JP2009270494A - 蒸発燃料処理システムの診断装置及び診断方法 - Google Patents

蒸発燃料処理システムの診断装置及び診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蒸発燃料経路内をポンプで減圧して蒸発燃料の漏れを診断するに際し、車両傾斜時に生じるおそれのあるポンプによる液状燃料の吸い込みを抑えることのできる蒸発燃料処理システムの診断装置を提供する。
【解決手段】制御装置60は、燃料タンク21からキャニスタ31を介してパージバルブ35に至るまでの間の蒸発燃料経路内の圧力をポンプ41で減圧し、その減圧時における蒸発燃料経路内の圧力変化に基づいて蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを診断する診断処理を実行する。さらに、その診断処理の実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関に設けられる蒸発燃料処理システムの診断装置に関するものである。
車両に搭載される内燃機関には、燃料タンク内で発生した蒸発燃料が大気中に放出されることを抑えるために、蒸発燃料をキャニスタにて捕集するようにした蒸発燃料処理システムが設けられている。この蒸発燃料処理システムは、燃料タンクで発生した蒸発燃料を捕集するキャニスタと、キャニスタから脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気通路にパージするパージ通路と、そのパージ通路に設けられて蒸発燃料の流量を調整するパージバルブとで構成されている。こうした蒸発燃料処理システムでは、キャニスタによる蒸発燃料の捕集量に限界があるため、機関運転中にパージバルブを開弁してキャニスタから蒸発燃料を脱離させ、その脱離された蒸発燃料をパージ通路を介して吸気通路に導入して燃焼室で燃焼させる、いわゆるパージ処理が行われる。このようなパージ処理が行われることでキャニスタの蒸発燃料捕集性能は回復されるようになる。
ところで、上記蒸発燃料処理システムにあって、燃料タンクからキャニスタを介してパージバルブに至るまでの間の蒸発燃料経路の途中に孔が空いたり、シール不良などが生じたりすると、蒸発燃料が大気中に漏れてしまい、本来の機能を十分に発揮することができなくなる。
そこで、蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れについてその有無を診断する装置が種々提案されている。例えば、特許文献1に記載の装置では、蒸発燃料経路内の圧力をポンプで加圧し、その加圧時にあって漏れの有無により変化する診断パラメータに基づいて蒸発燃料の漏れを診断するようにしている。また、同文献1に記載の装置では、蒸発燃料経路内を加圧したときの燃料タンク内の油面上昇により、給油口から燃料が漏れることを抑えるべく、車両の傾斜角に応じて漏れ診断の実行可否を判定するようにしている。
特開2002−180916号公報
ところで、蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れが実際に生じているときに、上記文献1に記載されるような漏れ診断を行うと、上記診断パラメータに基づいて漏れの発生が検出されるのであるが、その漏れ診断の実行中は蒸発燃料経路内が加圧されるため、漏れの発生部位からより多くの蒸発燃料が大気中に放出されるおそれがある。
そこで、漏れ診断の実行に際しては、ポンプで蒸発燃料経路内を加圧するのではなく、減圧するようにすれば、蒸発燃料経路内の圧力が、蒸発燃料経路外の圧力、すなわち大気圧よりも低くなるため、漏れ診断中における蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを抑えることができるようになる。
しかし、このように蒸発燃料経路内をポンプで減圧するようにした場合には、新たに次のような不都合の発生が懸念される。
即ち、漏れ診断の実行時に車両が傾斜していると、燃料タンク内の液状燃料が減圧用のポンプで吸引されて、キャニスタやポンプ自体に液状燃料が流れ込んでしまうおそれがある。このようにキャニスタに対して液状燃料が流れ込むと、本来は気体状態の燃料を捕集するために設けられたキャニスタの捕集性能が低下したり、場合によってはパージ処理によって液状燃料が吸気通路に導入されてしまう可能性がある。また、減圧用のポンプも、本来は気体状態の燃料を吸引するポンプであるため、こうしたポンプに対して液状燃料が流れ込むと、性能低下や故障などが生じる可能性がある。
ちなみに、燃料タンク等を、ポンプによる液状燃料の吸い込みが抑えられるような形状にするといったことも考えられるが、この場合には、対応可能な車両の傾斜角に限界があり、過度に大きな傾斜角にまで対応させることは困難である。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸発燃料経路内をポンプで減圧して蒸発燃料の漏れを診断するに際し、車両傾斜時に生じるおそれのあるポンプによる液状燃料の吸い込みを抑えることのできる蒸発燃料処理システムの診断装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するキャニスタと、該キャニスタから脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気通路にパージするパージ通路と、該パージ通路に設けられて蒸発燃料の流量を調整するパージバルブとで構成される蒸発燃料処理システムの蒸発燃料の漏れを診断する装置であって、前記燃料タンクから前記キャニスタを介して前記パージバルブに至るまでの間の蒸発燃料経路内の圧力をポンプで減圧し、その減圧時における前記蒸発燃料経路内の圧力変化に基づいて同蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを診断する診断処理を実行するとともに、その診断処理の実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定することをその要旨とする。
同構成では、上記蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを診断するに際し、その蒸発燃料経路内を減圧するようにしているため、漏れ診断の実行中における蒸発燃料経路内の圧力は、同蒸発燃料経路外の圧力、すなわち大気圧よりも低くなる。そのため、蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れが実際に生じているときに漏れ診断を実行しても、その診断中における蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを抑制することができる。
さらに、同構成では、蒸発燃料の漏れを診断する診断処理についてその実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定するようにしている。そのため、車両の傾斜により、燃料タンク内の液状燃料が減圧用のポンプで吸引されるおそれのあるときには、漏れ診断の実行を禁止することも可能になる。従って、同構成によれば、蒸発燃料経路内をポンプで減圧して蒸発燃料の漏れを診断するに際し、車両傾斜時に生じるおそれのあるポンプによる液状燃料の吸い込みを抑えることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置において、前記燃料タンク内の燃料残量が少ないときほど、前記診断処理の実行を禁止する前記傾斜角が大きくされることをその要旨とする。
燃料タンクに設けられた蒸発燃料の吸入口は、気体状態の燃料を吸い込む必要があるため、燃料タンクの上方に設けられる。こうした吸入口に対して、車両が傾くと燃料タンク内の油面が近づいたり達したりすることにより、液状燃料がポンプに吸入される。ここで、燃料タンク内の燃料残量が少ないときほど、油面が吸入口に近づくときの傾斜角は大きくなり、燃料残量が多いときほど、より小さい傾斜角で油面は吸入口に近づくようになる。そのため、蒸発燃料の漏れ診断の実行を許可する傾斜角を一定値にする場合には、燃料タンクに規定量の燃料が満たされた状態を想定して、ある程度小さい傾斜角を設定することになる。従って、この場合には、車両の傾斜角がある程度小さいときにのみ、漏れ診断の実行が許可されることになり、そうした診断の実行機会が減少するおそれがある。
一方、燃料残量が少なくなるほど、油面が吸入口に近づくときの傾斜角は大きくなるため、燃料タンク内の燃料残量が少ないときほど、上記診断処理の実行を禁止する傾斜角を大きくすることも可能である。そこで、同構成では、燃料タンク内の燃料残量が少ないときほど、蒸発燃料の漏れを診断する処理についてその実行を禁止する車両の傾斜角を大きくするようにしている。このように漏れの診断処理についてその実行を禁止する傾斜角が可変とされることにより、診断処理の実行を許可する傾斜角を一定値にする場合と比較して、診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置において、前記傾斜角と予め設定された判定値とを比較し、前記傾斜角が前記判定値を超えるときに前記診断処理の実行を禁止するとともに、前記判定値は前記燃料残量が少ないときほど大きくなるように可変設定されることをその要旨とする。
同構成によれば、燃料残量が少ないときほど、診断処理の実行を禁止する判定値は大きくされる。従って、燃料残量が少ないときほど、診断処理の実行が許可される傾斜角の範囲は広くなり、これにより上記診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置において、前記診断処理の実行可否を示すフラグの値を前記傾斜角に基づいて設定するマップを備え、前記燃料残量が少ないときほどより大きな前記傾斜角にて前記診断処理の実行を禁止するフラグ値が設定されるように前記マップは設定されていることをその要旨とする。
同構成によれば、燃料残量が少ないときほど、診断処理の実行を禁止するフラグ値がより大きな傾斜角にて設定されるようになる。従って、この場合にも、燃料残量が少ないときほど、診断処理の実行が許可される傾斜角の範囲は広くなり、こうした構成によっても、上記診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
上記診断処理の実行可否を判定するための上記傾斜角としては、請求項5に記載の発明によるように、車両のピッチ角及びロール角を検出する、といった構成を採用することができる。
(第1実施形態)
以下、この発明にかかる蒸発燃料処理システムの診断装置を具体化した第1実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本実施形態にかかる診断装置が適用されるエンジン10の概略構成を示している。
この図1に示すように、エンジン10には、燃料タンク21に接続された燃料供給経路を介して燃焼室11に燃料を噴射供給する燃料噴射弁12と、この噴射された燃料と吸入空気と混合体である混合気に点火を行う点火プラグ13とがそれぞれ設けられている。また、燃焼室11には、吸気系の一部を構成する吸気通路14及び排気系の一部を構成する排気通路15がそれぞれ接続されている。この吸気通路14の途中には、サージタンク16が設けられており、更にその上流側には、吸入空気量を調量するスロットルバルブ17が設けられている。
エンジン10には、燃料タンク21内で発生した蒸発燃料(以下、ベーパという)の大気放出を抑える蒸発燃料処理システム30が設けられている。この蒸発燃料処理システム30には、蒸発燃料を捕集するキャニスタ31が設けられており、このキャニスタ31はベーパ通路32を介して燃料タンク21に接続されている。キャニスタ31とサージタンク16とはパージ通路33で接続されており、そのパージ通路33の途中にはパージバルブ35が設けられている。キャニスタ31の新気導入口と後述するポンプモジュール40とは新気導入通路36で接続されており、ポンプモジュール40とエアフィルタ50とは大気開放通路37で接続されている。
燃料タンク21内で発生したベーパは、燃料タンク21からベーパ通路32を通じてキャニスタ31内に導入され、キャニスタ31内に設けられた吸着材に一旦捕集される。また、パージバルブ35が開かれてキャニスタ31内に大気が導入されることにより、キャニスタ31内に吸着されているベーパがパージ通路33を通じてサージタンク16内に導入される。こうしたパージ処理によって吸気系に導入されるベーパは、燃料噴射弁12から噴射される燃料とともに燃焼室11にて燃焼処理される。
図2に、上記ポンプモジュール40の構造を模式的に示す。この図2に示すように、ポンプモジュール40には、蒸発燃料処理システム30内を減圧してその内圧を大気圧より低くするためのベーン式電動エアポンプ41(以下、ポンプ41という)が設けられており、その駆動は制御装置60からの信号によって行われる。また、キャニスタ31に接続された新気導入通路36を、エアフィルタ50に接続された大気開放通路37と、ポンプ41の吸入口通路41Aとに選択的に接続する電磁式の切替弁42が設けられている。また、ポンプ41の吸入口通路41Aから切替弁42をバイパスして新気導入通路36に至るバイパス通路38が設けられており、このバイパス通路38には、基準孔となるオリフィス38Aが設けられている。ポンプ41の吐出口通路41Bは、大気開放通路37に接続されている。また、ポンプ41の吸入口通路41Aには、蒸発燃料処理システム30内の圧力(以下、システム内圧という)PRを検出する圧力センサ43が設けられている。なお、切替弁42は通常オフ状態にされており、このオフ状態のときには、新気導入通路36と大気開放通路37とが連通される。また、切替弁42がオン状態のときには、新気導入通路36と吸入口通路41Aとが連通される。
上述したベーパの処理にかかる制御は、制御装置60によって行われる。この制御装置60は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM、外部入力回路、及び外部出力回路等から構成されている。制御装置60には、エンジン10の運転状態等を検出する各種センサや、上記圧力センサ43、車両の傾斜角を検出する傾斜角センサ56、燃料タンク21の燃料残量FRを検出する燃料ゲージ57、車両の運転者によって操作されるイグニッションスイッチ58等が接続されている。そして、それらセンサやスイッチからの信号に基づいてベーパの処理にかかる制御、例えば上記パージバルブ35の開度制御などが制御装置60によって行われる。なお、本実施形態では、上記傾斜角センサ56としてジャイロセンサを採用しており、そのセンサによって車両のピッチ角(車両の前後方向に対する傾斜角)P及びロール角(車両の左右方向に対する傾斜角)Rをそれぞれ検出するようにしている。
また、制御装置60は、燃料タンク21からキャニスタ31を介してパージバルブ35に至るまでの間の蒸発燃料経路におけるベーパ漏れの有無を判定する診断処理を行う。なお、本実施形態では、そうした漏れ診断を行うときに、蒸発燃料処理システム30を構成する各部材について動作異常の有無を判定する診断処理も併せて行うようにしている。
以下、上記診断処理について説明する。図3に、診断処理の手順を示し、図4に、診断処理実行中の各種パラメータの変化を示す。また、図5〜図8に、診断処理実行中のポンプモジュール40の動作を示す。
図3に示す診断処理が開始されると、まず、漏れ診断の実行条件が成立しているか否かが判定される(S100)。ここでは、例えば以下の条件(A)〜条件(F)が全て成立しているときに、漏れ診断の実行条件が成立していると判定され、実行条件が成立していないときには、本処理は一旦終了される。
条件(A):イグニッションスイッチ58がオフである。この条件は、エンジン10が停止中であって運転状態に影響されることなく安定した状態で漏れ診断を行うことができることを確認するために設定されている。
条件(B):バッテリ電圧が所定値以上である。この条件は、エンジン停止中でも、ポンプ41を駆動するのに必要な電力が確保されていることを確認するために設定されている。
条件(C):吸気温と冷却水温とが所定範囲内である。この条件は、ポンプ41が氷結して作動不良になることを防止するために設定されている。
条件(D):エンジン10が停止されてから所定時間以上経過している。この条件は、燃料の温度が高いと、ベーパの発生によるシステム内圧PRの上昇によって漏れ診断の判定精度が悪化するおそれがあるため、燃料の温度が十分に低くなっており、安定していることを確認するために設定されている。
条件(E):直前のエンジン運転中において十分にパージ処理が行われている。この条件は、ポンプ41の駆動時において、燃料タンク21内のベーパがキャニスタ31に吸入・捕集されるため、その駆動時においても十分にベーパを捕集することができる程度にキャニスタ31の捕集能力が回復されているかどうかを確認するために設定されている。
条件(F):ポンプ41の駆動を許可するポンプ作動許可フラグPFが「ON」にされている。この条件は、ポンプ41を駆動するのに適した状態であるかどうかを確認するために設定されている。なお、ポンプ作動許可フラグPFの設定態様については後述する。
これら条件(A)〜条件(F)が全て成立しているときには、以下の手順で漏れ診断が行われる。
まず、はじめに大気圧の測定が行われる(S110、図4の時刻t0〜時刻t1)。ここでは、図5に示すように、パージバルブ35が閉状態にされるとともに、切替弁42及びポンプ41はともにオフ状態にされる。これにより、圧力センサ43にて検出されるシステム内圧PRが大気圧相当の圧力になり、その検出値が安定しているかどうかが判定される。この大気圧測定の期間内(時刻t0〜時刻t1)にあって図4に二点鎖線Aで示すように、システム内圧PRが不安定であったり、あるいは所定の範囲から外れている場合には、圧力センサ43に異常有りと判定されて、診断処理は終了される。
一方、システム内圧PRが安定しており、圧力センサ43に異常無しと判定されると、次に、基準圧Prefの測定が行われる(S120、図4の時刻t1〜時刻t2)。ここでは、図6に示すように、パージバルブ35は閉状態に保持されるとともに、切替弁42はオフ状態にされ、ポンプ41はオフ状態からオン状態に変更される。これにより、バイパス通路38内は減圧されて、基準穴相当の漏れが生じているときのシステム内圧PRが圧力センサ43にて検出され、その検出値が基準圧Prefとして記憶される。この基準圧測定の期間内(時刻t1〜時刻t2)にあって図4に二点鎖線Bで示すように、システム内圧PRが十分に低下しない場合には、ポンプ41または切替弁42の動作異常、あるいは基準穴の径が大きくなっており基準穴としての機能を果たさなくなっているといった不具合の発生が考えられる。そのため、ポンプモジュール40に異常有りと判定されて、診断処理は終了される。また、基準圧測定の期間内(時刻t1〜時刻t2)にあって図4に二点鎖線Cで示すように、システム内圧PRが過度に低下する場合には、基準穴の径が小さくなっており基準穴としての機能を果たさなくなっているといった不具合の発生が考えられるため、基準穴に異常有りと判定されて、診断処理は終了される。
一方、ステップS120にてシステム内圧PRが所定の範囲内にあり、ポンプモジュール40及び基準穴に異常無しと判定されると、次に、切替弁42のオフ故障判定が実行される(S130、図4の時刻t2〜時刻t3)。ここでは、図7に示すように、パージバルブ35が閉状態に保持されるとともに、切替弁42はオフ状態からオン状態に変更され、ポンプ41はオン状態に保持される。このように、切替弁42がオフ状態からオン状態に変更された直後にあっては、それまで大気圧相当の圧力になっていたキャニスタ内の圧力が、圧力43センサによって検出されるため、一時的にシステム内圧PRは大気圧近傍にまで上昇する。このオフ故障判定の期間内(時刻t2〜時刻t3)にあって図4に二点鎖線Dで示すように、システム内圧PRが上昇しない場合には、切替弁42に対してオン状態になるように信号が出力されているにもかかわらず、オフ状態のままになっているといった不具合の発生が考えられるため、切替弁42にオフ故障有りと判定されて、診断処理は終了される。
一方、ステップS130にてシステム内圧PRが大気圧近傍にまで上昇しており、切替弁42のオフ故障無しと判定されると、次に、ベーパの漏れ測定が実行される(S140、図4の時刻t3〜時刻t4)。ここでは、図7に示すように、パージバルブ35が閉状態に保持されるとともに、切替弁42及びポンプ41はともにオン状態に保持される。このように、切替弁42及びポンプ41がともにオン状態に保持されることにより、大気圧近傍にまで一旦上昇したシステム内圧PRが再び低下していき、最終的には上記蒸発燃料経路の気密度合に応じた値にまで低下する。そして、システム内圧PRの変化が少なくなり、十分に安定したときの同システム内圧PRが記憶される。この漏れ測定の期間内(時刻t3〜時刻t4)にあって、蒸発燃料経路に上記基準穴よりも大きな漏れ部位が存在する場合には、図4に二点鎖線Eで示すように、システム内圧PRが上記基準圧Prefよりも高くなる。
ステップS140にて、蒸発燃料経路内を減圧したときのシステム内圧PRが記憶されると、次に、パージバルブ35の閉固着判定が実行される(S150、図4の時刻t4〜時刻t5)。ここでは、図8に示すように、パージバルブ35が閉状態から開状態に変更されるとともに、切替弁42及びポンプ41はともにオン状態に保持される。このように、パージバルブ35が閉状態から開状態に変更されると、大気圧相当の圧力になっている吸気通路14の内圧が圧力43センサによって検出されるため、システム内圧PRは大気圧近傍にまで上昇する。この閉固着判定の期間内(時刻t4〜時刻t5)にあって図4に二点鎖線Fで示すように、システム内圧PRが十分に上昇しない場合には、パージバルブ35に対して開状態になるように信号が出力されているにもかかわらず、閉状態のままになっているといった不具合の発生が考えられる。そのため、パージバルブ35に閉固着の異常有りと判定されて、診断処理は終了される。
一方、ステップS150にてシステム内圧PRが十分に上昇しており、パージバルブ35の閉固着異常無しと判定されると、次に、2回目の基準圧Prefの測定及び漏れ判定が実行される(S160、図4の時刻t5〜時刻t6)。ここでは、先の図6に示すように、パージバルブ35が開状態から閉状態に変更されるとともに、切替弁42はオン状態からオフ状態に変更され、ポンプ41はオン状態に保持される。これにより、先のステップS120と同様にバイパス通路38内が減圧されて、基準穴相当の漏れが生じているときのシステム内圧PRが圧力センサ43にて検出され、その検出値が2回目の基準圧Prefとして設定される。この2回目の基準圧測定の期間内(時刻t5〜時刻t6)にあって図4に二点鎖線Gで示すように、システム内圧PRが十分に低下しない場合、あるいは二点鎖線Hにて示すように、システム内圧PRが過度に低下する場合には、ポンプ41に異常有りと判定されて、診断処理は終了される。
一方、2回目に測定された基準圧Prefと先のステップS120において1回目に測定された基準圧Prefとの差が十分に小さいときには、基準圧Prefの精度が十分に確保されていると判断され、2回目に測定された基準圧Prefと先のステップS140における漏れ測定時に記憶されたシステム内圧PRとが比較される。そして、2回目に測定された基準圧Prefよりも漏れ測定時に記憶されたシステム内圧PRの方が低い場合にはベーパの漏れ無しと判定され、2回目に測定された基準圧Prefよりも漏れ測定時に記憶されたシステム内圧PRの方が高い場合にはベーパの漏れ有りと判定される。
次に、2回目の大気圧測定が実行される(S170、図4の時刻t6〜時刻t7)。ここでは、先の図5に示すように、パージバルブ35が閉状態に保持されるとともに、切替弁42もオフ状態に保持され、ポンプ41はオン状態からオフ状態に変更される。これにより、圧力センサ43にて検出されるシステム内圧PRが大気圧相当の圧力になる。この2回目の大気圧測定の期間内(時刻t6〜時刻t7)にあって図4に二点鎖線Iで示すように、2回目に測定された大気圧と先のステップS110において1回目に測定された大気圧との差が所定値以上である場合には、次のように処理される。すなわちステップS110以降ステップS170までの間で大気圧が変化しており、その間に測定されたシステム内圧PRの信頼性が低いため、上記態様による各種判定結果を全て破棄して、本処理は終了される。
一方、2回目に測定された大気圧と先のステップS110において1回目に測定された大気圧との差が所定値未満である場合には、ステップS110以降ステップS170までの間で大気圧が安定しており、その間に測定されたシステム内圧PRの信頼性が高いため、上記態様による各種判定結果が確定されて、本処理は終了される。
このように、本実施形態では、蒸発燃料経路からのベーパ漏れの診断や蒸発燃料処理システム30を構成する各部材の異常診断を行うに際し、その蒸発燃料経路内をポンプ41で減圧するようにしている。そのため、漏れ診断や異常診断の実行中における蒸発燃料経路内の圧力は、その蒸発燃料経路外の圧力、すなわち大気圧よりも低くなる。従って、蒸発燃料経路からのベーパ漏れが実際に生じているときに上述したような漏れ診断処理を実行しても、その診断中における蒸発燃料経路からのベーパ漏れを抑えることが可能になる。
ところで、上記診断処理の実行に際して蒸発燃料経路内を減圧するようにした場合、その診断処理の実行時に車両が傾斜していると、燃料タンク21内の液状燃料が減圧用のポンプ41で吸引されて、キャニスタ31やポンプ41自体に液状燃料が流れ込んでしまうおそれがある。このようにキャニスタ31に対して液状燃料が流れ込むと、本来は気体状態の燃料を捕集するために設けられたキャニスタ31の捕集性能が低下したり、場合によってはパージ処理によって液状の燃料が吸気通路14に導入されてしまう可能性がある。また、ポンプ41も、本来は気体状態の燃料を吸引するエアポンプであるため、こうしたポンプに対して液状燃料が流れ込むと、性能低下や故障などが生じる可能性がある。例えば、ベーン式のエアポンプであるポンプ41の場合、回転軸に設けられた溝に対してベーンが出入りするのであるが、そうした溝に液状燃料が入り込むとベーンの出入りが阻害されてポンプとしての機能が低下してしまうといった不具合が生じる。
そこで、本実施形態では、ベーパ漏れ等を診断する上記診断処理についてその実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定するようにもしている。より詳細には、上記診断処理におけるステップS100では、漏れ診断の実行条件の1つとして、「条件(F):ポンプ41の駆動を許可するポンプ作動許可フラグPFが「ON」にされている」といった条件が設定されていたが、このポンプ作動許可フラグPFの値を車両の傾斜角に基づいて設定するようにしている。
以下、ポンプ作動許可フラグPFの値を初期値の「OFF」から「ON」に変更するフラグ設定処理について説明する。図9に、そのフラグ設定処理の手順を示す。なお、本処理も制御装置60によって実行される。
本処理が開始されるとまず、イグニッションスイッチ58がオフであるか否かが判定され(S200)、オンである場合には(S200:NO)、本処理は一旦終了される。一方、イグニッションスイッチ58がオフである場合には(S200:YES)、停車状態にある車両の傾斜角として、傾斜角センサ56で検出されたピッチ角P及びロール角Rが読み込まれる(S210)。
そして、ピッチ角Pが予め設定されたピッチ判定角PA以下であるか否かの判定(S220)、及びロール角Rが予め設定されたロール判定角RA以下であるか否かの判定(S230)が実行される。
それらピッチ判定角PA及びロール判定角RAは次の点を考慮した一定値として設定されている。すなわち、燃料タンク21に接続されたベーパ通路32の吸入口は、気体状態の燃料を吸い込む必要があるため、燃料タンク21の上方に設けられている。こうした吸入口に対して、車両が傾くと燃料タンク21内の油面が近づいたり達したりすることにより、液状燃料がポンプ41に吸入される。ここで、燃料タンク21内の燃料残量が少ないときほど、油面が吸入口に近づくときの傾斜角は大きくなり、燃料残量が多いときほど、より小さい傾斜角で油面は吸入口に近づくようになる。そのため、上記診断処理の実行を許可する傾斜角を一定値にする場合には、燃料タンク21に規定量の燃料が満たされた状態を想定して、ある程度小さい傾斜角を設定する必要がある。そこで、上記ピッチ判定角PA及びロール判定角RAには、燃料タンク21が規定量の燃料で満たされている状態において、ベーパ通路32の吸入口に油面が達しない程度の最大ピッチ角及び最大ロール角がそれぞれ設定されている。
そして、ピッチ角Pがピッチ判定角PAを超えている場合(S220:NO)、あるいはロール角Rがロール判定角RAを超えている場合には(S230:NO)、ポンプ41を駆動すると液状燃料を吸い込むおそれがあると判断されて、本処理は一旦終了される。この場合には、ポンプ作動許可フラグPFの値が初期値の「OFF」に保持されるため、上記診断処理のステップS100では、漏れ診断の実行条件が不成立であると判定され、これにより漏れ診断の実行が禁止される。
一方、ピッチ角Pがピッチ判定角PA以下であって(S220:YES)、かつロール角Rがロール判定角RA以下である場合には(S230:YES)、ポンプ41を駆動しても液状燃料を吸い込むおそれが無いため、ポンプ作動許可フラグPFが「ON」に設定されて(S240)、本処理は一旦終了される。この場合には、ポンプ作動許可フラグPFの値が初期値の「OFF」から「ON」に変更されるため、上記診断処理のステップS100では、ポンプ41の駆動可否にかかる条件(F)が成立し、他の条件(A)〜条件(E)も成立した場合には、漏れ診断の実行が許可される。
以上説明した本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)燃料タンク21からキャニスタ31を介してパージバルブ35に至るまでの間の蒸発燃料経路内の圧力をポンプ41で減圧し、その減圧時における蒸発燃料経路内の圧力変化に基づき、その蒸発燃料経路からのベーパ漏れを診断するようにしている。そのため、蒸発燃料経路からのベーパ漏れが実際に生じているときにベーパ漏れ診断を実行しても、その診断中における蒸発燃料経路からのベーパ漏れを抑制することができるようになる。
(2)車両のピッチ角Pがピッチ判定角PAを超えている場合、あるいはロール角Rがロール判定角RAを超えている場合には、ベーパ漏れの診断処理を実行する条件の1つとして設定されているポンプ作動許可フラグPFの値を「OFF」に保持することで、診断処理の実行を禁止するようにしている。このようにベーパ漏れの診断処理の実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定するようにしているため、車両の傾斜により、燃料タンク21内の液状燃料が減圧用のポンプ41で吸引されるおそれのあるときには、漏れ診断の実行を禁止することが可能になる。従って、車両傾斜時に生じるおそれのある、ポンプ41による液状燃料の吸い込みを抑えることができるようになる。
(第2実施形態)
次に、この発明にかかる蒸発燃料処理システムの診断装置を具体化した第2実施形態について、図10〜図12を参照して説明する。
第1実施形態では、ピッチ判定角PAやロール判定角RAを、燃料タンク21が規定量の燃料で満たされている状態において、ベーパ通路32の吸入口に油面が達しない程度の最大ピッチ角及び最大ロール角にそれぞれ設定するようにした。この場合には、ピッチ判定角PAやロール判定角RAとして、燃料タンク21に規定量の燃料が満たされた状態を想定したある程度小さい傾斜角が設定されることになる。従って、車両の傾斜角がある程度小さいときにのみ、漏れ診断の実行が許可されることになり、そうした診断の実行機会が減少するおそれがある。
一方、燃料残量が少なくなるほど、油面がベーパ通路32の吸入口に近づくときの傾斜角は大きくなるため、燃料タンク21内の燃料残量が少ないときほど、上記診断処理の実行を禁止する傾斜角を大きくすることも可能である。そこで、本実施形態では、燃料タンク21内の燃料残量が少ないときほど、上記診断処理の実行を禁止する車両の傾斜角を大きくするようにしている。そして、このように漏れの診断処理についてその実行を許可する傾斜角を可変とすることにより、第1実施形態のごとく診断処理の実行を許可する傾斜角を一定値にする場合と比較して、診断処理の実行機会を増大させるようにしている。
図10に、本実施形態におけるポンプ作動許可フラグPFのフラグ設定処理についてその手順を示す。なお、本処理も制御装置60によって実行される。
本処理が開始されるとまず、イグニッションスイッチ58がオフであるか否かが判定され(S300)、オンである場合には(S300:NO)、本処理は一旦終了される。一方、イグニッションスイッチ58がオフである場合には(S300:YES)、停車状態にある車両の傾斜角として、傾斜角センサ56で検出されたピッチ角P及びロール角Rが読み込まれる(S310)。
そして、ピッチ角Pが予め設定されたピッチ判定角PA以下であるか否かの判定(S220)、及びロール角Rが予め設定されたロール判定角RA以下であるか否かの判定(S230)が実行される。
次に、燃料タンク21の燃料残量FRが読み込まれる(S320)。
次に、ピッチ角P及び燃料残量FRに基づき、ROMに記憶されたピッチ角判定マップを参照して第1禁止フラグF1が設定される(S330)。この第1禁止フラグF1は、上記診断処理の実行可否を示すフラグであって、診断処理の実行を禁止するときには「ON」に、診断処理の実行を許可するときには「OFF」に設定される。また、ピッチ角判定マップは、図11に示すように、燃料残量FRが少ないときほどより大きなピッチ角Pにて第1禁止フラグF1の値が「ON」に設定されるように構成されている。こうしたマップ態様により、燃料残量FRが少ないときほど、第1禁止フラグF1の値が「OFF」に設定されるピッチ角Pの範囲、すなわち診断処理の実行が許可されるピッチ角Pの範囲は広くなり、上記診断処理の実行機会が増大される。
次に、ロール角R及び燃料残量FRに基づき、ROMに記憶されたロール角判定マップを参照して第2禁止フラグF2が設定される(S340)。この第2禁止フラグF2も、上記診断処理の実行可否を示すフラグであって、診断処理の実行を禁止するときには「ON」に、診断処理の実行を許可するときには「OFF」に設定される。また、ロール角判定マップは、図12に示すように、燃料残量FRが少ないときほどより大きなロール角Rにて第2禁止フラグF2の値が「ON」に設定されるように構成されている。こうしたマップ態様により、燃料残量FRが少ないときほど、第2禁止フラグF2の値が「OFF」に設定されるロール角Rの範囲、すなわち診断処理の実行が許可されるロール角Rの範囲は広くなり、上記診断処理の実行機会が増大される。
次に、第1禁止フラグF1または第2禁止フラグF2の少なくとも一方が「ON」に設定されているか否かが判定され(S350)、肯定判定される場合には(S350:YES)、ポンプ41を駆動すると液状燃料を吸い込むおそれがあるため、ポンプ作動許可フラグPFの値が「OFF」に設定されて(S360)、本処理は一旦終了される。この場合には、上記診断処理のステップS100において、漏れ診断の実行条件が不成立であると判定されることにより、漏れ診断の実行が禁止される。
一方、第1禁止フラグF1及び第2禁止フラグF2がともに「OFF」に設定されている場合には(S350:NO)、ポンプ41を駆動しても液状燃料を吸い込むおそれが無いため、ポンプ作動許可フラグPFが「ON」に設定されて(S370)、本処理は一旦終了される。この場合には、ポンプ作動許可フラグPFの値が「ON」に設定されるため、上記診断処理のステップS100では、ポンプ41の駆動可否にかかる条件(F)が成立し、他の条件(A)〜条件(E)も成立した場合には、漏れ診断の実行が許可される。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態による上記効果に加え、さらに次のような効果を得ることができる。
(3)燃料タンク21内の燃料残量FRが少ないときほど、上記診断処理の実行を禁止する車両の傾斜角が大きくなるようにしている。このようにベーパ漏れの診断処理についてその実行を許可する傾斜角が可変とされることにより、診断処理の実行を許可する傾斜角を一定値にする場合と比較して、診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
(4)上記診断処理の実行可否を示す第1禁止フラグF1の値についてこれを傾斜角の1つであるピッチ角Pに基づいて設定するピッチ角判定マップを備えるようにしている。そして、第1禁止フラグF1について、診断処理の実行を禁止するフラグ値である「ON」といった値が、燃料残量FRが少ないときほどより大きなピッチ角Pにて設定されるようにそのピッチ角判定マップを設定するようにしている。従って、燃料残量FRが少ないときほど、診断処理の実行が許可されるピッチ角Pの範囲は広くなり、上記診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
同様に、上記診断処理の実行可否を示す第2禁止フラグF2の値についてこれを傾斜角の1つであるロール角Rに基づいて設定するロール角判定マップを備えるようにしている。そして、第2禁止フラグF2について、診断処理の実行を禁止するフラグ値である「ON」といった値が、燃料残量FRが少ないときほどより大きなロール角Rにて設定されるようにそのロール角判定マップを設定するようにしている。従って、燃料残量FRが少ないときほど、診断処理の実行が許可されるロール角Rの範囲は広くなり、上記診断処理の実行機会を増大させることができるようになる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・第1実施形態では、ピッチ判定角PAやロール判定角RAを一定値にするようにした。この他、第2実施形態のごとく、燃料タンク21内の燃料残量FRが少ないときほど、上記診断処理の実行を禁止する車両の傾斜角が大きくなるようにそれらピッチ判定角PAやロール判定角RAといった判定値を可変設定するようにしてよい。この場合には、図13に示すように、燃料残量FRが多いときほどピッチ判定角PAやロール判定角RAが小さくなるように、逆にいえば、燃料残量FRが少ないときほどピッチ判定角PAやロール判定角RAが大きくなるように、ピッチ判定角PAやロール判定角RAを可変設定する。これにより燃料残量FRが少ないときほど、診断処理の実行が許可される傾斜角の範囲が広くなり、これにより第2実施形態に準ずる作用効果を得ることができる。
・第1実施形態では、車両の傾斜角に基づいたポンプ作動許可フラグPFの設定を通じて診断処理の実行可否を判定するようにしたが、車両の傾斜角に基づいて直接診断処理の実行可否を判定するようにしてもよい。例えば、先の図3に示したステップS100において判定される条件(F)を省略する。そして、ピッチ角Pがピッチ判定角PAを超えている場合(図9のS220:NO)、あるいはロール角Rがロール判定角RAを超えている場合には(図9のS230:NO)、図3に示した診断処理に関する一連の手順についてその実行を禁止する。一方、ピッチ角Pがピッチ判定角PA以下であって(図9のS220:YES)、かつロール角Rがロール判定角RA以下である場合には(図9のS230:YES)、図3に示した診断処理に関する一連の手順についてその実行を許可するようにしてもよい。
・第2実施形態では、第1禁止フラグF1や第2禁止フラグF2の設定値に基づいてポンプ作動許可フラグPFの値を変更し、そのポンプ作動許可フラグPFの設定値によって診断処理の実行可否判定を行うようにしたが、第1禁止フラグF1や第2禁止フラグF2の設定値に基づいて直接診断処理の実行可否を判定するようにしてもよい。なお、この変形例にあっては、第1禁止フラグF1及び第2禁止フラグF2がともに「OFF」に設定されている場合に診断処理の実行を許可し、第1禁止フラグF1または第2禁止フラグF2の少なくとも一方が「ON」に設定されている場合には診断処理の実行を禁止するといった実行可否判定を行えばよい。
・図3に示した診断処理では、燃料タンク21からキャニスタ31を介してパージバルブ35に至るまでの間の蒸発燃料経路におけるベーパ漏れの有無を判定とともに、蒸発燃料処理システム30を構成する各部材の動作異常の有無も判定するようにしたが、ベーパ漏れの有無を判定する処理のみを行うようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態では、診断処理の実行可否を判定するための車両の傾斜角として、ピッチ角P及びロール角Rを検出するようにしたが、ピッチ角Pの検出及びピッチ角Pによる診断処理の実行可否判定のみを行うようにしてもよい。また、ロール角Rの検出及びロール角Rによる診断処理の実行可否判定のみを行うようにしてもよい。
・傾斜角センサ56として、ジャイロセンサを使用するようにしたが、この他、車両の傾斜角を検出することができるものであれば、他のセンサを使用するようにしてもよい。また、車両の傾斜角を把握することのできるカーナビゲーションシステムを備える車両にあっては、そのカーナビゲーションシステムからの傾斜角情報を利用するようにしてもよい。
本発明にかかる蒸発燃料処理システムの診断装置の第1実施形態について、これが適用される内燃機関の構成を示す概略図。 同実施形態におけるポンプモジュールの構成を示す模式図。 同実施形態における診断処理の手順を示すフローチャート。 診断処理の実行時におけるパージバルブ、切替弁及びポンプの動作態様と、システム内圧の変化態様とを示すタイミングチャート。 診断処理の実行時におけるポンプモジュールの動作状態を示す模式図。 診断処理の実行時におけるポンプモジュールの動作状態を示す模式図。 診断処理の実行時におけるポンプモジュールの動作状態を示す模式図。 診断処理の実行時におけるポンプモジュールの動作状態を示す模式図。 同実施形態におけるポンプ作動許可フラグの設定処理についてその手順を示すフローチャート。 第2実施形態におけるポンプ作動許可フラグの設定処理についてその手順を示すフローチャート。 同実施形態におけるピッチ角判定マップの概念図。 同実施形態におけるロール角判定マップの概念図。 第1実施形態の変形例における燃料残量とピッチ角判定値及びロール角判定値と対応関係を示すグラフ。
符号の説明
10…エンジン、11…燃焼室、12…燃料噴射弁、13…点火プラグ、14…吸気通路、15…排気通路、16…サージタンク、17…スロットルバルブ、21…燃料タンク、30…蒸発燃料処理システム、31…キャニスタ、32…ベーパ通路、33…パージ通路、35…パージバルブ、36…新気導入通路、37…大気開放通路、38…バイパス通路、38A…オリフィス、40…ポンプモジュール、41…ベーン式電動エアポンプ(ポンプ)、41A…吸入口通路、41B…吐出口通路、42…切替弁、43…圧力センサ、50…エアフィルタ、56…傾斜角センサ、57…燃料ゲージ、58…イグニッションスイッチ、60…制御装置。

Claims (5)

  1. 燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するキャニスタと、該キャニスタから脱離した蒸発燃料を内燃機関の吸気通路にパージするパージ通路と、該パージ通路に設けられて蒸発燃料の流量を調整するパージバルブとで構成される蒸発燃料処理システムの蒸発燃料の漏れを診断する装置であって、
    前記燃料タンクから前記キャニスタを介して前記パージバルブに至るまでの間の蒸発燃料経路内の圧力をポンプで減圧し、その減圧時における前記蒸発燃料経路内の圧力変化に基づいて同蒸発燃料経路からの蒸発燃料の漏れを診断する診断処理を実行するとともに、その診断処理の実行可否を車両の傾斜角に基づいて判定する
    ことを特徴とする蒸発燃料処理システムの診断装置。
  2. 前記燃料タンク内の燃料残量が少ないときほど、前記診断処理の実行を禁止する前記傾斜角は大きくされる
    請求項1に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  3. 前記傾斜角と予め設定された判定値とを比較し、前記傾斜角が前記判定値を超えるときに前記診断処理の実行を禁止するとともに、前記判定値は前記燃料残量が少ないときほど大きくなるように可変設定される
    請求項2に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  4. 前記診断処理の実行可否を示すフラグの値を前記傾斜角に基づいて設定するマップを備え、前記燃料残量が少ないときほどより大きな前記傾斜角にて前記診断処理の実行を禁止するフラグ値が設定されるように前記マップは設定されている
    請求項2に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  5. 前記傾斜角として、車両のピッチ角及びロール角を検出する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
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