーは、島津製作所製GC−17Aとキャピラリーカラムとして信和化工製HR−1(0.32mmφ×25m)を用いた。昇温条件は100℃ から320℃ まで5℃/min.で昇温した。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は信和化工製のキャピラリーカラムのキシレンマスター(0.32mmφ×50m)を用いて評価した。昇温条件は70℃から120℃ まで2℃ / min.で昇温した。
実施例1
Figure 0005742716
200MLのオートクレーブ反応器に、エヌ・イーケムキャット製5%Ruアルミナ触媒2g、p−ヒドロキシプロピオフェノン10g(和光純薬工業(株)の試薬)、テトラヒドロフラン(和光純薬工業(株)の試薬)100mlを仕込み、反応器内のガスを窒素ガスにて置換し、50℃に設定した後、水素を反応器内の圧力が4MPaとなるように加え、水素の供給が終了するまでの5時間反応させた。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は98%であり、収率は98%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例2
溶媒がエタノール(和光純薬工業(株)の試薬)であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100% が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例3
溶媒がメタノール(和光純薬工業(株)の試薬)であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100% が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は66:34であった。
実施例4
溶媒がn−ブタノール(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が9時間であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は89%であり、収率は89%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例5
実施例1で使用した触媒を再使用した以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は93%であり、収率は93%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は66:34であった。
実施例6
10Lのオートクレーブ反応器に、エヌ・イーケムキャット製5%Ruアルミナ触媒 70g、p−ヒドロキシプロピオフェノン350g、エタノール1750mlを仕込み、反応器内のガスを窒素ガスにて置換し、50℃に設定した後、水素を反応器内の圧力が4MPaとなるように加え、水素の供給が終了するまでの10時間反応させた。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は93%であり、収率は93%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例7
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製5%Ruカーボン(含水品)Aタイプ触媒で、反応時間が6時間であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は54%であり、収率は54%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は69:31であった。
実施例8
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製5%Ruカーボン(含水品)Bタイプ触媒で、反応時間が6時間であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は90%であり、収率は90%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例9
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製5%Ruカーボン(含水品)Kタイプ触媒で、反応時間が6時間であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100% が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は60%であり、収率は60%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は67:33であった。
実施例10
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製5%Ruカーボン(含水品)Rタイプ触媒で、反応時間が6時間であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100% が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は90%であり、収率は90%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は68:32であった。
実施例11
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、p−ヒドロキシアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が4時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−アセチルシクロヘキサノールの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は64:36であった。
実施例12
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、m−ヒドロキシアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が5時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、3−アセチルシクロヘキサノールの選択率は97%であり、収率は97%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は40:60であった。
実施例13
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、o−ヒドロキシアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が5時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、2−アセチルシクロヘキサノールの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は60:40であった。
実施例14
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、4−プロピオニル―1,1’−ビフェニル(東京化成工業(株)の試薬)で、反応時間が11時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニル―1,1’−ビシクロヘキサンの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は72:28であった。
実施例15
溶媒がヘプタン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が10時間であること以外は、実施例14と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニル―1,1’−ビシクロヘキサンの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は72:28であった。
実施例16
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、1,4−ジアセチルベンゼン(東京化成工業(株)の試薬)であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、1,4−ジアセチルシクロヘキサンの選択率は97%であり、収率は97%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は76:24であった。
実施例17
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、4’−メチルアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が6時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、1−アセチル―4−メチルシクロヘキサンの選択率は96%であり、収率は96%であった。また、シクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は22:78であった。
比較例1
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、アセトフェノンで、反応時間が6時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、エチルシクロヘキサンの選択率は99%であった。
比較例2
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、4’−フルオロアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)で、反応時間が3.5時間であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、エチルシクロヘキサンの選択率は74%で、1−エチル−4−フルオロシクロヘキサンの選択率は26%であった。
比較例3
Figure 0005742716
実施例2で使用したp−ヒドロキシプロピオフェノンの代わりに、p−アミノアセトフェノン(和光純薬工業(株)の試薬)であること以外は、実施例2と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率58%が確認され、反応液は4−アミノ−1−ビニルベンゼン (選択率22%)、1−(4−アミノシクロヘキシル)エタノール(選択率27%)、1−(4−アミノフェニル)エタノール(選択率41%)の混合液であった。
比較例4
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、日揮触媒化成製 銅クロム触媒(203S)で、反応時間が3時間で、反応温度が140℃であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は0%で、4−プロピルフェノールの選択率は100%であった。
比較例5
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製2%Rhカーボン触媒(含水)で、反応時間が2時間で、反応温度が140℃であること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は0%で、4−プロピルシクロヘキサノールの選択率は93%であった。また、4−プロピルシクロヘキサノールのシクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は53:47であった。
比較例6
実施例1で使用した5%Ruアルミナ触媒の代わりに、エヌ・イーケムキャット製5%Pdカーボン触媒(含水)STDタイプで、反応温度が140℃で、溶媒がシクロヘキサンであること以外は、実施例1と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は0%で、4−プロピルシクロヘキサノールの選択率は95%であった。また、4−プロピルシクロヘキサノールのシクロヘキサン環のシス・トランス異性体比は55:45であった。
比較例7
温度が140℃であること以外は、実施例7と同様にして水素化反応と反応液の処理を行った。反応終了後、触媒をろ過し、得られたろ液をガスクロマトグラフィーにより分析したところ、原料転化率100%が確認され、4−プロピオニルシクロヘキサノールの選択率は14%であり、4−プロピルシクロヘキサノールの選択率は82%であった。
本発明で得られるシクロヘキシルアルキルケトン類は、染料、香料、医薬品、農薬および電子機能性材料、光学機能性材料の原料として有用である。

Claims (5)

  1. ルテニウム原子がアルミナ若しくは活性炭である担体上に0.1〜20重量%担持される触媒の存在下、一般式(1)で示す芳香族ケトンを、水素加圧且つ溶媒存在下、20〜120℃の温度で核水素化し、一般式(2)で示すシクロヘキシルアルキルケトン類を製造することを特徴とする飽和脂肪族ケトンの製造方法。
    Figure 0005742716
    (ただし、一般式(1)においてnは1〜3の整数、Rはヒドロキシル基、フェニル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す。)
    Figure 0005742716
    (ただし、一般式(2)においてnは1〜3の整数、Rはヒドロキシル基、シクロヘキシル基、炭素数が1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基を示す。)
  2. 担体がアルミナである請求項記載の飽和脂肪族ケトンの製造方法。
  3. 一般式(1)で示す芳香族ケトンが、p―ヒドロキシアセトフェノンまたはヒドロキシプロピオフェノンである請求項1または2に記載の飽和脂肪族ケトンの製造方法。
  4. 溶媒が、炭素数2〜5の飽和脂肪族アルコール、鎖状若しくは環状エーテル、炭素数5〜10の飽和脂肪族炭化水素である請求項1〜の何れか一つに記載の飽和脂肪族ケトンの製造方法。
  5. 水素圧が0.5〜20 MPaである請求項1〜の何れか一つに記載の飽和脂肪族ケトンの製造方法。
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