JP2006146530A - スケジューリング支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
タスクリストとスケジュール表という個人スケジュールを管理するツールを用いて効率的にスケジュール管理を行うことを支援するスケジューリング支援システムを提供することにある。
【解決手段】
タスクリストにあるタスクを、スケジュールに展開する手段を提供する。その際、スケジューリングを支援する機能及び、既存の作業割付をシフトして再スケジューリングを手助けする方式を提供し、煩雑になりがちなスケジューリングを軽減することで、スケジュール展開を実施できるようにする。
【選択図】 図1
タスクリストとスケジュール表という個人スケジュールを管理するツールを用いて効率的にスケジュール管理を行うことを支援するスケジューリング支援システムを提供することにある。
【解決手段】
タスクリストにあるタスクを、スケジュールに展開する手段を提供する。その際、スケジューリングを支援する機能及び、既存の作業割付をシフトして再スケジューリングを手助けする方式を提供し、煩雑になりがちなスケジューリングを軽減することで、スケジュール展開を実施できるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、個人の情報管理において、登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムに関するものである。
従来の技術では、特許文献1にあるようにスケジュールの隙間にアクティビティを割り当てるものが知られているが、アクティビティへの分割についてノウハウが必要である点と自分のスケジュールでありながら、時間の割付が自動で行われる点に裁量の余地がない点が課題として残る。また、特許文献2〜4では、忙しさを分析して仕事の割り振りを行うことが主眼だが、ここにも負荷により仕事を単純に分配する方式であるため、個人のスケジューリング支援として個人の裁量を取り込む余地がない
特開平7−28547号公報
特開平8−221477号公報
特開平10−11507号公報
特開平10−91681号公報
個人のスケジュール管理において、会議のように日時が決まっている予定(いわゆるスケジュール)と期限のみが決まっている予定(いわゆるTodo)の2種類がある。
本発明は、これらを上手に調整して最大のパフォーマンスをあげるようにスケジュール管理を行うことができることを目的とする。
また、本発明は、スケジュール管理を行うとき、計画を立てやすいようなビジュアル表示を行い、納期のチェックや、臨時作業の実施による、スケジュールのずらしの作業などを支援することを目的とする。
また、本発明は、同様な仕事が発生したとき、前回の作業の結果を参照して、作業計画を立案することも目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、タスクのスケジューリングをスケジュール管理と一緒に行えるようにし、スケジュール展開する作業を支援するようにしたものである。
また、本発明は、スケジュールへの展開において発生する、スケジューラのずらしを支援するようにしたものである。
また、本発明は、実績の入力を行うことで、以後のスケジュールの再調整が行えるようにし、その結果として納期に間に合わないようであれば再度調整が可能なように利用者に警告を発する機能を持たせたものである。
また、本発明は、実績を投入した場合には、実施結果を蓄積し次回の同様の作業展開において参考情報として利用することが可能にしたものである。
また、本発明は、登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムであって、少なくともToDoタスクリストを表示手段に表示させるタスクリスト表示部と、該タスクリスト表示部により表示されたToDoタスクリストにおいてスケジューリングが必要なToDoタスクについてサブタスクに分解し、該分解されたサブタスク毎に展開条件に基づいて個人の作業計画上への作業時間の割付を行って個人の作業計画を作成するスケジューリング支援部と、該スケジューリング支援部で作成された個人の作業計画を表示手段に表示させるスケジュール表示部とを有することを特徴にする。
また、本発明は、登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムであって、少なくともToDoタスクリストを表示手段に表示させるタスクリスト表示部と、該タスクリスト表示部により表示されたToDoタスクリストにおいてスケジューリングが必要なToDoタスクに相応する過去のToDoタスクを過去の実績データから検索してその一覧を表示手段に表示し、該表示された過去のToDoタスクの一覧から選択されたToDoタスクを基に分解されたサブタスクを編集することによって分解されたサブタスクを取得し、該取得された分解されたサブタスク毎に、展開条件であるワークポリシーファイルおよび自動割付実行時オプションの指定に従って個人の作業計画上への作業時間の割付を行い、ブッキングが発生した場合には少なくとも優先順位の高いタスクを優先させて割付を行って個人の作業計画を作成するスケジューリング支援部と、該スケジューリング支援部で作成された個人の作業計画を表示手段に表示させるスケジュール表示部とを有することを特徴にする。
本発明によれば、個人のスケジュール管理で日程の調整に費やされる時間が従来より削減できる。
また、本発明によれば、タスクも含めて管理することにより、納期間際の詰め込み作業を抑止でき、不要・不急の作業を止めたり、優先順位による作業の取り組みなどにより、個人の時間管理の効率化を図ることが促進される。
本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
本発明に係る個人のスケジューリングを支援するためのスケジュール管理システム(スケジューリング支援システム)の第1の実施例について説明する。
図1は、本発明に係る個人のスケジューリングを支援するためのスケジュール管理システム(スケジューリング支援システム)の第1の実施例を示す概略構成図である。本発明に係るスケジュール管理システム(スケジューリング支援システム)は、ネットワーク5で接続されたスケジュール管理サーバ8とタスクリスト管理サーバ6とクライアント端末装置1で実現されている。クライアント端末装置1は、主記憶装置56のスケジュール表示部2に記憶されたスケジュール表示プログラムに基づくスケジュール表示処理、スケジューリング支援部3に記憶されたスケジュール支援プログラムに基づくスケジューリング支援処理、およびタスクリスト表示部4に記憶されたタスクリスト表示プログラムに基づくタスクリスト表示処理などを実行するCPU51と、ToDoタスクリスト、分解されるサブタスクリスト、展開条件、スケジュールおよび実績データとしてのサブタスクリストなどを表示するディスプレイ52と、各種データを入力したり、条件を設定するための入力手段であるキーボード53およびマウス54と、上記のようにCPU51が処理を実行するための各種プログラムを記憶した主記憶装置56と、CPU51が処理実行された結果(スケジュール要となったタスクのサブタスクへの分解結果および該サブタスク毎にスケジュールへの自動割付結果など)を一時記憶する2次記憶装置57と、ネットワークインターフェース58と、これらを接続するバス55とを備えて構成される。スケジュール管理サーバ8は、スケジュールデータ管理処理を実行するCPU59と、表示するディスプレイ60と、スケジュールデータ管理プログラムを記憶したスケジュールデータ管理部9を有する主記憶装置61とを備えて構成される。タスクリスト管理サーバ6も同様に、タスクデータ管理処理を実行するCPU62と、表示するディスプレイ63と、タスクデータ管理プログラムを記憶したタスクデータ管理部7を有する主記憶装置64とを備えて構成される。
以上説明したように、スケジュール管理システムにおいては、タスクリスト管理サーバ6にはタスクデータ管理部7、クライアント端末装置1にはスケジュール表示部2、スケジューリング支援部3、タスクリスト表示部4が設けられている。本実施例では、ネットワークで接続されたサーバシステムの各々の計算機にスケジュールデータ管理部9やタスクデータ管理部7等の要素を設ける(割り当てる)ことにより、実現した実施例を示したが、複数要素を1台の計算機に設けて(割り付けて)もよく、スタンドアロンシステムに上記全ての要素を設けて(割り当てて)もよい。
図2はスケジューリング支援部3(図1)におけるタスクをスケジュール展開する流れの一実施例を示す。トリガとなる行為は入力手段を用いて図5に示すToDoタスクリストにToDoタスクを入力してタスクデータ管理部7に登録することである(ステップ11)。スケジューリング支援部3において、登録したタスクをスケジュールに展開するかどうかを判定するステップ(ステップ12)では、他社に依頼している仕事など、実際には自分の作業が生じないタスクについてはスケジュール展開不要であるため、入力手段の操作などによりそのようなタスクを除外する。スケジューリング要となったタスクは、スケジュール展開を行う前に作業時間の見積が必要である。それを行うのが、スケジューリング支援部3におけるサブタスクへの分解処理部65でのサブタスクへの分解(ステップ13)である。これは、図5に示したタスクを、図6に示すように、いくつかの補助的な仕事(サブタスク)の集りに定義しなおす作業である。ここについては図3に示す。次に、サブタスクへの分解を行った後で、サブタスクごとにスケジュールへの割付作業を行うのがスケジューリング支援部3におけるスケジュールへの自動割付ステップ(ステップ14)である。自動割付では、入力手段等による、展開条件である、図8に示すワークポリシーファイル(作業時間帯、休憩時間、超過作業可否、超過作業許容時間、作業展開パターン、作業コマ定義、割付優先順位、直前スケジュールとの間の時間、およびタスク作業時間の公表等の少なくとも何れか複数から構成される。勿論全てから構成してもよい。)と図9に示す自動割付実行時オプション(納期チェックオプション、完了管理オプション、作業展開、重複時の処理、被予約時の処理、割付結果の蓄積、マイルストーンの扱い、および実績把握と再割付等の少なくとも何れか複数から構成される。勿論全てから構成してもよい。)の指定に従い、スケジューリング支援部3におけるスケジュール上への作業時間割付処理部66での図7に示すようなスケジュール上への作業時間の割付を行う。この詳細については図4に示す。自動割付の結果、既にスケジュールがいっぱいでブッキングが発生した場合(ステップ15)には再度優先順位(タスク毎の重要度)を勘案し、移動対象を選定し(ステップ16)、移動対象について再度スケジューリングを行う。スケジューリングについてはステップ13からステップ16を繰り返す。ブッキングが無く全体が割り付けられたところで納期チェック(ステップ17)を行い、納期内の場合には処理が終了し(ステップ18)、納期外の場合にはステップ13からステップ16を繰り返して再度スケジューリングを行い、最終のスケジューリング結果がスケジュールデータ管理部9に格納されることになる。
図3は、スケジューリング支援部3におけるサブタスクへの分解処理部65でのサブタスクへの分解の処理の流れの一実施例を示す。サブタスクへの分解処理部において、図5に示すToDoリストからタスクを一つ抽出したときに、そのタスクを補助的ないくつかの作業に分解することを目的とする。分解にあたり、タスクデータ管理部7に格納されている過去の実績データからタスク分解の参考になるデータを取り出すことを試みるのが、タスク名からキーワード抽出のステップ(ステップ121)と、キーワードから過去のタスクの検索のステップ(ステップ122)である。過去のタスクについては、サブタスクに分割した結果をタスクデータ管理部7に蓄積しておく。そのDBを、タスク名に含まれるキーワードから突き合せて候補を検索する。そのため、タスク名から検索キーとなるキーワードを抽出するのがステップ121で、そのキーワードをDBに突き合せ、該当する過去タスクを検索するのがステップ122である。その検索結果をディスプレイ52等に一覧表示し(ステップ123)、それを見てユーザが近いと思われる過去タスクを、入力手段を用いて抽出する(ステップ124)。それをディスプレイ52等に表示される図6の形式のサブタスクリストに表示する。ユーザはこのリストを入力手段を用いて編集し、最終的にサブタスク分解を完成させ(ステップ125)、タスクデータ管理部7に格納する。
図4には、スケジューリング支援部3におけるスケジュール上への作業時間割付処理部66でのサブタスクを自分のスケジュールに展開する手続きを示す。まず割り当てるための開き時間を抽出する(ステップ131)。単に抽出すると、夜中の時間帯なども含まれてしまうため、図8に示すワークポリシーと突き合せて有効な開き時間を抽出する(ステップ32)。開き時間が抽出されたら、サブタスクを取り出す(ステップ133)。この段階でサブタスクが一つもなければ以降の処理は不要であるため、終了する(ステップ134)。少なくとも処理すべきタスクがあるうちは、次の処理に進む(ステップ134)。次に図9に示す自動割付実行時オプションで作業展開が自動となっている場合は、優先順位による作業の入れ替えを自動で行うため、処理を振り分ける(ステップ135)。図9に示す自動割付実行時オプションで作業展開が自動となっている場合には、今回対象としたタスクより優先順位(重要度)の低いタスクは再割付対象となるため、まず、優先順位(重要度)の低いタスクをはずして、開き時間扱いとする(ステップ136)。その後、開き時間に対象のサブタスクを割り付ける(ステップ137)。割付できた場合は処理が完了する(ステップ138)が、割付できない場合(スケジュールが詰まっている場合など)は入力手段を用いて手作業で割付を行う(ステップ139)。割付が完了したら、次のサブタスクを取り出す(ステップ140)。以降サブタスクがなくなるまで、ステップ134からステップ140を繰り返す。次に開き時間を作るために移動したスケジュールを元に戻す(ステップ141)。この時、ブッキングが発生する可能性がある。その解消は、図2で登場した移動対象タスクとしての扱いで、ステップ15にて行われる。
図5はToDoタスクリストとしてタスクデータ管理部7が管理し、タスクリスト表示部4で表示させる形式である。タスク21はタスクの内容を表す記述をする。重要度22が重要度であり、表示上は「最重要」「重要」等の表示になるが、内部では数値情報で管理する。期限23はタスクの納期である。期限23により、図2の納期チェック(ステップ17)を判定する。
図6はタスクを展開する際に使用するタスク展開リストである。タスクをサブタスクとして登録し、それぞれのサブタスクのスケジューリングを行うことを目的とする。サブタスク展開リストはタスクリスト管理サーバ6のタスクデータ管理部7により管理する。サブタスク24はタスクの作業要素をあらわし、工数(Hr)25はサブタスクを実施するのに必要な見積り時間を示す。目標期日26はサブタスクに設定した内部目標の期日であり、長期間にわたるタスクなどのマイルストーンとして使用する。分割27の「可否」はサブタスク実施に要する工数を複数の時間帯に分割して確保してよいかどうかを示す。準備から終了まで一連の処理を行わなければならず、作業を分割すると、開始・終了のオーバヘッドが大きい作業などは分割「否」の設定を行う。このサブタスクリストをベースにクライアント端末装置1のスケジューリング支援部3におけるスケジュール上への作業時間割付処理部66が自動割当を行う。作業期間の見積りの入力の実相では、3点見積りなどの技法を使用することも考えられる。
図7にはスケジューリング支援部3がサブタスクを割付けして登録したスケジュール表の一実施例を示す。スケジュール表は、日付表示部31、時刻表示スケール30、1日スケジュール帯35とスケジュールバー34からなる。図6に示したサブタスクリストから、スケジューリング支援部3はサブタスクである「草稿作成32、33」をスケジュール表に割付する。このとき展開する条件として、平均配置法、最短完成法、直前配置法などのアルゴリズムにより、タスクを割り付ける。これらのアルゴリズムについては後述する。
これらは、個人単位で設定することも可能だが、スケジュール単位に適用するアルゴリズムを区別することも可能である。また、作業時間帯の個人の嗜好を反映させることも可能である。これらは、図8に示すワークポリシー及び、図9に示す自動割付け実行時オプションにより制御する。
これらは、個人単位で設定することも可能だが、スケジュール単位に適用するアルゴリズムを区別することも可能である。また、作業時間帯の個人の嗜好を反映させることも可能である。これらは、図8に示すワークポリシー及び、図9に示す自動割付け実行時オプションにより制御する。
図8はワークポリシーファイルの設定例である。このファイルにより、個人の働きやすいパターンをワークポリシーとして設定して、自動割付時に反映させる。作業時間帯42は始業時間と終業時間を定義する。自動割付では原則的にはこの時間内で作業を割り付ける。休憩時間43は作業時間内の休憩時間であり、昼食時間等を設定する。中間の短時間の決まった作業割り当て不可時間帯があれば、ここで設定する。超過作業可否44はいわゆる残業の可否を示す。平日の超過作業と、休日の超過作業とを割り当て時許すか否かを設定する。再割り当て時の設定を有効とするため、超過作業可否を随時切り替えることが可能である。超過作業許容時間45は超過作業の時間数(時間/日または時間/週)で指定する。作業展開パターン46は、作業時間に余裕がある場合、前倒しで作業をするか、直前で作業をするかを決めるものである。作業コマ定義47は作業割付時、任意の時間に割り付けるか、あらかじめ決めた作業コマ単位に割り付けるかを設定するもので、コマ単位に割り付けるか、1コマの時間数を指定する。割付優先順位48は先着順、重要度順のいずれで割り付けるかを設定する。直前スケジュールとの差49は、割付の際、直前のスケジュールとの時間差を設けるかどうかを設定する。実際の場面では、スケジュールが立て込んだ場合、前の予定の遅れなどで予定通り作業が開始できないことによる時間数不足を発生させないようにとの配慮で割り付けるかどうかを設定する。タスク作業時間の公表50はタスク作業時間が設定されていることを公開スケジュールとするかどうかの設定を行う。タスクの作業時間は個人の裁量で作業時間帯を変更することができる場合が多いため、作業があるからといって、他のスケジュールを入れられないということではない。そのため、公開の空き時間とすれば、他者からは予約を申し込めるメリットが出てくる。
図9には自動割付実行時オプションを示す。納期チェックオプション72はスケジューリング時納期チェックを行うかどうかを示す。完了管理オプション73はタスクが完了したかどうかをフォローアップするかどうかを設定する。実績把握と再割付79はさらに実績を記録して、残作業分が予定時間数より少ない場合は自動で再スケジューリングするかどうかを設定する。作業展開74は自動で展開するか、手動で展開するかを示す。重複時の処理75は割付の都合で重複した場合に、自動で再スケジュールを行うかどうかを設定する。被予約時の処理76は作業スケジュールを設定してからスケジュールの予定が入った場合に再スケジュールを行うかどうかを設定する。割付結果の蓄積77は割付結果を保存し、次回割付時に参照できるようにするかどうかを設定する。マイルストーンの扱い78はマイルストーンを優先して納期と同様に扱うか、マイルストーン日付を超えても割付可能かどうかを設定する。
図10には最短完成での割付の一実施例を示す。最短完成では、着手日からできるだけ早い時間で作業に必要な時間の空きを見つけてそこに作業を割り当てるものである。他と関連が少ない作業や、後続の工程がある作業に向いている割付方である。
図11には、直前配置での割付の一実施例を示す。直前配置では、納期から逆にたどって、できるだけ納期に近い時間帯の空き時間から作業を割り付けていくものである。これは、他の作業の待ちがある場合や、時間がたつにつれて情報が集まり作業がしやすくなるケースなどが相当する。
平均配置での割り当ては図7に示している。平均配置では、作業を平均的な作業の塊に分けて、作業前、作業間、作業後の各期間が一定(予約済み時間も含めて)となるように作業を割り振るものである。
図12には、実績データを蓄積するファイルのデータ構成を示している。図6のサブタスク展開時に使用するファイルに実績データを入力する列(実績(Hr))41を設けて実現している。実績データの蓄積の契機としては、定期的な実績投入のタイミング又は、タスクの棚卸を契機として利用者に入力を促すような画面を構成して実施する。蓄積されたデータは、図3に示すキーワードから過去タスク(標準パターン)検索(ステップ122)において蓄積された過去タスクの知識として活用する。
本発明に係る個人のスケジューリングを支援するためのスケジュール管理システム(スケジューリング支援システム)の第2の実施例について説明する。図13は一般的なプロジェクトにおける懸案事項の管理に適用した第2の実施例におけるシステムの構成図である。プロジェクト懸案を管理するプロジェクト懸案管理サーバ102とプロジェクトの全体のスケジュールを管理するプロジェクトスケジュール管理サーバ103と個人のスケジュールを中心に管理するスケジュール管理サーバ104からなるサーバのデータを集約して、個人スケジュール管理クライアント101にて、スケジュール調整を行うことを目的としたシステムに対して、個人のスケジュール側の実施検討の部分に本発明は適用可能である。プロジェクトでは、基本的なアローで管理するスケジュールに加え、プロジェクト内のミーティングが行われる。これらが錯綜してきたときに、懸案管理にあげられた事項の対処時間が取れずに実施が遅れるケースが見られるが、それが早い段階で検出できるメリットがある。その懸案の割り当ては、トップダウンに行われるが、実施の詳細は担当者のスケジューリングによるため、担当者の意思が入りやすく、自発的な作業推進につながるメリットも考えられる。
図14は、懸案事項の分担の流れをしめすフロー図である。懸案の登録(ステップ105)はプロジェクトで発生した懸案を図13のプロジェクト懸案管理サーバに登録する作業を示す。担当者の割り当て(ステップ106)では、懸案管理の管理者が担当者の作業分担等の基準にて担当者に懸案事項の解決を依頼する。タスク展開(ステップ107)は懸案事項を割り当てられた担当者での作業となるが、引き当てた懸案事項を、自分のタスクとして、図2〜図4で示した方式でスケジュール展開する。納期チェック(ステップ108)では、スケジュール展開した結果を元に、納期のチェックを行い不可であれば懸案管理サーバ102に対応不可のステータスを設定し、再割り当て対象として登録する。
本発明に係る個人のスケジューリングを支援するためのスケジュール管理システム(スケジューリング支援システム)の第3の実施例について説明する。図15は物流におけるトラックの配車スケジューリングを行う第3の実施例のシステムに適用したケースである。オーダ管理部110は、配送作業のオーダを管理するサーバであり、外部からの配送依頼を受け付ける。それに対応して、従来の配車管理を行う配車管理サーバ111に対し、本発明におけるスケジューリングを実施する個人別スケジュール表示クライアントによりドライバが配送作業スケジュールを調整することが可能である。人間が割り当てを行っている場合には再割り当て等困難な場合が多いが、計算機による割り当て支援を行うことで配車作業を効率化する。また、ドライバがスケジュールを選択できるようにしている点が、中央指令で作業スケジュールが決まっている方式と異なる。トラックの配車事態は、トラックに意思がないため、問題がないが、ドライバを含めた場合には、ドライバの意思を入れたシステムの方が望ましい形態と考える。
図16は、この配車作業のシステムの割り当ての概略フローになる。オーダの登録(ステップ112)で新たなオーダが登録され、配車割付システムで配車が決まる。それをドライバの割り当て(ステップ113)により候補ドライバに割り付けた後は、各ドライバが自分のスケジュール管理画面からスケジュール展開(ステップ114)を行い、その結果納期チェック(ステップ115)で、納期内に収まる仕事を選択し、請け負う。このとき展開して受けられない業務は再割り当て対象として配車管理者に再割り当てを要求する。
定型作業においてもジョブシェアリングなどに伴う、業務割り当ての業務が今後頻繁に発生することが予想されるが、その割り当てを、働く側が選択するということでより主体的な働き方につながるシステムとして適用できる。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、スケジュール表示部とタスクリスト表示部を備え、タスクリストのタスクを実施する作業計画を前記スケジュール表示部に表示させながら登録する、使用者が計画立案を支援するスケジューリング支援部を備えたことを特徴とする個人スケジューリング支援システムを提供することにある。
また、本発明の実施の形態によれば、計画の変更や新しいスケジュールの発生により、一度登録した作業計画を変更する必要が生じたときに、登録したときの検討事項に配慮しながら、スケジュールをシフトする機能を持つことを特徴にする個人スケジューリング支援システムを提供することにある。
また、本発明の実施の形態によれば、時間の進行により、実施できた作業や実施できなかった作業が生ずるが、その作業実績を反映させて作業計画を変更する機能を持つことを特徴にする個人スケジューリング支援システムを提供することにある。
また、本発明の実施の形態によれば、作業計画立案、作業計画の変更時に作業完了予定日を超えることが明確になった段階で、計画立案者の端末に警告する機能を持つことを特徴にする個人スケジューリング支援システムを提供することにある。
また、本発明の実施の形態によれば、作業実績を蓄積し、次回の作業計画時に参照したり、蓄積データを活用して計画立案を支援する機能を持つことを特徴にする個人スケジューリング支援システムを提供することにある。
1…クライアント端末装置、 2…スケジュール表示部、 3…スケジューリング支援部、 4…タスクリスト表示部、 5…ネットワーク、 6…タスクリスト管理サーバ、 7…タスクデータ管理部、 8…スケジュール管理サーバ、 9…スケジュールデータ管理部、 21…タスク内容表示部、 22…重要度表示部、 23…期限表示部、 24…サブタスク内容表示部、 25…見積り工数表示部、 26…目標期日表示部、 27…分割可否設定部、 28…展開条件テーブル、 30…時刻スケール、 31…日付表示部、 32…サブタスク展開結果1、 33…サブタスク展開結果2、 34…スケジュールバー、 35…1日スケジュール表示部、 51、59、62…CPU、 52、60、63…ディスプレイ、 53…キーボード、 54…マウス、 55…内部バス、 56、61、64…主記憶装置、 57…2次記憶装置、 58…ネットワークインターフェース、 65…分解処理部、 66…作業時間割付処理部、 101…個人スケジュール管理クライアント端末装置、 102…プロジェクト懸案管理サーバ、 103…プロジェクトスケジュール管理サーバ、 104…スケジュール管理サーバ(ミーティング計画)、 109…個人別スケジュール表示部、 110…オーダ管理部、 111…配車管理サーバ。
Claims (6)
- 登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムであって、
少なくともToDoタスクリストを表示手段に表示させるタスクリスト表示部と、
該タスクリスト表示部により表示されたToDoタスクリストにおいてスケジューリングが必要なToDoタスクについてサブタスクに分解し、該分解されたサブタスク毎に展開条件に基づいて個人の作業計画上への作業時間の割付を行って個人の作業計画を作成するスケジューリング支援部と、
該スケジューリング支援部で作成された個人の作業計画を表示手段に表示させるスケジュール表示部とを有することを特徴にするスケジューリング支援システム。 - 登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムであって、
少なくともToDoタスクリストおよびサブタスクリストを表示手段に表示させるタスクリスト表示部と、
該タスクリスト表示部により表示されたToDoタスクリストにおいてスケジューリングが必要なToDoタスクについてサブタスクに分解し、該分解された前記サブタスクリストを前記タスクリスト表示部により表示させ、さらに前記分解されたサブタスク毎に展開条件に基づいて個人の作業計画上への作業時間の割付を行って個人の作業計画を作成するスケジューリング支援部と、
該スケジューリング支援部で作成された個人の作業計画を表示手段に表示させるスケジュール表示部とを有することを特徴にするスケジューリング支援システム。 - 登録されたToDoタスクについての個人の作業計画について計算機を用いて作成して使用者の計画立案を支援するスケジューリング支援システムであって、
少なくともToDoタスクリストを表示手段に表示させるタスクリスト表示部と、
該タスクリスト表示部により表示されたToDoタスクリストにおいてスケジューリングが必要なToDoタスクに相応する過去のToDoタスクを過去の実績データから検索してその一覧を表示手段に表示し、該表示された過去のToDoタスクの一覧から選択されたToDoタスクを基に分解されたサブタスクを編集することによって分解されたサブタスクを取得し、該取得された分解されたサブタスク毎に、展開条件であるワークポリシーファイルおよび自動割付実行時オプションの指定に従って個人の作業計画上への作業時間の割付を行い、ブッキングが発生した場合には少なくとも優先順位の高いタスクを優先させて割付を行って個人の作業計画を作成するスケジューリング支援部と、
該スケジューリング支援部で作成された個人の作業計画を表示手段に表示させるスケジュール表示部とを有することを特徴にするスケジューリング支援システム。 - 前記スケジューリング支援部において、個人の作業計画を作成するとき、タスクの納期チェックを行う機能を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載のスケジューリング支援システム。
- 前記スケジューリング支援部は、作業計画立案時または作業計画変更時に、作業完了予定日を超えることが明確になったとき、警告する機能を有することを特徴にする請求項1乃至3の何れか一つに記載のスケジューリング支援システム。
- 前記スケジューリング支援部は、次回の作業計画時に参照できるように作業実績を過去の実績データとして蓄積する機能を有することを特徴にする請求項1乃至3の何れか一つに記載のスケジューリング支援システム。
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JP2004335351A JP2006146530A (ja) | 2004-11-19 | 2004-11-19 | スケジューリング支援システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-11-19 JP JP2004335351A patent/JP2006146530A/ja active Pending
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