JP7225291B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
しかし、鉄製の燃料タンクであれば、タンクバッグ等の物品をマグネットで容易に装着することができるが、鉄以外の材質の燃料タンクや樹脂製のトップカバーの場合、マグネットを用いて装着することができない。この場合、ベルトやフック等を用いることとなるが、物品の着脱に手間が掛かるという課題がある。また、ベルトやフック等が露出することで外観を損ねるという課題もある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、外観への影響を抑えつつ燃料タンクまたはトップカバー上に物品を容易かつ確実に装着することができる鞍乗型車両を提供することを目的とする。
この構成によれば、燃料タンク又はトップカバーの上面よりも上方に突出して設けられたステー部材を備えることにより、ステー部材を利用して、タンクバッグ等の物品を容易かつ確実に装着することができる。また、車両に設けたステー部材を用いることで、物品の装着に要するベルトやフック等の別途の固定具を減らし、外観への影響を抑えることができる。
ステー部材が左右一対で設けられていることにより、タンクバッグ等の物品を安定的に装着することができる。
左右一対のステー部材の前部の間に移動規制部材を備えるので、移動規制部材の後方かつ左右一対のステー部材の間にタンクバッグ等の物品の少なくとも一部を配置すれば、この物品が走行中に前方に移動することを規制することができる。
この構成によれば、ステー部材が、前部脚部と後部脚部との間に、上面から上方に隙間をあけて配置された中間ステー部を備えるので、中間ステー部と上面との間に、タンクバッグ等の物品を装着するためのベルトなどを通すことができ、物品の装着を容易かつ確実にすることができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材の左右方向の間隔が、前方から後方に向けて漸次縮小しているので、タンクバッグ等の物品の少なくとも一部を左右一対のステー部材の間に配置すれば、この物品が走行中に後方にずれることを抑えることができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材と移動規制部材とが一体に形成されることにより、部品点数を削減することができる。また、移動規制部材を介して左右一対の移動規制部材が連結されるので、両部材の強度を高めることができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材の間に燃料タンクの給油口を備えるので、限られた空間内でステー部材および給油口を効率良く配置することができる。
この構成によれば、ステー部材に上向き面を備えることにより、ステー部材上に載置したタンクバッグ等の物品を安定的に保持することができる。
図1は、鞍乗型車両の一例としての自動二輪車1を示す。自動二輪車1は、バータイプのハンドル2によって操向される前輪3と、エンジン11を含むパワーユニット10によって駆動される後輪4とを備える。以下、自動二輪車を単に「車両」ということがある。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21とピボットフレーム26とを連結する。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21の下部から斜め後下方に延びるように左右一対に設けられている。
傾斜フレーム24は、メインフレームとダウンフレームとをトラス状に接続するように複数設けられている。
ピボットフレーム26は、メインフレーム22の後端部から下方に延びるように左右一対に設けられている。
リアステー28は、ピボットフレーム26の上部とシートレール27の後部とを連結する。リアステー28は、ピボットフレーム26の上部から斜め後上方に延びるように左右一対に設けられている。
トップカバー60上には、左右方向に間隔Wを空けて並ぶ左右一対のステー部材50が設けられている。左右一対のステー部材50の間には、給油口63が配置されている。各ステー部材50は、トップカバー60の上面60tよりも上方に突出して設けられている。各ステー部材50は、前部脚部51と、後部脚部52と、中間ステー部53と、を一体に備えている。
この構成によれば、トップカバー60の上面60tよりも上方に突出して設けられたステー部材50を備えることにより、ステー部材50を利用して、タンクバッグ100等の物品を容易かつ確実に装着することができる。また、車両に設けたステー部材50を用いることで、物品の装着に要するベルトやフック等の別途の固定具を減らし、外観への影響を抑えることができる。
この構成によれば、ステー部材50が、前部脚部51と後部脚部52との間に、上面60tから上方に隙間Sをあけて配置された中間ステー部53を備えるので、中間ステー部53と上面60tとの間に、タンクバッグ100等の物品を装着するためのベルトなどを通すことができ、物品の装着を容易かつ確実にすることができる。
この構成によれば、ステー部材50が左右一対で設けられていることにより、タンクバッグ100を安定的に装着することができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材50の左右方向の間隔Wが、前方から後方に向けて漸次縮小しているので、タンクバッグ100等の物品の少なくとも一部を左右一対のステー部材50の間に配置すれば、この物品が走行中に後方にずれることを抑えることができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材50の前部の間に移動規制部材55を備えるので、移動規制部材55の後方かつ左右一対のステー部材50の間にタンクバッグ100等の物品の少なくとも一部を配置すれば、この物品が走行中に前方に移動することを規制することができる。
この構成によれば、左右一対のステー部材50と移動規制部材55とが一体に形成されることにより、部品点数を削減することができる。また、移動規制部材55を介して左右一対の移動規制部材55が連結されるので、両部材の強度を高めることができる。
左右一対のステー部材50の間に燃料タンク7の給油口63を備えるので、限られた空間内でステー部材50および給油口63を効率良く配置することができる。
ステー部材50に上向き面50tを備えることにより、ステー部材50上に載置したタンクバッグ100等の物品を安定的に保持することができる。
例えば、上記実施形態では、ステー部材を、燃料タンクの上方を覆うトップカバー上に設けたが、これに限らない。ステー部材は、ハンドルとシートとの間で上方を向く上面を有する燃料タンク自体に設けるようにしてもよい。また、ステー部材は、ハンドルとシートとの間で上方を向く上面を有する部材であれば、燃料タンク以外にも物品収容部およびエアクリーナーボックス等に設けてもよく、かつこれらの上方を覆うトップカバー上に設けてもよい。
左右ステー部材の間に搭載する物品は、タンクバックに限らず、キャリアやボックス等でもよく、またナビゲーション装置やバッテリ等の各種電装部品でもよい。左右ステー部材が車体を取り回す際のグリップや後部同乗者が把持するグリップを兼ねてもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
2 ハンドル
6 シート
7 燃料タンク
20 車体フレーム
50 ステー部材
50t 上向き面
51 前部脚部
52 後部脚部
53 中間ステー部
55 移動規制部材
60 トップカバー
60t 上面
63 給油口
100 タンクバック(物品)
Claims (6)
- 車体フレーム(20)と、
前記車体フレーム(20)の前部に転舵可能に支持され、乗員が把持するハンドル(2)と、
前記ハンドル(2)の後方に配置され、前記乗員が着座するシート(6)と、
前記ハンドル(2)と前記シート(6)との間に配置され、上方を向く上面(60t)を有した燃料タンク(7)又はトップカバー(60)と、
前記燃料タンク(7)又は前記トップカバー(60)の前記上面(60t)よりも上方に突出して設けられたステー部材(50)と、を備え、
前記ステー部材(50)は、左右方向に間隔(W)をあけて左右一対に設けられ、
左右方向で左右一対の前記ステー部材(50)の前部の間に配置され、前記上面(60t)から上方に突出し、左右一対の前記ステー部材(50)の間に配置された物品の前方への移動を規制する移動規制部材(55)をさらに備えることを特徴とする鞍乗型車両(1)。 - 前記ステー部材(50)は、
前記上面(60t)に固定された前部脚部(51)と、
前記前部脚部(51)に対して後方に離間して配置され、前記上面(60t)に固定された後部脚部(52)と、
前記前部脚部(51)と前記後部脚部(52)との間で、前記上面(60t)から上方に隙間(S)をあけて配置され、前後方向に延びる中間ステー部(53)と、を一体に備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両(1)。 - 左右一対の前記ステー部材(50)の左右方向の間隔(W)は、前方から後方に向けて漸次縮小していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両(1)。
- 左右一対の前記ステー部材(50)と前記移動規制部材(55)とは、互いに一体に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
- 前記左右一対の前記ステー部材(50)の間に、前記燃料タンク(7)の給油口(63)が配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
- 前記ステー部材(50)は、上方を向く上向き面(50t)を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021041008A JP7225291B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021041008A JP7225291B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 鞍乗型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022140928A JP2022140928A (ja) | 2022-09-29 |
JP7225291B2 true JP7225291B2 (ja) | 2023-02-20 |
Family
ID=83402716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021041008A Active JP7225291B2 (ja) | 2021-03-15 | 2021-03-15 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7225291B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006003234U1 (de) | 2006-03-01 | 2006-04-20 | Hsu, Chun-Jen, Yingge | Befestigungsgestell für Tankreiserucksack |
JP2011173460A (ja) | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
-
2021
- 2021-03-15 JP JP2021041008A patent/JP7225291B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006003234U1 (de) | 2006-03-01 | 2006-04-20 | Hsu, Chun-Jen, Yingge | Befestigungsgestell für Tankreiserucksack |
JP2011173460A (ja) | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
"バイクツーリング携行品インプレ2~タンクバッグ編~",日本,2007年11月05日,URL:https://capel.at.webry.info/200711/article_4.html,[令和4年11月14日検索] |
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---|---|
JP2022140928A (ja) | 2022-09-29 |
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