JP5657189B2 - スケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法 - Google Patents

スケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法 Download PDF

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Description

本発明は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを修正するためのスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法に関する。
従来から、生産工程の計画作成において、例えばガントチャートとしてディスプレイ等の表示手段上に表示された生産設備や作業者などの資源に割り付けられたジョブの順番であるスケジュールを、マウスやキーボードなどの入力手段を用いて修正するスケジュール技術が開発されている。
例えば、特許文献1及び特許文献2に示す技術がある。これらの技術では、ジョブ(設備での1回の作業に対応する)単位に、処理開始から処理終了時刻を横幅とする1つの長方形(タイル)として、ディスプレイ上に描画することにより、ガントチャートとしてスケジュールとして表示する。通常、設備を縦軸に、時間を横軸にとって表示する。
これらの技術では、スケジュール修正にあたり、まず、ユーザがタイルで示されたこれらのジョブ中の一つのジョブをマウスまたはキーボードで選択した上で、選択したジョブを時間軸方向あるいは設備軸方向またはそれらの組合せで移動する、もしくは、タイルの幅(設備での占有時間)を変更する。次に、移動・変更した結果をスケジュール修正エンジンが参照し、時間的制約(処理が重ならない、同一製品の前後工程で時間の逆行がないなど)を満たすようにシミュレーションして、他設備も含めてスケジュール全体を修正する。
特に、特許文献1の技術では、段取り替え禁止領域と段取り替え作業が重ならないようにタスクを移動させることを特徴としている。また、特許文献2に示す技術では、スケジュール全体の修正の際に、事前に移動しないジョブをユーザの意思により指定することを特徴としている。
具体的に、図25に、従来技術によるスケジュールの表示及び修正の例を示す。図25では、1,2,3の3種類の製品を、A,B,C,Dの4種類の設備を使って製造する工程について、ジョブの作業順であるスケジュールをガントチャートとして示している。図中、例えば、製品1を設備Aを使って製造する工程についてのジョブをジョブ1−Aとしてタイルで示している。スケジュールの修正にあたり、まず、製品2の設備C(ジョブ2−C)をジョブ1−Cとジョブ3−Cの間にマウスで移動させる(第一ステップ)。この状態では、ジョブ2−Cとジョブ2−Dに時間的逆行が発生するため、スケジュール修正エンジンによりシミュレーションを行って、ジョブ2−Dをジョブ1−Dの後に移動する(第二ステップ)。
このように、従来技術では、スケジュールの全体を俯瞰し、問題点を見つけながらスケジュール修正エンジンによりシミュレーションを行なうことにより、スケジュールの修正を行なうことができる。また、初期のスケジュールを大きく崩すことなく、実行可能な修正スケジュールを得ることができる。
特開平5−28161号公報 特開平8−30686号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザがガントチャート上のジョブの移動先を厳密に指定する必要がある。そのため、品種が多く操業制約が複雑な場合には、移動先の指定の際に品種間の連続処理の可否、段取り替え時間、代替設備の条件、設備による処理能力の違いなどを熟知している必要があり、限定された熟練者のみが操作するものであった。即ち、非熟練者が操作する場合は、操業条件を記した資料を参照しながらの操作となるため、修正作業に時間を要し、迅速にスケジュールを修正することが難しかった。
また、初期のスケジュールにおいて、ジョブ間に無駄な空き時間が発生している場合、または原料の搬入遅れ、発注停止等の予定外の事象により作業が中止された場合など、生産工程の空き時間を防止するため、新規なジョブ、または後工程におけるジョブを当該空き時間に割り付けたい場合がある。
しかしながら、当該空き時間に対して割り付け可能なジョブの候補が多数ある場合には、品種間の段取り替えなどの操業制約、ジョブによる処理時間の違い、他の計画済みジョブヘの影響などを総合的に判断して最適な割り付けジョブを決定する必要があり、熟練者であっても正確かつ短時問で実施することは困難であった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを、簡単且つ適正に修正することができるスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、上記問題点を解決するため、指定した割り付けタイミングに対して、複数の割り付け候補のジョブから短時間に最適なジョブを決定し、操業制約を熟知していないユーザであっても簡単かつ適正にスケジュールの修正を実施できるスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するために、本発明に係るスケジュール修正装置は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、前記入力手段により修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出する候補抽出手段、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正プログラムは、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正方法は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
これによると、ユーザは時刻、作業順、設備などを限定して、修正対象ジョブの割り付け先を厳密に指定するのではなく、時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、ガントチャート上に複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示されたスケジュールに対して、修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲としてガントチャートに対して横軸と縦軸でこの辺りという割付範囲を指定するだけで、割付範囲の中で所定の制約条件を満たす割り付け先に割り付けた場合についてそれぞれ一般的なスケジュール技術における所定の評価指標(段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など)を用いて評価値を算出して、評価値が最良となる最適な割り付け先が決定され、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正を容易且つ適切に行なうことが可能となる。そして、既存のスケジュールに新規にジョブを追加するスケジュールの修正を、容易且つ適切に行なうことができる。
また、本発明に係るスケジュール修正装置は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出する候補抽出手段、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正プログラムは、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正方法は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
これによると、ユーザは時刻、作業順、設備などを限定して、修正対象ジョブの割り付け先を厳密に指定するのではなく、時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、ガントチャート上に複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示されたスケジュールに対して、修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲としてガントチャートに対して横軸と縦軸でこの辺りという割付範囲を指定するだけで、割付範囲の中で所定の制約条件を満たす割り付け先に割り付けた場合についてそれぞれ一般的なスケジュール技術における所定の評価指標(段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など)を用いて評価値を算出して、評価値が最良となる最適な割り付け先が決定され、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正を容易且つ適切に行なうことが可能となる。そして、既存スケジュール上のジョブを移動するスケジュールの修正を、容易且つ適切に行なうことができる。
また、本発明に係るスケジュール修正装置は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出する候補抽出手段、前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正プログラムは、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出するステップ、前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップと、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正方法は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出するステップ、前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
これによると、ユーザは時刻、作業順、設備などを限定して、修正対象ジョブの割り付け先を厳密に指定するのではなく、時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、ガントチャート上に複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示されたスケジュールに対して、修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲としてガントチャートに対して横軸と縦軸でこの辺りという割付範囲を指定するだけで、割付範囲の中で所定の制約条件を満たす割り付け先に割り付けた場合についてそれぞれ一般的なスケジュール技術における所定の評価指標(段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など)を用いて評価値を算出して、評価値が最良となる最適な割り付け先が決定され、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正を容易且つ適切に行なうことが可能となる。そして、既存スケジュール上で特定のジョブを別のジョブと入れ替えるスケジュールの修正を、容易且つ適切に行なうことができる。
ここで、本発明に係るスケジュール修正装置は、前記制御手段は、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力する警告出力手段、を更に備えて良い。
また、本発明に係るスケジュール修正プログラムは、前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力するステップと、を更にコンピュータに行わせて良い。
また、本発明に係るスケジュール修正方法は、前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力するステップと、を更にコンピュータに行わせて良い。
これによると、修正対象ジョブの割り付け先として指定した割付範囲の中に所定の制約条件を満たす割り付け先が無い場合に、警告を出力して(例えば、表示手段への当該割付範囲ではスケジュールの修正ができない旨の表示する)ユーザに報知することにより、ユーザは割付範囲を変更するなどの処置をとることができ、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正をより容易且つ適切に行なうことが可能となる。
更に、本発明に係るスケジュール修正装置は、前記警告出力手段が、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して前記記憶手段に記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを前記表示手段に表示して良い。
また、本発明に係るスケジュール修正プログラムは、前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる出力方法となるように前記スケジュールを表示するステップと、を更にコンピュータに行わせて良い。
また、本発明に係るスケジュール修正方法は、前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを前記表示手段に表示するステップと、を更にコンピュータに行わせて良い。
これによると、ユーザは、一度、所定の制約条件を満たす割り付け先が無いと判断された割付範囲と他の部分とを識別することができ、ユーザが割付範囲を変更する際に、所定の制約条件を満たす割り付け先が無いと判断された割付範囲を重複して選択することを防止でき、スケジュールの修正を効率良く行なうことが可能となる。
本発明において、「ジョブ」とは、各製品の生産工程の計画作成において、資源(設備または作業者)での1回の作業に対応する単位を意味する。
本発明において、「修正スケジュール」とは、記憶手段に記録されるスケジュールに対して修正を行ったスケジュールのことを意味する。
本発明において、「シミュレーション」とは、従来技術によるスケジュール修正エンジンなどのプログラムを用いて、修正対象ジョブを割付範囲に割り付けた結果を、他設備でのスケジュールを時間的制約(処理が重ならない、同一製品の前後工程で時間の逆行がないなど)を満たすようにスケジュール全体修正をすることを意味する。
本発明において、「出力」とは、表示や印刷だけでなく、データとして他のプログラムや装置に与える場合も含む。
本発明において、「入力手段」とは、少なくとも修正対象ジョブの選択及び修正対象ジョブの割付範囲の指定をCPUに与えるためのインタフェースを意味し、キーボード、マウス、音声入力装置など、ユーザとのインタフェースをとるものをいう。
本発明において、「表示手段」とは、少なくともスケジュールや修正スケジュールをユーザに表示するためのものを意味し、ディスプレイなどである。
本発明において、「プログラム」とは、コンピュータによって直接実行可能なものだけでなく、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)などのリムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布されたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布されたりしたものをインストールすることによって実行可能になるものも含む。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む。
また、本発明に係るスケジュール修正装置は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶装置にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップで修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップと、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、を前記コンピュータに行わせることを特徴とする。
また、本発明に係るスケジュール修正プログラムは、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶装置にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップで修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップと、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、を前記コンピュータに行わせることを特徴とする。
また、本発明に係るスケジュール修正方法は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部からの命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップで修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
これによると、未計画のジョブ(例えば新規に受注したオーダー、納期に余裕があり次回の計画対象となったジョブなど)が多数ある場合、ユーザは、時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、ガントチャート上に複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示されたスケジュールに対して、複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置(割り付け位置)としてガントチャートに対して横軸と縦軸で「割り付け先」として指定するだけで、未計画ジョブの個々に対して、割り付け先に追加計画した場合の影響がシミュレーションされ、当該シミュレーションの結果を一般的なスケジュール技術における所定の評価指標(段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など)を用いて評価して、最良となるジョブが決定される。その結果、ユーザが操業制約や設備能力などを熟知していなくても、既存スケジュールヘの新規ジョブの追加が簡単かつ適正に実施することができる。
また、本発明に係るスケジュール修正装置は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力手段により前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出手段、前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示手段、からなる制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正プログラムは、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶装置にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップと、前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップと、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップと、前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、を前記コンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明に係るスケジュール修正方法は、生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部からの命令を入力するための入力ステップと、前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップ、前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、前記候補決定ステップにより前記決定された当該修正スケジュールを表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とする。
これによると、計画済みのジョブの中で作業時刻および順番を変更したい移動可能ジョブ(例えば納期遅れとこなったジョブ、逆に急ぐ必要のないジョブなど)が多数ある場合、ユーザは、時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、ガントチャート上に複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示されたスケジュールに対して、複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置(割り付け位置)としてガントチャートに対して横軸と縦軸で「割り付け先」として指定するだけで、移動可能ジョブの個々に対して、割り付け先に追加計画した場合の影響がシミュレーションされ、当該シミュレーションの結果を一般的なスケジュール技術における所定の評価指標(段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など)を用いて評価して、最良となるジョブが決定される。その結果、ユーザが操業制約や設備能力を熟知していなくても、既存スケジュールに対するジョブの移動が簡単かつ適正に実施することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を実施するための最良の形態について、具体的な一例に即して説明する。
[第一の実施形態]
まず、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置について、図1に基づいて説明する。図1は、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、スケジュール修正装置1は、表示部(表示手段)2と、入力部(入力手段)3と、記憶部(記憶手段)4と、制御部5とから構成される。また、制御部5は、候補抽出部(候補抽出手段)6と、評価値計算部(評価値計算手段)7と、候補決定部(候補決定手段)8と、結果表示部(結果表示手段)9とから構成される。
記憶部4は、既存(初期状態)のスケジュールが格納されている。既存のスケジュールは、例えば、生産工程の計画作成を行なう他のプログラムに基づいて記録されたり、入力部3を介してユーザが直接記録されたりする。表示部2は、スケジュールを表示するためのものである。
入力部3は、ユーザが、表示部2に表示されたスケジュールを見て、外部から命令を入力するためのものである。ここで、命令とは、修正する対象として選択する修正対象ジョブや、修正対象ジョブを割り付けるおおよその範囲として指定する割付範囲を含むものである。
制御部5は、候補抽出部6と、評価値計算部7と、候補決定部8と、結果表示部9とを制御するためのものである。
候補抽出部6は、入力部3で修正を行なう対象として選択した修正対象ジョブ又は外部システム等により直接与えられた修正対象ジョブと、入力部3で指定した修正対象ジョブの割付範囲に基づいて、スケジュールの割付範囲内で、修正対象ジョブが割り付き可能な所定の制約条件を満たす修正スケジュールの候補を抽出するためのものである。
ここで、修正対象ジョブは、以下のジョブが該当する。
1.特急ジョブ等、既存のスケジュール中のジョブでなく新規に追加するジョブ(以下、「追加ジョブ」と称する。)
2.納期遅れを生じる恐れがあるジョブ等、既存のスケジュール中のジョブであって移動するジョブ(以下、「移動元ジョブ」と称する。)
3.スケジュール修正の前後で各設備の稼働率を極力変えたくない場合に同一設備内で入れ替えを行うジョブ等、既存のスケジュール中のジョブであって既存のスケジュール中の他のジョブ(以下、「入れ替え先ジョブ」と略する。)と入れ替えするジョブ(以下、「入れ替え元ジョブ」と称する。)
そして、修正対象ジョブが追加ジョブである場合、修正対象ジョブは、ユーザが入力部3で選択して与えられるか、又は、外部システム等により直接与えられる。尚、ユーザが入力部3で修正対象ジョブを選択する場合は、表示部2においてスケジュール以外に表示される1つまたは複数の追加ジョブの中からユーザが入力部3で選択したり、ユーザが入力部3から手入力により追加ジョブを選択したりする。また、外部システム等により直接修正対象ジョブを与える場合は、例えば、受注システムと連携する生産管理システムで短納期のオーダーが発生した際に、本システムに特急ジョブとしてデータが自動で転送される場合や、下工程での設備トラブルや品質異常などにより、急遽作り直しが必要となったオーダーが、追加ジョブとして生産管理システムより自動転送される場合が想定される。修正対象ジョブが移動元ジョブ又は入れ替え元ジョブである場合、修正対象ジョブは、表示部2においてスケジュールとして表示されるジョブの中からユーザが入力部3で選択して与えられる。
また、割付範囲は、修正対象ジョブを割り付ける範囲であり、例えば、表示部2に表示されたスケジュールが、横軸を時間とし、縦軸を設備としたガントチャートで示される場合には、ユーザが入力部3を操作することにより横軸と縦軸で割付範囲を指定する。
また、所定の制約条件とは、例えば、使用可能な設備、前後品種の組み合わせによる操業不可制約等の操業条件であって、予め記憶部4に登録されて候補抽出部6により読み出されるものである。また、修正対象ジョブが割り付き可能な所定の制約条件を満たす修正スケジュールの候補は、修正対象ジョブが追加ジョブである場合、所定の制約条件を考慮し、追加する修正対象ジョブを割付範囲内の割り付け可能な位置(各設備のジョブとジョブの間)に割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールを抽出する。また、修正対象ジョブが既存のスケジュール中のジョブであって移動するジョブである場合、所定の条件を考慮し、移動する修正対象ジョブを割付範囲内の割り付け可能な位置(各設備のジョブとジョブの間)に割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールを抽出する。また、修正対象ジョブが既存のスケジュール中のジョブであって他のジョブと入れ替えするジョブである場合、所定の条件を考慮し、入れ替えする修正対象ジョブを割付範囲内の入れ替え可能なジョブと入れ替えてシミュレーションを行った修正スケジュールを抽出する。尚、シミュレーションは、従来技術によるスケジュール修正エンジンなどのプログラムを用いて、修正対象ジョブを割付範囲に割り付けた結果を、他設備でのスケジュールを時間的制約(処理が重ならない、同一製品の前後工程で時間の逆行がないなど)を満たすようにスケジュール全体修正をすることにより行なう。
評価値計算部7は、候補抽出部6で抽出した修正スケジュールの候補の全てについて所定の評価値を計算するためのものである。ここで、所定の評価値とは、段取り替え時間の総和、納期遅れ時間の総和、最終ジョブの完了時刻など、一般的なスケジュール技術における評価指標を用いて計算する。
候補決定部8は、評価値計算部7で評価値を計算した全ての修正スケジュールの候補の中から評価値が最良となる修正スケジュールを決定するためのものである。ここで、評価値が最良となるかどうかは、評価値計算部7で用いた一般的なスケジュールにおける評価指標とスケジュールの目的と照らし合わせて判断される。
結果表示部9は、候補決定部8で決定された評価値が最良となる修正スケジュールを表示部2に表示するよう制御するためのものである。即ち、制御部5の出力用インタフェースを介して、候補決定部8で決定された評価値が最良となる修正スケジュールを表示部2に出力する。尚、出力用インタフェースは、表示部2に出力するためのデータ変換や通信を行なうプログラム又はハードウェアである。
次に、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置1の制御部5を、CPU21を用いて実現した場合のコンピュータ20のハードウェア構成を、図2に基づいて説明する。図2は、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置の制御部を、CPUを用いて実現した場合のコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コンピュータ20のCPU21には、メモリ22と、表示部であるディスプレイ2と、入力部であるキーボード3A及びマウス3Bと、記憶部であるハードディスク4と、CD−ROMドライブ23とが接続されている。ハードディスク4には、スケジュール修正プログラム30と、スケジュール31と、オペレーティングシステム(OS)32とが記憶されている。第一の実施形態では、スケジュール修正プログラム30は、上述した候補抽出部6、評価値計算部7、候補決定部8、結果表示部9としてCPU21を機能させるプログラムであり、CD−ROMドライブ23を介してCD−ROMからインストールされる。
次に、第一の実施形態に係るスケジュール修正プログラム30の処理の手順について、図3に基づいて説明する。図3は、第一の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理の手順について説明したフローチャートである。スケジュール修正プログラム30は、ハードディスク4からCPU21で読み出されてオペレーティングシステム32と協働して、図3の処理を行なう。尚、その一部または全部の処理を、スケジュール修正プログラム30が単独で行なうようにしてもよい。
図3に示すように、まず、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31を参照してキーボード3Aまたはマウス3Bから選択される修正対象ジョブ又は外部システム等から直接与えられる修正対象ジョブと、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31を参照してキーボード3Aまたはマウス3Bから指定される修正対象ジョブの割付範囲とが入力される(ステップS1)。
すると、CPU21(候補抽出部6)は、ハードディスク4からスケジュール31を取得して(ステップS2)、割付範囲内で修正対象ジョブが割り付き可能な所定の制約を満たす修正スケジュールの候補を抽出する(ステップS3)。
次に、CPU21(評価値計算部7)は、抽出した修正スケジュールの候補の全てについて、所定の評価値を計算する(ステップS4)。そして、CPU21(候補決定部8)は、評価値が最良となる修正スケジュールを決定する(ステップS5)。
最後に、CPU21(結果表示部9)は、決定された修正スケジュールをディスプレイ2に出力する(ステップS6)。
尚、以上で説明した第一の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理は、コンピュータを用いた第一の実施形態に係るスケジュール修正方法として処理することができる。
次に、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例について、修正対象ジョブが追加ジョブの場合、移動ジョブの場合、入れ替えジョブの場合に分けて、図4〜図12に基づいて説明する。尚、この例では、設備1〜設備6までの6台の設備で原材料を加工して製品を製造する生産工程を対象とする。製品は、6台の設備の内のいずれか1台で、1回だけ加工されるものとする。
<修正対象ジョブが追加ジョブの場合>
1)ディスプレイ2には、図4に示すように、ハードディスク4に記憶されるスケジュール31がガントチャートで示されている。そして、ユーザは、ディスプレイ2上に表示された新規ジョブJ10、J11、J12の3ジョブの中から修正対象ジョブとして選択しようとするジョブJ10の最低限の属性(例えば、品種や納期)を元に、マウス3Bを用いて修正対象ジョブの割付範囲をガントチャート上で指定する。図4では、破線で示された枠内が指定された割付範囲を示している。
2)ユーザは、ディスプレイ2上に表示された新規ジョブJ10、J11、J12の3ジョブに対応するアイコンの中から、ジョブJ10に対応するアイコンをマウス3Bでクリックして、指定した割付範囲内までドラッグすることによりJ10を修正対象ジョブとして選択する。
3)次に、CPU21は、図5に示すように、2)で指定した割付範囲内で修正対象ジョブJ10が割り付け可能な位置(設備と作業順。即ち、各設備のジョブとジョブの間。)を検索する。ここでは、予めハードディスク4に記憶した操業条件を参照し、割り付け可能な位置の候補(即ち、割り付け位置候補)が自動検索される。図5では、設備1及び設備4に割り付け不可能な位置(即ち、操業制約上、割り付け不可となった位置)が存在することを示している。
4)そして、CPU21は、割り付け可能な位置の候補の全てに修正対象ジョブJ10を割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールの候補について、それぞれの評価値を計算する。最後に、CPU21は、図6に示すように、修正スケジュールの候補全ての中で、評価値が最良となる修正スケジュールを決定し、その修正スケジュールをガントチャートでディスプレイ2に表示する。図6では、設備2のジョブJ13の後に修正対象ジョブJ10を割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールが、評価値が最良となることを示している。また、設備2のジョブJ13の後に修正対象ジョブJ10を割り込ませた影響で、当初、設備2のジョブJ13以降であったジョブ(図6中に「影響を受けたジョブ」として示すジョブ。)が時間的に後にシフトしていることがわかる。
<修正対象ジョブが移動ジョブの場合>
1)ディスプレイ2には、図7に示すように、ハードディスク4に記憶されるスケジュール31がガントチャートで示されている。そして、ユーザは、ディスプレイ2上に表示されたジョブの中から修正対象ジョブとしてジョブJ2を選択するものとする。
2)そして、ジョブJ2の最低限の属性(例えば、品種や納期)を元に、マウス3Bを用いて修正対象ジョブの割付範囲をガントチャート上で指定する。図7では、破線で示された枠内が指定された割付範囲(図7中の「移動先範囲」)を示している。
3)ユーザは、ディスプレイ2上に表示されたジョブJ2に対応するアイコンをマウス3Bでクリックして、指定した割付範囲内までドラッグすることによりJ2を修正対象ジョブとして選択する。
4)次に、CPU21は、図8に示すように、2)で指定した割付範囲内で修正対象ジョブJ2が割り付け可能な位置(設備と作業順。即ち、各設備のジョブとジョブの間。)を検索する。ここでは、予めハードディスク4に記憶した操業条件を参照し、割り付け可能な位置の候補(即ち、割り付け位置候補)が自動検索される。図8では、設備2、設備5及び設備6に割り付け不可能な位置(即ち、操業制約上、割り付け不可となった位置)が存在することを示している。
5)そして、CPU21は、割り付け可能な位置の候補の全てに修正対象ジョブJ2を割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールの候補について、それぞれの評価値を計算する。最後に、CPU21は、図9に示すように、修正スケジュールの候補全ての中で、評価値が最良となる修正スケジュールを決定し、その修正スケジュールをガントチャートでディスプレイ2に表示する。図9では、設備6のジョブJ7の後に修正対象ジョブJ2を割り込ませてシミュレーションを行った修正スケジュールが、評価値が最良となることを示している。また、ジョブJ2が設備1から除かれた影響で、設備1で当初ジョブJ2以降であったジョブ(図9中に「影響を受けたジョブ」として示すジョブ。)が時間的に前にシフトしていることがわかる。設備6のジョブJ7の後に修正対象ジョブJ2を割り込ませた影響で、当初、設備6のジョブJ7以降であったジョブ(図9中に「影響を受けたジョブ」として示すジョブ。)が時間的に後にシフトしていることがわかる。
<修正対象ジョブが入れ替えジョブの場合>
1)ディスプレイ2には、図10に示すように、ハードディスク4に記憶されるスケジュール31がガントチャートで示されている。そして、ユーザは、ディスプレイ2上に表示されたジョブの中から修正対象ジョブとしてジョブJ4を選択するものとする。
2)そして、ジョブJ4の最低限の属性(例えば、品種や納期)を元に、マウス3Bを用いて修正対象ジョブの割付範囲をガントチャート上で指定する。図10では、破線で示された枠内が指定された割付範囲(図10中の「入れ替え先検索範囲」)を示している。
3)ユーザは、ディスプレイ2上に表示されたジョブJ4に対応するアイコンをマウス3Bでクリックして、指定した割付範囲内までドラッグすることによりJ4を修正対象ジョブとして選択する。
4)次に、CPU21は、図11に示すように、2)で指定した割付範囲内で修正対象ジョブJ4と入れ替え可能なジョブを検索する。ここでは、予めハードディスク4に記憶した操業条件を参照し、入れ替え可能なジョブの候補(即ち、入れ替え先ジョブの候補)が自動検索される。但し、入れ替え元ジョブである修正対象ジョブJ4が入れ替え先ジョブに移動する場合と、入れ替え先ジョブが入れ替え元ジョブである修正対象ジョブJ4に移動する場合の2種類の操業条件の判断を行い、いずれの操業条件も満たす場合にのみ候補として抽出される。図11では、4つのジョブが修正対象ジョブJ4の入れ替え先ジョブの候補として採用されなかったことを示している。
5)そして、CPU21は、入れ替え先ジョブの候補の全てに修正対象ジョブJ4と入れ替えてシミュレーションを行った修正スケジュールの候補について、それぞれの評価値を計算する。最後に、CPU21は、図12に示すように、修正スケジュールの候補全ての中で、評価値が最良となる修正スケジュールを決定し、その修正スケジュールをガントチャートでディスプレイ2に表示する。図12では、設備2のジョブJ5が入れ替え先ジョブとして決定され、修正対象ジョブJ4と入れ替えを行ってシミュレーションを行った修正スケジュールが、評価値が最良となることを示している。また、ジョブJ5が修正対象ジョブJ4と入れ替わった影響で、ジョブJ5は修正対象ジョブJ4より作業時間が長いため、設備5でジョブJ5以降のジョブ(図12中に「影響を受けたジョブ」として示すジョブ。)が時間的に後にシフトしていることがわかる。
このように、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法によれば、ユーザは時刻、作業順、設備などを限定して、修正対象ジョブの割り付け先を厳密に指定するのではなく、この辺りという割付範囲を指定するだけで、割付範囲の中で所定の制約条件を満たす割り付け先に割り付けた場合ついてそれぞれ所定の評価値を算出して、評価値が最良となる最適な割り付け先が決定され、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正を容易且つ適切に行なうことが可能となる。
[第二の実施形態]
第二の実施形態では、第一の実施形態において修正対象ジョブが割り付き可能な所定の制約条件を満たす修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、所定の警告をユーザに報知するようにしている。
まず、第二の実施形態に係るスケジュール修正装置について、図13に基づいて説明する。図13は、第二の実施形態に係るスケジュール修正装置の全体構成を示すブロック図である。尚、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置と同一の部については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第二の実施形態に係るスケジュール修正装置1aの制御部5は、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置1aの制御部5に加えて、警告出力部10を備えている。
警告出力部10は、候補抽出部6において修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、所定の警告を出力するとともに、入力部3で指定した修正対象ジョブの割付範囲の部分に所定の識別情報を付加してスケジュールを記憶部4に記録して、識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるようにスケジュールを表示部2に表示するためのものである。ここで、所定の警告とは、ユーザに対して候補抽出部6において修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する手段を意味し、例えば「可能な候補がありません」という警告を表示部2に表示したり、警告音を鳴らしたりする。また、所定の識別情報とは、フラグ等を意味する。また、異なる表示方法とは、例えば、表示色を変更することを意味する。
尚、第二の実施形態に係るスケジュール修正装置1aの制御部5を、CPU21を用いて実現した場合のコンピュータ20のハードウェア構成は、図2に示す第一の実施形態のそれと同様であり、その説明を省略する。
次に、第二の実施形態に係るスケジュール修正プログラム30の処理の手順について、図14に基づいて説明する。図14は、第二の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理の手順について説明したフローチャートである
まず、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31を参照してキーボード3Aまたはマウス3Bから選択される修正対象ジョブ又は外部システム等から直接与えられる修正対象ジョブと、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31を参照してキーボード3Aまたはマウス3Bから指定される修正対象ジョブの割付範囲とが入力される(ステップS11)。
CPU21(候補抽出部6)が、ハードディスク4からスケジュール31を取得して(ステップS12)、割付範囲内で修正対象ジョブが割りつき可能な所定の制約を満たす修正スケジュールの候補を抽出する(ステップS13)際、抽出できる修正スケジュールの候補があるかどうか判断する(ステップS17)。
抽出できる修正スケジュールの候補がある場合(ステップS17:YES)、
CPU21(評価値計算部7)は、抽出した修正スケジュールの候補の全てについて、所定の評価値を計算する(ステップS14)。そして、CPU21(候補決定部8)は、評価値が最良となる修正スケジュールを決定する(ステップS15)。
最後に、CPU21(結果表示部9)は、決定された修正スケジュールをディスプレイ2に出力する(ステップS16)。
一方、抽出できる修正スケジュールの候補がない場合は(ステップS17:NO)、CPU21(警告出力部10)は、警告を出力するとともに(ステップS18)、ステップS11でユーザによりディスプレイ2にキーボード3Aまたはマウス3Bから指定された修正対象ジョブの割付範囲について識別情報を付加してハードディスク4のスケジュール31に記録し、スケジュール31の識別情報が付加された部分とその他の部分との表示方法が異なるようにして、スケジュール31をディスプレイ2に表示する。
尚、以上で説明した第二の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理は、コンピュータを用いた第二の実施形態に係るスケジュール修正方法として処理することができる。
次に、第二の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例について、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例(修正対象ジョブが追加ジョブの場合)に追加して、図15に基づいて説明する。
上述の3)において、CPU21が2)で指定した割付範囲内で修正対象ジョブJ10が割り付け可能な位置(設備と作業順。即ち、各設備のジョブとジョブの間。)を検索した際、割付範囲内で修正対象ジョブJ10が割り付け可能な位置がない場合は、ディスプレイ2に「可能な候補がありません」という表示を行なうとともに、図15に示すように、その割付範囲の表示色のみを変更してディスプレイ2にスケジュール31を表示する。
このように、第二の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法によれば、修正対象ジョブの割り付け先として指定した割付範囲の中に所定の制約条件を満たす割り付け先が無い場合に、警告を出力して(例えば、表示手段への当該割付範囲ではスケジュールの修正ができない旨の表示する)ユーザに報知することにより、ユーザは割付範囲を変更するなどの処置をとることができ、ユーザが操業制約を熟知していなくても、スケジュールの修正をより容易且つ適切に行なうことが可能となる。また、ユーザは、一度、所定の制約条件を満たす割り付け先が無いと判断された割付範囲と他の部分とを識別することができ、ユーザが割付範囲を変更する際に、所定の制約条件を満たす割り付け先が無いと判断された割付範囲を重複して選択することを防止でき、スケジュールの修正を効率良く行なうことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
上述の実施形態では、修正対象ジョブを1つのジョブとしているが、連続する複数のジョブをまとめて修正対象ジョブとすることも可能である(図16参照)。この場合、連続する複数のジョブの当初の順番を保持した状態で、割り付き可能な修正スケジュールの候補を抽出してシミュレーションを行っても良いし、連続する複数のジョブのそれぞれが割り付き可能な全ての組み合わせについての修正スケジュールの候補を抽出してシミュレーションを行っても良い。前者はシミュレーションにおける計算量が少なく計算時間が早いことが特徴であるが、後者はシミュレーションにおける計算量が多いがより良い修正スケジュールを得られる可能性があることが特徴である。
[第三の実施形態]
第三の実施形態では、指定した割り付けタイミングに対して、複数の割り付け候補のジョブから短時間に最適なジョブを決定することができるスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法について説明する。
第三の実施形態におけるスケジュール修正装置1bの全体構成は、第二の実施形態に係る全体構成(図13参照)と同じ構成からなる。尚、この例では、設備1〜設備6までの6台の設備で原材料を加工して製品を製造する生産工程を対象とする。製品は、6台の設備内のいずれか1台で、1回だけ加工されるものとする。
図17は、第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラム30の処理の手順の一例を説明するフローチャートである。また、図18〜図20は、第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイ2のイメージの一例を示す図である。
なお、第一または第二の実施形態と同様に、CPU21が、ハードディスク4に記録されたスケジュール修正プログラム30を読み出し、オペレーティングシステム32と協働して図17の処理を行なう。
図17に示すように、まず、ユーザにより複数の追加ジョブの候補の入力が行なわれる(ステップS21)。ここでの複数の追加ジョブの候補は、急な納期依頼があった品物に対するジョブまたはあらたな依頼のジョブなどに関する追加ジョブ群である。
次に、CPU21は、ハードディスク4からスケジュール31を読み込む(ステップS22)。なお、本実施の形態においては、ハードディスク4からスケジュール31を読み込むこととしたが、これに限定されず、所定の時間毎に自動的に読み込みを行なわせてもよい。
続いて、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31のガントチャートの一部をキーボード3Aまたはマウス3Bにより指示する。CPU21は、入力手段であるキーボード3Aまたはマウス3Bの操作を認識することにより、追加ジョブ候補の割り付け位置を認識する(ステップS23)
CPU21は、所定の条件に基づいて割り付け可能な追加ジョブ候補の抽出を行なう(ステップS24)。ここで、所定の条件とは、追加ジョブ候補の操業時間および操業条件のみである。
具体的には、スケジュール31の空き時間に相当する所定の操業時間および空き時間を有する工程の条件と操業条件とを比較するものである。これにより、CPU21は、容易にスケジュール31に相当する条件を抽出し、確実に割り付けができない追加ジョブ候補を削除することができる。すなわち、削除される追加ジョブ候補に対する算出負担または算出時間を削減することができる。
ここで、CPU21が、所定の条件に基づいて割り付け可能な追加ジョブ候補の抽出をできなかった場合、ディスプレイ2にワーニング表示の指示を行なう(ステップS25)。ユーザは、当該ディスプレイ2の表示を確認して、スケジュール31のガントチャートの一部をキーボード3Aまたはマウス3Bにより再度指示する。CPU21は、入力手段であるキーボード3Aまたはマウス3Bの操作を認識することにより、追加ジョブ候補の割り付け位置の再指示があるか否かの判定を行なう(ステップS26)。割り付け位置の再指示がないと判定している場合、CPU21は、ステップS25およびステップS26の処理を繰り返し行なう。
一方、CPU21は、割り付け位置の再指示があると判定した場合、ステップS24の処理に戻り、ステップS24の処理を繰り返す。
また、ステップS24の処理において、CPU21が、所定の条件に基づいて割り付け可能な追加ジョブ候補の抽出があると判定した場合、割り付け可能な追加ジョブ候補を1つ選択する(ステップS28)。
続いて、CPU21は、割り付けジョブ候補位置に追加ジョブ候補を追加してシミュレーションを実行し(ステップS29)、評価値の算出を行なう(ステップS30)。ここで、評価値としては、段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標が用いられる。
CPU21は、割り付け可能な追加ジョブ候補を全て評価したか否かの判定を行なう(ステップS31)。具体的にCPU21は、ステップS24の処理において、割り付け可能な追加ジョブ候補が複数の場合、個々の追加ジョブ候補をスケジュール31にそれぞれ追加した場合の評価値を算出する。CPU21は、追加ジョブ候補を全て評価していないと判定した場合、ステップS28からステップS31の処理を再度繰り返す。
また、CPU21は、追加ジョブ候補を全て評価したと判定した場合、すなわち、追加ジョブ候補の全てについて個々に評価値を算出したと判定した場合、評価値が最良の追加ジョブ候補を割り付け指定位置に割り付ける(ステップS32)。
その結果、指定した割り付け位置に対して、複数の割り付け候補の追加ジョブから短時間に最適な1個のジョブを決定することができる。
次に、第3の実施形態に係るスケジュール修正装置およびスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて実際にスケジュールを修正した例について、修正対象が追加ジョブの場合を図18から図20までに基づいて説明する。
1)ディスプレイ2には、図18に示すように、ハードディスク4に記憶されるスケジュール31がガントチャートで示されている。そして、ユーザは、ディスプレイ2上に表示された追加ジョブ候補の中から修正対象となる追加ジョブ候補をキーボード3Aまたはマウス3Bを用いて選択する。
例えば、図18においては、ジョブJ20、〜、J28の9個の追加ジョブ候補がディスプレイ2に表示されている。ユーザは、9個の追加ジョブ候補の中からジョブJ20、〜、J25の6個の追加ジョブ候補SLを選択する。なお、ここで追加ジョブ候補SLは、複数のジョブ候補からなるものとする。
なお、追加ジョブ候補は、ユーザにより新規発注のジョブとして入力されたもの、または外部システムから追加されたものであってもよい。
2)ユーザは、マウス3Bを用いてジョブの割り付け位置をガントチャート上で指定し、マウス3Bをクリックするか、またはキーボード3Aを押下操作することにより、割り付け位置の確定操作を行なう。具体的には、設備と作業順とを指定する。例えば、図18においては、設備3の1番目のジョブの後を割り付け位置に指定した場合を示している。
3)次に2)で指定した割り付け位置に対し、1)で選択した割り付け可能な追加ジョブ候補SLのそれぞれに対して、所定の制約を満たすか否かを個々の判定する。
ここで所定の制約とは、例えば、追加ジョブ候補SLの各ジョブの生産において、各設備が使用可能な設備を有するか、前後のジョブの品種との組み合わせに問題がないか等の制約であり、具体的には、当該制約が記録されたマスターを参照することにより行なう。図19においては、追加ジョブ候補SLのうち、ジョブJ21およびジョブJ23が、設備3の設備または設備3の1番目のジョブおよび/または3番目のジョブのいずれかと組み合わせることに支障があり、指定した割り付け位置で生産できないことを示している。
4)次いで、3)で抽出した指定した割り付け位置で作業可能な追加ジョブの候補全てについて、各ジョブを割り付け指定位置に追加した場合のシミュレーションを実施し、それぞれについて評価値を計算する。ここで、評価値とは、段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標を示す。なお、評価値として段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標を用いることとしたが、これに限定されず、他の任意の条件や指標を用いてもよい。
5)続いて、追加ジョブの候補全ての中で、評価値が最良となるジョブを割り付け指定位置に割付け、そのシミュレーション結果をガントチャートとしてディスプレイ2に表示させる。図20においては、追加ジョブ候補J22が最良追加ジョブとして決定された場合について示している。
また、その影響で設備3のJ22以降の3ジョブが時間的に後にシフトしていることがわかる。
なお、上記3)において、割り付け可能な追加ジョブの候補が全く無い場合は、「追加可能なジョブがありません」というワーニングをディスプレイ2に表示させ、ユーザに割り付け位置の変更を促す。
[第四の実施形態]
第四の実施形態では、指定した割り付け位置に対して、初期スケジュール上で計画済みのジョブ群から複数のジョブを選択し、その複数のジョブ群の中から短時間に最適なジョブを1個選択し、移動させることができるスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法について説明する。
第四の実施形態におけるスケジュール修正装置1cの全体構成は、第二の実施形態に係る全体構成(図13参照)および第三の実施形態に係る全体構成と同じ構成からなる。尚、この例では、設備1〜設備6までの6台の設備で原材料を加工して製品を製造する生産工程を対象とする。製品は、6台の設備の内のいずれか1台で、1回だけ加工されるものとする。
図21は、第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラム30の処理の手順の一例を説明するフローチャートである。また、図22〜図24は、第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイ2のイメージの一例を示す図である。
なお、第一、第二または第三の実施形態と同様に、CPU21が、ハードディスク4に記録されたスケジュール修正プログラム30を読み出し、オペレーティングシステム32と協働して図21の処理を行なう。以下、CPU21の動作の概要について説明し、後にディスプレイ2を用いて具体的な一例を説明する。
図21に示すように、まず、CPU21は、ハードディスク4からスケジュール31を読み込む(ステップS41)。なお、本実施の形態においては、ハードディスク4からスケジュール31を読み込むこととしたが、これに限定されず、所定の時間毎に自動的に読み込みを行なわせてもよい。この場合、スケジュール修正プログラムは、後述するステップS42の処理が開始された時から開始される。
次に、ユーザにより複数の移動元ジョブ候補の入力が行なわれる(ステップS42)。ここで、複数の移動元ジョブ候補とは、納期に遅れそうなジョブ、または納期が変更したジョブなどを意味する。なお、複数の移動元ジョブ候補の入力は、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31のガントチャートの一部が、キーボード3Aまたはマウス3Bにより指示される。
続いて、ユーザによりディスプレイ2に表示されたスケジュール31のガントチャートの一部がキーボード3Aまたはマウス3Bにより指示される。CPU21は、入力手段であるキーボード3Aまたはマウス3Bの操作を認識することにより、移動元ジョブ候補の割り付け位置を認識する(ステップS43)。
CPU21は、所定の条件に基づいて割り付け可能な移動元ジョブ候補の抽出を行なう(ステップS44)。ここで、所定の条件とは、移動元ジョブ候補の操業時間および操業条件のみについて判定するものである。
具体的には、スケジュール31の空き時間に相当する所定の操業時間および空き時間を有する工程の条件と操業条件とを比較するものである。これにより、CPU21は、容易にスケジュール31に相当する条件を抽出し、確実に割り付けができない移動元ジョブ候補を削除することができる。すなわち、削除する移動元ジョブに対する算出負担または算出時間を削減することができる。
ここで、CPU21が、所定の条件に基づいて割り付け可能な移動元ジョブ候補の抽出をできなかった場合、ディスプレイ2にワーニング表示の指示を行なう(ステップS45)。ユーザは、当該ディスプレイ2の表示を確認して、スケジュール31のガントチャートの一部をキーボード3Aまたはマウス3Bにより再度指示する。CPU21は、入力手段であるキーボード3Aまたはマウス3Bの操作を認識することにより、移動元ジョブ候補の割り付け位置の再指示があるか否かの判定を行なう(ステップS46)。割り付け位置の再指示がないと判定している場合、CPU21は、ステップS45およびステップS46の処理を繰り返し行なう。
一方、CPU21は、割り付け位置の再指示があると判定した場合、ステップS44の処理に戻り、ステップS44の処理を繰り返す。
また、ステップS44の処理において、CPU21が、所定の条件に基づいて割り付け可能な移動元ジョブ候補の抽出があると判定した場合、割り付け可能な移動元ジョブ候補を1つ選択する(ステップS48)。
続いて、CPU21は、割り付けジョブ候補位置に移動元ジョブ候補を追加してシミュレーションを実行し(ステップS49)、評価値の算出を行なう(ステップS50)。ここで、評価値としては、段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標が用いられる。
CPU21は、割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て評価したか否かの判定を行なう(ステップS51)。具体的にCPU21は、ステップS44の処理において、割り付け可能な移動元ジョブ候補が複数の場合、個々の移動元ジョブ候補をスケジュール31にそれぞれ追加した場合の評価値を算出する。CPU21は、移動元ジョブ候補を全て評価していないと判定した場合、ステップS48からステップS51の処理を再度繰り返す。
また、CPU21は、移動元ジョブ候補を全て評価したと判定した場合、すなわち、移動元ジョブ候補の全てについて個々に評価値を算出したと判定した場合、評価値が最良の移動元ジョブ候補を割り付け指定位置に割り付ける(ステップS52)。
その結果、指定した割り付け位置に対して、複数の割り付け候補の移動元ジョブから短時間に最適な1個のジョブを決定することができる。
次に、第4の実施形態に係るスケジュール修正装置およびスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて実際にスケジュールを修正した例について、修正対象が移動元ジョブの場合を図22から図24までに基づいて説明する。
1)ディスプレイ2には、図22に示すように、ハードディスク4に記憶されるスケジュール31がガントチャートで示されている。そして、ユーザは、ディスプレイ2上に表示された複数のジョブの中から修正対象となる移動元ジョブ候補をキーボード3Aまたはマウス3Bを用いて選択する。
例えば、図22においては、ジョブJ31、〜、J36の6個の移動元ジョブ候補がディスプレイ2に表示されている。ユーザは、移動元ジョブ候補の中からジョブJ31、〜、J36の6個の移動元ジョブ候補SL1を選択する。なお、ここで移動元ジョブ候補SL1は、複数のジョブ候補からなるものとする。
2)ユーザは、マウス3Bを用いてジョブの割り付け位置をガントチャート上で指定し、マウス3Bをクリックするか、またはキーボード3Aを押下操作することにより、割り付け位置の確定操作を行なう。具体的には、設備と作業順とを指定する。例えば、図23においては、設備3の1番目のジョブの後を割り付け位置に指定した場合を示している。
3)次に2)で指定した割り付け位置に対し、1)で選択した割り付け可能な移動元ジョブ候補SL1のそれぞれに対して、所定の制約を満たすか否かを個々の判定する。
ここで所定の制約とは、例えば、移動元ジョブ候補SL1の生産において、各設備が使用可能な設備を有するか、前後のジョブの品種との組み合わせに問題がないか等の制約であり、具体的には、当該制約が記録されたマスターを参照することにより行なう。図23においては、移動元ジョブ候補SL1のうち、ジョブJ31およびジョブJ36が、設備3の設備または設備3の1番目のジョブおよび/または3番目のジョブのいずれかと組み合わせることに支障があり、指定した割り付け位置で生産できないことを示している。
4)次いで、3)で抽出した指定した割り付け位置で作業可能な移動元ジョブの候補全てについて、各ジョブを割り付け指定位置に追加した場合のシミュレーションを実施し、それぞれについて評価値を計算する。ここで、評価値とは、段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標を示す。なお、評価値として段取り時間の総和、納期遅れ和、最終ジョブの完了時刻、所定期間内での総生産量など一般的なスケジュールの評価指標を用いることとしたが、これに限定されず、他の任意の条件や指標を用いてもよい。
5)続いて、移動元ジョブの候補全ての中で、評価値が最良となるジョブを割り付け指定位置に割付け、そのシミュレーション結果をガントチャートとしてディスプレイ2に表示させる。図24においては、移動元ジョブ候補J34が最良移動元ジョブとして決定された場合について示している。
また、その影響で設備3のJ34以降の5ジョブが時間的に後にシフトしていることがわかる。また、ジョブJ34が設備4から除かれた影響で、設備4で当初ジョブJ34以降であったジョブ(図24中に「影響を受けたジョブ」として示すジョブ。)が時間的に前にシフトする。なお、上記4)において、割り付け可能な追加ジョブの候補が無い場合は、「追加可能なジョブがありません」というワーニングを出力し、オペレータに割り付け位置の変更を促す。
なお、上記3)において、割り付け可能な移動元ジョブの候補が全く無い場合は、「追加可能なジョブがありません」というワーニングをディスプレイ2に表示させ、ユーザに割り付け位置の変更を促す。
第一の実施形態に係るスケジュール修正装置の全体構成を示すブロック図である。 第一の実施形態に係るスケジュール修正装置の制御部を、CPUを用いて実現した場合のコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 第一の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理の手順について説明したフローチャートである。 修正対象ジョブが追加ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、修正対象ジョブを選択し、割付範囲を指定した例を示している。 修正対象ジョブが追加ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、割り付け位置候補を抽出した例を示している。 修正対象ジョブが追加ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、決定した修正スケジュールを表示した例を示している。 修正対象ジョブが移動ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、修正対象ジョブを選択し、割付範囲を指定した例を示している。 修正対象ジョブが移動ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、割り付け位置候補を抽出した例を示している。 修正対象ジョブが移動ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、決定した修正スケジュールを表示した例を示している。 修正対象ジョブが入れ替えジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、修正対象ジョブを選択し、割付範囲を指定した例を示している。 修正対象ジョブが入れ替えジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、入れ替え先ジョブの候補を抽出した例を示している。 修正対象ジョブが入れ替えジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、決定した修正スケジュールを表示した例を示している。 第二の実施形態に係るスケジュール修正装置の全体構成を示すブロック図である。 第二の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理の手順について説明したフローチャートである。 修正対象ジョブが移動ジョブの場合の、第一の実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、割り付け位置候補を抽出できない場合に割付範囲の表示方法を変更してスケジュールの表示した例を示している。 本実施形態に係るスケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法を用いて、実際にスケジュールを修正した例であり、連続する複数の修正対象ジョブを選択し、割付範囲を指定した例を示している。 第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラム30の処理の手順の一例を説明するフローチャートである。 第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 第三の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラムの処理の手順の一例を説明するフローチャートである。 第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 第四の実施形態に係るスケジュール修正プログラムを説明するためのディスプレイのイメージの一例を示す図である。 従来技術によるスケジュールの表示及び修正の例を示す。
符号の説明
1 スケジュール修正装置
2 表示部(ディスプレイ)
3 入力部
3A キーボード
3B マウス
4 記憶部(ハードディスク)
6 候補抽出部
7 評価値計算部
8 候補決定部
9 結果表示部
10 警告出力部
20 コンピュータ
30 スケジュール修正プログラム
31 スケジュール

Claims (27)

  1. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出する候補抽出手段、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、
    前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、
    を備えることを特徴とするスケジュール修正装置。
  2. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出する候補抽出手段、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、
    前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、
    を備えることを特徴とするスケジュール修正装置。
  3. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記入力手段により前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とに基づいて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出する候補抽出手段、
    前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、
    前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示する結果表示手段、からなる制御手段と、
    を備えることを特徴とするスケジュール修正装置。
  4. 前記制御手段は、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力する警告出力手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスケジュール修正装置。
  5. 前記警告出力手段は、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して前記記憶手段に記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを前記表示手段に表示することを特徴とする請求項4に記載のスケジュール修正装置。
  6. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、
    前記入力手段で修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力手段により前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出手段、
    前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、
    前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示手段、からなる制御手段と、
    を備えることを特徴とするスケジュール修正装置。
  7. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセスして、スケジュールを修正するスケジュール修正装置であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示するための表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力手段と、
    前記入力手段により修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力手段により前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出手段、
    前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算手段、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定手段、及び、
    前記候補決定手段により決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示手段、からなる制御手段と、
    を備えることを特徴とするスケジュール修正装置。
  8. 前記制御手段は、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、前記候補抽出手段において修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力する警告出力手段、を更に備えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のスケジュール修正装置。
  9. 前記警告出力手段は、更に、前記スケジュールの前記割り付け位置の部分に所定の識別情報を付加して前記記憶手段に記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを前記表示手段に表示するよう制御することを特徴とする請求項8に記載のスケジュール修正装置。
  10. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせるためのスケジュール修正プログラム。
  11. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせるためのスケジュール修正プログラム。
  12. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出するステップ、
    前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップと、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせるためのスケジュール修正プログラム。
  13. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力するステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載のスケジュール修正プログラム。
  14. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる出力方法となるように前記スケジュールを表示するステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項13に記載のスケジュール修正プログラム。
  15. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶装置にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップで修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、
    前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップと、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、
    前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、を前記コンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正プログラム。
  16. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶装置にアクセス可能なコンピュータに、スケジュールを修正する処理を行わせるためのスケジュール修正プログラムであって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップと、
    前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップと、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップと、
    前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを前記表示手段に表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、を前記コンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正プログラム。
  17. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、前記候補抽出ステップにおいて修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力するステップを更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項15または請求項16に記載のスケジュール修正プログラム。
  18. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割り付け位置の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる出力方法となるように前記スケジュールを出力するステップを更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項17に記載のスケジュール修正プログラム。
  19. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された修正対象ジョブ又は直接与えられた前記スケジュールに新規に追加するジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正方法。
  20. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の各資源のジョブ間の割付可能な位置の候補を抽出するステップ、
    前記割付可能な位置の候補の全てについて、前記修正対象ジョブを割り込ませて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正方法。
  21. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部から命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである修正対象ジョブと、前記修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の範囲として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割付範囲とを受けて、予め登録された所定の操業条件を考慮して、前記割付範囲内の入れ替え可能なジョブの候補を抽出するステップ、
    前記入れ替え可能なジョブの候補の全てについて、前記修正対象ジョブと入れ替えて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行った修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算するステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記修正スケジュールの候補の中から前記評価値が最良となる修正スケジュールを決定するステップ、及び、
    前記評価値が最良となる修正スケジュールを前記表示手段に表示するステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正方法。
  22. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力するステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一項に記載のスケジュール修正方法。
  23. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割付範囲の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを前記表示手段に表示するステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項22に記載のスケジュール修正方法。
  24. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部からの命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップで修正を行なう対象として選択された複数の修正対象ジョブまたは直接与えられた複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な追加ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、
    前記追加ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、予め登録された一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記追加ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる追加ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、
    前記候補決定ステップにより決定された前記修正スケジュールを表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正方法。
  25. 生産工程の計画作成において、複数の資源に割り付けられた複数のジョブの順番であるスケジュールを記録する記憶手段と、前記スケジュールを表示する表示手段とにアクセス可能なコンピュータを用い、スケジュールを修正するスケジュール修正方法であって、
    前記スケジュールを時間と資源とを横軸と縦軸としたガントチャートで示し、当該ガントチャート上に前記複数のジョブをジョブが割り付けられる資源と時間との関係で前記表示手段に表示するための表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示された前記スケジュールに応じて外部からの命令を入力するための入力ステップと、
    前記入力ステップにより修正を行なう対象として選択された前記スケジュールの中の既存のジョブである複数の修正対象ジョブと、前記入力ステップにより指定された前記複数の修正対象ジョブを割り付ける時間と資源の位置として前記ガントチャートに対して横軸と縦軸で指定された割り付け位置とに基づいて、前記複数の修正対象ジョブ内から、予め登録された前記複数の修正対象ジョブの操業時間及び所定の操業条件を考慮して、前記割り付け位置に割り付け可能な移動元ジョブ候補を全て抽出する候補抽出ステップ、
    前記移動元ジョブ候補の全てについて、前記スケジュールの前記割り付け位置に割り付けて時間的制約を満たすように前記スケジュール全体を修正するシミュレーションを行なった修正スケジュールに対して、一般的なスケジュール技術における所定の評価指標を用いて評価値を計算する評価値計算ステップ、
    前記所定の評価指標に照らし合わせて、前記移動元ジョブ候補の全てについての修正スケジュールの中から最も評価値が最良となる移動元ジョブ候補についての修正スケジュールを決定する候補決定ステップ、及び、
    前記候補決定ステップにより前記決定された当該修正スケジュールを表示させる結果表示ステップ、からなる制御ステップと、をコンピュータに行わせることを特徴とするスケジュール修正方法。
  26. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、前記候補抽出ステップにおいて修正スケジュールの候補が抽出できない旨を報知する所定の警告を出力する警告出力ステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項24または請求項25に記載のスケジュール修正方法。
  27. 前記制御ステップは、前記修正スケジュールの候補が抽出できない場合に、更に、前記スケジュールの前記割り付け位置の部分に所定の識別情報を付加して記録するとともに、前記識別情報が付加された部分がその他の部分と異なる表示方法となるように前記スケジュールを表示するステップと、を更にコンピュータに行わせることを特徴とする請求項26に記載のスケジュール修正方法。
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