JP6866414B2 - 収納ケース - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リンク機構及びフック部材の揺動を小さくし、収納ケースを車体により強固に取り付けできるようにすることを目的とする。
また、上述の構成において、前記回動軸(78)及び前記リンク回動軸(79)は、前記収納ケースに固定されており、互いに相対移動しない構成としても良い。
また、上述の構成において、物品を収納する収納ケース本体(61)と、前記収納ケース本体(61)に取り付けられて前記リンク機構(65)を覆うカバー部材(62)とを備え、前記操作子(56)は、前記操作子(56)の回動に伴って前記カバー部材(62)に当接する第2ストッパー部(73)を備え、前記第2ストッパー部(73)は、前記フック部(76)が前記車体に係合していない状態では、前記カバー部材(62)から離間し、前記フック部(76)が前記車体に係合した状態では、前記カバー部材(62)に当接しても良い。
この構成によれば、フック部材の回動軸と第1連結軸とを結ぶ直線と、第1連結軸と第2リンクの第2連結軸とを結ぶ直線とが略直交するため、回動軸を中心にフック部材が回動しようとする力は、フック部材から第2リンクに略直角に作用し、第2リンクから第1リンクに伝わり難い。これにより、フック部が車体に係合した状態でフック部に外力が作用した場合であっても、フック部材は移動し難くなり、フック部材及びリンク機構の揺動を小さくできる、このため、収納ケースを車体に強固に取り付けできる。
この構成によれば、フック部材側から第2リンクを介して第1リンクに力が作用する場合に、リンク回動軸を中心とする第1リンクの回動は操作子側リンクによって抑えられる。このため、フック部材及びリンク機構の揺動を小さくできる。
また、上述の構成において、回動軸及びリンク回動軸は、収納ケースに固定されており、互いに相対移動しない構成としても良い。
この構成によれば、回動軸及びリンク回動軸が互いに相対移動しないため、フック部材及びリンク機構の揺動を小さくできる。
この構成によれば、フック部が車体に係合した状態では、操作子側リンクの第1ストッパー部が操作子に当接するため、操作子側リンクの揺動が小さくなり、リンク機構を介して操作子側リンクに連結されるフック部材の揺動も小さくできる。
また、上述の構成において、物品を収納する収納ケース本体と、収納ケース本体に取り付けられてリンク機構を覆うカバー部材とを備え、操作子は、操作子の回動に伴ってカバー部材に当接する第2ストッパー部を備え、第2ストッパー部は、フック部が車体に係合していない状態では、カバー部材から離間し、フック部が車体に係合した状態では、カバー部材に当接しても良い。
この構成によれば、フック部が車体に係合した状態では、操作子の第2ストッパー部がカバー部材に当接するため、操作子の揺動が小さくなり、操作子に連動するフック部材及びリンク機構の揺動も小さくできる。
この構成によれば、フック部材側からの力によってリンク回動軸を中心に第1リンクが回動しようとする場合、リンク連結軸と操作子連結軸とを結ぶ直線と、操作子連結軸と操作子回動軸とを結ぶ直線とが成す角度において、フック部の車体に対する係合を解除する場合に大きくなって行く側の角度は、180°よりも小さくなる方向に変化しようとする。このため、第1リンクの回動を操作子側リンクによって規制でき、フック部材及びリンク機構の揺動を小さくできる。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
左右のメインフレーム17は、ヘッドパイプ16から後下がりに後方へ延びる。
左右のピボットフレーム18は、メインフレーム17の後端から下方に延びる。
ダウンフレーム19は、ヘッドパイプ16においてメインフレーム17の下方の位置から1本で下方に延び、車幅の中央に位置する。
左右のロアフレーム20は、ダウンフレーム19の下端部から左右に分岐してそれぞれ後方に延び、ピボットフレーム18の下端部に接続される。
左右のシートフレーム21は、ピボットフレーム18の上部から後上方に延びる。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部から上方に延びるシリンダー部31とを備える。シリンダー部31のシリンダー軸線31aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の排気装置は、シリンダー部31の前面の排気ポートに接続される排気管32aと、排気管32aの下流端に接続されるマフラー32bとを備える。
クランクケース30の後部は、変速機を収容する変速機ケース部30bである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン33によって後輪3に伝達される。
燃料タンク35は、ヘッドパイプ16とシート14との間に配置され、エンジン11の上方でメインフレーム17に支持される。
運転者が足を乗せるステップ36は、ピボットフレーム18の下端部に左右一対で設けられる。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー42と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー43と、スタンド44とを備える。
後シート14bの同乗者が足を乗せるタンデムステップ45は、シートフレーム21に取り付けられるタンデムステップステー45aに支持される。
後シート14bの同乗者が把持するグラブレール48は、前シート14aよりも後方で後シート14bの側方に配置される。
自動二輪車1は、パニアケース50を保持する保持部材52を左右一対備える。
保持部材52は、シートフレーム21の外側面に固定される。保持部材52は、リアサイドカバー39によって外側から覆われて隠れる。
図1及び図2を参照し、保持部材52の上面部には、上方に開口する係合穴部52a,52bが設けられる。保持部材52の下面部には、下方に開口する下側係合穴部52cが設けられる。
保持部材52は、リアサイドカバー39の内側に配置されるが、係合穴部52a,52b及び下側係合穴部52cは、リアサイドカバー39に設けられる開口部から外側に露出する。
パニアケース50の内側面50aの上部には、車幅方向内側に延出する係合部54が前後方向に並べて一対設けられる。係合部54の先端部には、下方に延出する爪部54aが設けられる。
パニアケース50の内側面50aにおいて、係合部54の下方には、車幅方向内側に延出するフック部材55が設けられる。フック部材55は、車両前後方向では、前側の係合部54と後側の係合部54との間に配置される。フック部材55は、上下方向に回動可能である。
パニアケース50は、係合部54の爪部54aが保持部材52の係合穴部52a,52bに上方から係合するとともに、フック部材55が保持部材52の下側係合穴部52cに下方から係合することで、車体に取り付けられる。
図2及び図3を参照し、パニアケース50は、物品収納空間を区画する箱状の収納ケース本体61と、収納ケース本体61の上面61aを上方から覆う上面カバー62(カバー部材)と、パニアケース50の内側面50aの一部を車幅方向内側から覆う内面カバー63とを備える。図3では、上面カバー62及び内面カバー63は取り外されている。
内面カバー63は、凹部64を覆う。
操作機構60は、収納ケース本体61の上面61aと上面カバー62との間、及び、凹部64に配置される。
フック部材55は、凹部64と内面カバー63との間に収納される。内面カバー63は、回動するフック部材55を通す開口部63aを備える。
図3及び図4を参照し、操作機構60は、操作子56と、フック部材55と、操作子56とフック部材55とを接続するリンク機構65とを備える。
リンク機構65は、操作子56に連結される操作子側リンク66と、操作子側リンク66を介して操作子56に連結される第1リンク67と、第1リンク67とフック部材55とを連結する第2リンク68とを備える。
図3〜図5を参照し、操作子56は、車両前後方向に延びる軸部70と、軸部70の後端部(一端部)から車幅方向外側に延びる操作レバー部71と、軸部70の前端部(他端部)から車幅方向内側に延びる接続部72と、第2ストッパー部73とを備える。
操作子56は、軸部70の軸端に設けられる操作子回動軸56aを介し、パニアケース50によって回動自在に支持される。
接続部72の下面には、下方に突出するストッパー受け部72aが設けられる。第2ストッパー部73は、接続部72の上面から上方に延びる突起である。
軸部70の一端部には、車幅方向内側に延出する操作規制片70aが設けられる。
操作レバー部71が回動操作されると、車両前後方向に延びる操作子回動軸56aを中心に軸部70が回動し、接続部72も軸部70と一体に回動する。
フック部材55は、アーム部75上においてフック部76とリンク機構連結部77との間の位置に設けられる回動軸78を介し、パニアケース50によって回動自在に支持される。フック部材55は、車両前後方向に延びる回動軸78を中心に回動可能である。
フック部材55は、操作子56に対し、車幅方向内側且つ下方に配置される。
リンク機構65の第1リンク67は、第1リンク67の一端部に設けられるリンク回動軸79を介し、パニアケース50によって回動自在に支持される。リンク回動軸79は、操作子回動軸56aに対し車幅方向内側且つ下方に位置し、フック部材55の回動軸78に対し車幅方向外側且つ上方に位置する。
第1リンク67は、リンク回動軸79から車幅方向内側に延び、第1リンク67の他端部67aは、フック部材55のリンク機構連結部77よりも上方に位置する。
第2リンク68は、第1連結軸80の位置から上方に延びる。第2リンク68の他端部には、第1リンク67の他端部67aに連結される第1リンク連結部81が設けられる。
第2リンク68は、第1リンク連結部81に設けられる第2連結軸82を介し、第1リンク67の他端部67aに連結される。
操作子側リンク66の他端部は、操作子連結軸84によって、操作子56の接続部72に連結される。
操作子側リンク66の他端部の下面には、下方に突出する第1ストッパー部85が設けられる。
また、操作子回動軸56a、リンク回動軸79、及び回動軸78は、パニアケース50に支持されており、互いに相対移動しない。ここで、操作子回動軸56a、リンク回動軸79、及び回動軸78は、例えば収納ケース本体61に固定されるが、上面カバー62等のカバーに固定されても良い。
「ケース固定状態」では、操作レバー部71は、略水平な姿勢で、上面カバー62の開口に収納されている。
「ケース固定状態」では、第2リンク68は、第1連結軸80から上方且つ車幅方向内側に向けて延び、第1リンク67に連結される。
「ケース固定状態」では、第1リンク67は、第2連結軸82から車幅方向外側且つ下方に向けて延び、リンク回動軸79に連結される。
「ケース固定状態」では、操作子側リンク66は、リンク連結軸83から車幅方向外側且つ上方に延び、操作子連結軸84を介し操作子56に連結される。
図3に実線で示すように、キーシリンダー86の操作によってロック部材86aが操作規制片70aから離れると、操作子56による回動操作が可能となる。
図6に示すように、操作レバー部71が操作子回動軸56aを中心に上方に開くように回動操作されると、操作レバー部71の操作に連動してフック部材55が下方に移動し、「ケース固定状態」が解除され、パニアケース50を車体から取り外すことが可能となる。
直線L1と直線L2とが成す角度A1は、略90°である。詳細には、角度A1は、本実施の形態では90°よりもわずかに大きいが、角度A1は、正確な90°であっても良く、或いは90°よりもわずかに小さくとも良い。
角度A2は、図5及び図6に示すように、「ケース固定状態」からフック部材55の車体に対する係合を解除していく場合に徐々に大きくなって行く側の角度であり、操作子連結軸84の下方側に形成される。
角度A3は、図5及び図6に示すように、「ケース固定状態」からフック部材55の車体に対する係合を解除していく場合に徐々に小さくなって行く側の角度であり、操作子連結軸84の上方側に形成される。
「ケース固定状態」では、角度A2は、180°よりも小さく、操作子連結軸84は、リンク連結軸83と操作子回動軸56aとを結ぶ直線L5よりも上方に位置する。
車体側からフック部材55に入力される外力F1は、第2リンク68を介し、直線L1に略直交する直線L2の方向に力F2として上方側へ出力される。力F2の方向は、「ケース固定状態」が解除される際に第1リンク67が回動する方向とは大きく異なる。これにより、外力F1によってリンク機構65が動くことを抑制できるため、フック部材55の揺動を小さくできる。このため、リンク機構65の揺動も小さくできる。
また、「ケース固定状態」では、第1リンク67は、第1リンク67に略直交する操作子側リンク66によって押さえられている。このため、外力F1によってリンク機構65が動くことを抑制でき、フック部材55の揺動を小さくできる。
第1ストッパー部85は、図6のように、フック部材55が下側係合穴部52cに係合していない状態では、ストッパー受け部72aから離間する。
第2ストッパー部73は、図6のように、フック部材55が下側係合穴部52cに係合していない状態では、上面カバー62の内面から離間する。
図7に示すように、操作レバー部71を操作する場合には、上記のようにフック部材55側から外力F1が作用する場合と異なり、角度A2が180°を超えるように操作子側リンク66を回動させることができる。このため、操作子56の操作によって「ケース固定状態」を解除できる。
角度A1が180°より大きい場合、角度A1が180°となる状態を乗り越えて角度A1を180°以下にする必要があり、操作レバー部71の操作で「ケース固定状態」に戻すことが困難になる。
この構成によれば、フック部材55の回動軸78と第1連結軸80とを結ぶ直線L1と、第1連結軸80と第2リンク68の第2連結軸82とを結ぶ直線L2とが略直交するため、回動軸78を中心にフック部材55が回動しようとする力F2は、フック部材55から第2リンク68に略直角に作用し、第2リンク68から第1リンク67に伝わり難い。これにより、フック部76が車体に係合した状態でフック部76に外力F1が作用した場合であっても、フック部材55は移動し難くなり、フック部材55及びリンク機構65の揺動を小さくできる、このため、パニアケース50を車体に強固に取り付けできる。
この構成によれば、フック部材55側から第2リンク68を介して第1リンク67に力F2が作用する場合に、リンク回動軸79を中心とする第1リンク67の回動は操作子側リンク66によって抑えられる。このため、フック部材55及びリンク機構65の揺動を小さくできる。
また、回動軸78及びリンク回動軸79は、パニアケース50に固定されており、互いに相対移動しない。
この構成によれば、回動軸78及びリンク回動軸79が互いに相対移動しないため、フック部材55及びリンク機構65の揺動を小さくできる。
この構成によれば、フック部76が車体に係合した状態では、操作子側リンク66の第2ストッパー部73が操作子56に当接するため、操作子側リンク66の揺動が小さくなり、リンク機構65を介して操作子側リンク66に連結されるフック部材55の揺動も小さくできる。
また、パニアケース50は、物品を収納する収納ケース本体61と、収納ケース本体61に取り付けられてリンク機構65を覆う上面カバー62とを備え、操作子56は、操作子56の回動に伴って上面カバー62に当接する第1ストッパー部85を備え、第1ストッパー部85は、フック部76が車体に係合していない状態では、上面カバー62から離間し、フック部76が車体に係合した状態では、上面カバー62に当接する。
この構成によれば、フック部76が車体に係合した状態では、操作子56の第1ストッパー部85が上面カバー62に当接するため、操作子56の揺動が小さくなり、操作子56に連動するフック部材55及びリンク機構65の揺動も小さくできる。
この構成によれば、フック部材55側からの力F2によってリンク回動軸79を中心に第1リンク67が回動しようとする場合、角度A2は、180°よりも小さくなる方向に変化しようとする。このため、第1リンク67の回動を操作子側リンク66によって効果的に規制でき、フック部材55及びリンク機構65の揺動を小さくできる。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
50 パニアケース(収納ケース)
55 フック部材
56 操作子
56a 操作子回動軸
61 収納ケース本体
62 上面カバー(カバー部材)
65 リンク機構
66 操作子側リンク
67 第1リンク
68 第2リンク
73 第2ストッパー部
76 フック部
77 リンク機構連結部
78 回動軸
79 リンク回動軸
80 第1連結軸
82 第2連結軸
83 リンク連結軸
84 操作子連結軸
85 第1ストッパー部
A2 角度(係合を解除する場合に大きくなって行く側の角度)
L1 直線(回動軸と第1連結軸とを結ぶ直線)
L2 直線(第1連結軸と第2連結軸とを結ぶ直線)
L3 直線(リンク連結軸と操作子連結軸とを結ぶ直線)
L4 直線(操作子連結軸と操作子回動軸とを結ぶ直線)
Claims (6)
- 操作子(56)と、フック部材(55)と、前記操作子(56)と前記フック部材(55)とを接続するリンク機構(65)とを備え、前記操作子(56)の操作に連動して前記フック部材(55)が鞍乗り型車両(1)の車体に係合する収納ケースにおいて、
前記リンク機構(65)は、前記操作子(56)に連結される第1リンク(67)と、前記第1リンク(67)と前記フック部材(55)とを連結する第2リンク(68)とを備え、
前記フック部材(55)は、前記フック部材(55)の先端部に設けられて前記車体に係合するフック部(76)と、前記フック部材(55)の基端部に設けられて前記第2リンク(68)の一端部の第1連結軸(80)に連結されるリンク機構連結部(77)とを備えるとともに、前記フック部(76)と前記リンク機構連結部(77)との間の位置に設けられる回動軸(78)によって回動自在に支持され、
前記第2リンク(68)の他端部には、前記第1リンク(67)に連結される第2連結軸(82)が設けられ、
前記フック部(76)が前記車体に係合した状態では、前記回動軸(78)と前記第1連結軸(80)とを結ぶ直線(L1)と、前記第1連結軸(80)と前記第2連結軸(82)とを結ぶ直線(L2)とは、略直交することを特徴とする収納ケース。 - 前記第1リンク(67)は、一端部がリンク回動軸(79)によって回動自在に支持されるとともに他端部が前記第2リンク(68)の前記第2連結軸(82)に連結され、
前記第1リンク(67)は、前記第1リンク(67)と前記操作子(56)との間に設けられる操作子側リンク(66)を介して前記操作子(56)に連結され、
前記操作子側リンク(66)の一端部は、前記操作子(56)に連結され、前記操作子側リンク(66)の他端部は、前記リンク回動軸(79)と前記第2連結軸(82)との間の位置に設けられるリンク連結軸(83)で前記第1リンク(67)に連結されることを特徴とする請求項1記載の収納ケース。 - 前記回動軸(78)及び前記リンク回動軸(79)は、前記収納ケースに固定されており、互いに相対移動しないことを特徴とする請求項2記載の収納ケース。
- 前記第1リンク(67)は、前記第1リンク(67)と前記操作子(56)との間に設けられる操作子側リンク(66)を介して前記操作子(56)に連結され、
前記操作子側リンク(66)は、前記操作子側リンク(66)の回動に伴って前記操作子(56)に当接する第1ストッパー部(85)を備え、
前記第1ストッパー部(85)は、前記フック部(76)が前記車体に係合していない状態では、前記操作子(56)から離間し、前記フック部(76)が前記車体に係合した状態では、前記操作子(56)に当接することを特徴とする請求項1記載の収納ケース。 - 物品を収納する収納ケース本体(61)と、前記収納ケース本体(61)に取り付けられて前記リンク機構(65)を覆うカバー部材(62)とを備え、
前記操作子(56)は、前記操作子(56)の回動に伴って前記カバー部材(62)に当接する第2ストッパー部(73)を備え、
前記第2ストッパー部(73)は、前記フック部(76)が前記車体に係合していない状態では、前記カバー部材(62)から離間し、前記フック部(76)が前記車体に係合した状態では、前記カバー部材(62)に当接することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の収納ケース。 - 前記操作子(56)は、操作子回動軸(56a)によって回動自在に支持され、
前記操作子側リンク(66)の前記他端部は、前記リンク連結軸(83)によって前記第1リンク(67)に連結され、前記操作子側リンク(66)の前記一端部は、操作子連結軸(84)によって前記操作子(56)に連結され、
前記フック部(76)が前記車体に係合した状態では、前記リンク連結軸(83)と前記操作子連結軸(84)とを結ぶ直線(L3)と、前記操作子連結軸(84)と前記操作子回動軸(56a)とを結ぶ直線(L4)とが成す角度において、前記フック部(76)の前記車体に対する係合を解除する場合に大きくなって行く側の角度(A2)は、180°よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の収納ケース。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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