JP7041107B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
特許文献1に示すように、シートの下方に設けられた燃料タンクと、シートの後方のアッパーフレームカバーの後上面に形成された給油口と、給油口配置部位を開閉可能に塞ぐフューエルリッド(リッド装置)と、を備えた構成が開示されている。
特開平11-303490号公報
しかしながら、上記従来の技術において、シートの後方に、リヤキャリヤや、二人乗り車両における同乗者用のリヤグリップが設けられていると、フューエルリッドを開いて給油口にアクセスしにくいことがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、シート後方に給油口を配置してフューエルリッドで覆った鞍乗り型車両において、シート後方に他部品を配置しつつ給油口へのアクセス性を高めることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、乗員が着座するシート(5)と、前記シート(5)の後方に配置される給油口(33)と、前記給油口(33)が配置される給油口配置部位(K)を開閉可能に覆うフューエルリッド(40)と、前記シート(5)の後方に向かって延出するとともに、上面視で前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に配置される左右一対のリヤグリップ(25)と、を備え、前記フューエルリッド(40)は、車両前後方向の前端側に配置された回動軸(41)を中心に回動して、前記給油口配置部位(K)を車両後方に向けて開放可能であり、前記回動軸(41)は、上面視で前記シート(5)と重なる位置に配置され、前記フューエルリッド(40)における前記シート(5)の下後方に位置する部位には、リッド凹部(42)が形成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記リッド凹部(42)は、車両前後方向で前方側に位置する第一傾斜面(42a)と、後方側に位置する第二傾斜面(42b)と、を形成しており、前記フューエルリッド(40)が開放状態にあるとき、前記第二傾斜面(42b)は、前記シート(5)の後端面(5c)と前後方向で対向することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両(1)において、前記給油口(33)の周囲に設けられて前記給油口配置部位(K)を形成するフューエルトレー(35)と、前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に、前記フューエルリッド(40)の外側縁(40c)に沿って車両前後方向に延びる左右一対のサイドカバー部(51)を有するリッドサイドカバー(50)と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の鞍乗り型車両(1)において、前記リッドサイドカバー(50)は、前記フューエルトレー(35)に結合され、前記フューエルリッド(40)は、前記フューエルトレー(35)または前記リッドサイドカバー(50)に支持されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の鞍乗り型車両(1)において、前記フューエルリッド(40)は前端傾斜部(40e)を備え、前記前端傾斜部(40e)は、前記シート(5)の後端部の下方に入り込むように配置され、前記リッドサイドカバー(50)は、前記フューエルリッド(40)が前記給油口配置部位(K)を開放した状態で前記前端傾斜部(40e)と当接する位置に、前記フューエルリッド(40)側に凸となる凸部(55)が形成されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の鞍乗り型車両(1)において、前記フューエルリッド(40)は、左右方向両側に、上面視で車両前後方向に延びる左右リッド外側縁(40c)を有しており、前記左右リッド外側縁(40c)は、上面視で左右一対の前記リヤグリップ(25)の後部内側縁(25c)と略平行をなしており、前記フューエルリッド(40)は、上面視で左右一対の前記リヤグリップ(25)と重ならないように配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項3から6の何れか一項に記載の鞍乗り型車両(1)において、左右一対の前記リヤグリップ(25)は、それぞれ下方に延びて車体に連結されるステー部(27)を有し、前記リッドサイドカバー(50)は、前記ステー部(27)に係合する係合部(57)を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項3から7の何れか一項に記載の鞍乗り型車両(1)において、前記フューエルリッド(40)を前記給油口配置部位(K)を閉塞した状態に拘束するリッドキャッチ(48)を備え、前記リッドキャッチ(48)は、前記フューエルトレー(35)に設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8の何れか一項に記載の鞍乗り型車両(1)において、上面視で前記シート(5)と重なる位置に、左右一対の前記リヤグリップ(25)同士を一体に接続するグリップ接続部(28)を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9の何れか一項に記載の鞍乗り型車両(1)において、左右一対の前記リヤグリップ(25)は、車両前後方向に延びる延伸部(29)を有し、前記延伸部(29)は、前記フューエルリッド(40)の車両前後方向の長さ(L)の半分よりも長く形成されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、乗員が着座するシート(5)と、前記シート(5)の後方に配置される給油口(33)と、前記給油口(33)が配置される給油口配置部位(K)を開閉可能に覆うフューエルリッド(40)と、前記シート(5)の後方に向かって延出するとともに、上面視で前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に配置される左右一対のリヤグリップ(25)と、を備え、左右一対の前記リヤグリップ(25)は、車両前後方向に延びる延伸部(29)を有し、前記延伸部(29)は、前記フューエルリッド(40)の車両前後方向の長さ(L)の半分よりも長く形成され、左右一対の前記リヤグリップ(25)は、前記延伸部(29)よりも前方に、上面視で前記延伸部(29)に対して左右方向外側に凹む凹部(25e)を有し、左右一対の前記リヤグリップ(25)の前記凹部(25e)の間に前記給油口(33)が配置されていることを特徴とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、リヤグリップが、上面視でフューエルリッドの左右両側に配置されているので、フューエルリッドを開放した状態で、左右一対のリヤグリップの間から給油口に容易にアクセスすることができる。したがって、シート後方に給油口を配置してフューエルリッドで覆った鞍乗り型車両において、シート後方に他部品を配置しつつ給油口へのアクセス性を高めることができる。
また、シート後方の給油口を覆うリッドカバーが車両後方に向けて開放するので、車両後方からの給油作業を行いやすくすることができる。また、リッドカバーの回動軸が、上面視でシートと重なる位置に配置されることにより、回動軸を目立たずに配置でき、外観性を向上させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、フューエルリッドの左右両側にリッドサイドカバーのサイドカバー部が設けられることにより、給油口にアクセスする際や、フューエルリッドを開閉する際に、給油ノズルやフューエルリッド等が車体のリヤカバー等に直接干渉することを抑えることができる。これにより、リッドサイドカバーにより、車体のリヤカバー等を保護することが可能となる。
請求項4に記載した発明によれば、リッドサイドカバーがフューエルトレーに結合され、フューエルリッドがフューエルトレーまたはリッドサイドカバーに支持されることにより、フューエルリッドとリッドサイドカバーとの位置合わせを精度良く行うことができる。
請求項5,6に記載した発明によれば、リッドサイドカバーは、給油口配置部位を開放した状態でフューエルリッドと当接する位置に、凸部が形成されることにより、フューエルリッドが給油口配置部位を開放する際に、フューエルリッドがリッドサイドカバーに対して位置合わせされるとともに、フューエルリッドの開き方向の勢いを抑えることができる。
請求項7に記載した発明によれば、リッドサイドカバーの係合部がリヤグリップのステー部に係合することにより、リッドサイドカバーをリヤグリップに対して精度良く位置合わせすることができる。
請求項8に記載した発明によれば、リッドキャッチがフューエルトレーに設けられることにより、フューエルリッドの厚みを抑えることができ、フューエルリッドを開いた状態で給油口にアクセスする開口部を大きく確保し、給油口へのアクセス性を高めることができる。
請求項9に記載した発明によれば、左右一対のリヤグリップ同士を一体に接続するグリップ接続部を備えることにより、左右一対のリヤグリップ同士が位置ズレすることを抑え、リヤグリップの取付位置精度を高めることができる。また、左右一対のリヤグリップが、より強固なものとなり、リヤグリップ上に荷物等を載せた場合にも、荷物等の荷重を十分に支持することができる。グリップ接続部はシート下方に配置することで、外観への影響を抑えることができる。
請求項10に記載した発明によれば、左右リヤグリップが、フューエルリッドの車両前後方向の長さの半分よりも長く形成された延伸部を有することにより、左右リヤグリップの周囲に荷物等を載せた場合に、荷物等を安定して支持することができるとともに、フューエルリッドへの荷重入力を抑え、フューエルリッドを保護することができる。
請求項11に記載した発明によれば、左右一対のリヤグリップの凹部の間に給油口が配置されるので、給油口の周囲における左右リヤグリップ同士の間隔が拡大され、給油口へのアクセス性を高めることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体後部の左側面図である。 上記車体後部の上面図である。 上記車体後部において、シート及びフューエルリッドを取り外した状態の上面図である。 上記車体後部において、リヤサイドカバーを取り外した状態の側面図である。 上記車体後部の車体左右中心に沿う断面図であり、フューエルリッドの閉塞状態を示す図である。 上記車体後部の車体左右中心に沿う断面図であり、フューエルリッドの開放状態を示す図である。 上記車体後部に設けられるリッドサイドカバーの斜視図である。 図3のX-X断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体左右中心を示す線CL、が示されている。
<車両全体>
図1には、鞍乗り型車両の一例として、ユニットスイング式の自動二輪車(鞍乗り型車両)1が示されている。自動二輪車1は、操向輪である前輪3と、駆動輪である後輪4と、を備えている。前輪3は、左右一対のフロントフォーク6に支持され、バーハンドル2によって操向可能である。
後輪4は、スイングユニット20に支持されている。スイングユニット20は、駆動輪である後輪4を上下揺動可能に支持している。スイングユニット20は、駆動源であるエンジン(内燃機関)Eと、例えばVベルト式の無段変速機Mと、を一体に備えている。無段変速機Mの後部の出力軸には、後輪4が支持されている。無段変速機Mの後部は、リヤクッション7を介して車体フレーム11に支持されている。
バーハンドル2、左右フロントフォーク6及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端部のヘッドパイプ12に操向可能に支持されている。
スイングユニット20および後輪4は、車体フレーム11の下部のピボット部(不図示)に上下揺動可能に支持されている。
車体前部はフロントカバー8により覆われ、車体後部はリヤカバー9により覆われている。フロントカバー8およびリヤカバー9の間は低床部10とされ、この低床部10の上面部に、運転者が足を載せるステップフロア10aが設けられている。リヤカバー9の上方には、運転者を含む乗員が着座するシート5が配置されている。シート5は、前部上面を前部座面5aとし、後部上面を後部座面5bとして、前後方向に長く形成されている。
シート5の後部の下方でリヤカバー9の内側には、エンジンEの燃料を貯留する燃料タンク30が配置されている。
<車体フレーム>
図1に示すように、車体フレーム11は、前端部に位置するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から下方へ延びるダウンフレーム13と、ダウンフレーム13の下端部から後方へ湾曲して延びるロアフレーム14と、ロアフレーム14の後端部近傍から上方に延びつつ適宜後方に湾曲して延びる左右一対のリヤフレーム15と、を備えている。ロアフレーム14の後端部近傍には、前記ピボット部が設けられている。前記ピボット部には、スイングユニット20の前端部が、リンク部材等を介して上下揺動可能に支持されている。
<燃料タンク>
図1、図2に示すように、左右リヤフレーム15の上部(後方延出部)の間には、エンジンEの燃料を貯留する燃料タンク30が配置されている。燃料タンク30は、例えば鋼板製の中空のタンク本体31を備えている。タンク本体31は、車体フレーム11の左右リヤフレーム15の後部にラバーマウントされて固定的に支持されている。タンク本体31の後上部には、円筒状のフィラーパイプ32が固定されている。フィラーパイプ32は、タンク本体31の後上部から後上方へ中心軸線を延ばすように配置され、先端に給油口33を形成している。燃料タンク30(タンク本体31)は、シート5の後端部の下方に配置されている。給油口33は、少なくとも一部がシート5の下方に配置されている。
<給油口周辺>
図2~図4に示すように、フィラーパイプ32の周囲は、リヤカバー(車体カバー)9およびフューエルトレー35に覆われている。リヤカバー9は、車体後部を左右外側から覆う左右一対のリヤサイドカバー16を備えている。
図6、図7に示すように、フューエルトレー35は、上方に開放する容器状をなしている。フューエルトレー35内側の空間Kには、給油口33が臨んでいる。フューエルトレー35は、給油口33の周囲を囲うように設けられ、その内側に給油口配置部位としての空間Kを形成している。フューエルトレー35内側の空間Kは、車両上方に向けて開放している。給油口33には、フューエルキャップ34が着脱可能に装着されている。フューエルリッド40は、不図示の施錠機構により施錠可能である。
係る構成において、フューエルリッド40を開き、給油口33に装着されたフューエルキャップ34を取り外すことで、給油口33が後上方に開放する。この給油口33に後上方から給油ガンを差し込むことで、給油ガンから燃料タンク30へ給油可能となる。給油口33の周囲を囲うようにフューエルトレー35を設けることで、フューエルリッド40を開いた際に給油口33よりも奥側のタンク本体31等の機能部品の露出が抑えられる。
図2を参照し、シート5の後部は、後部座面5bの後端まで、上下方向で厚さを有して延びている。シート5の後端面5cは、後部座面5bの後端から下方へ略垂直に垂下している。
図3を併せて参照し、シート5の後端面5cは、上面視で後方に凸の浅いU字状(湾曲状)をなしている。後端面5cの左右中央部は、シート5の後端を構成している。後部座面5bは、側面視でやや後上がりに傾斜して配置されている。
左右リヤサイドカバー16の後端部の下方には、左右リヤウインカ22が配置されている。左右リヤウインカ22の下方には、車幅方向に延びるテール・ブレーキランプ23が配置されている。
<リヤグリップ>
図2~図4に示すように、シート5の左右方向両側には、乗員または降車した使用者が把持する左右一対のリヤグリップ25が配置されている。左右リヤグリップ25は、それぞれ、シート5の後部座面5bの左右外側の下方位置から、シート5の後方に向かって延出している。左右リヤグリップ25は、車体左右中心CLに関して左右対称をなし、左右方向に間隔を空けて一対に設けられている。
左右リヤグリップ25の前部は、車幅方向内側に湾曲し、後部座面5bの左右外側の下方において、同側のリヤフレーム15等に固定されている。左右リヤグリップ25の後部は、車幅方向内側に湾曲し、概ね車両前後方向に沿う直線状の後部内側縁25c(直線部25c)を形成している。直線部25cは、上面視でフューエルリッド40の左右外側縁40c(リッド外側縁40c)と略平行をなしている。左右リヤグリップ25は、上面視でフューエルリッド40と重ならないように配置されている。
左右リヤグリップ25の前後中間部から後部に渡る範囲は、側面視で後上がりに傾斜して後方に延びている。左右リヤグリップ25の後端部は、側面視で後部座面5bの延長線5dの直ぐ下方あるいは延長線5d上に位置している。車体後部の上面視において、左右リヤグリップ25の後端縁25aは、フューエルリッド40および左右リヤサイドカバー16が形成する車体後端縁18Aと重なるように配置されている。
図3を参照し、左右リヤグリップ25の後部には、車両前後方向に延びる延伸部29を有している。左右リヤグリップ25の前部(延伸部29の前方)には、上面視(平面視)でシート5の後部の外側縁に沿うように車両幅方向外側かつ車両後方に向かって凹む凹部25eを有している。延伸部29の車幅方向内側には、概ね車両前後方向に沿うように直線状に延びる直線部25cを有している。
図4を参照し、左右リヤグリップ25は、その前部同士が、左右方向に延びるグリップ接続部28によって一体に接続されている。左右リヤグリップ25と、グリップ接続部28とは、それぞれ金属材料または樹脂材料からなり、例えば互いに一体成形されている。グリップ接続部28は、上面視でシート5と重なる位置に設けられている。
図9を参照し、左右リヤグリップ25は、グリップ接続部28の左右端部に向けて下方に延びるステー部27を有している。ステー部27は、車体のリヤフレーム15上に設けられたブラケット26に複数本のボルトB1(図4参照)により締結されている。これにより、左右リヤグリップ25が、車体フレーム11に連結されている。
図4を参照し、左右リヤグリップ25は、上面視で、給油口33の左右両側に凹部25eが位置し、給油口33よりも後方の領域に直線部25cが位置している。これにより、左右リヤグリップ25は、上面視で、給油口33の周囲におけるリヤグリップ25同士の左右間隔S1が、給油口33よりも車両後方側におけるリヤグリップ25同士の左右間隔S2よりも拡大して設けられている。
<フューエルリッド>
図2~図7に示すように、フューエルリッド40は、フューエルトレー35の上部開口(給油口配置部位(空間K)の開放部)を開閉する。フューエルリッド40は、前端側に配置された左右方向に沿う回動軸(ヒンジ軸)41を中心に回動し、給油口配置部位を開閉可能である。フューエルリッド40は、フューエルトレー35の上部開口を閉塞した閉塞状態(図2、図3、図6参照)と、閉塞状態に対して後端部を上方に移動させた開放状態(図5、図7参照)と、の間で回動可能である。
以下の説明では、特に記載がなければ、閉塞状態にあるフューエルリッド40(図2,3,6参照)について説明する。
フューエルリッド40は、シート5の後端面5cの車幅方向の全幅よりも幅狭に設けられている。フューエルリッド40は、左右方向両側に、上面視で車両前後方向に延びる左右リッド外側縁40cを有している。左右リッド外側縁40cは、上面視で左右リヤグリップ25の後部内側縁(直線部25c)と略平行をなしている。左右リッド外側縁40c(および左右リヤグリップ25の直線部25c)は、上面視において、車両後方側ほど車幅方向で接近するように、車両前後方向に対してやや傾斜している。フューエルリッド40は、上面視で車両後方側ほど幅狭となるようにテーパ状に形成されている。フューエルリッド40は、上面視で車体左右中心CLに関して左右対称に設けられている。
フューエルリッド40は、上面視で、左右リヤグリップ25の後部の間に配置されている。フューエルリッド40は、上面視で左右リヤグリップ25と重ならないように配置されている。左右リヤグリップ25の延伸部29は、フューエルリッド40の車両前後方向の長さLの半分よりも長く形成されている。
図6、図7を参照し、回動軸41は、シート5の後端部の下方に位置している。回動軸41は、シート5の後端面5cよりも前方に位置している。これにより、回動軸41は、上面視でシート5と重なる位置に配置されている。回動軸41は、左右方向に延びている。回動軸41を含むヒンジ46は、フューエルトレー35およびフューエルリッド40の前部の左右方向内側に設けられている(図4参照)。
フューエルリッド40におけるシート5の後端面5cの下後方に位置する部位(回動軸41中心の回動時(フューエルリッド40の開放時)にシート5の後端部に接近する部位)には、リッド開時にシート5の後端部を避けるための凹部42が形成されている。凹部42は、上面視において、シート5の後端面5cの湾曲形状に倣うように、後方に凸の浅いV字状をなしている。凹部42は、リッド上面40bに対して、下方に凹んでいる。凹部42は、上面視で給油口33と重なる位置に配置されている。
凹部42は、車幅方向と直交する断面視において、上方に開放するV字状をなしている。凹部42は、車両前後方向で前方側に位置する第一傾斜面42aと、車両前後方向で後方側に位置する第二傾斜面42bと、を形成している。図中線42cは凹部42の谷底となる谷線、線42eは凹部42の後側の開口縁となる後稜線、をそれぞれ示している。谷線42cは、凹部42における前後傾斜面42a,42bに対して低い底部に相当する。実施形態の谷線42cは、凹部42の最下部に相当するが、最下部に限るものではない。
このような凹部42により、フューエルリッド40を開いた際に、フューエルリッド40がシート5の後端部に干渉することを避ける。フューエルリッド40は、前記開放状態において、少なくとも後端部が側面視で後部座面5bの延長線5dおよび左右リヤグリップ25よりも上方に位置するまで回動する。
フューエルリッド40は、凹部42の後稜線42eよりも後方に、リッド上面40bを形成する上面部40dを備えている。フューエルリッド40は、凹部42前側の第一傾斜面42aを延長させる前端傾斜部40eを備えている。前端傾斜部40eは、凹部42後側の後稜線42eおよび後述のリッド上面40bよりも上方まで延びている。前端傾斜部40eは、シート5の後端部の下方に入り込むように配置されている。
前端傾斜部40eの前端の下方には、回動軸41が配置されるとともに、回動軸41を挿通するトーションコイルスプリングとしての付勢バネ43が配置されている。付勢バネ43は、ヒンジ46に組付けられている。付勢バネ43は、フューエルリッド40を開放状態に向けて付勢している。
図7を参照し、フューエルリッド40は、開放状態にあるとき、給油口配置部位および給油口33を車両後方に向けて開放する。フューエルリッド40は、開放状態にあるとき、後端部をリヤグリップ25よりも上方まで移動させる。このとき、凹部42の第一傾斜面42aは、シート5の後端部の下方に間隔を空けて配置されて、略水平な姿勢となる。
また、凹部42の第二傾斜面42bは、シート5の後端面5cの後方に間隔を空けて配置されて、後端面5cと前後方向で対向する。
図3を参照し、フューエルリッド40は、上面視で車体左右中心CLに沿う形状線45を形成している。具体的に、第一傾斜面42aおよびリッド上面40bは、車幅方向内側ほど高くなる山形状(凸形状)をなし、上面視で車体左右中心CLに沿う稜線45a,45cを形成している。
また、車両前後方向でリッド上面40bおよび第一傾斜面42aの間に位置する第二傾斜面42bは、車幅方向内側ほど低くなる谷形状(凹形状)をなし、上面視で車体左右中心CLに沿う谷線45bを形成している。
凸形状のリッド上面40bおよび凹形状の第二傾斜面42bの間の後稜線42eは、上面視で後方に凸のV字状に形成されている。同様に、凸形状の第一傾斜面42aおよび凹形状の第二傾斜面42bの間の谷線42cも、上面視で後方に凸のV字状に形成されている。
図5、図7を参照し、フューエルリッド40の後端部の下面側には、下方に突出するフック金具47が設けられている。フック金具47は、フューエルトレー35の後端部に設けられたリッドキャッチ48に係合することで、フューエルリッド40を閉塞状態に拘束する。リッドキャッチ48は、不図示の施錠機構により施錠可能である。
<リッドサイドカバー>
図4を参照し、フューエルトレー35の上部開口(給油口配置部位の開放部)の外周部には、リッドサイドカバー50が設けられている。リッドサイドカバー50は、シート5の後方(車体後端部)で左右リヤサイドカバー16の後端部の間に配置されている。
図4、図8に示すように、リッドサイドカバー50は、左右一対のサイドカバー部51と、カバー後面部52と、カバー接続部53と、を備えている。左右一対のサイドカバー部51と、カバー後面部52と、カバー接続部53とは、それぞれ樹脂材料または金属材料からなり、例えば互いに一体成形されている。
左右一対のサイドカバー部51は、フューエルトレー35の上部開口の左右方向両側に設けられている。左右サイドカバー部51は、フューエルリッド40を閉じた状態で、フューエルリッド40の左右方向両側に設けられている。各サイドカバー部51は、閉塞状態のフューエルリッド40の外側縁40cに沿って車両前後方向に延びている。サイドカバー部51は、側面視で略水平に(詳細にはやや後上がりに傾斜して)配置されている。
カバー後面部52は、サイドカバー部51の後端から前下方へ傾斜して延びている。カバー後面部52は、左右方向に延び、左右サイドカバー部51の後端部同士を接続している。カバー後面部52は、左右リヤサイドカバー16の後端部、及び左右リヤウインカ22の間に位置している。
図3、図4を参照し、車体後部の上面視において、リッドサイドカバー50の後端縁50aは、フューエルリッド40、および左右リヤサイドカバー16の各後端縁40a,16aとともに、互いに連続する外面形状を形成している。リッドサイドカバー50の後端縁50a、ならびにフューエルリッド40および左右リヤサイドカバー16の各後端縁40a,16aは、全体として車両後方に凸のV字状をなす車体後端縁18Aを形成している。この車体後端縁18Aは、車体後部の上面視において、左右リヤグリップ25の後端縁25aと重なるように配置されている。
図4を参照し、カバー接続部53は、左右サイドカバー部51の前端部の間に形成されている。カバー接続部53は、左右方向に延びて左右サイドカバー部51の前端部同士を接続している。
図8、図9に示すように、リッドサイドカバー50は、左右サイドカバー部51の前端部に、サイドカバー部51の上面から上方に向かって隆起した隆起部54を備えている。隆起部54は、左右サイドカバー部51のそれぞれにおいて、車幅方向内側に配設されている。左右サイドカバー部51の隆起部54には、車幅方向内側を向く内側面54aを形成している。内側面54aには、車幅方向内側に向けて凸部55が形成されている。左右凸部55は、上方から下方に向かって、内側面54aから車幅方向内側への突出方向が漸次大きくなる傾斜面55aを有するテーパ形状とされている。これにより、左右凸部55の傾斜面55a同士の左右間隔は、上方から下方に向かって漸次狭くなっている。
これら一対の凸部55は、フューエルリッド40が空間Kを開いた状態で、フューエルリッド40の前端傾斜部40eの左右両側の外側縁40cと当接(摺接)する位置に形成されている。一対の凸部55は、フューエルリッド40が閉塞状態から回動して開放状態となるときに、左右両側の外側縁40cが傾斜面55aに沿って摺動することで、フューエルリッド40の前端傾斜部40eを、リッドサイドカバー50の左右サイドカバー部51の左右方向中央部に案内する。このとき、一対の凸部55が傾斜面55aを有したテーパ形状であるので、フューエルリッド40を回動させて開放状態に移行させる際に、フューエルリッド40の位置が円滑に案内される。また、フューエルリッド40を開く際、前端傾斜部40eの側縁部が凸部55の傾斜面55aに摺接することで、付勢バネ43によるフューエルリッド40の開き方向への勢いが抑えられる。
このようなリッドサイドカバー50は、左右サイドカバー部51の前部に、左右リヤグリップ25のステー部27に係合する係合部57を備えている。係合部57は、左右サイドカバー部51の前縁から後方に窪む凹部状に形成されている。
図5、図9を参照し、リッドサイドカバー50は、左右リヤグリップ25のステー部27に、係合部57を後方から係合させることで、左右方向、及び車両前方への位置決めがなされる。
図4を参照し、このようなリッドサイドカバー50は、左右サイドカバー部51の前部と、カバー後面部52の上面の左右方向中央部とが、ボルトB2によってフューエルトレー35に締結されている。これにより、リッドサイドカバー50は、フューエルトレー35に締結固定されている。
以上説明したように、上記実施形態における自動二輪車1は、乗員が着座するシート5と、シート5の後方に配置される給油口33と、給油口33が配置される空間Kを開閉可能に覆うフューエルリッド40と、シート5の左右方向両側にそれぞれ設けられ、シート5の下方からシート5の後方に向かって延出するとともに、後端部が上面視でフューエルリッド40の左右方向両側に配置される左右一対のリヤグリップ25と、を備える。
この構成によれば、リヤグリップ25が、上面視でフューエルリッド40の左右両側に配置されているので、フューエルリッド40を開放した状態で、左右一対のリヤグリップ25の間から給油口33に容易にアクセスすることができる。したがって、シート5後方に給油口33を配置してフューエルリッド40で覆った自動二輪車1において、シート5後方にリヤグリップ25を配置しつつ給油口33へのアクセス性を高めることができる。また、フューエルリッド40を備えることで、給油口33が損傷したり、空間Kに外部からごみ等が侵入することを抑制できる。
上記自動二輪車1は、給油口33の周囲を囲うように設けられて空間Kを形成するフューエルトレー35と、フューエルリッド40の左右方向両側に、フューエルリッド40の外側縁40cに沿って車両前後方向に延びる左右一対のサイドカバー部51を有するリッドサイドカバー50と、を備える。
この構成によれば、フューエルリッド40の左右両側に、車体カバーと別体のリッドサイドカバー50のサイドカバー部51が設けられることにより、給油口33にアクセスする際や、フューエルリッド40を開閉する際に、給油ノズルやフューエルリッド40等が車体のリヤカバー9(リヤサイドカバー16)等に直接干渉することを抑えることができる。これにより、リッドサイドカバー50により、リヤカバー9(リヤサイドカバー16)等を保護することが可能となる。
上記自動二輪車1において、リッドサイドカバー50は、左右一対のサイドカバー部51と一体に設けられて左右一対のサイドカバー部51同士を接続するカバー接続部53を備える。リッドサイドカバー50は、フューエルトレー35に締結されている。フューエルリッド40を開閉可能に支持する回動軸41は、フューエルトレー35に配設されている。
この構成によれば、リッドサイドカバー50は、カバー接続部53によって左右一対のサイドカバー部51同士が接続されているので、部品点数を削減し、部品組付け性を高めることができる。また、リッドサイドカバー50がフューエルトレー35に締結され、フューエルリッド40の回動軸41がフューエルトレー35に配設されることにより、フューエルリッド40とリッドサイドカバー50との位置合わせを精度良く行うことができる。
上記自動二輪車1において、リッドサイドカバー50は、フューエルリッド40が空間Kを開放した状態でフューエルリッド40と当接する位置に、フューエルリッド40側に凸となる凸部55が形成されている。
この構成によれば、リッドサイドカバー50は、空間Kを開放した状態でフューエルリッド40と当接する位置に凸部55が形成されることにより、フューエルリッド40が空間Kを開放する際に、リッドサイドカバー50に対して位置合わせされるとともに、フューエルリッド40の開き方向の勢いを抑えることができる。
上記自動二輪車1において、左右一対のリヤグリップ25は、それぞれ下方に延びて車体に連結されるステー部27を有し、リッドサイドカバー50は、ステー部27に係合する係合部57を備えている。
この構成によれば、リッドサイドカバー50の係合部57がリヤグリップ25のステー部27に係合することにより、リッドサイドカバー50をリヤグリップ25に対して精度良く位置合わせすることができる。
上記自動二輪車1において、フューエルリッド40を空間Kを閉塞した状態に拘束するリッドキャッチ48が、フューエルトレー35に設けられている。
この構成によれば、リッドキャッチ48がフューエルトレー35に設けられることにより、フューエルリッド40の厚みを抑えることができ、フューエルリッド40を開いた状態で、給油口33にアクセスする開口部を大きく確保し、給油口33へのアクセス性を高めることができる。
上記自動二輪車1において、上面視でシート5と重なる位置に、左右一対のリヤグリップ25と一体に設けられて左右一対のリヤグリップ25同士を接続するグリップ接続部28を備える。
この構成によれば、左右一対のリヤグリップ25同士を接続するグリップ接続部28を備えることにより、左右一対のリヤグリップ25同士が位置ズレすることを抑え、リヤグリップ25の取付位置精度を高めることができる。また、左右一対のリヤグリップ25が、より強固なものとなり、リヤグリップ25上に荷物等を載せた場合にも、荷物等の荷重を十分に支持することができる。グリップ接続部28はシート5下方に配置することで、外観への影響を抑えることができる。
上記自動二輪車1において、左右一対のリヤグリップ25は、側面視でフューエルリッド40よりも上方において車両前後方向に延びる延伸部29を有し、延伸部29は、フューエルリッド40の車両前後方向の長さLの半分よりも長く形成されている。
この構成によれば、リヤグリップ25が、側面視でフューエルリッド40よりも上方に、フューエルリッド40の車両前後方向の長さLの半分よりも長く形成された延伸部29を有することにより、リヤグリップ25上に荷物等を載せた場合に、荷物等を安定して支持することができるとともに、荷物等がフューエルリッド40に直接接触することを抑え、フューエルリッド40を保護することができる。
上記自動二輪車1において、左右一対のリヤグリップ25は、上面視で、給油口33の周囲におけるリヤグリップ25同士の間隔S1が、給油口33よりも車両後方側におけるリヤグリップ25同士の間隔S2よりも拡大して設けられている。
この構成によれば、上面視で、給油口33の周囲におけるリヤグリップ25同士の間隔S1が拡大されていることにより、給油口33へのアクセス性を高めることができる。
上記自動二輪車1において、フューエルリッド40は、車両前後方向の前端側に配置された回動軸41を中心に回動して、空間Kを車両後方に向けて開放可能であり、回動軸41は、上面視でシート5と重なる位置に配置されている。
この構成によれば、シート5後方の給油口33を覆うフューエルリッド40が車両後方に向けて開放するので、車両後方からの給油作業を行いやすくすることができる。また、フューエルリッド40の回動軸41が、上面視でシート5と重なる位置に配置されることにより、回動軸41を目立たずに配置でき、外観性を向上させることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、リッドサイドカバー50は、後面部52を一体に備えるようにしたが、後面部52を備えずに、左右一対のサイドカバー部51と、カバー接続部53とを有した平面視コ字状とすることも可能である。
また、フューエルリッド40の回動軸41(ヒンジ46)は、フューエルトレー35に支持する構成としたが、回動軸41(ヒンジ46)をリッドサイドカバー50に支持するようにしてもよい。
また、凸部55を、リッドサイドカバー50の左右一対のサイドカバー部51の前部に設けるようにしたが、凸部55は、左右一対のサイドカバー部51の前後方向中間部や後部に設けるようにしてもよい。
前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれ、かつ電気モータを原動機に含む車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 シート
25 リヤグリップ
27 ステー部
28 グリップ接続部
29 延伸部
33 給油口
35 フューエルトレー
40 フューエルリッド
40c 外側縁
41 回動軸
48 リッドキャッチ
50 リッドサイドカバー
51 サイドカバー部
53 カバー接続部
55 凸部
57 係合部
K 空間(給油口配置部位)
S1、S2 間隔

Claims (11)

  1. 乗員が着座するシート(5)と、
    前記シート(5)の後方に配置される給油口(33)と、
    前記給油口(33)が配置される給油口配置部位(K)を開閉可能に覆うフューエルリッド(40)と、
    前記シート(5)の後方に向かって延出するとともに、上面視で前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に配置される左右一対のリヤグリップ(25)と、を備え
    前記フューエルリッド(40)は、車両前後方向の前端側に配置された回動軸(41)を中心に回動して、前記給油口配置部位(K)を車両後方に向けて開放可能であり、前記回動軸(41)は、上面視で前記シート(5)と重なる位置に配置され、
    前記フューエルリッド(40)における前記シート(5)の下後方に位置する部位には、リッド凹部(42)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記リッド凹部(42)は、車両前後方向で前方側に位置する第一傾斜面(42a)と、後方側に位置する第二傾斜面(42b)と、を形成しており、前記フューエルリッド(40)が開放状態にあるとき、前記第二傾斜面(42b)は、前記シート(5)の後端面(5c)と前後方向で対向することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記給油口(33)の周囲に設けられて前記給油口配置部位(K)を形成するフューエルトレー(35)と、
    前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に、前記フューエルリッド(40)の外側縁(40c)に沿って車両前後方向に延びる左右一対のサイドカバー部(51)を有するリッドサイドカバー(50)と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記リッドサイドカバー(50)は、前記フューエルトレー(35)に結合され、
    前記フューエルリッド(40)は、前記フューエルトレー(35)または前記リッドサイドカバー(50)に支持されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記フューエルリッド(40)は前端傾斜部(40e)を備え、
    前記前端傾斜部(40e)は、前記シート(5)の後端部の下方に入り込むように配置され、
    前記リッドサイドカバー(50)は、前記フューエルリッド(40)が前記給油口配置部位(K)を開放した状態で前記前端傾斜部(40e)と当接する位置に、前記フューエルリッド(40)側に凸となる凸部(55)が形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記フューエルリッド(40)は、左右方向両側に、上面視で車両前後方向に延びる左右リッド外側縁(40c)を有しており、
    前記左右リッド外側縁(40c)は、上面視で左右一対の前記リヤグリップ(25)の後部内側縁(25c)と略平行をなしており、
    前記フューエルリッド(40)は、上面視で左右一対の前記リヤグリップ(25)と重ならないように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 左右一対の前記リヤグリップ(25)は、それぞれ下方に延びて車体に連結されるステー部(27)を有し、
    前記リッドサイドカバー(50)は、前記ステー部(27)に係合する係合部(57)を備えることを特徴とする請求項3から6の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記フューエルリッド(40)を前記給油口配置部位(K)を閉塞した状態に拘束するリッドキャッチ(48)を備え、
    前記リッドキャッチ(48)は、前記フューエルトレー(35)に設けられていることを特徴とする請求項3から7の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  9. 上面視で前記シート(5)と重なる位置に、左右一対の前記リヤグリップ(25)同士を一体に接続するグリップ接続部(28)を備えることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  10. 左右一対の前記リヤグリップ(25)は、車両前後方向に延びる延伸部(29)を有し、前記延伸部(29)は、前記フューエルリッド(40)の車両前後方向の長さ(L)の半分よりも長く形成されることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の鞍乗り型車両。
  11. 乗員が着座するシート(5)と、
    前記シート(5)の後方に配置される給油口(33)と、
    前記給油口(33)が配置される給油口配置部位(K)を開閉可能に覆うフューエルリッド(40)と、
    前記シート(5)の後方に向かって延出するとともに、上面視で前記フューエルリッド(40)の左右方向両側に配置される左右一対のリヤグリップ(25)と、を備え、
    左右一対の前記リヤグリップ(25)は、車両前後方向に延びる延伸部(29)を有し、前記延伸部(29)は、前記フューエルリッド(40)の車両前後方向の長さ(L)の半分よりも長く形成され、
    左右一対の前記リヤグリップ(25)は、前記延伸部(29)よりも前方に、上面視で前記延伸部(29)に対して左右方向外側に凹む凹部(25e)を有し、左右一対の前記リヤグリップ(25)の前記凹部(25e)の間に前記給油口(33)が配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
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