JP5738124B2 - 電動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、電動二輪車の改良に関する。
運転者が座るシートの下方に、ヘルメット等の物品を収納することができる収納ボックスを備える自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図1)、特許文献2(図1)参照。)。
特許文献1の図1に、エンジン(E)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)を駆動源とするスクータ型車両が示される。
シート(80)の下方にヘルメット(77)を収容する収納ボックス(79)が配置され、この収納ボックス(79)の下方にエンジン(E)が配置される。そのため、収納ボックス(79)の配置位置を下げるとエンジン(E)が邪魔になり、シート(80)の地上高を低くすることが困難である。
特許文献2の図1にパワースイングユニット(12)(括弧付き数字は、特許文献2記載の符号を示す。以下同じ。)が示され、このパワースイングユニット(12)に電動機が内蔵される。
シート(16)の下方にヘルメット(17)を収容できる収納ボックス(15)が配置され、この収納ボックス(15)の下方に電動機を内蔵したパワースイングユニット(12)が配置される。しかし、収納ボックス(15)の配置位置は特許文献1と同様であり、駆動源の変更に伴う収納ボックス(15)の配置位置の変更は考慮されていなかった。
そこで、駆動用電動機で走行する電動二輪車において、ヘルメット等の物品を収納することができる容積をもたせることができ、併せて、シートの地上高を低く設定することができる技術が望まれる。
特開2008−126902公報 特開平6−278667号公報
本発明は、電動二輪車において、ヘルメット等の物品が収納できる容積をもたせることができ、併せて、シートの地上高を低く設定することができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前部にヘッドパイプを備えヘッドパイプから後方へ延出するメインフレームと、ヘッドパイプに支持され前輪を回転自在に支えるフロントフォークと、メインフレームの後部に連結し車両後方へ延出するシートレールと、メインフレームの後部に設けられるピボット部と、このピボット部に揺動自在に連結され後輪を回転自在に軸支するスイングアームと、シートレールに直接又は間接的に支持されるシートと、このシートの下方に配置され物を入れる収納ボックスとが備えられ駆動用電動機で走行する電動二輪車において、収納ボックスは、車両側面視にて、ピボット部と重なる位置で、少なくとも一部がスイングアームの側方に隣接して配置され、ピボット部は左右一対設けられ、これらの左右一対のピボット部に連結される左右一対の腕部がスイングアームに備えられ、収納ボックスの後方且つ後輪の前方で左右一対の腕部を連結する連結部が配置され、
メインフレームの下端部より下方、且つ、ピボット部より下方にクロスメンバを有し、収納ボックスの底部は、クロスメンバの近傍に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、収納ボックスと高さ方向で重なる位置にて収納ボックスの車両前方にバッテリが配置されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、収納ボックスの底部を通る水平線の上方に、バッテリの底部を通る水平線が位置するように、収納ボックスが配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、収納ボックスと高さ方向で重なる位置にて収納ボックスの車両後方に駆動用電動機が配置され、この駆動用電動機は、スイングアームに取付けられることを特徴とする。
請求項に係る発明では、前記連結部に前記駆動用電動機が配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、収納ボックスと高さ方向で重なる位置にて収納ボックスの車両前方に駆動用電動機が配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明では、収納ボックスは、車両前方の乗員が跨ぐ跨ぎ部側に開閉可能に設けられることを特徴とする。
請求項に係る発明は、ピボット部の上方に、別のクロスメンバが配置され、収納ボックスとシートの底板の間に、サブ収納部と、このサブ収納部よりも下方に配置される収納部とが上下に並んで設けられ、サブ収納部の底板は、別のクロスメンバに当接支持されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、収納ボックスに、車両前方に向けて開口可能な前壁部が備えられ、この前壁部から収納ボックスの内部へ前壁部と一体に形成される下部トレイ部が延びており、この下部トレイ部は、シートレールに設けられる前開きヒンジを介して前方に回動可能に配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、収納ボックスは、ピボット部と重なる位置で、一部がスイングアームの側方に隣接して配置される。
電動二輪車では、駆動源をエンジンとする車両に対して、駆動源の配置位置の制約が少なくなるので、従来、エンジンが配置されていたピボット部の側方空間を利用して、収納ボックスを配置することができる。そのため、収納ボックスを下方に移動させることができ、収納ボックスを下方に移動することで、シート高さを低く設定することができると共に収納空間を大きくすることができる。
請求項2に係る発明では、収納ボックスを下方に移動することで、収納ボックスは下に移動する。下に移動した収納ボックスの高さ方向で重なる位置に、重量の嵩むバッテリを配置することで、収納ボックスとバッテリを下げて配置することができ、車両の低重心化を図ることができる。
請求項に係る発明では、スイングアームに駆動用電動機を取付けたので、駆動用電動機を後輪に隣接して配置することができる。駆動用電動機を後輪に近づけることで、駆動用電動機の伝達効率を高めることができる。
請求項に係る発明では、駆動用電動機をスイングアームの強度部材として利用することができ、駆動用電動機によりスイングアームに所定の剛性をもたせつつ、駆動用電動機を後輪に近接させてコンパクトに配置することができる。
請求項に係る発明では、重量の嵩む電動機を車両の重心に近い位置に配置することで、車両の運動性能を高めることができる。また、駆動用電動機と後輪間の空間を有効に活用して収納ボックスを低い位置に配置することができる。
請求項に係る発明では、収納ボックスは、車両前方の跨ぎ部側に開閉可能に設けられる。跨ぎ部側から収納ボックスに収納されている物品の出し入れが可能となるので、低い位置に収納ボックスを配置しても、物品の出し入れが容易になる。
請求項に係る発明では、収納ボックスとシートの底板の間に、サブ収納部が設けられる。シートの下方に、収納ボックスに加えてサブ収納部が設けられるので、物品の種類や大きさ等に応じ区分けしての収納が可能になる。結果、収納に係る利便性を高めることができる。
実施例1に係る自動二輪車の左側面図である。 物品収納部を説明する断面図である。 実施例1に係るスイングアームの断面図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 物品収納部の作用説明図(実施例1)である。 実施例2に係る自動二輪車の左側面図である。 実施例2に係るスイングアームの平面図である。 シート地上高に係る実施例及び比較例図である。 実施例3に係る自動二輪車の左側面図である。 実施例3に係るスイングアームの平面図である。 図10の12−12線断面図である。 物品収納部の作用説明図(実施例3)である。 実施例4に係る自動二輪車の左側面図である。 実施例4に係る車体フレームの斜視図である。 実施例4に係るスイングアームの平面図である。 図14の17−17線断面図である。 物品収納部の作用説明図(実施例4)である。 実施例5に係る自動二輪車の左側面図である。 物品収納部の作用説明図(実施例5)である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、電動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設け前輪13を軸支するフロントフォーク15と、車体フレーム11の下部に設けたピボット部16と、このピボット部16に揺動自在に連結され後輪14を軸支するスイングアーム17と、このスイングアーム17に一体に設けた駆動用電動機21とを備え、この駆動用電動機21を駆動源として走行する車両である。
車体フレーム11は、フロントフォーク15を支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出するメインフレーム32と、このメインフレーム32の後部に連結し車両後方へ延出する左右のシートレール35L、35R(図手前側の符号35Lのみ示す。)と、メインフレーム32の後部に設けられるピボット部16とを主要素とする。
メインフレーム32は、ヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延びる前フレーム40と、この前フレーム40の下部から車幅方向左右に延びた後後方へ延びる左右のアンダフレーム34L、34R(図手前側の符号34Lのみ示す。)と、これらの左右のアンダフレーム34L、34Rの後端から各々後上方へ延びる左右のサイドフレーム33L、33R(図手前側の符号33Lのみ示す。)とからなる。左右のサイドフレーム33L、33Rは、メインフレーム32の構成要素である。
左右のサイドフレーム33L、33Rは、車両斜め後上方に延びる傾斜部36、36(図手前側の符号36のみ示す。)を有する。傾斜部36、36の上部及び下部に、車幅方向に第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42とが渡されている。これらの第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42との間にて傾斜部36にピボット部16が備えられている。
ピボット部16の上方及び下方を第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42とで連結させたので、ピボット部16に所定の剛性を確保させることができる。
スイングアーム17の車両後端と左のシートレール35Lの後端にクッションユニット43が渡されている。
収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16と重なる位置で、少なくとも一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
収納ボックス46の車両前方にはバッテリ47が配置される。
収納ボックスの底部45を通る水平線111の上方に、バッテリの底部48を通る水平線113が位置すると共に、収納ボックスの上端を通る水平線112の下方に、ピボット部16の軸心を通る水平線114が位置する。すなわち、バッテリ47は、収納ボックス46と高さ方向で重なる位置に配置されている。
次に、収納ボックスの配置構造について説明する。
図2に示すように、電動二輪車10は、車体カバー51で覆われる。車両前後方向でハンドル53とシート52の間に、運転者が脚を置くフロア部54が設けられ、このフロア部54の下方にバッテリ47が収納される。フロア部54の車幅方向中心で車両長手方向に乗員が跨ぐ跨ぎ部55が延びている。
フロア部54の車両後方に収納ボックス46が配置され、この収納ボックス46を上下に区画するトレイ部56が設けられ、このトレイ部56の上方をサブ収納部57とし、トレイ部56の下方をフルフェイスヘルメット58等が収容可能な収納部59とした。
収納ボックス46は、前壁部61を備える、この前壁部61は、図矢印a方向へ開閉可能に設けられている。シートレール35L、35Rに前開きヒンジ62を介して収納ボックス46の前壁部61が取付けられている。前壁部61は、車両前方の乗員が跨ぐ跨ぎ部55の側に開閉可能に設けられる。図中、49は後部収納部50に配置されるサブバッテリである。
次に、駆動用電動機が取付けられるスイングアームについて説明する。
図3に示すように、左右のピボット部16L、16Rにピボット軸64L、64Rを介して車両後方へスイングアーム17が延びている。スイングアーム17は、左右一対のピボット部16L、16Rに各々連結される左右一対の腕部65L、65Rと、これらの左右一対の腕部65L、65Rが車幅方向左側で連結すると共に車両後方へ延びている後腕66とからなる。連結部67としての後腕66に回転軸22が車幅方向に延びる姿勢で駆動用電動機21が取付けられている。左の腕部65Lから後腕66に渡って左の腕部65L及び後腕66の上方に、駆動用電動機21の入力側に接続するパワードライブユニット部(Power Drive Unit)としてのPDU部71が配置されている。
後腕66の車両後端に後輪14を駆動する後輪車軸23が設けられている。
なお、駆動用電動機の回転軸を後輪車軸と同軸に設けることは差し支えない。また、いわゆる、ホイールインモータを採用することは差し支えない。
駆動用電動機21は、収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両後方に配置される。収納ボックス46は、左右のサイドフレーム33L、33Rと、これらの左右のサイドフレーム33L、33Rの後端から連続して延びている左右一対のシートレール(後述する図4、符号35L、35R)に挟まれるように配置される。ピボット軸64L、64Rは分割構成され、ピボット軸64L、64R間に平面視で収納ボックス46が挟まれる。
次に、収納ボックスの構造について説明する。
図4に示すように、収納ボックス46は、左右のシートレール35L、35Rの間に配置されると共に左右のシートレール35L、35Rに支持される。収納ボックス46は、運転者が着座するシート52を支持すると共に物を入れる部材である。すなわち、収納ボックス46に載置されるシート52は、シートレール35L、35Rによって間接的に支持されている。
収納ボックス46は、上部と下部を区画するトレイ部56を備え、このトレイ部56の上方とシートの底板72の間にサブ収納部57が設けられる。
図2にて、シート52の下方に配置される収納ボックス46に、車両側面視で略L字状を呈し、L字部の一方にヘルメット58が載置されると共にL字部の他方に収納部の前壁部61を構成しヘルメット58を車両前方から取出可能にするL字トレイ74が備えられている。
L字トレイ74は、前開きヒンジ62によって、図矢印a方向に開閉させるようにした。トレイ部56にL字トレイ74を閉じた位置で鍵をかけるロック機構76が設けられている。
収納ボックス46の上方にて、L字トレイ74の上方はシート52によって開閉可能に覆われる。L字トレイ74によって形成されるサブ収納部57は、シートヒンジ部77によって図矢印b方向に開閉可能に覆われる。
次に、バッテリ47の配置構造等について説明する。
前後のバッテリクロスパイプ81、82にバッテリトレイ83が載置され、このバッテリトレイ83にバッテリ47が載置される。
図5に示すように、後バッテリクロスパイプ82に支持されるバッテリトレイ83に載置されるバッテリ47は、車両前後方向に延びるように配置される。バッテリ47は、左右のアンダフレーム34L、34Rに挟まれるように配置されるので、左右のアンダフレーム34L、34Rによってバッテリ47を保護することができる。
次に、物品収納部の作用について説明する。
図6(a)に示すように、トレイ部56に載置される物品85、86は、シートヒンジ部77を中心にシート52を図矢印c方向に回動させ、トレイ部56に載置された物品85、86を図矢印d1、d2のように取り出すことができる。
図6(b)に示すように、L字トレイ74に載置されるヘルメット58は、前開きヒンジ62を中心に図矢印e方向へ回動させる、いわゆる、シーソー式としたことで、物品を収納ボックス46の上方から出し入れする構造に較べて、ヘルメット58等の物品を容易に出し入れすることができる。
なお、本実施例では、物品収納部をシーソー式としたが、引き出し式トレイとすることは差し支えない。
以上に述べた電動二輪車の作用を次に述べる。
図1に戻って、収納ボックス46は、ピボット部16と重なる位置で、収納ボックス46の一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
電動二輪車にすると、従来、エンジンが配置されていたピボット部16の側方空間に、収納ボックス46を配置することができる。そのため、収納ボックス46を下方に移動させることができる。収納ボックス46を下方に移動することで、シート52の高さを低く設定することができると共に収納ボックス46の収納空間を大きくできる。
図2にて、収納ボックス46を下方に移動することで、収納ボックスの底部45は下に移動する。下に移動した収納ボックスの底部45の高さに、重量の嵩むバッテリの底部48の高さを合わせて配置するようにすれば、バッテリ47を下げて配置することができる。結果、車両の低重心化を図ることができる。
図3にて、スイングアーム17に駆動用電動機21を取付けたので、駆動用電動機21を後輪14に隣接して配置することができる。駆動用電動機21を後輪14に近づけることで、駆動用電動機21の伝達効率を高めることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図7に示すように、電動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設け前輪13を軸支するフロントフォーク15と、車体フレーム11に設けたピボット部16と、このピボット部16に揺動自在に連結され後輪14を軸支するスイングアーム17と、このスイングアーム17に一体に設けた駆動用電動機21とを備え、この駆動用電動機21で走行する車両である。
車体フレーム11は、フロントフォーク15を支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出する左右のメインフレーム32L、32R(図手前側の符号32Lのみ示す。)と、左右のメインフレーム32L、32Rの下方にてヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出し左右のメインフレーム32L、32Rの後端に連結される左右のダウンフレーム39L、39R(図手前側の符号39Lのみ示す。)と、左右のメインフレーム32の後部に連結し車両後方へ延出する左右のシートレール35L、35R(図手前側の符号35Lのみ示す。)と、メインフレーム32L、32Rの後部に設けられるピボット部16とを主要素とする。収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16と重なる位置で、少なくとも一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
収納ボックス46は、その上方がシート52によって開閉可能に覆われている。収納ボックス46の前部上部にシートヒンジ部77が設けられ、このシートヒンジ部77にシート52の前端が取付けられる。収納ボックス46は、ヘルメット58と別のヘルメット60を同時に収納することができ、収納ボックス46の上方は、シートヒンジ部77を介してシート52を矢印m方向へ開けヘルメット58と別のヘルメット60を一度に取り出すことができる。
シート52の車両前方にメインフレーム32L、32Rを覆い運転者が車両へ昇降する際に跨ぐ跨ぎ部55となるトンネル部88の下方にバッテリ47が配置され、バッテリ47の車両前方にPDU部71が配置され、このPDU部71の上方にバッテリ管理ユニット(Battery Management Unit)としてのBMU部70が配置される。BMU部70をトンネル部88の上部に配置し、BMU部70とバッテリ47間の距離を短くしたので、BMU部70とバッテリ47間の接続配線長さを短くすることができる。
また、PDU部71は前輪13の車両後方に配置されるので、PDU部71を走行風によって良好に冷却することができる。
メインフレーム32の後部とシートレール35L、35Rの中間部に、各々、車幅方向に第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42とが渡されている。これらの第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42との間にピボット部16が備えられている。
ピボット部16の車両前後に第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42とが配置されるので、ピボット部16の剛性を容易に確保することができる。
スイングアーム17の車両後端と左右のシートレール35L、35Rの後端にクッションユニット43が渡されている。
次に、スイングアームの構造について説明する。
図8に示すように、収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両後方に駆動用電動機21が配置され、この駆動用電動機21は、スイングアーム17に取付けられる。
ピボット部16L、16Rは左右一対設けられ、これらの左右一対のピボット部16L、16Rに連結される左右一対の腕部65L、65Rがスイングアーム17に備えられ、左右一対の腕部65L、65Rに回転軸22が車幅方向に延びる姿勢で駆動用電動機21が配置される。駆動用電動機21は、スイングアームのクロス部89に配置されている。
スイングアーム17に回転軸22が車幅方向に延びる姿勢で駆動用電動機21が配置される。この駆動用電動機21をスイングアーム17のクロス部89とすることで、駆動用電動機21を強度部材として利用する。従って、駆動用電動機21によりスイングアーム17に所定の剛性をもたせつつ、駆動用電動機21を後輪14に近接させてコンパクトに配置することができる。スイングアーム17の一部を駆動用電動機21で代用させたので、スイングアーム17の軽量化も図れる。
さらに、スイングアーム17に駆動用電動機21を取付けたので、駆動用電動機21を後輪14に隣接して配置することができる。駆動用電動機21を後輪14に近づけることで、駆動用電動機21の伝達効率を高めることができる。
次に、シート高さを低く抑えることができる点について説明する。
図9(a)の実施例に示すように、収納ボックス46は、ピボット部16と重なる位置で、一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
図9(b)の比較例に示すように、ピボット部16Tの近傍にエンジン91が配置されるため、収納ボックス46Tは、ピボット部16Tと重なる位置に配置することはできない。
図9(a)にて、電動二輪車10にすると、従来、エンジン91が配置されていたピボット部91の側方空間となるピボット部91の車幅方向内側の空間に、収納ボックス46を配置することになる。そのため、収納ボックス46を下方に移動させることができ、収納ボックス46を下方に移動させることで、シート高さ(Ha)を、従来の車両のシート高さ(Ha+Hδ)に較べてHδだけ低く設定することができると共に収納ボックス46の収納空間を大きくすることができる。
図7にて、収納ボックス46を下方に移動することで、収納ボックスの底部45を下に移動することができる。下に移動された収納ボックスの底部45の高さまで、重量の嵩むバッテリの底部48を下方に移動させ、収納ボックスの底部45にバッテリの底部48を合わせるようにすれば、バッテリ47と収納ボックス46とを下げて配置することができる。結果、車両の低重心化を図ることができる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。
図10に示すように、電動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設け前輪13を軸支するフロントフォーク15と、車体フレーム11の下部に設けたピボット部16と、このピボット部16に揺動自在に連結され後輪14を軸支するスイングアーム17と、このスイングアーム17に一体に設けた駆動用電動機21とを備え、この駆動用電動機21で走行する車両である。
車体フレーム11は、フロントフォーク15を支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出するメインフレーム32と、このメインフレーム32の後部に連結し車両後斜め上方へ延出する左右のシートレール35L、35R(図手前側の符号35Lのみ示す。)と、メインフレーム32の後部に連結し車両前斜め上方へ延出する左右のサブシートレール38L、38R(図奥側の符号38Rのみ示す。)と、メインフレーム32の後部に設けられるピボット部16とを主要素とする。
メインフレーム32は、前フレーム40と、この前フレーム40の下端から車幅方向左右に延びた後後方へ延びている左右のアンダフレーム34L、34R(図手前側の符号34Lのみ示す。)と、これらの左右のアンダフレーム34L、34Rの後端から各々後方へ延びる左右のサイドフレーム33L、33R(図手前側の符号33Lのみ示す。)とからなる。左右のサイドフレーム33L、33Rは、メインフレーム32の構成要素である。
また、ピボット部16の直下にて、収納ボックス46を避けるようにして、左右のサイドフレーム33L、33Rに、車両前面視で、上方に開放する略U字状のクロスメンバ79が渡される。ピボット部16の直下にて左右のサイドフレーム33L、33Rにクロスメンバ79が渡されるので、ピボット部16に所定の剛性を容易に確保させることができる。
車体フレーム11の構成において、実施例1と大きく異なる点は、左右のサイドフレーム33L、33Rの車両前後方向後端から、シート52の車両前端部へ左右のサブシートレール38L、38R(図手前側の符号38Lのみ示す。)が延び、左右のサイドフレーム33L、33Rの後端に車幅方向に延びているシートクロスメンバ78aが設けられ、併せて、左右のサブシートレール38L、38Rの上端に、車幅方向に延びているシートクロスメンバ78bが設けられている。そして、左右のサブシートレール38L、38Rと左右のシートレール35L、35Rとシートクロスメンバ78a、78bとでシート52を支持している点にあり、その他、大きく異なる点はない。シート52の後端部には、シートヒンジ部77が設けられている。
収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16と重なる位置で、少なくとも一
部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両前方にバッテリ47が配置される。
次に、収納ボックスの配置構造について説明する。
電動二輪車10は、車体カバー51で覆われる。車両前後方向でハンドル53とシート52の間に運転者が脚を置くフロア部54が設けられ、このフロア部54の下方にバッテリ47が収納される。フロア部54の車幅方向中心で車両長手方向に乗員が跨ぐ跨ぎ部55が延びている。
フロア部54の車両後方に収納ボックス46が配置され、この収納ボックス46の上部を上下に区画するトレイ状のトレイ部56が設けられ、このトレイ部56の上方をサブ収納部57とし、トレイ部56の下方をヘルメット58等を収容可能な収納部59とした。この他、サブ収納部57の車両後方に別のヘルメット60等を収容可能な第2収納部63が備えられている。サブ収納部57と第2収納部63は、シート52によって開閉可能に覆われる。
収納部59と第2収納部63の間にて収納ボックス46に、上方に突出する突部105が設けられる。このような突部105を駆動用電動機21の上方に配置することで、駆動用電動機21を含むスイングアーム17が揺動したときに、駆動用電動機21を収納ボックス46に干渉し難くすることができる。
収納ボックス46は、前壁部61を備える。この前壁部61は、収納ボックス46に設けた前開きヒンジ62を介して開閉可能に設けられている。収納ボックス46は、車両前方の乗員が跨ぐ跨ぎ部55側に開閉可能に設けられる。
図中、71はPDU部である。
なお、前開きヒンジをサブシートレール38L、38R又はシートクロスメンバ78bに設けることは差し支えない。
次に、スイングアームの構造について説明する。
図11に示すように、収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両後方に駆動用電動機21が配置される。この駆動用電動機21は、スイングアーム17に取付けられる。
ピボット部16、16は左右一対設けられ、これらの左右一対のピボット部16、16に連結される左右一対の腕部65L、65Rがスイングアーム17に備えられ、左右一対の腕部65L、65Rに回転軸22が車幅方向に延びる姿勢で駆動用電動機21が配置される。
なお、駆動用電動機を、いわゆる、ホイールインモータとすることは差し支えない。
次に、収納ボックスとスイングアームとの位置関係等について説明する。
図12に示すように、収納ボックス46の底部は、曲面117で形成され、この曲面117に対向する位置にスイングアームの腕部65L、65Rが配置される。
スイングアームの腕部65L、65Rは、収納ボックス46の外幅W内に少なくともその一部が入るように配置されているので、車両の幅を小さくすることができる。
なお、スイングアームに代わり、ピボット部が収納ボックス46の外幅W内に配置されていても良い。
次に、収納ボックスの構造について説明する。
収納ボックス46は、左右のサイドフレーム33L、33Rの間に配置される。左右のサイドフレーム33L、33Rから、左右のシートレール35L、35Rが、各々、車両斜め後上方へ延びている。このような左右のサイドフレーム33L、33R又は左右のシートレール35L、35Rにより収納ボックス46が支持される。
収納ボックス46は、運転者が着座するシート52を支持すると共に、例えば、フルフェイスヘルメット58等の物を入れる部材である。収納ボックス46は、上部と下部を区画するトレイ部56を備え、このトレイ部56の上方とシートの底板72の間にサブ収納部57が設けられる。
次に、物品収納部の作用について説明する。
図13(a)に示すように、トレイ部56に載置される物品85及び別のヘルメット60はシートヒンジ部77を中心にシート52を図矢印f方向に回動させ、取り出すことができる。
収納ボックス46とシートの底板72の間に、サブ収納部57が設けられる。シート52の下方に、収納ボックス46に加えてサブ収納部57が設けられるので、物品の種類や大きさ等に応じ区分けしての収納が可能になる。結果、収納に係る利便性を高めることができる。
図13(b)に示すように、ヘルメット58は、収納ボックス46の前壁61を前開きヒンジ62を中心に図矢印g方向へ回動させることで、取り出すことができる。
跨ぎ部55側から収納ボックス46に収納されている物品の出し入れが可能となるので、収納ボックス46の上方から手を差し込んで、収納ボックス46に収納される物品を上方から出し入れする場合に較べて、物品の出し入れが容易になる。
図10にて、電動二輪車10にすると、従来、エンジンが配置されていたピボット部16の側方空間に、収納ボックス46を配置することになる。そのため、収納ボックス46を下方に移動させることができ、収納ボックス46を下方に移動することで、シート52の高さを低く設定することができると共に収納ボックス46の収納空間を大きくすることができる。
収納ボックス46を下方に移動することで、収納ボックスの底部45は下に移動する。下に移動した収納ボックスの底部45に、高さ方向で、重量の嵩むバッテリの底部48を合わせるようにすれば、バッテリ47と収納ボックス46とを下げて配置することができる。結果、車両の低重心化を図ることができる。
また、収納ボックス46の後端部上部にシートヒンジ部77が配置され、シート52を後方に持ち上げて収納ボックス46の上方を開放させる、いわゆる、後ヒンジとしたので、収納ボックス46の前部上部に前壁部61のロック機構76を容易に設けることができる。
図11にて、スイングアーム17に駆動用電動機21を取付けたので、駆動用電動機21を後輪14に隣接して配置することができる。駆動用電動機21を後輪14に近づけることで、駆動用電動機21の伝達効率を高めることができる。
スイングアーム17に回転軸22が車幅方向に延びる姿勢で駆動用電動機21が配置される。この駆動用電動機21をスイングアームのクロス部89とすることで、駆動用電動機21を強度部材として利用する。従って、駆動用電動機21によりスイングアーム17に所定の剛性をもたせつつ、駆動用電動機21を後輪14に近接させてコンパクトに配置することができる。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて説明する。
図14に示すように、電動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設け前輪13を軸支するフロントフォーク15と、車体フレーム11の下部に設けたピボット部16と、このピボット部16に揺動自在に連結され後輪14を軸支するスイングアーム17と、車体フレーム11に設けられる駆動用電動機21とを備え、この駆動用電動機21を駆動源として走行する車両である。シート52の後部下方にPDU部71が配置される。
実施例1と大きく異なる点は、駆動用電動機21が、車体フレーム11に取付けられている点にある。
車体フレーム11は、フロントフォーク15を支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出するメインフレーム32と、このメインフレーム32の後部に連結し車両斜後上方へ延出する左右のシートレール35L、35R(図奥側の符号35Rのみ示す。)と、メインフレーム32の後部に設けられるピボット部16とを主要素とする。シート52は、その前端部にシートヒンジ部77が設けられる。
収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16と重なる位置で、少なくとも一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両前方にバッテリ47が配置される。また、収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両前方に駆動用電動機21が配置される。
メインフレーム32に吊り下げるようにバッテリ47が取付けられ、このバッテリ47の車両後方にてメインフレーム32に吊り下げるように駆動用電動機21が取付けられる。この駆動用電動機21の底部に足を載せるステップ92が取付けられる。
駆動用電動機21は、後部に減速機構94を備える。車両側面視で、この減速機構94を収納ボックス46と重なるように配置させると共に、ピボット部16の直前に駆動用電動機21の出力回転軸22を配置させた。この出力回転軸22と後輪14のスプロケット95との間にチェーン96が巻き掛けられる。
フロア部54の車両後方に収納ボックス46が配置され、この収納ボックス46の上部を上下に区画するトレイ部56が設けられ、このトレイ部56をサブ収納部57とし、トレイ部56の下方をヘルメット58等が収容可能な収納部59とした。
収納ボックス46は、シートヒンジ部77を備える。収納ボックス46の上方は、シートヒンジ部77を介して開閉可能に覆われる。シートヒンジ部77は、シート52及びトレイ部56の揺動軸を兼ねている。
図15に示すように、メインフレーム32は、前フレーム40と、この前フレームの後端部から左右且つ後方に延びる左右のサイドフレーム33L、33Rとからなる。
左右のサイドフレーム33L、33Rは、前フレーム40の後端98から車幅方向左右に延びた後車両後方に延びる左右の前部101L、101Rと、車両斜め後上方に延びており、それらの中間部103L、103Rで左右の前部の後端部が連結されるように配置される左右の後部102L、102Rとからなる。左右の後部102L、102Rの上部及び下部に第1クロスメンバ41と第2クロスメンバ42とが渡される。左右の後部102L、102Rの後端部から車両後方へ、各々、左右のシートレール35L、35Rが延びている。
板状を呈するピボット部16、16は、左右の前部101L、101Rと左右の後部102L、102Rの間に渡される。
図16に示すように、左右のピボット部16、16から車両後方に腕部65L、65Rとクロス部89とからなるスイングアーム17が延びている。左右の前部101L、101Rに挟まれるようにして収納ボックス46が設けられる。
収納ボックス46と高さ方向で重なる位置にて収納ボックス46の車両前方に駆動用電動機21が配置される。
図17に示すように、サブ収納部57は、収納ボックス46とシート(図14、符号52)の間に設けられる。収納ボックス底部45の輪郭は、U字状に形成される曲面117としたので、減速機構94との干渉を回避させることができる。
図18(a)に示すように、収納ボックス46とシートの底板72の間に、サブ収納部57が設けられる。このサブ収納部57に物品85、86が載置されると共に、収納ボックス46にヘルメット58が収納される。
図18(b)に示すように、シート52を、シートヒンジ部77を中心にシート52を図矢印h方向に回動させることで、サブ収納部57に載置される物品85、86を取り出すことができる。
図18(c)に示すように、サブ収納部57に載置される物品85、86を取り出した後、さらに、トレイ部56を図矢印h方向に回動させることで、収納ボックス46に収納されているヘルメット58を取り出すことができる。
図14にて、収納ボックス46とシートの底板72の間に、サブ収納部57が設けられる。シート52の下方に、収納ボックス46に加えてサブ収納部57が設けられるので、物品の種類や大きさ等に応じ区分けしての収納が可能になる。結果、収納に係る利便性を高めることができる。
収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16と重なる位置で、少なくとも一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。
電動二輪車にすると、従来、エンジンが配置されていたピボット部16の側方空間に、収納ボックス46を配置することになる。そのため、収納ボックス46を下方に移動させることができ、収納ボックス46を下方に移動することで、シート52の高さを低く設定することができると共に収納空間を大きくすることができる。
収納ボックス46を下方に移動することで、収納ボックスの底部45は下に移動する。下に移動した収納ボックスの底部45に合わせて、重量の嵩むバッテリの底部48を合わせるようにすれば、バッテリ47と収納ボックス46とを下げて配置することができる。結果、車両の低重心化を図ることができる。
次に、本発明の実施例5を図面に基づいて説明する。
図19に示すように、電動二輪車10は、車体フレーム11の前部に設け前輪13を軸支するフロントフォーク15と、車体フレーム11の下部に設けたピボット部16と、このピボット部16に揺動自在に連結され後輪14を軸支するスイングアーム17と、このスイングアーム17に一体に設けた駆動用電動機21とを備え、この駆動用電動機21で走行する車両である。
車体フレーム11は、前輪13を回転自在に支えるフロントフォーク15と、このフロントフォークを操向可能に支持するヘッドパイプ31と、このヘッドパイプ31から下方且つ後方へ延出するメインフレーム32と、このメインフレーム32の後部に連結し車両後方へ延出する図示せぬサイドフレームと、メインフレーム32の後部に設けられるピボット部16とを主要素とする。その他、車体フレーム11の構造は、実施例1と大きく変わるものはなく説明を省略する。
収納ボックス46の車両後方に駆動用電動機21が配置され、この駆動用電動機21は、スイングアーム17に取付けられる。
収納ボックス46は、車両側面視にて、ピボット部16の上方位置で、少なくとも一部がスイングアーム17の側方に隣接して配置される。すなわち、ピボット軸64は、収納ボックス46の下方に配置されるが、収納ボックス46とスイングアーム17とは一部が重なっている。
図20(a)に示すように、収納ボックス46の前端上部にシートヒンジ部77が設けられ、このシートヒンジ部77にシート52が取付けられ、このシート52で収納ボックス46の上方を開閉可能に覆われるようにした。
図20(b)に示すように、シートヒンジ部77を開け、図矢印i方向にヘルメット58を取り出すことができる。
図19にて、収納ボックス46は、車両側面視で、少なくとも一部がスイングアーム17と重なるように配置される。
電動二輪車にすると、従来、エンジンが配置されていたスイングアーム17の側方空間に、収納ボックス46を配置することができる。そのため、収納ボックス46を下方に移動させることができ、収納ボックス46を下方に移動することで、シート52の高さを低く設定することができると共に収納空間を大きくすることができる。
スイングアーム17に駆動用電動機21を取付けたので、駆動用電動機21を後輪14に隣接して配置することができる。駆動用電動機21を後輪14に近づけることで、トルクロスを抑え駆動用電動機21の伝達効率を高めることができる。
実施例5が実施例1と大きく異なる点は、ピボット軸64が収納ボックス46の下方に配置されている点にある。その他、車両側方から見て、スイングアーム17の一部と収納ボックス46とが重なっている等大きく異なる点はなく説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態では駆動用電動機で走行する自動二輪車(電動二輪車)に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、電動二輪車に好適である。
10…電動二輪車、13…前輪、14…後輪、15…フロントフォーク、16…ピボット部、17…スイングアーム、21…駆動用電動機、31…ヘッドパイプ、32…メインフレーム、35L、35R…シートレール、46…収納ボックス、47…バッテリ、52…シート、55…跨ぎ部、57…サブ収納部、65L、65R…腕部、72…シートの底板。

Claims (9)

  1. 前部にヘッドパイプ(31)を備えヘッドパイプ(31)から後方へ延出するメインフレーム(32)と、前記ヘッドパイプ(31)に支持され前輪(13)を回転自在に支えるフロントフォーク(15)と、前記メインフレーム(32)の後部に連結し車両後方へ延出するシートレール(35L、35R)と、前記メインフレーム(32)の後部に設けられるピボット部(16)と、このピボット部(16)に揺動自在に連結され後輪(14)を回転自在に軸支するスイングアーム(17)と、前記シートレール(35L、35R)に直接又は間接的に支持されるシート(52)と、このシート(52)の下方に配置され物を入れる収納ボックス(46)とが備えられ駆動用電動機(21)で走行する電動二輪車において、
    前記収納ボックス(46)は、車両側面視にて、前記ピボット部(16)と重なる位置で、少なくとも一部が前記スイングアーム(17)の側方に隣接して配置され
    前記ピボット部(16)は左右一対設けられ、これらの左右一対のピボット部(16)に連結される左右一対の腕部(65L、65R)が前記スイングアーム(17)に備えられ、前記収納ボックス(46)の後方且つ前記後輪(14)の前方で前記左右一対の腕部(65L、65R)を連結する連結部(67)が配置され、
    前記メインフレーム(32)の下端部より下方、且つ、前記ピボット部(16)より下方にクロスメンバ(42)を有し、
    前記収納ボックス(46)の底部(45)は、前記クロスメンバ(42)の近傍に配置されることを特徴とする電動二輪車。
  2. 前記収納ボックス(46)と高さ方向で重なる位置にて前記収納ボックス(46)の車両前方にバッテリ(47)が配置されることを特徴とする請求項1記載の電動二輪車。
  3. 前記収納ボックス(46)の前記底部(45)を通る水平線(111)の上方に、前記バッテリ(47)の底部(48)を通る水平線(113)が位置するように、前記収納ボックス(46)が配置されていることを特徴とする請求項2記載の電動二輪車。
  4. 前記収納ボックス(46)と高さ方向で重なる位置にて前記収納ボックス(46)の車両後方に前記駆動用電動機(21)が配置され、この駆動用電動機(21)は、前記スイングアーム(17)に取付けられることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項記載の電動二輪車。
  5. 記連結部(67)に前記駆動用電動機(21)が配置されることを特徴とする請求項項記載の電動二輪車。
  6. 前記収納ボックス(46)と高さ方向で重なる位置にて前記収納ボックス(46)の車両前方に前記駆動用電動機(21)が配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動二輪車。
  7. 前記収納ボックス(46)は、車両前方の乗員が跨ぐ跨ぎ部(55)側に開閉可能に設けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の電動二輪車。
  8. 前記ピボット部(16)の上方に、別のクロスメンバ(41)が配置され、
    前記収納ボックス(46)と前記シート(52)の底板(72)の間に、サブ収納部(57)と、このサブ収納部(57)よりも下方に配置される収納部(59)とが上下に並んで設けられ
    前記サブ収納部(57)の底板は、前記別のクロスメンバ(41)に当接支持されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の電動二輪車。
  9. 前記収納ボックス(46)に、車両前方に向けて開口可能な前壁部(61)が備えられ、この前壁部(61)から前記収納ボックス(46)の内部へ前記前壁部(61)と一体に形成される下部トレイ部が延びており、
    この下部トレイ部は、前記シートレール(35L、35R)に設けられる前開きヒンジ(62)を介して前方に回動可能に配置されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の電動二輪車。
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