JP5623263B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主に自動車等の車両において、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をキャニスタで吸着しかつその吸着した蒸発燃料を内燃機関の吸気通路へパージする蒸発燃料処理装置に関する。
車両に搭載される内燃機関(「エンジン」という)には、燃料タンク内で発生した蒸発燃料が大気中に放出されることを抑制するために蒸発燃料処理装置が設けられている。蒸発燃料処理装置(例えば、特許文献1参照)は、蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、キャニスタと大気とを連通する大気通路と、パージ通路に設けられたパージ制御弁と、パージ制御弁を制御する制御手段とを備えている。そして、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をタンク通路を介してキャニスタ内に吸着させる。また、エンジンの吸気負圧により大気通路からキャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用してキャニスタ内から脱離された蒸発燃料をパージ通路を介して吸気通路にパージすることで、キャニスタの蒸発燃料の吸着性能が回復されるとともに、吸気通路にパージされた蒸発燃料はエンジンの燃焼室で燃焼される。
前記特許文献1の蒸発燃料処理装置では、タンク通路に該通路を開閉する電磁式封鎖弁を設けるとともに、燃料タンクの内圧(「タンク内圧」という)を検出するタンク内圧センサを備え、タンク内圧を所定値以下にするために封鎖弁を開弁し、タンク内圧の圧抜きを行うようにしている。
特開2004−156499号公報
従来の蒸発燃料処理装置によると、タンク内圧が高い時すなわち燃料タンク内の蒸発燃料が濃いときに、封鎖弁が開弁されることで、タンク内圧の圧抜きが行われると、キャニスタで蒸発燃料を吸着しきれず、蒸発燃料がキャニスタから大気通路から大気に放出されるおそれがあった。このことは、キャニスタ内に脱離されずに残存している蒸発燃料量が多い場合に起こりやすいと考えられる。
本発明が解決しようとする課題は、タンク内圧の圧抜き時におけるキャニスタから大気への蒸発燃料の放出を抑制することのできる蒸発燃料処理装置を提供することにある。
第1の発明は、蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、前記キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、前記キャニスタと大気とを連通する大気通路と、前記パージ通路に設けられたパージ制御弁と、前記パージ制御弁を制御する制御手段とを備え、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記タンク通路を介して前記キャニスタ内に吸着させ、また、前記内燃機関の作動中において前記制御手段により前記パージ制御弁が開弁されたときは、内燃機関の吸気負圧により前記大気通路から前記キャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用して前記キャニスタ内から脱離された蒸発燃料を前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージするように構成された蒸発燃料処理装置であって、前記タンク通路に該通路を開閉する電磁式開閉弁を設け、前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設け、前記制御手段は、前記パージ制御弁の開弁中において、前記開閉弁を開弁する際に、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を開弁することを特徴とする。このように構成すると、パージ制御弁の開弁中すなわちパージ実行中において、開閉弁を開弁する際に、脱離促進手段を作動させることによりキャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で、開閉弁を開弁することによるタンク内圧の圧抜きが行われる。したがって、タンク内圧の圧抜き前において、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することによって、キャニスタ内に残存している蒸発燃料量を低減することができる。これにより、タンク内圧の圧抜き時におけるキャニスタから大気への蒸発燃料の放出を抑制することができる。このことは、燃料タンク内の蒸発燃料が濃い場合でのタンク内圧の圧抜き時におけるキャニスタから大気への蒸発燃料の放出の抑制に有効である。
第2の発明は、第1の発明において、前記燃料タンクの内圧を検出するタンク内圧検出手段を備え、前記制御手段は、前記タンク内圧検出手段により検出される前記燃料タンクの内圧が所定値を越えたときに、前記脱離促進手段を作動させることを特徴とする。このように構成すると、タンク内圧の圧抜き直前において、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記キャニスタから前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージされるパージガスの蒸発燃料の濃度を検出するパージ濃度検出手段を備え、前記制御手段は、前記パージ濃度検出手段により検出される蒸発燃料の濃度が所定値よりも濃い場合で、かつ、前記タンク内圧検出手段により検出される前記燃料タンクの内圧が所定値を越えたときに、前記脱離促進手段を作動させることを特徴とする。このように構成すると、パージ濃度検出手段により検出される蒸発燃料の濃度が所定値よりも濃い場合でのタンク内圧の圧抜き直前において、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、前記開閉弁を閉弁する際に、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を閉弁することを特徴とする。このように構成すると、開閉弁を閉弁する際に、脱離促進手段を作動させることによりキャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で、開閉弁を閉弁することができる。したがって、開閉弁の閉弁前において、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することによって、キャニスタ内に残存している蒸発燃料量を低減することができる。
第5の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、前記脱離促進手段は、前記キャニスタ内を減圧する減圧手段であることを特徴とする。このように構成すると、減圧手段を作動させ、キャニスタ内を減圧することにより、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記減圧手段は、前記大気通路に設けられ、該大気通路を流れる空気流量を減少させる電磁式流量切替弁であることを特徴とする。このように構成すると、大気通路に設けられた電磁式流量切替弁により、大気通路を流れる空気流量を減少させ、キャニスタ内を減圧することにより、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することができる。
第7の発明は、第1〜4のいずれかの発明において、前記脱離促進手段は、前記キャニスタ内を加熱する加熱手段であることを特徴とする。このように構成すると、加熱手段を作動させ、キャニスタ内を加熱することにより、キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することができる。
第8の発明は、蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、前記キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、前記キャニスタと大気とを連通する大気通路と、前記パージ通路に設けられたパージ制御弁と、前記パージ制御弁を制御する制御手段とを備え、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記タンク通路を介して前記キャニスタ内に吸着させ、また、前記内燃機関の作動中において前記制御手段により前記パージ制御弁が開弁されたときは、内燃機関の吸気負圧により前記大気通路から前記キャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用して前記キャニスタ内から脱離された蒸発燃料を前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージするように構成された蒸発燃料処理装置であって、前記タンク通路に該通路を開閉する電磁式開閉弁を設け、前記大気通路に該通路を流れる空気流量を2段階で切替え電磁式流量切替弁を設け、前記制御手段は、前記パージ制御弁の開弁中でかつ前記流量切替弁の小流量側の切替え中において前記開閉弁の開閉を行うことを特徴とする。このように構成すると、パージ制御弁の開弁中すなわちパージ実行中で流量切替弁の小流量側の切替え中において、開閉弁の開閉を行うことによりタンク内圧の圧抜きが行われる一方、開閉弁の閉弁中においてキャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進することによって、キャニスタから大気への蒸発燃料の放出を抑制することができる。
第9の発明は、第8の発明において、前記制御手段は、給油時において前記流量切替弁を大流量側に切替えるとともに前記開閉弁を開弁し、また、給油時以外において前記流量切替弁を小流量側に切替えることを特徴とする。このように構成すると、給油時において、流量切替弁が大流量側に切替えられるとともに開閉弁が開弁されることにより、支障なく給油を行える。また、給油時以外において、流量切替弁が小流量側に切替えられることにより、開閉弁の開閉にかかわらず、キャニスタから大気への蒸発燃料の放出を抑制することができる。
実施形態1にかかる蒸発燃料処理装置を示す構成図である。 第2電磁弁のオフ状態を示す模式図である。 第2電磁弁のオン状態を示す模式図である。 駐車中における第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様を示すタイミングチャートである。 給油時における第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様を示すタイミングチャートである。 走行中においてパージ濃度が濃い場合におけるパージ制御弁、第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様とタンク内圧の変化態様を示すタイミングチャートである。 走行中においてパージ濃度が薄い場合におけるパージ制御弁、第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様とタンク内圧の変化態様を示すタイミングチャートである。 パージ実行中における第1電磁弁及び第2電磁弁を制御するために実行されるルーチンのフローチャートである。 パージ終了時における第1電磁弁及び第2電磁弁を制御するために実行されるルーチンのフローチャートである。 実施形態2にかかる蒸発燃料処理装置を示す構成図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1を説明する。図1は蒸発燃料処理装置を示す構成図である。
図1に示すように、自動車等の車両に搭載されるエンジン(内燃機関)10には、燃料タンク18に接続された燃料供給経路(図示省略)を介して燃焼室11に燃料を噴射供給する燃料噴射弁12と、燃料噴射弁12から噴射された燃料と吸入空気と混合体である混合気に点火を行う点火プラグ13とがそれぞれ設けられている。また、燃焼室11には、吸気系の一部を構成する吸気通路14、及び、排気系の一部を構成する排気通路17が接続されている。吸気通路14の途中には、サージタンク15が設けられており、更にその上流側には、吸入空気量を調量するスロットルバルブ16が設けられている。エンジン10には、燃料タンク18内で発生した蒸発燃料の大気への放出を抑制する蒸発燃料処理装置20が設けられている。
前記蒸発燃料処理装置20の基本的構成について説明する。蒸発燃料処理装置20には、蒸発燃料(以下、「ベーパ」という)を吸着及び脱離するキャニスタ21が設けられている。キャニスタ21は、燃料タンク18の外部に配置されている。キャニスタ21内には吸着材21aが充填されている。吸着材21aとしては、本実施形態では、例えばベーパを吸着及び脱離可能な粒状の活性炭が使用されている。
前記燃料タンク18内と前記キャニスタ21内とは、タンク通路24を介して連通されている。また、キャニスタ21内と前記吸気通路14のサージタンク15内とは、パージ通路25を介して連通されている。また、キャニスタ21内は、大気通路26を介して大気に開放されている。また、パージ通路25の途中には、該通路25を開閉すなわち連通及び遮断するパージ制御弁28が設けられている。パージ制御弁28は、例えば制御装置30(後述する)によって開閉制御される。また、パージ制御弁28は、通常、オフ(OFF)状態とされており、このオフ状態のときにパージ通路25を封鎖すなわち遮断する閉弁状態となる。また、パージ制御弁28は、オン(ON)状態のときにパージ通路25を開放すなわち連通する開弁状態となる。
前記制御装置30は、エンジンコントロールユニット(ECU)であって、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM、外部入力回路、及び外部出力回路等から構成されている。制御装置30には、エンジン10の運転状態等を検出する各種センサや前記タンク内圧センサ等が接続されている。そして、制御装置30は、各種センサ等からの信号に基づいて、ベーパの処理にかかる制御、例えばパージ制御弁28、後述する第1電磁弁31及び第2電磁弁32を制御する。なお、制御装置30は本明細書でいう「制御手段」に相当する。
前記蒸発燃料処理装置20において、燃料タンク18内で発生したベーパは、燃料タンク18からタンク通路24を通じてキャニスタ21内に導入され、キャニスタ21内の吸着材21aに吸着される。また、エンジン10の作動中において制御装置30によりパージ制御弁28が開弁されたときは、エンジン10の吸気負圧により大気通路26からキャニスタ21内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用してキャニスタ21内から脱離されたベーパがパージ通路25を介して吸気通路14のサージタンク15にパージされる。サージタンク15内に導入されたベーパは、燃料噴射弁12から噴射された燃料とともに燃焼室11にて燃焼処理される。
次に、前記蒸発燃料処理装置20の要部について説明する。図1に示すように、前記タンク通路24の途中には、該通路24を開閉すなわち連通及び遮断する第1電磁弁31が設けられている。第1電磁弁31は、前記制御装置30によって開閉制御される。また、第1電磁弁31は、通常、オフ(OFF)状態とされており、このオフ状態のときにタンク通路24を封鎖すなわち遮断する閉弁状態となる。また、第1電磁弁31は、オン(ON)状態のときにタンク通路24を開放すなわち連通する開弁状態となる。なお、第1電磁弁31は本明細書でいう「電磁式開閉弁」に相当する。
前記大気通路26の途中には、該通路26を流れる空気流量を大小2段階で切替える第2電磁弁32が設けられている。第2電磁弁32は、前記制御装置30によって切替え制御される。図2は第2電磁弁のオフ状態を示す模式図、図3は同じくオン状態を示す模式図である。
図2に示すように、第2電磁弁32は、オフ状態のときに弁体32aの大きい通路径(通路断面積)の通路32bを介して大気通路26を開放(連通)する大流量側の切替状態とされる。また、図3に示すように、第2電磁弁32は、オン状態のときに弁体32aの小さい通路径(通路断面積)の通路32cを介して大気通路26を開放(連通)する小流量側の切替状態とされる。また、図2及び図3において、符号、32dはリターンスプリング、32eはソレノイドコイルがそれぞれ示されている。なお、第2電磁弁32は本明細書でいう「電磁式流量切替弁」に相当する。また、第2電磁弁32は、通路(大気通路26)を流れる空気流量を大小2段階で切替えることのできる構造の流量切替弁であればよく、本実施形態の構造のものに限定されるものではない。
図1に示すように、前記燃料タンク18(詳しくは上端部)には、該タンク18内の気層部の圧力であるタンク内圧Ptを検出する圧力センサ(「タンク内圧センサ」という)34が設けられている。タンク内圧センサ34は、大気圧に対する相対圧としてタンク内圧Ptを検出し、その検出値に応じた出力信号を発生するセンサである。タンク内圧センサ34の出力信号は前記制御装置30に入力される。なお、タンク内圧センサ34は本明細書でいう「タンク内圧検出手段」に相当する。
前記制御装置30には、パージ濃度検出手段36の検出信号が入力されるようになっている。パージ濃度検出手段36は、前記キャニスタ21から前記パージ通路25を介して前記吸気通路14のサージタンク15にパージされるパージガスのベーパの濃度(「パージ濃度」という)を検出する。このパージ濃度検出手段36としては、パージ通路25に設けられかつパージ濃度を検出するパージ濃度センサを用いてもよいし、あるいは、前記排気通路17に設けられた酸素センサ(図示省略)を用い、制御装置30により酸素センサで検出される酸素濃度Oxからパージ濃度を算出するようにしてもよく、公知の手段でパージ濃度を検出することが可能である。また、制御装置30は、パージ濃度検出手段36の検出信号に基づいてパージ濃度が所定値以上の場合に濃い状態と判別し、パージ濃度が所定値未満の場合を薄い状態と判別する。
次に、前記制御装置30によるベーパの処理にかかるパージ制御弁28、第1電磁弁31及び第2電磁弁32の制御について説明する。
(1)駐車中
駐車中(エンジン停止中)において、第1電磁弁31はオフすなわち閉弁され、タンク通路24が遮断されている。これとともに、第2電磁弁32はオフされ、弁体32aの大流量側の通路32bを介して大気通路26が連通されている。このとき、パージ制御弁28はオフすなわち閉弁され、パージ通路25が遮断されている。なお、図4は駐車中における第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様を示すタイミングチャートである。また、本明細書でいう「駐車中」には、OBD(On-Boad Diagnostic System)による自己故障診断中は含まれない。また、駐車中において、第1電磁弁31が閉弁状態に維持されることで、燃料タンク18内が密閉空間となる。このため、タンク内圧Ptが所定の範囲外に上昇あるいは下降したことがタンク内圧センサ34によって検出されたときは、第1電磁弁31をオンすなわち開弁することによりタンク内圧Ptが所定の範囲内に調整される。タンク内圧Ptが所定の範囲内に収まったことがタンク内圧センサ34によって検出されると、第1電磁弁31がオフすなわち閉弁される。
(2)給油時
給油時においては、パージ制御弁28及び第2電磁弁32がオフされた状態で、第1電磁弁31がオンすなわち開弁され、タンク通路24が開放される。このため、給油にともなって、燃料タンク18内のベーパがタンク通路24を介してキャニスタ21内に流入し、キャニスタ21内の吸着材21aにベーパが吸着される。その吸着によりベーパが除去された残余の空気は、キャニスタ21内から大気通路26を介して大気中に放散される。また、給油が終了したときには、第1電磁弁31はオフすなわち閉弁される。なお、図5は給油時における第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様を示すタイミングチャートである。図5において、時刻t1が給油の開始時刻であり、時刻t2が給油の終了時刻である。また、制御装置30は、例えばフューエルリッドの開閉を検出するリッドスイッチからの信号に基づいて給油の開始及び終了を判断することができる。
(3)走行中
車両の走行中(エンジン10の作動中)において、キャニスタ21に吸着されているベーパがパージされる。すなわち、エンジン10の吸気負圧により大気通路26からキャニスタ21内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用してキャニスタ21内から脱離されたベーパをパージ通路25を介して吸気通路14のサージタンク15にパージする。サージタンク15内に導入されたベーパは、燃料噴射弁12から噴射される燃料とともに燃焼室11にて燃焼処理される。また、パージ制御弁28がオフすなわち閉弁されることによりパージが終了する。
次に、パージ実行中すなわちパージ制御弁28がオンすなわち開弁状態における制御装置30による第1電磁弁31及び第2電磁弁32の制御について説明する。
先ず、走行中(エンジン10の作動中)において制御装置30がパージ濃度検出手段36からの検出信号に基づいてパージ濃度が所定値以上の濃い状態と判別した場合について説明する。図6は走行中においてパージ濃度が濃い場合におけるパージ制御弁、第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様とタンク内圧の変化態様を示すタイミングチャートである。
図6に示すように、時刻t11以前においては、エンジン10の作動中で、パージが実行されていない期間である。この期間にあっては、第1電磁弁31がオフすなわち閉弁状態にあり、かつ、第2電磁弁32がオフすなわち大流量側の切替状態にある。なお、第1電磁弁31の閉弁によってタンク内圧Ptは次第に上昇していく。
また、時刻t11は、パージ開始すなわちパージ制御弁28がオンすなわち開弁された時刻である。また、時刻t12は、パージ実行中において、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇した時刻である。このとき、制御装置30は、第2電磁弁32をオンすなわち小流量側の切替状態とする。すると、第1電磁弁31の閉弁状態において、パージ実行中におけるキャニスタ21内が減圧される。このキャニスタ21内を減圧する状態で行われるパージを「減圧パージ」という。この減圧パージにより、キャニスタ21内の吸着材21aからベーパが蒸発すなわち脱離しやすくなるため、キャニスタ21内のベーパの脱離が促進される。このため、キャニスタ内に残存している蒸発燃料量すなわちベーパ残量が低減される。なお、第2電磁弁は本明細書でいう「減圧手段」、「脱離促進手段」に相当する。
また、時刻t13は、時刻t12から所定時間T1の経過後の時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁状態とする。これにより、タンク内圧Ptが低下されるすなわち「圧抜き」が行われるため、タンク内圧Ptは次第に低下していく。また、時刻t14は、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2未満に低下した時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁状態とする。これにより、燃料タンク18内が密閉空間となるため、タンク内圧Ptは次第に上昇していく。
また、時刻t15は、時刻t14から所定時間T2の経過後の時刻である。このとき、制御装置30は、第2電磁弁32をオフすなわち大流量側の切替状態とする。ところで、第1電磁弁31の閉弁状態での所定時間T2において、パージ実行中におけるキャニスタ21内が減圧される。すなわち、第1電磁弁31の閉弁前(詳しくは直前)において減圧パージが行われる。したがって、第1電磁弁31の開弁前の減圧パージと同様、キャニスタ21内の吸着材21aからベーパが蒸発すなわち脱離しやすくなるため、キャニスタ21内のベーパの脱離が促進される。このため、キャニスタ内に残存している蒸発燃料量すなわちベーパ残量が低減される。また、第2電磁弁32のオフによって通常のパージ状態とされる。
また、時刻t16は、車両の走行中(エンジン10の作動中)においてパージが終了すなわちパージ制御弁28がオフされた時刻である。このため、時刻t11からt16までがパージ実行中の期間である。また、時刻t17は、前記時刻t11と同様、パージ開始(再開)すなわちパージ制御弁28がオンされた時刻である。また、時刻t18は、前記時刻t12と同様、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇した時刻である。このとき、制御装置30は、第2電磁弁32をオンすなわち小流量側の切替状態とする。また、時刻t19は、前記時刻t13と同様、時刻t18から所定時間T1の経過後の時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁状態とする。また、所定時間T1においては、第1電磁弁31の開弁前の減圧パージが行われる。
また、時刻t20は、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2未満に低下する以前において、パージがカット(終了)すなわちパージ制御弁28のオフされた時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁状態とする。また、時刻t21は、時刻t20から所定時間T3の経過後の時刻である。このとき、制御装置30は、第2電磁弁32をオフすなわち大流量側の切替状態とする。また、所定時間T3においては、第1電磁弁31の閉弁後の減圧パージが行われる。なお、所定時間T2とT3は、同一時間に設定してもよいし、異なる時間に設定してもよい。また、所定時間T1とT2は、同一時間に設定してもよいし、異なる時間に設定してもよい。
次に、走行中(エンジン10の作動中)において制御装置30がパージ濃度検出手段36からの検出信号に基づいてパージ濃度が所定値未満の薄い状態と判別した場合について説明する。図7は走行中においてパージ濃度が薄い場合におけるパージ制御弁、第1電磁弁及び第2電磁弁の動作態様とタンク内圧の変化態様を示すタイミングチャートである。この場合、第2電磁弁は、継続的にオフ状態(大流量側の切替状態)を維持する。
図7に示すように、時刻t31以前においては、エンジン10の作動中で、パージが実行されていない期間である。この期間にあっては、第1電磁弁31がオフすなわち閉弁状態にある。なお、第1電磁弁31の閉弁によってタンク内圧Ptは次第に上昇していく。
また、時刻t31は、パージ開始すなわちパージ制御弁28がオンすなわち開弁された時刻である。また、時刻t32は、パージ実行中において、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇した時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁状態とする。これにより、タンク内圧Ptの圧抜きが行われるため、タンク内圧Ptは次第に低下していく。
また、時刻t33は、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2未満に低下した時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁状態とする。これにより、燃料タンク18内が密閉空間となるため、タンク内圧Ptは次第に上昇していく。また、時刻t34は、車両の走行中(エンジン10の作動中)においてパージが終了すなわちパージ制御弁28がオフされた時刻である。このため、時刻t31からt34までがパージ実行中の期間である。
また、時刻t35は、前記時刻t31と同様、パージ開始(再開)すなわちパージ制御弁28がオンされた時刻である。また、時刻t36は、前記時刻t32と同様、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇した時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁状態とする。また、時刻t37は、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2に低下する以前において、パージがカット(終了)すなわちパージ制御弁28のオフされた時刻である。このとき、制御装置30は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁状態とする。
次に、前記制御装置30が実行する制御ルーチンについて説明する。図8はパージ実行中における第1電磁弁及び第2電磁弁を制御するために実行されるルーチンのフローチャートである。なお、初期状態において、第1電磁弁31及び第2電磁弁はオフ状態にあるものとする。
図8に示すルーチンでは、先ず、パージ実行中すなわちパージ制御弁28がオンすなわち開弁状態であるか否かが判別される(ステップS11)。その結果、パージ実行中でないすなわちパージ制御弁28がオフすなわち閉弁状態であると判別された場合は、今回の処理サイクルを終了する。
また、パージ実行中であると判別された場合は、現時点におけるパージ濃度が所定値以上であるか否かが判別される(ステップS12)。その結果、パージ濃度が所定値以上であると判別された場合は、パージ濃度が濃い状態にあるため、即時に第1電磁弁31を開弁すると、キャニスタ21でベーパを吸着しきれず、ベーパが大気通路26を介して大気に放出されるおそれがある。このため、そのようなベーパの大気への放出を防止するため、次のステップS13以降の処理が実行される。なお、処理の開始にともない、第1電磁弁31がオフすなわち閉弁状態にあるため、タンク内圧Ptは次第に上昇していく。
ステップS13では、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇したか否かが判別される。その結果、タンク内圧Ptが所定値P1以上に上昇していない場合は、ステップS13に戻る。また、タンク内圧Ptが所定値P1以上に上昇した場合は、第2電磁弁32をオンすなわち小流量側の切替状態とする(ステップS14)。これにより、第1電磁弁31の開弁前の減圧パージが行われる。
前記第2電磁弁32のオンと同時に、制御装置30はタイマを作動させる。すなわち、制御装置30は、予め定められた所定時間T1が経過するまでタイマを作動させる(ステップS15)。そして、所定時間T1が経過した場合は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁する(ステップS16)。これにより、タンク内圧Ptの圧抜きが行われるため、タンク内圧Ptは次第に低下していく。
続いて、ステップS17において、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2未満に低下したか否かが判別される。その結果、タンク内圧Ptが所定値P2未満に低下していない場合は、ステップS17に戻る。また、タンク内圧Ptが所定値P2未満に低下した場合は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁(ステップS18)する。これにより、タンク内圧Ptは次第に上昇していく一方、第1電磁弁31の閉弁後の減圧パージが行われる。
前記第1電磁弁31のオフと同時に、制御装置30はタイマを作動させる。すなわち、制御装置30は、予め定められた所定時間T2が経過するまでタイマを作動させる(ステップS19)。そして、所定時間T2が経過した場合は、第2電磁弁32をオフすなわち大流量状態に切替える(ステップS20)。その後、本処理サイクルを終了する。
また、前記ステップS12において、パージ濃度が所定値以上でないと判別された場合は、パージ濃度が薄い状態にあるため、パージ濃度が濃い状態における減圧パージにかかる処理が省略される。すなわち、ステップS21では、タンク内圧Ptが高圧側の所定値P1以上に上昇したか否かが判別される。その結果、タンク内圧Ptが所定値P1以上に上昇していない場合は、ステップS21に戻る。また、タンク内圧Ptが所定値P1以上に上昇した場合は、第1電磁弁31をオンすなわち開弁する(ステップS22)。これにより、タンク内圧Ptの圧抜きが行われるため、タンク内圧Ptは次第に低下していく。
続いて、ステップS23において、タンク内圧Ptが低圧側の所定値P2未満に低下したか否かが判別される。その結果、タンク内圧Ptが所定値P2未満に低下していない場合は、ステップS23に戻る。また、タンク内圧Ptが所定値P2未満に低下した場合は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁(ステップS24)する。その後、本処理サイクルを終了する。
次に、前記処理の途中でパージがカット(終了)された場合において制御装置30が実行する制御ルーチンについて説明する。図9はパージ終了時における第1電磁弁及び第2電磁弁を制御するために実行されるルーチンのフローチャートである。
図9に示すルーチンでは、先ず、パージが終了すなわちパージ制御弁28がオフすなわち閉弁されたか否かが判別される(ステップS31)。その結果、パージが終了されてないと判別された場合は、今回の処理サイクルを終了する。
また、パージがカットされたと判別された場合は、第2電磁弁32がオンすなわち小流量切替状態であるか否かが判別される(ステップS32)。その結果、第2電磁弁32がオンすなわち小流量切替状態であると判別された場合は、第1電磁弁31がオンすなわち開弁状態であるか否かが判別される(ステップS33)。その結果、第1電磁弁31がオン状態であると判別された場合は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁する(ステップS34)。
前記第1電磁弁31のオフと同時に、制御装置30はタイマを作動させる。すなわち、制御装置30は、予め定められた所定時間T3が経過するまでタイマを作動させる(ステップS35)。そして、所定時間T3が経過した場合は、第2電磁弁32をオフすなわち大流量状態に切替える(ステップS36)。その後、本処理サイクルを終了する。また、前記ステップS33において、第1電磁弁31がオフ状態であると判別された場合は、前記ステップS36へ進み、第2電磁弁32をオフする。
また、前記ステップS32において、第2電磁弁32がオフすなわち大流量切替状態であると判別された場合は、第1電磁弁31がオンすなわち開弁状態であるか否かが判別される(ステップS37)。その結果、第1電磁弁31がオフ状態であると判別された場合は、本処理サイクルを終了する。また、第1電磁弁31がオン状態であると判別された場合は、第1電磁弁31をオフすなわち閉弁する(ステップS38)。その後、本処理サイクルを終了する。
前記蒸発燃料処理装置20によると、パージ制御弁28の開弁中すなわちパージ実行中において、第1電磁弁31を開弁する際に、第2電磁弁32を作動させることによりキャニスタ21内のベーパの脱離を促進した後で、第1電磁弁31を開弁することによるタンク内圧Ptの圧抜きが行われる。したがって、タンク内圧Ptの圧抜き前(詳しくは直前)において、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することによって、キャニスタ21内に残存しているベーパ量を低減することができる。これにより、タンク内圧Ptの圧抜き時におけるキャニスタ21から大気へのベーパの放出を抑制することができる。このことは、燃料タンク18内のベーパが濃い場合でのタンク内圧Ptの圧抜き時におけるキャニスタ21から大気へのベーパの放出の抑制に有効である。
また、燃料タンク18の内圧を検出するタンク内圧センサ34を備え、制御装置30は、タンク内圧センサ34により検出される燃料タンク18の内圧が所定値を越えたときに、第2電磁弁32を作動させる。これにより、タンク内圧Ptの圧抜き直前において、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することができる。
また、キャニスタ21からパージ通路25を介して吸気通路14にパージされるパージガスのベーパの濃度を検出するパージ濃度検出手段36を備え、制御装置30は、パージ濃度検出手段36により検出されるベーパの濃度が所定値よりも濃い場合で、かつ、タンク内圧センサ34により検出される燃料タンク18の内圧が所定値を越えたときに、第2電磁弁32を作動させる。これにより、パージ濃度検出手段36により検出されるベーパの濃度が所定値よりも濃い場合でのタンク内圧Ptの圧抜き直前において、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することができる。
また、第1電磁弁31を閉弁する際に、第2電磁弁32を作動させることによりキャニスタ21内のベーパの脱離を促進した後で第1電磁弁31を閉弁する。これにより、第1電磁弁31を閉弁する際に、第2電磁弁32を作動させることによりキャニスタ21内のベーパの脱離を促進した後で、第1電磁弁31を閉弁することができる。したがって、第1電磁弁31の閉弁前において、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することによって、キャニスタ21内に残存しているベーパ量を低減することができる。
また、脱離促進手段が、キャニスタ21内を減圧する第2電磁弁(減圧手段)32である。これにより、第2電磁弁(減圧手段)32を作動させ、キャニスタ21内を減圧することにより、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することができる。
また、第2電磁弁(減圧手段)32は、大気通路26に設けられ、該大気通路26を流れる空気流量を減少させる流量切替弁である。これにより、大気通路26に設けられた流量切替弁により、大気通路26を流れる空気流量を減少させ、キャニスタ21内を減圧することにより、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することができる。
また、制御装置30は、パージ制御弁28の開弁中でかつ第2電磁弁32の小流量側の切替え中において第1電磁弁31の開閉を行うようになっている。これにより、パージ制御弁28の開弁中すなわちパージ実行中で第2電磁弁32の小流量側の切替え中において、第1電磁弁31の開閉を行うことによりタンク内圧Ptの圧抜きが行われる一方、第1電磁弁31の閉弁中においてキャニスタ21内のベーパの脱離を促進することによって、キャニスタ21から大気へのベーパの放出を抑制することができる。
また、制御装置30は、給油時において第2電磁弁32を大流量側に切替えるとともに第1電磁弁31を開弁し、また、給油時以外において第2電磁弁32を小流量側に切替えることもできる。この場合、給油時において、第2電磁弁32が大流量側に切替えられるとともに第1電磁弁31が開弁されることにより、支障なく給油を行える。また、給油時以外において、第2電磁弁32が小流量側に切替えられることにより、第1電磁弁31の開閉にかかわらず、キャニスタ31から大気への蒸発燃料の放出を抑制することができる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2を説明する。本実施形態は、前記実施形態1の一部に変更を加えたものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図10は蒸発燃料処理装置を示す構成図である。
前記蒸発燃料処理装置20のキャニスタ21内に、吸着材21aを加熱する電気式ヒータ22が設けられている。キャニスタ21の吸着材21aに吸着されているベーパを脱離する際は、吸着材21aの温度はできるだけ高い方が好ましい。しかし、蒸発燃料が吸着材21aから脱離されるとき、その気化熱によって吸着材21aの温度は低下する。そこで、ベーパの脱離の際に、ヒータ22で吸着材21aを加熱することにより、脱離効率を向上することができる。また、ヒータ22は前記制御装置30によって通電制御される。なお、ヒータ22は本明細書でいう「加熱手段」に相当する。
本実施形態において、前記キャニスタ21内の吸着材21aを加熱するヒータ22を「脱離促進手段」として用いることができる。この場合、ヒータ22を作動させ、キャニスタ21内の吸着材21aを加熱することにより、キャニスタ21内のベーパの脱離を促進することができる。また、前記実施形態1における脱離促進手段としての第2電磁弁(減圧手段)32は省略することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。
10…エンジン(内燃機関)
14…吸気通路
18…燃料タンク
20…蒸発燃料処理装置
21…キャニスタ
22…ヒータ(加熱手段)
24…タンク通路
25…パージ通路
26…大気通路
28…パージ制御弁
30…制御装置(制御手段)
31…第1電磁弁(電磁式開閉弁)
32…第2電磁弁(脱離促進手段、減圧手段、電磁式流量切替弁)
34…タンク内圧センサ(タンク内圧検出手段)
36…パージ濃度検出手段

Claims (10)

  1. 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、
    前記キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、
    前記キャニスタと大気とを連通する大気通路と、
    前記パージ通路に設けられたパージ制御弁と、
    前記パージ制御弁を制御する制御手段と
    を備え、
    前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記タンク通路を介して前記キャニスタ内に吸着させ、また、前記内燃機関の作動中において前記制御手段により前記パージ制御弁が開弁されたときは、内燃機関の吸気負圧により前記大気通路から前記キャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用して前記キャニスタ内から脱離された蒸発燃料を前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージするように構成された蒸発燃料処理装置であって、
    前記タンク通路に該通路を開閉する電磁式開閉弁を設け、
    前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設け、
    前記制御手段は、前記パージ制御弁の開弁中において、前記開閉弁を開弁する際に、該開閉弁が閉弁している状態で、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を開弁し、
    前記燃料タンクの内圧を検出するタンク内圧検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記タンク内圧検出手段により検出される前記燃料タンクの内圧が所定値を越えたときに、前記脱離促進手段を作動させ、
    前記脱離促進手段は、前記キャニスタ内を減圧する減圧手段であり、
    前記減圧手段は、前記大気通路に設けられ、該大気通路を流れる空気流量を2段階で切替える電磁式流量切替弁であり、小流量側の切替状態とすることで前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進する
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記キャニスタから前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージされるパージガスの蒸発燃料の濃度を検出するパージ濃度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記パージ濃度検出手段により検出される蒸発燃料の濃度が所定値よりも濃い場合で、かつ、前記タンク内圧検出手段により検出される前記燃料タンクの内圧が所定値を越えたときに、前記脱離促進手段を作動させることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記開閉弁を開弁後、閉弁状態まで閉弁する際に、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を閉弁することを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、
    前記キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、
    前記キャニスタと大気とを連通する大気通路と、
    前記パージ通路に設けられたパージ制御弁と、
    前記パージ制御弁を制御する制御手段と
    を備え、
    前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記タンク通路を介して前記キャニスタ内に吸着させ、また、前記内燃機関の作動中において前記制御手段により前記パージ制御弁が開弁されたときは、内燃機関の吸気負圧により前記大気通路から前記キャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用して前記キャニスタ内から脱離された蒸発燃料を前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージするように構成された蒸発燃料処理装置であって、
    前記タンク通路に該通路を開閉する電磁式開閉弁を設け、
    前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進する脱離促進手段を設け、
    前記制御手段は、前記パージ制御弁の開弁中において、前記開閉弁を開弁する際に、該開閉弁が閉弁している状態で、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を開弁し、
    前記燃料タンクの内圧を検出するタンク内圧検出手段を備え、
    前記キャニスタから前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージされるパージガスの蒸発燃料の濃度を検出するパージ濃度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記パージ濃度検出手段により検出される蒸発燃料の濃度が所定値よりも濃い場合で、かつ、前記タンク内圧検出手段により検出される前記燃料タンクの内圧が所定値を越えたときに、前記脱離促進手段を作動させる
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項4に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記開閉弁を開弁後、閉弁状態まで閉弁する際に、前記脱離促進手段を作動させることにより前記キャニスタ内の蒸発燃料の脱離を促進した後で前記開閉弁を閉弁することを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  6. 請求項4又は5に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記脱離促進手段は、前記キャニスタ内を減圧する減圧手段であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  7. 請求項に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記減圧手段は、前記大気通路に設けられ、該大気通路を流れる空気流量を減少させる電磁式流量切替弁であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  8. 請求項4又は5のいずれか1つに記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記脱離促進手段は、前記キャニスタ内を加熱する加熱手段であることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  9. 蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタと燃料タンクとを連通するタンク通路と、
    前記キャニスタと内燃機関の吸気通路とを連通するパージ通路と、
    前記キャニスタと大気とを連通する大気通路と、
    前記パージ通路に設けられたパージ制御弁と、
    前記パージ制御弁を制御する制御手段と
    を備え、
    前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を前記タンク通路を介して前記キャニスタ内に吸着させ、また、前記内燃機関の作動中において前記制御手段により前記パージ制御弁が開弁されたときは、内燃機関の吸気負圧により前記大気通路から前記キャニスタ内に空気を吸い込み、その吸い込みによる空気の流れを利用して前記キャニスタ内から脱離された蒸発燃料を前記パージ通路を介して前記吸気通路にパージするように構成された蒸発燃料処理装置であって、
    前記タンク通路に該通路を開閉する電磁式開閉弁を設け、
    前記大気通路に該通路を流れる空気流量を2段階で切替え電磁式流量切替弁を設け、
    前記制御手段は、前記パージ制御弁の開弁中でかつ前記流量切替弁の小流量側の切替え中において前記開閉弁の開弁及び閉弁を行う
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  10. 請求項に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記制御手段は、給油時において前記流量切替弁を大流量側に切替えるとともに前記開閉弁を開弁し、また、給油時以外において前記流量切替弁を小流量側に切替えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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