JPS6197235A - アルカンジオールの製法 - Google Patents

アルカンジオールの製法

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JPS6197235A
JPS6197235A JP60224996A JP22499685A JPS6197235A JP S6197235 A JPS6197235 A JP S6197235A JP 60224996 A JP60224996 A JP 60224996A JP 22499685 A JP22499685 A JP 22499685A JP S6197235 A JPS6197235 A JP S6197235A
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nickel
reaction
butanediol
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JP60224996A
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ヘルベルト・ミユラー
ウオルフガング・ライス
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BASF SE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/17Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds
    • C07C29/172Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds with the obtention of a fully saturated alcohol
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12CBEER; PREPARATION OF BEER BY FERMENTATION; PREPARATION OF MALT FOR MAKING BEER; PREPARATION OF HOPS FOR MAKING BEER
    • C12C11/00Fermentation processes for beer
    • C12C11/02Pitching yeast
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、□アルキンジオールを水素化することによる
アルカンジオールの製法に関する。
ブタンジオール−1,4のようなアルカンジオールは、
アルキンジオール例えばブチンジオール−1,4の触媒
水素化により製造できる。この場合は西独特許8909
44号明細書又は米国特許4155578号明細書に記
載の方法においては、例えばラネー金属又は担持触媒と
して添加されるニッケル触媒又はコバルト触媒を使用す
る。ニッケルの他にさらに銅、アルミニウム又はマンガ
ンを含有する担持触媒も、アセチレンアルコール水素化
のために既に提案されて(・る(西独特許出願公開21
45297号、同2004611号及び米国特許544
.9445号各明細書参照)。
西独特許出願公開2536276号明細書には、追加の
元素として銅、マンガン又はモリブデンを含有する固薙
配置されたニッケル触媒が記載されている。この触媒を
用いると、ブチンジオール−1,4かもブタンジオール
−1,4への水素化における従来の触媒の寿命が改善さ
れる。
しかし得られる結果は満足すべきものでない。
高純度の要求を満たすブタンジオールを得るためには、
比較的高い水素圧と温度を選ばねばならない。なぜなら
ばそれによって、多くの用途にお℃・て不利に作用する
カルボニル化合物及びその誘導体が、その悪い影響を許
容しうる程度に減少して除去されるからである。しかし
このように反応条件を酷しくすることは、希望しないブ
タンジオールの生成を促進し、そして収率を低下させる
。同時に希望しない副生物である2−メチルブタンジオ
ールの生成も高められる(米国特許4153578号明
細書参照)。最後に活性金属含有触媒を、同じ活性と寿
命をもって再生産可能に製造することも困難である。
アルキノ狐−ルの水素化のためには、触媒を懸濁状で又
は固定配置状で使用する。水素化が1回の反応器導通に
よって行われる一段階水素化は、二段階操作法と区別さ
れる。二段階法(米国特許4155578号明細書)で
は、第一段階で低圧及び低温において不完全に水素化す
る。アルキノールの一部又は流入物中に含有されるカル
ボニル化合物は、未変化で残留する。
200バール以上の水素圧及び100℃以上の゛温度で
操作する後続反応帯域で、初めて完全な水素化が起こる
ブタンジオール−1,4は大量に工業的に用いられるの
で、ブチンジオール−1,4の水素化には特に興味があ
る。基本的には反応は、400バールまでの圧力におい
て行われる。150バール以下の圧力は、純度が使用上
の増加する要求に適合しないブタンジオールを与える。
したがって水素化は、200〜650バールの圧力で行
われる。水素化におけるこれより低い圧力ならびに高い
温度は、ブタノールの生成を助長する。高い圧力は水素
化装置を高価なものにする。固定配置触媒による既知の
工業的方法における水素化温度は、反応器の入口の70
℃と出口の160℃の間にある。70℃以下の初期温度
は不経済とみなされる。なぜならば開始温度に達するた
めには余りにも長い触媒の長さが必要であるが、160
℃以上の温度は担持融媒の寿命(それは℃・ずれにせよ
比較的短い)を著しく悪化する。高温での水素化は品質
の良いブタンジオールを与えるが、収率は温度上昇に伴
つて減少する。水素化温度を150℃以上に上げさせな
いことは、一般に既知で操作技術上慣用されることであ
る。なぜならば不釣合に上昇されたブタノール生成は、
ブタンジオールの損失を来たすからである(アナーレン
・デア・ヘミ−596巻1955年41〜42頁及び西
独特許出願公開2004611号明細書第5頁6節参照
)。より高い温度は避けるべきである。なぜならば水素
化すべき溶液中に存在するアルカリ塩によって、それは
ファポルシキー分解を助長するからである(ホウペン−
ワイル著メ) −デン・デル・オルガニツシエン・ヘミ
−5巻2a部650頁参照)。
レツペ法によるブタンジオールへのブチンジオールの水
素化における特に重要な課題は、カルボニル化合物又は
そのアセタールの除去である。ブチンジオール溶液はそ
の製造から由来する無視できない量のホルムアルデヒド
を常に含有し、これによってブチンジオールの水素化が
強く妨げられ、又は希望しない副生物が生ずる。
したがってこのホルムアルデヒドを、粗製ブチンジオー
ル溶液から水素化前に蒸留によって除去することが提案
された(米国特許3449445号明細書第2欄57〜
60行及び米国特許2996708号明細書参照)。ホ
ルムアルデヒドの妨害になる影響を避けるため、米国特
許4180687号明細書では、ブチンジオール粗製溶
液中のホルムアルデヒドを、強アルカリを用いて重合さ
せることにより、水素化に影響しないようにすることが
提案さ、れた。水素化触媒への毒作用のほかに、ホルム
アルデヒドは水素化に際してブチンジオールから2−メ
チルブタンジオール−1,4を生成させる作用をする。
この生成物は純ブタンジオールに含まれることが極めて
好ましくないもので、蒸留によらなければ希望のブタン
ジオール−1,4からは、とんど分離できない。したが
って米国特許41535;・    78号明細書では
、ブチンジオール溶液をまず低圧及び低温で大体水素化
し、次いで第二段階で特殊なモリブデン含有ラネーニッ
ケルにより最後まで水素化することが提案された。これ
によってブタンジオール中のメチルブタンジオール含量
を、普通は1.5〜2%に最良で0.6〜0゜6%まで
減少させることができる。しかしこの方法は操作技術上
煩雑で、多額の費用を要する。
ブチンジオール溶液からのブタンジオールの製造におけ
る重大な問題は、すべての水素化法がまだ解決し得ない
。公知のようにブチンジオール溶液はその製造に由来し
て、遊離のホルムアルデヒドのみならず、0.2重量%
以上のポリオキシメチレンをも含有する。これは活性触
媒表面に付着して水素化作用に悪影響を与え、あるいは
無価値の残査となり、その除去はブタンジオール粗製溶
液の蒸留による精製に際して費用高の原因となる。蒸留
精製が高い技術的費用をもって行われるのでないと、ポ
リオキシメチレンは純ブタノール中に夾雑物として含有
されうろことも知られた。このようなブタンジオールは
、例えばテトラヒドロフランを製造するために(ブタン
ジオールからの脱水反応による)使用するには適しない
。すなわちポリオキシメチレンは脱水触媒の活性を低下
させる。
アセチレンアルコールを水素化するために、高い導通量
を可能にするだけでなく、担持触媒の限られた使用期間
又は全触媒の製造費に基づく高い触媒費の欠点も避けら
れる方法を見出すことが課題となっていた。同時にそれ
は極めて純粋なアルカンジオールを与え、そしてブチン
−2−ジオール−1,4の水素化を99〜100%の収
率で可能にすべきである。そのほかこの方法は、ブチン
−2−ジオール−1,4中に存在する副生物例えばヒド
ロキシブチルアルデヒド、それから誘導されるアセター
ル及びブチンジオールのアセタールを、ブタンジオール
−1,4に変えることも可能にすべきである。さらにこ
の水素化法には、アルキンジオール溶液の流入液中に存
在するホルムアルデヒド及びその重合体をメタノールに
変えることが課題とされている。
すなわちホルムアルデヒド重合体の水素化は、ブタンジ
オールの純粋製造を容易にするため決定的に寄与し、そ
してメタノールの副収率によって方法の経済性を著しく
高めることにおいて意義を有する。新規水素化法は、高
重合体の分野に又は環状エーテル例えばテトラヒドロフ
ランの製造に用いうる極めて純粋なアルカンジオールを
与えることも助長する。すなわち例えば追加の精製法な
しで、ポリテトラヒドロフランに重合させることのでき
るテトラヒドロフランの製造が希望されている。
本発明はこの課題を解決するもので、水素化を200℃
以上の温度で行うことを特徴とする、アルキンジオール
を水性媒質中で、水素化触媒の存在下に20バール以上
の水素分圧において水素化することによる、高純度のア
ルカンジオールの製法である。。
本発明方法は、ブチン−2−ジオール−1,4のブタン
ジオール−1,4への水素化を定量的収率で可能にし、
そして特に高純度の目的生成物を提供できることにおい
て特に優れている。このブタンジオールは、カルボニル
機能性が無く、痕跡のオレフィン性不飽和化合物も含有
しない。
メチルブタンジオールの含量は、直接の反応生成におい
て既に0.1重量%以下である。この粗製ブタンジオー
ル溶液の残炎量は0.2重量%以下であるのに対し、既
知の水素化方法において得られる粗製ブタンジオール溶
液のそれは1〜2重量%である。この新規方法は高い経
済性によって優れている。なぜならば反応によって発生
する水素化熱の吸収が高温においても可能だからである
本発明方法のためのアルキンジオールとしては、例えば
3〜6個の炭素原子を有するもの、例えばプロピン−2
−オール−1、ブチン−2−ジオール−1,4又はヘキ
シン−6−シオールー2,5が用いられる。ブチ/−2
−ジオール−1,4のブタンジオール−1,4への水素
化は工業上特に価値がある。
本発明方法によれば、アルキンジオールを水性媒質中で
水素化する。水性の出発混合物中には、アルキンジオー
ルが一般に10〜60重量%の濃度で溶解している。こ
の水性混合物はさらに2〜8重量%の濃度で夾雑物、例
えばアルデヒド例えばホルムアルデヒド及びその重合体
、7セタール又は−機能アルキノール例えばプロピン−
2−オール−1を含有する。これはそのほか、例えばア
ルキンジオールの水素化によって生成した飽和ジオール
を10〜50重量%含有する。前記の水性混合物は、例
えばアセチレンをホルムアルデヒド水溶液と反応させる
ことによって工業的に得られる。水素化は好ましくは出
発水溶液の6より大きいpH価において行われ、例えば
アルカリを添加して6より大きいpH価、好ましくは6
.5〜9のpH価にする。
本発明方法にはすべての普通の水素化触媒、例えば触媒
水素化に適する金属、例えば白金、パラジウム、ルテニ
ウム、ニッケル、コバルト又は銅が適する。接触作用を
有する成分としてニッケルだけを含有する触媒が優れて
いる。特に好適なものは、例えばラネーニッケル又はニ
ッケルー〇−錯化合物又は蟻酸ニッケルの分解によって
生成するニッケルである。活性金属は担体上に沈着させ
ることもできる。既知の水素化用金属の数種を活性成分
として含有する触媒も、本方法に使用できる。珪酸又は
酸化アルミニウム含有担体上のニッケル、銅又はマンガ
ンから成るブチンジオールの水素化に普通に用いられる
触媒も好適である。触媒は好ましくは懸濁状で用いられ
る。それは例えば水素化前に水性媒質に微細状で添加さ
れる。金属ニッケルの代わりに少なくとも2個の炭素原
子を有する有機酸の水溶性ニッケル塩も使用できる。少
なくとも2個の炭素原子を有する有機酸の水溶性ニッケ
ル塩は、例えば酢酸ニッケル、プロピオン酸ニッケル及
び酪酸ニッケルである。酢酸ニッケル又はプロピオン酸
ニッケルを使用すると、特に有利な結果が得られる。こ
の操作法においては、水素化される水性混合物に、それ
が二ツ・ケルを0.01〜0.2重量%で含有するよう
になる量のニッケル塩を添加する。ニッケルの好ましい
の度は、アルキンジオール水溶液に対し0゜05〜0.
15重量%である。これより高い濃度は反応の妨げとは
ならないが、方法の経済性を低下させる。
水素化は、200℃以上例えば210〜280℃好まし
くは260〜260℃の温度及び例えば20〜300バ
ール好ましくは50〜250バールの圧力で行われる。
この範囲以上の圧力も使用できるが、費用の点からみて
利益はない。例えばブチンジオールから1重量%のラネ
ーニッケルを使用して、250℃の温度及び250バー
ルの圧力において1段階で、高純度の  □ブタンジオ
ールを実際上定量的な選択率で製造できる。水素化触媒
の濃度は、選ばれた反応温度における希望の反応速度に
従って定められる。
それは一般に例えば0.05〜5重量%で、他の水素化
法を採用する場合よりも本質的に低い。
担体なしの触媒が好ましい。なぜならば、それが傾斜又
は磁気濾過又は層濾過によって、特に容易かつ完全に分
離でき、そして再使用できるからである。
水素化は簡単な反応装置、例えば吹込塔、攪拌式反応容
器あるいは例えば物質を充分に交換するため又は反応混
合物をよく混和するためのノズルを備えた循環反応器に
よって行われる。
連続的操作法においては、例えば攪拌式反応器又は循環
反応器を使用し、水素化熱を、好ましくは新しい流入物
を反応器に入る前の入口温度例えば160〜180℃に
加熱するために使用する。加熱は、例えば再供給される
反応混合物が導通する外部にある熱交換器を介して行わ
れる。水素化が反応帯域の長さ方向に進行するに従って
、反応混合物は200℃以上に加熱される。この場合最
終温度は、新しい流入物の量及び例えば蒸気取得のため
に用いられる水素化熱の量によって定められる。
連続的でない水素化の場合は、いわゆる半連続法による
水素化が推奨される。その場合触媒1   を少量の生
成物中に懸濁して用意し、次いで反応容器に反応温度及
び反応圧力において、ブチンジオール溶液を連続的に水
素化が行われるようにして導入する。こうすることによ
って、ブチンジオールが反応室中で水素化の時間的経過
に伴って高すぎる濃度になることが避けられる。
反応混合物中に懸濁する水素化用金属は水素化後に、例
えば自体既知の物理的分離法例えば遠心分離、沈降又は
濾過により分離される。触媒は反応室に再供給すること
ができる。これは長い反応時間にわたり最初の活性を保
持する。
ニッケル塩を使用する場合は、本発明方法の条件下で金
属ニッケルが生ずる。反応混合物中に懸濁したニッケル
は、水素化後に例えば自体普通の物理的分離法、例えば
遠心分離、沈降又は濾過により分離される。こうして回
収されたニッケルは、例えば対応する有機酸例えば酢酸
で処理して、ニッケル塩溶液にすることができ、これは
再度本発明方法のために利用できる。その除虫ずる触媒
損失は無視できる程度である。
新規方法によれば、従来の経験では反応に不適当とされ
た温度で操作して、アルカンジオールが著しく高い純度
で得られる。選択率は実際上100%である。この知見
は予想外であった。
なぜならばアルキンジオールの水素化を従来法において
200℃以下の温度で行うと、そのような有利な結果は
得られなかったからである。
°またアルキンは公知のように高温に対し敏感であって
、粗製ブチンジオール溶液中に存在する夾雑成分(アル
デヒド及びアセタール)がそのような高温の影響によっ
て重合物を生じ、これが触媒上に希望しない付着物とな
ることが予期されたので、満足すべき結果を期待できな
かった。しかし本発明の水素化においては、触媒の寿命
は影響を受けない。すなわち例えば用いられるニッケル
触媒は、同じ反応に繰返し使用しても反応条件下で活性
を保持する。一般常識に反して、高い反応温度で予期さ
れるような高いブタノール生成もそれと結びつく収率低
下も起こらない。残炎量は、従来法では低温で既に生じ
る残炎の量の約10%にすぎない。
本発明方法により得られるブタンジオールは、低いポリ
エステル色価(普通は40 APHA )により優れて
いる。米国特許4213000号明細書によれば、その
ようなポリエステル色価は、水素化を2段階で行い、そ
の際第二段階の水素化を酸性範囲で行うときにのみ得ら
れる。
実施例1 ブチンジオール−1,4の連続的水素化のため、アセチ
レンとホルムアルデヒド水溶液の反応(ウルマンス・エ
ンチクロペデイ・デル・テヒニツシエン・ヘミー195
6年I巻109〜119頁、■巻754〜757頁、西
独特許公告2421407号及び同公開2536275
号各明細書参照)により得られたブチンジオールの粗製
水溶液を使用する。これはホルムアルデヒド0.6重量
%、ホルムアルデヒド重合体0.6重量%、ブチン−2
−ジオール−1,439重量%、水55〜60重量%な
らびに同定されないアセタール及び蒸留不能部2〜4重
量%から成る。
水素化は、反応容積1000容量部の直立反応管中で行
われる。反応管の直径対長さの比は1:40である。反
応管は内部構造物を有しな(・。これに下方から上方に
向けて供給物を充填し、その上端は高圧分離器中にある
。水素供給は同様に反応管の下端から行われる。高圧分
離器及び反応管の水素圧力は250バールである。
高圧分離器の気相から毎時104〜106標準容量部の
水素が、廃ガスとして排出する。前記の出発溶液から成
る供給物に、酢酸ニッケルが溶存する水性混合物のニッ
ケル含量が0.1重量%となる量の酢酸ニッケルを添加
する。供給物を180℃に予熱し、反応管に連続的にポ
ンプ装入する。発生する水素化熱を内部にある蛇管によ
り熱交換器を経て外部へ放出する(この熱は循環される
反応生成物の分流を用いて直接冷却することにより、良
好な結果をもって外部にある冷却器中で取り去ることも
できる)。反応管中の平均温度は260〜250℃に保
たれる。反応管に水素化すべき溶液を毎時150部の流
入速度で供給する。毎時150部の反応排出物が得られ
、その組成は水不含として計算すると次の成分から成る
メタノール         1.0重量%n−ブタノ
ール       0.6〃ヒドロキシブチルアルデヒ
ド  0.01  //ブタンジオールー1,4   
97.97/メチルブタンジオール    0.2//
アセタール        0.01  Nエタノール
         0.1〃不揮発成分       
 0.2〃 20日間の反応期間後に、酢酸ニッケルの新しい供給を
水素化に影響を与えることなしに、初めの濃度の10%
に低下することができる。
数日後に反応排出物中に金属ニッケルが認められる。こ
れを反応管と高圧分離器との間に設けられたP器により
r去する。さらに20日後に反応排出物を平行して設け
られた金属f器に導通し、そこから高圧分離器に送る。
最初の金属f器を除去したのち、これを酢酸で洗い、そ
してF別されたニッケルを酢酸ニッケルに変える。
こうして得られた酢酸ニッケル溶液は、場合により例え
ば炭酸す) IJウムで中和したのち、再度次の本方法
による水素化に使用することができる。機械的損失を除
いては、触媒の消費は認められない。
実施例2 実施例1と同様に操作し、ただし反応管に毎時160部
のヘキシン−6−シオールー2,5060重量%水溶液
(これは溶液中のニッケル含量が0.1重量%となる量
の酢酸ニッケルを溶解した形で含有する)を供給する。
反応排出物のガスクロマトグラフィによれば(水を除い
て計算)、これはヘキサンジオール−2,599,5重
量%及び約0.1重量%以下のへキサノール−2から成
る。
実施例6 反応容積5000容量部の攪拌式耐圧反応器に、実施例
1により得られた粗製ブタンジオール溶液500重量部
を添加する。そのほか反応器にラネーニッケル25重量
部を添加する。230℃及び250バールの全圧(反応
系の水素圧及び蒸気圧)で、反応装置に実施例1で出発
溶液として記載された粗製ブチンジオール−1,4溶液
を毎時1.50重量部連続的に装入する。この流入物は
反応室の下部にある蛇管を通過したのち、170℃の入
口温度で攪拌式反応器−に達する。直ちに強い発熱反応
が起こる。内部蛇管中の加圧下の水冷により、反応温度
を260〜245℃に保つように留意する。23時間後
に流入を中止し、反応を完結するためさらに20分間水
素化する。反応混合物を冷却したのち、3950部の反
応排出物が得られ、これは水不含として計算して、実施
例1と同じ組成を有する。
この例と同様にして、ホルムアルデヒド含量が2重量%
である類似の粗製ブチンジオール−1,4溶液を使用す
ると、類似組成を有する反応排出物が得られ、そのメタ
ノール含量は約2重量%である。
実施例4 実施例6と同様に操作し、ただしラネーニッケルの代わ
りに、ブチンジオールの水素化に普j   通の棒状触
媒(組成二ニッケル16.5%、銅5%及びマンガン0
.7%をシリカゲル担体上に含有)を粉砕することによ
り得られた触媒100部を使用する。粗製ブチンジオー
ル溶液は実際上定量的な収率で反応する。この場合も実
施例1に記載した組成を有する反応溶液が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水素化を200℃以上の温度で行うことを特徴とす
    る、アルキンジオールを水性媒質中で、水素化触媒の存
    在下に20バール以上の水素分圧において水素化するこ
    とによる、高純度のアルカンジオールの製法。 2、210〜280℃の温度で水素化することを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、水素化を懸濁したニッケル触媒を用いて行うことを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4、水素化される水性混合物に少なくとも2個の炭素原
    子を有する有機酸の水溶性ニッケル塩を添加し、水素化
    後に反応混合物から金属ニッケルを機械的に分離するこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5、ブチン−2−ジオール−1,4からブタンジオール
    −1,4を製造することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 6、230〜260℃の温度及び50〜250バールの
    水素分圧において水素化を行うことを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。 7、分離したニッケルを少なくとも2個の炭素原子を有
    する有機酸で処理してニッケル塩となし、これを直接に
    水素化に供給することを特徴とする、特許請求の範囲第
    4項に記載の方法。 8、6以上のpHで水素化することを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
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