JPH06137018A - ヒンジ内蔵型リッド構造 - Google Patents

ヒンジ内蔵型リッド構造

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JPH06137018A
JPH06137018A JP28988092A JP28988092A JPH06137018A JP H06137018 A JPH06137018 A JP H06137018A JP 28988092 A JP28988092 A JP 28988092A JP 28988092 A JP28988092 A JP 28988092A JP H06137018 A JPH06137018 A JP H06137018A
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JP
Japan
Prior art keywords
hinge
lid
protrusion
rib
cover plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP28988092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH06137018A publication Critical patent/JPH06137018A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料やオイル等の給油中、フューエルリッド
を開いた状態に保持する。 【構成】 ヒンジアーム6の回転軸まわりに、回転軸と
直角方向に突起10を設け、ヒンジ軸受側にリブ14を
設け、ヒンジアーム6を回動させたときに、リブ14が
突起10を乗り越えて突起10を掛止することにより、
リッドが開いた状態が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒンジ内蔵型リッド構造
に係り、特に車両用フューエルリッド等に好適な、開閉
構造に節度を付けたヒンジ内蔵型リッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガソリンを使用する車両用の燃
料タンクのキャップは、使用燃料が引火性を持つので、
保安上の点からフューエルリッドで覆われている。ま
た、フューエルリッドには、表面に突起物を無くして安
全性を高めたり、空気抵抗を小さくしたり、車両の外観
を美しくする目的で、ヒンジ内蔵型リッド構造が採用さ
れている。
【0003】乗用車用のフューエルリッドは、車内の運
転席近くに設けられたレバー操作によってケーブルを引
っ張り、その先端に設けられた掛け金を外すことによ
り、そのロックが解除される構造を採用するものが多
い。原動機付き自転車や自動二輪車では、キー付きの燃
料キャップを備えたものや、フューエルキャップとオイ
ルタンクキャップを覆うフューエルリッドを備えたもの
がある。いずれのフューエルリッドにおいても、オイル
或いはガソリンを給油する場合には、フューエルリッド
は開いた状態で静止していることが望ましいため、フュ
ーエルリッドの開閉構造に節度を付けることが行われて
いる。
【0004】従来のフューエルリッドは、ヒンジ部の摩
擦抵抗を利用してリッド開閉時の節度を付けたものや、
ヒンジアームの側面にヒンジの軸心方向に平行な方向に
突起を設け、アームの回動時、アーム貫通穴の穴面とア
ーム突起にて節度を付けたもの(図7,図8)がある。
また、ヒンジ部に設けたバネにより、フューエルリッド
のロックが外された状態では、バネの復原力によりリッ
ドが開いた状態を保つものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フューエルリッドにおいては、例えば、摩擦抵抗を利用
して節度を付けるものは、ヒンジ部組付時に摩擦抵抗を
調整するため、バラツキを生じ易く、また生産時の作業
性も悪いという問題点があった。また、アーム貫通穴の
穴面とアーム突起にて節度を付けるものは、穴面が突起
を乗り越える際に、塗装部品の場合キズ等を生じ易く品
質感を損ねるという問題点があった。
【0006】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、部
品点数が少なく、組み立て時に調整作業を必要とせず、
また、外部に露出する塗装部品にキズなどを生じること
を無くした安価なヒンジ構造を持つ車両用フューエルリ
ッドを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、本体
の表面の一部を構成するリッド蓋板と、ヒンジ軸と、前
記リッド蓋板と前記ヒンジ軸とを接続するヒンジアーム
とを含み、本体の内部に設けられたヒンジ軸受の軸心を
中心に、前記ヒンジ軸が回動することにより、前記ヒン
ジアームを介して前記リッド蓋板が開閉可能なリッド構
造において、ヒンジアームのヒンジ側端部にヒンジ軸心
方向に対して直角方向に突起を設け、前記突起に対向す
るリブをヒンジ軸受に対する位置を固定して設け、ヒン
ジアームを回動させたときに、前記リブが前記突起を乗
り越えて前記突起を掛止することにより、リッドが開い
た状態が保持されるようにして前記課題を解決するもの
である。
【0008】
【作用】本発明においては、例えば図1に示すように、
ヒンジ回転中心を基準にヒンジアームが回動し、それと
同時にヒンジアームに設けられた突起も回動する。 リ
ッド蓋板が十分に開くまでヒンジアームが回動すると、
突起がリブを乗り越えて、その位置に突起が掛止される
ことにより、リッドの開いた状態が保たれる。
【0009】
【実施例】次に図面を参照して本発明の一実施例を詳し
く説明する。図2に示すスクータの全体図において、シ
ート3の下部から車体後部を覆う上部フレームカバー2
の上面、即ちシート後部にフューエルリッド1が配設さ
れている。図3に示す様に、フューエルリッド1は、リ
ッド蓋板4と、2本のヒンジアーム5、6と、フューエ
ルリッドロック15と、ヒンジボス(図3では隠れて見
えない)7、8とを含み、その他必要に応じて補強部材
が使われている。フューエルリッドロック15を除き、
フューエルリッド1は合成樹脂等で一体成型されてもよ
い。フューエルリッドロック15を解除することによ
り、フューエルリッド1を開くことが可能となり、リッ
ド内部に配置されたフューエルキャップ16及びオイル
タンクキャップ17を外してそれぞれガソリン又はオイ
ルを補給することができる。
【0010】図6では、図3で隠れていたヒンジアーム
5、6の端部のヒンジボス(ヒンジ軸)7、8と、この
ヒンジボス7、8とそれぞれ枢着するヒンジ軸受11、
12の詳細を示す。また、ヒンジアーム5、6のそれぞ
れの端部には、それぞれ突起9、10が設けられてい
る。一方、ヒンジ軸受11、12には、フューエルリッ
ド1を組みつける際のガイドとともにリブ13、14が
設けられている。
【0011】フューエルリッド1の取り付けは、図3に
示すヒンジ用穴に、図4に示すリッド取り付け方向より
ヒンジアーム5、6を通し、上部フレームカバー2に設
けられたヒンジ穴にパチンとはめ込む。はめ込む際は、
ヒンジアーム5、6のボス7、8がヒンジに設けられた
ガイド(図6に示す)に従ってスライドし、ヒンジアー
ム5、6を内側に弾性変形させながら、ヒンジ軸受1
1、12の穴にボス7、8を落し込み取り付けを完了す
る。この時、スクリュウ等の締付や、摩擦抵抗の調整が
無いので生産性が高くなる。前記はめ込みが完了すれ
ば、ヒンジアームが通常状態に戻り、外れる事はない。
【0012】前記のようにオイル或いはガソリンを給油
する場合は、フューエルリッドは開いた状態で掛止して
いる事が望ましいため、図1及び図5に示すように、フ
ューエルリッド1のヒンジアーム5、6側には突起形状
9、10を、上部フレームカバー2のヒンジ軸受11、
12には縦のヒンジリブ13、14をそれぞれ設ける。
【0013】図1にフューエルリッド1の通常(閉じ
た)状態と開いた状態のヒンジアーム5、6とヒンジ軸
受のリブ13、14との位置関係を示す。給油する場合
には、エンジンキーにてフューエルリッド1のロック1
5を解除し、フューエルリッド1を開く。フューエルリ
ッドを開くにつれて、ヒンジ回動中心を基準にヒンジア
ームが回動し、同時にヒンジアームの突起も回動する。
回動の角度が約80°に達すると、この突起は、図6に
示すヒンジの穴とボスとのガタ等によりリブを乗り越え
てリッドは開いた状態となる。突起はリブの先端下面R
部に接触しリッドが閉じない様節度を付ける。リッドを
再び閉じる時は、リッドを前方に押し、突起が再びリブ
先端下面のR部を乗り越えてフリーの状態となる。
【0014】以上、本発明について、好適な実施例につ
いて説明したが、これは、本発明を限定するものではな
い。発明の範囲は、前記特許請求の範囲によってのみ限
定されるべきである。また、発明の精神の範囲で、多様
な変更が当業者にとって明らかであろう。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、フューエルリッド組立の部品点数を削減することが
出来るという効果がある。また、ヒンジ部組付け時に、
摩擦抵抗の調整などの調整作業が無いのでフレームカバ
ー、リッド等の組付作業性が向上して、製造原価の低減
が計れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のヒンジ内蔵型リッド構造のヒ
ンジ構造を示す側面図である。
【図2】図2は、本発明のヒンジ内蔵型リッド構造をフ
ューエルリッドに用いたスクータの側面図である。
【図3】図3は、スクータの後部斜視図である。
【図4】図4は、フューエルリッド取付方法を示す側面
図である。
【図5】図5は、フューエルリッドの開閉状態を示す斜
視図である。
【図6】図6は、ヒンジ部の詳細を示す斜視図である。
【図7】図7は、従来のフューエルリッドを示す斜視図
である。
【図8】図8は、従来のフューエルリッドの掛止構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 フューエルリッド 2 上部フレームカバー 3 シート 4 リッド蓋板 5、6 ヒンジアーム 7、8 ヒンジボス 9、10 突起 11、12 ヒンジ軸受 13、14 ヒンジリブ 15 フューエルリッドロック 16 フューエルキャップ 17 オイルタンクキャップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の表面の一部を構成するリッド蓋板
    と、ヒンジ軸と、前記リッド蓋板と前記ヒンジ軸とを接
    続するヒンジアームとを含み、本体の内部に設けられた
    ヒンジ軸受の軸心を中心に、前記ヒンジ軸が回動するこ
    とにより、前記ヒンジアームを介して前記リッド蓋板が
    開閉可能なリッド構造において、 ヒンジアームのヒンジ側端部にヒンジ軸心方向に対して
    直角方向に突起を設け、 前記突起に対向するリブをヒンジ軸受に対する位置を固
    定して設け、 ヒンジアームを回動させたときに、前記リブが前記突起
    を乗り越えて前記突起を掛止することにより、リッドが
    開いた状態が保持されるようになっていることを特徴と
    するヒンジ内蔵型リッド構造。
JP28988092A 1992-10-28 1992-10-28 ヒンジ内蔵型リッド構造 Pending JPH06137018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28988092A JPH06137018A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ヒンジ内蔵型リッド構造

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JP28988092A JPH06137018A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ヒンジ内蔵型リッド構造

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JPH06137018A true JPH06137018A (ja) 1994-05-17

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ID=17748970

Family Applications (1)

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JP28988092A Pending JPH06137018A (ja) 1992-10-28 1992-10-28 ヒンジ内蔵型リッド構造

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JP (1) JPH06137018A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100812427B1 (ko) * 2006-12-15 2008-03-10 현대자동차주식회사 차량용 연료도어
JP2018047717A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 トヨタ自動車株式会社 蓋開閉構造
JP2021054239A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100812427B1 (ko) * 2006-12-15 2008-03-10 현대자동차주식회사 차량용 연료도어
JP2018047717A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 トヨタ自動車株式会社 蓋開閉構造
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