JPH08202773A - ソフトウェアプロジェクト進行管理装置 - Google Patents

ソフトウェアプロジェクト進行管理装置

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JPH08202773A
JPH08202773A JP1347595A JP1347595A JPH08202773A JP H08202773 A JPH08202773 A JP H08202773A JP 1347595 A JP1347595 A JP 1347595A JP 1347595 A JP1347595 A JP 1347595A JP H08202773 A JPH08202773 A JP H08202773A
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JP
Japan
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work
man
product
project
deadline
Prior art date
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Application number
JP1347595A
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English (en)
Inventor
Tadamasa Kamikubo
忠正 上久保
Shiyunji Mouri
峻治 毛利
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08202773A publication Critical patent/JPH08202773A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プロジェクト進行過程の各工程で作成される成
果物毎に工数を見積り,また開発の進行に伴い,その工
数見積りに必要な入力成果物の仕様の不確定要素がなく
なるに従い,その都度成果物の工数見積りを行い,それ
を基にプロジェクト計画を修正することにより,プロジ
ェクト計画の精度を段階的に向上し,進行状況を把握す
ることにより,遅れ等の対策を支援し,的確に工程管理
を行う。 【構成】作業者監視部7は,作業者の進捗状況をプロジ
ェクト計画作成装置1へ通知する。進行制御部8は,作
業者の進捗状況に基づき,遅延アラームや実行優先作業
を作業者に指示する。成果物工数推定部3は,作業者監
視部7からの進捗状況をトリガーに,成果物を基に各工
程で作成される成果物の工数を見積る。作業割付部4,
作業者割付部5は成果物工数推定部3で求めた各成果物
の工数を基に,グループまたは作業者にアクティビティ
を割り付け,プロジェクト計画を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,大規模なソフトウェア
開発を伴うプロジェクト管理に関する。特に,要求仕様
等が未確定のまま開発を開始し,それらが段階的に確定
していく場合の工程管理に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模なソフトウェア開発における開発
過程は,プロトタイピングやスパイラルモデル等が提案
されているが,基本的には,上流工程で確定した仕様に
基づいて下流工程の作業を行うことが前提で,その直列
的つながりで構成されるいわゆるウォーターフォールモ
デルである。したがって上流工程の仕様が確定してから
初めて下流工程における作業が可能であることを前提と
したモデルである。
【0003】また,ソフトウェア開発における工程管理
の基本となるプロジェクト計画(開発工程で生ずる各成
果物の期限と作成担当者等を定めたもの)を作成するた
めには,各工程での作業工数に基づいて計画を作成する
ことが基本である。その工数見積りの方法としては,情
報処理,Vol.33,No8(1992)における大筆による「ソ
フトウェアのコスト見積り技術」と題する文献におい
て,ファンクションポイント法やCOCOMOモデル等
が紹介されている。ファンクションポイント法,COC
OMOモデルは,それぞれソフトウェアの機能,ソース
コードに着目してソフトウェアの開発工数(必要人月
等)を見積るものである。従って,その見積り精度は算
出基礎となる機能やソースコードの見積り精度に依存す
る。
【0004】また,ソフトウェア開発では,開発するに
従って仕様が段階的に確定していく。それに伴い,プロ
ジェクト計画についても,各工程における成果物の作業
工数が概略見積りから順次見直しが起こり,それに対応
して計画修正が順次発生する。また計画修正は計画遅延
の発生においても行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は,ソフ
トウェア開発工数の見積りにおいて,まずソフトウェア
全体の開発規模(モジュール数,ステップ数等)を見積
り,その結果からソフトウェア全体の開発工数(開発人
員(人月),期間,費用等)を見積っている。プロジェ
クト計画作成に必要な開発規模や各工程の工数は,プロ
ジェクトリーダが経験と勘で見積っているため,精度の
高いプロジェクト計画の作成は困難である。
【0006】また,ソフトウェアの開発においても,ハ
ードウェアとのつなぎや,配置図/ハードウェア構成図
等が一体となってプロジェクトを構成している。従っ
て,工程によっては必ずしもソフトウェアの規模のみで
工数が評価されるわけではない。
【0007】従来技術として,ウォーターフォールモデ
ルについて述べたが,実際の開発では,上流工程での仕
様が確定しないうちに下流工程の作業を開始せざるをえ
ないのがソフトウェア開発工程の実情であり特徴でもあ
る。このような未確定部分の存在が工数見積りをより不
正確なものにしている。
【0008】また,成果物の作成担当者を決める作業割
付において,その対象者が例えば数十人と多く,またそ
れらの作業者の中には他のプロジェクトの仕事を兼務し
ている人もおり,各作業者に割付られた作業量を把握す
ることが困難である。
【0009】また,成果物の数が例えば数十から百と多
く,それら成果物間の入出力関係がネットワークのよう
に複雑に関連(半順序関係)しているため,ある成果物
の工数の修正によって,その期限を修正した場合,それ
に伴って期限や着手可能日の変更等の影響をうける他の
成果物の把握とその期限修正が困難である。
【0010】このため,プロジェクト計画のための基本
データの精度は低く,各工程における作業工数の見積り
精度,作業者への作業負荷,成果物の期限設定の点から
実行可能なプロジェクト計画の作成は難しく,ソフトウ
ェアの工程管理を困難にしている。
【0011】本発明の目的は,まずプロジェクト過程の
各工程で作成される成果物を確定し,次にその成果物毎
に工数を見積り,また開発の進行に伴い,その工数見積
りに必要な入力成果物の仕様の不確定要素がなくなるの
に従い,その都度成果物の工数の再見積りを行い,見積
り精度を上げ,それを基にプロジェクト計画を作業者へ
の作業負荷や成果物の期限設定等の点から的確に修正す
ることにより,プロジェクト計画の精度を段階的に向上
し,向上する都度遅れ等を評価し,目標達成が危ぶまれ
るときは,早めに警告を出すなどして的確に工程管理を
行うプロジェクト進行管理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め,プロジェクト過程の各工程を,そこで作成する成果
物とその作成のための作業手順(以下,アクティビティ
と呼ぶ)とその作業に必要な入力成果物の組で定義する
プロセスモデルと,プロセスモデルで規定した成果物
(またはアクティビティ)間の前後関係を表わすワーク
フローと,各工程での成果物作成の工数をその作成に必
要な入力成果物の確定内容から見積る成果物工数推定部
と,各成果物(のアクティビティ)を見積った工数を基
にグループ単位に割付る作業割付部と,各成果物(のア
クティビティ)を見積った工数を基にグループ内の作業
者に割付る(現在に近い将来のみ確定的に,それ以降に
ついてはいつでも割付を変更できる)作業者割付部と,
開発納期等の期限と見積った工数から各成果物の期限を
設定する成果物期限算出部と,作業者の進捗状況を監視
し進度を予測する作業者監視部と,進捗状況に応じてプ
ロジェクト計画通りに作業が進むよう優先作業等を作業
者に指示する進行制御部とを具備した。
【0013】
【作用】本発明は,成果物工数推定部,作業割付部,作
業者割付部,成果物期限算出部,作業者監視部,進行制
御部で構成される。成果物工数推定部は,プロダクトモ
デルで規定された各工程で作成する成果物とその作成の
ためのアクティビティとその作業に必要な入力成果物を
基に,各成果物の工数をその入力成果物から推定する。
その工数推定において,成果物工数推定部は,推定に必
要なパラメータを推定対象である成果物毎に把握してい
る。工数推定の方法は従来モデルとは異なり,常に同じ
パラメータを用いるのではなく,各成果物ごとに重要な
パラメータを選択して工数見積りに使用するため,きめ
細かい推定が可能である。成果物工数推定部は,入力成
果物の確定内容からパラメータ値を求める。入力成果物
における内容が未確定のためパラメータ値が確定しない
場合は,過去の類似開発事例から,当該成果物に対する
未確定パラメータ値を類推し,当該成果物の工数を見積
る。また,類似事例もない場合はプロジェクトリーダ等
が第一次値を入力する。この工数の見積りは,要求仕様
の変更や成果物の内容確定等により作成内容が増減した
成果物が発生した場合,その成果物を入力成果物とする
すべての成果物の工数を見直し,それに伴い,成果物の
期限設定及び工数を見積り直した成果物のアクティビテ
ィの割付を,成果物期限算出部,作業割付部,作業者割
付部で見直す。成果物期限算出部は,プロジェクト完成
納期やある成果物の期限を基準に,成果物工数推定部で
求めた各成果物の工数とワークフローで規定された各成
果物間の前後関係から,各成果物の期限を設定し,見直
す。作業割付部は,プロジェクトの構成要素であるグル
ープ等の単位で成果物を暫定的に割付ける。また,作業
者割付部は,現在から例えば1週間後までの短期間を対
象に,その期間内の成果物を,グループ割付から作業割
付部で割り付けたグループに属する作業者への割付へ具
体化を図る。これによって,計画作成において不確定部
分が多く,開発の進行に従って変更が発生しても,仮割
付から割付確定するときに変更することで対応可能であ
る。作業者監視部は,作業者の作業状況を監視し,進捗
状況やそれに基づく進度予測を行う。そして,成果物工
数推定部は作業者監視部からの進捗状況を基に,ある成
果物ができあがるごとに,あるいは,工数見積りができ
る程度に完成度(成果物の全体工数に対する割合から完
成度を評価する等)が上がるたびに全体工数を修正し,
開発工数を再見積りする。進行制御部は,作業者監視部
からの進捗状況や進度予測を基に,各成果物がプロジェ
クト計画の期限通りに作成されるよう作業者及びプロジ
ェクトリーダに警告や優先作業の指示を行う。また,遅
延が発生した場合,その対策(割付の変更,グループ要
員の追加削除,期限の変更)を,作業割付部,作業者割
付部,成果物期限算出部で支援する。
【0014】上記の方法で,ソフトウェアを含む開発過
程で作成される成果物に着目し,成果物別に作成工数を
求めるので,プロジェクト計画の精度を上げることがで
きる。また,開発の進度に応じて成果物の内容が確定し
ていくと,その確定内容を基に成果物の工数見直しを逐
次行い,その結果をプロジェクト計画に反映させるの
で,プロジェクト計画の精度を段階的にさらに向上する
ことができる。また,プロジェクト計画上,工数変更の
可能性が大きい現在から遠い時点についてはグループ単
位で,変更の可能性が小さい現在から近い時点について
は作業者単位で割付ることにより,工数見積り変更に対
して柔軟に対応することができる。この結果,精度の高
いプロジェクト計画を基に的確な工程管理が可能であ
る。
【0015】
【実施例】以下,ソフトウェア開発を含むプロジェクト
管理について,本発明の実施例を図1から図4により説
明する。図1は,本発明のプロジェクト進行管理装置の
システム構成例である。本プロジェクト進行管理装置
は,プロジェクト計画作成装置1と作業者端末2で構成
される。作業者端末2は作業者6(設計者,プロジェク
トリーダ等)の進捗状況や進度予測を成果物工数推定部
3,作業割付部4,作業者割付部5に通知する作業者監
視部7と,作業者監視部7からの作業者の進捗状況と進
度予測及びプロジェクト計画14から,計画に対する遅延
アラームや実行優先作業の通知を作業者6に行う進行制
御部8で構成される。
【0016】一方,プロジェクト計画作成装置1は,プ
ロジェクト計画14の作成を行うが,構成要素として成果
物工数推定部3,作業割付部4,作業者割付部5,成果
物期限算出部16で構成される。成果物工数推定部3は,
プロセスモデル19を基に,各成果物の工数をその入力成
果物12から推定する。プロセスモデル19は,ソフトウェ
ア等の開発過程の各工程を,その工程で作成される成果
物とそのアクティビティとそれに必要な入力成果物の組
で定義したものである。例えば,図2に示すように,あ
る工程において,成果物b10-bは,成果物a10-aを入力
成果物とし,アクティビティa11-aに従って作成される
ことを示す。アクティビティはフローチャートやPAD
等の手順を記述するもので表現される。
【0017】工数推定において,成果物工数推定部3
は,推定に必要なパラメータ値を入力成果物から抽出す
る。例えば,生産システムの設計のような場合,工数推
定パラメータとして,成果物a10-aからシステム性能,
制御に必要な入出力点数,設備種とその総数,コントロ
ーラ種とその総数,ネットワーク種,通信方式と通信プ
ロトコル数,マンマシン系のコマンド数と画面数,操作
方式,機能数,異常状態数,メッセージ数,使用言語/
OS,推定ステップ数や従来との比較による難易度を抽
出し,それらから成果物b10-bに必要なパラメータを基
にその工数を推定する。成果物a10-aが未完成で,入出
力点数等の工数推定パラメータ値が確定しない場合は,
顧客要求から過去の類似開発事例13を抽出し,その事例
における成果物a10-aから,未確定パラメータ値を類推
し,成果物b10-bの工数を見積る。
【0018】この推定工数を基に,成果物期限算出部16
は,ワークフロー9で規定されたアクティビティ(また
は成果物)間の前後関係から各成果物の期限を設定す
る。ワークフロー9は,プロセスモデル19を基に,プロ
ジェクト過程のすべてのアクティビティ(または成果
物)間の前後関係を規定したものである。例えば,図3
のように,プロセスモデル19が規定された場合,ワーク
フロー9は,アクティビティ間の関係9-a(または成果
物間の関係9-b)のように表現される。これらの関係は
半順序関係となる。成果物期限算出部16は,関連成果物
抽出部17と期限設定部18で構成される。関連成果物抽出
部17は,ある成果物が与えられたとき,当該成果物の入
力成果物,または当該成果物が入力成果物となる成果物
を,ワークフローを基に抽出する。期限設定部18は,成
果物について推定工数と期限(または着手日)が与えら
れると,その着手日(または期限)を設定する。成果物
期限算出部16は,プロジェクトの開発期限20が与えられ
ると,ワークフローの成果物表現9-bを基に,関連成果
物抽出部17によって最終成果物から前工程の成果物へと
遡りながら,期限設定部18によって,例えば,成果物の
推定工数と期限から最遅着手日を求め,その日(また
は,それに余裕日を見込んだ日)を着手日とし,その前
日を入力成果物の期限と設定することによって,各成果
物の期限を設定していく。また,ある工程が遅延し,そ
の工程の成果物の期限を変更した場合,当該成果物を基
準に,関連成果物抽出部17によって関連する成果物を後
工程の方向に進みながら,その各成果物の期限を期限設
定部18によって見直す。
【0019】また,この工数推定は,顧客要求や前工程
での成果物の内容が段階的に確定する度に発生する作業
者監視部7からの通知により,当該成果物を入力成果物
とするすべての成果物について工数見積りが再計算さ
れ,完成時期や費用を見直す。
【0020】作業割付部4は,成果物工数推定部3で推
定した成果物の工数を基に,当該成果物をプロジェクト
を構成するグループ等(組織上のグループ,担当職種,
作業経験,作業能力でまとめたグループ等)に割付け,
プロジェクト計画14を作成する。その際,各グループの
作業負荷状況15と作業者監視部7からの進捗状況と進度
予測に基づき,例えば,図4のように,現在当該グルー
プで作業中の作業の終了時期を予測(作業量21)し,さ
らに既に割付済で仕掛っている作業量22を加えた作業量
を当該グループの作業負荷とし,例えばこの作業負荷が
最小であるグループに割付ける。
【0021】プロジェクト計画14上における現在時点か
らある期間以内(例えば1週間)に割付られている成果
物を対象に,作業者割付部5は,各作業者の作業負荷状
況15と作業者監視部7からの各作業者の進捗状況と進度
予測に基づき,作業割付部4での場合と同様にして各作
業者の作業負荷を見積り,例えば,当該成果物を割り付
けたグループに属する作業者のうち,作業負荷が最小で
ある作業者,あるいは特殊能力を必要とするときは,そ
の所有作業者に割付ける。この際,作業者毎の負荷配分
とともに作業空きがなるべく発生しないように考慮する
ようなことも可能となる。
【0022】成果物工数推定部3で工数見直しがあった
場合は,それに連動して,作業割付部4,作業者割付部
5,成果物期限算出部16が,それぞれ成果物の割付及
び期限設定の見直しを行い,プロジェクト計画14を修正
する。
【0023】作業者監視部7では,推定された工数ある
いは作業者が宣言した工数(例えば,所要日数,必要人
月,図面枚数,ドキュメント枚数,モジュール数,ステ
ップ数)のうちどれだけが終了したかを監視しており,
その完成度を進捗状況として把握している。完成度判定
は,例えば,計算機を使って作成したドキュメント等の
ファイルを閉じた際,その分量をみることによって自動
的にデータを収集したり,完成量を作業者あるいはリー
ダがレビューや進行打合せ等の際,その都度入力/訂正
する方法がある。
【0024】進行制御部8は,作業者監視部7からの各
作業者の進捗状況を基に,遅延アラームや実行優先作業
を作業者に指示したり,緊急度によってはプロジェクト
リーダに連絡する。実行優先度は,例えば,経過作業期
間を全作業期間で徐した値と完成作業量を全作業量で徐
した値を用いて,それらの比の値の大小で決めることが
できる。また,緊急度は,例えば,計画の余裕工数を越
える残作業工数が発生しそうなとき,すなわち,全作業
工数から完成作業工数を引いたものとして定義される残
作業工数と,期限までに可能な工数である余裕工数との
比の値の大小で決めることができる。また,ある作業者
の計画された次の作業が,当該作業で必要なある入力成
果物の遅れにより開始できなくなった場合,ワークフロ
ー9を参照して,計画上でそれ以降の作業のうち,入力
成果物の完成状況から,すぐに作業開始できる作業の候
補を見い出し,その作業を行うよう指示する。これによ
り,完成待ちによる作業空きを無くすことができる。ま
た,ある成果物の遅れに対して,ワークフロー9によっ
て,それ以降の工程でその成果物を使用している工程等
その影響範囲がわかり,成果物期限算出部16によって,
着手可能日や期限等の変更量がわかり,それによって,
警告を出す適切な範囲を決めたり,プロジェクトリーダ
へ連絡し,進行制御支援を行う。これらにより,遅れが
発生しそうなとき,その対策等が的確に実施できるよう
に支援する。
【0025】なお,本実施例では,作業者割付部5は,
割付作業者を決める際,作業負荷を考慮して決めたが,
その他の方法として,作業負荷状況15を作業割付結果と
して保存しておき,それから求められる今までの作業履
歴を基に,例えば当該成果物の作業経験時間が最も長い
作業者に割付ることも考えられる。
【0026】また,作業割付部4,作業者割付部5,成
果物期限算出部16では,成果物工数推定部3で求めた
各成果物の工数を用いているが,成果物の工数を管理者
等が設定し,それを用いてもよい。
【0027】また,期限修正の方法として,成果物期限
算出部16によって関連する成果物の期限を修正してい
るが,その替わりに管理者等が各成果物の期限をそれぞ
れ設定する場合は,成果物期限算出部16の中の子成果
物抽出部17を成果物先行関係チェック手段として用い
ることによって,設定期限の矛盾の有無を確認すること
ができる。
【0028】このように本実施例では,プロジェクト進
行過程で作成される成果物に着目し,成果物単位にきめ
細かく作成工数を求めるので,プロジェクト計画の精度
を上げることができる。また,開発の進度に応じて成果
物の内容が確定していくと,その確定内容を基に成果物
の工数見直しを逐次行い,その結果をプロジェクト計画
に反映させるので,プロジェクト計画の精度を段階的に
さらに向上することができる。また,プロジェクト計画
上,工数変更の可能性が大きい現在から遠い時点につい
てはグループ単位で,変更の可能性が小さい現在から近
い時点については作業者単位で割付ることにより,工数
見積り変更に対して柔軟に対応することができる。この
結果,精度の高いプロジェクト計画を基に的確な工程管
理が可能である。また,成果物の前後関係を示すワーク
フローと各成果物の進捗状況の把握により,遅れ等を検
知し,適切な範囲への警告を行い,工数や費用を再予測
し,対策を含む進行制御が可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば,ソフトウェア開発を含
むプロジェクト進行過程で作成される成果物に着目し,
成果物別に作成工数を求めるので,プロジェクト計画の
精度を上げることができる。また,開発の進度に応じて
成果物の内容が確定していくと,その確定内容を基に成
果物の工数見直しを逐次行い,その結果をプロジェクト
計画に反映させるので,プロジェクト計画の精度を段階
的にさらに向上することができる。また,各工程の進捗
状況を常に把握する機構があり,作業遅延の対策や次工
程との同期進行制御が可能都なる。また,プロジェクト
計画上,工数変更の可能性が大きい現在から遠い時点に
ついてはグループ単位で,変更の可能性が小さい現在か
ら近い時点については作業者単位で割付ることにより,
工数見積り変更や作業の遅れに対して柔軟に対応するこ
とができる。この結果,精度の高いプロジェクト計画を
基に的確な工程管理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロジェクト進行管理装置のシステム
構成例である。
【図2】プロセスモデルの説明図である。
【図3】ワークフローの説明図である。
【図4】進捗状況と割付済仕掛り作業量を考慮した作業
負荷の例である。
【符号の説明】
1…プロジェクト計画作成装置,2…作業者端末,3…
成果物工数推定部,4…作業割付部,5…作業者割付
部,6…作業者,7…作業者監視部,8…進行制御部,
9…ワークフロー,12…成果物,13…開発事例,1
4…プロジェクト計画,15…作業負荷状況,16…成
果物期限算出部,17…関連成果物抽出部,18…期限
設定部,19…プロセスモデル,20…開発期限

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大規模なソフトウェア開発を伴うプロジェ
    クトを対象に,プロジェクトの開発過程を各工程で作成
    する成果物とその作成のための作業手順(以下,アクテ
    ィビティと呼ぶ)とその作業に必要な複数の入力成果物
    で規定するプロセスモデルと,プロセスモデルで規定し
    た成果物(またはアクティビティ)間の前後関係を表わ
    すワークフローと,各工程での成果物作成の工数をその
    作成に必要な入力成果物の確定内容から見積る成果物工
    数推定部と,見積った工数を基に各成果物(のアクティ
    ビティ)を作業者グループ単位に割付る作業割付部と,
    見積った工数を基に各成果物(のアクティビティ)をグ
    ループ内の作業者に割付る作業者割付部と,見積った工
    数と開発納期等の期限とワークフローとから各成果物の
    期限を設定する成果物期限算出部と,作業者の進捗状況
    を監視し進度を予測する作業者監視部と,進捗状況に応
    じてプロジェクト計画通りに作業が進むよう優先作業等
    を作業者に指示する進行制御部とを具備することによ
    り,プロジェクトの実行計画を立案し,その計画に基づ
    いて進捗を監視することを特徴とするプロジェクト進行
    管理装置。
  2. 【請求項2】大規模なソフトウェア開発を伴うプロジェ
    クトを対象に,プロジェクトの開発過程を,各工程で作
    成する成果物とそのアクティビティとその作業に必要な
    入力成果物で規定するプロジェクトにおいて,各工程で
    の成果物が完成に近づくにつれ,その成果物の更新され
    た確定内容からあるいは要求仕様の追加削除等の変更に
    つれて,その成果物並びに関連成果物の作成に必要とす
    る工数を逐次見直し,プロジェクト計画を修正すると供
    に進度を把握し,遅れの警告や,既に開始した工程が完
    成するにつれて,その次工程で必要となる入力成果物へ
    の催促を含む進行制御を行うことを特徴とするプロジェ
    クト進行管理装置。
  3. 【請求項3】アクティビティとその作業に必要な入力成
    果物が規定された成果物において,当該成果物の工数算
    定に使うパラメータが工数算定対象の成果物毎に与えら
    れ,入力成果物の内容からパラメータ値を算出し,未確
    定のパラメータ値が存在する場合は,過去の類似開発事
    例から当該成果物に対するパラメータ値を類推し,また
    はそれでも確定できないときは,人が入力して当該成果
    物作成の工数を見積る工数見積り方法。
  4. 【請求項4】各工程の成果物のアクティビティを,ま
    ず,アクティビティに示された作業が実行可能なグルー
    プ等の割付可能対象に割り付け,次に日程計画上現在か
    らある範囲までの期間に割り付けられているアクティビ
    ティについてのみ割付可能対象に属する個々の作業者に
    確定的に割り付け,それ以後の期間は予定として作業者
    に割り付けておき,作業進行に伴って確定的に割り付け
    ていく多段階作業割付方法。
  5. 【請求項5】進捗状況と進度予測に基づき作業対象ある
    いは作業者の作業負荷を予測/評価し,その評価結果や
    割付制約条件に基づいてアクティビティを再割付けする
    ような作業割付方法。
  6. 【請求項6】ある成果物の期限または工数が与えられた
    とき,成果物別のアクティビティの先行関係で構成され
    るワークフローと,それに基づいて各成果物の着手可能
    日と期限を算出する成果物期限算出手段とによる成果物
    期限設定方法。
  7. 【請求項7】ある成果物の期限が与えられたとき,成果
    物別のアクティビティの先行関係で構成されるワークフ
    ローと,それに基づいた成果物間の先行関係から期限の
    前後関係の矛盾の有無をチェックする成果物先行関係チ
    ェック手段とによる成果物期限設定方法。
  8. 【請求項8】各工程の成果物のアクティビティを,ま
    ず,アクティビティに示された作業が実行可能なグルー
    プ等の割付可能対象に割り付け,次に日程計画上現在か
    らある範囲までの期間に割り付けられているアクティビ
    ティについてのみ割付可能対象に属する個々の作業者に
    確定的に割り付け,それ以後の期間は予定として作業者
    に割り付けておき,作業進行に伴って確定的に割り付け
    ていく多段階作業割付手段と,進捗状況と進度予測に基
    づき作業対象あるいは作業者の作業負荷を予測/評価
    し,その評価結果や割付制約条件に基づいてアクティビ
    ティを再割付けする作業割付手段と,ある成果物の期限
    または工数が与えられたとき,成果物別のアクティビテ
    ィの先行関係で構成されるワークフローに基づいて各成
    果物の着手可能日と期限を算出する成果物期限算出手段
    とを具備したプロジェクト計画立案方法。
  9. 【請求項9】各工程の成果物のアクティビティを,ま
    ず,アクティビティに示された作業が実行可能なグルー
    プ等の割付可能対象に割り付け,次に日程計画上現在か
    らある範囲までの期間に割り付けられているアクティビ
    ティについてのみ割付可能対象に属する個々の作業者に
    確定的に割り付け,それ以後の期間は予定として作業者
    に割り付けておき,作業進行に伴って確定的に割り付け
    ていく多段階作業割付手段と,進捗状況と進度予測に基
    づき作業対象あるいは作業者の作業負荷を予測/評価
    し,その評価結果や割付制約条件に基づいてアクティビ
    ティを再割付けする作業割付手段と,ある成果物の期限
    または工数が与えられたとき,成果物別のアクティビテ
    ィの先行関係で構成されるワークフローに基づいて各成
    果物の着手可能日と期限を算出する成果物期限算出手段
    とを具備し,成果物が完成に近づき,成果物の内容の確
    定事項が増加するに従い,成果物の工数を逐次見積り直
    し,それに基づいて修正したプロジェクト計画に基づい
    てプロジェクトを管理する請求項1のプロジェクト管理
    システム。
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