JP5737000B2 - 多軸仮締め工具 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の螺合部材を同時に締め付けるための回転工具である多軸仮締め工具の技術に関する。
タイヤのホイールを、ハブに対して複数のナットを用いて締結する場合のように、組み付け対象たるワークを被組み付け対象たる部位に対して複数の螺合部材(ボルト・ナット等)を用いて固定する場合がある。
例えば、ハブに対してナットを用いてホイールを固定する作業において、ナットを締め付けるときには、まず作業者がナットを一つずつ手作業でハブに植設されたスタッドボルトに数山だけ螺合させておき、その後、トルクレンチ等の工具を用いて、所定のトルクでナットを本締めするのが一般的である。
尚、以後本説明では、ナット・ボルト等の螺合部材を、本締めの前に数山だけスタッドボルト・ナット等の被螺合部材に螺合させておくことを「仮締め」と呼ぶものとする。
しかしながら、作業者が螺合部材を一つずつ手作業で仮締めしていると、時間と手間が掛かるため、仮締め作業を効率的に行うべく、複数の螺合部材を同時に仮締めすることができる工具(所謂、多軸仮締め工具)が開発されるに至っており、例えば、以下に示す特許文献1にその技術が開示され公知となっている。
尚、ここで言う「多軸仮締め工具」は、複数の螺合部材(ボルト・ナット等)を同時に「仮締め」する用途に適した工具であるが、その用途は螺合部材の仮締めに限定されるものではなく、例えば、トルク管理を行う必要性が低いような場合には、複数の螺合部材を同時に本締めする用途に用いることも可能であるし、あるいは、締結してある複数の螺合部材を同時に緩めるための用途に用いること等も可能である。
特許文献1に示された従来技術に係る多軸仮締め工具は、駆動手段によって回転する駆動歯車と、複数の従動歯車と、駆動歯車および複数の従動歯車に巻き掛けられて、駆動歯車の回転を複数の従動歯車に伝達するための歯付ベルトと、複数の従動歯車に連結されるとともに、ボルトまたはナットに係合する複数のソケットと、を有する構成としている。
前記駆動歯車は多軸仮締め工具の本体部の中央に配置され、前記複数の従動歯車およびソケットは前記本体部における前記駆動歯車の周囲に配置されている。
このような構成により、駆動歯車に回転力を入力することによって、複数のソケットを同時に回転駆動することができ、複数のボルトまたはナット等を同時に仮締めすることが可能になる。
特開2006−205274号公報
特許文献1に示された従来技術に係る多軸仮締め工具では、例えば、被螺合部材たるス
タッドボルトが、凸状の部位の周りを囲むように配置されているような場合には、多軸仮締め工具の本体部が凸状の部位と干渉してしまうことがあり、スタッドボルトの配置状態によっては、多軸仮締め工具を使用することができないという問題があった。
また、このような場合であっても、ソケットを凸状の部位の高さよりも長くすることによって、工具の本体部と凸状の部位との干渉を避けることが可能であるが、ソケットを長くすると、多軸仮締め工具の大型化を招くとともに、当該工具の取り扱いがしにくくなるという問題があった。
本発明は、斯かる現状の課題を鑑みてなされたものであり、組み付け対象たるワークにおける被螺合部材の配置や被螺合部材の周囲におけるワークの形状に係わらず用いることができ、取り扱い性に優れた多軸仮締め工具を提供することを目的としている。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、工具本体と、前記工具本体に配置される複数のソケットと、を備え、前記工具本体を回転させることにより、前記複数のソケットを回転駆動して、前記複数のソケットに係合した複数の螺合部材に対して同時に回転力を付与するための工具たる多軸仮締め工具であって、前記工具本体を、リング状に形成するとともに、前記複数のソケットを、前記工具本体に沿ってリング状に配置して、前記複数のソケットに対して、前記工具本体から直接回転力を付与するものである。
請求項2においては、前記ソケットは、前記工具本体から回転力が入力される部位であるローラ部と、該ローラ部を支持するための回転軸と、磁性体からなり、前記回転軸の一端部に支持される前記螺合部材と係合する係合部と、該係合部に隣接して配置される磁着力を有する磁石と、を備えるものである。
請求項3においては、前記ソケットは、前記回転軸の一端部に形成され前記係合部から突出する、前記螺合部材を位置決めするための非磁性体からなる位置決め部を備えるものである。
請求項4においては、前記工具本体は、前記回転軸を回転可能に支持するための支持リングと、前記支持リングによって回転可能に支持される回転リングと、を備え、前記ローラ部が前記回転リングに連結した状態で前記回転軸を回転可能に支持し、前記回転リングの回転を前記ローラ部に伝達して、前記回転軸を回転させるものである。
請求項5においては、前記回転リングの前記ローラ部と連結する面は、前記回転リングの軸心方向に対して傾斜して形成され、前記ローラ部の前記回転リングと連結する面は、前記ローラ部の軸心方向に対して傾斜して形成され、前記ローラ部の前記回転リングと連結する面の傾斜角度は、前記回転リングの前記ローラ部と連結する面の傾斜角度と略同一の角度とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、締め付け対象部位となるスタッドボルトが、凸状の部位の周囲に配置されるような場合であっても、当該多軸仮締め工具を適用することができる。
請求項2においては、螺合部材を確実に保持することができる。
請求項3においては、仮締め後に、ワークから当該多軸仮締め工具を引き離すときに要する操作力を軽減することができる。
請求項4においては、リング形状を有する多軸仮締め工具を、簡易な機構で構成することができる。
請求項5においては、回転リングの操作力を確実にローラ部に伝達でき、簡易で操作性のよい多軸仮締め工具を構成することができる。
本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の適用対象となるアッシーおよびワークを示す模式図、(a)アッシーおよびワークの組み付け状態を示す斜視模式図、(b)ワークの周囲における螺合部材たるナットと被螺合部材たるスタッドボルトの配置を示す部分斜視模式図。 本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の全体構成を示す平面模式図。 本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具を示す側面断面模式図。 多軸仮締め工具を構成する本体部を示す分解斜視模式図。 多軸仮締め工具を構成するソケット部を示す側面断面模式図。 ソケット部に対するナットの装填状況を示す側面部分断面模式図。 ソケット部を構成する回転ローラを示す部分側面模式図。 本発明の別実施形態に係る多軸仮締め工具を示す模式図、(a)平面模式図、(b)側面模式図。 本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の使用状況(所定位置配置時)を示す部分断面模式図。 多軸仮締め工具の所定位置配置時における係合部によるナットの係合状態を示す模式図、(a)側面断面模式図、(b)平面模式図。 回転リングの回転力の回転ローラへの伝達状況を示す図、(a)側面部分模式図、(b)平面模式図。 回転リングの逆回転時における係合部によるナットの係合状態を示す模式図、(a)側面断面模式図、(b)平面模式図。 ソケット部における係合部によるナットの係合状態を示す側面断面模式図。 本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の使用状況(仮締め進行時)を示す部分断面模式図。 本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の使用状況(仮締め完了時)を示す部分断面模式図。 仮締め完了時における係合部によるナットの係合が解除された状態を示す側面断面模式図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
まず始めに、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具の全体構成について、図1〜図7を用いて説明をする。
本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具は、図1(a)に示すような、リアアクスルのアッシー21を組み立てる作業において、デフキャリア(以下、ワーク20と呼ぶ)を組み付ける際に、アッシー21に備えられた複数の被螺合部材たるスタッドボルト21a・21a・・・(図1(a)(b)参照)に対して、複数の螺合部材(本実施形態では複数のナット22・22・・・)を「仮締め」するために用いられる工具である。
図2および図3に示す如く、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1は、複数のスタッドボルト21a・21a・・・に対して、それぞれにナット22・22・・・およびワッシャ23・23・・・(図1(b)参照)を配置するとともに、各スタッドボルト21a・21a・・・に対して、各ナット22・22・・・を同時に仮締めすることができる工具であり、本体部2、複数のソケット部3・3・・・等を備えている。
尚、本説明では、図3中に示す矢印Aの方向が鉛直上方であり、各スタッドボルト21a・21a・・・が、鉛直上向きに突設するようにアッシー21を配置する状態において、多軸仮締め工具1の各ソケット部3・3・・・の軸心方向を鉛直方向に向けつつ、各スタッドボルト21a・21a・・・と各ソケット部3・3・・・の各軸心を略一致させて、多軸仮締め工具1を使用する場合を例示して説明をする。
本体部2は、多軸仮締め工具1により各ナット22・22・・・に付与するための回転力を入力するための部位であるとともに、各ナット22・22・・・に付与する回転力の出力部たる各ソケット部3・3・・・を支持するための部位である。
そして本体部2は、多軸仮締め工具1の使用状態において、本体部2の上側に配置される略リング状の部材である支持リング4(以下、上側支持リング4と呼ぶ)と、本体部2の下側に配置される略リング状の部材である支持リング5(以下、下側支持リング5と呼ぶ)を備えており、また、各支持リング4・5の間に介装されるリング状の部材である回転リング6を備えている。
また、図4に示す如く、各支持リング4・5は、連結プレート7・7によって、所定の距離だけ離間した状態で、互いに平行な状態を保持しつつ連結されている。
そして、各支持リング4・5は、多軸仮締め工具1の使用状態において、それぞれ略水平に保持されており、その連結された各支持リング4・5の間に回転リング6を配置する構成としている。
このように、多軸仮締め工具1では、本体部2をリング状の各部材4・5・6を用いて構成しているため、該本体部2の中心部分に空洞を確保することができ、この本体部2の空洞にワーク20の凸部20a(図1(a)(b)参照)を挿通する(入り込ませる)ことができる。
図3および図5に示す如く、回転リング6は、下面6aの外径が上面6bの外径と同一であり、下面6aの内径が上面6bの内径に比して大きい構成とした略リング状の部材であり、該回転リング6の内側において、上面6b側から下面6a側に向けて該回転リング6の内径が拡大するように形成された傾斜面6cを備えている。
また、傾斜面6cには、ゴムリング8を嵌め込むための溝状の凹部たる溝部6dが形成されており、溝部6dに嵌め込まれたゴムリング8を傾斜面6cから膨出させる構成としている。
尚、本実施形態において、各支持リング4・5および回転リング6は樹脂製としており、多軸仮締め工具1の剛性を確保しつつ、多軸仮締め工具1の軽量化を図っている。
そして回転リング6は、図4に示す如く、各支持リング4・5に介設されており、各支持リング4・5の間において保持される構成としている。
また、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1では、下側支持リング5の上面に複数のボールローラー19・19・・・を配設しており、作業者が回転リング6を回転させる際に生じる下向きの応力を、各ボールローラー19・19で確実に受けることができるため、滑らかに回転リング6を回転させることができる構成としている。
図2および図4に示す如く、回転リング6には、作業者が該回転リング6を回転操作する際の操作部となる一対のハンドル9・9を設けている。
作業者は、多軸仮締め工具1の使用状態において、ハンドル9・9を把持して、所望する回転方向にハンドル9・9を回動することによって、回転リング6を水平面内で回転させることができる。
また、ハンドル9は、図2に示す如く、回転リング6の回転位置を固定するためのストッパー9aを備えている。ストッパー9aは、下側支持リング5を係止する図示しない係止部を備えており、ストッパー9aを把持しない状態において、前記係止部が下側支持リング5を係止することにより、回転リング6が下側支持リング5に対して相対回転不能に係止される構成としている。また、作業者がハンドル9を把持してストッパー9aを握りしめたときに前記係止部による下側支持リング5の係止状態が解除されて、回転リング6が回転可能になる構成としている。
また、図3に示す如く、本体部2の下方には、複数の位置決めストッパー10・10・・・が突設されている。
位置決めストッパー10は、多軸仮締め工具1におけるワーク20に対する当接部となる部位であり、該位置決めストッパー10の本体部2からの突設高さに応じて、本体部2とワーク20との離間距離を一定に保持する役割を果たしている。
各位置決めストッパー10・10・・・は、ワーク20における凸部20aとフランジ面20bの稜線形状が凹状となる部分(例えば、図1(b)中に示す部位αや部位β等)に沿わせるように配置されており、各位置決めストッパー10・10・・・によって、ワーク20に対する本体部2の平面視における位置決めをする役割を果たしている。
即ち、多軸仮締め工具1では、各位置決めストッパー10・10・・・によって、多軸仮締め工具1の使用状態における各スタッドボルト21a・21a・・・と各ソケット部3・3・・・の相対的な位置関係を一定に保持する構成としている。
また、位置決めストッパー10の先端部には、樹脂製(例えば、ウレタン等)の当接部10aを設けており、位置決めストッパー10がワーク20(例えば、フランジ部20b)と接触するときに傷等が生じないようにしている。
ソケット部3は、本実施形態における螺合部材たるナット22と係合し、当該ナット22に回転力を付与するための部位であり、図5に示す如く、ケース11、回転軸12、回転ローラ13、係合部14、磁石15、スプリング16等を備える構成としている。
ケース11は、回転軸12を回転可能に支持するとともに、係合部14、磁石15、スプリング16等を収容するための部材であり、上側のケース11a(以後、上側ケース11aと呼ぶ)と下側のケース11b(以後、下側ケース11bと呼ぶ)に分割される構成としている。
ケース11は、該ケース11を下側支持リング5に対して固定するための部位であるステー11cを備えており、該ステー11cに形成される孔11dにボルト(図示せず)を挿通し、該ボルトを下側支持リング5に形成したナット孔5aに螺合させることによって、該ケース11を下側支持リング5に固定する構成としている。
また、ケース11の内径寸法は、係合部14の外径に略一致する(但し、係合部14がケース11内で回転可能かつ摺動可能な程度に、若干大きい)寸法としており、該ケース11の内周面で、係合部14の外周面を包囲して、係合部14を回転可能に支持するための軸受としての機能を果たしている。
回転軸12は、上側の部材たる上側回転軸12aと、下側の部材たる下側回転軸12bの二つの部材からなる軸部材であり、上側回転軸12aに形成された孔12cに下側回転軸12bを相対回転不能な状態で、かつ、軸方向に相対変位可能な状態で挿通することにより、軸方向に伸縮可能な軸部材を構成している。
そして回転軸12は、図2、図3および図5に示す如く、その上端部12dを、上側支持リング4からリング形状の内側に向けて突出させて設けたステー部材4aによって、軸受部材24を介して回転可能に支持されている。また、回転軸12は、図3および図5に示す如く、その下端部12eに配置された係合部14および磁石15がケース11により回転可能に支持されることによって、該回転軸12が係合部14および磁石15を介して、ケース11により回転可能に支持されている。
これにより、回転軸12は、ケース11を介して、上側支持リング4および下側支持リング5(即ち、本体部2)によって、回転可能に支持される構成としている。
また、下側回転軸12bは、例えばアルミ等の磁性を有さない素材(非磁性体)により構成しており、図5に示すように、該下側回転軸12bの下端部12eにおいて、凸状部たる位置決め部18を形成している。
位置決め部18には、図6に示すような傾斜面18aが形成されており、位置決め部18の頂部における直径を、ナット22に形成されたナット孔22aに比して小さくし、かつ、位置決め部18の基底部における直径を、ナット22に形成されたナット孔22aと略同一としている。このように、位置決め部18は、下方へ行くに従って縮径するテーパ面となる傾斜面18aを有した円錐台形状に形成されている。
回転ローラ13は、回転軸12に対して回転力を入力するための部位であり、軸心方向に対して傾斜した面であるローラ面13aを有する略円錐台状のゴム製部材により構成されている。
回転ローラ13は、図7に示すように、該回転ローラ13の上下において、各ナット25・25・・・で位置決めされた略円盤状のプレート17・17で挟圧されることによって、回転軸12の上端部12dにおける所定位置に配置される構成としている。
図5に示す回転ローラ13のローラ面13aの傾斜角度θ2は、回転リング6の傾斜面6cの傾斜角度θ1と略同一としており、ローラ面13aと傾斜面6cが略平行となる構成としている。
そして、多軸仮締め工具1では、ローラ面13aの傾斜角度θ2と、傾斜面6cの傾斜角度θ1を略一致させる構成としている。
これにより、回転リング6を下方に押圧しながら回転させた際に、下方への押圧力の傾斜面6cに直交する方向への分力によって、傾斜面6cをローラ面13aに密着させる方向への力を生じさせることができるため、回転リング6に入力した回転力が、伝達ロスなく確実に回転ローラ13に伝達されるようにしている。
即ち、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1において、回転リング6の回転ローラ13と接触する面たる傾斜面6cは、回転リング6の軸心方向に対して傾斜して形成され、回転ローラ13の回転リング6と接触する面たるローラ面13aの傾斜角度θ2は、回転リング6(傾斜面6c)の傾斜角度θ1と略同一の角度とするものである。
このような構成により、回転リング6に加えた操作力(回転力)を確実に回転ローラ13に伝達でき、簡易で操作性のよい多軸仮締め工具1を構成することができる。
また、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1において、本体部2は、回転軸12を回転可能に支持するための支持リング4・5と、各支持リング4・5によって回転可能に支持される回転リング6と、を備え、回転ローラ13が回転リング6に接した状態で回転軸12を回転可能に支持し、回転リング6の回転を回転ローラ13に伝達して、回転軸12を回転させるものである。
このような構成により、リング形状を有する多軸仮締め工具1を、簡易な機構で構成することができる。
図5に示す如く、係合部14は、例えば鉄等の磁性を有する素材(磁性体)からなる略円筒状の部材であり、螺合部材たるナット22と係合し、該ナット22に対して回転力を伝達する役割を果たす部材である。
そして、係合部14の使用状態において下端に位置する面には、溝部14aが形成されており、該溝部14aにおいて、ナット22を係合する構成としている。
溝部14aの幅は、ナット22の二面幅に比して若干大きめで、かつ、ナット22の対角距離に比して小さい寸法としており、ナット22の角部二点を溝部14aで係止するようにしている。
そして、ナット22が当該溝部14aに嵌りこみやすく、かつ、一旦嵌り込んだ後には係合状態を確実に保持できる寸法を選択するようにしている。
即ち、係合部14は、溝部14aにナット22が嵌り込んだ状態で、回転軸12を中心に該係合部14が回転することによって、ナット22に対して回転力を付与することができる。
そして、溝部14aにおいては、位置決め部18を下方に突設させており、溝部14aに嵌り込んだナット22の外周部を該溝部14aで規制するとともに、ナット22の内周部(ナット孔22a)に位置決め部18を嵌り込ませることによって、係合部14により係合したナット22を精度よく位置決めすることができる。
また、図6に示す如く、傾斜面18aの傾斜角度θ3は、ナット22のナット孔22aに形成されているテーパ部22bの傾斜角度θ4に略一致させる構成としており、ナット孔22aに嵌り込んだ位置決め部18の傾斜面18aを、テーパ部22bに沿わせることによって、より精度良くナット22の位置決めをできる構成としている。
また、図5に示す如く、係合部14の上部には、該係合部14に隣接させて、磁石15を配置する構成としている。
そして、磁石15によって、係合部14を磁着することによって、磁性体たる係合部14を磁化させることができ、これにより、係合部14に接触するナット22を、該係合部14によって磁着することができる。尚、係合部14による磁着力は、該係合部14の厚みを変更することによって調整することが可能である。
また、ナット22が係合部14から離間して、位置決め部18のみと接触している状態となれば、非磁性体たる位置決め部18は、磁石15により磁化されることがないため、ナット22には磁石15の磁着力が及ばないような構成としている。
即ち、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1において、ソケット部3は、本体部2から回転力が入力される部位であるローラ部たる回転ローラ13と、該回転ローラ13を支持するための回転軸12と、該回転軸12の下端部12eに支持されるナット22を係合するための磁性体からなる係合部14と、該係合部14に隣接して配置される磁着力を有する磁石15と、を備えるものである。
このような構成により、ナット22を確実に保持することができる。
また、ケース11の内部における磁石15の上部の空間には、弾性部材たるスプリング16を配置する構成としている。
スプリング16は、定常長さに比して短縮された状態で、ケース11と磁石15によって区切られた空間に挿入されており、磁石15および係合部14に対して、常に多軸仮締め工具1の使用状態における下向きの弾性力を付勢することができる構成としている。
これにより、多軸仮締め工具1の使用状態において、係合部14の溝部14aに嵌り込んだナット22を、該係合部14によって常に下向きに押圧することができる。
ここで、本発明の別実施形態に係る多軸仮締め工具について、図8を用いて説明をする。
本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1(図2参照)は、略円形のリング状である本体部2を備えており、被螺合部材たる複数のスタッドボルト21a・21a・・・がリング形状に沿って略円形に配置されるアッシー21に対して、複数のナット22・22・・・を同時に仮締めするのに適している。
しかしながら、組立対象たるアッシーやワークの形状によっては、被螺合部材たるスタッドボルトの配置が、略円形以外の配置となる場合もある。
そこでここでは、本発明に係る多軸仮締め工具であって、被螺合部材たるスタッドボルトが略矩形状に配置される場合に対応可能な多軸仮締め工具の態様について、説明をする。
即ち、本発明に係る多軸仮締め工具は、多軸仮締め工具1(図2参照)のように、略円形であるリング状の本体部2を備えるものだけでなく、例えば、図8に示すように、略矩形であるリング状の本体部32を有する多軸仮締め工具31のような態様とすることも可能である。
図8に示す如く、本発明の別実施形態に係る多軸仮締め工具31は、略矩形であるリング状の支持リング35、略円形の回転リング36等からなる本体部32、複数のソケット部33・33・・・等を備えている。
多軸仮締め工具31では、ハンドル39・39を把持して、作業者が回転リング36を水平面内において回転させることによって、回転リング36の傾斜面36cに配設されたゴムリング38と摩擦接触している各回転ローラ43・43・・・を回転させることができる。
また、各回転ローラ43・43・・・を回転させることによって、各回転ローラ43・43・・・に巻回されているゴムリング38も回転させることができる。
さらに、各回転ローラ43・43・・・を回転させることによって、各回転ローラ43・43・・・に接する従動ローラ44・44に接している各回転ローラ45・45も回転させることができる。
尚、多軸仮締め工具31では、ゴムリング38の回転をより安定させるために、各回転
ローラ43・43や各回転ローラ45・45にゴムリング38を押し付けるためのローラ
部材であるバックアップローラ46・46・・・を備える構成としている。
そして、各回転ローラ43・43・・・の回転に伴って、各回転ローラ43・43・・・を支持する軸部である各回転軸42・42・・・を軸回りに回転させることができる。
これにより、各ソケット部33・33・・・が備える各係合部(図示せず)が各回転軸42・42・・・の回転に伴って回転される構成としている。
このような構成とすれば、各ソケット部を略円形でない配置とした場合であっても、回転リング36の回転によって、各ソケット部33・33・・・が備える各係合部(図示せず)を回転駆動することができ、多軸仮締め工具31によって、被螺合部材たるスタッドボルトが略矩形状に配置されるようなアッシーに対応することができる。
次に、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1の使用状況について、図9〜図16を用いて説明をする。
アッシー21におけるワーク20の組み付け作業において、多軸仮締め工具1を使用してスタッドボルト21aにナット22を仮締めする場合には、まず始めに、各ソケット部3・3・・・に、ナット22・22・・・を装填しておく。
このときのナット22・22・・・の装填作業は、各ソケット部3・3・・・の配置に対応する略円形の位置に各ナット22・22・・・を配置しておき、その後各ソケット部3・3・・・が各ナット22・22・・・の直上に位置するように多軸仮締め工具1を配置する。
そしてその後、多軸仮締め工具1を上方から下方に向けて変位させて、各ソケット部3・3・・・内の各係合部14・14・・・に各ナット22・22・・・を接近させる。すると、磁着力を有する各係合部14・14・・・によって、各ナット22・22・・・が磁着され、これにより、各ナット22・22・・・が、各ソケット3・3・・・に装填される。
また、ワッシャ23・23・・・の装填作業は、各ナット22・22・・・を各ソケット部3・3・・・に装填した後に行う。
まず、各ソケット部3・3・・・の配置に対応する略円形の位置にワッシャ23・23・・・を配置しておき、その後各ソケット部3・3・・・が各ワッシャ23・23・・・の直上に位置するように多軸仮締め工具1を配置する。
そしてその後、多軸仮締め工具1を上方から下方に向けて変位させて、各ケース11・11・・・内に形成された各凹部11f・11f・・・にそれぞれワッシャ23・23・・・を嵌め込むとともに、各ナット22・22・・・を介して、各係合部14・14・・・の磁着力を各ワッシャ23・23・・・にも作用させて、各ワッシャ23・23・・・を各凹部11f・11f・・・に装填する。
次に、各ソケット部3・3・・・に各ナット22・22・・・およびワッシャ23・23・・・を装填した状態で、組み付け対象たるワーク20の所定位置に多軸仮締め工具1を配置する。
このとき多軸仮締め工具1は、アッシー21に設けられた各スタッドボルト21a・21a・・・の直上に、各ソケット部3・3・・・が位置するように配置する。
またこのとき、多軸仮締め工具1は、位置決めストッパー10・10・・・の各当接部10a・10a・・・をワーク20の所定位置(例えば、部位αや部位β等)に沿わせることによって、ワーク20に対して、容易に精度良く位置決めが成される(図1および図3参照)。
また、多軸仮締め工具1をワーク20の所定位置に配置するとき、ワーク20の凸部20aは、リング状の本体部2の空洞に入り込ませることができるため、多軸仮締め工具1とワーク20とが干渉することがない。
即ち、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1は、工具本体たる本体部2と、本体部2に配置される複数のソケット部3・3・・・と、を備え、本体部2に入力する回転力により、複数のソケット部3・3・・・を回転駆動する、複数の螺合部材たるナット22・22・・・に対して同時に回転力を付与するための工具であって、本体部2を、リング状に形成するとともに、複数のソケット部3・3・・・を、本体部2に沿ってリング状に配置するものである。
このような構成により、締め付け対象部位となるスタッドボルト21a・21a・・・が、凸状の部位(凸部20a)の周囲に配置されるような場合であっても、多軸仮締め工具1を適用することができる。
多軸仮締め工具1が、ワーク20の所定位置に配置されると、図9に示す如く、スタッドボルト21aが、ソケット部3内に挿入され、ナット22を介して、係合部14を押圧して、スプリング16により付勢される弾性力に抗して、係合部14および磁石15を上方へ変位させる。
このとき、ナット22は、係合部14の溝部14aに嵌り込むこともあるし、あるいは、図10(a)(b)に示すように、溝部14aに嵌り込まずに、位置決め部18に乗り上げた状態となる場合もある。
次に、ハンドル9のストッパー9aを解除して、回転リング6を、締め込み方向に対応する方向とは逆向きに、所定の回転角度だけ回転させる(図2参照)。
回転リング6を回転させると、図11(a)(b)に示すように、回転リング6の内側に形成された傾斜面6cに設けたゴムリング8が回転する。このとき、各回転ローラ13・13・・・は、ゴムリング8と接触しているため、ゴムリング8の回転に応じて、各回転ローラ13・13・・・が、各回転軸12・12・・・を軸心として回転される。
即ち、例えば、水平面内で右回り(時計回り)となるように回転リング6(ゴムリング8)を回転させると、複数の回転ローラ13・13・・・は、同時に右回り(時計回り)に回転される。このとき、回転軸12の下端部12eに設けられた係合部14も同時に右回りに回転される。
また、例えば、水平面内で左回り(反時計回り)となるように回転リング6(ゴムリング8)を回転させると、複数の回転ローラ13・13・・・は、同時に左回り(反時計回り)に回転される。このとき、回転軸12の下端部12eに設けられた係合部14も同時に左回りに回転される。
ここで、ナット22の姿勢および配置を修正するときには、ナット22をスタッドボルト21aに螺合させるときとは反対向きに回転させるようにしており、本実施形態では、回転リング6を反時計回りに回転させるようにしている。
これにより、溝部14aに嵌り込まずに位置決め部18に乗り上げた状態となっていたナット22は、溝部14aよって押圧されながら、やがて、図12(a)(b)に示すように、該溝部14aに嵌り込んだ姿勢に修正される。
さらにこのとき、溝部14aに嵌り込んだナット22のナット孔22aには、溝部14aから突設された位置決め部18が嵌り込むため、ナット22と係合部14の各軸心が略一致する位置にナット22の配置が修正される。
またさらに、図13に示す如く、ケース11の軸方向におけるナット22が配置される範囲において、ケース11には、ナット22の大きさに比して若干大きい程度の内径に狭められた縮径部11eが形成されており、該縮径部11eによって、ナット22のズレを規制する構成としている。縮径部11eの内径は、係合部14の外径よりも小さく形成されている。
このように、締め込み方向と逆向きの回転方向に一旦各係合部14・14・・・を回動させることによって、ナット22の姿勢および配置を、スタッドボルト21aに対して確実に螺合させることのできる姿勢および配置に修正することができる。
次に、回転リング6を、締め込み方向に対応する方向に向けて、所定の回転角度だけ回転させる。
ここで、ナット22をスタッドボルト21aに螺合させるためには、ナット22を時計回りに回転させる必要があるため、ナット22を仮締めするときには、回転リング6を時計回りに回転させる。
これにより、図14に示すように、係合部14の溝部14aに係合しているナット22に回転力が付与され、該ナット22が時計回りに回転してスタッドボルト21aに対して螺合される。
またこのとき、ワッシャ23は、ナット22により押圧され、凹部11fから脱落し、スタッドボルト21aに供給される。
尚、ナット22の螺合量(仮締めのときに何山螺合させるか)は、回転ローラ13の回転数に応じて決まるが、回転ローラ13におけるゴムリング8が当接する部位の外径を調整することにより、ナット22の螺合量を調整することができる。即ち、ゴムリング8の内径および回転リング6の回転角度が一定である場合に、回転ローラ13の外径をより小さくすれば、回転ローラ13の回転数を増大させることができ、回転ローラ13の外径をより大きくすれば、回転ローラ13の回転数を減少させることができる。
そして、図15に示すように螺合がさらに進行し、ナット22が下降していくと、該ナット22は、溝部14aの底部14bから離間していき、磁着力が徐々に作用しなくなっていく。
そして、さらに螺合が進行すると、やがて、ナット22は、図16に示すように、位置決め部18に係合しない位置までスタッドボルト21aに螺合される。
このとき、ナット22あるいはスタッドボルト21aに最後まで接触している部位は、位置決め部18であるが、該位置決め部18は非磁性体により構成しているため、螺合が完了した時点では、磁石15の磁着力がスタッドボルト21aあるいはナット22に作用しないように構成している。
これにより、多軸仮締め工具1をワーク20から引き離す際には、磁石15の磁着力が及ばないため、引き離しに要する力を軽減することができる。
即ち、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1において、ソケット部3は、回転軸12の下端部12eを構成し、係合部14から突出するナット22を位置決めするための非磁性体からなる位置決め部18を備えるものである。
このような構成により、仮締め後に、ワーク20から当該多軸仮締め工具1を引き離すときに要する操作力を軽減することができる。
このように、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1では、作業者が回転リング6(即ち、ゴムリング8)を回動させることによって、ゴムリング8に摩擦接触させた複数の回転ローラ13・13・・・を連動して回転させる構成としており、簡易な装置構成で、容易に複数のソケット部3・3・・・(より詳しくは、係合部14・14・・・)を回転させることができる。また、本発明の一実施形態に係る多軸仮締め工具1では、モータ等の駆動源が不要であり、簡易で軽量な構成であるため、作業者の取り扱いが容易な多軸仮締め工具1を安価に製造することができる。
1 多軸仮締め工具
2 本体部
3 ソケット部
4 上側支持リング
5 下側支持リング
6 回転リング
13 回転ローラ
14 係合部
14a 溝部
15 磁石
18 位置決め部
20 ワーク
21a スタッドボルト(被螺合部材)
22 ナット(螺合部材)

Claims (5)

  1. 工具本体と、
    前記工具本体に配置される複数のソケットと、
    を備え、
    前記工具本体を回転させることにより、前記複数のソケットを回転駆動して、
    前記複数のソケットに係合した複数の螺合部材に対して同時に回転力を付与するための工具たる多軸仮締め工具であって、
    前記工具本体を、
    リング状に形成するとともに、
    前記複数のソケットを、
    前記工具本体に沿ってリング状に配置して、
    前記複数のソケットに対して、前記工具本体から直接回転力を付与する、
    ことを特徴とする多軸仮締め工具。
  2. 前記ソケットは、
    前記工具本体から回転力が入力される部位であるローラ部と、
    該ローラ部を支持するための回転軸と、
    磁性体からなり、前記回転軸の一端部に支持される前記螺合部材と係合する係合部と、
    該係合部に隣接して配置される磁着力を有する磁石と、
    を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の多軸仮締め工具。
  3. 前記ソケットは、
    前記回転軸の一端部に形成され前記係合部から突出する、前記螺合部材を位置決めするための非磁性体からなる位置決め部を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の多軸仮締め工具。
  4. 前記工具本体は、
    前記回転軸を回転可能に支持するための支持リングと、
    前記支持リングによって回転可能に支持される回転リングと、
    を備え、
    前記ローラ部が前記回転リングに連結した状態で前記回転軸を回転可能に支持し、
    前記回転リングの回転を前記ローラ部に伝達して、前記回転軸を回転させる、
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の多軸仮締め工具。
  5. 前記回転リングの前記ローラ部と連結する面は、
    前記回転リングの軸心方向に対して傾斜して形成され、
    前記ローラ部の前記回転リングと連結する面は、
    前記ローラ部の軸心方向に対して傾斜して形成され、
    前記ローラ部の前記回転リングと連結する面の傾斜角度は、
    前記回転リングの前記ローラ部と連結する面の傾斜角度と略同一の角度とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載の多軸仮締め工具。
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