JPH09282373A - 工程管理方法 - Google Patents

工程管理方法

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JPH09282373A
JPH09282373A JP9119296A JP9119296A JPH09282373A JP H09282373 A JPH09282373 A JP H09282373A JP 9119296 A JP9119296 A JP 9119296A JP 9119296 A JP9119296 A JP 9119296A JP H09282373 A JPH09282373 A JP H09282373A
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JP
Japan
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order
setup
workers
time
schedule
Prior art date
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Pending
Application number
JP9119296A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tominaga
博之 冨永
Toshiyuki Takase
利行 高瀬
Noriya Kawai
典也 河井
Tamaki Saburi
環 佐分利
Tomoyuki Suga
知幸 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH09282373A publication Critical patent/JPH09282373A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型替えの段取り段取りを行う段取り作業者
の効率的な運用と最適な加工工程が実現できる工程管理
方法を得る。 【解決手段】 製品マスタ等の基準データや何れの製品
を何時までに幾つ作るかが示されたオーダ情報等により
求められた金型替えなどの段取作業を行う作業者の必要
人数を示す情報と、複数直のそれぞれの勤務時間帯を示
す情報と、複数の作業者毎にいずれの直であるかを示す
情報と、にもとづき段取作業割当手段6ー9が作業者を
割り当て、その結果、作業者の不足により段取り待ちが
生じる場合には直が重複する時間帯を変更することによ
り適切な日程計画が容易に作成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形工程において
材料の切替え、金型の切替え、段取り作業等を考慮して
最適なスケジュールを自動生成する工程管理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】
1.請求項1の発明に関する従来の技術 成形工程を持つ生産システムにおける工程管理方法の一
例として、例えば、特開平4−171166号公報に示
されるものがある。この公報に示される工程管理方法に
おいては、作業時間帯、即ち、タイムテーブルの各直毎
の時間帯は、例えば1日3交代で24時間製造を行う場
合には、午前9時から午後5時まで、午後5時から翌日
の午前1時まで、午前1時から午前9時までの各時間帯
のことであるとしていて、各直の時間帯は他の直の時間
帯とは重複していない。
【0003】2.請求項2の発明に関する従来の技術 成形工程のスケジュールを自動生成する技術として特開
平7−32437号公報が知られている。この従来例
は、発注オーダから生成した工程毎のロット単位のオー
ダで使用する金型と同一の金型を取付けた既スケジュー
ルした設備にロット単位のオーダを優先的に仮割付け、
これらの仮割付けしたオーダが複数あるときに既スケジ
ュールした設備で使用した最終オーダの色とこれらの仮
割付けしたオーダの色から、これら複数のオーダを全て
割付けた時に必要な総切替え時間が最少になるように候
補のオーダを並べ変え、設備に割付ける処理を行い、一
方、同一金型で生産できるオーダが存在しない場合に
は、切替え前の成形設備にて成形していた成形材料を考
慮して、型交換するオーダを設備に仮割付けし、該型交
換するオーダが複数あるときは既スケジュールした設備
で使用した最終オーダの金型とこれらの仮割付けした型
交換するオーダの金型とから、最終オーダとの切替え時
間が一番最少のオーダを選び設備に割付けるものであ
る。
【0004】3.請求項3に関する従来の技術 工程管理方法の一例として、例えば、特開昭61−13
6161号公報に示される方法がある。この公報に示さ
れる方法によれば、製造しようとする製品各々につい
て、部品毎の各工程の最早着手日と最遅着手日を算出
し、全ての製品の各部品の工程の着手、完了状況を考慮
しながら、工場の稼動予定日に沿って、順次各工程ごと
に着手可能な部品を全て選び出し、最遅着手日までの日
数すなわち余裕日数の少ない工程からその日の作業とし
て割り振っており、余裕日数より、処理優先度が低い処
理要因については、余裕日数が全く同じ日数以外は、考
慮されていなかった。
【0005】4.請求項4に関する従来の技術 従来は、成形機のショット数は管理していたが、金型の
ショット数の管理はしていなかった。日程計画をする際
にも金型のショット数を考慮されていなかったので金型
の交換する時期は実際には現場の作業者が金型のショッ
ト数、磨耗具合、損傷度をみて判断していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来方法によれば、各
成形機で金型替えなどの段取りが行える熟練した段取り
作業者が少数しかいない場合に、一つの直に段取りの必
要な作業が集中すると、段取り作業者が前の作業の段取
りを完了するまで後の作業の段取りが開始できずに待ち
状態になるという事態が多々発生し業務効率を低下させ
るという問題点があった。本発明における請求項1の発
明は、段取り作業者が割り当てられないために段取り作
業が開始できず待ち状態になるのを防止し業務効率の低
下を防止することを目的とする。
【0007】従来方法によれば、材料の使用温度の違い
や総段取り時間が考慮されなかったたため、高い温度の
材料から低い温度の材料に交換する動作を繰り返すこと
により前の材料が固まり不良品が出やすくなり、また、
総段取り時間が長くなる等の問題点あった。本発明にお
ける請求項2の発明は、材料の使用温度を考慮し不良品
が出るのを防止し総段取り時間の短い工程計画の作成を
可能にすることを目的とする。
【0008】従来方法によれば、余裕日数が数日の違い
であれば余裕日数の少ない物から処理順位を決めずに処
理優先度により作業順序を決める方が業務効率が向上す
る場合においても、余裕日数が同じ場合以外は処理優先
度は考慮されず余裕日数だけで処理順位を決めていたた
め作業効率が低くなるという問題点があった。本発明に
おける請求項3の発明は、余裕日数と処理優先度とを考
慮した処理順位の決定を可能にし作業効率を向上させる
ことを目的とする。
【0009】従来方法によれば、日程計画された通りに
生産を行うと稼動中に金型が限界ショット数を越えてし
まい欠陥品を出すことがあるという問題点があった。本
発明における請求項4の発明は、計画ショット数が限界
ショット数を越えない日程計画が容易に作成され欠陥品
の発生を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る工程管理方
法は、製品マスタ等の基準データや何れの製品を何時ま
でに幾つ作るかが示されたオーダ情報等により求められ
た金型替えなどの段取作業を行う作業者の必要人数を示
す情報と、複数直のそれぞれの勤務時間帯を示す情報
と、複数の作業者毎にいずれの直であるかを示す情報
と、にもとづき段取作業割当手段が作業者を割り当て、
その結果、作業者の不足により段取り待ちが生じる場合
には直が重複する時間帯を変更することにより適切な工
程計画の作成を可能にする工程管理方法であって、段取
作業割当手段は、各直で他の直と重複しない時間帯では
その直の作業者のうちまだ作業に割当てられていない作
業者を必要人数分(必要人数分に足りない場合は割当て
可能な人数分)割当てるとともに他の直と重複する時間
帯ではそれぞれの直の作業者のうちまだ作業に割当てら
れていない作業者を必要人数分(必要人数分に足りない
場合は割当て可能な人数分)割当てるようにしたもので
ある。
【0011】また、所定の金型が取付けられている設備
に割付けられたオーダにおける複数の処理およびこのオ
ーダ以前での設備における最終処理の間で成形材料の種
類の異なる処理があればオーダにおける処理の実行順序
を金型の使用温度の下がる回数が最少になる順序に設定
する段階と、使用温度の下がる回数が同じになる順序が
複数あればそのなかで前後の処理で成形材料の種類が異
なるために必要になる段取り時間の総計が最少になる順
序を採用する段階と、を有する処理を日程計画作成手段
が実行するようにしたものである。
【0012】また、製品の部品構成、各部品の加工工
程、工程毎の加工時間等にもとづき工程計画を立てる工
程管理方法において、工場稼動日数で数えた最遅着手日
までの余裕日数が若干異なる工程を同一ランクに指定で
きるように余裕日数の多寡により工程をランク分けし、
余裕日数の少ないランクにランク分けされた工程から先
に実行されるように工程を割り振る段階と、同一のラン
クの工程について次の処理優先度にもとづく順序、例え
ば、同一成形材料が使用される工程が続いて実行される
順序に割り振る段階と、を有する処理を日程計画作成手
段が実行するようにしたものである。
【0013】また、成形機の金型のショット数の累積実
績値と、(当該オーダによる製品数/成形機の1ショッ
ト当たりの製品数)と、の和である計画ショット数と金
型の寿命である限界ショット数とを比較し、計画ショッ
ト数が限界ショット数より小さい金型を使用する日程計
画が日程計画作成手段により作成されるようにしたもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を添付図
面の図1〜図3を用いて説明する。図3は、複数のライ
ンを持ち複数種類の製品を製造する生産システムにおい
て本発明による工程管理方法が適用された工程管理装置
の構成を示す図である。図において、6−1は生産シス
テムの各種の基準情報を管理する為の基準情報管理部、
6−2は、どの製品を、いつまでに、いくつ作るかとい
った複数のオーダ情報を格納しておく為のオーダ情報格
納部、6−3は前記の基準情報管理部6−1に格納され
ている基準情報と前記のオーダ情報格納部6−2に格納
されているオーダ情報を取り込んで日程計画を行うため
の日程計画実行部である。基準情報管理部6−1の中に
おいて、6−4は、製品マスタ、工程マスタ、金型マス
タ、段取り作業者マスタ等の基準データを格納する基準
データ格納部、6−5はタイムテーブルへの設定時刻を
入力処理するタイムテーブル入力処理部、6−6は前記
のタイムテーブル入力処理部6−5を通った設定時刻デ
ータを格納するタイムテーブル格納部、6−7は段取り
作業者毎の勤務する日毎の直指定データを設定する日別
作業者能力設定部である。
【0015】日程計画実行部6−3の中において、6−
8は日程計画の制御を司る日程計画主制御部、6−9は
前記の日程計画主制御部6−8から指示を受け日程計画
主制御部6−8にて計画中の各作業に付随する段取り作
業への段取り作業者の割り当てを行う段取作業割当手
段、例えば、段取り作業者割り当て処理部である。6−
10は前記の日程計画主制御部6−8と段取り作業者割
り当て処理部6−9で計画された日程計画の結果を格納
する日程計画データ格納部である。基準データ格納部6
−4、タイムテーブル入力処理部6−5、日別作業者能
力設定部6−7、および、オーダ情報格納部6−2へ
は、日程計画担当者からの入力データが6−11のデー
タ入力装置より入力され、前記の日程計画を実行した
後、前記の日程計画データ格納部6−10に格納された
日程計画の結果を、6−12のデータ表示部、または、
6−13のプリンタに出力して、日程計画担当者に知ら
せる。
【0016】図4は日程計画担当者から入力され、図3
の工程管理装置内のタイムテーブル入力処理部6−5を
通りタイムテーブル格納部6−6に格納されたタイムテ
ーブルTM01の設定時刻の一例を示す図である。図4
によれば1直目の直開始時刻は8:00、直終了時刻は
17:00に、2直目の直開始時刻は11:00、直終
了時刻は20:00に設定され、前記のタイムテーブル
入力処理部6−5のチェックでは1直目の直終了時刻が
2直目の直開始時刻よりも後になる場合も許可するよう
にしている。
【0017】図5は図4で設定されたタイムテーブルT
M01の1直目と2直目の各時間帯をグラフ表示した図
である。この例では、1直目の時間帯を8:00〜1
7:00に、2直目の時間帯を11:00〜20:00
に設定しているため、1直目と2直目の重複時間帯は、
11:00〜17:00になっている。
【0018】図6は図3の工程管理装置内の日別作業者
能力設定部6−7に設定された各段取り作業者の日毎の
直指定データの一例を示す図である。この例では、4月
3日から4月9日までの設定値が示されている。この期
間において、4月3日から4月7日は勤務日で、4月8
日と4月9日は休日となっている。前記の各勤務日にお
いて、段取り作業者A,B,C,Dはすべて1直目を指
定し、段取り作業者E,F,Gはすべて2直目を指定し
ている。
【0019】図1は、本発明における工程管理方法を示
すフローチャートである。図1のフローチャートによれ
ば、まず、図3の工程管理装置内の基準データ格納部6
−4、タイムテーブル格納部6−6、および、日別作業
者能力設定部6−7に日程計画担当者からの入力データ
を格納し(ステップS101)、オーダ情報格納部6−
2に、日程計画担当者からの入力データを格納し(ステ
ップS102)た後、それらのデータを日程計画主制御
部6−8が読み出して日程計画を実行する(ステップS
103)。この際に、日程計画主制御部6−8にて計画
しようとしている複数の作業に付随する段取り作業への
段取り作業者の割り当ては、日程計画主制御部6−8か
ら指示を出して、段取り作業者割り当て処理部6−9で
行う。以上により、計画された日程計画の結果は、日程
計画データ格納部6−10に格納される。
【0020】その後、日程計画担当者は、データ表示部
6−12、または、プリンタ6−13に日程計画データ
格納部6−10に格納されている日程計画結果を出力し
確認する(ステップS104)。ここで、日程計画担当
者は、出力した日程計画結果を見て、段取り作業が集中
する時間帯において、段取り作業者が割り当てられるま
で作業を開始できずに待ち状態となっている作業がある
かチェックする(ステップS105)。待ち状態となっ
ている作業が無ければ、そのまま日程計画を完了し、待
ち状態となっている作業があれば、タイムテーブルの設
定値を調整してよいことを確認し(ステップS106)
てから、タイムテーブルの設定時刻を調整する(ステッ
プS107)。この調整は、段取り作業者が割り当てら
れるまで作業を開始できず待ち状態となった作業が集中
する時間帯に、複数の直の重複時間帯が重なるようにタ
イムテーブルの各直の直開始時刻、および、直終了時刻
を調整して行う。この後、再び日程計画を実行する。以
上のようにタイムテーブルの設定時刻の調整とその後の
日程計画を繰り返して前記の待ち状態となっている作業
を減少させ日程計画を完了する。
【0021】図2は、図3の工程管理装置内の段取り作
業者割り当て処理部6−9の動作を示すと共に、上記の
図1で示したフローチャート内での段取り作業者の割り
当て方法を詳細化して示したフローチャートである。図
2のフローチャートによれば、まず、1直目の時間帯で
2直目との非重複時間帯(本実施の形態では、8:00
〜11:00)に段取り開始を割り付けようとしている
作業があるかチェックする(ステップS201)。該作
業があれば、日別作業者能力設定部6−7に設定されて
いる各段取り作業者の日毎に設定した直指定をチェック
し、段取り開始を割り付けようとしている作業の段取り
開始候補日において、1直目を指定している段取り作業
者(本実施の形態では、段取り開始候補日を4月3日と
すると、段取り作業者A,B,C,D)のうち、まだ、
段取り作業に割り当てられていない段取り作業者を必要
人数だけ上記の作業の段取り作業に割り当てる(ステッ
プS202)。
【0022】次に、1直目の時間帯で2直目との重複時
間帯(本実施の形態では、11:00〜17:00)に
段取り開始を割り付けようとしている作業があるかチェ
ックする(ステップS203)。該作業があれば、日別
作業者能力設定部6−7に設定されている各段取り作業
者の日毎に設定した直指定をチェックし、段取り開始を
割り付けようとしている作業の段取り開始候補日におい
て、1直目、又は、2直目を指定している段取り作業者
(本実施の形態では、段取り開始候補日を4月3日とす
ると、段取り作業者A,B,C,D,E,F,G)のう
ち、まだ、段取り作業に割り当てられていない段取り作
業者を必要人数だけ上記の作業の段取り作業に割り当て
る(ステップS204)。次に、2直目の時間帯で1直
目との非重複時間帯(本実施の形態では、17:00〜
20:00)に段取り開始を割り付けようとしている作
業があるかチェックする(ステップS205)。該作業
があれば、日別作業者能力設定部6−7に設定されてい
る各段取り作業者の日毎に設定した直指定をチェック
し、段取り開始を割り付けようとしている作業の段取り
開始候補日において、2直目を指定している段取り作業
者(本実施の形態では、段取り開始候補日を4月3日と
すると、段取り作業者E,F,G)のうち、まだ、段取
り作業に割り当てられていない段取り作業者を必要人数
だけ上記の作業の段取り作業に割り当てる(ステップS
206)。
【0023】なお、上記の実施の形態では、直数を2直
としているが、これ以上の直数の場合でもよく、各直の
直開始時刻と直終了時刻も上記の実施の形態で用いた時
刻以外にしてもよい。また、段取り作業者は、A,B,
C,D,E,F,Gの7人を設定しているが、これ以外
の人数でもよく、各段取り作業者毎に設定した日毎の直
指定、および、その期間(4月3日〜4月9日)も本実
施の形態以外のパターンに設定してもよい。また、ステ
ップS202、ステップS204、および、ステップS
206で必要人数に足りない場合は割当て可能な人数分
だけ割り当てるようにする。なお、必要人数は製品マス
タ等の基準データやオーダ情報等により求めることがで
きる。以上のようにして、段取りに熟練した段取り作業
者の慢性的な不足等の理由により、段取り作業が集中す
る時間帯に段取り作業者を割り当てることができず段取
り作業待ちの状態が発生する場合にも、日程計画担当者
がこの時間帯にあわせて複数の直の重複時間帯を設定す
ることにより、この重複時間帯にかかる全ての直の段取
り作業者のうち、まだ段取り作業が割り当てられていな
い段取り作業者をこの時間帯に割り当てることを可能に
する。
【0024】実施の形態2.本発明の他の実施の形態に
ついて説明する。図8は本発明の工程管理方法が適用さ
れた一例の工程管理装置のブロック図であり、21−1
は日程計画作成手段、例えば、工程管理装置である。2
1−2はデータ入力装置、21−3はデータ表示部であ
る。図7には本発明の請求項2記載の発明の全体の構成
動作を示すフローチャートである。図において、発注オ
ーダを入力すると工程管理装置21−1によりまず既ス
ケジュールの最終オーダをチェックする(ステップS7
01)。そして、割付けるオーダの中から既スケジュー
ルの最終オーダと同じ金型で生産するオーダがあるかを
チェックする(ステップS702)。既スケジュールの
最終オーダと同じ金型で生産するオーダがある場合に
は、オーダをあるだけ、すべて候補としてあげる(ステ
ップS703)。
【0025】次に、既スケジュールの最終オーダの材料
の使用温度と、上記同じ金型で生産する候補としてあげ
たすべての候補のオーダの材料の使用温度とから、これ
ら複数のオーダをすべて割付けた時に、使用温度の下が
る回数が最少になるように候補のオーダを並べ変え(ス
テップS704)、使用温度の下がる回数が同じものが
複数ある場合は、既スケジュールの最終オーダの色と、
上記複数ある使用温度の下がる回数が同じオーダの色と
から、これら複数のオーダをすべて割付けた時に必要な
総切替え時間が最少になるように(その詳細は図13の
フロー図により後述する)候補のオーダを並べ変えてオ
ーダの割付け順を決定し(ステップS705)、設備に
割付ける処理を行う(ステップS706)。そして、次
に割付けるオーダを探し(ステップS707)、オーダ
がある場合はステップS701に戻る。オーダがない場
合は終了する。
【0026】なお、図9は工程管理装置21−1にあら
かじめ格納してある種々の色の材料の使用温度のデータ
の一例であり、図10は工程管理装置21−1にあらか
じめ格納してある種々の色の交換時間のデータにもとづ
き既スケジュールの最終オーダの色を「赤」とし、ま
た、同一金型のオーダとして「白」、「赤」、「黒」の
3つの発注オーダが入力された場合、この4種類の色の
すべての組み合わせによる色交換時間のデータの一例を
示している。また、図11は、図9と図10のデータか
ら、すべての組み合わせのパターンを考慮した場合の6
つのパターンを示している。使用温度の下がる回数が最
少の色の組み合わせのパターンを抽出する手順は図25
に示す通りであり、総切替時間が最少の色の組み合わせ
のパターンを抽出する手順は図26に示す通りである。
【0027】一方、ステップS702で既スケジュール
の最終オーダと同じ金型で生産するオーダがない場合に
は型交換をするが、この場合、オーダをすべて候補とし
てあげる(ステップS709)。次に、特開平7−32
437号公報に示されている手順と同様に、切替え前の
成形材料を考慮して、既スケジュールした設備で使用し
た最終オーダの金型と候補オーダの金型とから切替え時
間を算出する(ステップS710)。次に、既スケジュ
ールの最終オーダに対して、候補オーダを割付けた時
に、最終オーダとの切替え時間が一番最少のオーダを選
ぶ(ステップS711)。次に、このように最終オーダ
との切替え時間が一番最少のオーダを選ぶ(ステップS
712)。そして、この新規に選んだオーダに対して、
もう一度最初(ステップS701)に戻り、材料の使用
温度のチェックと材料の色のチェックを行うようになっ
ている。なお、ステップS709で候補のオーダがなか
った場合は終了する。
【0028】図9は、工程管理装置21−1にあらかじ
め格納してある、種々の色の材料の使用温度のデータの
一例である。図10は、工程管理装置21−1にあらか
じめ格納してある、種々の色の交換時間のデータに基づ
き、既スケジュールの最終オーダの色を「赤」とし、ま
た、同一金型のオーダとして「白」、「茶」、「黒」の
3つの発注オーダが入力された場合、この4種類の色の
すべての組み合わせによる色交換時間のデータの一例で
ある。図11は、図9と図10のデータから、すべての
組み合わせのパターンを考慮した場合の6つのパターン
である。
【0029】図12は、使用温度の下がる回数が最少
の、色の組み合わせのパターンを抽出するためのフロー
チャートである。まず、図11に示したような色の組み
合わせのパターンを洗い出す(ステップS1201)。
洗い出したパターンは全てチェック完了か判断し(ステ
ップS1202)、完了していない時は、変数の使用温
度が下がる回数と変数のカウンタに0をセットし(ステ
ップS1203)、変数のカウンタが示すオーダより変
数のカウンタ+1が示すオーダの使用温度が低いか否か
判断し(ステップS1204)、低い場合は変数の使用
温度が下がる回数を+1し(ステップS1205)、そ
うでない場合は何もせずにステップS1206に進む。
次に、変数のカウンタ+1が示すオーダが最後か判断し
(ステップS1206)、最後でない場合は変数のカウ
ンタを+1し(ステップS1207)、変数のカウンタ
が示すオーダより変数のカウンタ+1が示すオーダの使
用温度が低いかの判断(ステップS1204)に戻る。
変数のカウンタ+1が示すオーダが最後かの判断(ステ
ップS1206)で最後の場合は、色の組み合わせのパ
ターンごとに使用温度が下がる回数を保存し(ステップ
S1208)、次の色の組み合わせのパターンにし(ス
テップS1209)、洗い出したパターンは全てチェッ
ク完了かの判断(ステップS1202)に戻る。
【0030】洗い出したパターンは全てチェック完了か
の判断(ステップS1202)で完了した時は、次に、
変数のカウンタに0をセットし(ステップS1210)
ステップS1211に進む。ステップS1211では、
使用温度の下がる回数が変数のカウンタが示す回数に等
しい色の組み合わせのパターンがあるか判断し、ない場
合は変数のカウンタを+1し(ステップS1212)、
再び、ステップS1211に戻る。ステップS1211
で使用温度の下がる回数が変数のカウンタが示す回数に
等しい色の組み合わせのパターンがある場合は、その色
の組み合わせのパターンを全て保存し(ステップS12
13)終了する。以上のように、使用温度の下がる回数
が0回の色の組み合わせのパターンがあるかどうかのチ
ェックをし、なければ使用温度の下がる回数が1回・2
回と回数を上げてチェックし、使用温度の下がる回数が
最少の、色の組み合わせのパターンを抽出する。
【0031】図13は、総切替時間が最少の、色の組み
合わせのパターンを抽出するためのフローチャートであ
る。図において、ステップS1301で色の組み合わせ
の全パターンについて総切替時間の算出が完了したか判
断し、完了していない時はステップS1302に進む。
ステップS1302で変数の切替時間に0をセットし、
ステップS1303に進む。ステップS1303で全候
補加算完了したか判断し、全候補加算完了していない時
はステップS1304に進み変数の切替時間に色交換時
間を加算する。ステップS1305で次の候補のオーダ
にし、ステップS1303に戻る。ステップS1303
で全候補加算が完了している場合はステップS1306
に進みパターン毎に切替時間を保存しステップS130
7に進む。
【0032】ステップS1307で次のパターンにし、
ステップS1301に戻る。また、ステップS1302
で色の組み合わせの全パターンについて総切替時間の算
出が完了している場合は、ステップS1308に進み変
数のカウンタAに0をセットし変数のカウンタBに1を
セットする。次に、ステップS1309で変数の保存パ
ターンに変数のカウンタAが示すパターンを保存し、ス
テップS1310に進む。ステップS1310で変数の
カウンタAが示すパターンの総切替時間と変数のカウン
タBが示すパターンの総切替時間とを比較し、変数のカ
ウンタAが示すパターンの総切替時間より変数のカウン
タBが示すパターンの総切替時間の方が少ない場合はス
テップS1311に進み、変数の保存パターンに変数の
カウンタBが示すパターンを保存する。
【0033】次に、ステップS1312で変数のカウン
タAに変数のカウンタBの値を入れステップS1313
に進む。また、ステップS1310で変数のカウンタA
が示すパターンの総切替時間と変数のカウンタBが示す
パターンの総切替時間とが同じ場合、または、変数のカ
ウンタAが示すパターンの総切替時間より変数のカウン
タBが示すパターンの総切替時間が多い場合は、そのま
まステップS1313に進む。ステップS1313で次
に変数のカウンタB+1が示すパターンがあるか判断
し、ある場合は、ステップS1314でカウンタBを+
1し、ステップS1310に戻る。また、ステップS1
313で変数のカウンタB+1が示すパターンがない場
合は、全てのパターンをチェックしたことになるため処
理を終了する。以上の動作により変数の保存パターンに
総切替時間が最少の、色の組み合わせのパターンが抽出
されることになる。
【0034】ここで、具体例について述べると、発注オ
ーダを入力し、既スケジュールの最終オーダと同じ金型
で生産するオーダがある場合において、既スケジュール
の最終オーダの色を「赤」とし、また、同一金型のオー
ダとして「白」、「茶」、「黒」の3つの発注オーダが
入力された場合につき説明する。工程管理装置21−1
にはあらかじめ種々の色の材料の使用温度のデータが図
9のように格納してある。また、種々の色の交換時間の
データが格納してあり、このデータに基づき、上記4種
類の色の場合、4種類の色のすべての組み合わせによる
色交換時間は表21のようになる。図9と図10のデー
タから、すべての組み合わせのパターンを考慮すると図
11の6つのパターンになる。この中で使用温度の下が
る回数が少ないのは1回であり、パターン2、パターン
3、パターン4、パターン5の4つのパターンである。
さらにこの中で総切替え時間が最も少ないパターンはパ
ターン2である。よって、候補のオーダの割付け順を
「赤」→「白」→「黒」→「茶」に決定し、設備に割付
ける処理を行うのである。なお、以上の説明では色の違
いがある場合について説明したが、材質の違いがある場
合であってもよい。以上のように、この実施の形態によ
れば、低い温度の材料に交換する回数が最少となり、前
の材料が固まって不良品が出やすくなるという問題が発
生しにくくなる。また、段取り時間の増大化を防止でき
る。
【0035】実施の形態3.この発明のさらに他の一実
施の形態について図14〜図19を用いて説明する。図
14は、本発明における工程管理方法が適用された一例
の日程計画装置の構成を示す図である。日程計画装置の
中には、生産システムの各種の基準情報を管理する為の
基準情報管理部40−1、どの製品をいくつ作るかとい
った複数オーダ情報を格納しておく為のオーダ情報格納
部40−2、および、基準情報管理部40−1に格納さ
れている基準情報とオーダ情報格納部40−2に格納さ
れているオーダ情報を取り込んで日程計画を行なうため
の日程計画作成手段、例えば、日程計画実行部40−3
がある。基準情報管理部40−1の中には、製品マス
タ、工程マスタ、金型マスタ、段取り作業者マスタ、余
裕日数ランク範囲データなどの基準データを格納する基
準情報データ格納部40−4、タイムテーブルへの設定
日付、設定時刻の入力処理を行うタイムテーブル入力処
理部40−5、タイムテーブル入力処理部40−7を通
った設定日付、設定時刻を格納するタイムテーブル格納
部40−8、各部品の加工工程情報設定を入力処理する
為の加工工程情報入力処理部40−5、加工工程情報入
力処理部40−5を通った加工工程情報を格納する加工
工程情報格納部40−6がある。
【0036】日程計画実行部40−3の中には、日程計
画を司る日程計画主制御部40−9、日程計画主制御部
40−9から指示を受け日程計画主制御部40−9にて
計画中の各作業について最早着手日および最遅着手日の
計算を行なう最早最遅着手日計算処理部40−10、余
裕日数ランクによりその日の稼動時間内で割り振る余裕
日数ランク割り振り処理部40−11、日程計画主制御
部40−9と余裕日数ランク割り振り処理部40−11
とにより計画された日程計画の結果を格納する日程計画
データ格納部40−12がある。また、基準情報データ
格納部40−4、タイムテーブル入力処理部40−7、
加工工程情報入力処理部40−5、および、オーダ情報
格納部40−2へは、日程計画担当者からの入力データ
がデータ入力装置40−13より入力され日程計画を実
行した後、日程計画データ格納部40−12に格納され
た日程計画をデータ表示部40−14、または、プリン
タ40−15に出力して日程計画担当者に知らせる。
【0037】図15は、日程計画担当者から入力され図
14で示した本発明の日程計画装置内の基準情報データ
格納部40−4に格納された余裕日数ランク範囲データ
である。本実施の形態では、余裕日数ランクを3段階に
設定している。余裕日数ランク1を余裕日数が1日以
下、余裕日数ランク2を余裕日数が2〜4日、余裕日数
ランク3を余裕日数が5日以上としている。
【0038】図16は、図14の日程計画装置の動作を
示すフローチャートである。図16のフローチャートに
よれば、まず、図14で示した日程計画装置内の基準情
報データ格納部40−4、タイムテーブル格納部40−
8、加工工程情報格納部40−6に日程計画担当者から
の入力データを格納し(Sステップ1601)、Sステ
ップ1602で日程計画担当者からの入力データをオー
ダ情報格納部40−2に格納する。次に、Sステップ1
603でそれらのデータを日程計画主制御部40−9が
読み出し日程計画を実行する。この際に、日程計画主制
御部40−9にて計画しようとしている作業の割り当て
は、日程計画主制御部40−9からの指示により余裕日
数ランク割り振り処理部40−11が行う。なお、以上
により計画された日程計画の結果は日程計画データ格納
部40−12に格納される。次に、Sステップ1604
で日程計画担当者はデータ表示部40−14、または、
プリンタ40−15に日程計画データ格納部40−12
に格納されている日程計画結果を出力し確認する。
【0039】図17および図18は、上記の図14で示
した日程計画装置内の余裕日数ランク割り振り処理部4
0−11の動作を示フローチャートであり、上記の図1
6で示した本発明における日程計画装置の動作を示すフ
ローチャート内での余裕日数ランク割り振り方法の詳細
を示している。図17のフローチャートは、オーダ情報
格納部40−2に格納されているオーダ情報の余裕日数
が基準情報データ格納部40−4に設定された余裕日数
ランク範囲データのどれに当てはまるかを調べ余裕日数
ランクを決定する動作を示している。
【0040】図17によれば、まず、ステップS170
1でオーダ情報格納部40−2から先頭のオーダ情報を
読み込む。そして、ステップS1702以降で、読み出
したオーダ情報の余裕日数が基準データ格納部に設定さ
れた余裕日数ランク範囲データのどれに当てはまるかを
調べ余裕日数ランクを決定する動作をオーダ情報全てに
ついて行なう。すなわち、ステップS1702で余裕日
数が既定の余裕日数ランク1の範囲内にあるか調べ、範
囲内にあればステップS1703で余裕日数ランクとし
て1をセットしステップS1707に進む。ステップS
1702で余裕日数が既定の余裕日数ランク1の範囲外
にあればステップS1704に進む。ステップS170
4で余裕日数が既定の余裕日数ランク2の範囲内にある
か調べ、範囲内にあればステップS1705で余裕日数
ランクとして2をセットしステップS1707に進む。
ステップS1704で余裕日数が既定の余裕日数ランク
2の範囲外にあればステップS1706に進み、ステッ
プS1706で余裕日数ランクとして3をセットしステ
ップS1707に進む。ステップS1707で次のオー
ダ情報を読み込み、ステップS1708でオーダの有無
を判定しオーダが無い場合は図17のフローの動作を終
了し、オーダがある場合はステップS1702に戻る。
【0041】次に、オーダ情報を「余裕日数ランク」で
昇順に並びかえ、1オーダずつオーダ情報を読み込み余
裕日数ランクが同じ物について、次の処理優先度により
作業を割り振る。前回読み込んだ、オーダ情報と余裕日
数ランクが異なっていれば、その余裕日数ランク内に
て、作業を割り振る。これをオーダ情報全てについて行
なう。すなわち、以下の手順で作業割り振りを行う。 (1)前処理 前処理として以下の処理を行う。ステップS1801で
「同一余裕日数ランク作業割り振り」と「作業割り振
り」をクリアする。ステップS1802でオーダ情報を
「余裕日数ランク」で昇順に並びかえる。ステップS1
803でオーダ情報の先頭データを読み込み、ステップ
S1804でその余裕日数ランクを「前回余裕日数ラン
ク」にセットする。
【0042】(2)作業割り振り処理 次に、作業割り振り処理として、読み込んだオーダ情報
の「余裕日数ランク」が「前回余裕日数ランク」と同じ
の間は「余裕日数ランク」の次の優先度により作業割り
振りを行い、「同一余裕日数ランク作業割り振り」にセ
ットする処理を行う。すなわち、ステップS1805で
オーダ情報の有無を判定し、オーダ情報が無い場合はス
テップS1811に進み、オーダ情報がある場合はステ
ップS1806に進む。ステップS1806でオーダ情
報の「余裕日数ランク」が「前回余裕日数ランク」と同
じか否かを判定し、同じ場合はステップS1807に進
み、処理優先度で並びかえ「同一余裕日数ランク作業割
り振り」にセットしステップS1810に進む。また、
ステップS1806でオーダ情報の「余裕日数ランク」
が前回余裕日数ランク」と異なる場合はステップS18
08に進み、「同一余裕日数ランク作業割り振り」を
「作業割り振り」にセットし、ステップS1809で
「同一余裕日数ランク作業割り振り」をクリアし、ステ
ップS1810に進む。ステップS1810で次のオー
ダを読み込みステップS1805にもどる。ステップS
1805〜ステップS1810までをオーダ情報のデー
タの末尾まで繰り返し、ステップS1805でオーダ情
報が無くなった場合、ステップS1811に進み、「同
一余裕日数ランク作業割り振り」に作業割り振りデータ
が残っているか否か判定し、残っていれば、ステップS
1812でそれを「作業割り振り」にセットして終了
し、残っていなければそのまま終了する。
【0043】図19は、本発明により計画された日程計
画の作業割り振り結果を示す図である。このように、余
裕日数ランクによる作業割り振りを行なうことにより、
余裕日数と次の処理優先度を考慮した作業割り振りが行
なえる。以上のように、この実施の形態によれば、複数
製品の各部品の各工程の中で、工程ごとに着手可能な部
品を選び出し、余裕日数ランクの余裕日数が少ないラン
クのものから早く着手するように加工工程計画を立て、
同一の余裕日数ランクの加工工程については同一の余裕
日数優先度として加工工程計画を立て、同一の余裕日数
ランクの加工工程については次の処理優先度により加工
工程計画を立てるようにしているので、例えば、次の処
理優先度の材料替えで、同じ材料を使用するオーダ作業
を続けて計画に割り当てるようにし、材料替えに伴う段
取り時間を省略することにより全体の生産時間の短縮が
可能になる。
【0044】実施の形態4.この発明のさらに他の一実
施の形態について図20〜図22を用いて説明する。図
20は本発明における工程管理方法が適用された一例の
工程管理装置の構成を示す図である。図20において、
基準情報管理部60−1のとオーダ情報格納部60−2
のデータをもとに日程計画作成手段、例えば、日程計画
実行部60−3が日程の計画を行う。日程計画実行部6
0−3で計画される金型の計画ショット数の算出式は、 計画ショット数=[(当該オーダでの製品数/金型取
数)+実績累積ショット数] で求まる。日程計画の時点で限界ショット数と計画ショ
ット数を比較し、以下のように判断する。 (1)複数の金型の使用が可能な場合、金型の計画ショ
ット数と限界ショット数を比較してその差が大きい金型
を選択して日程計画する。このようにすることにより優
先的に損耗の少ない金型が使用され、金型が余裕をもっ
て用意されている場合において製品の質の向上をはかる
ことができる。 (2)計画ショット数>=限界ショット数の金型は寿命
であるため、スケジューリングの対象外とする。 ここで、金型取数とは、成形機1台に取り付けられる金
型から生成される製品数のことで、例えば金型取数が4
の場合は成形機1ショットあたり4個の製品を生産でき
ることになる。
【0045】日程計画実行部60−3からの日程計画デ
ータをもとに作業指示・実績管理実行部60−4は該当
する成形機60−8を制御するPLC60−6にネット
ワーク60−5を介して作業指示伝文を送付する。作業
指示伝文を受け取ったPLC60−6は表示器60−7
に作業指示内容を表示し、現場の段取り作業者に知らせ
金型を取り付けて成形機60−8を稼動させる。そし
て、PLC60−6は実際の稼動実績値を成形機60−
8から収集して工程管理装置に送付し、実績データ格納
部60−4に格納する。金型の実績ショット数は実績デ
ータ内の実績累積ショット数として加算され、次回の日
程計画時に反映される。
【0046】図21、図22は図20の成形機1に使用
可能な金型A,Bの2種類ある場合の限界ショット数と
日程計画時の計画ショット数を示す図である。図21の
場合は、[限界ショット数]−[計画ショット数]の値
が大きい金型Bを選択する。図22の場合は、金型Aは
[限界ショット数]=<[計画ショット数]なので、金
型Aは日程計画の対象外となり、金型Bを選択する。以
上のように、この実施の形態によれば、日程計画通りの
金型を割り当てて稼動させると稼動中に限界ショット数
を越えるということがなくなる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、製品マス
タ等の基準データや何れの製品を何時までに幾つ作るか
が示されたオーダ情報等により求められた金型替えなど
の段取作業を行う作業者の必要人数を示す情報と、複数
直のそれぞれの勤務時間帯を示す情報と、複数の作業者
毎にいずれの直であるかを示す情報と、にもとづき段取
作業割当手段が作業者を割り当て、その結果、作業者の
不足により段取り待ちが生じる場合には直が重複する時
間帯を変更することにより適切な工程計画の作成が可能
になるように、段取作業割当手段が、各直で他の直と重
複しない時間帯ではその直の作業者のうちまだ作業に割
当てられていない作業者を必要人数分(必要人数分に足
りない場合は割当て可能な人数分)割当てるとともに他
の直と重複する時間帯ではそれぞれの直の作業者のうち
まだ作業に割当てられていない作業者を必要人数分(必
要人数分に足りない場合は割当て可能な人数分)割当て
るようにしたので、段取り作業者が割り当てられないた
め段取り作業が開始できず待ち状態となる場合に、直の
重複する時間帯を変更し段取り作業者を割り当てる作業
が容易にでき、業務効率の低下を防止できる効果があ
る。
【0048】また、所定の金型が取付けられている設備
に割付けられたオーダにおける複数の処理およびこのオ
ーダ以前での設備における最終処理の間で成形材料の種
類の異なる処理があればオーダにおける処理の実行順序
を金型の使用温度の下がる回数が最少になる順序に設定
する段階と、使用温度の下がる回数が同じになる順序が
複数あればそのなかで前後の処理で成形材料の種類が異
なるために必要になる段取り時間の総計が最少になる順
序を採用する段階と、を有する処理を日程計画作成手段
が実行するようにしたので、低い温度の材料に交換する
回数が少くなり前の材料が固まるために発生する不良品
の数を減少できるとともに、総段取り時間を減少できる
効果がある。
【0049】また、最遅着手日までの余裕日数が若干異
なる工程を同一ランクに指定できるように余裕日数の多
寡により工程をランク分けし、余裕日数の少ないランク
にランク分けされた工程から先に実行されるように工程
を割り振る段階と、同一のランクの工程について次の処
理優先度にもとづく順序、例えば、同一成形材料が使用
される工程が続いて実行される順序に割り振る段階と、
を有する処理を日程計画作成手段が実行するようにした
ので、各部品の各工程が互いに与える影響がより考慮さ
れた工程計画を立てることが可能になり、全製品が各々
の製造完了指示日までに製造完了を目指す適切な工程計
画が容易に立てられ、これを製造現場に示すことにより
スムーズな製造が行なえるという効果がある。
【0050】また、成形機の金型のショット数の累積実
績値と、(当該オーダによる製品数/成形機の1ショッ
ト当たりの製品数)と、の和である計画ショット数と金
型の寿命である限界ショット数とを比較し、計画ショッ
ト数が限界ショット数より小さい金型を使用する日程計
画が日程計画作成手段により作成されるようにしたの
で、不良品の発生を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における工程管理方法
を示すフロー図である。
【図2】 本発明の実施の形態1において、工程管理装
置内の段取り作業者割り当て処理部の動作を示すフロー
図である。
【図3】 本発明の実施の形態1において、工程管理装
置の構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1において、工程管理装
置内のタイムテーブル入力処理部を通ってタイムテーブ
ル格納部に格納されたタイムテーブル TM01 の設定
時刻を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1において、設定された
タイムテーブル TM01の1直目と2直目の各時間帯
を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1において、工程管理装
置内の日別作業者能力設定部に設定された各段取り作業
者の日毎の直指定データを示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2において、工程管理装
置の動作を示すフロー図である。
【図8】 本発明の実施の形態2において、工程管理装
置のブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態2において、使用温度を
示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2において、色交換時
間を示す図である。
【図11】 本発明の実施の形態2において、すべての
組み合わせのパターン一覧表を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態2において、使用温度
の下がる回数が最少の色の組み合わせのパターンを抽出
する動作を示すフロー図である。
【図13】 本発明の実施の形態2において、総切替時
間が最少の色の組み合わせのパターンを抽出する動作を
示すフロー図である。
【図14】 本発明の実施の形態3において、日程計画
装置の構成を示す図である。
【図15】 本発明の実施の形態3において、基準デー
タ格納部に設定された余裕日数ランク範囲データの設定
データを示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態3において、日程計画
装置の動作を示すフロー図である。
【図17】 本発明の実施の形態3において、日程計画
装置内の作業割り振り処理部の動作を示すフロー図であ
る。
【図18】 本発明の実施の形態3において、日程計画
装置内の作業割り振り処理部の動作を示すフロー図であ
る。
【図19】 本発明の実施の形態3において、作業割り
振りを示す日程計画結果を示す図である。
【図20】 本発明の実施の形態4において、日程計画
装置の構成を示す図である。
【図21】 本発明の実施の形態4において、日程計画
された計画ショット数と限界ショット数の例を示す図で
ある。
【図22】 本発明の実施の形態4において、日程計画
された計画ショット数と限界ショット数の例を示す図で
ある。
【符号の説明】 6−1 基準情報管理部 6−2 オーダ情報格納部 6−3 日程計画実行部 6−4 基準データ格納部 6−5 タイムテーブル入力処理部 6−6 タイムテーブル格納部 6−7 日別作業者能力設定部 6−8 日程計画主制御部 6−9 段取り作業者割り当て処理部 6−10 日程計画データ格納部 6−11 データ入力装置 6−12 データ表示部 6−13 プリンタ 21−1 工程管理装置 21−2 データ入力装置 21−3 データ表示部 40−1 基準情報管理部 40−2 オーダ情報格納部 40−3 日程計画実行部 40−4 基準情報データ格納部 40−5 加工工程情報入力処理部 40−6 加工工程情報格納部 40−7 タイムテーブル入力処理部 40−8 タイムテーブル格納部 40−9 日程計画主制御部 40−10 最早最遅着手日計算処理部 40−11 余裕日数ランク割り振り処理部 40−12 日程計画データ格納部 40−13 データ入力装置 40−14 データ表示部 40−15 プリンタ 60−1 基準情報管理部 60−2 オーダ情報格納部 60−3 日程計画実行部 60−4 実績データ格納部 60−5 ネットワーク 60−6 プログマブルコントロール(PLC) 60−7 表示器 60−8 成形機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河井 典也 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウェア株 式会社内 (72)発明者 佐分利 環 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウェア株 式会社内 (72)発明者 菅 知幸 名古屋市北区東大曽根町上五丁目1071番地 三菱電機メカトロニクスソフトウェア株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品マスタ等の基準データや何れの製品
    を何時までに幾つ作るかが示されたオーダ情報等により
    求められた金型替えなどの段取作業を行う作業者の必要
    人数を示す情報と、複数直のそれぞれの勤務時間帯を示
    す情報と、複数の上記作業者毎にいずれの直であるかを
    示す情報と、にもとづき段取作業割当手段が上記作業者
    を割り当て、その結果、上記作業者の不足により段取り
    待ちが生じる場合には直が重複する時間帯を変更するこ
    とにより適切な工程計画の作成を可能にする工程管理方
    法であって、上記段取作業割当手段は、各直で他の直と
    重複しない時間帯ではその直の上記作業者のうちまだ作
    業に割当てられていない上記作業者を必要人数分(必要
    人数分に足りない場合は割当て可能な人数分)割当てる
    とともに他の直と重複する時間帯ではそれぞれの直の上
    記作業者のうちまだ作業に割当てられていない上記作業
    者を必要人数分(必要人数分に足りない場合は割当て可
    能な人数分)割当てることを特徴とする工程管理方法。
  2. 【請求項2】 所定の金型が取付けられている設備に割
    付けられたオーダにおける複数の処理およびこのオーダ
    以前での上記設備における最終処理の間で成形材料の種
    類の異なる処理があれば上記オーダにおける処理の実行
    順序を上記金型の使用温度の下がる回数が最少になる順
    序に設定する段階と、使用温度の下がる回数が同じにな
    る順序が複数あればそのなかで前後の処理で成形材料の
    種類が異なるために必要になる段取り時間の総計が最少
    になる順序を採用する段階と、を有する処理を日程計画
    作成手段が実行することを特徴とする工程管理方法。
  3. 【請求項3】 製品の部品構成、各部品の加工工程、工
    程毎の加工時間等にもとづき工程計画を立てる工程管理
    方法において、工場稼動日数で数えた最遅着手日までの
    余裕日数が若干異なる工程を同一ランクに指定できるよ
    うに上記余裕日数の多寡により上記工程をランク分け
    し、上記余裕日数の少ないランクにランク分けされた上
    記工程から先に実行されるように上記工程を割り振る段
    階と、同一のランクの上記工程について次の処理優先度
    にもとづく順序、例えば、同一成形材料が使用される上
    記工程が続いて実行される順序に割り振る段階と、を有
    する処理を日程計画作成手段が実行することを特徴とす
    る工程管理方法。
  4. 【請求項4】 成形機の金型のショット数の累積実績値
    と、(当該オーダによる製品数/上記成形機の1ショッ
    ト当たりの製品数)と、の和である計画ショット数と上
    記金型の寿命である限界ショット数とを比較し、上記計
    画ショット数が上記限界ショット数より小さい上記金型
    を使用する日程計画が日程計画作成手段により作成され
    ることを特徴とする工程管理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007157124A (ja) * 2005-11-09 2007-06-21 Kobe Steel Ltd スケジュール修正装置及びスケジュール修正プログラム、並びにスケジュール修正方法
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