JPH0325907Y2 - - Google Patents

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JPH0325907Y2
JPH0325907Y2 JP1986172677U JP17267786U JPH0325907Y2 JP H0325907 Y2 JPH0325907 Y2 JP H0325907Y2 JP 1986172677 U JP1986172677 U JP 1986172677U JP 17267786 U JP17267786 U JP 17267786U JP H0325907 Y2 JPH0325907 Y2 JP H0325907Y2
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JP
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pole piece
nut
magnet
square hole
socket
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JP1986172677U
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JPS6379176U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、タイヤ自動取付装置等に搭載される
ナツトランナ等の締付工具に取付けられる磁石付
ソケツトに関する。
(従来の技術) 従来、この種ソケツトとして、実開昭59−
105371号公報に見られるように、ナツトを嵌入可
能な角穴を有するソケツト本体内にナツトの端面
に当接してこれを吸着する磁石を取付け、ソケツ
ト本体からのナツトの脱落を防止するようにした
ものは知られる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、タイヤ取付用のホイールナツトに
は、袋状頭部を有する袋ナツトと、通常の頭無し
ナツトとが用いられ、この場合、ソケツトとして
ソケツト本体の開口端からの磁石の配置深さを比
較的浅くした頭無しナツト用と、磁石の配置深さ
をこれより袋ナツトの袋状頭部の突出長さ分だけ
深くした袋ナツト用との2種類のソケツトを用意
し、機種に応じてこれらナツトを付換えてタイヤ
取付作業を行うことが考えられているが、ソケツ
トの交換作業によるロスタイムを生じて生産性が
低下する問題がある。
本考案は、かかる問題点を解決すべく、袋ナツ
トと頭無しナツトとに共用し得る交換不要なソケ
ツトを提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成すべく、ナツトを嵌
入可能な角穴を有するソケツト本体内に磁石を備
えるものにおいて、該ソケツト本体の該角穴の底
部側に大径の段付穴を形成して、該段付穴の底壁
中央部にソケツト本体の軸線方向に着磁した磁石
を外周に非磁性材料から成るシールリングを嵌合
して凹設すると共に、該段付穴に該角穴に向つて
開口し且つ開口端の内径を該角穴の内接円の径に
略等しくしたカツプ状であつて開口端から内底面
までの深さ寸法を袋ナツトの袋状頭部の突出長さ
より少許短くしたポールピースを周囲に空〓を存
して収納し、該ポールピースの底部を該磁石の先
端の磁極面に接合したことを特徴とする。
(作 用) 頭無しナツトは、角穴の内接円より外方に張出
す端面の各角頂部においてポールピースの開口端
に接合してこれに吸着される。
袋ナツトは、角穴の内接円より小径の袋状頭部
がポールピース内に挿入され、この頂面が該ポー
ルピースの内底面に接合してこれに吸着される。
ポールピースの高さ寸法を袋状頭部の突出長さよ
り長くし、袋状頭部の基端となるナツト本体の端
面の各角頂部をポールピースの開口端に接合させ
ることも考えられるが、これでは袋状頭部の周壁
部がポールピースの開口端部内周面に接近して、
ポールピースから袋状頭部の周壁部に磁束が漏洩
し、角頂部を通過する磁束の密度が低下して、袋
ナツトの軸方向吸着力が減少するため、本考案で
は、ポールピースの高さ寸法を袋状頭部の突出長
さより短くし、上記の如く袋状頭部の頂面をポー
ルピースの内底面に接合させるようにした。
この場合、カツプ状の特殊な磁石を用いてポー
ルピースを省略することも考えられるが、磁石と
は別体のポールピースでカツプ状部を構成した方
が容易でコスト的に有利である。
(実施例) 図示の実施例は、ホイールナツトたる6角の頭
無しナツトaや袋ナツトbの締付けに適用される
ソケツトを示し、第1図及び第2図を参照して、
1はソケツト本体であり、該ソケツト本体1は、
ナツトランナ等の締付工具の回転軸に連結される
取付基部2と、その先端部外周に螺合される筒体
3とで構成され、該筒体3の先端部外周にこれら
ナツトa,bを嵌入可能な6角形の角穴4を形成
すると共に、該角穴4の底部側に大径の段付穴5
を形成して、該段付穴5の底壁を構成する該取付
基部2の先端中央部に、外周に非磁性材料から成
るシールリング6aを嵌合させた円柱形の磁石6
を凹設し、更に該段付穴5に該角穴4に向つて開
口するカツプ状の鉄製ポールピース7を周囲に空
〓を存して収納し、その底部を該磁石6の先端の
磁極面、例えばN極面に接合させるようにした。
ここで、該ポールピース7な、その開口端の内
径が角穴4の内接円の径と略等しく、又その開口
端から内底面までの深さ寸法が第3図示の如く袋
ナツトbの袋状頭部b1の突出長さより短くなるよ
うに形成するものとした。
以上の構成によれば、頭無しナツトaを角穴4
に嵌合した場合、角穴4の内接円より外方に張出
す該ナツトaの端面の各角頂部a1が第1図に示す
如くポールピース7の開口端に接合し、磁石6の
先端のN極面から該ポールピース7と、該ナツト
aと、筒部3と、取付基部2とを介して該磁石6
の尾端のS極面に至る閉磁路が形成されて、該ナ
ツトaがソケツト本体1に吸着保持される。
また、袋ナツトbを角穴4に嵌入した場合は、
角穴4の内接円より小径の袋状頭部b1がポールピ
ース7内に挿入されて、その頂面が第3図示の如
く該ポールピース7の内底面に接合し、上記と同
様に磁石6のN極面から該ナツトbを介してS極
面に至る閉磁路が形成されて、該ナツトbがソケ
ツト本体1に吸着保持される。
ここで、袋ナツトbを頭無しナツトaの場合と
同様にその本体部分の端面の各角頂部b2において
ポールピース7の開口端に接合し得るよう、ポー
ルピース7の開口端を角穴4側に延出すると、該
開口端が該角穴4に近付き過ぎて該開口端からの
漏洩磁束が増し、ナツト吸着力が低下してナツト
の脱落を生じ易くなり、又開口端を図示の位置に
してポールピース7の深さ寸法を大きくすると、
磁石6の取付位置がソケツト本体1の奥側にずれ
てその分ソケツト本体1の長さが増し、更に第4
図に示す如くポールピース7から袋状頭部b1の周
壁部に漏洩する磁束Bが増して、角頂部b2を通過
する磁束Aの密度が低下し、袋ナツトbの軸線方
向の吸着力が低下する。
これに対し、ポールピース7の深さ寸法を袋ナ
ツトbの頭部b1の突出長さより短くして、頭部b1
の頂面がポールピース7の内底面に接合するよう
にしておけば、ソケツト本体1の長さを比較的短
くして且つ該ポールピース7の開口端と角穴4と
の間に磁束の漏洩を防止するに充分なエアギヤツ
プを確保でき、更に袋状頭部b1の周壁部への漏洩
磁束による吸着力の低下も防止でき有利である。
又、ポールピース7は磁石6の先端の磁極面に
磁気接合させ、径の異るナツトa,bの締付けを
行う場合には、該ポールピース7を筒体3と共に
交換し得るようにした。
(考案の効果) 以上の如く本考案によるときは、頭無しナツト
をその端面の各角頂部においてポールピースの開
口端に接合させて吸着できると共に、袋ナツトの
場合には、袋状頭部がポールピース内に挿入され
て、ナツト本体の角穴に対する嵌合深さが充分に
確保され、且つ袋状頭部の頂面がポールピースの
内底面に接合してこれに確実に吸着されるため、
袋ナツトと頭無しナツトとの何れにも共用できる
ソケツトが得られ、ソケツトの交換が不要となつ
て生産性が向上され、且つ磁石自体をカツプ状の
特殊な形上に形成せずに済み、ソケツトの共用化
と相俟つて設備費を可及的に削減できる効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案ソケツトの1例の頭無しナツト嵌
入時の縦断面図、第2図は第1図の−線截断
面図、第3図は袋ナツト嵌入時の縦断面図、第4
図はポールピースの高さ寸法を袋ナツトの袋状頭
部の突出長さより大きくしたときの要部の拡大縦
断面図である。 1……ソケツト本体、4……角穴5……段付
穴、6……磁石、7……ポールピース、a……頭
無しナツト、b……袋ナツト、b1……袋状頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツトを嵌入可能な角穴を有するソケツト本体
    内に磁石を備えるものにおいて、該ソケツト本体
    の該角穴の底部側に大径の段付穴を形成して、該
    段付穴の底壁中央部にソケツト本体の軸線方向に
    着磁した磁石を外周に非磁性材料から成るシール
    リングを嵌合して凹設すると共に、該段付穴に該
    角穴に向つて開口し且つ開口端の内径を該角穴の
    内接円の径に略等しくしたカツプ状であつて開口
    端から内底面までの深さ寸法を袋ナツトの袋状頭
    部の突出長さより少許短くしたポールピースを周
    囲に空〓を存して収納し、該ポールピースの底部
    を該磁石の先端の磁極面に接合したことを特徴と
    する磁石付ソケツト。
JP1986172677U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH0325907Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5737000B2 (ja) * 2011-06-21 2015-06-17 トヨタ自動車株式会社 多軸仮締め工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847475B2 (ja) * 1980-10-27 1983-10-22 立山アルミニウム工業株式会社 アルミニウム又はアルミニウム合金の着色方法

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