JP7055216B2 - 鞍乗り型電動車両 - Google Patents

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62J9/00Containers specially adapted for cycles, e.g. panniers or saddle bags
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M7/00Motorcycles characterised by position of motor or engine
    • B62M7/02Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels

Description

本発明は、鞍乗り型電動車両に関するものである。
本願は、2018年9月27日に、日本に出願された特願2018-181660号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
鞍乗り型電動車両として、駆動用のモータ、およびモータに電力を供給するバッテリユニットを備え、モータおよびバッテリユニットを車体フレームに支持させたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、電動モータおよびバッテリをケースに収納してパワーユニットアッセンブリを構成し、ケースがフレームに組み付けられた電動二輪車が記載されている。
日本国特開2012-96594号公報
しかしながら、モータおよびバッテリユニットは重量物であるため、車体フレームとの締結構造によって操舵性能が変化する可能性がある。このため、モータおよびバッテリユニットと車体フレームとの締結構造においては、車両の操舵性能を向上させるために改善の余地がある。
そこで本発明は、操舵性能の向上が図られた鞍乗り型電動車両を提供するものである。
(1)本発明の一態様に係る鞍乗り型電動車両は、車両駆動用のモータ(40)と、前記モータ(40)の電源であって、前記モータ(40)の前方および上方に配置され、前記モータ(40)に固定されたバッテリユニット(50)と、前記モータ(40)および前記バッテリユニット(50)を支持する車体フレーム(5)と、を備え、前記バッテリユニット(50)は、車両前方に向く前面(50a)に、前記車体フレーム(5)に締結される第1締結部(66)を備え、前記第1締結部(66)は、前記モータ(40)よりも上方かつ前方に設けられ、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なっている。
この態様によれば、第1締結部は、モータよりも前方に設けられ、車両前後方向から見て車幅中心に重なっている。これにより、第1締結部において、バッテリユニットが車両前後方向から見て車幅中心を挟んだ両側のそれぞれで車体フレームに締結される場合と比較して、車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにバッテリユニット、およびバッテリユニットに固定されたモータに働く慣性が車体フレームに作用しにくくなる。よって、操舵性能の向上を図ることができる。
しかも、第1締結部は、モータよりも上方に設けられている。これにより、第1締結部には、モータと同じ高さ、またはモータよりも下方に設けられた締結部よりも、モータの重力が小さく作用する。このため、第1締結部の構成を簡素化して軽量化し、第1締結部における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニットと車体フレームとの固定強度が低下することを抑制できる。
以上により、操舵性能の向上が図られた鞍乗り型電動車両を提供できる。
(2)上記(1)に記載の鞍乗り型電動車両において、前記バッテリユニット(50)は、前記モータ(40)の前方に位置する下側バッテリケース(52)と、前記モータ(40)および前記下側バッテリケース(52)の上方に位置する上側バッテリケース(56)と、を備え、前記上側バッテリケース(56)は、前記第1締結部(66)を備え、前記下側バッテリケース(52)は、前記車体フレーム(5)に締結される少なくとも1つの第2締結部(63,65)を備え、前記第1締結部(66)は、前記少なくとも1つの第2締結部(63,65)よりも車幅方向において小さく形成されていてもよい。
この態様によれば、第2締結部が第1締結部よりも下方に設けられることで、第2締結部には第1締結部よりもバッテリユニットおよびモータの重力が大きく作用する。このため、第1締結部を第2締結部よりも車幅方向に小さく形成することで、第2締結部においてバッテリユニットと車体フレームとの固定強度を確保しつつ、第1締結部における締結構造の強度を低く設定することが可能となる。よって、第1締結部において車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容でき、操舵性能の向上を図ることができる。
(3)上記(1)または(2)に記載の鞍乗り型電動車両において、前記バッテリユニット(50)は、前記モータ(40)の前方に位置する下側バッテリケース(52)と、前記モータ(40)および前記下側バッテリケース(52)の上方に位置する上側バッテリケース(56)と、を備え、前記上側バッテリケース(56)は、前記下側バッテリケース(52)よりも車幅方向において小さく形成されていてもよい。
この態様によれば、上側バッテリケースが下側バッテリケースよりも車幅方向において大きく形成されている場合と比較して、バッテリユニットの重心を下げることができる。このため、車両のバンク時におけるバッテリユニットの慣性モーメントを小さくすることができ、操舵性能の向上を図ることができる。
また、上側バッテリケースは、下側バッテリケースよりも乗員に近い位置に配置される。このため、上側バッテリケースが下側バッテリケースよりも車幅方向に小さいことで、バッテリケースの上方に乗員が着座する場合に、バッテリユニットが乗員にとって邪魔になりにくくなる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の鞍乗り型電動車両において、前記バッテリユニット(50)は、前記車体フレーム(5)に締結される、前記第1締結部(66)を含む複数の締結部(61)を備え、前記複数の締結部(61)は、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なっていてもよい。
この態様によれば、バッテリユニットが車両前後方向から見て車幅中心を挟んだ両側のそれぞれで車体フレームに締結された場合と比較して、複数の締結部において車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにバッテリユニット、およびバッテリユニットに固定されたモータに働く慣性がより車体フレームに作用しにくくなる。したがって、操舵性能をより向上させることができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに記載の鞍乗り型電動車両において、前記バッテリユニット(50)は、前記車体フレーム(5)に締結される、前記第1締結部(66)を含む複数の締結部(61)を備え、前記第1締結部(66)は、前記複数の締結部(61)のうち、前記モータ(40)の回転中心(O)から最も離間していてもよい。
この態様によれば、モータの回転中心近傍にはモータの重心が位置するので、第1締結部を複数の締結部のうち最もモータの重心から離れた位置に設けることが可能となる。これにより、モータからバッテリユニットを介して第1締結部に伝わる力を小さくできるので、第1締結部の構成を簡素化して軽量化し、第1締結部における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニットと車体フレームとの固定強度が低下することを抑制できる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかに記載の鞍乗り型電動車両において、前記車体フレーム(5)は、前輪(2)を操向可能に支持するヘッドパイプ(16)と、前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(17)と、前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)と、前記モータ(40)よりも上方において前記一対のメインフレーム(17)と前記ダウンフレーム(19)とを連結するクロス部材(21)と、を備え、前記第1締結部(66)は、車幅方向から見た側面視で、前記メインフレーム(17)と前記ダウンフレーム(19)と前記クロス部材(21)とに囲まれていてもよい。
この態様によれば、第1締結部がヘッドパイプ近傍に配置される。すなわち、第1締結部は、側面視でクロス部材よりも下方に配置される場合と比較して、上方に配置される。これにより、第1締結部における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニットと車体フレームとの固定強度が低下することを抑制できる。
また、側面視で第1締結部が車体フレームに重ならないので、第1締結部へのアクセスが容易となる。したがって、車体フレームとバッテリユニットとの組み付け性を向上させることができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかに記載の鞍乗り型電動車両において、前記第1締結部(66)は、前記バッテリユニット(50)を車両の高さ方向で3分割した場合の最上部の領域に配置されていてもよい。
この態様によれば、第1締結部がモータから離れた位置に配置される。これにより、モータからバッテリユニットを介して第1締結部に伝わる力を小さくできるので、第1締結部の構成を簡素化して軽量化し、第1締結部における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレームに対するバッテリユニットの車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニットと車体フレームとの固定強度が低下することを抑制できる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかに記載の鞍乗り型電動車両において、前記モータ(40)は、前記車体フレーム(5)に締結される上側締結部(45)および下側締結部(44)を備え、前記上側締結部(45)は、前記下側締結部(44)よりも車幅方向において小さく形成されていてもよい。
この態様によれば、上側締結部には下側締結部よりもモータの重力が作用しにくいので、下側締結部における締結構造の強度を低く設定できる。これにより、下側締結部においてモータと車体フレームとの固定強度を確保しつつ、上側締結部において車体フレームに対するモータの車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにモータ、およびモータに固定されたバッテリユニットに働く慣性が車体フレームに作用しにくくなる。よって、操舵性能の向上を図ることができる。
本発明によれば、操舵性能の向上が図られた鞍乗り型電動車両を提供することができる。
実施形態の自動二輪車の左側面図である。 実施形態のパワーユニットの左側面図である。 実施形態のパワーユニットの正面図である。 実施形態のパワーユニットおよび車体フレームの平面図である。 実施形態の前面下締結部近傍の構造を示す斜視図である。 実施形態の前面上締結部近傍の構造を示す斜視図である。 実施形態の下面締結部近傍の構造を示す斜視図である。 実施形態の下側締結部周辺の構造を示す斜視図である。 実施形態の上側締結部周辺の構造を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後上下左右等の方向は、以下に説明する車両における方向と同一とする。すなわち、上下方向は鉛直方向と一致し、左右方向は車幅方向と一致する。また、以下の説明に用いる図中において、矢印UPは上方、矢印FRは前方、矢印LHは左方をそれぞれ示している。
図1は、実施形態の自動二輪車の左側面図である。
図1に示すように、本実施形態の自動二輪車1は、オフロードタイプの鞍乗り型電動車両である。自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、前輪懸架系4と、車体フレーム5と、後輪懸架系6と、パワーユニット7と、シート8と、冷却装置9と、を備える。
前輪懸架系4は、下端部に前輪2を軸支する左右一対のフロントフォーク10と、一対のフロントフォーク10の上部の間に渡って設けられるトップブリッジ11およびボトムブリッジ12と、トップブリッジ11とボトムブリッジ12との間に渡って設けられてヘッドパイプ16内に挿通されるステアリングステム(図示略)と、トップブリッジ11上に支持される操向ハンドル13と、を備える。前輪2は、前輪懸架系4を介して車体フレーム5のヘッドパイプ16によって操向可能に支持されている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ16と、左右一対のメインフレーム17と、左右一対のピボットフレーム18と、単一のダウンフレーム19と、左右一対のロアフレーム20と、左右一対のガセット21(クロス部材)と、クロスメンバ22と、ロアクロスメンバ23と、を備え、これらが溶接等で一体に結合されている。
ヘッドパイプ16は、車体フレーム5の前端に設けられている。ヘッドパイプ16は、ステアリングステムを支持する。一対のメインフレーム17は、ヘッドパイプ16の上部から左右に分岐して後下方に延びている。一対のメインフレーム17は、上方から見た平面視において、ヘッドパイプ16の後方で車幅方向外側に膨らむように湾曲しつつ延びている(図4参照)。一対のピボットフレーム18は、それぞれメインフレーム17の後端部から下方に延びている。ダウンフレーム19は、ヘッドパイプ16の下部から下方へ延びている。ダウンフレーム19には、冷却装置9のラジエータが取り付けられている。一対のロアフレーム20は、ダウンフレーム19の下端部から左右に分岐して後方に延び、それぞれピボットフレーム18の下端部に連結されている。
一対のガセット21は、モータ40よりも上方で、それぞれメインフレーム17とダウンフレーム19とを連結している。一対のガセット21は、それぞれダウンフレーム19の上部から左右に分岐して後方に延び、メインフレーム17の下部に連結されている。クロスメンバ22は、車幅方向に延び、一対のピボットフレーム18の上部間を連結している。クロスメンバ22の車幅方向中央部には、後上方に延出するクッション支持ブラケット22aが固定的に設けられている。クッション支持ブラケット22aには、後述するリアクッション32が連結されている。ロアクロスメンバ23は、車幅方向に延び、一対のピボットフレーム18の下部間を連結している。ロアクロスメンバ23には、後方に延出するリンク支持ブラケット23aが固定的に設けられている。リンク支持ブラケット23aには、後述するリンクアーム34が連結されている。
車体フレーム5は、左右一対のシートレール24と、左右一対のサポートレール25と、をさらに備える。一対のシートレール24は、それぞれピボットフレーム18の上端部に連結され、ピボットフレーム18から後上方に延びている。一対のシートレール24は、シート8を下方から支持している。一対のサポートレール25は、それぞれシートレール24の下方でピボットフレーム18に連結されている。一対のサポートレール25は、ピボットフレーム18から後上方に延び、シートレール24に連結されている。
車体フレーム5は、セミダブルクレードル型とされる。車体フレーム5は、ヘッドパイプ16後方の左右メインフレーム17の下方であって、左右ピボットフレーム18の前方に、モータ40およびバッテリユニット50を含むパワーユニット7を搭載している。車体フレーム5は、単一のダウンフレーム19および左右ロアフレーム20によってパワーユニット7を前方および下方から囲っている。
後輪懸架系6は、後端部に後輪3を軸支するスイングアーム30と、スイングアーム30の前部と一対のピボットフレーム18の下部との間に連結されたリンク機構31と、リンク機構31とクロスメンバ22との間に渡るリアクッション32と、を備える。
スイングアーム30は、車体後部の下方に設けられている。スイングアーム30は、前後に延びている。スイングアーム30の前端部は、左右に分岐した二股状に形成され、一対のピボットフレーム18の上下中間部に、ピボット軸33を介して上下揺動可能に支持される。
リンク機構31は、リンクアーム34と、リンク部材35と、を有する。リンクアーム34は、側面視でスイングアーム30の下方に設けられている。リンクアーム34は、前後に延びている。リンクアーム34の前端部は、ロアクロスメンバ23のリンク支持ブラケット23aに回動可能に連結されている。リンク部材35は、側面視三角形状に形成されている。リンク部材35の上部は、スイングアーム30の前後中間部に回動可能に連結されている。リンク部材35の後下部は、リンクアーム34の後端部に回動可能に連結されている。リンク部材35の前部には、リアクッション32が連結されている。
リアクッション32は、車体後部の車幅中央に設けられている。リアクッション32は、円筒状に形成され、前傾した軸方向(長手方向)に沿って上下に延びている。リアクッション32の上端部は、クロスメンバ22のクッション支持ブラケット22aに回動可能に連結されている。リアクッション32の下端部は、リンク部材35の前部に回動可能に連結されている。
パワーユニット7は、車両駆動用のモータ40と、モータ40の電源であるバッテリユニット50と、モータ40を制御するPCU(パワーコントロールユニット)70と、を備える。モータ40、バッテリユニット50およびPCU70は、互いに固定されて一体化している。パワーユニット7は、車体フレーム5に固定的に支持されている。パワーユニット7は、側面視でダウンフレーム19の後方であって、ロアフレーム20の上方に配置されている。また、パワーユニット7は、一対のメインフレーム17、および一対のピボットフレーム18によって、車幅方向外側から挟まれるように配置されている。パワーユニット7の下部は、ロアフレーム20に取り付けられたアンダーカバー27により覆われている。
図2は、実施形態のパワーユニットの左側面図である。
図2に示すように、モータ40は、パワーユニット7の後部に配置されている。モータ40は、図示しないステータおよびロータと、ステータおよびロータを収容するモータケース41と、を備える。例えば、モータ40は、後輪3に対して、車体後部の左方に配設されたチェーン式の伝動機構を介して連結されている(図1参照)。
バッテリユニット50は、パワーユニット7の前部および上部に配置されている。バッテリユニット50は、モータ40の前方および上方に配置されている。バッテリユニット50は、バッテリ本体(不図示)と、バッテリ本体を収容する中空のバッテリケース51と、を備える。
バッテリケース51は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料により形成されている。バッテリケース51は、下側バッテリケース52と上側バッテリケース56とを備える。下側バッテリケース52および上側バッテリケース56のそれぞれは、バッテリを収容する。下側バッテリケース52および上側バッテリケース56は、互いに締結されている。
図3は、実施形態のパワーユニットの正面図である。
図2および図3に示すように、下側バッテリケース52は、モータ40の前方に位置している。下側バッテリケース52は、上下方向、前後方向および車幅方向に延びる直方体状に形成されている。下側バッテリケース52は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。車幅中心CLは、前後方向から見てヘッドパイプ16の中心軸線に重なる仮想線である。下側バッテリケース52は、車幅方向においてモータ40と略同等の大きさに形成されている。下側バッテリケース52は、モータ40よりも上方に突出している。下側バッテリケース52には、下方から見て一対のロアフレーム20が重なっている(図7参照)。
図2に示すように、下側バッテリケース52は、略水平に延びる仮想平面に沿って上下に分割可能に形成され、下部がケース本体53を構成するとともに、上部が蓋体54を構成している。ケース本体53および蓋体54は、それぞれの開口縁同士を締結する複数の締結具によって互いに固定されている。下側バッテリケース52は、下部においてモータケース41に固定されている。
図2および図3に示すように、上側バッテリケース56は、モータ40および下側バッテリケース52の上方に位置している。上側バッテリケース56は、下側バッテリケース52よりも前後方向に大きく形成されている。上側バッテリケース56は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。上側バッテリケース56は、前後方向から見て略一定の幅で上下方向に延在している。上側バッテリケース56は、車幅方向において下側バッテリケース52よりも小さく形成されている。これにより、下側バッテリケース52は、上側バッテリケース56よりも車幅方向の両側に突出している。
図4は、実施形態のパワーユニットおよび車体フレームの平面図である。
図4に示すように、上側バッテリケース56は、一対のメインフレーム17の間に配置されている。上側バッテリケース56は、一対のガセット21(図1参照)の間に配置されている。上側バッテリケース56は、一対のメインフレーム17の間隔に対応して、前部が前部以外の部分よりも車幅方向に幅狭になるように形成されている。
図2に示すように、上側バッテリケース56の下面は、モータ40および下側バッテリケース52の外面に沿うように段差状に形成されている。上側バッテリケース56の下面は、下側バッテリケース52の蓋体54の上面および後面に密着している。上側バッテリケース56の後面は、クロスメンバ22(図1参照)を避けるように形成されている。上側バッテリケース56の後面は、下部が上部に対して前方に位置するように段差状に形成されている。上側バッテリケース56の前面の上部には、前方に向けて膨出する膨出部57が形成されている。上側バッテリケース56の前面の下部は、下側バッテリケース52の前面と同一平面に沿って延びている。上側バッテリケース56の上面は、前方から後方に向かって略水平に延びた後、下方に傾斜して延びている。
上側バッテリケース56は、上前端部から後方かつ下方に延びる仮想平面に沿って上下に分割可能に形成され、下部がケース本体58を構成するとともに、上部が蓋体59を構成している。蓋体59の全体は、一対のメインフレーム17(図1参照)よりも上方に配置されている。ケース本体58および蓋体59は、それぞれの開口縁同士を締結する複数の締結具によって互いに固定されている。上側バッテリケース56は、下部においてモータケース41に固定されている。
パワーユニット7は、車体フレーム5に締結される複数の締結部を備える。複数の締結部は、バッテリユニット50が備える複数のバッテリユニット締結部61と、モータ40が備える複数のモータ締結部43と、を備える。
複数のバッテリユニット締結部61は、バッテリユニット50における前方に向く前面50aに設けられた前面締結部62と、バッテリユニット50における下方に向く下面に設けられた下面締結部63(第2締結部)と、を備える。
前面締結部62は、下側バッテリケース52の前面に設けられた前面下締結部65(第2締結部)と、上側バッテリケース56の前面に設けられた前面上締結部66(第1締結部)と、を備える。
前面下締結部65は、モータ40と同じ高さの位置に設けられている。例えば、前面下締結部65は、下側バッテリケース52と同一部材で一体的に形成されている。前面下締結部65は、下側バッテリケース52の前面から前方に突出している。前面下締結部65は、後方から前方に向かうに従い上下方向の幅が漸次狭まるように突出している。図3に示すように、前面下締結部65は、車幅方向に延在している。前面下締結部65は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。
図5は、実施形態の前面下締結部近傍の構造を示す斜視図である。
図5に示すように、前面下締結部65は、左右一対の第1マウントブラケット82を介してダウンフレーム19に支持されている。第1マウントブラケット82は、金属板により形成されている。一対の第1マウントブラケット82は、前面下締結部65を車幅方向外側から挟むように配置され、ボルト81によって前面下締結部65に締結されている。例えば、ボルト81は、ナットと組み合わせて一対の第1マウントブラケット82および前面下締結部65を挟むように設けられている。これにより、ボルト81による締結力を、車幅中心CLに交差するように前面下締結部65に作用させることができる。さらに、一対の第1マウントブラケット82は、上下一対のボルト83によって、ダウンフレーム19の下端部に締結されている。これにより、前面下締結部65は、一対の第1マウントブラケット82を介して、ダウンフレーム19に間接的に締結されている。
図2に示すように、前面上締結部66は、モータ40よりも上方かつ前方に設けられている。前面上締結部66は、バッテリユニット50を上下方向で均等に三分割した場合の最上部の領域に配置されている。前面上締結部66は、車幅方向から見た側面視で、メインフレーム17とダウンフレーム19とガセット21とに囲まれている(図1参照)。例えば、前面上締結部66は、上側バッテリケース56と同一部材で一体的に形成されている。前面上締結部66は、上側バッテリケース56の前面から前方に突出している。前面上締結部66は、上側バッテリケース56の前面のうち膨出部57から膨出部57よりも下方にわたる領域から突出している。図3に示すように、前面上締結部66は、車幅方向に延在している。前面上締結部66は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。前面上締結部66は、前面下締結部65よりも車幅方向において小さく形成されている。
図6は、実施形態の前面上締結部近傍の構造を示す斜視図である。
図6に示すように、前面上締結部66は、左右一対の第2マウントブラケット86を介してダウンフレーム19に支持されている。第2マウントブラケット86は、金属板により形成されている。一対の第2マウントブラケット86は、前面上締結部66を車幅方向外側から挟むように配置され、ボルト85によって前面上締結部66に締結されている。例えば、ボルト85は、ナットと組み合わせて一対の第2マウントブラケット86および前面上締結部66を挟むように設けられている。これにより、ボルト85による締結力を、車幅中心CLに交差するように前面上締結部66に作用させることができる。さらに、一対の第2マウントブラケット86は、ダウンフレーム19とガセット21との結合部よりも上方において、上下一対のボルト87によって、ダウンフレーム19に締結されている。これにより、前面上締結部66は、一対の第2マウントブラケット86を介して、ダウンフレーム19に間接的に締結されている。
図2に示すように、下面締結部63は、モータ40よりも下方かつ前方に設けられている。例えば、下面締結部63は、下側バッテリケース52と同一部材で一体的に形成されている。下面締結部63は、下側バッテリケース52の下面から下方に突出している。下面締結部63は、上方から下方に向かうに従い前後方向の幅が漸次狭まるように突出している。図3に示すように、下面締結部63は、車幅方向に延在している。下面締結部63は、前後方向から見て車幅中心CLに重なるように配置されている。下面締結部63は、車幅方向において前面上締結部66よりも大きく形成されている。本実施形態では、下面締結部63は、車幅方向において前面下締結部65と同じ大きさに形成されている。
図7は、実施形態の下面締結部近傍の構造を示す斜視図である。
図7に示すように、下面締結部63は、一対のロアフレーム20に支持されている。下面締結部63は、一対のロアフレーム20から延出する一対の延出部20aによって、車幅方向外側から挟まれている。下面締結部63は、ボルト89によって一対の延出部20aに締結されている。これにより、下面締結部63は、ロアフレーム20に直接締結されている。例えば、ボルト89は、ナットと組み合わせて一対の延出部20aおよび下面締結部63を挟むように設けられている。これにより、ボルト89による締結力を、車幅中心CLに交差するように下面締結部63に作用させることができる。
図2に示すように、上述した複数のバッテリユニット締結部61のうち、前面上締結部66のみ、モータ40の回転中心Oよりも上方に設けられている。モータ40の回転中心Oは、ロータの回転中心である。さらに、前面上締結部66は、パワーユニット7の重心よりも上方に設けられている。前面上締結部66は、複数のバッテリユニット締結部61のうち最もモータ40の回転中心から離間している。
モータ締結部43は、モータケース41に設けられた下側締結部44および上側締結部45を備える。
図8は、実施形態の下側締結部周辺の構造を示す斜視図である。
図2および図8に示すように、下側締結部44は、モータケース41と同一部材で一体的に形成されている。下側締結部44は、モータケース41の後下部から後方に突出している。下側締結部44は、上下方向から見て車幅中心CLに重なっている(図4参照)。下側締結部44には、ピボット軸33が挿通される貫通孔が形成されている。下側締結部44は、スイングアーム30の二股状の前端部に車幅方向両側から挟まれた状態で、ピボット軸33上でピボットフレーム18に締結されている。
図9は、実施形態の上側締結部周辺の構造を示す斜視図である。
図2および図9に示すように、上側締結部45は、モータケース41と同一部材で一体的に形成されている。上側締結部45は、モータケース41の後上部から後上方に突出している。上側締結部45は、車幅中心CL(図3参照)を避けるように車幅方向に分岐して二股状に形成されている。上側締結部45は、左右一対の第3マウントブラケット92を介してクロスメンバ22に支持されている。第3マウントブラケット92は、金属板により形成されている。一対の第3マウントブラケット92は、上側締結部45を車幅方向外側から挟むように配置され、ボルト91によって上側締結部45に締結されている。さらに、一対の第3マウントブラケット92は、上側締結部45よりも上方において、前後一対のボルト93によって、クロスメンバ22に締結されている。これにより、上側締結部45は、一対の第3マウントブラケット92を介して、クロスメンバ22に間接的に締結されている。
図2に示すように、PCU70は、モータドライバであるPDU(Power Drive Unit)や、PDUを制御するECU(Electric Control Unit)等を含む制御装置である。PCU70は、モータ40およびバッテリユニット50の下方に配置されている。PCU70には、下方から見て一対のロアフレーム20が重なっている(図7参照)。PCU70は、回路基板等を収容するケーシングを備えている。PCU70のケーシングは、例えばモータ40のモータケース41と一体化している。
以上に説明したように、本実施形態では、前面上締結部66は、モータ40よりも前方に設けられ、前後方向から見て車幅中心CLに重なっている。これにより、前面上締結部66において、バッテリユニットが前後方向から見て車幅中心CLを挟んだ両側のそれぞれで車体フレームに締結される場合と比較して、車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにバッテリユニット50、およびバッテリユニット50に固定されたモータ40に働く慣性が車体フレーム5に作用しにくくなる。よって、操舵性能の向上を図ることができる。
しかも、前面上締結部66は、モータ40よりも上方に設けられている。これにより、前面上締結部66には、モータ40と同じ高さ、またはモータ40よりも下方に設けられた締結部よりも、モータ40の重力が小さく作用する。このため、前面上締結部66の構成を簡素化して軽量化し、前面上締結部66における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニット50と車体フレーム5との固定強度が低下することを抑制できる。
以上により、操舵性能の向上が図られた自動二輪車1を提供できる。
また、上側バッテリケース56は前面上締結部66を備え、下側バッテリケース52は前面下締結部65および下面締結部63を備える。前面上締結部66は、前面下締結部65および下面締結部63よりも車幅方向に小さく形成されている。この構成によれば、前面下締結部65および下面締結部63が前面上締結部66よりも下方に設けられることで、前面下締結部65および下面締結部63には前面上締結部66よりもバッテリユニット50およびモータ40の重力が大きく作用する。このため、前面上締結部66を前面下締結部65および下面締結部63よりも車幅方向に小さく形成することで、前面下締結部65および下面締結部63においてバッテリユニット50と車体フレーム5との固定強度を確保しつつ、前面上締結部66における締結構造の強度を低く設定することが可能となる。よって、前面上締結部66において車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容でき、操舵性能の向上を図ることができる。
また、上側バッテリケース56は下側バッテリケース52よりも車幅方向において小さく形成されている。この構成によれば、上側バッテリケースが下側バッテリケースよりも車幅方向において大きく形成されている場合と比較して、バッテリユニット50の重心を下げることができる。このため、車両のバンク時におけるバッテリユニット50の慣性モーメントを小さくすることができ、操舵性能の向上を図ることができる。
また、上側バッテリケース56は、下側バッテリケース52よりも乗員に近い位置に配置される。このため、上側バッテリケース56が下側バッテリケース52よりも車幅方向に小さいことで、バッテリケース51の上方に乗員が着座する場合に、バッテリユニット50が乗員にとって邪魔になりにくくなる。
また、前面上締結部66、前面下締結部65および下面締結部63を含む複数のバッテリユニット締結部61は、前後方向から見て車幅中心CLに重なっている。この構成によれば、バッテリユニットが前後方向から見て車幅中心CLを挟んだ両側のそれぞれで車体フレームに締結された場合と比較して、複数のバッテリユニット締結部61において車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにバッテリユニット50、およびバッテリユニット50に固定されたモータ40に働く慣性がより車体フレーム5に作用しにくくなる。したがって、操舵性能をより向上させることができる。
また、前面上締結部66は、複数のバッテリユニット締結部61のうち、モータ40の回転中心Oから最も離間している。この構成によれば、モータ40の回転中心Oの近傍にはモータ40の重心が位置するので、前面上締結部66を複数のバッテリユニット締結部61のうち最もモータ40の重心から離れた位置に設けることが可能となる。これにより、モータ40からバッテリユニット50を介して前面上締結部66に伝わる力を小さくできるので、前面上締結部66の構成を簡素化して軽量化し、前面上締結部66における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニット50と車体フレーム5との固定強度が低下することを抑制できる。
また、前面上締結部66は、車幅方向から見た側面視で、メインフレーム17とダウンフレーム19とガセット21とに囲まれている。この構成によれば、前面上締結部66がヘッドパイプ16近傍に配置される。すなわち、前面上締結部66は、側面視でガセット21よりも下方に配置される場合と比較して、上方に配置される。これにより、前面上締結部66における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニット50と車体フレーム5との固定強度が低下することを抑制できる。
また、側面視で前面上締結部66が車体フレーム5に重ならないので、前面上締結部66へのアクセスが容易となる。したがって、車体フレーム5とバッテリユニット50との組み付け性を向上させることができる。
また、前面上締結部66は、バッテリユニット50を上下方向で3分割した場合の最上部の領域に配置されている。この構成によれば、前面上締結部66がモータ40から離れた位置に配置される。これにより、モータ40からバッテリユニット50を介して前面上締結部66に伝わる力を小さくできるので、前面上締結部66の構成を簡素化して軽量化し、前面上締結部66における締結構造の強度を低く設定できる。よって、車体フレーム5に対するバッテリユニット50の車幅方向への揺れを許容しても、バッテリユニット50と車体フレーム5との固定強度が低下することを抑制できる。
また、モータ40は、車体フレーム5に締結される上側締結部45および下側締結部44を備える。上側締結部45は、下側締結部44よりも車幅方向において小さく形成されている。この構成によれば、上側締結部45には下側締結部44よりもモータ40の重力が作用しにくいので、下側締結部44における締結構造の強度を低く設定できる。これにより、下側締結部44においてモータ40と車体フレーム5との固定強度を確保しつつ、上側締結部45において車体フレーム5に対するモータ40の車幅方向への揺れを許容できる。このため、車両のバンク時などにモータ40、およびモータ40に固定されたバッテリユニット50に働く慣性が車体フレーム5に作用しにくくなる。よって、操舵性能の向上を図ることができる。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、オフロード走行用の自動二輪車への適用を例に説明したが、車両の用途については何ら限定するものではない。
例えば、前記鞍乗り型電動車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)の車両も含まれる。また、本発明は、自動二輪車のみならず、自動車等の四輪の車両にも適用可能である。
また、複数のバッテリユニット締結部61の配置は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、複数のバッテリユニット締結部61のうち前面上締結部66のみがモータ40よりも上方かつ前方でバッテリユニット50の前面50aに設けられているが、これに限定されない。すなわち、バッテリユニット50の前面50aには、モータ40よりも上方かつ前方に、複数の締結部が設けられていてもよい。この場合には、モータ40よりも上方かつ前方においてバッテリユニット50の前面50aに設けられた全ての締結部が前後方向から見て車幅中心CLに重なっていることが望ましい。
また、上記実施形態では、複数のバッテリユニット締結部61は、ダウンフレーム19またはロアフレーム20に締結されているが、これに限定されない。例えば、複数のバッテリユニット締結部の一部は、メインフレーム17またはガセット21に締結されていてもよい。
また、上記実施形態では、前面下締結部65の締結構造について、1つのボルト81をナットと組み合わせて使用しているが、これに限定されない。例えば、ボルト81は、左右一対設けられ、それぞれが前面下締結部65に螺着され、前面下締結部65に一対の第1マウントブラケット82を各別に締結するように使用されてもよい。前面上締結部66におけるボルト85、および下面締結部63におけるボルト89についても同様である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型電動車両)
2 前輪
5 車体フレーム
16 ヘッドパイプ
17 メインフレーム
19 ダウンフレーム
21 ガセット(クロス部材)
40 モータ
44 下側締結部
45 上側締結部
50 バッテリユニット
50a 前面
52 下側バッテリケース
56 上側バッテリケース
61 バッテリユニット締結部(締結部)
63 下面締結部(第2締結部)
65 前面下締結部(第2締結部)
66 前面上締結部(第1締結部)
CL 車幅中心
O 回転中心

Claims (15)

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  9. 車両駆動用のモータ(40)と、
    前記モータ(40)の電源であって、前記モータ(40)の前方および上方に配置され、前記モータ(40)に固定されたバッテリユニット(50)と、
    前記モータ(40)および前記バッテリユニット(50)を支持する車体フレーム(5)と、
    を備え、
    前記バッテリユニット(50)は、
    車両前方を向く前面(50a)に、前記車体フレーム(5)に締結される第1締結部(66)と、
    前記モータ(40)の前方に位置する下側バッテリケース(52)と、
    前記モータ(40)および前記下側バッテリケース(52)の上方に位置する上側バッテリケース(56)と、
    を備え、
    前記第1締結部(66)は、前記モータ(40)よりも上方かつ前方に設けられ、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なり、
    前記上側バッテリケース(56)は、前記第1締結部(66)を備え、
    前記下側バッテリケース(52)は、前記車体フレーム(5)に締結される少なくとも1つの第2締結部(63,65)を備え、
    前記第1締結部(66)は、前記少なくとも1つの第2締結部(63,65)よりも車幅方向において小さく形成されている、
    鞍乗り型電動車両。
  10. 車両駆動用のモータ(40)と、
    前記モータ(40)の電源であって、前記モータ(40)の前方および上方に配置され、前記モータ(40)に固定されたバッテリユニット(50)と、
    前記モータ(40)および前記バッテリユニット(50)を支持する車体フレーム(5)と、
    を備え、
    前記バッテリユニット(50)は、車両前方を向く前面(50a)に、前記車体フレーム(5)に締結される第1締結部(66)を備え、
    前記第1締結部(66)は、前記モータ(40)よりも上方かつ前方に設けられ、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なり、
    前記車体フレーム(5)は、
    前輪(2)を操向可能に支持するヘッドパイプ(16)と、
    前記ヘッドパイプ(16)から後方に延びる左右一対のメインフレーム(17)と、
    前記ヘッドパイプ(16)から下方に延びるダウンフレーム(19)と、
    前記モータ(40)よりも上方において前記一対のメインフレーム(17)と前記ダウンフレーム(19)とを連結するクロス部材(21)と、
    を備え、
    前記第1締結部(66)は、車幅方向から見た側面視で、前記メインフレーム(17)と前記ダウンフレーム(19)と前記クロス部材(21)とに囲まれている、
    鞍乗り型電動車両。
  11. 車両駆動用のモータ(40)と、
    前記モータ(40)の電源であって、前記モータ(40)の前方および上方に配置され、前記モータ(40)に固定されたバッテリユニット(50)と、
    前記モータ(40)および前記バッテリユニット(50)を支持する車体フレーム(5)と、
    を備え、
    前記バッテリユニット(50)は、車両前方を向く前面(50a)に、前記車体フレーム(5)に締結される第1締結部(66)を備え、
    前記第1締結部(66)は、前記モータ(40)よりも上方かつ前方に設けられ、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なり、
    前記モータ(40)は、前記車体フレーム(5)に締結される上側締結部(45)および下側締結部(44)を備え、
    前記上側締結部(45)は、前記下側締結部(44)よりも車幅方向において小さく形成されている、
    鞍乗り型電動車両。
  12. 前記バッテリユニット(50)は、
    前記モータ(40)の前方に位置する下側バッテリケース(52)と、
    前記モータ(40)および前記下側バッテリケース(52)の上方に位置する上側バッテリケース(56)と、
    を備え、
    前記上側バッテリケース(56)は、前記下側バッテリケース(52)よりも車幅方向において小さく形成されている、
    請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  13. 前記バッテリユニット(50)は、前記車体フレーム(5)に締結される、前記第1締結部(66)を含む複数の締結部(61)を備え、
    前記複数の締結部(61)は、車両前後方向から見て車幅中心(CL)に重なっている、
    請求項9から請求項12のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  14. 前記バッテリユニット(50)は、前記車体フレーム(5)に締結される、前記第1締結部(66)を含む複数の締結部(61)を備え、
    前記第1締結部(66)は、前記複数の締結部(61)のうち、前記モータ(40)の回転中心(O)から最も離間している、
    請求項9から請求項13のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
  15. 前記第1締結部(66)は、前記バッテリユニット(50)を車両の高さ方向で3分割した場合の最上部の領域に配置されている、
    請求項9から請求項14のいずれか1項に記載の鞍乗り型電動車両。
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