JP2011090625A - 作業日程調整システム、作業日程調整方法、および作業日程調整プログラム - Google Patents

作業日程調整システム、作業日程調整方法、および作業日程調整プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】グループメンバ全体で、さらに、複数のグループの作業を担当する利用者に対して最適な作業スケジューリングをできるようにすること。
【解決手段】本発明の作業日程調整システムは、複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示するタスク情報管理部と、前記指示に基づき、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングするタスクスケジューリング部と、前記タスクスケジューリング部によるスケジューリングを管理するスケジュール管理部と、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するための時間の不足を計算する作業あふれ判定部と、タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部が管理するタスク情報をもとに、該タスクの担当者の変更先として抽出したメンバの候補が該タスクを実行する場合の評価を行うタスク担当者候補抽出部と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業日程調整システム、作業日程調整方法、および作業日程調整プログラムに関し、特に、複数のグループのタスクをタスク担当者ごとに自動的に作業スケジューリングし、タスクの担当者を変更するのに適したメンバの候補を抽出し、作業スケジュールの全体最適化を図ることができる作業日程調整システム、作業日程調整方法、および作業日程調整プログラムに関する。
計算機を利用して、利用者に割り当てられた業務(タスク)を電子的に管理するタスク管理手段が広く普及している。利用者はタスク管理手段にタスク情報を入力し、タスクが完了したらタスク管理手段に登録されているタスク情報を完了状態にすることによって、自分のタスクの作業もれや期限遅れなどの危険性を低減することができる。簡単なタスク管理手段では、タスク情報をリストとして保持し、タスクの完了状態を管理している。しかし、このようなタスク管理手段では、タスクをいつ実行するかを扱っておらず、利用者の経験によってタスクの実行日時がスケジューリングされるため、最適な作業スケジューリングにならない場合があるという課題がある。
タスクを自動的にスケジューリングするシステムの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のスケジューリング装置は、複数の仮想ジョブの定められた作業順序を入力する作業順序入力部と、工数及び納期からジョブ毎の優先度を求める評価式を記憶する評価式記憶部と、該評価式の係数を求める係数算出部と、前記評価式記憶部が記憶している評価式に基づいて複数のジョブの優先度を求める作業順序決定部を含み、概略次のように動作する。
まず、納期と工数を想定した複数の仮想ジョブの定められた作業順序に基づき、ジョブ毎の優先度を求める評価式の各変数を求める。次に、納期と工数が既知である複数の実際のジョブに対して、係数を求めた前記の評価式に基づいて優先度を求める。優先度に従って、前記複数の実際のジョブの作業順序を決定する。
特許文献2には、会議の重要度や会議関係者の出席必要度・個人スケジュールから、会議日程を調整する会議日程調整システムの一例が記載されている。特許文献2の会議日程調整システムは、個人スケジュールデータベースと、出席依頼先等入力手段と、候補空き時間帯検索手段と、出席可否回答状況監視・通知手段と、候補日程再検討手段と、を含み、概略以下のように動作する。
まず会議主催者は、出席依頼先メンバとメンバ毎の出席必要度と所要時間等を、出席依頼先等入力手段により入力する。次に、候補空き時間帯検索手段が、個人のスケジュールをあらかじめ入力してある個人スケジュールデータベースから、会議の所要時間を下回らず、出席重要度が「必須」のメンバに共通する空き時間帯を検索する。検索した空き時間帯を、出席重要度が「重要」であるメンバの出席可能人数が多い順番にソートし、さらに同順の時間帯を出席重要度が「任意」のメンバの出席可能人数が多い順番にソートする。
会議主催者は、ソートの結果から複数の時間帯を候補日程として選択し、出席依頼先メンバに出席可否回答を依頼する。出席可否回答状況監視・通知手段は、出席可否回答状況を監視し、出席重要度が「必須」のメンバが揃う候補日程が一つもない場合は、会議主催者の日程の再考を促す。
出席重要度が「必須」のメンバが揃う候補日程が存在した場合、候補日程再検討手段は、出席重要度が「必須」のメンバが参加不可能な日程候補を除外する。候補日程再検討手段は、次に、出席重要度が「重要」のメンバの参加可能人数が多くなる順に候補日程をソートし、更に同順の候補日程を出席重要度が「任意」のメンバの出席可能人数が多い順番にソートする。ソート再検討結果として出力された候補日程から、会議主催者は適当な日程を決定する。
また、会議参加者のスケジュール情報とプロジェクトの工程状況に関する情報から、会議開催可能部の候補を自動選定する会議予約装置の一例が、特許文献3に記載されている。特許文献3の会議予約装置は、会議予約調整部と、工程・スケジュール調整部と、工程・スケジュール統合管理DB管理部と、ユーザ・会議室スケジュール管理データベースと、工程管理データベースと、を含む。工程管理データベースにおいて、ある作業の正味の日数と、該作業の見積もり日数が同一の場合は、該作業はクリティカルパス上の作業であることを意味し、その場合の空き時間はゼロとなる。特許文献3の会議予約装置は概略以下のように動作する。
まず会議主催者が会議開催予定時間、会議出席者等を入力すると、会議予約調整部は、工程・スケジュール統合管理DB管理部を介して工程・スケジュール管理データベースを検索し、会議参加者にスケジュールの空きがあるか確認する。スケジュールの空きの確認後、会議予約調整部は、工程・スケジュール調整部、工程管理DB管理部を介して、会議参加者の作業に対する空き時間を工程管理データベースから取得する。作業に対する空き時間から会議設定可能な日時を自動選定し、工程・スケジュール調整部を介して工程管理データベースとユーザ・会議室スケジュール管理データベースとの更新を行い、会議の予約を行う。
さらに、グループ内で複数の仕事を複数の作業者により行う場合のスケジュールを調整するスケジューリング管理システムの一例が、特許文献4に記載されている。特許文献4のスケジューリング管理システムは、スケジュール管理手段と、仕事負荷管理手段と、グループ管理手段と、通信手段と、通信命令解析手段と、公開許可入力手段と、公開情報決定手段と、仕事依頼手段とを含み、概略以下のように動作する。
管理するスケジュール管理手段に入力され記憶されたあるグループに属するメンバーの個人のスケジュールから、仕事負荷管理手段が仕事負荷の予測を行う。仕事負荷の予測とは、その日に実行すべき仕事と各仕事の工数の計算である。グループメンバーを記憶し、グループ内の仕事の前後関係の管理を行うグループ管理手段は、スケジュール管理手段からグループ内で実行される仕事に関する情報を受け取り、記憶する。スケジュール管理手段で記憶されている情報のうち、ユーザが公開許可入力手段により「公開」の属性値を入力した仕事情報は全てのグループメンバーに公開される。また、ユーザが公開許可入力手段により「非公開」の属性値を入力した仕事情報は、その仕事の依頼者とその仕事の関係者のみに公開される。
仕事の依頼者は仕事の依頼の際、まず仕事担当候補者を選択し該仕事担当候補者の仕事負荷状態を表示させる操作を行う。すると、仕事依頼手段が仕事負荷の他メンバーへの公開を要求する命令を通信命令解釈手段に送信する。通信命令解釈手段が仕事負荷の他メンバーへの公開を要求する命令を受け取ると、公開情報決定手段が公開可否の判定を行う。公開可の場合は通信命令解釈手段が公開可能なデータを仕事依頼者に送る。仕事依頼者は受け取ったデータを元に仕事の依頼を行うか決定する。
また、大規模なプロジェクト業務を管理する時、ガントチャートを用いてタスク管理およびプロジェクト管理を行うシステムも広く普及している。例えば、Microsoft社のMicrosoft Office Projectなどのアプリケーションソフトウェアが広く用いられている。このシステムでは、プロジェクト全体のタスクやプロジェクトメンバのタスク割り当てを、ガントチャートを用いて管理ができる。これによって複数のメンバのタスクを管理でき、ガントチャートからプロジェクト業務のクリティカルパスを自動算出することができる。また、プロジェクトメンバに対してタスクの割り当てが作業可能工数を超過しているかどうかを検出し、システムによるタスク割り当ての平準化をすることができる。
特開2001−337711号公報 特開2007−065827号公報 特開2007−122199号公報 特許第2776286号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスケジューリング装置は、利用者1人のタスクのみを扱っており、自分のタスクに後続する他者のタスクのことを考慮していない。また、該スケジューリング装置は、タスクに対してグループの概念がないため、複数のグループやプロジェクトのタスクを扱った作業の優先度を算出することができない。すなわち、特許文献1に記載のスケジューリング装置には、グループメンバ全体で、また、複数のグループのタスク全体で最適となる作業スケジューリングができないという問題があった。
また、特許文献2に記載の会議日程調整装置および特許文献3の会議予約装置は、それぞれの予定項目(タスク)や会議の前に完了しておかなければならない他の予定項目を考慮していない。また、該会議日程調整装置および会議予約装置は、会議予定者の予定項目を他の会議参加者に割り当て直すことは考慮していない。そのため、該会議日程調整装置および会議予約装置には、ある予定項目の前に別のある予定項目を完了させておかなければならないと言った、予定項目や会議の依存関係を考慮したスケジューリングができないという問題があった。また、予定があふれた会議参加者の一部の予定項目を他の会議参加者に割り当て直し、一部の会議参加者だけに予定項目が集中しないようにすることができないという問題があった。
特許文献4のスケジュール管理システムは、ユーザが手作業でスケジュールを定めるものであり、自動的にスケジューリングを行うものではなかった。また、仕事の重要度や、ある仕事の開始前に別のある仕事を完了させておく必要があると言った仕事の依存関係を考慮していない。そのため、該スケジューリングシステムには、仕事の重要度や依存関係を考慮したスケジューリングを自動的に行うことができないという問題があった。また、一つのグループにおけるスケジュールの管理を行うものであり、複数のグループが存在し、一人のメンバーが複数のグループに重複して所属する場合は考慮されていないという問題があった。
また、Microsoft Office Projectを始めとするプロジェクト管理システムは、1つのプロジェクトが管理対象であるため、複数のグループのタスクを扱った作業スケジューリングができない。つまり、こちらのシステムでも、複数のグループのタスク全体で最適となる作業スケジューリングができない。
そこで、本発明は、複数のグループのタスクをタスク担当者ごとに、タスクの期限、重要度、他のタスクへの影響度を用いて自動的に作業スケジューリングする作業日程調整システム、作業日程調整方法、および作業日程調整プログラムを提供することを目的とする。
本発明の目的は、グループメンバ全体で、また、複数のグループのタスク全体で最適となる作業スケジューリングを行う、作業日程調整システムを提供することにある。
本発明の作業日程調整システムは、1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示するタスク情報管理部と、前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングするタスクスケジューリング部と、前記タスクスケジューリング部によるスケジューリングを管理するスケジュール管理部と、前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算する作業あふれ判定部と、タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行うタスク担当者候補抽出部と、を含む。
本発明の作業日程調整システム制御方法は、1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示し、前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングし、前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算し、タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行う。
本発明の作業日程調整プログラムは、コンピュータを、1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示するタスク情報管理部と、前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングするタスクスケジューリング部と、前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算する作業あふれ判定部と、前記タスクスケジューリング部によるスケジューリングを管理するスケジュール管理部と、タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行うタスク担当者候補抽出部として動作させる。
本発明は、複数のメンバにより構成されグループ間でメンバの重複がある複数のグループのそれぞれにおいて、互いに依存するタスクを含み重要度に違いがある複数のタスクを行う場合に、特定のメンバへのタスクの集中を軽減し、全てのタスクが終了するまでの時間を短縮するスケジューリングを自動的に行えるという効果を奏する。
第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるユーザのタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態におけるタスクの重要度と後続タスクへの影響度の一例を示す説明図である。 第1の実施形態において管理されているユーザ情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態におけるあふれタスクの担当者を変更する動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態及び第1の実施例におけるユーザのタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているユーザ情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているグループ情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例におけるタスクの影響度を計算する算出式の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例におけるタスクの重要度と後続タスクへの影響度の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているユーザ情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例におけるタスクの実行日時の仮スケジューリング結果の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例におけるタスクの実行日時の本スケジューリング結果の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例におけるあふれタスクの担当者を変更する動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態、第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているユーザ情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において発生するあふれタスク情報を説明する説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第2の実施形態及び第1の実施例において管理されているあふれタスク時間の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業の開催日時をスケジューリングする動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業情報登録画面の一例である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業の開催日時の候補の抽出の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例におけるユーザの共同作業とタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例におけるタスクの重要度と後続タスクへの影響度の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業とタスクの実行日時の仮スケジューリング結果を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業とタスクの実行日時の本スケジューリング結果を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業の開催日時候補ごとの共同作業メンバのあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例における共同作業の開催日時候補ごとの共同作業メンバのあふれタスク情報を示す画面の一例である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているあふれ共同作業情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているあふれタスク情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されているタスク情報とタスクスケジュール情報とあふれタスク情報の関連情報の一例を示す説明図である。 第3の実施形態及び第2の実施例において管理されている共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連情報の一例を示す説明図である。
次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の作業日程調整システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態の作業日程調整システムは、グループのメンバであるユーザにより入力されたタスクの情報から、個々のメンバがタスクを実行する日時を調整するものである。グループは1人又は複数のメンバにより構成される。各メンバは1つ又は複数のグループに重複して所属する。各グループには、該グループに所属するメンバが行わなければならない1つ又は複数のタスクがあり、該グループに所属するいずれかのメンバが該タスクを実行する。あるグループに所属するいずれかのメンバが行わなければならないタスクは、タスクが該グループに帰属する又は属すると表記することにする。一人のメンバが同時に実行するタスクは一つだけである。また、各メンバは、自らが所属しないグループのタスクは実行しない。各メンバは本実施形態の作業日程調整システムのユーザとなり、タスク情報を入力し、作業日程調整システムが行ったタスクのスケジューリングの結果を、例えば図示しない端末の画面で閲覧するなどして受け取る。
スケジューリングの結果、メンバによっては、担当のタスクを実行する時間が不足する場合がある。担当するメンバが実行するための時間が足りないタスクをあふれタスクと呼ぶことにする。
あふれタスクが存在する場合、該あふれタスクを締め切りまでに完了させるための方法として、該あふれタスクが帰属するグループに属する別のメンバに、該あふれタスクの担当者を変更することが挙げられる。本システムは、あふれタスクの担当者を別のメンバに変更する場合、担当者変更後の作業負荷が最も小さいメンバをタスクの変更先として抽出する。作業負荷の大小の評価は、例えば該あふれタスクの担当者の変更によって増加するあふれ時間が最小となるようなメンバを選択するといった評価基準によって行う。
以下、前述のメンバを、ユーザ又は担当者と表記して説明する。
図1を参照すると、本実施形態の作業日程調整システムは、タスク情報管理部30Aと、スケジュール管理部50Aと、タスクスケジューリング部51Aと、作業あふれ判定部70と、タスク担当者候補抽出部80Aとを含む。
タスク情報管理部30Aは、ユーザが図示しない入出力部を介して入力した全てのタスクのタスク情報から、所定の方法で個々のタスクの優先度を算出する。タスク情報管理部30Aは、タスク情報と算出したタスクの優先度とをスケジュール管理部50Aに渡して、タスクの実行日時のスケジューリングを指示する。タスク情報管理部30Aは、タスクのスケジューリングの結果生じたあふれタスク情報を、スケジュール管理部50Aから受け取る。
タスク情報は、タスクを特定するための情報と、タスクの担当者を特定するための情報と、タスクが帰属するグループを特定するための情報と、タスクの期限と、タスクを完了させるために必要な予想時間と、タスクの重要度とを含む。タスク情報の詳細は後述する。
あふれタスク情報とは、完了させるのに必要と予想される作業時間に対して担当者が実行するための時間が少ないタスクである、あふれタスクの情報である。タスクを完了させるのに必要な作業時間に対する、該タスクの担当者が該タスクを実行するための時間の不足分を、あふれ時間と呼ぶ。あふれタスク情報は、タスクを特定するための情報と、あふれ時間とを含む。あふれタスク情報の詳細は後述する。
また、タスク情報管理部30Aは、ユーザが担当者を変更するよう指示したあふれ時間が存在するタスクの、あふれタスク情報をタスク担当者候補抽出部80Aに渡して、あふれ時間が存在するタスクの担当者の変更先となる担当者候補の抽出を指示する。タスク情報管理部30Aは、タスク担当者候補抽出部80Aが抽出したタスクの担当者候補の情報をタスク担当者候補抽出部80Aから受け取る。タスク情報管理部30Aは、受け取ったタスクの担当者候補の情報を、図示しない入出力部に出力することによりユーザに提示する。
スケジュール管理部50Aは、タスク情報管理部30Aからタスク情報を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリング指示を受ける。スケジュール管理部50Aは、受け取ったタスク情報をタスクスケジューリング部51Aに渡して、タスクの実行日時のスケジューリングを指示する。スケジュール管理部50Aは、タスクスケジューリング部51Aによるスケジューリングにより生成されたタスクスケジュール情報とあふれタスク情報とを、タスクスケジューリング部51Aから受け取る。スケジュール管理部50Aは、受け取ったタスクスケジュール情報とあふれタスク情報とを、タスク情報管理部30Aに渡す。
タスクスケジュール情報は、タスクのスケジューリングを行った結果を表す情報であり、タスクスケジュールを特定するための情報と、スケジューリングされたタスクを特定するための情報と、該タスクを実行する担当者を特定するための情報と、該タスクの実行日時を含む。詳細は後述する。
タスクスケジューリング部51Aは、スケジュール管理部50Aからタスク情報を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリング指示を受ける。タスクスケジューリング部51Aは、受け取ったタスク情報を用いてタスクのスケジューリングを行い、タスクスケジュール情報を生成する。また、タスクスケジューリング部51Aは、タスクスケジュール情報を作業あふれ判定部70に渡して、あふれタスク情報の生成を指示し、作業あふれ判定部70が生成したあふれタスク情報を作業あふれ判定部70から受け取る。さらに、タスクスケジューリング部51Aは、生成したタスクスケジュール情報と、受け取ったあふれタスク情報とをスケジュール管理部50Aに渡す。
作業あふれ判定部70は、タスクスケジューリング部51Aからタスクスケジュール情報を受け取り、あふれタスク情報の生成指示を受ける。また、作業あふれ判定部70は、タスクスケジュール情報からあふれタスク情報を生成し、生成したあふれタスク情報をタスクスケジューリング部51Aに渡す。
タスク担当者候補抽出部80Aは、まず、タスク情報管理部30Aからタスク情報を受け取る。タスク担当者候補抽出部80Aは、あらかじめユーザにより入力され自らが管理するグループ情報及びユーザ情報から、前記受け取ったタスク情報のタスクが帰属するグループのグループ情報と、該グループに属する全てのユーザのユーザ情報とを検索する。タスク担当者候補抽出部80Aは、前記受け取ったタスク情報のタスクが帰属するグループに属するユーザのユーザ情報をタスク情報管理部30Aに返す。また、タスク担当者候補抽出部80Aは、タスク情報管理部30Aからあふれタスク情報を受け取り、該あふれタスク情報に含まれるタスクを実行する担当者を変更する場合の変更先となる担当者候補の抽出指示を受ける。タスク担当者候補抽出部80Aは、受け取ったあふれタスク情報からタスクの担当者候補を抽出し、抽出したタスクの担当者候補を特定する情報をタスク情報管理部30Aに渡す。
図3は、ある一人のユーザが担当となっているタスクの、タスク情報の一例を示す説明図である。図3に示す例では、タスク情報は、タスク情報を一意に表しタスクを特定するための“タスクID”と、タスク名を表す“タスク名”と、タスクの担当ユーザを表す“担当ユーザID”と、タスクが帰属するグループを特定する“グループID”と、タスクを完了させなければならない期限を表す“期限”と、タスクを完了させるために必要と予想される“予想工数”と、タスクの重要度を表す“重要度”とを含む。“担当ユーザID”には、タスクを担当するユーザ特定するユーザIDが格納されている。このユーザIDで特定されるユーザに関する情報は、下記のユーザ情報に含まれている。また、“グループID”には、グループを特定するグループIDが格納されている。このグループIDで特定されるグループに関する情報は、下記のグループ情報に含まれている。
図14は、ユーザ情報の一例を示す説明図である。図14のユーザ情報は、ユーザを特定する“ユーザID”と、ユーザ名を表す“ユーザ名”とを含む。
図15は、グループ情報の一例を示す説明図である。図15のグループ情報は、グループを特定する“グループID”と、グループ名を表す“グループ名”と、グループを構成する全てのユーザのユーザIDが格納される“グループメンバID”とを含む。
図22は、タスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。図22に示すタスクスケジュール情報は、タスクスケジュール情報を一意に表す“タスクスケジュールID”と、タスクを表す“タスクID”と、タスクの担当者を表す“ユーザID”と、タスクの実行日時を表す“実行日時”とを含む。
図23は、あふれタスク情報の一例を示す説明図である。図23のあふれタスク情報は、あふれタスク情報を一意に表す“あふれタスクID”と、タスクを表す“タスクID”と、タスクの担当者を表す“ユーザID”と、タスクのあふれ時間を表す“あふれ工数”と、を含む。図23のあふれタスク情報は、ユーザIDが“U1”であるユーザが担当になっているタスクID“T1”のタスクには、“2H”のあふれ時間が存在することを表している。
図24は、タスクスケジュール情報の一例を示す説明図である。図24のタスクスケジュール情報は、タスクスケジュール情報を一意に表す“タスクスケジュールID”と、タスクを表す“タスクID”と、タスクの担当者を表す“ユーザID”と、タスクの実行日時を表す“実行日時”とを含む。
次に、図面を参照して本実施形態に係る作業日程調整システムの動作を詳細に説明する。
本作業日程調整システムの動作の流れは、まず本システムが、入力されたユーザのタスクの実行日時をスケジューリングし、あふれタスクがあるかどうかを判定する。あふれタスクが存在すると判定された場合は、本システムは、該あふれタスクの担当者を該タスクが帰属するグループに所属する別のメンバから、所定の基準で最もよいと判断されるメンバを、変更先の担当者の候補として抽出する。抽出したメンバを変更先として決定すると、本システムは、前記変更先として決定したメンバ前記タスクの担当者としたスケジュールを新しいタスクスケジュールとして、処理を終了する。
以下では、まず最初に本作業日程調整システムがユーザのタスクの実行日時をスケジューリングし、あふれタスクの有無を判定する動作を説明する。次に、あふれタスクが存在する場合に、該あふれタスクの担当者を変更する時の本作業日程調整システムの動作を説明する。
まず、図面を参照して、ユーザのタスクをスケジューリングする動作を説明する。
図2は、本実施形態に係る作業日程調整システムの、ユーザのタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。本作業日程調整システムは、順番に一人ずつユーザを選択してユーザ毎にスケジューリングを行うことで、全てのユーザのタスクのスケジューリングを行う。図2はある一人のユーザのタスクをスケジューリングする場合の動作を示す。この動作は、キーボードやマウスなどの図示しない入力手段によるユーザの指示により処理を開始するようにしてもよいし、システムであらかじめ処理を実行する時刻を定めておき、自動的に処理を開始するようにしてあってもよい。以下、システムが定期的にスケジューリングの処理を自動的に実行する場合の、システムによりスケジューリングの処理が自動的に開始された後の動作について説明する。
タスク情報管理部30Aは、自らが管理しているタスク情報の中から、タスクのスケジューリングを行うユーザが担当するすべてのタスク情報を抽出する(ステップA1)。ここで抽出されたタスク情報に含まれるタスクは、前記ユーザが所属するグループのいずれかに帰属している。以下、本システムがユーザIDが“U1”であるユーザ1を選択し、ユーザ1が担当するタスクのスケジューリングを行うとして説明する。
図4はタスク情報に含まれるタスクの例である。以下、図4に示すように、タスク情報は、全てのユーザのタスク情報を含む。このタスク情報の中から抽出した、ユーザ1のタスク情報が図3である。
次に、タスク情報管理部30Aは、タスク情報の重要度を用いて、ステップA1で取得したタスク情報の並べ替えを行う(ステップA2)。ステップA2では、タスクの重要度が大きい順にタスク情報の並べ替えをする。
図6は、並べ替えを行った後のユーザ1のタスク情報一覧の例である。
次に、タスク情報管理部30Aは、図6に例を示す並べ替えを行ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50Aに渡して、タスクの実行日時のスケジューリングを指示する。
スケジュール管理部50Aは、タスク情報管理部30Aから、並べ替えを行ったタスク情報一覧を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリングの指示を受ける。スケジュール管理部50Aは、受け取ったタスク情報一覧をタスクスケジューリング部51Aに渡し、まず、タスクの実行日時の仮スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51Aは、スケジュール管理部50Aからタスク情報一覧を受け取り、タスクの実行日時の仮スケジューリング指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧について実行日時の仮スケジューリングを行う(ステップA3)。
タスクの実行日時の仮スケジューリングでは、タスク情報に含まれるタスクの締め切り日時にあわせて、タスクの実行日時を設定する。すなわち、タスク情報に含まれる情報をそのまま用いて、タスクの期限から予想工数の時間だけ遡った時刻に該タスクを開始し、期限の時刻に該タスクを終了するように、該タスクのスケジューリングを行う。仮スケジューリングでは、スケジューリングの結果複数のタスクにで実行日時の重複が生じるとしても、上記のように、タスク情報に含まれる予想工数と期限に基づいてスケジューリングを行う。また、タスクのスケジューリングは、例えば9時から17時のような、あらかじめ決められている所定の時間内で行われるものとする。
図20は、ユーザ1のタスクについてタスクの実行日時の仮スケジューリング結果を示す説明図である。図20のスケジューリング結果の例では、ユーザがそれぞれのタスクを、該タスクの実行を開始した日に終了させる形になっているが、必ずしもタスクを開始した日のうちに該タスクを完了させる必要はない。一つのタスクを複数の日にまたがって実行するようスケジューリングしてもよい。タスクスケジューリング部51Aは、仮スケジューリング結果をスケジュール管理部50Aに渡す。
次に、スケジュール管理部50Aは、タスクスケジューリング部51Aにタスクの実行日時の本スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51Aは、ステップA3で受け取ったタスク情報一覧について、タスクの実行日時の本スケジューリングを行う(ステップA4〜ステップA7)。図21は、タスクの実行日時の本スケジューリング結果を示す説明図である。以下、図21に示すタスクの実行日時の本スケジューリングについて詳細に説明する。
タスクスケジューリング部51Aは、ステップA4において、受け取ったタスク情報一覧に未処理のタスク情報があるか判定する。未処理のタスク情報がある場合はステップA5に進む。ない場合は、タスクの実行日時の本スケジューリングを終了する。
タスクスケジューリング部51Aは、ステップA5において、処理対象となっているタスク情報について、ステップA3で仮スケジューリングしたタスクの実行日時よりも前に、実行するタスクが割り当てられていない空き時間があるか否かを判定する。仮スケジューリングしたタスクの実行日時よりも前に空き時間がある場合、タスクスケジューリング部51Aは、該タスクの実行日時を早められると判断し、該タスクの実行日時を前倒しする(本スケジューリング)。
次に、タスクスケジューリング部51Aは、ステップA5で本スケジューリングした後のタスクの実行日時に重複があるか否かを判定する(ステップA6)。実行日時の重複がある場合はステップA7に進む。実行日時に重複がない場合はステップA4に戻る。
次に作業あふれ判定部70は、ステップA6で判定したタスクの実行日時の重複をあふれタスク情報として抽出し、あふれタスク情報の一覧を生成する(ステップA7)。作業あふれ判定部70は、ステップA6の処理で複数のタスクの実行日時が重複すると判定した場合、後からスケジューリングを行ったタスクに、重複した時間分のあふれ時間が生じたとして、あふれタスク情報を生成する。例えば図22に示すタスクスケジュール情報では、タスクスケジュールID“ST1”と“ST2”のタスクに実行日時の重複が生じている。これらをスケジューリングするに当たり、タスクスケジュールID“ST1”のタスクのスケジューリングを先に行ったとすると、あふれ時間は、後でスケジューリングを行ったタスクスケジュールID“ST2”のタスクに生じるものとする。この場合、作業あふれ判定部70により生成されるあふれタスク情報に含まれるタスクは、図23に例を示すあふれタスク情報のように、タスクスケジュールID“ST2”が付与されているタスクID“T1”のタスクとなる。
以上で、タスク情報一覧の実行日時の本スケジューリングが完了する。
タスク情報一覧の実行日時の本スケジューリングが完了すると、作業あふれ判定部70は、生成したあふれタスク情報をタスクスケジューリング部51Aに渡す。次に、タスクスケジューリング部51Aは、受け取ったあふれタスク情報と生成したタスクスケジュール情報とをスケジュール管理部50Aに渡す。スケジュール管理部50Aは、受け取ったあふれタスク情報をタスク情報管理部30Aに渡す。これにより、あふれタスク情報は、タスク情報管理部30から、図1においては図示しない入出力部を介してユーザに提示される。
以上で、ユーザのタスクをスケジューリングする動作が完了する。
次に、図面を参照して、本実施形態に係る作業日程調整システムのあふれタスクの担当者を変更する動作を説明する。
図7は、あふれタスクの担当者を変更する動作を示すフローチャートである。
ユーザは、図示しない入出力部を介して、作業日程調整システムが表示したあふれタスクリストから、担当者を変更したいタスクを選択する(ステップB1)。以下、ユーザ1のあふれタスクの担当者を他のユーザに変更する場合について説明する。
図28に示すあふれタスク情報が、ユーザ1のあふれタスク情報として、ユーザに提示されているとする。図28に示す例では、タスクIDが“T1”、“T6”、“T11”のタスクについてあふれタスク情報がある。ユーザは、タスクID“T1”のあふれタスク、すなわち図28の例ではあふれタスクID情報が“OF1”のあふれタスクを、担当者の変更を行うタスクとして選択したとする。ユーザは、図示しない入出力部を介して、あふれタスクIDが“OF1”のタスクのタスクID“T1”を、選択した担当者変更をするあふれタスクの識別情報として入力する。
タスク情報管理部30Aは、ユーザが選択し入力した、担当者の変更を行うタスクの識別情報を受け取る。タスクの識別情報として、担当者の変更を行うタスクのタスクIDがタスク情報管理部30Aに渡る。タスク情報管理部30Aは、受け取ったタスクIDにより特定されるタスクのタスク情報を取得する。タスク情報管理部30Aは、取得したタスク情報をタスク担当者候補抽出部80Aに渡し、タスク担当者の変更先の候補としてタスクが帰属するグループに所属するユーザ情報一覧(グループメンバリスト)を取得する(ステップB2)。このユーザ情報一覧の取得は次のように行われる。
タスク情報管理部30Aは、取得したタスク情報をタスク担当者候補抽出部80Aに渡す。図8は該タスク情報の例である。
タスク担当者候補抽出部80Aは、まず、タスク情報から、タスクが帰属するグループを特定する。次にタスク担当者候補抽出部80Aは、自らが管理するグループ情報から、前記特定したグループに属する全てのユーザのユーザIDを、タスク担当者の変更先の候補として抽出する。次に、タスク担当者候補抽出部80Aは、抽出したユーザIDで特定されるユーザの詳細な情報をユーザ情報から取得する。ユーザの詳細な情報は、例えばユーザ名である。次に、タスク担当者候補抽出部80Aは、担当者の変更を行うタスクが帰属するグループに所属する全てのユーザの、前記抽出したユーザIDと前記取得した詳細な情報とを一覧にして、タスク担当者候補一覧としてタスク情報管理部30Aに渡す。
次に、タスク情報管理部30Aは、タスク担当者候補一覧に含まれるそれぞれのユーザが、前記担当者の変更を行おうとしているタスクの担当者になった場合に、新たにあふれタスクが生じるか否かをユーザ毎に判定する。以下、該判定を、新たなあふれの有無の判定と表記する。処理の詳細な説明は次の通りである。
まず、タスク情報管理部30Aは、受け取ったユーザ情報の一覧に、新たなあふれの有無の判定を行っていないユーザが含まれていないか判定する(ステップB3)。ユーザ情報に新たなあふれの有無の判定を行っていないユーザが含まれる場合(ステップB3、Y)はステップB4に進み、含まれない場合(ステップB3、N)はステップB7に進む。
次に、タスク情報管理部30Aが受け取ったユーザ情報の一覧に、前記判定を行っていないユーザが含まれている場合について説明する。前記新たなあふれの有無の判定を行っていないユーザが複数存在する場合は、一人ずつ順に選択して、以下で詳細を説明する新たなあふれの有無の判定を行う。以下、選択され該判定を行っているユーザを処理中のユーザと表記する。
タスク情報管理部30Aは、まず、処理中のユーザのあふれタスク情報をタスク情報から取得する(ステップB4)。
次に、タスク情報管理部30Aは、処理中のユーザが担当者となっているすべてのタスクのタスク情報を、自らが保持するタスク情報から抽出する。次に、タスク情報管理部30Aは、抽出した全てのタスクに担当者を変更しようとしているタスクを加えたタスクの、タスク情報の一覧をスケジュール管理部50Aに渡し、タスクのスケジューリング(再スケジューリング)を指示する(ステップB5)。図8が担当者を変更しようとしているタスクの情報であり、図9が前記処理中のユーザが担当者となっているタスクの情報であるとすると、タスク情報管理部30Aからスケジュール管理部50Aに渡されるタスク情報の一覧は図10のようになる。このステップB5の処理は、すでに説明した図2に示すタスクのスケジューリングのフローで行われるため、説明を省略する。
タスクのスケジューリングが完了すると、タスク情報管理部30Aは、スケジュール管理部50Aから、処理中のユーザを担当者の変更を行おうとしているタスクの新たな担当者とした場合の、処理中のユーザのあふれタスク情報の一覧を取得する。
次にタスク情報管理部30Aは、タスク担当者候補抽出部80Aに、ステップB4で取得した処理中ユーザのもともとのあふれタスク情報の一覧と、ステップB5で取得した処理中ユーザにタスクの担当者変更をした場合のあふれタスク情報の一覧を渡し、処理中ユーザのタスク担当者候補としての評価を指示する(ステップB6)。タスクの担当者候補の評価の基準として、例えばタスクの担当者を変更したことによって新たに発生するあふれタスクのあふれ工数の量を用いる。この評価は別な指標を用いて行ってもよい。例えば、タスク担当者を変更したことによる、新たな担当者のあふれタスクの総数や、総あふれタスク工数などを用いて評価してもよい。
同様にして、他のユーザに対しても、担当者を変更しようとしているタスクの担当者を該他のユーザに変更したときのタスクスケジューリングと新たなあふれタスク情報の一覧を生成を行う。担当者を変更しようとしているタスクが帰属するグループの、元の担当者以外の全てのユーザに対して、順に一人ずつ選択して以上の処理を行う。
以上でステップB3〜B6の繰り返し処理が完了し、ステップB7に進む。 次に、タスク情報管理部30Aは、タスク担当者候補抽出部80Aから受け取った、タスクを担当変更するタスク担当者候補とその評価情報との組から、最も評価情報がよいタスク担当者候補をタスクの担当の変更先として選択する。評価情報として、担当者を変更することにより新たに発生するあふれ時間を使用する場合は、新たに発生するあふれ時間が最も少ない担当者候補をタスクの担当の変更先として選択する。タスク情報管理部30Aは、タスク担当者候補とその評価情報との組を、タスクの担当の変更先となるユーザを明示して、ユーザに提示する(ステップB7)。提示は、例えば図示しないユーザ端末の画面に表示するなどして行う。
次に、ユーザはステップB7の提示を確認する。担当を変更しようとしているタスクの担当の変更先を、タスク情報管理部30Aにより選択されたユーザから他のユーザに変更する場合は、ユーザは図示しない例えばキーボードやマウスなどの入力手段により他のユーザを選択する。ユーザは、選択されたユーザを、前記図示しない入力手段により、タスクの担当の変更先となるユーザとして決定する(ステップB8)。
次に、タスク情報管理部30Aは、ステップB8で選択されたユーザのタスクスケジュール情報とあふれタスク情報の保存を行う(ステップB9)。
以上で、あふれタスクの担当者を変更する動作が完了する。
上記ステップB1では、ユーザがあふれタスクのリストから担当の変更を行いたいタスクを選択する構成にしたが、作業日程調整システムが自動的に選択するようにしてもよい。その場合、例えば、タスク情報管理部30Aが、あふれ工数が最も多いタスクを選択するなど所定の基準により、担当の変更を行うタスクを選択する。タスクの選択を行った後の動作は、上記の動作と同じである。
以上、本実施形態には、複数のメンバにより構成されグループ間でメンバの重複がある複数のグループのそれぞれにおいて重要度に違いがある複数のタスクを行う場合に、グループによらずメンバ全体で実行するタスクの量のばらつきを軽減できるという効果がある。
その理由は、タスクが帰属するグループによらず、重要度と完了期限によってユーザ単位でスケジューリングを行うからである。また、あふれタスクの担当者の変更先を、該あふれタスクが帰属するグループに所属する他のメンバから選択するからである。さらに、あふれタスクの担当者の変更先を選択する評価の基準を、例えば新たに生じるあふれ時間の少なさにするなど、あふれタスクの担当の変更先として、実行予定のタスクに余裕があるメンバを選択できるからである。
図11は、本発明の第2の実施形態の作業日程調整システムの構成を示すブロック図である。
図11を参照すると、本実施形態の作業日程調整システムは、入出力部10と、画面生成部20と、タスク情報管理部30と、関連情報管理部40と、スケジュール管理部50と、タスクスケジューリング部51と、影響度算出部60と、作業あふれ判定部70と、タスク担当者候補抽出部80と、タスク情報記憶部101と、グループ情報記憶部102と、ユーザ情報記憶部103と、関連情報記憶部104と、タスクスケジュール記憶部105と、を備えている。本実施形態に係る作業日程調整システムは、第1の実施形態に係る作業日程調整システムの構成に加えて、入出力部10と、画面生成部20と、関連情報管理部40と、影響度算出部60と、タスク情報記憶部101と、グループ情報記憶部102と、ユーザ情報記憶部103と、関連情報記憶部104と、タスクスケジュール記憶部105とを含む点が異なる。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
入出力部10は、ユーザからの入力をタスク情報管理部30に渡す。また、入出力部10は、画面生成部20から受け取った画面情報を表示してユーザに提示する。入出力部は、例えばディスプレイ等の表示装置とキーボードなどの入力装置により実現できる。
画面生成部20は、タスク情報管理部30からユーザに提示する画面情報の生成指示を受けて画面情報を生成し、生成した画面情報を入出力部10に渡す。
タスク情報管理部30は、タスク情報記憶部101からタスク情報を受け取り、受け取ったタスク情報を影響度算出部60に渡して、該タスク情報のタスクが他タスクの実行日時に対して及ぼす影響の度合いを表す影響度の算出を、影響度算出部60に指示する。タスク情報管理部30は、影響度算出部60が生成したタスクの影響度情報を影響度算出部60から受け取る。また、タスク情報管理部30は、タスクの影響度情報を用いて、該タスクの優先度を算出する。タスク情報管理部30は、タスク情報と算出したタスクの優先度情報とをスケジュール管理部50に渡してタスクの実行日時のスケジューリングを指示する。タスク情報管理部30は、スケジュール管理部50からあふれタスク情報を受け取り、受け取ったあふれタスク情報をタスク情報記憶部101に格納する。また、タスク情報管理部30は、タスク情報とあふれタスク情報とを関連情報管理部40に渡し、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報の生成を指示する。
さらに、タスク情報管理部30は、ユーザが入力した担当者を変更するタスクのタスクを特定できる情報を入出力部10から受け取り、ユーザが入力した情報で特定されるタスクのタスク情報をタスク担当者候補抽出部80に渡す。タスク情報管理部30は、タスク担当者候補抽出部80が受け取ったタスク情報を元に抽出した、前記タスクが帰属するグループに属するユーザのユーザ情報をタスク担当者候補抽出部80から受け取る。また、タスク情報管理部30は、タスク情報記憶部101に記憶されている、ユーザのあふれタスク情報を抽出し、抽出したあふれタスク情報をタスク担当者候補抽出部80に渡して、該あふれタスク情報に含まれるタスクの担当の変更先となる担当者候補の抽出を指示する。タスク情報管理部30は、タスク担当者候補抽出部80が抽出した該タスクの担当の変更先となる担当者の候補の情報である、タスク担当者候補抽出部80から担当者候補情報を受け取る。また、タスク情報管理部30は、受け取ったタスクの担当者候補情報を画面生成部20に渡し、ユーザに提示する画面情報の生成を指示する。
関連情報管理部40は、タスク情報管理部30からタスク情報とあふれタスク情報を受け取り、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連を表す情報である関連情報の生成指示を受ける。また、関連情報管理部40は、スケジュール管理部50からタスクスケジュール情報を受け取る。さらに、関連情報管理部40は、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連を表す情報である関連情報を生成し、生成した関連情報を関連情報記憶部104に格納する。
スケジュール管理部50は、タスク情報管理部30からタスク情報を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリングを行うよう指示を受ける。スケジューリングの指示を受けると、スケジュール管理部50は、受け取ったタスク情報をタスクスケジューリング部51に渡して、タスクの実行日時のスケジューリングを指示する。スケジューリング管理部50は、スケジューリング管理部50からの指示によりタスクスケジューリング部51がスケジューリングを行って生成したタスクスケジュール情報とあふれタスク情報とを、タスクスケジューリング部から受け取る。スケジュール管理部50は、受け取ったタスクスケジュール情報をタスクスケジュール記憶部105に格納する。さらに、スケジュール管理部50は、受け取ったあふれタスク情報をタスク情報管理部30に渡し、受け取ったタスクスケジュール情報を関連情報管理部40に渡す。
タスクスケジューリング部51は、スケジュール管理部50からタスク情報を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリングを行うよう指示を受ける。タスクのスケジューリングの指示を受けると、タスクスケジューリング部51は、受け取ったタスク情報を用いてタスクスケジューリングを行い、タスクスケジュール情報を生成する。また、タスクスケジューリング部51は、生成したタスクスケジュール情報を作業あふれ判定部70に渡して、あふれタスク情報の生成を指示する。タスクスケジューリング部51は、作業あふれ判定部70が生成したあふれタスク情報を、作業あふれ判定部70から受け取る。タスクスケジューリング部51は、生成したタスクスケジュール情報と、受け取ったあふれタスク情報とをスケジュール管理部50に渡す。
影響度算出部60は、タスク情報管理部30からタスク情報を受け取り、該タスク情報のタスクが他タスクの実行日時に対して及ぼす影響の度合いである影響度を算出するよう指示を受ける。影響度の算出の指示を受けた影響度算出部60は、タスクを特定するための情報とタスクの影響度とを含む影響度情報を生成し、生成した影響度情報をタスク情報管理部30に渡す。
作業あふれ判定部70は、タスクスケジューリング部51からタスクスケジュール情報を受け取り、あふれタスク情報を生成するよう指示を受ける。あふれタスク情報生成の指示を受けると、作業あふれ判定部70は、タスクスケジュール情報をもとに、あふれタスク情報を生成し、生成したあふれタスク情報をタスクスケジューリング部51に渡す。
タスク担当者候補抽出部80は、タスク情報管理部30からタスク情報を受け取り、該タスク情報のタスクが帰属するグループに所属するユーザを抽出するよう指示を受ける。該指示を受けたタスク担当者候補抽出部80は、受け取ったタスク情報のタスクが帰属するグループのグループ情報をグループ情報記憶部102から読み出す。抽出したグループ情報から該グループに属するユーザを抽出し、グループ情報から抽出したユーザのユーザ情報をユーザ情報記憶部103から読み出す。タスク担当者候補抽出部80は、読み出したユーザ情報をタスク情報管理部30に渡す。また、タスク担当者候補抽出部80は、タスク情報管理部30から担当者を変更しようとしているタスクのあふれタスク情報を受け取り、該タスクの担当者を変更する変更先となる候補の抽出指示を受ける。該指示を受けたタスク担当者候補抽出部80は、受け取ったあふれタスク情報から、該あふれタスク情報に含まれるタスクが帰属するグループに所属するメンバを、該タスクの担当の変更先の候補であるタスクの担当者候補として抽出する。タスク担当者候補抽出部80は、抽出したタスクの担当者候補のユーザを特定するための情報を含むタスクの担当者候補情報を生成してタスク情報管理部30に渡す。
タスク情報記憶部101は、各ユーザのタスク情報とあふれタスク情報とを保持する。
グループ情報記憶部102は、各グループのグループ情報を保持する。
ユーザ情報記憶部103は、各ユーザのユーザ情報を保持する。
関連情報記憶部104は、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報の関連情報を保持する。
タスクスケジュール記憶部105は、各ユーザのタスクスケジュール情報を保持する。
図13は、タスク情報記憶部101に記憶されている、ある一人のユーザが担当となっているタスクのタスク情報の一例を示す説明図である。図13のタスク情報は、タスク情報を一意に表す“タスクID”と、タスク名を表す“タスク名”と、タスクの担当ユーザを表す“担当ユーザID”と、タスク情報が関連付いているグループを表す“グループID”と、タスクの実行期限を表す“期限”と、タスクを完了させるために必要と予想される“予想工数”と、タスクの重要度を表す“重要度”と、タスクを実行するためにタスクが完了されていることが必要な前提タスクを表す“前提タスクID”とを含む。“担当ユーザID”情報には、タスクを担当するユーザを一意に識別するユーザID情報が格納されている。このユーザIDに対応する情報は、ユーザ情報記憶部103で管理されている。また、“グループID”情報には、グループを一意に識別するグループID情報が格納されている。このグループIDに対応する情報は、グループ情報記憶部102で管理されている。
図14は、ユーザ情報記憶部103で管理されているユーザ情報の一例を示す説明図である。図14に示す例では、ユーザ情報を一意に表す“ユーザID”情報と、ユーザ名を表す“ユーザ名”情報とが管理されている。
図15は、グループ情報記憶部102で管理されているグループ情報の一例を示す説明図である。図15に示す例では、グループ情報を一意に表す“グループID”情報と、グループ名を表す“グループ名”情報と、グループを構成するユーザを表す“グループメンバID”情報とが管理されている。
図16はタスク情報の例である。図16に示すタスク情報の構成は図13に示すタスク情報の構成と同じである。両者の相違点は、図13のタスク情報はある一人のユーザ(ユーザ1)のタスク情報のみを取りだしたものであるのに対し、図16のタスク情報は全てのユーザが担当しているタスクのタスク情報になっている点である。
図26は、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報の一例を示す説明図である。図26に示す関連情報は、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報を一意に表す“タスク関連ID”と、タスク情報を表す“タスクID”と、スケジュール情報を表す“タスクスケジュールID”と、タスクのあふれ時間を表す“あふれ工数”と、を含んでいる。
次に、図面を参照して本実施形態に係る作業日程調整システムの動作を詳細に説明する。
本実施形態に係る作業日程調整システムの動作の流れは、第1の実施形態に係る作業日程調整システムの動作と同じである。具体的には、まず本システムが、入力されたユーザのタスクの実行日時をスケジューリングし、あふれタスクがあるかどうかを判定する。あふれタスクが存在すると判定された場合は、本システムは、該あふれタスクの担当者を該タスクが帰属するグループに所属する別のメンバから、所定の基準で最もよいと判断されるメンバを、変更先の担当者の候補として抽出する。抽出したメンバを変更先として決定すると、本システムは、前記変更先として決定したメンバ前記タスクの担当者としたスケジュールを新しいタスクスケジュールとして、処理を終了する。
以下では、第1の実施形態の説明と同様に、まず最初に本作業日程調整システムがユーザのタスクの実行日時をスケジューリングし、あふれタスクの有無を判定する動作を説明する。次に、あふれタスクが存在する場合に、該あふれタスクの担当者を変更する時の本作業日程調整システムの動作を説明する。
まず、図面を参照して、ユーザのタスクをスケジューリングする動作を説明する。
図12は、本実施形態に係る作業日程調整システムの、ユーザのタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。本作業日程調整システムは、ユーザ毎に順番に、全てのユーザのタスクのスケジューリングを行う。図12はある一人のユーザのタスクをスケジューリングする場合の動作を示す。この動作は、キーボードやマウスなどの図示しない入力手段によるユーザの指示により処理を開始するようにしてもよいし、システムであらかじめ処理を実行する時刻を定めておき、自動的に処理を開始するようにしてあってもよい。以下、システムが定期的にスケジューリングの処理を自動的に実行する場合の、システムによりスケジューリングの処理が自動的に開始された後の動作について説明する。
タスク情報管理部30は、タスクのスケジューリングを行うユーザが担当するすべてのタスク情報をタスク情報記憶部101から読み出す(ステップC1)。ここで読み出すタスク情報に含まれるタスクは、前記ユーザが所属するグループのいずれかに帰属している。以下、タスクのスケジューリングを行う対象のユーザをユーザ1とする。タスク情報管理部は読み出したタスク情報から、ユーザ1が担当であるタスク情報を抽出する。タスク情報記憶部101から図16に示すタスク情報を読み出し、ユーザ1のタスク情報を抽出した場合の、抽出したユーザ1のタスク情報の例を図13に示す。
次に、タスク情報管理部30は、ステップC1で読み出した全てのユーザのタスク情報と、抽出したユーザ1のタスク情報とから、ユーザ1の各タスクに後続する後続タスクへの影響度を算出する(ステップC2)。
図17は影響度を算出するための計算式の例である。図17に示す例では、あるタスクの後続タスクへの影響度は、後続するタスクの切迫度の最大値としている。またタスクの切迫度とは、タスクの予定工数情報をタスク締め切りまでの残り時間で割った値としている。図17は影響度の定義の一例であり、他の方法で後続タスクへの影響度を算出してもよい。例えば、あるタスクを前提とするタスク数を後続タスクの影響度と定義するなどの方法も考えられる。
次に、タスク情報管理部30は、タスク情報の重要度と、後続タスクへの影響度の情報を用いて、ステップC1で取得したタスク情報の並べ替えを行う(ステップC3)。タスク情報管理部30は、まず重要度が高い順にタスクを並べ替え、次に重要度が同じタスクでは影響度が大きい順になるようにタスクを並べ替える。
次に、タスク情報管理部30は、並べ替えを行ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50に渡し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示する。スケジュール管理部50は、タスク情報管理部30から並べ替えを行ったタスク情報一覧を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリングの指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧をタスクスケジューリング部51に渡し、まず、タスクの実行日時の仮スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51は、スケジュール管理部50からタスク情報一覧を受け取り、タスクの実行日時の仮スケジューリング指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧について実行日時の仮スケジューリングを行う(ステップC4)。ステップC4の仮スケジューリングでは、タスクスケジューリング部51は、タスクの締め切り日時にあわせて、タスクの実行日時を設定する。すなわち、タスクスケジューリング部は、タスク情報に含まれるタスクの期限から予想工数の時間だけ遡った時刻にタスクを開始し、タスクの期限にタスクを完了するように、タスクの実行日時を決める。タスクスケジューリング部51は、仮スケジューリングを行う場合、複数のタスクの実行日時の重複を考慮しない。タスクスケジューリング部51は、仮スケジューリング結果をスケジュール管理部50に渡す。
次に、スケジュール管理部50は、タスクスケジューリング部51にタスクの実行日時の本スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51は、ステップC4で受け取ったタスク情報一覧について、タスクの実行日時の本スケジューリングを行う(ステップC5〜ステップC8)。図21は、タスクの実行日時の本スケジューリング結果を示す説明図である。以下、このタスクの実行日時の本スケジューリングについて詳細に説明する。
タスクスケジューリング部51は、ステップC4で受け取ったタスク情報一覧に本スケジューリングを行っていない未処理のタスクがあるか判定する(ステップC5)。本スケジューリングを行っていないタスクがある場合は、タスクスケジューリング51部は該タスクのいずれか一つを選択して処理対象とし、ステップC6に進む。ない場合は、タスクの実行日時の本スケジューリングを終了する。
タスクスケジューリング部51は、ステップC5で処理対象としたタスクの、ステップC4で仮スケジューリングした実行日時を早められるか否かを判定する。仮スケジューリングしたタスクの実行日時よりも前に空き時間がある場合は、タスクスケジューリング部51は、該タスクの実行日時を早められると判定し、該タスクの実行日時を空き時間の分だけ早める(ステップC6)。
次に、タスクスケジューリング部51は、ステップC6でスケジューリングしたタスクの実行日時に、他のタスクの実行日時との重複があるか否かを判定する(ステップC7)。実行日時の重複がある場合はステップC8に進む。ない場合はステップC5に戻る。
次に作業あふれ判定部70は、ステップC7で判定したタスクの実行日時の重複をあふれタスク情報として抽出し、あふれタスク情報の一覧を生成する(ステップC8)。作業あふれ判定部70は、ステップC7の処理で複数のタスクの実行日時が重複すると判定した場合、後からスケジューリングを行ったタスクに、重複した時間分のあふれ時間が生じたとして、あふれタスク情報を生成する。
タスク情報一覧の実行日時の本スケジューリングが完了すると、作業あふれ判定部70は、生成したあふれタスク情報をタスクスケジューリング部51に渡す。次に、タスクスケジューリング部51は、受け取ったあふれタスク情報と生成したタスクスケジュール情報とをスケジュール管理部50に渡す。スケジュール管理部50は、受け取ったタスクスケジュール情報をタスクスケジュール記憶部105に格納し、さらに受け取ったあふれタスク情報をタスク情報管理部30に渡す。タスク情報管理部30は、受け取ったあふれタスク情報をタスク情報記憶部101に格納し、さらにスケジューリングを行ったタスク情報の一覧と受け取ったあふれタスク情報とを関連情報管理部40に渡し、タスク情報とあふれタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連情報の生成を指示する。
関連情報管理部40は、タスク情報一覧とあふれタスク情報とを受け取り、タスク情報とあふれタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連情報の生成指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50に渡して、タスクスケジュール情報の取得を指示する。スケジュール管理部50は、タスク情報一覧を受け取り、タスクスケジュール情報の指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧に対応するタスクスケジュール情報をタスクスケジュール記憶部105から取得し、取得したタスクスケジュール情報を関連情報管理部40に返す。
関連情報管理部40は、スケジュール管理部50からタスクスケジュール情報を受け取ると、タスク情報管理部30から受け取ったタスク情報一覧とあふれタスク情報とを合わせて、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報を生成する。さらに関連情報管理部40は、生成した関連情報を関連情報記憶部104に格納する。
以上で、ユーザのタスクをスケジューリングする動作が完了する。
次に、図面を参照して、あふれタスクの担当者を変更する動作を説明する。
図27は、あふれタスクの担当者を変更する動作を示すフローチャートである。
ユーザは、入出力部10に作業日程調整システムが表示したあふれタスクリストから、担当者を変更したいタスクを選択する(ステップD1)。ステップD1は第1の実施形態におけるステップD1と同じである。
タスク情報管理部30は、入出力部10を介して、ユーザが選択した担当者の変更を行うタスクを特定するタスクの識別情報を受け取る。タスクの識別情報は、例えばタスクIDである。タスク情報管理部30は、受け取ったタスクIDで特定されるタスクのタスク情報を、タスク情報記憶部101から読み出す。タスク情報管理部30は、読み出したタスク情報をタスク担当者候補抽出部80に渡し、タスク担当者の変更先の候補として、タスクが帰属するグループに属するユーザのユーザ情報一覧を、タスク担当者候補抽出部80から取得する(ステップD2)。このユーザ情報一覧の取得は次のように行われる。タスク情報管理部30は、タスク情報記憶部101から読み出した、タスク担当者の変更を行うタスクのタスク情報をタスク担当者候補抽出部80に渡して、該タスクの担当者を変更する変更先の候補を抽出するようタスク担当者候補抽出部80に指示する。タスク担当者候補抽出部80は、まず、受け取ったタスク情報に含まれるグループIDにより該タスクが帰属するグループを特定する。タスク担当者候補抽出部80は、前記特定したグループのグループ情報を読み出し、該グループ情報に含まれるユーザIDから該グループに所属する全てのユーザを特定する。タスク担当者候補抽出部80は、前記特定した全てのユーザを、前記担当者の変更を行うタスクの、担当者の変更先の候補とする。次に、タスク担当者候補抽出部80は、タスク担当者の変更先の候補とした全てのユーザのユーザ情報を、ユーザ情報記憶部103から読み出す。次に、タスク担当者候補抽出部80は、読み出した全てのユーザ情報の一覧をタスク情報管理部30に渡す。
次に、タスク情報管理部30は、タスク担当者候補一覧に含まれるそれぞれのユーザが、前記担当者の変更を行おうとしているタスクの担当者になった場合に、新たにあふれタスクが生じるか否かをユーザ毎に判定する。以下、該判定を、新たなあふれの有無の判定と表記する。処理の詳細な説明は次の通りである。
まず、タスク情報管理部30は、受け取ったユーザ情報の一覧に、新たなあふれの有無の判定を行っていない、未処理のユーザのユーザ情報が含まれていないか判定する(ステップD3)。未処理のユーザ情報がある場合は(ステップD3、Y)ステップD4に進み、ない場合は(ステップD3、N)ステップD7に進む。この例では、まずは、未処理のユーザ情報があるとしてステップD4に進む。ステップD2で取得したユーザ情報の一覧には、ユーザIDが“U1”であるユーザ1ユーザ情報が含まれるが、この例では、ユーザ1のあふれタスクの担当者変更を行おうとしているので、ステップD3からステップD6の繰り返し処理ではユーザID“U1”に対する処理を行わない。
次に、タスク情報管理部30が受け取ったユーザ情報の一覧に、前記判定を行っていない未処理のユーザのユーザ情報が含まれている場合について説明する。前記新たなあふれの有無の判定を行っていないユーザが複数存在する場合は、一人ずつ順に選択して、以下で詳細を説明する新たなあふれの有無の判定を行う。以下、選択され前記判定を行っているユーザを処理中のユーザと表記する。
タスク情報管理部30は、まず、処理中のユーザのあふれタスク情報をタスク情報記憶部101から読み出す(ステップD4)。
次に、タスク情報管理部30は、処理中のユーザが担当者となっているすべてのタスクのタスク情報を、タスク情報記憶部101から読み出す。次に、タスク情報管理部30は、前記読み出した処理中のユーザが担当者となっている全てのタスクに担当者を変更しようとしているタスクを加えたタスクの、タスク情報の一覧をスケジュール管理部50に渡し、タスクのスケジューリングを指示する(ステップD5)。このステップD5の処理は、すでに説明した図12に示すタスクのスケジューリングのフローで行われるため、説明を省略する。
スケジュール管理部50においてタスクのスケジューリングが完了すると、タスク情報管理部30は、処理中のユーザを前記担当者の変更を行おうとしているタスクの新たな担当者とした場合の、処理中のユーザのあふれタスク情報の一覧を、スケジュール管理部50から受け取る。
次にタスク情報管理部30は、ステップD4で取得した処理中ユーザのもともとのあふれタスク情報の一覧と、ステップD5で取得した処理中ユーザにタスクの担当者変更をした場合のあふれタスク情報の一覧とをタスク担当者候補抽出部70に渡し、処理中のユーザのタスク担当者候補としての評価を指示する(ステップD6)。タスクの担当者候補の評価の基準として、例えばタスクの担当者を変更したことによって新たに発生するあふれタスクのあふれ工数の量を用いる。この評価は別な指標を用いて行ってもよい。例えば、タスク担当者を変更したことによる、新たな担当者のあふれタスクの総数や、総あふれタスク工数などを用いて評価してもよい。ステップD6が完了するとステップD3に戻る。
担当者を変更しようとしているタスクが帰属するグループに所属する他のユーザに対しても同様に、該ユーザが前記タスクの担当者になった場合の、タスクスケジューリングと新たなあふれタスク情報の一覧の生成を行う。前記タスクが帰属するグループに所属する、前記タスクの元の担当者以外の全てのユーザに対して、順に一人ずつ選択して上記ステップD3〜D6の処理を繰り返し行う。
以上でステップD3〜D6の繰り返し処理が完了し、ステップD7に進む。
次に、タスク情報管理部30は、タスクの担当者の変更先の候補であるタスク担当者候補とその評価との組を、タスク担当者候補抽出部80から受け取る。タスク情報管理部30は、受け取ったタスク担当者候補とその評価の組を、画面生成部20と入出力部10を介してユーザに提示する(ステップD7)。
次に、ユーザはステップD7で提示されたタスク担当者候補とその評価の組から一人のユーザ選択し、選択したユーザをタスクの担当の変更先に決定する(ステップD8)。タスクの担当者を変更する際、ユーザは、提示された評価に基づいて選択を行う。例えば、ユーザは、担当者の変更により新たに発生するあふれタスク工数が最も小さいユーザを選択するなどする。ステップD8の処理は、ユーザに介在せずに例えばタスク情報管理部30が行うようにしても良いし、タスク情報管理部30が行いユーザに了解を求める形にしても良い。
次に、タスク情報管理部30は、ステップD8でタスクの変更先に決定したユーザの、タスク担当者の変更後のタスクスケジュール情報およびあふれタスク情報の保存を行う(ステップD9)。タスク情報管理部30は、あふれタスク情報をタスク情報記憶部101に格納し、スケジュール管理部50に対して、該スケジュール管理部50が生成し保持している、タスク担当者を前記決定したユーザに変更後のタスクスケジュール情報をタスクスケジュール記憶部105に保存するよう指示を行う。
以上で、あふれタスクの担当者を変更する動作が完了する。
以上のように、本実施形態には、複数のグループに重複して所属する複数のメンバにより構成される複数のグループが存在し、各グループにおいて依存関係があるタスクを含む複数のタスクを実行する場合に、全てのタスクが完了するまでの時間を短縮する効果がある。
その理由は、本実施形態の作業日程調整システムは、影響度算出部により算出した後続タスクへの影響の度合いを用いてタスクのスケジューリングを行うからである。更に、本実施形態の作業日程調整システムは、負荷の大きいメンバのタスクを、該タスクを行うグループに属する他のメンバに割り振るスケジューリングを、自動的に行うからである。
次に、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態の作業日程調整システムは、第2の実施形態の作業日程調整システムを拡張したシステムである。本実施形態の作業日程調整システムは、各ユーザが一人で行うタスクに加えて、複数のユーザが同時に行う作業である共同作業の日時の調整を行う。共同作業の例としては例えば会議がある。共同作業は、新たにタスクや他の共同作業を追加する場合の再スケジューリングにおいて、既に決まった実行日時を変更できない特殊なタスクと見なすこともできる。しかし、以下ではタスクと共同作業は区別する。
共同作業は、本発明で日程調整を行う、複数のユーザが同時に行う作業の他に、本発明で日程調整の対象としない、実行日時を変更できない個人の予定を含むことにする。実行日時を変更できない個人の予定には、本作業日程調整システムで作業日時の調整を行わない外部の人との会議等を含む。本発明では日程調整の対象としない、実行日時を変更できない個人の予定の情報は、後述の共同作業スケジュール情報に含まれているとする。
共同作業にも、該共同作業の開始前に終了させておかなければならないタスクである前提タスクが存在しうる。例えば会議で使用する資料の作成等が、共同作業の前提タスクである。
図37は、本発明の第3の実施形態の作業日程調整システムの構成を示すブロック図である。図37に示すように、本実施形態の作業日程調整システムは、図11の構成のうち、入出力部10を入出力部10Xに置き換え、画面生成部20を画面生成部20Xに置き換え、タスク情報管理部30をタスク情報管理部30Xに置き換え、関連情報管理部40を関連情報管理部40Xに置き換え、スケジュール管理部50をスケジュール管理部50Xに置き換え、タスクスケジューリング部51をタスクスケジューリング部51Xに置き換え、関連情報記憶部104を関連情報記憶部104Xに置き換え、さらに図11に示す構成に対して、共同作業スケジューリング部52と、共同作業情報管理部90と、共同作業スケジュール記憶部106と、共同作業情報記憶部107と、を加えたものである。
入出力部10Xは、図11の入出力部10に、ユーザからの入力を共同作業管理部90に渡す機能を加えたものである。
画面生成部20Xは、図11の画面生成部20に、共同作業情報管理部90からユーザに提示する画面情報の生成指示を受けて画面情報を生成し、生成した画面情報を入出力部10Xに渡す機能を加えたものである。
タスク情報管理部30Xは、図11のタスク情報管理部30に、共同作業情報管理部90からタスクの実行日時のスケジューリング指示を受け、スケジュール管理部50Xにタスクの実行日時のスケジューリングの指示をする機能を加えたものである。また、タスク情報管理部30Xは、図11の情報管理部30に、共同作業情報管理部90にあふれタスク情報を渡す機能と、共同作業管理部90からあふれタスク情報の保存指示を受け、タスク情報記憶部101にあふれタスク情報を格納する機能を加えたものである。
関連情報管理部40Xは、図11の関連情報管理部40に、共同作業情報管理部90から共同作業情報を受け取り、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報の生成指示を受ける機能と、スケジュール管理部50Xから共同作業スケジュール情報を受け取る機能を加えたものである。さらに、関連情報管理部40Xは、図11の関連情報管理部40に対して、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報を生成し、生成した関連情報を関連情報記憶部104Xに格納する機能を加えたものである。
スケジュール管理部50Xは、図11のスケジュール管理部50に、共同作業情報管理部90からユーザ情報を受け取って共同作業日時の候補の抽出指示を受け、共同作業スケジュール記憶部106から共同作業スケジュール情報を読み出し、読み出した共同作業スケジュール情報と、受け取ったユーザ情報を共同作業スケジューリング部52に渡し、共同作業の開催日時の抽出を指示する機能を加えたものである。また、スケジュール管理部50Xは、図11のスケジュール管理部50に、タスクスケジューリング部51に共同作業スケジュール情報を渡す機能と、共同作業管理部90に共同作業スケジュール情報を渡す機能と、関連情報管理部40Xに共同作業スケジュール情報を渡す機能と、共同作業スケジュール情報を共同作業スケジュール記憶部106に格納する機能を加えたものである。
タスクスケジューリング部51Xは、図11のタスクスケジューリング部51に、スケジュール管理部50Xから共同作業スケジュール情報を受け取り、共同作業とタスクのスケジューリングを行い、共同作業とタスクのスケジュール情報を生成し、生成した共同作業とタスクのスケジュール情報をスケジュール管理部50Xに渡す機能を加えたものである。
共同作業スケジューリング部52は、スケジュール管理部50Xから共同作業に参加するユーザのユーザ情報と共同作業スケジュール情報を受け取って、共同作業の開催日時を抽出するよう指示を受ける。また、共同作業スケジューリング部52は、受け取った共同作業スケジュール情報を用いて共同作業の開催日時を抽出し、新たな共同作業スケジュール情報を生成する。また、共同作業スケジューリング部52は、生成した共同作業スケジュール情報をスケジュール管理部50Xに渡す。
共同作業情報管理部90は、ユーザが入力した共同作業情報を入出力部10Xを介して受け取り、受け取った共同作業情報を共同作業情報記憶部107に格納する。また、共同作業管理部90は、共同作業に参加するユーザのユーザ情報をスケジュール管理部50Xに渡して共同作業日時の候補の抽出を指示し、スケジュール管理部50Xが共同作業の開催日時を抽出して作成した共同作業スケジュール情報を、スケジュール管理部50Xから受け取る。また、共同作業情報管理部90は、タスク情報管理部30Xにタスクの実行日時のスケジューリングを指示し、タスク情報管理部30Xがスケジューリングを行って生成したあふれタスク情報を、タスク情報管理部30Xから受け取る。また、共同作業情報管理部90は、受け取ったあふれタスク情報と共同作業スケジュール情報を画面生成部20Xに渡し、ユーザに提示する画面情報の生成を指示する。また、共同作業情報管理部90は、スケジュール管理部50Xに共同作業スケジュール情報の保存を指示する。さらに、共同作業情報管理部90は、関連情報管理部40Xに共同作業情報を渡し、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報の生成を指示する。
関連情報記憶部104Xは、図11の関連情報記憶部104に、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報を保持する機能を加えたものである。
共同作業スケジュール記憶部106は、複数のユーザの共同作業スケジュール情報を保持する。
共同作業情報記憶部107は、複数のユーザの共同作業情報を保持する。
図37に示すその他の構成要素は、図11の構成要素と同じである。
図40は、共同作業情報の一例を示す説明図である。図40に示す共同作業情報は、共同作業情報を一意に表す“共同作業ID”と、共同作業名を表す“共同作業名”と、共同作業の参加者を表す“参加者ID”と、共同作業の開始日時を表す“共同作業開始日時”と、共同作業の作業時間を表す“共同作業の長さ”と、を含む。図40は共同作業開始日時が未定の状態の例であり、“共同作業開始日時”には値が入っていない。
図41は、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連を表す関連情報の一例を示す説明図である。図41に示す共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報は、関連情報を特定する“共同作業関連ID”と、共同作業情報を表す“共同作業ID”と、タスク情報を表す“前提タスクID”と、あふれタスク情報を表す“あふれタスクデータID”と、を含む。図41はあふれタスク情報をまだ抽出していない状態の例であり、“あふれタスクデータID”には値が入っていない。
図42は、共同作業に参加するユーザの共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。図42に示す共同作業スケジュール情報は、共同作業スケジュール情報を一意に表す“スケジュールID”と、スケジュールの実行ユーザを表す“ユーザID”と、スケジュール名を表す“スケジュール名”と、スケジュールの実行日時を表す“実行日時”と、共同作業情報を表す“共同作業ID”と、を含む。共同作業スケジュール情報は、共同作業のスケジュールと、共同作業に参加する各ユーザ個人の、共同作業ではないが実行日時を動かせない作業のスケジュールを含む。共同作業のスケジュールの“共同作業ID”の部分には、共同作業IDが入るが、共同作業でないタスクのスケジュールの“共同作業ID”の部分には値が入らない。図42に示す例は、全てが個人のスケジュール情報であり、“共同作業ID”情報に値が入っていない。
次に、図面を参照して、本実施形態に係る作業日程調整システムの動作を説明する。
本実施形態に係る作業日程調整システムの動作の流れは以下の通りである。まず本作業日程調整システムが次回の共同作業の開催日時をスケジューリングし、共同作業に参加するユーザのタスクの実行日時をスケジューリングする。そして、ユーザのあふれタスクがあるかどうかを判定する。あふれタスクがある場合は、該あふれタスクが、該あふれタスクの締め切りや、該あふれタスクを前提としている共同作業の開催日時までに完了するように、該あふれタスクの担当者を、該あふれタスクが帰属するグループに所属する別のユーザに変更する。このとき、所定の基準による評価で最も適したユーザを選択し、該選択したユーザに前記あふれタスクの担当者を変更するようにすることで、タスクの実行日時のスケジューリングの全体最適を図れるようにする。あふれタスクの担当者の変更先となるユーザを選択するための基準は、例えば、あふれタスクの担当者を変更した場合に生じる新たなあふれタスクの量が最小となることである。
まず、図面を参照して、共同作業の開催日時をスケジューリングする動作を説明する。
図38は、共同作業の開催日時をスケジューリングする動作を示すフローチャートである。共同作業の開催日時のスケジューリングは、新たな共同作業情報を生成して、その共同作業の開催日時のスケジューリングをする場合と、既に開催日時をスケジューリング済みの共同作業に対して、開催日時の変更をする場合がある。この例では、新たな共同作業情報を生成する場合を説明する。
共同作業情報管理部90は、ユーザが入出力部10Xを介して入力した共同作業の情報から、共同作業情報を生成する(ステップE1)。
この時点では共同作業開始日時は未定なので、図40の例のように、作成した共同作業情報の“共同作業開始日時”には値が入っていない。共同作業情報管理部90は、生成した共同作業情報を共同作業情報記憶部107に格納する。
また、共同作業情報管理部90は、生成した共同作業情報と前提タスク情報とを用いて、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報を生成する。この時点ではあふれタスク情報を抽出していないので、図41に示す例のように、共同作業情報の“あふれタスクデータID”には値が入っていない。
次に、共同作業情報管理部90は、ステップE1で生成した共同作業情報の“作業者ID”に含まれる全てのユーザIDをスケジュール管理部50Xに渡し、共同作業の開催日時の候補の抽出を指示する。スケジュール管理部50Xは、該共同作業に参加する全てのユーザのユーザIDを受け取り、共同作業の開催日時の候補の抽出指示を受けると、受け取ったユーザIDで特定される全てのユーザの共同作業スケジュール情報を共同作業スケジュール記憶部106から読み出す。図42は読み出した共同作業スケジュール情報の例である。共同作業スケジュール情報は、共同作業のスケジュールと個人のスケジュールとを含む。図42の例は、個人のスケジュールのみを含み、共同作業のスケジュールは含んでいないので、全てのスケジュールの“共同作業ID”に値が入っていない。
次に、スケジュール管理部50Xは、取得した共同作業スケジュール情報を共同作業スケジューリング部52に渡し、共同作業の開催日時の候補の抽出を指示する。共同作業スケジューリング部52は、受け取った共同作業スケジュール情報を用いて、共同作業の開催日時の候補を抽出する(ステップE2)。共同作業スケジューリング部52は、受け取った共同作業スケジュール情報から、共同作業に参加する全てのユーザに共通する空き時間を、共同作業の開催日時の候補として抽出する。ただし、前記共通する空き時間の長さが共同作業の長さより短い場合は、共同作業の開催日時の候補から除外する。共同作業スケジューリング部52は、抽出した共同作業の開催日時候補の一覧をスケジュール管理部50Xに渡す。スケジュール管理部50Xは、受け取った共同作業の開催日時候補の一覧を共同作業管理部90に渡す。
次に、共同作業情報管理部90は、ステップE2で受け取った共同作業の開催日時の候補ごとに、該開催日時候補の日時に共同作業を行った場合の該共同作業に参加するユーザのタスクスケジューリングを行う(ステップE3〜ステップE5)。
まず、共同作業情報管理部90は、ステップE2で受け取った共同作業の開催日時候補の一覧の中に、該開催日時候補の日時に共同作業を行う場合の該共同作業への参加者のタスクスケジューリングを行っていない、未処理の開催日時候補があるかどうか判定する(ステップE3)。未処理の開催日時候補があれば(ステップE3、Y)、該未処理の開催日時候補を処理対象としてステップE4に進む。なければ(ステップE3、N)ステップE7に進む。
未処理の開催日時候補がある場合(ステップE3、Y)、共同作業情報管理部90は、ステップE1で生成した共同作業情報に含まれる共同作業に参加するユーザの中に、処理対象とした前記開催日時候補の日時に共同作業を行った場合の該ユーザのスケジューリングを行っていない、未処理のユーザが存在するか判定する(ステップE4)。未処理のユーザが存在すれば(ステップE4、Y)、該ユーザを処理対象としてステップE5に進む。なければ(ステップE4、N)ステップE3に戻る。
未処理のユーザが存在する場合(ステップE4、Y)、共同作業情報管理部90は、ステップE3で処理対象とした共同作業の開催日時候補の日時に共同作業を行うとした場合の、ステップE4で処理対象としたユーザが担当者となっているタスクのタスクスケジューリングを行う(ステップE5)。
ステップE5の処理は、図45に示す、共同作業とタスクとをスケジューリングする動作を示すフローチャートに従って実行する。ここで、図38の共同作業のスケジューリングフローの説明は中断し、先に図45の共同作業とタスクのスケジューリングのフローの説明を行う。また、この後の説明では、図44の例のタスク情報がタスク情報記憶部101に保存されているとして説明する。
図45は、ユーザの共同作業とタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。
共同作業情報管理部90は、スケジュール管理部50XにユーザIDを渡し、該ユーザIDで特定されるユーザの共同作業スケジュール情報の取得を指示する。次に、スケジュール管理部50Xは、受け取ったユーザIDで特定されるユーザの共同作業スケジュール情報を共同作業スケジュール記憶部106から読み出し、読み出した共同作業スケジュール情報を共同作業情報管理部90に渡す(ステップF1)。共同作業管理部90は、受け取った共同作業スケジュール情報に、スケジューリングを行う共同作業の開催日時の候補を加えた、共同作業スケジュール情報を保持する。図47は共同作業の候補を含む共同作業スケジュール情報の例である。図47の例では、共同作業ID“TC1”の共同作業の開催日時がまだ決定していないので、“スケジュールID”情報に値が入っていない。
次に、タスク情報管理部30Xは、タスクのスケジューリングを行うユーザが担当するすべてのタスク情報をタスク情報記憶部101から読み出す(ステップF2)。ここで読み出すタスク情報は、前記ユーザが担当する全てのタスクのタスク情報なので、該タスク情報で表されるタスクは、前記ユーザが所属するいずれかのグループに帰属する。
次に、タスク情報管理部30Xは、ステップF2で読み出したタスク情報で表されるタスクの、該タスクに後続する後続タスクへの影響の度合いを表す影響度を算出する(ステップF3)。影響度の算出には、第2の実施形態における影響度の算出と同様に、例えば図17に示す計算式を用いる。図17の計算式では、あるタスクの後続タスクへの影響度は、後続するタスクの切迫度の最大値としている。またタスクの切迫度とは、タスクの予定工数情報をタスク締め切りまでの残り時間で割った値としている。図17は影響度の定義の一例であり、他の方法で後続タスクへの影響度を算出してもよい。たとえば、あるタスクを前提とするタスク数を後続タスクの影響度と定義するなどの方法も考えられる。図49に、算出した影響度を表す影響度情報の例を示す。
次に、タスク情報管理部30Xは、タスク情報の重要度と、後続タスクへの影響度の情報を用いて、ステップF2で取得したタスク情報の並べ替えを行う(ステップF4)。例えば、まずタスクの重要度の大きい順に並べ替えを行い、次に重要度が同じタスクについては後続タスクへの影響度の大きい順に並べ替えを行う。
次に、タスク情報管理部30Xは、並べ替えを行ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50Xに渡し、共同作業とタスクの実行日時のスケジューリングを指示する。スケジュール管理部50Xは、タスク情報管理部30から並べ替えを行ったタスク情報一覧を受け取り、タスクの実行日時のスケジューリングの指示を受けると、さらに共同作業情報管理部90からステップF1で取得した共同作業スケジュール情報を取得する。次にスケジュール管理部50Xは、受け取ったタスク情報一覧と共同作業スケジュール情報一覧をタスクスケジューリング部51に渡し、まず、共同作業とタスクの実行日時の仮スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51は、スケジュール管理部50Xから共同作業スケジュール情報一覧とタスク情報一覧を受け取り、共同作業とタスクの実行日時の仮スケジューリング指示を受けると、受け取った共同作業スケジュール情報一覧とタスク情報一覧に含まれる共同作業とタスクに対して実行日時の仮スケジューリングを行う(ステップF5)。共同作業とタスクの実行日時の仮スケジューリングでは、先に共同作業スケジュール情報の実行日時を設定し、次にタスクの締め切り日時にあわせて、タスクの実行日時を設定する。このとき、共同作業の開始日時を、該共同作業の前提タスクとなっているタスクの締め切り日時としてスケジューリングを行う。仮スケジューリングでは、共同作業や複数のタスクに実行日時の重複は考慮せず、タスクの締切日時から該タスクの予想工数分の時間だけ遡った時刻にタスクを開始し、締切日時に完了するよう日時を決める。タスクスケジューリング部51Xは、仮スケジューリング結果をスケジュール管理部50Xに渡す。
次に、スケジュール管理部50Xは、タスクスケジューリング部51Xに共同作業とタスクの実行日時の本スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51Xは、ステップF5で受け取った共同作業スケジュール情報一覧とタスク情報一覧に含まれる、共同作業とタスクの実行日時の本スケジューリングを行う(ステップF6〜ステップF9)。以下、共同作業とタスクの実行日時の本スケジューリングについて詳細に説明する。
タスクスケジューリング部51Xは、ステップF5で受け取ったタスク情報一覧に、本スケジューリングを行っていない未処理のタスク情報があるか判定する(ステップF6)。未処理のタスク情報がある場合(ステップF6、Y)、該タスクを処理対象にしてステップD7に進む。ない場合(ステップF6、N)、タスクの実行日時の本スケジューリングを終了する。
タスクスケジューリング部51Xは、ステップD6で処理対象としたタスクに対して、ステップF5で行った仮スケジューリングの結果の該タスクの実行日時を早められるか判定する。仮スケジューリングした該タスクの実行日時よりも前に空き時間があれば得実行日時を早められると判定し、タスクの実行日時を空き時間分だけ前倒しする(ステップF7)。このとき、共同作業スケジュールの実行日時は動かさない。
次に、タスクスケジューリング部51Xは、ステップF7でスケジューリングしたタスクの実行日時に、共同作業や本スケジュールが終了した他のタスクの実行日時との重複があるか判定する(ステップF8)。実行日時の重複がある場合は(ステップF8、Y)、ステップF9に進む。ない場合は(ステップF8、N)、ステップD6に戻る。この判定は、作業あふれ判定部70が行う。タスクスケジューリング部51Xは、既に本スケジューリングが終了している共同作業とタスクの実行日時の情報を作業あふれ判定部70に渡して、タスクの実行日時の重複がないか判定するようを指示する。指示を受けた作業あふれ判定部70は、指示と同時に受け取った、共同作業及びタスクの実行日時に重複が無いか判定を行う。
処理対象のタスクの実行日時と、既に本スケジューリングが終了している共同作業及びタスクの実行日時との間に重複がある場合、作業あふれ判定部70は、及び前記重複からあふれタスク情報を作成し、あふれタスク情報のリストに追加する(ステップF9)。作業あふれ判定部70は、ステップF8で実行日時が重複した場合、後からスケジューリングを行ったタスクにあふれが生じたとして、あふれタスク情報を生成する。
ステップD5で受け取ったタスク情報一覧に含まれる他のタスク情報についても同様にして、タスクの本スケジューリングと、あふれタスクの判定と、あふれタスク情報の生成を行う。 共同作業及びタスクのスケジューリングの対象となっているユーザの、全ての共同作業情とタスクの実行日時の本スケジューリングが完了すると、作業あふれ判定部70は、本スケジューリングによって生成したあふれタスク情報をタスクスケジューリング部51Xに渡す。次に、タスクスケジューリング部51Xは、受け取ったあふれタスク情報と生成したタスクスケジュール情報とをスケジュール管理部50Xに渡す。スケジュール管理部50Xは、受け取ったタスクスケジュール情報を保持し、さらに受け取ったあふれタスク情報をタスク情報管理部30Xに渡す。タスク情報管理部30Xは、受け取ったあふれタスク情報を保持し、さらにスケジューリングを行ったタスク情報の一覧と受け取ったあふれタスク情報とを関連情報管理部40Xに渡し、タスク情報とあふれタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連を表す関連情報の生成を指示する。
関連情報管理部40Xは、タスク情報一覧とあふれタスク情報とを受け取り、タスク情報とあふれタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連情報の生成指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50Xに渡して、タスクスケジュール情報の取得を指示する。スケジュール管理部50Xは、タスク情報一覧を受け取り、タスクスケジュール情報の指示を受けると、保持しているタスクスケジュール情報の中から、受け取ったタスク情報一覧に対応するタスクスケジュール情報を関連情報管理部40Xに返す。
関連情報管理部40Xは、スケジュール管理部50Xからタスクスケジュール情報を受け取ると、タスク情報管理部30Xから受け取ったタスク情報一覧とあふれタスク情報とを合わせて、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連を表す関連情報を生成する。さらに関連情報管理部40Xは、生成した関連情報を保持する。図55は、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報の一例を示す説明図である。
以上で、共同作業とタスクをスケジューリングする動作が完了する。
ここで、再び図38の共同作業の開催日時をスケジューリングする動作のフローの説明に戻る。
図45の共同作業及びタスクのスケジューリングによって、共同作業に参加するユーザのタスクスケジューリング情報とあふれタスク情報とが生成される。そして、図38のステップE3〜E5の繰り返し処理が終わると、タスク情報管理部30Xは、共同作業の開催日時の候補ごとに、共同作業に参加するユーザのあふれタスク情報の一覧を保持している状態になる。
タスク情報管理部30Xは、自らが保持している、共同作業の開催日時の候補毎のあふれタスク情報を、共同作業情報管理部90に渡す。次に、共同作業情報管理部90は、画面生成部20Xと入出力部10Xとを介して、受け取った共同作業の開催日時の候補毎のあふれタスク情報をユーザに提示する(ステップE6)。
ユーザは、ステップE6で提示された共同作業の開催日時の候補から一つの候補を選択し、共同作業の開催日時を決定する(ステップE7)。共同作業情報管理部90は、ユーザが決定した共同作業の開催日時の情報を、入出力部10Xを介して受け取る。
共同作業情報管理部90は、共同作業情報に含まれる前記共同作業の“共同作業開始日時”に、ユーザが決定した共同作業の開始日時を追加し、共同作業情報記憶部107に格納する。また、共同作業情報管理部90は、決定した共同作業の開催日時の情報をスケジュール管理部50Xに渡し、該開催日時に共同作業を実行する場合のスケジューリングの結果の、共同作業参加メンバの共同作業スケジュール情報とタスクスケジュール情報とを、新しいスケジュールの情報として保存するよう指示する。スケジュール管理部50Xは、決定した開催日時に前記共同作業を行う場合の、ユーザ毎のタスクスケジュール情報及び共同作業スケジュール情報を既に保持している。スケジュール管理部50Xは、決定した前記共同作業の開催日時と、共同作業参加メンバの共同作業スケジュール情報とタスクスケジュール情報を保存する指示とを受けると、決定した開催日時に前記共同作業を行う場合の、ユーザごとのタスクスケジュール情報及び共同作業スケジュール情報を、それぞれタスクスケジュール情報記憶部105及び共同作業スケジュール記憶部106に格納する。
次に、共同作業情報管理部90は、決定した共同作業の開催日時の情報をタスク情報管理部30Xに渡し、タスク情報とスケジュール情報とあふれタスク情報の関連情報の保存を指示する。タスク情報管理部30Xは、決定した開催日時に共同作業が行われる場合のユーザごとのあふれタスク情報を、新しいあふれタスク情報としてタスク情報記憶部101に格納する。また、タスク情報管理部30Xは、タスク情報とスケジュール情報とあふれタスク情報の関連情報の保存指示を受け、タスク情報一覧とあふれタスク情報一覧を関連情報管理部40Xに渡し、タスク情報とスケジュール情報とあふれタスク情報の関連情報の生成を指示する。
関連情報管理部40Xは、タスク情報一覧とあふれタスク情報とを受け取り、タスク情報とあふれタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連情報の生成指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧をスケジュール管理部50Xに渡して、タスクスケジュール情報の取得を指示する。スケジュール管理部50Xは、タスク情報一覧を受け取り、タスクスケジュール情報の指示を受けると、受け取ったタスク情報一覧に対応するタスクスケジュール情報をタスクスケジュール記憶部105から読み出し、読み出したタスクスケジュール情報を関連情報管理部40Xに返す。
関連情報管理部40Xは、スケジュール管理部50Xからタスクスケジュール情報を受け取ると、タスク情報管理部30Xから受け取ったタスク情報一覧とあふれタスク情報とを合わせて、タスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連情報を生成する。さらに関連情報管理部40Xは、生成した関連情報を関連情報記憶部104Xに格納する。
また、共同作業情報管理部90は、開催日時のスケジューリングを行った共同作業情報を関連情報管理部40Xに渡し、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連情報の生成を指示する。関連情報管理部40Xは、共同作業とタスク情報とあふれタスク情報との関連情報の生成指示を受けると、共同作業管理部90から受け取った共同作業情報とタスク情報管理部30Xから受け取ったタスク情報とあふれタスク情報とを用いて、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報の関連情報を生成し、生成した関連情報を関連情報記憶部104Xに格納する(ステップE8)。
以上で、共同作業の開催日時をスケジューリングする動作が完了する。
本実施形態に係る作業日程調整システムの、あふれタスクの担当者を変更する動作は、既に説明した図27に示すフローチャートで表される通りである。ただし、本実施形態に係る作業日程調整システムは、図27のステップD5におけるタスクのスケジューリングでは、図12のタスクをスケジューリングするフローチャートではなく、図45の共同作業とタスクをスケジューリングするフローチャートのように動作する。
以上のように、本実施の形態には、さらに、会議などの共同作業の開催日時を設定するとき、共同作業の開催日時までに共同作業に必要なタスクが作業あふれせずに、最短で共同作業を開催できる共同作業の開催日をスケジューリングできると言う効果がある。その理由は、共同作業とタスク情報とタスクのスケジュール情報との関連情報を管理しており、さらに、共同作業の開催日をスケジューリングするとき、共同作業に必要なタスクで作業あふれするタスクをシステムが抽出するためである。
また、本実施の形態には、共同作業に必要なタスクで作業あふれするタスクは、適切な担当者を見つけ出すことで、共同作業の開催日とタスクの実行日時とを全体で最適となるスケジューリングができると言う効果がある。その理由は、共同作業に必要なタスク情報とそれらのタスクのあふれタスク情報との関連情報を管理しておりさらに、作業あふれするタスクに対して、タスクの担当者を変更したときの、担当者変更候補への作業の影響度を算出し、複数のグループのタスクを鑑みて、作業の余裕のあるメンバを見つけ出せるためである。
第1〜第3の実施形態の作業日程調整システムは、コンピュータと、該コンピュータを制御するプログラムにより実現できる。また、該作業日程調整システムは、1台のコンピュータによって実現してもよく、互いに通信可能な複数のコンピュータで実現してもよい。
次に本発明の第1の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。本実施例は、本発明の第2の実施形態に係る作業日程調整システムの動作の例である。
前述の通り、図12は本発明の第2の実施形態に係る作業日程調整システムの、ユーザのタスクをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。以下、図12のフローチャートに沿って説明する。
図12のステップC1において、タスク情報管理部30は、タスク情報記憶部101から、スケジューリングを行うユーザが担当する全てのタスクのタスク情報を読み出す。本実施例では、ユーザ1のタスクのスケジューリングを行うとする。タスク情報記憶部101には、図16に示すタスク情報が記憶されているとする。タスク情報管理部が読み出したユーザ1が担当するタスクのタスク情報は図13のようになる。
また、図14のユーザ情報の通り、ユーザ1のユーザIDは“U1”であり、ユーザ1が所属するグループは、図15に示すグループ情報の通り、グループID“G1”及び“G2”である。
次に、タスク情報管理部30は、ステップC1で読み出したユーザ1の各タスクの、該タスクに後続する後続タスクへの影響度を算出する(ステップC2)。影響度は図17の式で算出する。
図13のユーザ1のタスク情報に後続するタスクの影響度を、まず“タスクID”が“T1”のタスクについて計算する。タスク情報管理部30は、タスクIDが“T1”のタスクに後続するタスク情報を、タスク情報記憶部101から読み出す。図16に示すとおり、タスクID“T1”のタスクが前提タスクとなっているのは、タスクIDが“T4”と“T5”のタスクである。タスク情報管理部30は、影響度を算出するタスクID“T1”のタスクのタスク情報と、タスクID“T1”のタスクに後続するタスクID“T4”と“T5”のタスクのタスク情報を影響度算出部60に渡し、影響度の算出を指示する。
影響度算出部60は、受け取ったタスク情報を用いて、タスクID“T1”のタスクの後続タスクへの影響度を算出する。ここで、影響度を算出する時点での時刻が“2009/7/16 9:00”だとすると、タスクIDが“T4”のタスクの切迫度は、予想工数の8Hを、タスク締め切り期限の“2009/7/17 17:00”までの16Hで割った値として“0.5”と算出される。また、タスクIDが“T5”のタスクの切迫度は、予想工数の5Hを、タスク締め切り期限の“2009/7/17 17:00”までの16Hで割った値として“0.3125”と算出される。このため、タスクIDが“T1”のタスクの後続するタスクへの影響度は“0.5”と算出される。影響度算出部60は、算出した影響度をタスク情報管理部30に渡す。
図13のタスクIDが“T3”と“T4”のタスクについては、図16のタスク情報には、“前提タスクID”情報が“T3”および“T4”となっているタスクはないため、それぞれ後続タスクがないと判定でき、後続するタスクへの影響度は“0”と算出される。
次に、タスク情報管理部30は、タスク情報の重要度と、後続タスクへの影響度の情報により、ステップC1で取得したタスク情報の並べ替えを行う(ステップC3)。ユーザ1のタスクの重要度と影響度を表にしたものが図18である。図18の情報で、まずタスクの重要度の大きい順に並べ替えを行い、次に重要度が同じタスクについては後続タスクへの影響度の大きい順に並べ替えを行うとする。図18の例では、重要度が“高”のタスクID“T3”が1番目になり、重要度が“中”のタスクID“T1”と“T4”については、後続タスクへの影響度の大きいタスクID“T1”が2番目になり、タスクID“T4”は3番目となる。
図19は、図13に示すユーザ1のタスク情報の並べ替えを行ったものである。
次に、タスク情報管理部30が、図19のタスク情報とスケジューリングの指示をスケジュール情報管理部50に送る。タスク情報と指示を受け取ったスケジュール情報管理部50は、図19のタスク情報と仮スケジューリングの指示に送る。図19のタスク情報と仮スケジューリングの指示を受け取ったスケジューリング部51は、ユーザ1のタスクの仮スケジューリングを行う(ステップC4)。図19に示すタスク情報一覧のタスクの仮スケジューリングを行う場合、タスクID情報が“T3”、“T1”、“T4”の順にタスクの実行日時をスケジューリングする。まず、タスクID“T3”のタスク情報は、“期限”が“2009/7/16 16:00”で、“予想工数”が“6H”であるから、タスクの実行日時を“2009 7/16 10:00 〜 2009/7/16 16:00”とする。同様にして、タスクID“T1”のタスクの実行日時は“2009/7/16 13:00 〜 2009/7/16 17:00”、タスクID“T4”のタスクの実行日時は“2009/7/17 9:00 〜 2009/7/17 17:00”となる。
図20は、ユーザ1のタスクを仮スケジューリングした結果を表す図である。
次に、スケジュール管理部50は、タスクスケジューリング部51にタスクの実行日時の本スケジューリングを指示する。タスクスケジューリング部51は、ステップC4で受け取ったタスクの実行日時の本スケジューリングを行う(ステップC5〜ステップC8)。
まず本スケジューリングを行っていない未処理のタスクが存在するか判定し、存在する場合は(ステップC5、Y)、未処理のタスクから1つ選択して処理対象とし、ステップC6に進む。未処理のタスクがない場合は(ステップC5、N)終了する。
タスクスケジューリング部51は、ステップC5で処理対象となっているタスク情報について、ステップC4で仮スケジューリングしたタスクの実行日時を早められるか判定し、仮スケジューリングしたタスクの実行日時よりも前に空き時間があれば、タスクの実行日時を該空き時間分だけ前倒しする(ステップC6)。現在の時刻を“2009/7/16 9:00”として説明する。タスクID“T3”のタスクの実行日時は、仮スケジューリングの結果“2009/7/16 10:00 〜 2009/7/16 16:00”となっている。しかし、この日時よりも前の“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 10:00”に空き時間があるので、タスクの実行日時を前倒しして“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 16:00”をタスクID“T3”の実行日時とする。タスクID“T1”のタスクの仮スケジューリング結果の実行日時は、“2009/7/16 13:00 〜 2009/7/16 17:00”となる。この日時の前には、すでにタスクID“T3”のタスクがスケジューリングされていて空き時間がないため、仮スケジューリングと同じ“2009/7/16 13:00 〜 2009/7/16 17:00”をタスクID“T1”のタスクの実行日時とする。
図21は本スケジューリングを行ったタスクのスケジュールを表す図である。
タスクスケジューリング部51は、ステップC6で本スケジューリングしたタスクの実行日時に、既に本スケジューリングを行った他のタスクの実行日時との重複があるか判定し、重複がある場合は(ステップC7、Y)ステップC8に進む。重複がない場合はステップC5に戻る(ステップC7、N)。重複の判定では、タスクスケジューリング部51が既に本スケジューリングの結果の情報であるタスクスケジューリング情報を作業あふれ判定部70に送って判定を指示し、作業あふれ判定部70が実際の判定を行う。
図22は、図21のタスクID“T3”とタスクID“T1”のタスクのスケジュールを表すタスクスケジューリング情報である。
作業あふれ判定部は図22のタスクスケジューリング情報を受け取り、タスクID“T3”と“T1”の実行日時で、“2009/7/16 13:00 〜 2009/7/1615:00”の日時に重複があると判定し、ステップC8の処理に進む。
次に作業あふれ判定部70は、ステップC7で判定したタスクの実行日時の重複を表すあふれタスク情報を生成する(ステップC8)。生成したあふれタスク情報は、あふれタスク情報の一覧であるあふれタスクリストに追加する。
図23は、図22のタスクスケジューリング情報から生成したあふれタスク情報である。
一方、図19のタスクID“T4”のタスクは、ステップC6でタスクの実行日時が“2009/7/17 9:00 〜 2009/7/17 17:00”と本スケジューリングされ、ステップC7でタスクの実行日時の重複はないと判定される。
図24は、図19に示すタスクから生成されたタスクスケジューリング情報である。
図25は、図19に示すタスクから生成されたあふれタスク情報である。
タスクのスケジューリングが終了すると、関連情報管理部40は、タスクスケジュール情報とタスク情報とあふれタスク情報とから、タスクスケジュール情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連を表す関連情報を生成する。
図26は、図19のタスク情報と、図24のタスクスケジュール情報と、図25のあふれタスク情報から関連情報管理部が生成した、関連情報を表す図である。
次に本実施例の作業日程調整システムがタスクの担当者を変更する動作について、図面を参照して詳細に説明する。
前述の図27が、本実施例の作業日程調整システムがタスクの担当者を変更する場合の動作を表すフローチャートである。以下、図27のフローチャートに沿って説明を行う。
タスク情報管理部30は、入出力部10を介してユーザにあふれタスク情報を提示し、入出力部10を介してユーザが選択した担当者を変更するタスクの情報を受け取る。
図28は、ステップD1においてユーザに提示されるあふれタスク情報の例である。ユーザは、図28に示すあふれタスク情報から、タスクID“T1”のあふれタスク情報、すなわち図28であふれタスクIDが“OF1”であるあふれタスク情報のタスクを、担当者を変更するタスクとして選択したとする。
ステップD2において、タスク情報管理部30は、担当者を変更するタスクとして選択されたタスクのタスク情報を読み出す。タスク情報管理部30は、読み出したタスク情報からをタスク担当者候補抽出部80に渡す。タスク担当者候補抽出部80が前記タスクが帰属するグループを特定し、特定したグループに所属するユーザをタスクの担当者の変更先となる候補者として抽出する。タスク担当者候補抽出部80は、抽出した候補者のユーザ情報を、タスク情報管理部30に送る。
図29は、選択したタスクID“T1”のタスクのタスク情報である。タスクID“T1”のタスクは、グループID“G1”のグループに帰属するので、タスク担当者候補抽出部80は、グループ情報記憶部102からグループID“G1”のグループ情報を読み出す。図15に示すグループ情報の通り、グループID“G1”に所属するユーザは、ユーザIDが“U1”、“U2”、“U3”のユーザである。ユーザIDが“U1”、“U2”、“U3”のユーザが、タスクの担当者の変更先の候補となる。
図30はタスク担当者候補抽出部80がタスク情報管理部30に送る、タスクの担当者の変更先となる候補者の情報である。ユーザIDが“U1”、“U2”、“U3”のユーザは、それぞれユーザ1、ユーザ2、ユーザ3である。ステップD3以降では、図30の候補者のうち、元の担当者であるユーザ1を除くユーザを、前記タスクの担当者とした場合に新たに発生するあふれタスクの量を求める。まずユーザ2が前記タスクの新たな担当者になった場合のあふれタスクの増加を求める。
まず、タスク情報管理部30は、ユーザ2のあふれタスク情報をタスク情報記憶部101から読み出す(ステップD4)。
図31は、ステップD4でタスク情報管理部30が読み出したユーザ2のあふれタスク情報である。
次に、タスク情報管理部30は、ユーザ2が担当者となっている全てのタスク情報を、タスク情報記憶101から読み出す。
図32はユーザ2が担当者となっている全てのタスクのタスク情報である。ユーザ2に前記タスクの担当者を変更した場合、ユーザ2のタスク情報は図33のようになる。
タスク情報管理部30は、スケジュール管理部60に指示して、タスクスケジューリング部51と作業あふれ判定部70に、それぞれタスクスケジュール情報とあふれタスク情報を、図33に示すタスク情報から生成させる(ステップD5)。
図34は、ステップD5において、図33のタスク情報に含まれるタスクをスケジューリングした結果を表す図である。
図35は、ステップD5のスケジューリングの結果生成されたあふれタスク情報である。タスク情報管理部30は、タスク担当者候補抽出部70に指示して、図35のあふれタスク情報と、図31の元のあふれタスク情報から、新たに発生したあふれタスクを求めさせる。(ステップD6)
担当者を変更しようとしているタスクの元の担当者であるユーザ1以外の他のユーザに対しても、同様にしてステップD5のタスクのスケジューリングとあふれタスク情報の生成と、新たに発生するあふれタスクの算出とを行う。
ステップD3〜D6の処理が終了すると、図36に示す、前記タスクの担当者を他のユーザに変更した場合に新たに発生するあふれタスクの量の一覧が得られる。
次に、タスク情報管理部30は、画面生成部20と入出力部10を介して、図36に示す、タスクの担当者の変更先の候補と、それぞれの候補にタスクの担当者を変更した場合の新たに発生するあふれタスクの量とを提示する。ユーザは提示された候補から変更先を決定し、入出力部10を介してタスク情報管理部30に決定した変更先のユーザの情報を送る。
新たに発生するあふれタスクの量が少ないユーザ3を前記タスクの変更先としてユーザが選択したとすると、タスク情報管理部30は、ユーザ3が前記タスクの担当者となった場合のあふれタスク情報を、新たなあふれタスク情報としてタスク情報記憶部101に格納する。また、タスク情報管理部30は、スケジュール管理部50に指示して、ユーザ3が前記タスクの担当者となった場合のスケジュール情報を、新たなスケジュール情報としてタスクスケジュール記憶部105に格納させる。
次に、本発明の第2の実施例について図面を参照して詳細に説明する。本実施例は、本発明の第3の実施形態に係る作業日程調整システムの動作の例である。
前述の通り、図38は本実施例の作業日程調整システムの、共同作業の開催日時をスケジューリングする動作を示すフローチャートである。以下、図38のフローチャートに沿って説明を行う。
まず、ユーザが入出力部10Xを介して共同作業の情報を入力し、共同作業情報管理部90が入力された情報をもとに共同作業情報を生成する(ステップE1)。
図39は、ユーザが共同作業情報を入力する際にユーザに提示される画面の例である。図39の共同作業登録画面は、画面g1と、共同作業情報の登録を実行するボタンg1aと、共同作業名を入力するテキストボックスg1bと、共同作業の作業時間を入力するテキストボックスg1cと、共同作業の参加ユーザを指定するテキストボックス“g1d”と、共同作業を開催する前にタスクの完了が必要な前提タスク情報を指定するテキストボックスg1eと、から構成されている。この例では、テキストボックスg1bに共同作業名“進捗会議”が、テキストボックスg1cに共同作業時間“2H”が、テキストボックスg1dに共同作業の参加者のユーザID“U1”、“U2”、“U3”が、テキストボックスg1eに共同作業の前提タスクのタスクID“T1”、“T7”、“T11”が指定されている。ユーザがボタンg1aをクリックすると、各テキストボックスに入力された情報が入出力部10Xから共同作業情報管理部90に渡る。
共同作業情報管理部90は、入出力部10Xを介して受け取った情報を用いて、図40に例を示す同作業情報を生成する。共同作業情報管理部90は生成した共同作業情報を、共同作業情報記憶部107に格納する。
図40は、共同作業情報の例を示す説明図である。図40は、図39に示す画面により入力された情報により生成される共同作業情報である。
また、共同作業情報管理部90は、生成した共同作業情報と前提タスク情報とを用いて、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連を表す関連情報を生成する。
図41は、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連を表す関連情報の一例を示す説明図である。ただし、あふれタスク情報はまだ抽出していないので、図41に示す関連情報のあふれタスクデータIDには値が入っていない。
次に、共同作業情報管理部90は、図41の共同作業ID“TC1”の共同作業情報に含まれるユーザIDの一覧をスケジュール管理部50Xに渡し、共同作業の開催日時の候補の抽出を指示する。スケジュール管理部50Xは、受け取ったユーザIDの一覧に含まれるユーザの共同作業スケジュール情報を共同作業スケジュール記憶部106から読み出す。
図42は、読み出された共同作業スケジュール情報の一例を示す説明図である。スケジュール管理部50Xが共同作業情報記憶部106から読み出した、図40に示す共同作業“TC1”に参加するユーザID“U1”、“U2”、“U3”のユーザの共同作業スケジュール情報の例が図42であるとする。
次に、スケジュール管理部50Xは、取得した共同作業スケジュール情報を共同作業スケジューリング部52に渡し、共同作業の開催日時の候補の抽出を指示する。共同作業スケジューリング部52は、受け取った共同作業スケジュール情報を用いて、共同作業“TC1”の開催日時の候補を抽出する(ステップE2)。
図43は、共同作業の開催日時の候補の抽出の一例を示す説明図である。図43には、図42のスケジュール情報が図示されている。この中から共通するスケジュールの開いた時間帯を抽出すると、“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 10:00”の1Hと、“2009/7/17 11:00 〜 2009/7/17 13:00”の2Hと、“2009/7/17 15:00 〜 2009/7/17 17:00”の2Hとが得られる。共同作用“TC1”の長さは“2H”であるため、“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 10:00”の1Hは時間が足りないので、共同作業の開催日時候補から除外する。その結果、共同作業“TC1”の開催日時候補として、候補1“2009/7/17 11:00 〜 2009/7/1713:00”と、候補2“2009/7/17 15:00 〜 2009/7/17 17:00”とが残る。共同作業スケジューリング部52は、抽出した共同作業の開催日時候補の一覧をスケジュール管理部50Xに渡す。スケジュール管理部50Xは、受け取った共同作業の開催日時の候補の一覧を共同作業管理部90に渡す。
次に、共同作業情報管理部90は、ステップE2で受け取った共同作業の開催日時の候補ごとに、共同作業に参加する全てのユーザのタスクスケジューリングを行う(ステップE3〜ステップE5)。
まず、共同作業情報管理部90は、ステップE2で受け取った共同作業の開催日時の候補から、該日時に共同作業を開催した場合のユーザのタスクスケジューリングが終了していない、未処理の開催日時の候補があるかどうか判定する(ステップE3)。未処理の開催日時の候補があれば該開催日時を処理対象として選択しステップE4に進む。なければステップE7に進む。
次に、共同作業情報管理部90は、前記共同作業への参加ユーザの中に、ステップE4で処理対象として選択した日時に共同作業が開催される場合のスケジューリングを行っていない、未処理のユーザが存在するか判定する(ステップE4)。未処理のユーザが存在すれば処理対象のユーザとして選択しステップE5に進む。なければステップE3に戻る。
次に、共同作業情報管理部90は、ステップE3で処理対象となった共同作業の開催日時の候補において共同作業を開催した場合の、ステップE4で処理対象となったユーザが担当者であるタスクのタスクスケジューリングを行う(ステップE5)。以下、共同作業の開催日時の候補で“候補1”に共同作業を実施する場合の、ユーザID“U1”のユーザが担当者となっているタスク及び共同作業のタスクスケジューリング行う場合についてを説明する。
図45は、ステップE5の、あるユーザの共同作業とタスクとをスケジューリングする動作を示すフローチャートである。また、図44に示すタスク情報がタスク情報記憶部101に格納されているとする。以下、前記開催日時の候補である候補1“2009/7/17 11:00 〜 2009/7/17 13:00”に共同作業を開催する場合の、ユーザID“U1”のユーザの共同作業とタスクのスケジューリングをする場合の動作を説明する。
共同作業情報90は、ユーザID“U1”のユーザの共同作業スケジュール情報を、スケジュール管理部50Xを介して、共同作業スケジュール情報記憶部106から読み出す(ステップF1)。以下図30に従って、ユーザID“U1”のユーザをユーザ1と表記する。
図46は、共同作業スケジュール記憶部106から読み出された、ユーザ1の共同作業スケジュール情報の例である。
共同作業管理部90は読み出した共同作業スケジュール情報に、共同作業“TC1”の開催日時の候補1の共同作業スケジュール情報を加える。
図47は、前記の読み出したユーザ1の共同作業スケジュール情報に、共同作業“TC1”の共同作業日時の候補1を加えたスケジュール情報である。
次に、タスク情報管理部30Xは、タスクのスケジューリングを行うユーザが担当するすべてのタスク情報をタスク情報記憶部101から読み出す(ステップF2)。
図48はユーザ1のタスク情報の例である。ステップF2では、図48に示すタスク情報が読み出されたとする。
次に、タスク情報管理部30Xは、ステップF2で読み出したタスク情報に含まれる全てのユーザ1のタスクに対して、該タスクに後続する後続タスクへの影響度を算出する(ステップF3)。
図49は、図44に示すタスク情報から、図17に示す計算式により算出した、各タスクの影響度である。例としてタスクID“T1”のタスクの影響度を算出する過程について説明する。
図44に示すタスク情報においては、タスクID“T1”のタスクが前提タスクとなっているのは、タスクIDが“T4”と“T5”のタスクである。タスク情報管理部30XがタスクID“T4”と“T5”のタスク情報を影響度算出部60に渡し、タスクID“T1”のタスクの影響度の算出を指示する。影響度算出部60における影響度の算出は以下の通り行われる。影響度を算出する時点での時刻が“2009/7/16 9:00”だとすると、タスクIDが“T4”のタスク情報の切迫度は、予想工数の8Hを、タスク締め切り期限の“2009/7/17 17:00”までの16Hで割った“0.5”となる。また、タスクIDが“T5”のタスク情報の切迫度は、予想工数の5Hを、タスク締め切り期限の“2009/7/17 17:00”までの16Hで割った“0.3125”となる。図7に計算式の示す影響度は、後続するタスクの切迫度の最大値である。従って、タスクIDが“T1”のタスク情報の後続するタスクへの影響度は“0.5”となる。
また、 タスクIDが“T1”以外のタスクは、該タスクが前提タスクとなっているタスクが無いので、影響度は“0”となる。
次に、タスク情報管理部30Xは、重要度と影響度とを用いて処理対象となっているユーザのタスク情報を並べ替える。(ステップF4)。タスク情報は、まず重要度順に並べ替え、次に同じ重要度のタスクを影響度の大きい順に並べ替える。
図50は、図48に示すユーザ1のタスク情報を並べ替えた結果である。図48のタスクの並べ替えにおいて、重要度が“高”のタスクID“T3”が1番目になり、同じく重要度が“高”のタスクID“T12”が2番目になる。次に重要度が“中”のタスクが並ぶが、後続タスクへの影響度の大きいタスクID“T1”が3番目になる。その他のタスク情報であるタスクID“T4”、“T5”、“T6”は、タスクの重要度も後続タスクへの影響度も同じであるため、図48のタスク情報一覧と同じ順として、タスクID“T4”が4番目、タスクID“T5”が5番目、タスクID“T6”が6番目となる。
次に、タスク情報管理部30Xは、スケジュール管理部50Xに、並べ替えを行ったタスク情報一覧を渡して共同作業とタスクの実行日時のスケジューリングを行うよう指示する。スケジュール管理部は、スケジューリングの指示を受けると共同作業情報管理部90から共同作業スケジュール情報を受け取り、受け取ったタスク情報及び共同作業スケジュール情報とを、タスクスケジューリング部51に渡して仮スケジューリングを行うよう指示する。
タスクスケジューリング部51は、受け取ったタスク情報と共同作業スケジュール情報に含まれるタスク及び共同作業の仮スケジューリングを行う(ステップF5)。タスク及び共同作業の仮スケジューリングでは、まず先に共同作業の実行日時を決める。次に、タスク情報に含まれる順に、それぞれのタスクの実行日時を、タスク情報に含まれる期限から予想工数分だけ遡った日時に開始し、前記期限に終了するように決める。
図47に示す共同作業スケジュール情報と図50に示すタスク情報の仮スケジューリングでは、タスクスケジューリング部51は、まず共同作業スケジュール情報“S1”、“S2”、共同作業“TC1”の順に共同作業の実行日時を決める。タスクスケジューリング部51は、次にタスクID“T3”、“T12”、“T1”、“T4”、“T5”、“T6”の順にタスクの実行日時を決める。
図51は、図47の共同作業及び図50のタスクの仮スケジューリングを行った結果を表す図である。
次に、スケジュール管理部50Xは、タスクスケジューリング部51Xに共同作業とタスクの実行日時の本スケジューリングを指示する。
タスクスケジューリング部51Xは、タスクの本スケジューリングの処理が終了していないタスクがあれば(ステップF6、Y)を処理対象として選択し、ステップF7に進む。本スケジューリングでは、共同作業スケジュールの実行日時は動かさないので、処理対象にはしない。全てのタスクの本スケジューリングが終了していれば(ステップF6、N)、処理を終了する。
タスクスケジューリング部51Xは、ステップF6で処理対象としたタスクの、仮スケジューリングの結果の実行日時よりも前に、他のタスクや共同作業がスケジューリングされていない空き時間があれば、該タスクの実行日時を、前記空き時間分だけ早める(ステップD7)。
仮スケジューリング結果が図51のようになった各タスクの本スケジューリングは、以下のようになる。現在の時刻を“2009/7/16 9:00”として説明する。仮スケジューリングの結果の実行日時より前に空き時間があるのは、タスクID“T3”のタスクだけである。ステップF6でタスクID“T3”のタスクが処理対象となった場合、該タスクの仮スケジューリングの結果の実行日時は“2009/7/16 10:00 〜 2009/7/16 16:00”であるが、この日時よりも前に“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 10:00”に空き時間がある。そこで、タスクスケジューリング部51Xは、タスクID“T3”のタスクの実行日時を空き時間分だけ前にずらして、“2009/7/16 9:00 〜 2009/7/16 16:00”をタスクID“T3”の実行日時にする。ステップF6で他のタスクが処理対象となった場合は、仮スケジューリング結果の実行日時より前に空き時間はないので、何もしない。
次に、タスクスケジューリング部51Xは、本スケジューリングを行った結果のタスクの実行日時に、重複があるか作業あふれ判定部70に判定させる。作業あふれ判定部70は、本スケジューリングを行った結果のタスクの実行日時に、共同作業または他のタスクの実行日時との重複があるか判定する(ステップF8)。判定の結果、実行日時の重複がある場合は(ステップF8、Y)。ステップF9に進み、ない場合は(ステップF8、N)ステップF6に戻る。
ステップF6でタスクID“T3”のタスクが処理対象となっている場合、作業あふれ判定部70は、スケジュールID“S1”とタスクID“T3”の実行日時に、“2009/7/16 13:00 〜 2009/7/16 15:00”の時間帯に重複があると判定し、ステップF9の処理に進む。
次に作業あふれ判定部70は、ステップF8で判定した共同作業とタスクの実行日時の重複から、あふれタスク情報を生成する(ステップF9)。共同作業又はタスクに重複が生じた場合、後でスケジューリングを行ったタスクにあふれ時間が生じたとして、あふれタスク情報を生成する。あふれタスク情報は、作業あふれ判定部70は、生成したあふれタスク情報を、全てのタスクのあふれタスク情報の一覧に追加して保持する。あふれタスク情報の一覧をあふれタスクリストとも表記することにする。
図52は、図47の共同作業情報に含まれる共同作業と図50に示すタスク情報に含まれる全てのタスクとに対し、本スケジューリングを行った結果を表す図である。
図53は、タスクスケジューリング部51Xが、図47の共同作業情報と図50に示すタスク情報から生成したタスクスケジュール情報である。
図54は、図47の共同作業情報と図50に示すタスク情報に対してスケジューリングを行った結果から、作業あふれ判定部70が生成したあふれタスク情報である。
タスクスケジューリング部51Xはスケジュール管理部50Xを介して、タスクスケジュール情報をタスク情報管理部30Xに渡す。また、作業あふれ判定部70は、タスクスケジューリング部51X及びスケジュール管理部50Xを介して、あふれタスク情報をタスク情報管理部30Xに渡す。
タスク情報管理部30Xは、関連情報管理部40Xに、スケジューリングを行ったタスクのタスク情報と、あふれタスク情報と、タスクスケジュール情報とを渡して、タスクのタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関係を表す関連情報の生成を指示する。
関連情報管理部40Xは、受け取ったタスクのタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報とから、該タスク情報と該あふれタスク情報と該タスクスケジュール情報との関係を表す関連情報を生成する。
図55は、図50に示すタスク情報と、図54に示すあふれタスク情報と、図53に示す付くスケジュール情報とから、関連情報管理部40Xが生成した関連情報を表す図である。
以上のような処理を繰り返し、全ての共同作業の開催日時の候補に対して、共同作業及びタスクのスケジューリングが終了したとする。このとき、タスク情報管理部30Xは、それぞれの共同作業の開催日時の候補において共同作業を開催した場合の、あふれタスク情報を保持している。
図56は、タスク情報管理部30Xが保持しているあふれタスク情報の一覧の例である。
図56に示すように、共同作業の開催日時の候補1では、ユーザ1はタスク“T4”で新たに2Hの作業あふれが発生し、ユーザ2はタスク“T9”で新たに2Hの作業あふれが発生し、ユーザ3はタスク“T5”で新たに3Hの作業あふれが発生している。また、ユーザ3は、共同作業の前提タスク“T5”で新たな作業あふれが発生してしまうことがわかる。これに対して、共同作業の開催日時の候補2では、ユーザ1でタスク“T4”に新たに2Hの作業あふれが発生するのみである。
タスク情報管理部30Xは、共同作業情報管理部90に保持しているあふれタスク情報を渡す。次に、共同作業情報管理部90は、画面生成部20Xと入出力部10Xを介して、共同作業の開催日時候補ごとの共同作業メンバのあふれタスク情報を示す画面をユーザに提示する(ステップE6)。
図57は、共同作業の開催日時候補ごとの共同作業メンバのあふれタスク情報を示す画面の一例である。図47の画面は、画面“g2”と、共同作業の開催日時候補ごとの共同作業メンバのあふれタスク情報の一覧“g2a”と、開催日時候補を選択するラジオボタン“g2b”と、OKボタン“g2c”と、Cancelボタン“g2d”と、から構成されている。
ユーザは、ステップE6で提示された画面を確認し、共同作業の開催日時を候補から選択して決定する(ステップE7)。ユーザが選択した共同作業の開催日時の候補の情報は、入出力部10Xを介して共同作業情報管理部90に渡る。以下、ユーザは図57の候補1を開催日時に決定したとする。
共同作業情報管理部90は、決定した開催日時の情報を共同作業情報に追加し、該共同作業情報を共同作業情報記憶部107に格納する。
図58は決定した開催日時の情報を追加した共同作業情報である。
また、共同作業情報管理部90は、決定した共同作業の開催日時の情報をスケジュール管理部50Xに渡し、共同作業の開催日時が該決定した開催地日時である、共同作業参加メンバの共同作業スケジュール情報とタスクスケジュール情報の保存を指示する。スケジュール管理部50Xは、保持している共同作業の開催日時の候補ごと、ユーザごとのタスクスケジュール情報から、決定した開催日時に共同作業を行う場合のユーザごとのタスクスケジュール情報を選択し、タスクスケジュール情報記憶部105に格納する。同様に、スケジュール管理部50Xは、保持している開催日時の候補ごと、ユーザごとの共同作業スケジュール情報から、決定した開催日時に共同作業を行う場合のユーザごとの共同作業スケジュール情報を選択し、共同作業スケジュール記憶部106に格納する。
図59は、決定した開催日時において共同作業を行う場合のタスクスケジュール情報である。
図60は、決定した開催日時において共同作業を行う場合の共同作業スケジュール情報である。
次に、共同作業情報管理部90は、決定した共同作業の開催日時におけるタスク情報とスケジュール情報とあふれタスク情報の関連情報の保存を、タスク情報管理部30Xに指示する。タスク情報管理部30Xは、保持している共同作業の開催日時の候補ごと、ユーザごとのあふれタスク情報から、決定した開催日時に共同作業を行う場合のユーザごとのあふれタスク情報を選択して、タスク情報記憶部101に格納する。
図61は、決定した共同作業に共同作業を行う場合のあふれタスク情報である。
また、共同作業情報管理部90は、タスク情報管理部30Xを介し、関連情報管理部40Xに対して、決定した開催日時に共同作業を行う場合の、タスク情報とスケジュール情報とあふれタスク情報とのとの関連を表す関連情報の生成と保存を指示する。
関連情報管理部40Xは、必要なタスク情報一覧と必要なあふれタスク情報とをタスク情報管理部30Xから受け取り、必要なタスクスケジュール情報をスケジュール管理部50Xから受け取り、それぞれ受け取ったタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報とのとの関連を表す関連情報を生成する。関連情報管理部40Xは、生成した前記関連情報を、関連情報記憶部104Xに格納する。
図62は、関連情報管理部40Xが生成したタスク情報とあふれタスク情報とタスクスケジュール情報との関連を表す前記関連情報である。
また、共同作業情報管理部90は、決定した開催日時にスケジューリングされた共同作業の共同作業情報を関連情報管理部40Xに渡し、前記共同作業情報と前記タスク情報と前記あふれタスク情報との関連情報の生成と保存を指示する。共同作業情報管理部90からの指示を受けた関連情報管理部40Xは前記関連情報を生成し、生成した関連情報を関連情報記憶部104Xに格納する(ステップC8)。
図63は、共同作業情報とタスク情報とあふれタスク情報との関連を表す前記関連情報である。
以上で、共同作業の開催日時をスケジューリングする動作が完了する。
本実施例における、あふれタスクの担当者を変更する動作については、既に説明した図27のフローと同様であるので、説明を省略する。ただし、本実施例の、図27のステップD5におけるタスクのスケジューリングの動作は、図45の共同作業とタスクをスケジューリングするフローチャートで表される動作である。
10、10X 入出力部
20、20X 画面生成部
30、30A、30X タスク情報管理部
40、40X 関連情報管理部
50、50A、50X スケジュール管理部
51、51A、51X タスクスケジューリング部
52 共同作業スケジューリング部
60 影響度算出部
70 作業あふれ判定部
80、80A タスク担当者候補抽出部
90 共同作業情報管理部
101 タスク情報記憶部
102 グループ情報記憶部
103 ユーザ情報記憶部
104、104X 関連情報記憶部
105 タスクスケジュール記憶部
106 共同作業スケジュール記憶部
107 共同作業情報記憶部
g1 共同作業登録画面
g1a 登録ボタン
g1b 共同作業名入力テキストボックス
g1c 共同作業時間入力テキストボックス
g1d 参加ユーザ入力テキストボックス
g1e 前提タスク入力テキストボックス
g2 あふれタスク情報画面
g2a あふれタスク情報一覧
g2b 開催日時候補選択ラジオボタン
g2c OKボタン
g2d Cancelボタン

Claims (18)

  1. 1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示するタスク情報管理部と、
    前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングするタスクスケジューリング部と、
    前記タスクスケジューリング部によるスケジューリングを管理するスケジュール管理部と、
    前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算する作業あふれ判定部と、
    タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行うタスク担当者候補抽出部と、
    を含む作業日程調整システム。
  2. タスク毎に、該タスクが完了しなければ実行できない他のタスクである後続タスクへの影響の大きさを表す影響度の算出を行う影響度算出部
    を含み、
    前記タスクスケジューリング部が、前記タスク情報管理部からのタスクの実行日時のスケジューリング指示を受け、タスクの期限と、タスクの重要度と、タスクの影響度とを用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングする
    請求項1に記載の作業日程調整システム。
  3. 複数のメンバが共同で行う共同作業の実行日時を、該複数のメンバが同時に該共同作業を実行できるようにスケジューリングする共同作業スケジューリング部
    を含む請求項2に記載の作業日程調整システム。
  4. タスク情報又は共同作業情報と、タスクスケジュール情報と、あふれタスク情報との関連を表す関連情報を生成し管理する関連情報管理部
    を含む請求項2又は3に記載の作業日程調整システム。
  5. 前記影響度算出部が、影響度を算出する対象であるタスクの完了予定時刻における、該タスクの後続タスクを完了させなければならない時刻までの時間を、該後続タスクを完了させるために必要な時間で割った値を、複数の後続タスクについて計算した中での最大値を、前記タスクの影響度として算出する
    請求項2乃至4のいずれかに記載の作業日程調整システム。
  6. 前記タスク担当者候補抽出部が、タスクを実行するメンバを変更することによって新たに発生するあふれ時間が最も少なくなるように、該タスクを実行するメンバを選択する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の作業日程調整システム。
  7. 1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示し、
    前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングし、
    前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算し、
    タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行う、
    作業日程調整システム制御方法。
  8. タスク毎に、該タスクが完了しなければ実行できない他のタスクである後続タスクへの影響の大きさを表す影響度の算出を行い、
    を含み、
    前記タスクのスケジューリングが、タスクの期限と、タスクの重要度と、タスクの影響度とを用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングする
    請求項7に記載の作業日程調整システム制御方法。
  9. 複数のメンバが共同で行う共同作業の実行日時を、該複数のメンバが同時に該共同作業を実行できるようにスケジューリングする
    請求項8に記載の作業日程調整システム制御方法。
  10. タスク情報又は共同作業情報と、タスクスケジュール情報と、あふれタスク情報との関連を表す関連情報を生成し管理する
    請求項8又は9に記載の作業日程調整システム制御方法。
  11. 前記影響度の算出が、影響度を算出する対象であるタスクの完了予定時刻における、該タスクの後続タスクを完了させなければならない時刻までの時間を、該後続タスクを完了させるために必要な時間で割った値を、複数の後続タスクについて計算した中での最大値を、前記タスクの影響度として算出する
    請求項8乃至10のいずれかに記載の作業日程調整システム制御方法。
  12. 前記タスク担当者候補の抽出が、タスクを実行するメンバを変更することによって新たに発生するあふれ時間が最も少なくなるように、該タスクを実行するメンバを選択する
    請求項7乃至11のいずれかに記載の作業日程調整システム制御方法。
  13. コンピュータを、
    1つ又は複数のグループに所属し、自らが所属するグループに帰属するタスクを実行する複数のメンバのタスク情報を管理し、タスクの実行日時のスケジューリングを指示するタスク情報管理部と、
    前記スケジューリングの指示に基づき、タスクの期限と、タスクに付与された重要度と、を用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングするタスクスケジューリング部と、
    前記タスクスケジューリング部によるスケジューリングを管理するスケジュール管理部と、
    前記タスクスケジューリング部によるスケジュールの結果から、タスクを完了させるために必要な予定時間に対する該タスクを実行するメンバが該タスクを実行するための時間の不足である、あふれ時間を計算する作業あふれ判定部と、
    タスクを担当するメンバが該タスクを実行するための時間が不足する場合、前記タスク情報管理部により管理されている該タスクの前記タスク情報を読み出し、該タスクが帰属するグループに所属するメンバから、該タスクの担当者の変更先となるメンバの候補を抽出し、該抽出したメンバの候補のそれぞれが該タスクを実行する場合の評価を行うタスク担当者候補抽出部と、
    して動作させる作業日程調整プログラム。
  14. コンピュータを、
    タスク毎に、該タスクが完了しなければ実行できない他のタスクである後続タスクへの影響の大きさを表す影響度の算出を行う影響度算出部と、
    して動作させ、
    前記タスクスケジューリング部が、タスクの期限と、タスクの重要度と、タスクの影響度とを用いて、メンバ毎のタスクの実行日時をスケジューリングする
    請求項13に記載の作業日程調整プログラム。
  15. コンピュータを、
    複数のメンバが共同で行う共同作業の実行日時を、該複数のメンバが同時に該共同作業を実行できるようにスケジューリングする共同作業スケジューリング部
    として動作させる請求項14に記載の作業日程調整プログラム。
  16. コンピュータを、
    タスク情報又は共同作業情報と、タスクスケジュール情報と、あふれタスク情報との関連を表す関連情報を生成し管理する関連情報管理部
    として動作させる請求項14又は15に記載の作業日程調整プログラム。
  17. 前記影響度算出部が、影響度を算出する対象であるタスクの完了予定時刻における、該タスクの後続タスクを完了させなければならない時刻までの時間を、該後続タスクを完了させるために必要な時間で割った値を、複数の後続タスクについて計算した中での最大値を、前記タスクの影響度として算出する
    請求項14乃至16のいずれかに記載の作業日程調整プログラム。
  18. 前記タスク担当者候補抽出部が、タスクを実行するメンバを変更することによって新たに発生するあふれ時間が最も少なくなるように、該タスクを実行するメンバを選択する
    請求項13乃至17のいずれかに記載の作業日程調整プログラム。
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JP2016062549A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 富士通株式会社 スケジューリング方法、スケジューリング支援装置およびコンピュータプログラム
JP7179301B1 (ja) 2021-05-31 2022-11-29 株式会社日本労務研究所 マルチタスク管理システム

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