JP3315844B2 - スケジューリング装置及びスケジューリング方法 - Google Patents

スケジューリング装置及びスケジューリング方法

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JP3315844B2
JP3315844B2 JP24974695A JP24974695A JP3315844B2 JP 3315844 B2 JP3315844 B2 JP 3315844B2 JP 24974695 A JP24974695 A JP 24974695A JP 24974695 A JP24974695 A JP 24974695A JP 3315844 B2 JP3315844 B2 JP 3315844B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータを利
用して、各種業務における開発もしくは設計プロジェク
トのスケジュール、または、工場等における生産管理の
スケジュール等各種のスケジュールを作成するスケジュ
ーリング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種業務における開発もしく
は設計のプロジェクト、または工場等における生産管理
等において、スケジューリング問題が計画業務ないし計
画立案作業の主要な課題となっている。このスケジュー
リング問題とは、一般に、「与えられたジョブに対し
て、処理の実行に必要な資源(リソース)と処理時間を
割り付ける問題」と定義される。
【0003】ここでは、スケジューリング問題を、「ど
の仕事を」、「誰が」、「いつ」行なうかを決定する問
題とする。そして、「どの仕事を」に相当するものを
「工程」と呼び、「誰が」に相当するものを「リソー
ス」と呼ぶことにする。また、「いつ」とは、工程を処
理する時間を決定することを意味する。
【0004】スケジューリングには様々な応用分野があ
るが、ここでは主にプロジェクトスケジューリングと生
産計画のスケジューリングとの2つの分野における従来
の技術を説明する。プロジェクトスケジューリングで
は、工程の前後関係が複雑であるため、この前後関係を
把握してスケジュールを立案することが要求される。そ
れに対して生産計画の場合は、設備等の制約、及び段取
りに要する期間等の様々な制約を考慮しなければならな
い。
【0005】このような問題に対処すべく、従来の技術
では以下のような方法がとられている。
【0006】1.プロジェクトスケジューリング プロジェクトスケジューリングにおいては、従来からP
ERT法及びCPM法が研究されている(関根智明著、
「PERT・CPM」、日科技連)。PERT法は、工
程の前後関係をもとに工程ネットワークを作成し、この
ネットワークに基づいて各工程の最早開始時刻及び最遅
終了時刻等を計算するものである。これにより、各工程
の時間的余裕等が計算される。また、CPM法は、PE
RT法による結果に基づき、全体の工期を縮小するため
の方法であり、リソースの割付けに関する手法ではない
ため、ここではその説明は省略する。
【0007】PERT法は、通常、山積み・山崩し法と
共に使用される。この山積み・山崩し法とは、PERT
計算によって各工程の作業時刻を仮に決定し、そのスケ
ジュールがリソースの制約のもとで実行不可能である場
合に、リソースの要求が集中する部分の工程を、他のリ
ソースに順次ずらしていく方法である。
【0008】しかしながら、この山積み・山崩し法は、
リソースの優先度や余裕時間を考慮して順次処理時刻を
ずらしてゆく手法であり、基本的には、キャパシティが
限られた単一のリソースに対して行うものである。すな
わち、リソースが単一であるということは、例えばプロ
ジェクトスケジューリングの場合には、個人に対して仕
事を割り振るのではなく、集団(プロジェクトチーム全
体)に対して仕事を割り振るということである。このと
き、キャパシティとは、集団における上限の人数である
とする。
【0009】一方、複数のリソースを対象とするスケジ
ューリング方法として、上記方法を拡張したRAMPS
(Resource Allocation and Multi-Project Schedulin
g:前記文献参照)が知られている。これは、作業に必
要なリソースを、例えば「電気設計者グループ」と「機
械設計者グループ」といった複数種類用意し、各工程を
行なうために各リソースにつき何人必要かというデータ
をもとにスケジュールを立案する方法である。この方法
によれば、複数のリソースに対してスケジューリングを
行うことができる。
【0010】2.生産計画のスケジューリング 生産計画のスケジューリングにおいて、多品種少量生産
の場合は、各生産要求品目を生産工程に分けたものがス
ケジュール単位となり、大量生産の場合は、生産要求品
目をロット分割したロット単位を生産工程に分けたもの
がスケジュール単位となる。この生産計画の場合も工程
数が多いため、問題としてはプロジェクトスケジューリ
ングの問題と似ている。すなわち、ラインの優先度及び
ラインごとの能力の違いを考えた上に、複雑な工程の順
序関係を考慮し、更に、各ロットの最終納期を合わせる
ようスケジュールを立案しなければならない。しかし、
生産計画の場合は、さらに複雑になる場合が多い。例え
ば、各工程で占有するリソースが1つではなく、例えば
加工機械と治工具の2つが同時に必要であるといった制
約、もしくは、同じ加工機械で2以上のロットを連続で
加工する場合、使用している治工具が異なる場合にそれ
を設定するための準備時間(段取り時間)として1時間
空けなければならないといった工場や設備などの制約
を、考慮に入れなければならない。また、大量生産の場
合は、ロットが多くなることが多く、全ての工程を一度
にスケジューリングするのは困難である。
【0011】そこで、以下のようなスケジューリング方
法が考えられる。すなわち、工程の混雑状況を予想し、
待ち時間を含めた各工程に要する時間を大まかに見積も
って、各工程の開始可能時刻および終了時刻を決め、各
工程ごとに独立してこの時間内に収まるようにスケジュ
ーリングを行なう方法である。または、工程順にスケジ
ューリングを行い、前工程からスケジューリングする場
合は、前工程の終了時刻を後続する工程の開始可能時刻
に設定して、その後続する工程のスケジューリングを行
なう方法である。このような方法によると、問題は各工
程毎であって、その工程は単工程か、もしくは、複数工
程であってもごく単純なものとなる。
【0012】例えば、段取り期間を考慮したスケジュー
リング方法を考える。ここで、「ある工程では、加工機
械の他に治工具が必要であり、製品によって治工具が決
まっている。このとき、同じ加工機械で治工具を交換す
る時には、段取り期間が必要である」という制約がある
とする。治工具の数には余裕があり、交換する際の段取
り期間のみを考えるとすると、同じ治工具を使用するロ
ットをできる限りまとめて割り付けた方が、段取り期間
が減少し、加工機械の稼働率が上がる。
【0013】しかしながら、ロットをまとめ過ぎると、
その工程において1つのロットの滞留時間が増加し、そ
のロットに対する処理のみ先行して他のロットに対する
処理が終了せず、プロジェクト全体の予定終了時刻に作
業が終了しないという場合がある。従って、加工機械の
稼働率の向上と、ロットの滞留時間の減少という2つの
相反する目標を考慮しなければならない。
【0014】以上のような点を鑑みた従来の生産計画の
スケジューリング方法としては、分岐限定法もしくは整
数計画法などを用いて検索するOR(Operations Resea
rch)的な方法と、ディスパッチング規則をIF−TH
ENルールで記述したエキスパートシステム的な方法が
ある。
【0015】OR的な方法では、まず、基本的な最終結
果であるスケジュールを評価する。例えば、上述した例
の場合、全ての加工機械の稼働率の和を第1の評価基準
とし、各ロットの滞留時間の総和を第2の評価基準と
し、最終的にスケジューリングされた結果に対してこれ
らを計算する。このORの分野では、上記問題はロット
の順序づけ問題として捉らえることが多く、この順序を
最適化する方法が多数研究されている。基本的には、順
序を最適化するために、何らかの初期解を与え、これを
最適解に近付くように修正を加えるといったものが多
い。
【0016】これに対し、エキスパートシステム的な方
法は、熟練した計画立案担当者が作業計画を作成する際
に用いる発見的手法を、計算機上で知識ベース化して模
擬する方法である。すなわち、人間がスケジューリング
する手順に近い方法で行うため、割り付けていない工程
を選んで割り付ける、ということを繰り返す。スケジュ
ールを作成する際に行なわれる選択及び割り付けのこと
は、ディスパッチングと呼ばれ、どのように選択してど
のように割付けを行なうかという規則を、ディスパッチ
ングルールと呼ぶ。この場合、AI(Artificial Intel
igence)の分野の技術の経緯により、IF−THENル
ールによる記号推論によってスケジューリングが行なわ
れることが多い。すなわち、制約条件を IF 〜 THEN 〜 というIF部(前件部)とTHEN部(後件部)からな
るルール形式で表現する。
【0017】例えば、段取り時間を少なくする場合につ
いて考える。ここでは、各リソースに対して、現在割り
付けられている最も遅い工程の終了時間をそのリソース
の終了時間とし、その工程の使用している治具を、現在
の使用治具と呼ぶこととする。この場合、以下のような
ルール群によって割付けが行われる。
【0018】IF ある工程の使用する治具が、あるリソースの現在使用し
ている治具と同じとき THEN その工程をそのリソースに割り付ける IF 各リソースが現在使用している治具と、同じ治具を使用
する工程がないとき THEN 納期の最も早い工程を、終了時刻が最も早いリソースに
割り付ける このようなルール形式による表現は、見た目上は分かり
やすくスケジューリング作業を考える上で知識を入力し
やすく、簡単なスケジューリングシステムを構築するこ
とができる。現在実用されているスケジューリングシス
テムは、このようなディスパッチング規則をIF−TH
ENルールもしくはそれに準じたプログラミング方式で
行なわれているものが多い。このようなルール形式によ
るスケジューリングの特徴は、最適解を追求することは
せず、実用可能なレベルでのスケジューリングシステム
を容易に構築できるという点にある。計算量もOR的な
手法に比べて少なくて済むため、機械の台数が多い場
合、もしくは機械に優先順位が決まっている場合にも対
応させることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスケ
ジューリング方法には、以下のような問題点があった。 1.プロジェクトスケジューリングの場合 従来のプロジェクトスケジューリングは、主に建築現場
などのスケジュールを対象としてきたため、集団に対す
るキャパシティを考慮したスケジュールを作成すればよ
かった。しかし、特に設計作業の場合、各個人の能力に
よって工期が大幅に変化したり、従事不可能な作業が発
生する場合があり、各個人の能力を考慮して個人単位の
スケジュールを立案できるようにする必要がある。各工
程が割り付けられるリソースが一意に決まっている場合
は、個人に対して仕事を割り振るために、上述したよう
にリソースを複数設定し、山積み・山崩し法を用いてス
ケジューリングを行うことができる。
【0020】しかしながら、通常は、一つの作業に割り
当てることができる人間は一人とは限らず、複数の人間
から一人を選ぶ場合が多い。このように、各工程を割付
け可能なリソースが複数ある場合には、リソースを変更
することにより山積みの状況が変化し、各工程とそれに
対して割付け可能なリソースとの組み合わせの数に応じ
て、山積みの種類が発生することとなる。例えば、スケ
ジューリングの対象となる工程が10工程あり、各々が
割付け可能なリソースが3個ずつあったとする。その場
合、各工程に選択可能なリソースのパターンは約17万
通り存在することとなり、これらのパターンをすべて考
慮した上で山崩しを行なうのは困難である。しかも、現
実問題では、「割付け可能なリソースのうち極力選択し
たいリソースがあるが、そのリソースが日程的に都合が
つかなければ他のリソースでも良い」といった優先関係
があることが多い。
【0021】例えば、上述した設計作業の場合、各設計
項目ごとに責任者が決まっており、なるべく責任者が設
計作業を行なった方がよい。しかし、この「責任者が作
業する」という制約を守るようにスケジューリングしよ
うとすると、全体の工期が伸びることとなる。この場
合、まず責任者に割り当てるように山積みを行ない、全
体の工期とのバランスを考えながら、工程を他のリソー
スにずらして山崩しを行う必要がある。しかしながら、
このような山崩し法は、かなり複雑なものとなる。従来
の山崩し法では、プロジェクト全体が納期に間に合うよ
うに期間のみ考えて行えばよかった、この方法では、期
間と共に、割付け可能なリソースについても考慮しつつ
山崩しを行なわなければならない。
【0022】このように、プロジェクトスケジューリン
グのように工程間の順序関係が複雑な問題に対して、従
来の山積み・山崩し法、及びそれを拡張した方法では、
工程の期間的要素と共に、複数のリソース各々の優先度
を考慮したスケジュールを作成することは困難であっ
た。
【0023】2.生産計画の場合 上述したOR的な方法は、順序づけ問題に限定して最適
化を行なう際には単一の機械についての問題となってし
まい、複数の機械に対するスケジューリングに適用する
のは困難である。また、複数の機械であっても、2機も
しくは3機といったごく小規模なものに限られる。更
に、大抵は、複数工程ではなく単工程に対する研究のみ
行われているというのが現状である。
【0024】このOR的な方法においては、最適解を求
めることが基本であり、スケジューリングする目標を最
終結果に対する評価関数によって表すため、目的が明確
になるという利点がある。しかしながら、その解法は複
雑であり、一般に計算時間などの制約により複雑な問題
には適応できないという問題があった。
【0025】また、エキスパートシステム的な方法で
は、ルール形式による表現は、工程を1つ割り付ける際
の条件づけに用いられるものであって、この表現方法で
は、上述したような機械の稼働率及びロットの停滞時間
等を考慮した最適性についてのルールセットを記述する
のは困難である。また、条件を詳細に設定しようとする
とルールセットが複雑になり、構築が容易でなくなると
いう問題がある。更に、エキスパートシステム的な方法
では、工程間の具体的な関係、期間的遅れの限度、特定
の機械の不具合などの具体的な状況によって、知識を微
調整するのが難しい。すなわち、知識の構造が比較的複
雑になるため、データの性質が異なる場合、それに合わ
せて少しずつ変化させるようなシステムを構築するのは
困難である。
【0026】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
順序関係が決定されている複数の工程各々について、複
数のリソース各々との適合性を評価すると共に、工程の
期間的要素をも評価し、その適合性と期間的要素とのバ
ランスを最適に設定することが可能なスケジューリング
装置及び方法を提供することである。
【0027】また、他の目的は、複数の工程各々に複数
の種類のリソースを割り付ける際に、段取り期間と上記
工程の期間的要素とのバランスを最適に設定することが
可能なスケジューリング装置及び方法を提供することで
ある。
【0028】更に、上記適合性と期間的要素とのバラン
ス、もしくは段取り期間と期間的要素とのバランスを調
整することができるスケジューリング装置及び方法を提
供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンピュータを利用してスケジューリングを行うスケジ
ューリング装置において、複数のリソースの各々につい
て、その能力を含む属性を定義するためのリソース定義
手段と、所定の順序関係を有する複数の工程について、
各々の属性を定義するための工程定義手段と、前記複数
の工程における一連の工程全体またはその中の任意の工
程に対し、その処理開始時期及び処理終了予定時期を設
定するための時期設定手段と、前記リソース定義手段に
よって定義された複数のリソースに関するデータ、前記
工程定義手段によって定義された複数の工程に関するデ
ータ、及び前記時期設定手段によって設定された開始終
了時期に関するデータを格納する格納手段と、前記格納
手段に格納された前記複数の工程に関するデータに基づ
いて、前記複数の工程のうちリソースへの割付けを行う
工程を順次選択する工程選択手段と、前記工程選択手段
によって選択される各工程を、前記格納手段に格納され
た当該工程に関するデータ及び前記複数のリソースに関
するデータに基づいて、複数のリソースの各々に対して
仮割付けする仮割付け手段と、前記仮割付けの結果か
ら、前記格納手段に格納された前記開始終了時期に関す
るデータに基づいて、前記複数の工程のうちの一連の
程の終了時期を求めることにより、その一連の工程の終
了時期を期間的に評価し、その期間的評価を第1の尺度
とする第1の評価手段と、前記格納手段に格納された当
該リソースに関するデータ及び当該工程に関するデータ
に基づいて、当該リソースの当該工程に対する適合性を
評価し、その適合性評価を第2の尺度とする第2の評価
手段と、前記第1の尺度、第2の尺度とを評価して当該
工程と当該リソースとの組み合わせに対する評価値を算
出し、この評価値を前記複数のリソースの各々について
算出し、それら全てのリソースの評価値を比較すること
によって、当該工程に対し最適なリソースの決定を行う
リソース決定手段と、前記工程選択手段によって選択さ
れる各工程を、当該工程に対して前記リソース決定手段
によって決定される各リソースに対して順次割り付ける
工程割付け手段と、前記工程割付け手段によってリソー
割り付けられた工程を表すスケジューリングチャー
トを生成する手段とを具備し、前記工程選択手段は、前
記工程割付け手段によって既に割り付けがなされた工程
を仮割り付けの対象として選択しないこと、を特徴とす
る。
【0030】請求項15記載の発明は、前記請求項1記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、コンピ
ュータを利用してスケジューリングを行うスケジューリ
ング方法において、複数のリソースの各々について、
ーザから入力されたデータに基づいて、その能力を含む
属性を定義し、定義した内容を複数のリソースに関する
データとして格納手段に格納するためのリソース定義ス
テップと、所定の順序関係を有する複数の工程につい
て、ユーザから入力されたデータに基づいて、各々の属
性を定義し、定義した内容を複数の工程に関するデータ
として前記格納手段に格納するための工程定義ステップ
と、前記複数の工程における一連の工程全体またはその
中の任意の工程に対し、ユーザから入力されたデータに
基づいて、その処理開始時期及び処理終了予定時期を設
定し、設定した内容を開始終了時期に関するデータとし
て前記格納手段に格納するための時期設定ステップと、
前記格納手段に格納された前記複数の工程に関するデー
タに基づいて、前記複数の工程のうちリソースへの割付
けを行う工程を順次選択する工程選択ステップと、前記
工程選択ステップによって選択される各工程を、前記格
納手段に格納された当該工程に関するデータ及び前記複
数のリソースに関するデータに基づいて、複数のリソー
スの各々に対して仮割付けする仮割付けステップと、前
記仮割付けの結果から、前記格納手段に格納された当該
開始終了時期に関するデータに基づいて、前記複数の工
程のうちの一連の工程の終了時期を求めることにより、
その一連の工程の終了時期を期間的に評価し、その期間
的評価を第1の尺度とする第1の評価ステップと、前記
格納手段に格納された当該リソースに関するデータ及び
当該工程に関するデータに基づいて、当該リソースの当
該工程に対する適合性を評価し、その適合性評価を第2
の尺度とする第2の評価ステップと、前記第1の尺度、
第2の尺度とを評価して当該工程と当該リソースとの組
み合わせに対する評価値を算出し、この評価値を前記複
数のリソースの各々について算出し、それら全てのリソ
ースの評価値を比較することによって、当該工程に対し
最適なリソースの決定を行うリソース決定ステップと、
前記工程選択ステップによって選択される各工程を、当
該工程に対して前記リソース決定ステップによって決定
される各リソースに対して順次割り付ける工程割付けス
テップと、前記工程割付けステップによってリソースに
割り付けられた工程を表すスケジューリングチャートを
生成するステップとを具備し、前記工程選択ステップ
は、前記工程割付けステップによって既に割り付けがな
された工程を仮割り付けの対象として選択しないこと、
を特徴とする。
【0031】請求項1及び15記載の発明によれば、複
数の工程の各々を、複数のリソースのいずれかに割り付
けるスケジューリングを行う。この際、例えば、各工程
と各リソースとが、その組み合わせによって適合性の程
度が定まるものとする。具体的には、各リソースにとっ
ていずれの工程が得意であるか、また、各工程にとって
いずれのリソースによって処理されるのが適当である
か、といった程度である。この場合、各工程をいずれの
リソースに割り付けるかにより、効率などの各種態様が
異なってくる。一方、上記適合性のみを基準として割り
付けていくと、所定数の工程を所定の期間内に終了しな
いという問題が起こる。従って、各工程を各リソースに
仮割付けを行い、後続する各工程、特に連続する一連の
工程の終了時期を求めることにより、当該工程と当該リ
ソースとの組み合わせにおける、処理予定時期、すなわ
ち終了予定時期に対する期間的な評価を行う。この期間
的な評価を数値等で表して第1の尺度とし、一方で、上
記適合性を評価しこれを数値等で表して第2の尺度とす
る。このように、各工程と各リソースとの適合性を評価
しつつ、期間的要素をも考慮するため、適合性と期間的
要素とのバランスがとれる最適なスケジューリングを行
うことが可能となる。
【0032】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
ケジューリング装置において、前記複数の工程の一連の
工程の終了時期を考慮して、前記リソースに対する重み
付けを行うための第1の重みを設定する第1の重み設定
手段を具備し、前記第2の評価手段は、前記第1の重み
を用いて、当該リソースの当該工程に対する適合性を評
価すること、を特徴とする。
【0033】 請求項16記載の発明は、前記請求項2
記載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求
項15記載のスケジューリング方法において、前記複数
の工程の一連の工程の終了時期を考慮して、前記リソー
スに対する重み付けを行うための第1の重みを、ユーザ
から入力されたデータに基づいて設定する第1の重み設
定ステップを具備し、前記第2の評価ステップは、前記
第1の重みを用いて、当該リソースの当該工程に対する
適合性を評価すること、を特徴とする。
【0034】請求項2および請求項16の発明によれ
ば、適合性を評価する際に第1の重みを参酌することに
より、第1の尺度と第2の尺度とのバランスをとり、工
程とリソースとの最適な組み合わせを決定することがで
きる。特に、各工程と各リソースとの適合性を評価しつ
つ、期間的要素をも考慮し、更に、重みによってそれら
のバランスをとるようにするため、適合性と期間的要素
とのバランスがに優れた最適なスケジューリングを行う
ことが可能となる。
【0035】請求項3記載の発明は、請求項2記載のス
ケジューリング装置において、スケジューリングにおい
て、所定の条件を満たす事象が発生した場合に、前記第
1の重み設定手段により設定された前記第1の重みを修
正する重み修正手段を具備することを特徴とする。
【0036】請求項17記載の発明は、前記請求項3記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
16記載のスケジューリング方法において、スケジュー
リングにおいて、所定の条件を満たす事象が発生した場
合に、前記第1の重み設定ステップにより設定された前
記第1の重みを修正する重み修正ステップを具備するこ
とを特徴とする。
【0037】請求項3及び17記載の発明によれば、工
程間の具体的な関係、期間的遅れの限度、特定リソース
の不具合などの具体的な事情に応じて、第1の重みを修
正することにより、柔軟なスケジューリングが可能とな
る。
【0038】請求項4記載の発明は、請求項3記載のス
ケジューリング装置において、前記工程選択手段は、前
記複数の工程の期間的な相互関係に基づき、各工程につ
いて最早の開始可能時期と許容される最遅の終了時期と
を用いて評価値を算出し、この評価値に基づいて工程を
選択することを特徴とする。
【0039】請求項18記載の発明は、前記請求項4記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
17記載のスケジューリング方法において、前記工程選
択ステップは、前記複数の工程の期間的な相互関係に基
づき、各工程について最早の開始可能時期と許容される
最遅の終了時期とを用いて評価値を算出し、この評価値
に基づいて工程を選択することを特徴とする。
【0040】請求項4及び18記載の発明によれば、複
数の工程の期間的な相互関係に基づいて、各工程につい
て最早の開始可能時期と許容される最遅の処理時期とを
評価して工程を選択するため、開始時期及び終了時期が
早い緊急度の高い工程から選択することができる。
【0041】請求項5記載の発明は、請求項1記載のス
ケジューリング装置において、前記工程選択手段は、前
記複数の工程の期間的な相互関係に基づき、各工程につ
いて最早の処理可能時期と許容される最遅の処理時期と
を用いて評価値を算出し、この評価値に基づいて工程を
選択するように構成されたことを特徴とする。
【0042】請求項19記載の発明は、前記請求項5記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
15記載のスケジューリング方法において、前記工程選
択ステップは、前記複数の工程の期間的な相互関係に基
づき、各工程について最早の処理可能時期と許容される
最遅の処理時期とを用いて評価値を算出し、この評価値
に基づいて工程を選択するように構成されたことを特徴
とする。
【0043】請求項5及び19記載の発明によれば、複
数の工程の期間的な相互関係に基づいて、各工程につい
て最早の処理可能時期と許容される最遅の処理時期とを
評価して工程を選択するため、開始時期及び終了時期が
早い緊急度の高い工程から選択することができる。
【0044】請求項6記載の発明は、請求項1記載のス
ケジューリング装置において、前記工程選択手段は、前
記複数の工程の期間的な相互関係に基づき、各工程につ
いて最早の処理可能時期と許容される最遅の処理時期、
及びその時点での各リソースの割付け状況と各工程との
相関を総合的に評価して評価値を算出し、この評価値に
基づいて工程を選択するように構成されたことを特徴と
する。
【0045】請求項20記載の発明は、前記請求項6記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
15記載のスケジューリング方法において、前記工程選
択ステップは、前記複数の工程の期間的な相互関係に基
づき、各工程について最早の処理可能時期と許容される
最遅の処理時期、及びその時点での各リソースの割付け
状況と各工程との相関を総合的に評価して評価値を算出
し、この評価値に基づいて工程を選択するように構成さ
れたことを特徴とする。
【0046】請求項6及び20記載の発明によれば、複
数の工程の期間的な相互関係に基づいて、各工程につい
て最早の処理可能時期と許容される最遅の処理時期、そ
の時点での各リソースの割付け状況と工程との相関を評
価することによって工程を選択するため、その時点での
各リソースの割付け状況を参照しつつ、開始時期及び終
了時期が早い緊急度の高い工程を選択することができ
る。
【0047】請求項7記載の発明は、請求項6記載のス
ケジューリング装置において、前記各リソースの割り付
け状況と各工程との相関を決定する際の当該工程の優先
の度合いを決定する第2の重みを設定するための第2の
重み設定手段を具備することを特徴とする。
【0048】 請求項21記載の発明は、前記請求項7
記載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求
項20記載のスケジューリング方法において、前記各リ
ソースの割り付け状況と各工程との相関を決定する際の
当該工程の優先の度合いを決定する第2の重みを、ユー
ザから入力されたデータに基づいて設定するための第2
の重み設定ステップを具備することを特徴とする。
【0049】請求項7及び21記載の発明によれば、複
数の工程の期間的な相互関係に基づいて、各工程につい
て最早の処理可能時期と許容される最遅の処理時期、そ
の時点での各リソースの割付け状況と工程との相関、及
び第2の重みにより総合的に評価することによって工程
を選択するため、その時点での各リソースの割付け状況
を参照しつつ、開始時期及び終了時期が早い緊急度の高
い工程を選択することができる。
【0050】請求項8記載の発明は、請求項7記載のス
ケジューリング装置において、スケジューリングにおい
て、所定の条件を満たす事象が発生した場合に、前記第
2の重み設定手段により設定された前記第2の重みを修
正する重み修正手段を具備することを特徴とする。
【0051】請求項22記載の発明は、前記請求項8記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
21記載のスケジューリング方法において、スケジュー
リングにおいて、所定の条件を満たす事象が発生した場
合に、前記第2の重み設定ステップにより設定された前
記第2の重みを修正する重み修正ステップを具備するこ
とを特徴とする。
【0052】請求項8及び22記載の発明によれば、工
程間の具体的な関係、期間的遅れの限度、特定リソース
の不具合などの具体的な事情に応じて第2の重みを修正
することにより、柔軟なスケジューリングが可能とな
る。
【0053】請求項9記載の発明は、請求項6記載のス
ケジューリング装置において、前記工程選択手段は、そ
の時点での前記各リソースの割付け状況と各工程との相
関に基づき、前記最早の処理可能時期と前記最遅の処理
時期との間の期間のうちの一時期を求め、その時期を前
記評価値とすることを特徴とする。請求項23記載の発
明は、前記請求項9記載の発明を方法の観点から捉えた
ものであって、請求項20記載のスケジューリング方法
において、前記工程選択ステップは、その時点での前記
各リソースの割付け状況と各工程との相関に基づき、前
記最早の処理可能時期と前記最遅の処理時期との間の期
間のうちの一時期を求め、その時期を前記評価値とする
ことを特徴とする。
【0054】請求項9および請求項23の発明によれ
ば、前記最早の処理可能時期と前記最遅の処理時期との
間の期間のうちの一時期を求め、その時期を評価値とす
ることにより、その時点の状況により適した工程を選択
することができる。
【0055】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
スケジューリング装置において、前記工程定義手段は、
各工程に必要なリソースとして、前記リソース定義手段
によって定義されるリソースの他に、予め付加リソース
を定義するように構成され、前記第2の評価手段は、当
該リソースにおいて前記付加リソースが同一である工程
が連続して割り付けられている場合に前記適合性を高く
評価するように構成されたことを特徴とする。請求項2
4記載の発明は、前記請求項10記載の発明を方法の観
点から捉えたものであって、請求項15記載のスケジュ
ーリング方法において、前記工程定義ステップは、各工
程に必要なリソースとして、前記リソース定義ステップ
によって定義されるリソースの他に、予め付加リソース
を定義するように構成され、前記第2の評価ステップ
は、当該リソースにおいて前記付加リソースが同一であ
る工程が連続して割り付けられている場合に前記適合性
を高く評価するように構成されたことを特徴とする。
【0056】請求項10及び24記載の発明によれば、
複数の工程の各々に、例えば治工具などの付加リソース
が決められており、それら各工程をリソースのいずれか
に割り付けるスケジューリングを行う。この際、各リソ
ースについてみると、そのリソースが種類の異なる工程
を相前後して処理する時、各工程に決められた付加リソ
ースが異なると、それを替えるための準備期間(以下、
段取り期間)が工程間に必要となる場合がある。このよ
うな場合、この段取り期間を減少させるようにすると、
そのリソースの効率が上がる。一方、この段取り期間の
減少を優先させると、同じ工程の処理のみが先行して他
の工程が滞り、所定数の工程が所定の期間内に終了しな
いという問題が起こる。
【0057】そのため、まず、各リソースにその時点で
最後に割り付けられている工程の付加リソースと同一の
付加リソースが定義された工程を優先して選択する。そ
して、選択した各工程を各リソースに割り付けた際に、
当該工程に決められている付加リソースと、当該リソー
スに最後に割り付けられている工程に決められている付
加リソースとが同一であるか否かを評価し、第2の尺度
とする。これら付加リソースが同一である場合とは、す
なわち、段取りが不要である場合である。また、各工程
についてリソースの各々へ割り付けた場合の後続する各
工程、特に連続する一連の工程の終了時期を求めること
により、当該工程と当該リソースとの組み合わせにおけ
る、終了予定時期に対する期間的な評価を行う。この期
間的な評価を数値等で表して第1の尺度とする。
【0058】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のスケジューリング装置において、前記工程選択手段
は、前記複数の工程の期間的な相互関係に基づき、各工
程について最早の処理可能時期と許容される最遅の処理
時期、及びその時点での各リソースの割付け状況と各工
程との相関を総合的に評価して評価値を算出し、この評
価値に基づいて工程を選択するように構成されたことを
特徴とする。請求項25記載の発明は、前記請求項11
記載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求
項24記載のスケジューリング方法において、前記工程
選択ステップは、前記複数の工程の期間的な相互関係に
基づき、各工程について最早の処理可能時期と許容され
る最遅の処理時期、及びその時点での各リソースの割付
け状況と各工程との相関を総合的に評価して評価値を算
出し、この評価値に基づいて工程を選択するように構成
されたことを特徴とする。
【0059】請求項11及び25記載の発明によれば、
段取りに関する評価と共に、複数の工程の期間的な相互
関係に基づいて、各工程について最早の処理可能時期と
許容される最遅の処理時期、その時点での各リソースの
割付け状況と工程との相関を総合的に評価して工程を選
択するため、緊急度の高さと共に段取りの増減を考慮し
て工程を選択することができる。
【0060】請求項12記載の発明は、請求項11記載
のスケジューリング装置において、前記工程選択手段
は、当該工程の付加リソースと同一の付加リソースが定
義された工程が、その時点でいずれかのリソースに割り
付けられている場合に、前記各リソースの割り付け状況
と各工程との相関について高く評価するように構成され
たことを特徴とする。請求項26記載の発明は、前記請
求項12記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項25記載のスケジューリング方法において、
前記工程選択ステップは、当該工程の付加リソースと同
一の付加リソースが定義された工程が、その時点でいず
れかのリソースに割り付けられている場合に、前記各リ
ソースの割り付け状況と各工程との相関について高く評
価するように構成されたことを特徴とする。請求項12
および請求項26の発明によれば、付加リソースの割り
当て状況を参照して、各工程の相関を評価することが可
能となり、より適切な工程の選択が可能となる。
【0061】請求項13記載の発明は、請求項6または
請求項11記載のスケジューリング装置において、前記
工程選択手段は、最早の開始可能時期と許容される最遅
の終了時期とを用いて、前記評価値を算出することを特
徴とする。請求項27記載の発明は、前記請求項13記
載の発明を方法の観点から捉えたものであって、請求項
20または請求項25記載のスケジューリング方法にお
いて、前記工程選択ステップは、最早の開始可能時期と
許容される最遅の終了時期とを用いて、前記評価値を算
出することを特徴とする。請求項13及び27記載の発
明によれば、最早の処理可能時期として最早の開始可能
時期を用い、許容される最遅の処理時期として最遅の終
了時期を用いるため、演算が容易となる。
【0062】請求項14記載の発明は、請求項1乃至1
3のいずれか1項に記載のスケジューリング装置におい
て、前記第1の評価手段は、PERT(Program Evalua
tionand Review Technique )計算を用いて、第1の尺
度を求めるように構成されたことを特徴とする。請求項
28記載の発明は、前記請求項14記載の発明を方法の
観点から捉えたものであって、請求項15乃至請求項2
7のいずれか1項に記載のスケジューリング方法におい
て、前記第1の評価ステップは、PERT(Program Ev
aluationand Review Technique )計算を用いて、第1
の尺度を求めるように構成されたことを特徴とする。
【0063】請求項14及び28記載の発明によれば、
PERT計算を用いて各工程を各リソースに割り付ける
度に期間的な評価を行うため、割り付けのやり直しが不
要となり、スケジューリングの時間を短縮させることが
できる。具体的には、期間をPERT計算を用いて求め
る。すなわち、PERT計算では、工程間の前後関係や
並列関係など、主に期間的な相互関係を、工程間のネッ
トワークで表しておく。そして、1又は2以上の工程を
あるリソースやある時期に割り付けた場合、それと関係
している他の工程を開始すべき時期や、他の工程が終了
する時期を、上記ネットワークに基づいて求める。な
お、本発明での上記のような期間の算出は、同趣旨の計
算方法であれば、名称や具体的工程態様のいかんを問わ
ずいかなる手法を用いて行うこともできる。
【0064】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面に従って具体的に説明する。なお、後述する実施
の形態はコンピュータ上に実現され、実施の形態の各機
能は所定の手順(プログラム)がこのコンピュータを制
御することで実現される。
【0065】本明細書における各「手段」や「部」は実
施の形態の各機能に対応する概念で、必ずしも特定のハ
ードウェアやソフトウェア・ルーチンに1対1には対応
しない。同一のハードウェア要素が場合によって異なっ
た手段を構成する。例えば、コンピュータはある命令を
実行するときにある手段となり別の命令を実行するとき
は別の手段となりうる。また、一つの手段がわずか1命
令によって実現される場合もあれば多数の命令によって
実現される場合もある。
【0066】したがって、本明細書では、以下、実施の
形態の各機能を有する仮想的回路ブロック(手段)を想
定して実施の形態を説明する。但し、コンピュータの使
用は一例であり、本発明の機能の全部又は一部は、可能
ならば、カスタムチップ(専用の集積回路)のような電
子回路上に実現してもよい。
【0067】実施の形態に用いられるコンピュータは、
一般には、CPU(中央演算処理装置)と、RAM(随
時書込読出型記憶素子)からなる主記憶装置とを有す
る。また、前記コンピュータの規模は自由であり、マイ
クロコンピュータ・パーソナルコンピュータ・スモール
コンピュータ・ワークステーション・メインフレームな
ど、いかなる規模のものを用いてもよい。
【0068】また、前記コンピュータのハードウェア
は、典型的には、キーボードやマウスなどの入力装置
と、ハードディスク装置などの外部記憶装置と、CRT
表示装置やプリンタ印字装置などの出力装置と、必要な
入出力制御回路を含む。
【0069】但し、前記コンピュータのハードウェア構
成は自由であり、本発明が実施できる限り、上記の構成
要素の一部を追加・変更・除外してもよい。例えば、実
施の形態は、複数のコンピュータを接続したコンピュー
タネットワーク上に実現してもよい。また、CPUの種
類は自由であり、CPUを複数同時に用いたり、単一の
CPUをタイムシェアリング(時分割)で使用し、複数
の処理を同時平行的に行ってもよい。
【0070】また、他の入力装置(例えば、タッチパネ
ル・ライトペン・トラックボールなどのポインティング
デバイスや、デジタイザ・イメージ読取装置やビデオカ
メラなどの画像入力装置・音声識別装置・各種センサな
ど)を用いてもよい。また、他の外部記憶装置(例え
ば、フロッピーディスク装置・RAMカード装置・磁気
テープ装置・光学ディスク装置・光磁気ディスク装置・
バブルメモリ装置・フラッシュメモリなど)を用いても
よい。また、他の出力装置(例えば、液晶表示装置・プ
ラズマディスプレイ装置・ビデオプロジェクター・LE
D表示装置・音響発生回路・音声合成回路など)を用い
てもよい。
【0071】また、前記コンピュータにおいて実施の形
態を実現するためのソフトウェアの構成としては、典型
的には、実施の形態の各機能を実現するためのアプリケ
ーションプログラムが、OS(オペレーティングシステ
ム)上で実行される態様が考えられる。また、実施の形
態を実現するためのプログラムの態様としては、典型的
には、高級言語やアセンブラからコンパイル(翻訳)さ
れた機械語が考えられる。但し、前記コンピュータのソ
フトウェア構成も自由であり、本発明が実施できる限
り、ソフトウェア構成を変更してもよい。例えば、必ず
しもOSを用いる必要はなく、また、プログラムの表現
形式も自由であり、BASICのようなインタプリタ
(逐次解釈実行型)言語を用いてもよい。
【0072】また、プログラムの格納態様も自由であ
り、ROM(読出し専用メモリ)に格納しておいてもよ
く、また、ハードディスク装置のような外部記憶装置に
格納しておき、コンピュータの起動時や処理の開始時に
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。また、プ
ログラムを複数の部分に分割して外部記憶装置に格納し
ておき、処理内容に応じて必要なモジュールのみを随時
主メモリ上にロード(読み込み)してもよい。さらに、
プログラムの部分ごとに異なった態様で格納してもよ
い。
【0073】また、本実施の形態における各手順の各ス
テップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更
し、複数同時に実行し、また、実行ごとに異なった順序
で実行してもよい。このような順序の変更は、例えば、
ユーザが実行可能な処理を選択するなどメニュー形式の
インターフェース手法によって実現することができる。
【0074】また、本明細書における「入力」は、本来
の情報の入力のみならず、情報の入力と密接に関連する
他の処理を含む。このような処理は、例えば、入力内容
のエコーバックや修正・編集である。また、「入力」
は、必ずしもコンピュータ外部からの入力には限定され
ず、所定のメモリ領域又はディスク装置から情報を読み
出すことによっても行われる。また、本明細書における
「出力」は、本来の情報の出力のみならず、情報の出力
と密接に関連する他の処理を含む。このような処理は、
例えば、出力すべき範囲の入力や、画面スクロールの指
示である。また、「出力」は、必ずしもコンピュータ外
部への出力には限定されず、所定のメモリ領域又はディ
スク装置に情報を書き込むことによっても行われる。な
お、対話的入出力手順によって入力と出力を一体的操作
によって実現してもよく、このような一体的操作によっ
て、選択・指定・特定などの処理を行ってもよい。
【0075】また、本明細書におけるデータ(情報)や
データの格納手段は前記コンピュータ上においていかな
る態様で存在してもよい。例えば、データのハードウェ
ア上の所在部分は、主記憶装置・外部記憶装置・CPU
のレジスタやキャッシュメモリなどいかなる部分でもよ
い。また、データの保持態様も自由である。例えば、デ
ータは、ファイル形式で保持されるのみならず、メモリ
やディスクなどの記憶装置を物理的アドレスで直接アク
セスすることによって実現してもよい。また、データの
表現形式も自由で、例えば、文字列を表すコードの単位
は、文字単位でも単語単位でもよい。また、データは必
要とされる一定時間だけ保持されれば十分で、その後消
滅してもよく、保持時間の長短は自由である。また、辞
書データのように当面変更されない情報は、ROMに格
納してもよい。
【0076】また、本明細書において、特定の情報への
言及は確認的で、言及されない情報の存在を否定するも
のではない。すなわち、本発明の動作では、動作に必要
な一般的な情報やその格納領域、例えば、各種ポイン
タ、スタック、カウンタ、フラグ、パラメータ、ワーク
エリア、バッファなどが適宜用いられる。
【0077】実施の形態の各部分が処理に要する情報
は、特に記載がない場合、当該情報を保持している他の
部分から獲得される。このような情報の獲得は、例え
ば、当該情報を格納している変数やメモリをアクセスす
ることによって実現することができる。なお、情報の消
去・抹消は、当該情報の内容自体を必ずしも記憶領域か
ら現実に削除せず、消去を表すフラグを設定するなど、
情報の意味付けの変更によって行うことができる。
【0078】A.第1の実施の形態 (A−1)第1の実施の形態の構成 図1は本発明の第1の実施の形態によるスケジューリン
グ装置の構成を示すブロック図である。同図において、
工程定義手段1は、スケジューリングの単位となる工程
を複数個まとめて工程群として定義し、その各工程群を
構成する各工程について、標準工期、及び優先リソース
情報等の情報をその工程の属性として定義する。また、
順序関係定義手段2は、上記各工程の順序関係を定義す
る。この順序関係定義手段2は、工程の順序関係を定義
することができるものであればいかなる方法であっても
よい。例えば、グラフィカルユーザインターフェースを
使用したものでもよい。
【0079】また、リソース定義手段3は、複数のリソ
ースを定義し、その各リソースについて、工程に対する
能力等の属性を定義する。更に、開始終了時刻設定手段
4は、上記工程定義手段1によって定義された複数の工
程群に対し、最も早く開始可能な時刻と最も遅れた場合
の終了予定時刻を設定する。上記工程定義手段1及び順
序関係定義手段2によって定義された内容、及び開始終
了時刻設定手段4によって設定された内容は、工程デー
タ5aに格納され、リソース定義手段3によって定義さ
れた内容は、リソースデータ5bに格納される。
【0080】工程選択手段10は、PERT計算を行う
ことによって、工程定義手段1によって定義された工程
のうち緊急度の高い工程を順次選択する。また、仮割付
け手段7は、PERT計算を用いて、工程選択手段10
によって選択される工程を各リソースに対して仮割付け
する。
【0081】第1の評価手段9aは、仮割付け手段7に
よるPERT計算の結果から、配置時刻に対する評価を
行う。また、第2の評価手段9bは、リソース選択に対
する評価を行う。更に、リソース決定手段8は、第1の
評価手段9a及び第2の評価手段9bによる評価に基づ
き、工程選択手段10によって選択される各工程と各リ
ソースとの組み合わせに対する評価を行うことによっ
て、当該工程に対して最適なリソースを決定する。
【0082】また、工程割付け手段6は、当該工程につ
いて、リソース決定手段8によって決定されたリソース
を実際に割り付けるという処理を複数の工程のそれぞれ
について行う。
【0083】第1の重み設定手段11aは、第2の評価
手段9bによる評価に際し重みづけを行うための第1の
重みを設定し、第2の重み設定手段11bは、工程選択
手段10による工程の選択に際し第2の重みを設定す
る。重み修正手段12は、工程間の具体的な関係、期間
的遅れの限度、もしくは特定リソースの不具合などの具
体的な事情に応じて、上記第1の重み及び第2の重みを
修正する。
【0084】(A−2)第1の実施の形態の作用 (1)第1の実施の形態における具体的なスケジューリ
ングの内容 以下、上述した構成のスケジューリング装置を用いてプ
ロジェクトスケジューリングを行なう例を説明する。
【0085】プロジェクトスケジューリング問題の例と
して、ビテオカセットレコーダーの設計プロジェクトに
ついて行う場合について述べる。本実施の形態のプロジ
ェクトスケジューリングは、工程を作業者(この例では
設計者)というリソースに割りつけることによって行な
われる。また、設計すべきビデオカセットレコーダーに
は2つの機種があり、それぞれについて独立したスケジ
ュールが作成される。すなわち、作業開始可能日と作業
終了予定日がそれぞれの機種で異なっており、この2つ
の機種の設計を、同じ設計者のチームで行なう。また、
各機種の設計は、複数の設計項目からなり、各設計項目
は複数の工程からなっている。そして、各設計項目に対
しては、責任者である主担当が決まっている。このよう
な場合に、すべての工程に対して設計者と作業日を決定
する。
【0086】また、このプロジェクトのスケジューリン
グにおいては、以下の2点を評価基準とする。 1.可能な限り、各設計項目の主担当の人が作業を行な
うようにする。 2.可能な限り、作業終了予定日に間に合うようにスケ
ジューリングを行う。 すなわち、本実施の形態における問題は、上記2点の評
価基準のバランスをとりつつスケジュールを立案するこ
とである。
【0087】(2)スケジューリング対象及び各種デー
タの入力 次に、スケジューリングの対象である複数の工程及び複
数のリソースについてのデータの入力を行う。
【0088】まず、ユーザは、図1に示す工程定義手段
1、順序関係定義手段2、及びリソース定義手段3によ
り、工程とその順序関係、及び使用可能リソースと各工
程のリソースに対する標準工数などのデータを入力す
る。なお、工程の順序関係は、工程定義手段1によって
定義されるデータ等により装置内部で計算するようにし
てもよい。
【0089】各機種の設計は、大項目として1.メカ
部、2.回路部、3.筐体の各項目に分かれており、更
に、メカ部は1−1ローディング、1−2ヘッド、及び
1−3ワインダーからなり、回路部は2−1メカ駆動
部、2−2画像信号部、及び2−3電源部からなり、筐
体は3−1筐体からなる。また、それぞれの項目は、標
準的には1.構想設計、2.仕様書作成、3.内部設
計、及び4.部品図作成の4工程で設計が行なわれるも
のとする。
【0090】まず、ユーザは、上記項目の各工程にかか
る標準的な日数を、工程定義手段1によって表形式で入
力する。この入力結果である標準工数表を、表1に示
す。
【表1】
【0091】本実施の形態では、表1に示すように、各
工程は、IDにハイフンをつけ工程の順番を記したもの
で識別される。機種は機種1と機種2との2機種ある
が、この機種の違いはIDの十の位で識別する。例え
ば、機種1のメカ部のローディングの構想設計は“11
−1−1”と表し、機種2のメカ部のワインダーの仕様
書は“21−3−2”と表す。また、本実施の形態で
は、機種1と機種2との工程内容及び工数はすべて同一
であるとし、機種2に対しても同じ標準工数表を利用す
るものとする。この表1に示す標準工数表は、データA
として工程データ5aに格納される。
【0092】また、各機種におけるメカ部、回路部、及
び筐体の大項目に対して、主担当が決まっている。ここ
では、設計者は“A”から“F”までおり、そのうち
“A”〜“C”に主担当となるべき項目が割り当てられ
ている。ユーザは、この主担当データを、表2に示すよ
うに、工程定義手段1によって表形式で入力する。
【表2】 この主担当データは、データBとして工程データ5aに
格納される。
【0093】また、各工程は、1.構想設計→2.仕様
書作成→3.内部設計→4.部品図作成の順で行なわ
れ、この順序関係は、表1に示すデータAを参照して設
定される。更に、この設計を行なう順序に関して、以下
のような制約がある。 a)メカ部の構想設計が全て終了した後、メカ駆動部の
構想設計を始める。 b)メカ駆動部及び画像信号部の仕様書作成が終了した
後、電源部の構想設計を始める。 c)メカ部、及び回路部の内部設計が全て終了した後、
筐体の構想設計を始める。
【0094】ユーザは、上記a)〜c)の関係を、順序
関係定義手段2によって入力する。本実施の形態におい
ては、工程の前後関係を、表3に示すように表形式で定
義する。
【表3】 この表3に示す順序関係表は、データCとして工程デー
タ5aに格納される。
【0095】また、ユーザは、各設計者に対して大項目
及び工程ごとに、作業可能であるか不可能であるか、及
び可能である場合はそれぞれについてどの程度の能力を
もっているのかを、リソース定義手段3によって入力す
る。この入力は、表4に示すように表形式で行う。
【表4】 この表4に示す能力設定表によれば、“D”、“E”、
及び“F”は外注であり、構想設計の作業が不可能であ
るということが分かる。また、外注である“D”は電気
設計については作業不可能であり、外注である“E”は
電気設計のみ作業可能である。更に、“D”と“E”と
の能力は標準であり、“F”の能力は標準の8割程度で
あると見積もることを表している。この“F”について
の“0.8”という値は工期に反映され、例えばFに標
準工期8日の仕事をさせると10日かかるということを
示す。表4に示す能力設定表は、データDとしてリソー
スデータ5bに格納される。
【0096】また、ユーザは、リソース定義手段3を用
いて各個人の休みの日を入力する。本実施の形態では、
毎週土曜日及び日曜日を休日とし、簡単のため特別な休
日は入力しないものとする。また、スケジュール期間は
1994年3月28日からとし、設計上は3月28日の
午前0時を0とした1日単位の整数値で時刻を扱う。従
って、4月1日に開始して4月2日に終ると表現された
ときには、4月2日の午前0時までに終るという意味に
なり、工期は4月1日の1日のみとなる。
【0097】更に、ユーザは、開始終了時刻設定手段4
により、表5に示すように、各機種の設計を開始するこ
とができる最も早い日付と設計を終了する予定の日付と
を入力する。
【表5】 この表5に示す開始/終了日設定表は、データEとして
工程データ5aに格納される。
【0098】また、スケジュールデータ5cには、上述
した各種データの他に、スケジューリングのための内部
計算用データとして表6に示すようなデータFが格納さ
れている。
【表6】 このデータFは、スケジュール開始時にデータAの標準
工数表により展開される。この表6における“RS”と
はリソースのことであり、“NONE”はまだリソース
が割り付けられていないことを示す。また、すべての日
付が3/28になっているのは、これは初期値として上
述したスケジュール期間の開始時刻である3/28が入
っていることを示す。また、“EST”、“EET”、
“LST”、及び“LET”はPERT計算の結果が書
き込まれる領域であり、それぞれ、最早開始時刻、最早
終了時刻、最遅開始時刻、及び最遅終了時刻を表す。な
お、本実施の形態においては、PERT計算において使
用する工期として、標準工期を用いる。更に、“STA
RT”は実際に割り付けられた開始時刻を表し、“EN
D”はその終了時刻を表す。
【0099】(3)許容遅れ量の見積もり 以上のように各データが設定された後、スケジューリン
グを開始する。ここでは、図2のフローチャートを参照
して説明する。始めに、各機種に対する許容遅れ量の見
積もりを行う。
【0100】すなわち、ステップS1において、重み修
正手段12は、順序関係定義手段2によって定義された
順序関係に基づいてPERT計算を行う。ここで、表3
のデータCに示す順序関係をネットワークで表現したも
のを、図3に示す。この順序関係をもとに、各機種の構
想設計の開始可能時刻を0としてPERT計算を行なっ
た結果を、図4に示す。図4中の「最早割付け時刻」
は、各工程について、その工程について最も早く処理を
開始・終了することができる時刻を表し、「最遅割付け
時刻」は、最終工程の「最早割付け時刻」をその機種の
全工程の最終期限として全工程をその時刻に完了させる
ために遅くても処理を開始・終了していなければならな
い時刻を表す。以上のことから、設計者の数及び主担当
等の設計者の制約を考慮しなければ、最短69日でこの
プロジェクトを完了させることができ、換言すれば、こ
のプロジェクトを完了させるためには最低69日はかか
るということが分かる。
【0101】以上のようにPERT計算を行なった結果
は、表7に示すようにデータFに反映される。
【表7】 機種1及び機種2についての最早開始時刻EST及び最
遅開始時刻LSTは、その機種全体についての開始時刻
であり、最早終了時刻EET及び最遅終了時刻LET
は、その機種全体についての終了時刻である。このステ
ップS1においてPERT計算が行われる場合、既に割
付け済みの工程に対しては、割り付けられた開始時刻と
最早開始時刻ESTと最遅開始時刻LSTとを同一と
し、また、割り付けられた終了時刻と最早終了時刻EE
Tと最遅終了時刻LETとを同一として、PERT計算
を行うものとする。
【0102】上記PERT計算が終了すると、重み修正
手段12は、各機種に対する許容遅れ量の見積もりを行
う。許容遅れ量とは、割付け時の主担当に対する重みで
あり、一回の配置で、主担当に割り付けるために許容さ
れる遅れ量である。この許容遅れ量は、上記PERT計
算の結果から求められる。すなわち、機種全体の余裕日
数(最遅終了時刻LETと最早終了時刻EETとの差)
を未配置工程数(全工程数)で割れば、ー回あたりに遅
れてもよい日数が算出される。ある機種nのそれぞれの
工程に対する許容遅れ量Dn を求める式を、以下に示
す。
【0103】
【数1】
【0104】ここで、αは、各機種の作業の最終終了日
を、希望する終了日に合わせるための係数であり、工程
のネットワークの形状によって変化する。具体的には、
工程ネットワークが直列であり、すべてのジョブが均等
に遅れると仮定すれば、係数αは1に近くなるが、本実
施の形態のように並行工程が多い場合は、遅れる量が均
等にならない可能性が大きい。なぜなら、ある工程が後
続する工程を遅らせると、それと並行する工程の余裕日
数が増える、余裕日数が多い工程は遅れることなくスケ
ジュールされる可能性が高くなる。その結果として、予
定終了日よりも早く終了するようなスケジュールとな
る。係数αの値は、機種ごとの工程ネットワークの形状
等により調整が必要であるが、本実施の形態ではα=1
0とする。
【0105】この係数αは、重みの基準値となってお
り、第1の重み設定手段11aによって設定される。従
って、機種1及び機種2の各工程に対する許容遅れ量D
1 及びD2 は、以下の式で求められる。
【0106】
【数2】
【0107】(4)工程の選択 次に、複数の工程のうち設計者への割付けを行う工程を
順次選択する。すなわち、ステップS2において、割付
けの対象となる工程が残っているか否か判断し、残って
いる場合はステップS3へ進む。そして、ステップS3
において、工程選択手段10はPERT計算を行う。こ
のとき、既に割付け済みの工程に対しては、割り付けら
れた開始時刻と最早開始時刻ESTとを同一とし、ま
た、割り付けられた終了時刻と最早終了時刻EETとを
同一として、最早時刻に対するPERT計算のみ行う。
この計算の結果は、スケジュールデータ5c中のデータ
Fに書き込む。最初のスケジューリングでは、ステップ
S1で計算した結果と同様の結果となる。
【0108】次に、ステップS4において、工程選択手
段10は、緊急度の高い工程を1つ選択する。本実施の
形態では、緊急度の定義は 「最早開始時刻EST+(最遅終了時刻LET−最早開
始時刻EST)×θ」 とする。本実施の形態においては、このθは固定値と
し、「0.5」とする。このθの値は、他の値でもよ
い。また、上記最早開始時刻EST及び最遅終了時刻L
ETは、表7のデータFを参照し、同じ値が複数ある場
合は番号の小さいものを選択する。ここでは、まず、
“11−1−1”の工程を選択する。
【0109】また、このように緊急度のみにより工程を
選択するのではなく、その時点での各設計者への割付け
状況と各工程との相関を総合的に評価して選択するよう
にしてもよい。例えば、上記θの値を可変値とし、工程
毎に以下のように設定する。すなわち、その時点で最も
空き時間の多い設計者を主担当とする工程のθの値を小
さくする。これにより、そのθの値が小さい工程が優先
的に選択される。従って、全体として、同じ工期であっ
ても主担当への割付け数が増える可能性がある。この場
合、第2の重み設定手段11bにより、予め、上記工程
を優先する度合いである重みを設定しておく。
【0110】例えば、各リソースrの空き時間をT
(r)、各工程iの主担当をRi、及び第2の重みをm
(0<m<1)とし、各工程のθiを以下のように設定
する。
【数3】 この場合、θiの値は「0.5」を中心に上下にmの値
の幅で動く。
【0111】上述したように、上記θiの値を用いて工
程を評価した値、すなわち、選択の基準となる評価値
は、時刻で表され、最早開始時刻ESTから最遅終了時
刻LETまでの間を外れないようにすることができる。
【0112】ここで、選択された工程は、必ず最早開始
時刻ESTから最遅終了時刻LETの間に割り付けられ
る。このため、選択の基準となる評価値がこの期間を大
きく外れると、以下のような不都合が生じる。すなわ
ち、他に早く処理することができる工程があるにも関わ
らず、遅い時間にしか処理することができない工程を先
に選んでしまう場合がある。そのため、不必要な空き時
間ができたり、優先されない工程の処理時間が大幅に遅
れてしまったり等、割付けに無駄が生じる可能性が高く
なる。
【0113】従って、上述した方法により、評価値に対
して効果的に優先度を反映させることができる。
【0114】(5)仮割付け処理 次に、選択された工程を各設計者に対して仮割付けす
る。すなわち、ステップS5において、仮割付け手段7
は、リソース定義手段3によって定義されているリソー
ス、すなわち“A”〜“F”の設計者のうちの1人を選
択する。選択する順序は任意でよいが、ここでは“F”
から順に“A”まで選択することとする。そして、割付
けが終了していない設計者が残っている場合は、ステッ
プS6に進む。ここではまず、設計者“F”を選択す
る。
【0115】そして、ステップS6において、仮割付け
手段7は、表4のデータD(能力設定表)の内容を参照
して、ステップS4において選択された工程が当該リソ
ースに割付け可能か否かを判断する。ここでは、工程
“11−1−1”はメカ部の構想設計であり、“F”に
は割付け不可能であると判定する。そして、再びステッ
プS5へ戻る。なお、各工程に割付け可能なリソースの
リストを予め与えることにより、ステップS5とステッ
プS6とを組み合わせたステップを形成するという方法
も可能である。すなわち、リソースを選択する際に上記
リストを参照して割付け可能か否かを判断するという方
法である。
【0116】以下、ステップS5において、“E”及び
“D”が順に選択されるが、これらはすべて割付け不可
能であると判定され、その後“C”が選択される。そし
て、ステップS6において、表4のデータD(能力設定
表)の内容を参照して“C”には割付け可能であると判
定し、ステップS7へ進む。
【0117】次に、ステップS7において、仮割付け手
段7は、表1のデータA(標準工数表)を参照して、当
該工程の標準工期が8日であると判定する。また、表4
のデータD(能力設定表)の内容を参照して、当該設計
者の当該工程に対する工期を求める。ここでは、設計者
“C”のメカ部の構想設計に対する能力設定が1.0で
あることから、工期は以下のように計算される。
【0118】 標準工期(8日)÷能力設定(1.0)=8日 なお、予め各設計者と各設計項目の各工程に対する工期
を計算しておき、リストとして保持しておく方法もあ
り、必ずしもこのタイミングで計算する必要はない。
【0119】次に、ステップS8において、仮割付け手
段8は、まず表7のデータFを参照して、当該リソース
について上記工期を確保することができる期間を求め
る。ここでは、設計者“C”について、他の工期を跨が
ずに連続して8日間確保することができる期間を求め
る。“C”についてまだ何も割り付けられていない場合
は、4/1から始まって2回土日をはさみ、4/13
(午前零時)までの期間が求められる。そして、当該工
程“11−1−1”を設計者“C”に割り付けたときの
評価値をPERT計算により算出する。
【0120】ここで、仮割付け手段7は、PERT計算
を行う前に表7のデータFを一時的に他の領域にコピー
しておき、“11−1−1”の最早開始時刻EST及び
最遅開始時刻LSTを4/1に、最早終了時刻EET及
び最遅終了時刻LETを4/13にする(以下、仮配置
と呼ぶ)。そして、PERT計算では、最早開始時刻E
STと最早終了時刻EETとを計算する部分だけをやり
直す。その結果、データFは、表8に示すようになる。
【表8】
【0121】(6)組合わせに対する評価 次に、当該工程を当該設計者に割り付けたときの評価値
を求める。ここでは、評価値Vは、配置時刻に対する期
間的評価値Vd からリソース選択に対する適合性評価値
Vr を引いたものとし、その値が小さい程評価値が良い
ものとする。
【0122】すなわち、第1の評価手段9aは、上記P
ERT計算に基づき、配置時刻に対する期間的評価値V
d を計算する。当該工程を当該設計者に割り付ける配置
をしたとき、すなわち仮配置後の機種全体の工期の遅れ
量Sは、以下の式により計算する。
【0123】
【数4】 ここでは、仮配置後の機種全体の最早終了時刻EETは
6/13であり、仮配置前の機種全体の最早終了時刻E
ETは6/9であることから、機種全体の工期の遅れ量
Sは以下の式に示すようになる。
【0124】S=6/13−6/9=4 また、期間的評価値Vd は以下の式により計算する。
【数5】 Tは、スケジュール開始時刻(ここでは3/28)か
ら、その工程の仮配置された終了時刻までの日数であ
る。従って、ここでは、期間的評価値Vdは以下の式に
より求められる。
【0125】
【数6】
【0126】次に、第2の評価手段9bは、リソース選
択に対する適合性評価値Vr を求める。この適合性評価
値Vr は、以下のように設定される。
【0127】
【数7】 ここで、工程“11−1−1”の主担当は、設計者
“A”であるため、 Vr = 0 となる。
【0128】そして、リソース決定手段8は、第1の評
価手段9a及び第2の評価手段9bによって求められた
期間的評価値Vd 及び適合性評価値Vr から、評価値V
を求める。ここでは、当該工程“11−1−1”と当該
設計者“C”との組合わせに与えられる評価値Vは、 V=12−0=12 となる。
【0129】(7)最良の設計者の決定 次に、最良の設計者を決定する。すなわち、ステップS
9において、リソース決定手段8は、上記のようにして
求めた評価値Vが最良値か否かを判断し、最良値であれ
ば記憶する。この時点では、上記評価値V(12)が
“11−1−1”に対する値の最良のものであるため、
この評価値Vと設計者“C”とをスケジュールデータ5
cに記憶する。
【0130】(8)他の設計者についての評価 そして、同様に他の設計者について、評価値Vを求め
る。すなわち、ステップS5へ戻り、ステップS5〜S
9において、次の設計者“B”について同様に評価値を
求める。すなわち、“11−1−1”を“B”に仮配置
する。この時、終了時刻は“C”に仮配置したときと同
じく4/13であり、“C”は“D”と同様に主担当で
ないため、評価値Vは12となる。これは“C”に対す
る評価値と同一であり、最良の設計者は“B”から更新
されない。
【0131】次に、ステップS5〜S9において、次の
設計者“A”について同様に評価値を求める。すなわ
ち、“11−1−1”を“A”に仮配置する。この時、
配置時刻に対する評価値Vdは同じであるが、“A”は
主担当であるため、リソース選択に関する評価値Vrは
D1 、すなわち7.86となる。そのため、設計者
“A”に対する評価値Vは、 V=12−7.86=4.14 となる。従って、“C”に対する評価値Vより“A”に
対する評価値Vの方が良く、ステップS9において、こ
の評価値V(4.14)と最良の設計者である“A”と
がスケジュールデータ5cに新たに記憶される。
【0132】このようにして、全ての設計者について評
価が終了すると、ステップS10へ進む。
【0133】(9)最良の設計者への割付け そして、最終的に評価値が最良である設計者に割付けを
行う。すなわち、ステップS10において、工程割付け
手段6は、リソース決定手段8によってスケジュールデ
ータ5cに記憶された設計者に対して、当該工程を割り
付ける。ここでは、“11−1−1”が、最良の設計者
“A”に対して割り付けられる。これにより、データF
は表9に示すようになる。
【表9】 すなわち、工程“11−1−1”に対して、リソースR
Sとして“A”が設定され、その開始時刻STARTと
終了時刻ENDとして、最早開始時刻EST(4/1)
と最早終了時刻EET(4/13)とがそれぞれ設定さ
れる。
【0134】以上のような処理を繰り返すことにより、
スケジュールが作成される。各設計者に割り付けられる
工程が多くなると、設計者によってその工程の開始/終
了時刻が大幅に変化する。そのため、各工程を各設計者
に割り付けたときの時刻に対する評価と、その設計者が
主担当であるか否かの評価とから、工程と設計者との組
み合わせに対する評価を行い、その評価値を比較するこ
とにより、許容可能な遅れであれば主担当に割り付け、
遅れ量が大である場合は主担当以外の作業を早く行うこ
とができる設計者に割り付ける。そして、全工程につい
て割付けが終了すると、ステップS2において割り付け
るべき工程が残っていないと判断し、ステップS11に
進んでスケジューリングを終了する。
【0135】このようにしてスケジューリングした結果
であるデータFを、表10に示す。
【表10】 更に、このスケジューリング結果をガントチャートに表
したものを、図5〜図9に示す。図5aは設計項目ごと
のスケジュールを示したものであり、各工程に割り付け
られた設計者が書き込まれている。図6〜図9は設計者
ごとのスケジュールであり、土日を埋めるボックスは休
日を表している。リソース定義手段3により各個人の休
日が入力されると、この休日のボックスが増え、不規則
になる。休日が不規則に設定され、それらを避けて配置
が行なわれるため、休日を考慮した上で優先度や能力に
応じたスケジュールを作成することができる。
【0136】図9に示すように、このスケジューリング
結果では、予定終了日(納期)を数日超過している。こ
の超過日数は、上述した許容遅れ量Dを計算する際に用
いられる係数αにより変化する。すなわち、この係数α
により、納期に対する終了時期が調節できるようになっ
ている。本来係数αは並行工程を考慮した係数であり、
納期に間に合うようにするのであれば、係数αの値を下
げればよい。
【0137】但し、予定終了日から大きくずれることな
くプロジェクトを終了させるためには、最初にPERT
計算をしたときの全体の工期からある程度余裕をもって
予定終了日を設定する必要がある。また、複数のプロジ
ェクトで同じ設計者群を共有する場合、さらに余裕をも
って予定終了日を設定しておく必要がある。その余裕が
ないときには、主担当に割り付けることよりもプロジェ
クトを早く終了させることを重視して割付けを行うこと
となる。また、余裕をとりすぎると、全工程が主担当に
割り付けられるようになり、かつ、予定終了日よりもか
なり早く終了するスケジュールとなる。
【0138】例えば、機種1だけに絞った単一プロジェ
クトをスケジューリングする場合を考える。この場合
に、予定終了日を変化させて、実際に終了した日と主担
当に割り当てられた工程数を表11に示す。
【表11】 この表から、予定終了日を6/1以前に設定すると、主
担当に割り付けられる工程数は少ないが、終了日はかな
り遅れる。また、予定終了日を8/1以降に設定する
と、主担当に割り付けられる工程数は多いが、終了日は
かなり早くなる。一方、7/1から8/1までの間に設
定した場合は、おおよそ予定終了日に合ったスケジュー
ルとなっている。このように、おおよその目安として予
定終了日を与えることにより、この予定終了日に合うよ
うに担当者の優先度を考えてスケジュールが行なわれ
る。
【0139】以上のように、本実施の形態によれば、各
工程と各設計者との適合性を評価しつつ、期間的要素を
も考慮し、更に、重みによってそれらのバランスをとる
ようにするため、適合性と期間的要素とのバランスがと
れる最適なスケジューリングを行うことが可能となる。
【0140】また、複数の工程の期間的な相互関係に基
づいて、各工程について最早開始時刻と最遅終了時刻と
を求め、それら各時刻の和が最小である工程から選択す
るため、緊急度の高い工程から選択することができる。
更に、PERT計算を用いて評価を行うため、一旦割り
付けたものに対して割付けをやり直す必要がなく、スケ
ジューリングの時間を短縮させることができる。
【0141】B.第2の実施の形態 次に、本発明の第2の実施の形態によるスケジューリン
グ装置及びスケジューリング方法について説明する。本
実施の形態によるスケジューリング装置は、第1の実施
の形態のスケジューリング装置と同様な構成であるもの
とし、その説明を省略する。
【0142】(1)第2の実施の形態における具体的な
スケジューリングの内容 次に、生産計画の問題、特に、多工程のジョブショップ
型の問題について説明する。ここでは、大量生産ライン
について考え、同じラインで3種類の製品を加工するジ
ョブがあるものとする。対象となる製品は板状のもので
あり、この両面に塗装する工程のスケジューリングを行
なう。更に、1.表研磨、2.表塗装、3.裏研磨、及
び4.裏塗装の4つの工程によって加工が行なわれるも
のとする。
【0143】上記研磨工程には、研磨機械と共に治工具
が必要であり、塗装工程にも塗装機械と共に治工具が必
要である。治工具は製品によって異なり、治工具を取り
替えるためには1時間の段取り期間が必要であるとす
る。また、研磨機械及び塗装機械はそれぞれ2台あり、
いずれの機械も表工程及び裏工程の両工程を行うことが
できるものとする。これらの機械の有する能力は、リソ
ース定義手段3によって入力される。その結果である能
力設定表を、表12に示す。
【表12】 この能力設定表は、データDとしてスケジュールデータ
5に格納される。
【0144】本実施の形態では、各品種ごとに1日の希
望生産量が決められている。また、その各品種において
ロット分割し、処理される品種のバラつきを抑えるため
に、各ロットにはその日の中で均等に開始可能時刻と納
期が割り振られている。また、ここでは簡単のため、ロ
ット分割の大きさは、それぞれの処理時間が1時間にな
るように設定されているものとする。従って、各機械に
おける能力差を考えないため、全てのロットに対する作
業時間は1時間となる。各品種の分割したロットの内
容、開始可能時刻、及び納期を、表13に示す。
【表13】 ここで、時刻は、スケジュール開始時刻を0とした時間
単位の整数値で表すものとする。表13に示す21個の
ロットの各々に対して4つの工程が存在するため、スケ
ジュールの単位となる工程は84個存在することとな
る。
【0145】ここでは、考慮すべき工程の順序関係は、
それぞれのロットの内部における工程間の順序関係のみ
である。また、表13に示すデータは1日分のデータで
あり、この分量を24時間で処理するものとしてデータ
を作成している。リソースである機械は全部で4台であ
り、それぞれ表工程・裏工程が可能であることから、キ
ャパシティの総和は 24×8=96[時間] である。このことから、全作業量は、段取り期間及び工
程間の順序関係等による制約がなければ余裕をもって作
業できる分量であることが分かる。
【0146】本実施の形態においても、第1の実施の形
態におけるプロジェクトスケジューリングと同様のデー
タ構造によって、スケジューリングを行なうことができ
る。ただし、本実施の形態における問題の場合は、単純
にPERT計算の結果により時刻の早いものから選択す
るのであれば、段取り時間の調節をすることができな
い。すなわち、基本的に前詰めでスケジューリングする
ため、PERT計算の結果によって順序づけを行なう
と、各品種が均等に選択されることになり、段取り時間
は増大することとなる。従って、同じ治工具を使用する
工程をまとめることにより、段取り時間を減少させるよ
うにする。
【0147】同じ治工具を使用する工程をまとめる方法
として、ロットサイズを大きくする方法がある。ロット
サイズを大きくすると段取り時間が減少するため、この
ロットサイズに関する研究も多くなされている。しかし
ながら、ロットサイズをその日ごとに調節すると、スケ
ジューリング上、管理が複雑化する。従って、スケジュ
ーリングの単位は、管理が容易であるサイズにとどめて
おく必要がある。
【0148】従って、ここでは、ロットサイズを変える
のではなく、選択する際の比較条件にその時点での割付
け状況を反映させることにより、ロットまとめを行な
う。具体的には、工程選択に対する評価を行う際、その
時点で各機械に最後に割り付けられている工程の治工具
と同じ治工具を使用する工程を選択すると、その評価値
に重みづけをする。この重みの大きさによって、ロット
の大きさが変化する。また、ロットをどの程度まとめれ
ばよいかは、その日にどの程度の需要があるかによって
調整するようにする。従って、需要が多いときは、段取
りを減らして生産量が増えるようにし、需要が少ないと
きは、段取りを増やして予定終了時刻にできる限り合わ
せるようにする。
【0149】(2)許容遅れ量の見積もり 以下、第2の実施の形態におけるスケジューリング装置
の動作を、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS1において、PERT計算を行なう。
PERT計算を行なった結果は、表14に示すようにデ
ータFに反映される。
【表14】 PERT計算が終了すると、重み修正手段12は、プロ
ジェクト全体に対する許容遅れ量の見積もりを行う。こ
の場合、許容遅れ量とは、各機械への割り付け時の治工
具の段取りがある機械に対する重みであり、段取りがあ
る機械に割り付けるために許容される遅れ量である。
【0150】許容遅れ量は、第1の実施の形態における
プロジェクトスケジューリングの場合と同様に、以下の
式により求められる。
【数8】 この係数αは、重みの基準値となっており、この場合は
第1の重み設定手段11aによって1に設定されてい
る。また、各ロットの最遅終了時刻LETから最早終了
時刻EETを引いたものはすべて6であり、工程数は4
であるから、各ロットに対する許容遅れ量Dn は、以下
のようになる。
【0151】
【数9】
【0152】また、重み修正手段12は、割付けの対象
となる工程を選択する際の使用治工具による評価の重み
Bの見積もりを行なう。これは、段取りのない工程を優
先して選択するための重みBである。すなわち、段取り
のない工程を選ぶために、PERT計算の結果を評価し
た値にどれだけ重みづけするかという値であり、この値
によって、同じ治工具を使用する工程を優先して選択す
る度合いが決まる。ここでは、重みBは、24時間をそ
の日の1つの機械の許容段取り回数で割ったものとす
る。許容段取り回数は、全体の余裕時間をリソース数と
段取り1回の時間で割ったものである。この重みBを求
める式を以下に示す。
【0153】
【数10】
【0154】ここでは、総資源容量は96時間であり、
総工数は76であるため、重みBは以下に示すように求
められる。
【数11】
【0155】(3)工程選択 次に、複数の工程のうち機械への割付けを行う工程を順
次選択する。すなわち、ステップS2に進み、割付けが
行われていない機械が残っている場合は、ステップS3
へ進む。そして、ステップS3において、PERT計算
を行なう。最初のスケジューリングでは、ステップS1
で計算した結果と同様の結果となる。次に、ステップS
4において、緊急度の高い工程を1つ選択する。本実施
の形態では、緊急度の定義は以下の式で表される。 min (x){EST(x)+LET(x)−J(x)×
2B} ここで、J(x)は、その工程xが使用する治工具と同
じ治工具を使用する工程がいずれかの機械に最後に割り
付けられている場合は「1」となり、その他の場合は
「0」となる。また、Bに2を乗じるのは、比較の対象
の時刻が最早開始時刻ESTと最遅終了時刻LETとの
和であるため、数値的に釣り合わせるためである。
【0156】また、第1の実施の形態と同様に、緊急度
の定義を 「最早開始時刻EST+(最遅終了時刻LET−最早開
始時刻EST)×θ」 としてもよい。この場合、θをJ(x)の関数とする。
【0157】最初は、いずれのリソースにも工程が割り
付けられていないため、J(x)は全て「0」であり、
時刻が最も早い工程“1−1−1”、“2−1−1”、
及び“3−1−1”の中から、工程“1−1−1”が選
択される。
【0158】(4)仮割付けステップ 次に、選択された工程を各機械に対して仮割付けする。
すなわち、ステップS5において、仮割付け手段7は、
“A”〜“D”の機械のうちの1つを選択する。選択す
る順序は任意でよいが、ここでは“D”から順に“A”
まで選択することとする。まず、“D”を選択する。
【0159】ステップS6において、表12のデータD
(能力設定表)の内容を参照して、ステップS4におい
て選択された工程が当該機械に割付け可能か否かを判断
する。ここでは、工程“1−1−1”は表研磨であるた
め、機械“D”には割付け不可能であると判定する。そ
して、再びステップS5に戻る。次に、ステップS5に
おいて“C”が選択されるが、これは割当て不可能であ
り、その後“B”が選択される。そして、ステップS6
において、割り当て可否判定手段7は、表12のデータ
D(能力設定表)の内容を参照して“B”には割付け可
能であると判定し、ステップS7へ進む。
【0160】次に、ステップS7において、仮割付け手
段7は、表12のデータD(能力設定表)の内容を参照
して、当該機械の当該工程に対する工期を求める。ここ
では、上述したように各工程の標準工期は1日であり、
機械“B”の能力設定が1であることから、工期は以下
のように計算される。 標準工期(1日)÷能力設定(1)=1日
【0161】次に、ステップS8において、まず、仮割
付け手段7は、“1−1−1”を機械“A”に前詰めに
割り付けたときの終了時刻を求める。最初は、まだ何も
割り付けられていないので、0:00から始まって1:
00に終了することとなる。そして、当該工程“11−
1−1”を機械“B”に割り付けたときの評価値をPE
RT計算により計算する。
【0162】ここで、仮割付け手段7は、PERT計算
を行う前に表14のデータFを一時的に他の領域にコピ
ーしておき、“1−1−1”の最早開始時刻EST及び
最遅開始時刻LSTを0:00に、最早終了時刻EET
及び最遅終了時刻LETを1:00に仮配置する。そし
て、PERT計算では、最早開始時刻ESTと最早終了
時刻EETとを計算する部分だけをやり直す。この場
合、もとの値と同じなので、データは変更されない。
【0163】(5)組合わせに対する評価 次に、当該工程を当該機械に割り付けたときの評価値を
求める。ここで、本実施の形態において評価値Vは、配
置時刻に対する期間的評価値Vdとリソース選択に対す
る段取り評価値Vrを足したものとし、その値が小さい
方が評価が良いものとする。
【0164】すなわち、第1の評価手段9aは、上記P
ERT計算の結果に基づき、配置時刻に対する期間的評
価値Vdを計算する。当該工程を当該機械に割り付ける
配置をしたときの機種全体の工期の遅れ量Sは、以下の
式により計算する。
【数12】 今回の場合は、 S=0 となる。
【0165】ここで、配置時刻に対する期間的評価値V
d は以下の式により計算する。
【数13】 Tは、スケジュール開始時刻を0としたときの工程の終
了時刻の日数である。従って、ここでは、期間的評価値
Vdは以下に示す式により求められる。
【数14】
【0166】次に、第2の評価手段9bは、リソース選
択に対する段取り評価値Vr を求める。この段取り評価
値Vr は、以下のように設定される。
【数15】 まだ何も割付けがされていない場合は、段取りがないた
め、 Vr = 0 となる。
【0167】そして、リソース決定手段8は、第1の評
価手段9a及び第2の評価手段9bによって求められた
期間的評価値Vd 及び段取り評価値Vr から、評価値V
を求める。ここでは、当該工程“1−1−1”と当該機
械“B”との組合わせに与えられる評価値Vは、 V=0.5+0=0.5 となる。
【0168】(6)最良の機械の決定 次に、最良の機械を決定する。すなわち、ステップS9
において、リソース決定手段8は、上記のようにして求
めた評価値Vが最良値か否かを判断し、最良値であれば
記憶する。この評価値Vは小さいほど良く、ここでは
“1−1−1”に対する値の最良のものであるため、上
記評価値V(0.5)と機械“B”とを記憶する。
【0169】(7)他の機械についての評価 そして、同様に他の機械について、評価値Vを求める。
すなわち、S5へ戻り、ステップS5〜S9において、
次の機械“A”について同様に評価値を求める。すなわ
ち、“1−1−1”を“A”に仮配置する。このとき、
終了時刻は“B”に仮配置したときと同じく1:00で
あり、“A”は“B”と同様に治工具の段取りがないた
め、評価値V=0.5を得る。これは“B”に対する評
価値と同一であり、最良の機械は更新されない。このよ
うにして、全ての機械について評価が終了すると、ステ
ップS10へ進む。
【0170】(8)最良の機械への割付け そして、最終的に評価値が最良である設計者に割付けを
行う。すなわち、ステップS10において、工程割付け
手段6は、“1−1−1”を最良の機械“B”に対して
割り付ける。これにより、データFは表15に示すよう
になる。
【表15】 すなわち、工程“1−1−1”に対して、リソースRS
として“B”が設定され、その開始時刻STARTと終
了時刻ENDとして、最早開始時刻EST(0:00)
と最早終了時刻EET(1:00)とがそれぞれ設定さ
れる。
【0171】以上のような処理を繰り返すことにより、
スケジュールが作成される。その最終結果を、表16に
示す。
【表16】 更に、このスケジューリング結果をガントチャートに表
したものを、図10および図11に示す。同図に示すよ
うに、治工具の交換が必要な工程より治工具の交換が必
要のない工程が優先して選択され、その優先して選択さ
れた工程が、治工具の交換が必要ない機械に優先的に割
り当てられている。このように、通常意識して行わなけ
ればならない治工具の交換のタイミングを計ったスケジ
ュールを、自動的に作成することができる。また、その
優先する度合を、機械の混み具合を予測して調節するた
め、治工具の交換のタイミングを適宜計ったスケジュー
リングを行うことができる。
【0172】ここで、全体として生産量を減らす場合の
スケジューリングの例を示す。表17に、この場合のロ
ットの内容、開始可能時刻、及び納期を示す。
【表17】 各工程の納期に対する余裕日数は上述した例と同様であ
るため、許容遅れ量Dの値は変わらない。また、総工数
は15ロット×4工程で60となり、上述したように重
みBを計算すると、以下の式に示すようになる。
【数16】 ここで、3ではなく2.5にしているのは、後続する処
理における計算で2を掛けたときに整数値にするためで
ある。
【0173】スケジューリング結果をガントチャートで
表したものを、図12aおよび図13に示す。このよう
に、段取りを調整して概ねその日のうちに作業を終るよ
うにし、しかも各ロットの終了予定時刻からあまり離れ
ないようにスケジュールを立てることができることがわ
かる。
【0174】以上のように、本実施の形態によれば、段
取り時間を評価しつつ、期間的要素をも考慮し、更に、
重みによってそれらのバランスをとるようにするため、
機械の効率と期間的要素とのバランスがとれる最適なス
ケジューリングを行うことが可能となる。また、工程の
選択に際し、工程の期間的な相互関係にもとづいて各工
程についての最早開始時刻と最遅終了時刻とを求め、そ
れら各時刻の和に対して重みづけを行った結果が最小で
ある工程から選択するため、緊急度の高さと共に段取り
の増減を考慮して工程を選択することができる。
【0175】C.他の実施の形態 なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができるものであるから、次に例示するような
他の実施の形態をも包含するものである。
【0176】上記各実施の形態では、工程の選択の際
に、各工程についての最早開始時刻ESTと最遅終了時
刻LETのみを用いているが、最早終了時刻EET及び
最遅開始時刻LSTを用いるようにしてもよい。
【0177】例えば、工程を設計者もしくは加工機械に
割り付けるスケジューリングに限らず、複数の部屋の割
付け、もしくは配車等の計画に用いることも可能であ
る。
【0178】また、リソースの適合性の評価は、工程に
対する優先度等に限らず、予め一定の基準を設定し、そ
の基準を満たしているか否かを基準としてもよい。例え
ば、リソースの能力として一定の基準を設定しておき、
その基準を超えるか否かについて評価を行う。
【0179】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、順序関
係が決定されている複数の工程各々について、複数のリ
ソースとの適合性を評価すると共に、工程の期間的要素
をも評価し、その適合性と期間的要素とのバランスを最
適に設定することができる。また、複数の工程各々に複
数の種類のリソースを割り付ける際に、段取り期間と上
記工程の期間的要素とのバランスを最適に設定すること
ができる。更に、上記適合性と期間的要素とのバラン
ス、もしくは段取り期間と期間的要素とのバランスを重
みにより調整することできる。
【0180】このように、簡単な知識表現で柔軟なスケ
ジュールを作成でき、特に、多工程でかつ複数の機械の
問題に対し、簡単にスケジューリングを行うことができ
る。例えば、プロジェクトスケジューリングにおいて
は、各個人のスケジュールを作成することが可能とな
り、生産計画においては、多工程及び多機能のジョブシ
ョップスケジューリングに対してもスケジュールを作成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形
態によるスケジューリング装置の構成を示す機能ブロッ
ク図
【図2】本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形
態におけるスケジューリングの手順の一例を示すフロー
チャート
【図3】本発明の第1の実施の形態において各工程の順
序関係をネットワークで表現した図
【図4】本発明の第1の実施の形態において各工程の順
序関係にもとづいてPERT計算を行った結果を示す図
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるスケジュー
リングの結果を示すガントチャート
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるスケジュー
リングの結果を示すガントチャート
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるスケジュー
リングの結果を示すガントチャート
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるスケジュー
リングの結果を示すガントチャート
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるスケジュー
リングの結果を示すガントチャート
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるスケジュ
ーリングの結果を示すガントチャート
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるスケジュ
ーリングの結果を示すガントチャート
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるスケジュ
ーリングの結果を示すガントチャート
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるスケジュ
ーリングの結果を示すガントチャート
【符号の説明】
1…工程定義手段 2…順序関係定義手段 3…リソース定義手段 4…開始終了時刻設定手段 5a…工程データ 5b…リソースデータ 5c…スケジュールデータ 6…工程割付け手段 7…仮割付け手段 8…リソース決定手段 9a…第1の評価手段 9b…第2の評価手段 10…工程選択手段 11a…第1の重み設定手段 11b…第2の重み設定手段 12…重み修正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 108 B23Q 41/08 G06F 15/02 355 G06F 19/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを利用してスケジューリン
    グを行うスケジューリング装置において、 複数のリソースの各々について、その能力を含む属性を
    定義するためのリソース定義手段と、 所定の順序関係を有する複数の工程について、各々の属
    性を定義するための工程定義手段と、 前記複数の工程における一連の工程全体またはその中の
    任意の工程に対し、その処理開始時期及び処理終了予定
    時期を設定するための時期設定手段と、前記リソース定義手段によって定義された複数のリソー
    スに関するデータ、前記工程定義手段によって定義され
    た複数の工程に関するデータ、及び前記時期設定手段に
    よって設定された開始終了時期に関するデータを格納す
    る格納手段と、 前記格納手段に格納された前記複数の工程に関するデー
    タに基づいて、 前記複数の工程のうちリソースへの割付
    けを行う工程を順次選択する工程選択手段と、 前記工程選択手段によって選択される各工程を、前記格
    納手段に格納された当該工程に関するデータ及び前記複
    数のリソースに関するデータに基づいて、複数のリソー
    スの各々に対して仮割付けする仮割付け手段と、前記仮割付けの結果から、前記格納手段に格納された前
    記開始終了時期に関するデータに基づいて、 前記複数の
    工程のうちの一連の工程の終了時期を求めることによ
    り、その一連の工程の終了時期を期間的に評価し、その
    期間的評価を第1の尺度とする第1の評価手段と、前記格納手段に格納された当該リソースに関するデータ
    及び当該工程に関するデータに基づいて、 当該リソース
    の当該工程に対する適合性を評価し、その適合性評価を
    第2の尺度とする第2の評価手段と、 前記第1の尺度、第2の尺度とを評価して当該工程と当
    該リソースとの組み合わせに対する評価値を算出し、こ
    の評価値を前記複数のリソースの各々について算出し、
    それら全てのリソースの評価値を比較することによっ
    て、当該工程に対し最適なリソースの決定を行うリソー
    ス決定手段と、前記工程選択手段によって選択される各工程を、当該工
    程に対して前記リソース決定手段によって決定される各
    リソースに対して 順次割り付ける工程割付け手段と、 前記工程割付け手段によってリソース割り付けられた
    工程を表すスケジューリングチャートを生成する手段と
    を具備し、 前記工程選択手段は、前記工程割付け手段によって既に
    割り付けがなされた工程を仮割り付けの対象として選択
    しないこと、 を特徴とするスケジューリング装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の工程の一連の工程の終了時期
    を考慮して、前記リソースに対する重み付けを行うため
    の第1の重みを設定する第1の重み設定手段を具備し、 前記第2の評価手段は、前記第1の重みを用いて、当該
    リソースの当該工程に対する適合性を評価すること、 を特徴とする請求項1記載のスケジューリング装置。
  3. 【請求項3】 スケジューリングにおいて、所定の条件
    を満たす事象が発生した場合に、前記第1の重み設定手
    段により設定された前記第1の重みを修正する重み修正
    手段を具備することを特徴とする請求項2記載のスケジ
    ューリング装置。
  4. 【請求項4】 前記工程選択手段は、前記複数の工程の
    期間的な相互関係に基づき、各工程について最早の開始
    可能時期と許容される最遅の終了時期とを用いて評価値
    を算出し、この評価値に基づいて工程を選択することを
    特徴とする請求項3記載のスケジューリング装置。
  5. 【請求項5】 前記工程選択手段は、前記複数の工程の
    期間的な相互関係に基づき、各工程について最早の処理
    可能時期と許容される最遅の処理時期とを用いて評価値
    を算出し、この評価値に基づいて工程を選択するように
    構成されたことを特徴とする請求項1記載のスケジュー
    リング装置。
  6. 【請求項6】 前記工程選択手段は、前記複数の工程の
    期間的な相互関係に基づき、各工程について最早の処理
    可能時期と許容される最遅の処理時期、及びその時点で
    の各リソースの割付け状況と各工程との相関を総合的に
    評価して評価値を算出し、この評価値に基づいて工程を
    選択するように構成されたことを特徴とする請求項1記
    載のスケジューリング装置。
  7. 【請求項7】 前記各リソースの割り付け状況と各工程
    との相関を決定する際の当該工程の優先の度合いを決定
    する第2の重みを設定するための第2の重み設定手段を
    具備することを特徴とする請求項6記載のスケジューリ
    ング装置。
  8. 【請求項8】 スケジューリングにおいて、所定の条件
    を満たす事象が発生した場合に、前記第2の重み設定手
    段により設定された前記第2の重みを修正する重み修正
    手段を具備することを特徴とする請求項7記載のスケジ
    ューリング装置。
  9. 【請求項9】 前記工程選択手段は、その時点での前記
    各リソースの割付け状況と各工程との相関に基づき、前
    記最早の処理可能時期と前記最遅の処理時期との間の期
    間のうちの一時期を求め、その時期を前記評価値とする
    ことを特徴とする請求項6記載のスケジューリング装
    置。
  10. 【請求項10】 前記工程定義手段は、各工程に必要な
    リソースとして、前記リソース定義手段によって定義さ
    れるリソースの他に、予め付加リソースを定義するよう
    に構成され、 前記第2の評価手段は、当該リソースにおいて前記付加
    リソースが同一である工程が連続して割り付けられてい
    る場合に前記適合性を高く評価するように構成されたこ
    と、 を特徴とする請求項1記載のスケジューリング装置。
  11. 【請求項11】 前記工程選択手段は、前記複数の工程
    の期間的な相互関係に基づき、各工程について最早の処
    理可能時期と許容される最遅の処理時期、及びその時点
    での各リソースの割付け状況と各工程との相関を総合的
    に評価して評価値を算出し、この評価値に基づいて工程
    を選択するように構成されたことを特徴とする請求項1
    0記載のスケジューリング装置。
  12. 【請求項12】 前記工程選択手段は、当該工程の付加
    リソースと同一の付加リソースが定義された工程が、そ
    の時点でいずれかのリソースに割り付けられている場合
    に、前記各リソースの割り付け状況と各工程との相関に
    ついて高く評価するように構成されたことを特徴とする
    請求項11記載のスケジューリング装置。
  13. 【請求項13】 前記工程選択手段は、最早の開始可能
    時期と許容される最遅の終了時期とを用いて、前記評価
    値を算出することを特徴とする請求項6または請求項1
    1記載のスケジューリング装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の評価手段は、PERT(Pr
    ogram Evaluation and Review Technique )計算を用い
    て、第1の尺度を求めるように構成されたことを特徴と
    する請求項1乃至13のいずれか1項に記載のスケジュ
    ーリング装置。
  15. 【請求項15】 コンピュータを利用してスケジューリ
    ングを行うスケジューリング方法において、 複数のリソースの各々について、ユーザから入力された
    データに基づいて、その能力を含む属性を定義し、定義
    した内容を複数のリソースに関するデータとして格納手
    段に格納するためのリソース定義ステップと、 所定の順序関係を有する複数の工程について、ユーザか
    ら入力されたデータに基づいて、各々の属性を定義し、
    定義した内容を複数の工程に関するデータとして前記格
    納手段に格納するための工程定義ステップと、 前記複数の工程における一連の工程全体またはその中の
    任意の工程に対し、ユーザから入力されたデータに基づ
    いて、その処理開始時期及び処理終了予定時期を設定
    し、設定した内容を開始終了時期に関するデータとして
    前記格納手段に格納するための時期設定ステップと、 前記格納手段に格納された前記複数の工程に関するデー
    タに基づいて、前記複数の工程のうちリソースへの割付
    けを行う工程を順次選択する工程選択ステップと、 前記工程選択ステップによって選択される各工程を、前
    記格納手段に格納された当該工程に関するデータ及び前
    記複数のリソースに関するデータに基づいて、複数のリ
    ソースの各々に対して仮割付けする仮割付けステップ
    と、 前記仮割付けの結果から、前記格納手段に格納された当
    該開始終了時期に関するデータに基づいて、前記複数の
    工程のうちの一連の工程の終了時期を求めることによ
    り、その一連の工程の終了時期を期間的に評価し、その
    期間的評価を第1の尺度とする第1の評価ステップと、 前記格納手段に格納された当該リソースに関するデータ
    及び当該工程に関するデータに基づいて、当該リソース
    の当該工程に対する適合性を評価し、その適合性評価を
    第2の尺度とする第2の評価ステップと、 前記第1の尺度、第2の尺度とを評価して当該工程と当
    該リソースとの組み合わせに対する評価値を算出し、こ
    の評価値を前記複数のリソースの各々について算出し、
    それら全てのリソースの評価値を比較することによっ
    て、当該工程に対し最適なリソースの決定を行うリソー
    ス決定ステップと、 前記工程選択ステップによって選択される各工程を、当
    該工程に対して前記リソース決定ステップによって決定
    される各リソースに対して順次割り付ける工程割付けス
    テップと、 前記工程割付けステップによってリソースに割り付けら
    れた工程を表すスケジューリングチャートを生成するス
    テップとを具備し、 前記工程選択ステップは、前記工程割付けステップによ
    って既に割り付けがなされた工程を仮割り付けの対象と
    して選択しないこと、 を特徴とするスケジューリング方法。
  16. 【請求項16】 前記複数の工程の一連の工程の終了時
    期を考慮して、前記リソースに対する重み付けを行うた
    めの第1の重みを、ユーザから入力されたデータに基づ
    いて設定する第1の重み設定ステップを具備し、 前記第2の評価ステップは、前記第1の重みを用いて、
    当該リソースの当該工程に対する適合性を評価するこ
    と、 を特徴とする請求項15記載のスケジューリング方法。
  17. 【請求項17】 スケジューリングにおいて、所定の条
    件を満たす事象が発生した場合に、前記第1の重み設定
    ステップにより設定された前記第1の重みを修正する重
    み修正ステップを具備することを特徴とする請求項16
    記載のスケジューリング方法。
  18. 【請求項18】 前記工程選択ステップは、前記複数の
    工程の期間的な相互関係に基づき、各工程について最早
    の開始可能時期と許容される最遅の終了時期とを用いて
    評価値を算出し、この評価値に基づいて工程を選択する
    ことを特徴とする請求項17記載のスケジューリング方
    法。
  19. 【請求項19】 前記工程選択ステップは、前記複数の
    工程の期間的な相互関係に基づき、各工程について最早
    の処理可能時期と許容される最遅の処理時期とを用いて
    評価値を算出し、この評価値に基づいて工程を選択する
    ように構成されたことを特徴とする請求項15記載のス
    ケジューリング方法。
  20. 【請求項20】 前記工程選択ステップは、前記複数の
    工程の期間的な相互関係に基づき、各工程について最早
    の処理可能時期と許容される最遅の処理時期、及びその
    時点での各リソースの割付け状況と各工程との相関を総
    合的に評価して評価値を算出し、この評価値に基づいて
    工程を選択するように構成されたことを特徴とする請求
    項15記載のスケジューリング方法。
  21. 【請求項21】 前記各リソースの割り付け状況と各工
    程との相関を決定する際の当該工程の優先の度合いを決
    定する第2の重みを、ユーザから入力されたデータに基
    づいて設定するための第2の重み設定ステップを具備す
    ることを特徴とする請求項20記載のスケジューリング
    方法。
  22. 【請求項22】 スケジューリングにおいて、所定の条
    件を満たす事象が発生した場合に、前記第2の重み設定
    ステップにより設定された前記第2の重みを修正する重
    み修正ステップを具備することを特徴とする請求項21
    記載のスケジューリング方法。
  23. 【請求項23】 前記工程選択ステップは、その時点で
    の前記各リソースの割付け状況と各工程との相関に基づ
    き、前記最早の処理可能時期と前記最遅の処理時期との
    間の期間のうちの一時期を求め、その時期を前記評価値
    とすることを特徴とする請求項20記載のスケジューリ
    ング方法。
  24. 【請求項24】 前記工程定義ステップは、各工程に必
    要なリソースとして、前記リソース定義ステップによっ
    て定義されるリソースの他に、予め付加リソースを定義
    するように構成され、 前記第2の評価ステップは、当該リソースにおいて前記
    付加リソースが同一である工程が連続して割り付けられ
    ている場合に前記適合性を高く評価するように構成され
    たこと、 を特徴とする請求項15記載のスケジューリング方法。
  25. 【請求項25】 前記工程選択ステップは、前記複数の
    工程の期間的な相互関係に基づき、各工程について最早
    の処理可能時期と許容される最遅の処理時期、及びその
    時点での各リソースの割付け状況と各工程との相関を総
    合的に評価して評価値を算出し、この評価値に基づいて
    工程を選択するように構成されたことを特徴とする請求
    項24記載のスケジューリング方法。
  26. 【請求項26】 前記工程選択ステップは、当該工程の
    付加リソースと同一の付加リソースが定義された工程
    が、その時点でいずれかのリソースに割り付けられてい
    る場合に、前記各リソースの割り付け状況と各工程との
    相関について高く評価するように構成されたことを特徴
    とする請求項25記載のスケジューリング方法。
  27. 【請求項27】 前記工程選択ステップは、最早の開始
    可能時期と許容される最遅の終了時期とを用いて、前記
    評価値を算出することを特徴とする請求項20または請
    求項25記載のスケジューリング方法。
  28. 【請求項28】 前記第1の評価ステップは、PERT
    (Program Evaluation and Review Technique )計算を
    用いて、第1の尺度を求めるように構成されたことを特
    徴とする請求項15乃至請求項27のいずれか1項に記
    載のスケジューリング方法。
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