JP4746334B2 - 製造プロセスの生産計画立案方法、装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本発明の製造プロセスの生産計画立案装置は、異なる複数工程経路で複数製品を処理する製造プロセスにおける生産計画立案装置であって、製造仕様を含む注文情報、各注文の製造進度、製造工程の稼動スケジュール及び計画立案方針のうち少なくともいずれかを含む、生産計画の立案に必要な立案情報を入力する立案情報入力部と、前記立案情報入力部により入力した立案情報に基づいて、立案対象注文の各単位処理時間における製造工程毎の注文仕掛量と注文処理量をそれぞれ要素に持つ注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルを作成し、立案対象注文の製造フローにおける各製造工程の前後工程との接続関係を表わす接続行列及び各製造工程での処理所要時間を表わす遷移行列を作成し、得られた状態方程式を立案期間分展開することで多期間分の状態方程式を構築し、前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルに関し、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定し、前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルの単位処理時間毎の望ましい値を表わす注文仕掛目標量ベクトルを用いて評価関数を設定する、多注文多期間生産計画モデル構築部と、前記多注文多期間生産計画モデルにより構築した、前記多期間分の状態方程式、前記注文仕掛量ベクトルに関する不等式制約式、前記注文処理量ベクトルに関する不等式制約式及び前記評価関数を用いて、前記評価関数が最小となるような時刻毎の0又は正の注文処理量ベクトルを算出する最適生産計画立案部と、前記最適生産計画立案部により算出した注文処理量ベクトルの単位処理時間毎の推移を前記立案期間分の注文毎の生産計画として出力する立案結果出力部とを有し、前記最敵生産計画立案部は、最適化計算を行うに際し、前記製造プロセスの製造フロー及び製造制約を離散事象モデルで表わす手段と、事象が発生したときの製造プロセスの状態及び製造制約を検出する離散事象シミュレータを構築する手段と、前記最適化計算手段により立案開始時点から予め設定した前記立案期間のうちの一部の期間(以下、「指示算出期間」という。)分についての注文処理量ベクトルを算出し前記離散事象シミュレータに与える手段と、予め設定した前記指示算出期間のうちの一部の期間(以下、「シミュレーション期間」という。)分だけシミュレーションを実行する手段と、予め設定した前記シミュレーション期間のうちの一部の期間(以下、「計画確定期間」という。)分のシミュレーション結果を生産計画として確定する手段と、前記確定した期間の直後の日時を新たな立案開始時点として設定して再度最適化計算を行うことを生産計画立案期間分繰り返す手段と、前記繰り返す手段により得られたシミュレーション結果から、前記製造プロセスにおける生産計画を確定する手段を有し、前記各注文の製造完了希望納期に注文の製造を完了させるために製造開始すべき最遅日時から前記立案開始日時を差し引いて算出される納期余裕が予め定められた条件を満たす注文のみを対象として前記最適化計算を行うことを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、異なる複数工程経路で複数製品を処理する製造プロセスにおける生産計画立案を行うためのコンピュータプログラムであって、注文毎の製造仕様を含む立案情報を入力する処理と、前記入力された注文毎の製造仕様に基づいて、立案対象注文の製造フローを決定する処理と、前記製造フローにおける各製造工程での処理所要時間を予め定められた単位処理時間で離散化する処理と、前記立案対象注文の前記単位処理時間毎の各製造工程での注文仕掛量と注文処理量をそれぞれ要素に持つ注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルを作成する処理と、前記立案対象注文の製造フローにおける各製造工程の前後工程との接続関係を表わす接続行列及び各製造工程での処理所要時間を表わす遷移行列を作成する処理と、前記立案対象注文の注文仕掛量ベクトル、注文処理量ベクトル、接続行列及び遷移行列を含む状態方程式を作成する処理と、前記状態方程式を立案期間分展開することで多期間分の状態方程式を構築する処理と、前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定する処理と、前記多期間分の状態方程式における注文処理量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定する処理と、前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルの単位処理時間毎の望ましい値を表わす注文仕掛目標量ベクトルを作成する処理と、前記注文仕掛目標量ベクトルと前記注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルとによって表される評価関数を作成する処理と、前記注文仕掛量ベクトルに対し、立案開始時点の初期状態を設定する処理と、前記多期間分の状態方程式、前記注文仕掛量ベクトルに関する不等式制約式、前記注文処理量ベクトルに関する不等式制約式及び前記評価関数とを用いて、前記評価関数が最小となるような単位処理時間毎の0又は正の注文処理量ベクトルを算出する最適化計算を行う処理と、前記最適化計算により算出された注文処理量ベクトルの単位処理時間毎の推移を前記立案期間分の注文毎の生産計画として出力する処理とをコンピュータに実行させ、前記最適化計算を行うに際し、前記製造プロセスの製造フロー及び製造制約を離散事象モデルで表わし、事象が発生したときの製造プロセスの状態及び製造制約を検出する離散事象シミュレータを構築する処理と、前記最適化計算により立案開始時点から予め設定した前記立案期間のうちの一部の期間(以下、「指示算出期間」という。)分についての注文処理量ベクトルを算出し前記離散事象シミュレータに与えて、予め設定した前記指示算出期間のうちの一部の期間(以下、「シミュレーション期間」という。)分だけシミュレーションを実行し、予め設定した前記シミュレーション期間のうちの一部の期間(以下、「計画確定期間」という。)分のシミュレーション結果を生産計画として確定し、前記確定した期間の直後の日時を新たな立案開始時点として設定して再度最適化計算を行うことを生産計画立案期間分繰り返す処理と、前記繰り返す処理により得られたシミュレーション結果から、前記製造プロセスにおける生産計画を確定する処理とをコンピュータに実行させ、前記各注文の製造完了希望納期に注文の製造を完了させるために製造開始すべき最遅日時から前記立案開始日時を差し引いて算出される納期余裕が予め定められた条件を満たす注文のみを対象として前記最適化計算を行うことを特徴とする。
また、前記評価関数における注文仕掛目標量ベクトルのうち、製造プロセスにおける最終工程の仕掛状態の目標値は、当該注文の製造完了希望納期に基づいて設定してもよい。
また、最適化計算を行う際に、予め定められた条件に基づいて全注文を複数のグループに分類し、予め定められた前記グループ毎の立案優先順に基づいて前記グループ毎の最適化計算を逐次行うようにしてもよい。
(第1の実施形態)
図1に本実施形態の製造プロセスにおける生産計画立案装置の概略構成を示す。顧客からの注文の納期、注文量、注文製品の仕様等の注文情報は、注文情報データベース10に保存されており、新しい注文が追加された場合や注文の納品が完了した場合には都度その内容が更新される。注文の製造が立案開始時点でどの製造工程まで進んでいるかを示す注文進度情報は、注文進度情報データベース11に保存されている。また、生産計画立案対象期間における各製造工程の稼動スケジュールは、工程稼動情報データベース12に保存されている。計画立案方針情報データベース13では、生産計画立案時に設定が必要な計画立案方針に関する情報が保存されている。
図4は、第2の実施形態における最適化計算処理を説明するためのフローチャートである。まず、立案開始日時を立案日とする(ステップS31)。
図5は、第3の実施形態における最適化計算処理を説明するためのフローチャートである。まず、注文毎の納期余裕や注文ロットの大きさ(注文重量)等、注文全体をグループ分類する際に必要な情報の解析を行う(ステップS37)。
グループ1 納期余裕小 かつ 小ロット
グループ2 納期余裕小 かつ 大ロット
グループ3 納期余裕大 かつ 小ロット
グループ4 納期余裕大 かつ 大ロット
以上述べた生産計画立案方法においては、前記製造プロセスの製造フローや製造制約を式(1)〜(10)のような数式としてモデル化し最適化計算を行うが、対象とする製造プロセスの性格や求められる生産計画の精度によっては、前記数式だけではモデル化できない複雑なルール等を考慮することが必要となる場合がある。このような場合には、数式だけではモデル化できない複雑な制約条件を離散事象シミュレータに記述し、最適化計算を行うに必要かつ十分な制約条件のみを数式モデル化し、前記離散事象シミュレータと前記数式モデルに基づいた最適化計算とを組み合わせることで、計画の実行可能性、最適性、立案時間のバランスが取れた質の高い生産計画を立案することができる。第4の実施形態として、その一例を図6、7を用いて詳細に説明する。
3 多注文多期間生産計画モデル構築部
4 最適生産計画立案部
5 立案結果出力部
6 生産計画データベース
10 注文情報データベース
11 注文進度情報データベース
12 工程稼動情報データベース
13 計画立案方針情報データベース
Claims (9)
- 異なる複数工程経路で複数製品を処理する製造プロセスにおける生産計画立案方法であって、
コンピュータが、
注文毎の製造仕様を含む立案情報を入力するステップと、
前記入力された注文毎の製造仕様に基づいて、立案対象注文の製造フローを決定するステップと、
前記製造フローにおける各製造工程での処理所要時間を予め定められた単位処理時間で離散化するステップと、
前記立案対象注文の前記単位処理時間毎の各製造工程での注文仕掛量と注文処理量をそれぞれ要素に持つ注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルを作成するステップと、
前記立案対象注文の製造フローにおける各製造工程の前後工程との接続関係を表わす接続行列及び各製造工程での処理所要時間を表わす遷移行列を作成するステップと、
前記立案対象注文の注文仕掛量ベクトル、注文処理量ベクトル、接続行列及び遷移行列を含む状態方程式を作成するステップと、
前記状態方程式を立案期間分展開することで多期間分の状態方程式を構築するステップと、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定するステップと、
前記多期間分の状態方程式における注文処理量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定するステップと、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルの単位処理時間毎の望ましい値を表わす注文仕掛目標量ベクトルを作成するステップと、
前記注文仕掛目標量ベクトルと前記注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルとによって表される評価関数を作成するステップと、
前記注文仕掛量ベクトルに対し、立案開始時点の初期状態を設定するステップと、
前記多期間分の状態方程式、前記注文仕掛量ベクトルに関する不等式制約式、前記注文処理量ベクトルに関する不等式制約式及び前記評価関数を用いて、前記評価関数が最小となるような単位処理時間毎の0又は正の注文処理量ベクトルを算出する最適化計算を行うステップと、
前記最適化計算により算出された注文処理量ベクトルの単位処理時間毎の推移を前記立案期間分の注文毎の生産計画として出力するステップとを実行し、
前記最適化計算を行うに際し、前記製造プロセスの製造フロー及び製造制約を離散事象モデルで表わし、事象が発生したときの製造プロセスの状態及び製造制約を検出する離散事象シミュレータを構築するステップと、前記最適化計算により立案開始時点から予め設定した前記立案期間のうちの一部の期間(以下、「指示算出期間」という。)分についての注文処理量ベクトルを算出し前記離散事象シミュレータに与えて、予め設定した前記指示算出期間のうちの一部の期間(以下、「シミュレーション期間」という。)分だけシミュレーションを実行し、予め設定した前記シミュレーション期間のうちの一部の期間(以下、「計画確定期間」という。)分のシミュレーション結果を生産計画として確定し、前記確定した期間の直後の日時を新たな立案開始時点として設定して再度最適化計算を行うことを生産計画立案期間分繰り返すステップと、前記繰り返すステップにより得られたシミュレーション結果から、前記製造プロセスにおける生産計画を確定するステップとを実行し、
前記各注文の製造完了希望納期に注文の製造を完了させるために製造開始すべき最遅日時から前記立案開始日時を差し引いて算出される納期余裕が予め定められた条件を満たす注文のみを対象として前記最適化計算を行うことを特徴とする製造プロセスの生産計画立案方法。 - 前記評価関数は、注文仕掛量ベクトルから注文仕掛目標量ベクトルを減じて絶対値を取り評価重みベクトルを乗じた項と注文処理量ベクトルに評価重みベクトルを乗じた項の和を立案期間に対して加算した一次形式の評価関数であることを特徴とする請求項1に記載の製造プロセスの生産計画立案方法。
- 前記評価関数における注文仕掛目標量ベクトルのうち、製造プロセスにおける最終工程の仕掛状態の目標値を当該注文の製造完了希望納期に基づいて設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の製造プロセスの生産計画立案方法。
- 前記最適化計算を行うに際し、予め定められた条件に基づいて全注文を複数のグループに分類し、予め定められた前記グループ毎の立案優先順に基づいて前記グループ毎の最適化計算を逐次行うことで、立案対象の全注文の最適化計算を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造プロセスの生産計画立案方法。
- 異なる複数工程経路で複数製品を処理する製造プロセスにおける生産計画立案装置であって、
製造仕様を含む注文情報、各注文の製造進度、製造工程の稼動スケジュール及び計画立案方針のうち少なくともいずれかを含む、生産計画の立案に必要な立案情報を入力する立案情報入力部と、
前記立案情報入力部により入力した立案情報に基づいて、立案対象注文の各単位処理時間における製造工程毎の注文仕掛量と注文処理量をそれぞれ要素に持つ注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルを作成し、
立案対象注文の製造フローにおける各製造工程の前後工程との接続関係を表わす接続行列及び各製造工程での処理所要時間を表わす遷移行列を作成し、得られた状態方程式を立案期間分展開することで多期間分の状態方程式を構築し、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルに関し、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定し、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルの単位処理時間毎の望ましい値を表わす注文仕掛目標量ベクトルを用いて評価関数を設定する、多注文多期間生産計画モデル構築部と、
前記多注文多期間生産計画モデルにより構築した、前記多期間分の状態方程式、前記注文仕掛量ベクトルに関する不等式制約式、前記注文処理量ベクトルに関する不等式制約式及び前記評価関数を用いて、前記評価関数が最小となるような時刻毎の0又は正の注文処理量ベクトルを算出する最適生産計画立案部と、
前記最適生産計画立案部により算出した注文処理量ベクトルの単位処理時間毎の推移を前記立案期間分の注文毎の生産計画として出力する立案結果出力部とを有し、
前記最敵生産計画立案部は、最適化計算を行うに際し、前記製造プロセスの製造フロー及び製造制約を離散事象モデルで表わす手段と、事象が発生したときの製造プロセスの状態及び製造制約を検出する離散事象シミュレータを構築する手段と、前記最適化計算手段により立案開始時点から予め設定した前記立案期間のうちの一部の期間(以下、「指示算出期間」という。)分についての注文処理量ベクトルを算出し前記離散事象シミュレータに与える手段と、予め設定した前記指示算出期間のうちの一部の期間(以下、「シミュレーション期間」という。)分だけシミュレーションを実行する手段と、予め設定した前記シミュレーション期間のうちの一部の期間(以下、「計画確定期間」という。)分のシミュレーション結果を生産計画として確定する手段と、前記確定した期間の直後の日時を新たな立案開始時点として設定して再度最適化計算を行うことを生産計画立案期間分繰り返す手段と、前記繰り返す手段により得られたシミュレーション結果から、前記製造プロセスにおける生産計画を確定する手段を有し、
前記各注文の製造完了希望納期に注文の製造を完了させるために製造開始すべき最遅日時から前記立案開始日時を差し引いて算出される納期余裕が予め定められた条件を満たす注文のみを対象として前記最適化計算を行うことを特徴とする製造プロセスの生産計画立案装置。 - 前記注文仕掛量ベクトルから注文仕掛目標量ベクトルを減じて絶対値を取り評価重みベクトルを乗じた項と、注文処理量ベクトルに評価重みベクトルを乗じた項の和を立案期間に対して加算し一次形式の評価関数を構築する手段を有することを特徴とする請求項5に記載の製造プロセスの生産計画立案装置。
- 前記注文仕掛目標量ベクトルのうち、製造プロセスにおける最終工程の仕掛状態の目標値を当該注文の製造完了希望納期に基づいて設定する手段を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の製造プロセスの生産計画立案装置。
- 前記最適化計算を行うに際し、予め定められた条件に基づいて全注文を複数のグループに分類し、予め定められた前記グループ毎の立案優先順に基づいて前記グループ毎の最適化計算を逐次行うことで、立案対象の全注文の最適化計算を行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の製造プロセスの生産計画立案装置。
- 異なる複数工程経路で複数製品を処理する製造プロセスにおける生産計画立案を行うためのコンピュータプログラムであって、
注文毎の製造仕様を含む立案情報を入力する処理と、
前記入力された注文毎の製造仕様に基づいて、立案対象注文の製造フローを決定する処理と、
前記製造フローにおける各製造工程での処理所要時間を予め定められた単位処理時間で離散化する処理と、
前記立案対象注文の前記単位処理時間毎の各製造工程での注文仕掛量と注文処理量をそれぞれ要素に持つ注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルを作成する処理と、
前記立案対象注文の製造フローにおける各製造工程の前後工程との接続関係を表わす接続行列及び各製造工程での処理所要時間を表わす遷移行列を作成する処理と、
前記立案対象注文の注文仕掛量ベクトル、注文処理量ベクトル、接続行列及び遷移行列を含む状態方程式を作成する処理と、
前記状態方程式を立案期間分展開することで多期間分の状態方程式を構築する処理と、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定する処理と、
前記多期間分の状態方程式における注文処理量ベクトルのうち、同一の製造工程に対応する要素の総和に対して、その上限値及び下限値のうち少なくともいずれか一方を不等式制約式として設定する処理と、
前記多期間分の状態方程式における注文仕掛量ベクトルの単位処理時間毎の望ましい値を表わす注文仕掛目標量ベクトルを作成する処理と、
前記注文仕掛目標量ベクトルと前記注文仕掛量ベクトル及び注文処理量ベクトルとによって表される評価関数を作成する処理と、
前記注文仕掛量ベクトルに対し、立案開始時点の初期状態を設定する処理と、
前記多期間分の状態方程式、前記注文仕掛量ベクトルに関する不等式制約式、前記注文処理量ベクトルに関する不等式制約式及び前記評価関数とを用いて、前記評価関数が最小となるような単位処理時間毎の0又は正の注文処理量ベクトルを算出する最適化計算を行う処理と、
前記最適化計算により算出された注文処理量ベクトルの単位処理時間毎の推移を前記立案期間分の注文毎の生産計画として出力する処理とをコンピュータに実行させ、
前記最適化計算を行うに際し、前記製造プロセスの製造フロー及び製造制約を離散事象モデルで表わし、事象が発生したときの製造プロセスの状態及び製造制約を検出する離散事象シミュレータを構築する処理と、前記最適化計算により立案開始時点から予め設定した前記立案期間のうちの一部の期間(以下、「指示算出期間」という。)分についての注文処理量ベクトルを算出し前記離散事象シミュレータに与えて、予め設定した前記指示算出期間のうちの一部の期間(以下、「シミュレーション期間」という。)分だけシミュレーションを実行し、予め設定した前記シミュレーション期間のうちの一部の期間(以下、「計画確定期間」という。)分のシミュレーション結果を生産計画として確定し、前記確定した期間の直後の日時を新たな立案開始時点として設定して再度最適化計算を行うことを生産計画立案期間分繰り返す処理と、前記繰り返す処理により得られたシミュレーション結果から、前記製造プロセスにおける生産計画を確定する処理とをコンピュータに実行させ、
前記各注文の製造完了希望納期に注文の製造を完了させるために製造開始すべき最遅日時から前記立案開始日時を差し引いて算出される納期余裕が予め定められた条件を満たす注文のみを対象として前記最適化計算を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
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