JP5166908B2 - スケジュール管理装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、生産設備や作業者による作業等のスケジュール管理技術に係り、特にガントチャートとしてディスプレイ上に表示された初期スケジュールを入力操作部を介して修正するスケジュール管理技術に関する。
通常、生産ラインにおけるスケジュール管理は、各設備等での1回の作業(処理)に対応するジョブの単位毎に、処理開始から処理終了までの時刻を横軸とする1つの長方形で表したタイルを、ディスプレイ上で、縦軸の設備毎に描画したガントチャートでもって行っている。作業スケジュールは種々の要因によって変更されることがあり、この場合、作業者は、複数のタイルの内の、変更を要する1つのタイルを入力手段で選択し、そのタイルをガントチャート上で横軸方向に移動させたり、タイルの幅、すなわち設備の占有時間(処理開始や処理終了時刻)を変更することで行う。
ところで、スケジュールの一部に対する変更であっても、この一部の作業の移動乃至は変更の結果、他の設備でのスケジュールが、作業の重複、処理時間の逆行が生じるおそれがあるため、特許文献1のように、スケジュール修正エンジンによって、時間的制約を満たすように全体の修正を行うようにしている。特に、特許文献1では、移動されるタイルの画像を入力手段で指定する位置により、該タイルに対応するジョブの前後工程のジョブとの相対位置関係を保持したまま移動させる操作や、タイルの幅(処理時間)を変更させる操作を切り換えるようにしている。この方法により、スケジュール全体を俯瞰しながら部分的な修正操作を容易に加えることができる。また、修正操作に整合するように他の工程のスケジュールが調整されるため、実行可能な全体スケジュールを得ることができるようにしている。
特開2002−251507号公報
特許文献1のスケジュール修正処理方法は、入力手段で移動操作されるタイルの時間軸の将来方向への移動量が大きい場合、全体スケジュールの修正の結果、当該タイル(ジョブ)に後続する工程のうちの最終工程のジョブが納期を過ぎてしまう(納期遅れ)ことがある。一方、入力手段で移動操作されるタイルの時間軸の過去方向への移動量が大きい場合には、全体スケジュールの修正の結果、当該ジョブに先行する工程のうちの先頭工程のジョブが最早投入日時(例えば材料が準備できる最も早い日時)より早くなってしまう(投入遅れ)ことがある。このように、従来の処理方法では、入力手段によるスケジュール修正に対して、他工程への影響が予想以上に大きくなって効率良くスケジュールの改善が図れない場合がある。
また、例えば、熱処理炉や鋳造設備等のバッチ処理工程や、塗装工程や、プレス工程等のように同種のジョブを連続して処理するロット処理工程では、複数のジョブ(ジョブ群)を纏めて移動させる必要がある。このような場合、個々のジョブごとに納期や他工程への影響が異なるため、効率良くスケジュールの改善が図れない場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、操作部による特定ジョブ又は特定ジョブ群の移動操作に際して、納期遅れや投入遅れの発生を生じないための移動可能な時間範囲を作業者に報知することで効率的なスケジュール修正を支援するスケジュール管理装置、方法及びプログラムを提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理装置において、前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付ける受付手段と、注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算する工程計算手段と、各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出する可動範囲計算手段と、前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶するスケジュール記憶手段と、前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示するスケジュール表示制御手段と、前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された矩形枠を移動指示位置に移動表示させる移動表示制御手段と、前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行する工程変更手段と、前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶する変更スケジュール記憶手段と、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせる可動範囲表示制御手段とを備え、前記受付手段は、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得し、前記可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更することを特徴とする
請求項記載の発明は、複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、コンピュータを用いて、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理プログラムにおいて、前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付け、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得する受付手段と、注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算する工程計算手段と、各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出する可動範囲計算手段と、前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶するスケジュール記憶手段と、前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示するスケジュール表示制御手段と、前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された工程に対応する矩形枠を移動指示位置に移動表示させる移動表示制御手段と、前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行する工程変更手段と、前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶する変更スケジュール記憶手段と、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせ、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更して表示させる可動範囲表示制御手段として前記コンピュータを機能させるものである。
請求項記載の発明は、複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理方法において、工程計算手段は、注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算し、可動範囲計算手段は、各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出し、スケジュール記憶手段は、前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶し、スケジュール表示制御手段は、前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示し、受付手段は、前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付け、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得し、移動表示制御手段は、前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された作業に対応する矩形枠を移動指示位置に移動表示させ、可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせ、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更して表示させ、工程変更手段は、前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行し、変更スケジュール記憶手段は、前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶することを特徴とするものである。
これらの発明によれば、スケジュール管理は、複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理が、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行われる。すなわち、工程計算手段によって、注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点が計算され、可動範囲計算手段によって、各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲が算出される。そして、スケジュール記憶手段に、前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果が記憶される。さらに、スケジュール表示制御手段によって、前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とが読み出されて前記表示器に前記ガントチャートとして表示され、受付手段によって、前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力が受け付けられる。すると、移動表示制御手段によって、前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された作業に対応する矩形枠が移動指示位置に移動表示され、可動範囲表示制御手段によって、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示が行われる。さらに、工程変更手段によって、前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算が実行され、変更スケジュール記憶手段に、前記工程変更手段で算出された計算結果が記憶される。このように、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示が行われるので、すなわち、納期遅れや投入遅れの発生を生じないための移動可能な時間範囲を作業者に報知するので、作業者は矩形枠の移動操作が容易かつ的確となる。
また、矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態が変更される(変化する)ので、移動操作が容易かつ的確となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスケジュール管理装置において、前記可動範囲計算手段は、対象となる作業の移動可能範囲を、直前作業の工程終了時点に該対象作業の準備時間を加味した時点と、直後作業の工程着手時点から該直後作業の準備時間を差し引いた時点との間として算出するものであることを特徴とする。この構成によれば、対象となる作業の移動可能範囲が直前、直後の作業での準備期間を考慮して算出されるので、実際の作業に沿った作業スケジュールが作成される。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のスケジュール管理装置において、前記可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠に対応する前記移動可能範囲をガントチャート上で時間軸方向に識別可能に表示するものであることを特徴とする。この構成によれば、移動可能範囲がガントチャート上で範囲外の領域と異なる態様で表示されることで識別容易となり、移動操作が容易かつ的確となる。
請求項1,記載の発明によれば、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行うようにしたので、すなわち、納期遅れや投入遅れの発生を生じないための移動可能な時間範囲を作業者に報知するようにしたので、作業者による矩形枠の移動操作を容易かつ的確に行わせることができる。
また、発明によれば、矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更する(変化させる)ようにしたので、容易かつ的確な移動操作が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、対象となる作業の移動対象範囲を直前、直後の作業での準備期間を考慮して算出するようにした、実際の作業に沿った作業スケジュールを作成できる。
請求項3記載の発明によれば、移動可能範囲をガントチャート上で範囲外の領域と異なる態様で表示することで識別容易にでき、容易かつ的確な移動操作が可能となる。
図1は、本発明に係るスケジュール管理装置の一実施形態を示すブロック図である。本スケジュール管理装置1は、例えば、生産ラインの各設備が装備された工場のコントロール室に配置されており、各設備の稼働スケジューリングの作成、修正等の管理を行うものである。生産ラインは、例えば、各種の鋼板を製造する各工程の設備であって、製鋼設備、熱延設備、冷延設備、鍍金設備、その他必要な設備からなる。
スケジュール管理装置1は、各注文に対する生産スケジュールを管理するものであり、例えば、マイクロコンピュータ等から構成される。スケジュール管理装置1は、例えば、計画対象データ記憶部100、工程納期計算部102、工程最早着手時刻計算部103、ジョブ別可動範囲データ記憶部104、操作情報入力部105、操作情報判断部106、スケジュール更新部107、スケジュールデータ記憶部108、スケジュール表示部109、ジョブ可動範囲表示部110、移動中ジョブ表示部111を備えると共に、作業者が操作可能なマウスやキーボードからなる操作部121、及び、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイやプラズマディスプレイ等からなる画像を表示するためのディスプレイ(表示部)122を備える。また、図1には示していないが、各種処理を実行するためのワークエリアとして、記憶部の一部が充当されるようになされており、あるいは図略のRAM(Random Access Memory)が別途ワーク用として接続された態様としてもよい。
計画対象データ記憶部100は、RAM及びROM(Read Only Memory)から構成され、RAM領域には、注文毎の納期、最早投入時刻、処理時間、設備間の必要時間(準備期間あるいは設備間時間)、その他、ガントチャートを作成するために必要なデータである注文量(数量)等が記憶され、ROMの領域には、生産スケジュールを作成するためのプログラムやプログラムの実行に必要な各種のデータ類が格納されている。なお、例えば、外部メモリからプログラム類が書き込まれる態様では、ROMに代えてRAMで記憶部が構成されてもよい。納期とは、最下流の設備での作業が完了するべき限界の時刻であり、最早投入時刻とは、注文品を生産するために必要な原材料等が全て準備され、最上流の設備での作業が開始し得る最も早い時刻をいい、処理時間とは注文品の種類や数量情報から、該注文品を生産するために各工程(設備)での処理開始から処理終了までに要する時間であり、設備間の必要時間とは、直前の工程での作業終了から次の工程での作業開始までに要する最低限必要な時間で、例えば、中間生成品の移動(運搬)、次工程での必要な材料の調達、次工程設備の点検とか洗浄等を加味した時間である。
工程納期計算部102は、注文品毎に、その種類、数量等、さらには既に作成された他の注文に対応する作業スケジュールの内容に基づいて、各設備(各工程)での納期(工程納期)を計算するものである。工程納期とは、前記納期に間に合わせるために、各設備で作業を完了しなければならない最遅時刻である。工程最早着手時刻計算部103は、注文品毎に、その種類、数量等に基づいて、各設備(各工程)での最早着手時刻(工程最早着手時刻)を計算するものである。工程最早着手時刻とは、前記最早着手時刻に最上流の設備での作業開始ができた場合に、下流側の設備で最も早く作業が開始できる時刻である。工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103とで工程計算部101が構成されている。
図3は、工程納期、工程最早着手時刻をガントチャートの図表で説明する図で、図3(a)は、工程納期に基づくガントチャートであり、図3(b)は、工程最早着手時刻に基づくガントチャートである。ガントチャートとは、設備を縦軸に、時間を横軸に取り、各設備での作業の開始、終了の両時点を囲む矩形枠(ジョブ枠)で表現したものである。図3(a)に示すように、前記納期を起点として最下流の設備5から処理時間と設備間時間をもとに処理順序を時間軸を過去方向に遡ることで、設備5〜設備1に対応するジョブ枠J5〜J1の後端に相当する完了時刻Te(5)〜Te(1)が決定される。なお、Te(5)は、前記納期である。図3(b)に示すように、前記最早投入時刻を起点として最上流の設備1から処理時間と設備間時間をもとに処理順序を時間軸を将来方向に割り付けることで、設備1〜設備5に対応するジョブ枠J1〜J5の前端に相当する作業開始時刻Ts(1)〜Ts(5)が決定される。なお、Ts(1)は、前記最早投入時刻である。
工程計算部101は、工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103で算出された各工程における作業の工程納期、工程最早着手時刻とから、後述する公知の手法(アルゴリズム)のいずれかを用いて初期の生産スケジュールの作成を行い、所定の記憶部に、本実施形態では、スケジュールデータ記憶部108に記憶させる。
上記において、生産スケジュールの内、初期の生産スケジュールとしては、SA(Simulated Annealing)法、GA(Genetic Algorithm)法、MLS(Multi Start Local Search)法等の組み合わせ最適化アルゴリズムが採用可能である。これらの内容は、公知であるので、以下簡単に触れておく。SA法は、スケジュールを、ジョブが処理される機械の組み合わせと処理される順序の組み合わせ、各ジョブの処理開始時間、処理終了時間によって表現するものである。この方法は、前記組み合わせをランダムで作成したものを出発点として、組み合わせの一部を変更し、この変更したものの評価を繰り返す事により、より良い組み合わせ、すなわちスケジュールを探索する。通常は、スケジュールの評価を行った際、より良いスケジュールが発見された場合のみスケジュールを更新する。しかし、本手法では探索したスケジュールが暫定的な解に対して悪い場合でもスケジュールを更新する確率を制御し、改悪を許すようにしている。GA法は、スケジュールを、ジョブが処理される機械の組合せと処理される順序の組み合わせ、各ジョブの処理開始時間、処理終了時間によって表現するものである。この方法は、まず母集団と呼ばれる一定数の解すなわちスケジュールからなる集合を作成し、それぞれの評価を行う。その後、良い評価を得た2つのスケジュールをランダムに選び、それぞれのスケジュールの一部を交換する事により、新しいスケジュールを作成する。これを繰り返し、一定数のスケジュールを作成し、母集団を更新する。これらの処理を繰り返し行い、集団としてより良いスケジュールを作成していく部分が特徴である。MLS法は、スケジュールを、ジョブが処理される機械の組合せと処理される順序の組み合わせ、各ジョブの処理開始時間、処理終了時間によって表現するものである。この方法は、前記組合せをランダムで作成したもの出発点として、組み合わせの一部を変更し、変更したものの評価を繰り返す事により、より良い組み合わせ、すなわちスケジュールを探索する。スケジュールの評価を行った際、より良いスケジュールが発見された場合のみスケジュールを更新し、より良いスケジュールが発見されなかった場合は一旦そこで終了し、暫定解を保管しておく。その後、一定時間、出発点を変更し、同様の処理を繰り返し行う。一定時間経過後、保管された暫定解群の中で、最も良いものを選択する。
図1に戻り、ジョブ別可動範囲データ記憶部104は、工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103によって算出された各工程における作業の工程納期、工程最早着手時刻をもとに得られる各工程での作業の時間軸方向に対する移動可能な範囲(ジョブ別可動範囲)を記憶するものである。ジョブ別可動範囲とは、前記最早投入時刻以降に最上流の設備で作業を開始した場合に、前記納期に間に合わせるための各設備での作業が可能な時間帯であり、工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103によって、あるいは工程計算部101で算出してもよい。
図4は、各工程における作業の可動範囲をガントチャートのイメージで説明する図である。図4に示すように、設備1における作業の可動範囲MO1は、作業開始時刻Ts(1)〜完了時刻Te(1)であり、設備2における作業の可動範囲MO2は、作業開始時刻Ts(2)〜完了時刻Te(2)であり、設備3における作業の可動範囲MO3は、作業開始時刻Ts(3)〜完了時刻Te(3)であり、設備4における作業の可動範囲MO4は、作業開始時刻Ts(4)〜完了時刻Te(4)であり、そして、設備5における作業の可動範囲MO5は、作業開始時刻Ts(5)〜完了時刻Te(5)である。各作業の割付において、あるジョブ枠Jが可動範囲MOの将来方向に外れると、他の設備(主に下流側)での作業を修正しても納期に間に合わないこととなり、また、あるジョブ枠Jが可動範囲MOの過去方向に外れると、最上流の設備への投入が間に合わないこととなる。可動範囲MOは、他の領域とは識別可能な表示形態、例えば色違いとか点滅等で表示されるのが視認性の点で好ましい。
図5は、初期スケジュールにおける作業の割付結果をもとに、対象設備の前後の設備での作業時刻に影響を与えないジョブ枠Jの可動範囲を説明する図で、設備3でジョブ枠J3の可動範囲を求める計算方法を説明する図である。算出された可動範囲MO′は、ジョブ別可動範囲データ記憶部104に記憶される。図5に示すように、設備3でのジョブ枠J3の可動範囲MO3′は、(設備2での作業終了時刻+設備2から設備3への設備間時間)から(設備3での作業開始時刻−設備3から設備4への設備間時間)までとして求められる。そして、設備3でのジョブ枠J3がこの範囲から将来方向に外れると、次工程に対応するジョブ枠J4も将来方向に移動させる必要が生じ、更に下流側の工程への影響が大きくなる。逆に、設備3でのジョブ枠J3がこの範囲から過去方向に外れると、直前工程に対応するジョブ枠J2も過去方向に移動させる必要が生じ、更に上流側の工程への影響が大きくなる。なお、設備kでのジョブ枠Jkの可動範囲MOk′は、(前工程である設備(k−1)での作業終了時刻Te(k−1)+(設備(k−1)から当該工程である設備kへの設備間時間)から(設備kでの作業開始時刻Ts(k)−設備kから後工程である設備(k+1)への設備間時間)までとして求められる。この設備kでのジョブ枠Jkの可動範囲MOk′における開始時刻をジョブの可動範囲開始時刻Tsj(k)と呼び、その終了時刻をジョブの可動範囲終了時刻Tej(k)と呼ぶこととする。
操作情報入力部105は、マウスやキーボード等の操作部からの操作情報を受け取るものである。操作情報判断部106は、操作情報入力部105で受け取った操作情報に基づいて、ディスプレイ122に表示されたガントチャート内の各ジョブ枠Jの指定(クリック操作)、ジョブ枠Jの画面上での移動指示(ドラッグ操作)を解析して対応する操作内容の取得や操作内容に基づく画像の変更表示の指示を出力し、また、その他の、例えばマウスやキーボードで操作される通常の指示内容を含む操作内容に対応する指示を対応する、図略の処理部に出力するものである。ジョブ枠Jの移動が指示されたと判断した場合(操作部121がポインタとして機能)には、ディスプレイ122の表示画像の座標と操作部121による移動指定位置の座標とからガントチャート上での移動指示位置を算出する。なお、操作情報入力部105と操作情報判断部106とで受付手段が構成され、操作情報判断部106の一部機能は移動表示制御手段として構成されている。
スケジュール更新部107は、操作部121からの操作情報を受け付けて、所望するジョブ枠Jが、該ジョブ枠Jの可動範囲MO内で移動指定された結果に基づいて作業スケジュールの再作成を行うと共に、作成結果をスケジュールデータ記憶部108に記憶するものである。スケジュールデータ記憶部108は、作業スケジュールを記憶するものである。
スケジュール表示部109は、初期の作業スケジュールや更新後の作業スケジュールをガントチャートとしてディスプレイ122に表示する処理を行うものである。
ジョブ可動範囲表示部110は、ジョブ枠J3の可動範囲MO、可動範囲MO′を含む領域について他の領域と異なる色等の表示形態を変えて表示するものである。図6は、可動範囲の表示形態の一例を示す図で、図4、図5で説明したように、ここでは算出された各ジョブ枠Jの可動範囲MO、可動範囲MO′を一体で色付けで示している。各設備に対する色は同一でよい。なお、あるジョブ枠Jが指定された場合、該ジョブ枠Jに対応する可動範囲を、図6に示すように他の設備の可動範囲と別の色に変更する態様とすることで、何れの設備に対するものかの識別性を向上させるようにしてもよい。
移動中ジョブ表示部111は、ジョブ枠Jの移動途中の位置に応じて表示形態を可変する表示処理を行うものである。図7は、ジョブ枠Jの移動位置と該当するジョブ枠Jの可動範囲とに基づくジョブ枠Jの表示形態の一例を示す図である。図7に示すように、設備Nのジョブ枠Jnを時間軸方向に移動させる場合、ジョブ枠Jnの可動範囲MOnの内外、可動範囲MOn′の内外のいずれの位置にあるかで表示色が変更されている。すなわち、ジョブ枠Jnが可動範囲MOn′内にあるときは、この範囲での移動では他の工程に影響を与えないから、第1の色(例えば青色)で表示され、MOn′〜MOn間の領域内にあるときは第2の色(黄色)で表示され、MOnの外側領域に外れたときは第3の色(赤色)で表示されている。このように、可動範囲MO内であっても、何れの領域かによって異なる色で表示することで、注文が多数ある場合等にも視認性が確保される。なお、表示形態の他の例として、第2の色を第1の色と同じにしてもよい。また、表示色を変更する他、点灯と点滅とか、輝度変更等による表示形態の変更であってもよい。
ジョブ可動範囲表示部110と移動中ジョブ表示部111との機能の一部で可動範囲表示制御手段を構成している。なお、ジョブ可動範囲表示部110と移動中ジョブ表示部111とは双方を採用してもよいし、あるいはいずれか一方のみを採用する態様としてもよい。双方を採用する態様では、注文数が多く、かつ設備数が多い場合等に視認性を向上させる点で有益となる。
また、操作部121は、マウスやキーボードに限定されず、ディスプレイ122の画面に積層された、押圧を感知する公知の透明タッチパネル(感圧センサ)であってもよい。ディスプレイ122上の各画像の表示座標と、タッチパネルの押圧座標とを予め関連付けておくことで、何れの画像が押圧により指示されたかが検出でき、また押圧位置を継続検知することでドラッグ位置を追尾検知することも可能である。
図2は、スケジュール管理装置のコンピュータが処理するフローチャートである。新たな注文が受注されると、作業スケジュールを作成するために必要となる各種情報が計画対象データ記憶部100に書き込まれ、その後に、本フローが開始される。
まず、所定の注文に対して、計画対象データ記憶部100から必要なデータの読み込みが行われ(ステップST1)、読み込まれたデータを用いて工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103によって工程納期及び工程最早着手時刻が算出される(ステップST3,ST5)。
次いで、算出された各工程の工程納期及び工程最早着手時刻のデータがジョブ毎の可動範囲情報としてジョブ別可動範囲データ記憶部104に記憶され(ステップST7)、さらに工程計算部101によって初期の作業スケジュールが作成され、スケジュールデータ記憶部108に読み込まれると共に、作成された作業スケジュールがガントチャートの形態でディスプレイ122に表示される(ステップST9)。
この状態で、次に、移動を所望するジョブの有無が判断される。この判断は、操作部121からのジョブ枠Jに対する指定の有無によって判断される(ステップST11)。移動対象となるジョブ枠Jの指定があると(ステップST11でNO)、該ジョブ枠Jの特定が行われる(ステップST13)。続いて、特定されたジョブ枠Jに対応する可動範囲MOの情報が読み込まれ、この可動範囲MOがガントチャート上の所定の領域に、図7に示すように表示される(ステップST15)。更に、操作部121によるドラッグ操作の内容は、操作情報入力部105によって略連続的に受け付けられ、この結果、位置情報がほぼ連続的に取得されることで、ジョブ枠Jの移動途中情報が取得される(ステップST17)。
そして、移動中ジョブ表示部111によって、ジョブ枠Jの位置と可動範囲MOとをもとに、ジョブ枠Jの表示色が図7に示すように制御される(ステップST19)。更に、移動中ジョブ表示部111によってジョブ枠Jのドラッグ位置が追跡され、最終の移動先位置の情報の取得が行われると(ステップST21)、スケジュール更新部107によって、移動後のジョブ枠Jの位置情報を用いて新たな作業スケジュールが作成され(ステップST23)、更新後の、すなわち再作成された作業スケジュールがディスプレイ122に表示される(ステップST25)。次いで、新たに作成された作業スケジュールを更新記録するかどうかが判断され(ステップST27)、更新と判断されると(ステップST27でYES)、この新たに作成した作業スケジュールがスケジュールデータ記憶部108に格納(更新)され(ステップST29)、更新しないと判断されると(ステップST27でNO)、そのままステップST11に戻る。そして、次に移動するジョブ枠Jが無ければ(ステップST11でYES)、本フローを終了する。なお、最終の移動先か否かの判断は、ドラッグ操作が終了したことを受けて行えばよい。また、ステップST27の更新の有無判断は、ディスプレイ122上の適所に更新有無のボタンを表示しておき、いずれのボタンが操作部121によって選択されたかによって判断する態様でもよいし、例えば納期との差や生産量等の指標を用いた判断指標を予め作成しておき、これとの対比によって自動的に判断するようにしてもよく、あるいは更新しない操作が所定時間行われない場合に、自動的に更新される態様としてもよい。
図8は、あるジョブ枠Jを可動範囲MO′内で移動させる場合の一例をガントチャートを用いて説明する図で、図8(a)は第1の注文品の生産における設備4でのジョブ枠J4を指定した場合の図、図8(b)はジョブ枠J4を将来方向に移動操作している途中を示す図である。図9は、図8(b)のジョブ枠J4の移動後に再作成された作業スケジュールを示すガントチャートである。
図8(a)に示すように、操作部121で第1の注文品の生産における設備4のジョブ枠J4が指定(例えば操作部121でジョブ枠J4がクリック)されると、第1の注文品に対する全ジョブJ1〜J5が所定の色に変更され、何れの注文品に対するジョブ枠Jの変更かが認識容易になっている。また、ジョブ枠J4の指定に連動して該ジョブ枠J4に対する可動範囲MO4′が視認可能に色表示される。図8(b)では、ジョブ枠J4が第2の注文品の設備4でのジョブ枠J14の後方(将来方向)に(ドラッグ操作で)移動させられている。図9では、作業スケジュールの再作成によって、図8(a)に比して、ジョブ枠J4とジョブ枠J14とが入れ替わっている。ジョブ枠J4の移動に伴って影響を受けた(すなわち移動を強いられた)ジョブ枠J14が識別可能に表示されている。なお、各ジョブ枠Jの表示形態の変更は必須ではなく、各注文品に対して識別可能に各ジョブ枠Jが表現されている態様では省略可能である。また、ジョブ枠Jを対応する可動範囲MO′内でしか移動できないように規制する態様では、ジョブ枠Jを可動範囲MO′内の最前端まで、あるいは最後端まで移動させる操作が容易となる。
図10は、あるジョブ枠Jを可動範囲MO内で移動させる場合の一例をガントチャートを用いて説明する図で、図10(a)は第1の注文品の生産における設備4でのジョブ枠J4を指定した場合の図、図10(b)はジョブ枠J4を将来方向に移動操作している途中を示す図である。図11は、図10(b)のジョブ枠J4の移動後に再作成された作業スケジュールを示すガントチャートである。
図10(a)に示すように、操作部121で第1の注文品の生産における設備4のジョブ枠J4が指定(例えば操作部121でジョブ枠J4がクリック)されると、第1の注文品に対する全ジョブJ1〜J5が所定の色に変更され、何れの注文品に対するジョブ枠Jの変更かが認識容易になっている。また、ジョブ枠J4の指定に連動して該ジョブ枠J4に対する可動範囲MO4が視認可能に色表示される。図10(b)では、ジョブ枠J4が第2の注文品の設備4でのジョブ枠J14及び第4の注文品(なお、ジョブ枠J21を第3の注文品に対応させている)の設備4でのジョブ枠J34の後方(将来方向)に(ドラッグ操作で)移動させられている。図11では、作業スケジュールの再作成によって、図10(a)に比して、ジョブ枠J4がジョブ枠J14、J34の後方(将来方向)に変更されている。ジョブ枠J4の移動に伴って影響を受けた(すなわち移動を強いられた)ジョブ枠J14、J34が識別可能に表示されている。また、ジョブ枠J4の将来方向への移動に伴って、第1の注文品の設備5のジョブ枠J5が将来方向に自動的に移動させられており、かつこの影響を受けて、第2、第4の注文品のジョブ枠J15、J35も将来方向に自動的に移動させられている。なお、ジョブ枠J5、J15、J35の将来方向への所定時間分の移動は、それぞれの注文品の工程納期及び納期に間に合うものとしている。また、各ジョブ枠Jの表示形態の変更は必須ではなく、各注文品に対して識別可能に各ジョブ枠Jが表現されている態様では省略可能である。また、ジョブ枠Jを対応する可動範囲MO内でしか移動できないように規制する態様では、ジョブ枠Jを可動範囲MO内の最前端まで、あるいは最後端まで移動させる操作が容易となる。
なお、本発明は、以下の態様を採用することが可能である。
(1)図12は、特定の設備での作業タイミングが予め固定されている場合における他のジョブ枠Jの移動を説明するための図である。設備能力に余裕の少ないネックとなる工程や作業順序に関する制約の厳しい工程では、ある作業に関して、その作業タイミングが事前に指定される場合がある。このような状況では、作業スケジュールの更新の際に影響されないように特定の作業が固定される。図12では、ジョブ枠J3が固定ジョブとなる例を示しており、固定ジョブ枠J3の上流側の工程では、固定ジョブ枠J3の開始時刻を基に工程納期Te(2)′が設定され、固定ジョブ枠J3の下流側の工程は固定ジョブ枠J3の終了時刻を基に工程最早着手時刻Te(4)′が設定される。このように、固定ジョブ枠がある場合には、その直ぐ上流側、下流側の工程については、該固定ジョブ枠J3の作業時刻(開始時刻、終了時刻)を考慮した可動範囲が設定されるようにしている。
(2)図13は、代替え設備への移動が可能な場合におけるジョブ枠Jの移動を説明するための図である。同種の処理を実行できる設備が複数存在する場合は、特定の作業を本来の設備に代えて他の設備で実行させることにより、作業スケジュール全体の調整を行うことが可能である。この場合、作業の性質(品質や寸法、処理温度や薬剤等の処理条件)により移動先の設備が限定されるケースも少なくなく、従って、代替え先の選定等については、膨大な組み合わせを熟知している熟練作業者に頼らざるを得ないこととなる。図13に示す方法は、このような状況に対応可能とする態様を説明するもので、例えば工程算出部101により注文を受けた製品の内容から作業品質をチェックし、代替え可能な設備の有無乃至は対応可能な設備を予め関連付けしておくことで、指定された作業(ジョブ枠J)に対して代替え可能な設備を報知し得るようにしたものである。図13(a)は、操作部121により設備4のジョブ枠J4が指定された場合を示しており、ジョブ枠J4の指定と連動して、設備4におけるジョブ枠J4の可動範囲MO4(あるいはMO4′でも可)が表示されると共に、これと代替え可能な設備1の領域にも同タイミングの領域(代替え移動可能範囲)MO(4-1)が表示されている。図13(b)は、移動先として、ジョブ枠J4を設備1の代替え移動可能範囲MO(4-1)に移動させた状態を示している。なお、代替え移動可能範囲MO(4-1)は他の注文品の作業スケジュールを考慮して、割り込み可能な範囲について表示域を設定する態様としてもよい。
(3)本実施形態では、スケジュールを変更する移動対象は、1個の設備(工程、ジョブ(作業))であったが、複数の設備(複数の工程、複数のジョブ(作業))であってもよい。この複数の設備(複数の工程、複数のジョブ(作業))は、移動対象とされる場合に、1個のジョブ群JGとして一体的に扱われる。
図14は、本発明に係るスケジュール管理装置の他の一実施形態を示すブロック図である。このようなスケジュール管理装置1aは、図14に示すように、図1に示すスケジュール管理装置1に較べて、ジョブ群JGの可動範囲(作業群の移動可能範囲)を算出するジョブ群可動範囲計算部201およびジョブ群JGの移動途中の位置に応じて表示形態を可変する表示処理を行うジョブ群可動範囲表示部202をさらに備え、後述する点において、操作情報入力部105、操作情報判断部106および移動中ジョブ表示部111が異なることを除き、上述の実施形態におけるスケジュール管理装置1と同様である。
この形態における操作情報入力部105は、操作情報として、複数のジョブ(複数の設備、複数の工程)を指定すべく、さらに、操作部121の操作入力によって、所望の複数のジョブに対応する複数のジョブ枠Jの指定を受け付けるものである。操作部121による複数のジョブ枠Jの操作入力は、例えば、キーボードの所定のキーを押しながら複数のジョブ枠Jを順次にマウスをクリックすることによって実行される。また例えば、後述の図20に示すように、前記操作入力は、マウスをドラッグすることによって形成される矩形領域(ウィンドウ領域)内に複数のジョブ枠Jを入れることによって実行される。そして、操作情報入力部105は、さらに、操作部121の操作入力によって、これら指定された複数のジョブ枠Jに対する時間軸方向への移動の指示を受け付けるものである。
この形態における操作情報判断部106は、さらに、前記操作情報入力部105で受け取った操作情報に基づいて、ディスプレイ122に表示されたガントチャート内のジョブ群JGとしての各ジョブ枠Jの指定(クリック操作)、ジョブ群JGの画面上での移動指示(ドラッグ操作)を解析して対応する操作内容の取得や操作内容に基づく画像の変更表示の指示を出力するものである。ジョブ群JGの移動が指示されたと判断した場合には、ディスプレイ122の表示画像の座標と操作部121による移動指定位置の座標とからガントチャート上での移動指示位置を算出する。
ジョブ群可動範囲計算部201は、複数のジョブから構成されて成るジョブ群JGの時間軸方向への可動範囲GMOを、これら複数のジョブにおける各可動範囲から算出するものである。
図15ないし図19は、チャージの場合におけるジョブ群の可動範囲をガントチャートのイメージで説明する図である。図15は、チャージにおけるジョブ枠J1の可動範囲を示し、図16は、チャージにおけるジョブ枠J2の可動範囲を示し、図17は、チャージにおけるジョブ枠J3の可動範囲を示し、図18は、チャージにおけるジョブ枠J4の可動範囲を示す。そして、図19は、図15ないし図18に示すジョブ枠J1〜J4(チャージ)の場合におけるジョブ群JGの可動範囲GMOを示す。図15ないし図19における横軸は、時刻を示し、その縦軸は、設備を示す。
ジョブ群JGの可動範囲GMOは、次のように算出される。例えば、複数の設備(複数の工程、複数のジョブ)が熱処理炉や鋳造設備等のように、複数のジョブを同時に実行することができるバッチ処理工程における、いわゆる「チャージ」である場合には、ジョブ群の可動範囲GMOは、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)における各可動範囲の中でその可動範囲開始時刻Tsj(k)が最も遅いジョブ(ジョブ枠Jk)の可動範囲開始時刻Tsj(k)から、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)における各可動範囲の中でその可動範囲終了時刻Tej(k)が最も早いジョブ(ジョブ枠Jk)の可動範囲終了時刻Tej(k)までとされる。すなわち、ジョブ群の可動範囲GMOにおける開始時刻(ジョブ群の可動範囲開始時刻)Tsgは、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)の中でジョブの可動範囲開始時刻Tsj(k)が最も遅いジョブ(ジョブ枠Jk)の可動範囲開始時刻Tsj(k)とされ、そして、ジョブ群JGの可動範囲MOGにおける終了時刻(ジョブ群の可動範囲終了時刻)Tegは、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)の中でジョブの可動範囲終了時刻Tej(k)が最も早いジョブ(ジョブ枠Jk)の可動範囲終了時刻Tej(k)とされる。例えば、図15ないし図18に示すように、複数のジョブとしてジョブ枠J1〜J4が指定され、各ジョブ枠J1〜J4の各可動範囲開始時刻Tsj(1)〜Ts(4)が時刻順に並べるとTsj(2)、Tsj(3)、Tsj(4)、Tsj(1)であり、各ジョブ枠J1〜J4の各可動範囲終了時刻Tej(1)〜Tej(4)が時刻順に並べるとTej(4)、Tej(1)、Tej(2)、Tej(3)である場合には、これらジョブ枠J1〜J4から成るジョブ群JGの可動範囲GMOにおける開始時刻Tsgは、図19に示すように、ジョブ枠J1の可動範囲開始時刻Tsj(1)であり、このジョブ群JGの可動範囲GMOにおける終了時刻Tegは、ジョブ枠J4の可動範囲終了時刻Tej(4)である。このように複数の設備(複数の工程、複数のジョブ)がいわゆる「チャージ」である場合には、ジョブ群JGの可動範囲GMOは、そのジョブ群の可動範囲開始時刻Tsgおよび可動範囲終了時刻Tegを求めることによって算出される。
このように算出されるジョブ群の可動範囲GMO内でジョブ群JGが移動される場合には、このジョブ群JGに含まれる全てのジョブについて、移動後においてもその前後工程との整合性を確保することが可能となる。
図20ないし図25は、処理ロットの場合におけるジョブ群の可動範囲をガントチャートのイメージで説明する図である。図20は、処理ロットの指定を示し、図21は、処理ロットにおけるジョブ枠J1の可動範囲を示し、図22は、処理ロットにおけるジョブ枠J2の可動範囲を示し、図23は、処理ロットにおけるジョブ枠J3の可動範囲を示し、図24は、処理ロットにおけるジョブ枠J4の可動範囲を示す。そして、図25は、図21ないし図24に示すジョブ枠J1〜J4(処理ロット)の場合におけるジョブ群JGの可動範囲GMOを示す。図20ないし図25における横軸は、時刻を示し、その縦軸は、設備を示す。
また例えば、複数の工程(複数のジョブ、複数の設備)が塗装工程やプレス工程等のように、段取り替えを減らすために、同種のジョブを連続して処理するロット処理工程における、いわゆる「処理ロット」である場合には、ジョブ群の可動範囲GMOは、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)における各可動範囲についてそれぞれ算出された過去方向(前方)への各可動量fj(k)の中で最小値がジョブ群の可動範囲GMOにおける過去方向への可動量fgとされると共に、複数のジョブ(複数のジョブ枠J)における各可動範囲についてそれぞれ算出された未来方向(後方)への各可動量bj(k)の中で最小値がジョブ群の可動範囲GMOにおける未来方向への可動量bgとされる。すなわち、まず第1に、各ジョブ(各ジョブ枠Jk)について、過去方向への可動量fj(k)および未来方向への可動量bj(k)が算出される。ジョブの過去方向への可動量fj(k)は、ジョブの可動範囲開始時刻Tsj(k)から作業スケジュールにおける当該ジョブの処理開始時刻までの時間幅である。ジョブの未来方向への可動量bj(k)は、作業スケジュールにおけるジョブの処理完了時刻から当該ジョブの可動範囲終了時刻Tej(k)までの時間幅である。そして、第2に、ジョブ群JGについて、過去方向(前方)への可動量fgおよび未来方向(後方)への可動量bgが算出される。ジョブ群の過去方向への可動量fgは、ジョブ群における各ジョブの過去方向への可動量fj(k)のうちの最小値とされる。そして、ジョブ群の未来方向への可動量bgは、ジョブ群における各ジョブの未来方向への可動量bj(k)のうちの最小値とされる。例えば、図20に示すように、操作部121の操作入力としてマウスのドラッグによって破線で示す矩形領域(ウィンドウ領域)を形成することで、複数のジョブとしてジョブ枠J1〜J4が指定され、図21ないし図24に示すように、各ジョブ枠J1〜J4の過去方向への各可動量fj(1)〜fj(4)が小さい順に並べるとfj(2)、fj(3)、fj(1)、jf(4)であり、各ジョブ枠J1〜J4の未来方向への各可動量bj(1)〜bj(4)が小さい順に並べるとbj(4)、bj(2)、bj(3)、bj(1)である場合には、これらジョブ枠J1〜J4から成るジョブ群JGの可動範囲GMOにおける過去方向への可動量fgは、図25に示すように、ジョブ枠J2の過去方向への可動量fj(2)であり、このジョブ群JGの可動範囲GMOにおける未来方向への可動量bgは、ジョブ枠J4の未来方向への可動量bj(4)である。このように複数の設備(複数の工程、複数のジョブ)がいわゆる「処理ロット」である場合には、ジョブ群JGの可動範囲GMOは、そのジョブ群の過去方向への可動量fgおよび未来方向への可動量bgを求めることによって算出される。
このように算出されるジョブ群の可動範囲GMO内でジョブ群JGが移動される場合には、このジョブ群JGに含まれる全てのジョブについて、移動後においてもその前後工程との整合性を確保することが可能となる。
なお、上述では、前後設備に対する可動範囲について説明したが、工程納期と工程最早着手時刻に基づく可動範囲についても同様に説明することができ、ジョブ群JGの可動範囲GMOを算出することができる。
この形態におけるジョブ群可動範囲表示部202は、ジョブ可動範囲表示部110と同様に、ジョブ群の可動範囲GMOを含む領域について他の領域と異なる色等の表示形態を変えて表示するものである。例えば、図6に示すジョブ枠J3の可動範囲の表示形態と同様に、ジョブ群の可動範囲GMOを含む領域が他の領域を異なる色で表示される。
この形態における移動中ジョブ表示部111は、さらに、ジョブ群JGの移動途中の位置に応じて表示形態を可変する表示処理を行うものである。例えば、図7に示すジョブ枠Jの移動位置と該当するジョブ枠Jの可動範囲とに基づくジョブ枠Jの表示形態と同様に、ジョブ群JGを時間軸方向に移動させる場合、前後設備に対するジョブ群の可動範囲GMOの内外、工程納期と工程最早着手時刻に基づくジョブ群の可動範囲GMO′の内外のいずれの位置にあるかで表示色が変更されている。すなわち、工程納期と工程最早着手時刻に基づくジョブ群の可動範囲GMO′内にある場合は、この範囲での移動では他の工程に影響を与えないから、第1の色(例えば青色)で表示され、可動範囲GMO′〜可動範囲GMO間の領域内にあるときは第2の色(黄色)で表示され、前後設備に対するジョブ群の可動範囲GMOの外側領域に外れたときは第3の色(赤色)で表示される。これにより、オペレータは、例えば「チャージ」や「処理ロット」等のジョブ群を移動させる場合に、ジョブの1つ1つについて他工程への影響や当該ジョブの納期に対する影響を確認することなく、これら影響を事前に知ることができる。
この形態におけるスケジュール管理装置1aは、次のように動作する。図26は、他の形態の管理スケジュール装置のコンピュータが処理するフローチャートである。すなわち、新たな注文が受注されると、作業スケジュールを作成するために必要となる各種情報が計画対象データ記憶部100に書き込まれ、その後に、以下のフローが開始される。
図26において、まず、所定の注文に対して、計画対象データ記憶部100から必要なデータの読み込みが行われ(ステップST31)、読み込まれたデータを用いて工程納期計算部102及び工程最早着手時刻計算部103によって工程納期及び工程最早着手時刻が算出される(ステップST33、ST35)。
次いで、算出された各工程の工程納期及び工程最早着手時刻のデータがジョブ毎の可動範囲情報としてジョブ別可動範囲データ記憶部104に記憶され(ステップST37)、さらに工程計算部101によって初期の作業スケジュールが作成され、スケジュールデータ記憶部108に読み込まれると共に、作成された作業スケジュールがガントチャートの形態でディスプレイ122に表示される(ステップST39)。
この状態で、次に、移動を所望するジョブ群JGの有無が判断される。この判断は、操作部121からの複数のジョブ枠Jに対する指定の有無によって判断される(ステップST41)。移動対象となるジョブ群JGの指定があると(ステップST41でNO)、該ジョブ群JGの特定が行われる(ステップST43)。続いて、特定されたジョブ群の可動範囲GMOが算出され(ステップST45)、このジョブ群の可動範囲GMOがガントチャート上の所定の領域に表示される(ステップST49)。更に、操作部121によるドラッグ操作の内容は、操作情報入力部105によって略連続的に受け付けられ、この結果、ジョブ群JGの位置情報がほぼ連続的に取得されることで、ジョブ群JGの移動途中情報が取得される(ステップST51)。
そして、移動中ジョブ表示部111によって、ジョブ群JGの位置と可動範囲GMOとをもとに、ジョブ群JGの表示色が上述のように制御される(ステップST53)。更に、移動中ジョブ表示部111によってジョブ群JGのドラッグ位置が追跡され、最終の移動先位置の情報の取得が行われると(ステップST55)、スケジュール更新部107によって、移動後のジョブ群JGにおける複数のジョブ枠Jの各位置情報を用いて新たな作業スケジュールが作成され(ステップST57)、更新後の、すなわち再作成された作業スケジュールがディスプレイ122に表示される(ステップST59)。次いで、新たに作成された作業スケジュールを更新記録するかどうかが判断され(ステップST61)、更新と判断されると(ステップST61でYES)、この新たに作成した作業スケジュールがスケジュールデータ記憶部108に格納(更新)され(ステップST63)、更新しないと判断されると(ステップST61でNO)、そのまま、上記移動を所望するジョブ群JGの有無を判断するステップ(処理)に戻る。そして、次に移動するジョブ群JGが無ければ(ステップST41でYES)、本フローを終了する。
このように本形態のスケジュール管理装置1では、操作部121で指定されたジョブ群JGに対するディスプレイ122上での移動に対して、このジョブ群JGに対応するジョブ群の可動範囲GMOに関連する情報の表示が行われるので、すなわち、納期遅れや投入遅れの発生を生じないための移動可能な時間範囲を作業者に報知するので、作業者は、矩形枠の移動操作が容易かつ的確となる。
そして、ジョブ群JGの可動範囲GMOがそのジョブ群の可動範囲開始時刻Tsgおよび可動範囲終了時刻Tegを求めることによって算出される場合では、いわゆる「チャージ」において、移動操作に際して、納期遅れや投入遅れの発生を生じないように、効率的なスケジュール修正が可能となる。また、ジョブ群JGの可動範囲GMOがそのジョブ群の過去方向への可動量fgおよび未来方向への可動量bgを求めることによって算出される場合では、いわゆる「処理ロット」において、移動操作に際して、納期遅れや投入遅れの発生を生じないように、効率的なスケジュール修正が可能となる。
なお、本実施形態に代えて、本形態としてもよく、また、本実施形態に加えて本形態を組み合わせてもよい。
(4)本発明では、ジョブ枠Jの移動に伴って作業スケジュールを再作成し、新たなガントチャートをディスプレイ122上に表示し、更新が不要な場合には、更新を行わず、直前の作業スケジュールに戻す処理を行うようにしているが、複数回の更新に対して、順次前の作業スケジュールに戻す指示操作を受け付けると共に、そのたびに1回前の作業スケジュールに遡る処理を行う態様としてもよい。
(5)本実施形態では、直前の作業スケジュールに戻す、すなわち新たに再作成した作業スケジュールを更新しない処理を可能としているが、操作部121の操作指示を受けて、初期の作業スケジュールに戻し、あるいは初期の作業スケジュールを必要に応じて表示し得る態様を採用してもよい。
(6)本実施形態では、例えば工程最早着手時刻のように、時間軸を時刻で表現したが、これに限定されず、適用技術分野その他に応じて、時分、日時、月日、週のような所要の時間単位でよく、一般的にはある時点を表わす態様とすればよい。
(7)本実施形態では、対象を鋼板等の製造としたが、これに限定されず、複数の作業を経て製品が完成する製造ライン全般に適用可能であり、商品(中間品を含めてもよい)の組み立てラインにも適用可能である。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明に係るスケジュール管理装置の一実施形態を示すブロック図である。 スケジュール管理装置のコンピュータが処理するフローチャートである。 工程納期、工程最早着手時刻をガントチャートの図表で説明する図で、図3(a)は工程納期に基づくガントチャート、図3(b)は工程最早着手時刻に基づくガントチャートである。 各工程における作業の可動範囲をガントチャートのイメージで説明する図である。 初期スケジュールにおける作業の割付結果をもとに、対象設備の前後の設備での作業時刻に影響を与えないジョブ枠Jの可動範囲を説明する図で、設備3でジョブ枠J3の可動範囲を求める計算方法を説明する図である。 可動範囲の表示形態の一例を示す図である。 ジョブ枠Jの移動位置と該当するジョブ枠Jの可動範囲とに基づくジョブ枠Jの表示形態の一例を示す図である。 あるジョブ枠Jを可動範囲MO′内で移動させる場合の一例をガントチャートを用いて説明する図で、図8(a)は第1の注文品の生産における設備4でのジョブ枠J4を指定した場合の図、図8(b)はジョブ枠J4を将来方向に移動操作している途中を示す図である。 図8(b)のジョブ枠J4の移動後に再作成された作業スケジュールを示すガントチャートである。 あるジョブ枠Jを可動範囲MO内で移動させる場合の一例をガントチャートを用いて説明する図で、図10(a)は第1の注文品の生産における設備4でのジョブ枠J4を指定した場合の図、図10(b)はジョブ枠J4を将来方向に移動操作している途中を示す図である。 図10(b)のジョブ枠J4の移動後に再作成された作業スケジュールを示すガントチャートである。 特定の設備での作業タイミングが予め固定されている場合における他のジョブ枠Jの移動を説明するための図である。 代替え設備への移動が可能な場合におけるジョブ枠Jの移動を説明するための図である。 本発明に係るスケジュール管理装置の他の一実施形態を示すブロック図である。 チャージにおけるジョブ枠J1の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 チャージにおけるジョブ枠J2の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 チャージにおけるジョブ枠J3の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 チャージにおけるジョブ枠J4の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 図15ないし図18に示すジョブ枠J1〜J4(チャージ)の場合におけるジョブ群JGの可動範囲GMOをガントチャートのイメージで説明する図である。 処理ロットの指定の一例をガントチャートを用いて説明する図である。 処理ロットにおけるジョブ枠J1の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 処理ロットにおけるジョブ枠J2の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 処理ロットにおけるジョブ枠J3の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 処理ロットにおけるジョブ枠J4の可動範囲の一例をガントチャートのイメージで説明する図である。 図21ないし図24に示すジョブ枠J1〜J4(処理ロット)の場合におけるジョブ群JGの可動範囲GMOをガントチャートのイメージで説明する図である。 他の形態の管理スケジュール装置のコンピュータが処理するフローチャートである。
符号の説明
1 スケジュール管理装置
100 計画対象データ記憶部
101 工程算出部(工程計算手段、可動範囲計算手段)
102 工程納期計算部(工程計算手段)
103 工程最早着手時刻計算部(工程計算手段)
104 ジョブ別可動範囲データ記憶部
105 操作情報入力部(受付手段)
106 操作情報判断部(受付手段、移動表示制御手段)
107 スケジュール更新部(工程変更手段)
108 スケジュールデータ記憶部(スケジュール記憶手段、変更スケジュール記憶手段)
109 スケジュール表示部(スケジュール表示制御手段)
110 ジョブ可動範囲表示部(可動範囲表示制御手段)
111 移動中ジョブ表示部(移動表示制御手段、可動範囲表示制御手段)
121 操作部
122 ディスプレイ(表示器)
J ジョブ枠(矩形枠)
MO,MO′ 可動範囲

Claims (5)

  1. 複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理装置において、
    前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付ける受付手段と、
    注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算する工程計算手段と、
    各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出する可動範囲計算手段と、
    前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶するスケジュール記憶手段と、
    前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示するスケジュール表示制御手段と、
    前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された矩形枠を移動指示位置に移動表示させる移動表示制御手段と、
    前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行する工程変更手段と、
    前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶する変更スケジュール記憶手段と、
    前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせる可動範囲表示制御手段とを備え
    前記受付手段は、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得し、
    前記可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更する
    ことを特徴とするスケジュール管理装置。
  2. 前記可動範囲計算手段は、対象となる作業の移動可能範囲を、直前作業の工程終了時点に該対象作業の準備時間を加味した時点と、直後作業の工程着手時点から該直後作業の準備時間を差し引いた時点との間として算出するものである
    ことを特徴とする請求項1記載のスケジュール管理装置。
  3. 前記可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠に対応する前記移動可能範囲をガントチャート上で時間軸方向に識別可能に表示するものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のスケジュール管理装置。
  4. 複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、コンピュータを用いて、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理プログラムにおいて、
    前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付け、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得する受付手段と、
    注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算する工程計算手段と、
    各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出する可動範囲計算手段と、
    前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶するスケジュール記憶手段と、
    前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示するスケジュール表示制御手段と、
    前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された工程に対応する矩形枠を移動指示位置に移動表示させる移動表示制御手段と、
    前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行する工程変更手段と、
    前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶する変更スケジュール記憶手段と、
    前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせ、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更して表示させる可動範囲表示制御手段として前記コンピュータを機能させるスケジュール管理プログラム。
  5. 複数の設備での工程を経て注文品を生産する作業のスケジュール管理を、表示器上に表示された、各工程における作業を矩形枠で表すガントチャートで行うスケジュール管理方法において、
    工程計算手段は、注文品毎に、いずれも既知の工程における最上流の作業の最早投入時点と納期とから、各工程における作業の開始可能時点を規定する工程最早着手時点及び各作業の終了時点を規定する工程終了時点を計算し、
    可動範囲計算手段は、各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とから各作業の時間軸方向への移動可能範囲を算出し、
    スケジュール記憶手段は、前記工程計算手段及び可動範囲計算手段による算出結果を記憶し、
    スケジュール表示制御手段は、前記スケジュール記憶手段に記憶された前記各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点とを読み出して前記表示器に前記ガントチャートとして表示し、
    受付手段は、前記表示器に表示されたガントチャート上で、所望の作業に対応する矩形枠の指定及びその時間軸方向への移動を指示するための操作部からの操作入力を受け付け、前記操作部で指定された矩形枠のガントチャート上での位置を取得し、
    移動表示制御手段は、前記受付手段で受け付けた操作入力から、前記表示器上で、前記操作部により指定された作業に対応する矩形枠を移動指示位置に移動表示させ、
    可動範囲表示制御手段は、前記操作部で指定された矩形枠に対する表示器上での移動に対して、該矩形枠に対応する前記移動可能範囲に関連する情報の表示を行わせ、前記操作部で指定された矩形枠の前記位置が該矩形枠に対応する前記移動可能範囲の内外にあるときで、該矩形枠の表示形態を変更して表示させ、
    工程変更手段は、前記移動指示された矩形枠の移動結果に基づいて各作業の前記工程最早着手時点と前記工程終了時点の再計算を実行し、
    変更スケジュール記憶手段は、前記工程変更手段で算出された計算結果を記憶する
    ことを特徴とするスケジュール管理方法。
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