JP2013170452A - 燃料蒸気漏れ検出装置、および、それを用いた燃料漏れ検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料蒸気の漏れ検出精度を高める燃料蒸気漏れ検出装置、およびそれを用いた燃料蒸気漏れ検出方法を提供する。
【解決手段】ハウジングは、ポンプ20を収容し、ポンプ通路13、キャニスタ通路1
4、および、大気通路12を有する。圧力センサ40は、ポンプ通路13内の圧力を検出
する。切換弁30は、閉弁することでポンプ通路13とキャニスタ通路14との間を閉塞
し大気通路12とキャニスタ通路14との間を解放する閉弁状態と、開弁することでポン
プ通路13とキャニスタ通路14との間を解放し大気通路12とキャニスタ通路14との
間を閉塞する開弁状態との間で切り換える。ECU50は、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値が所定閾値以上である場合、切換弁30の異常だと判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料蒸気漏れ検出装置、および、それを用いた燃料蒸気漏れ検出方法に関する。
従来、燃料タンクで発生する燃料蒸気の漏れを検出する燃料蒸気漏れ検出装置が知られている。特許文献1に記載の燃料蒸気漏れ検出装置は、切換弁を用いて、燃料タンクと連通する通路と、大気と連通する通路またはポンプと連通する通路のうちいずれか一方との解放または閉塞を切り換える。そして、ポンプを用いて燃料タンク内の圧力を減圧させ、燃料タンク内の圧力が第1所定閾値まで低下しない場合、燃料蒸気の漏れが限界値以上だと判断する。
特開2005−69878号公報。
特許文献1に記載の発明では、連通通路の端部を開閉する切換弁の弁軸に連動して、弁軸とは別体の第1弁体が連通通路の端部を開閉するよう設けられている。この場合、各部品の直角度、同軸度等のバラツキを吸収するため、第1弁体が弁軸に対し所定角度範囲傾斜可能に設けられている。これにより、閉弁時において、第1弁体は、異物等により弁軸に対して傾いたまま第1弁座に着座すると、第1弁体と第1弁座との間にシール漏れが発生するおそれがある。また、第1弁体の閉弁時に検出された圧力に基づいて燃料蒸気の漏れを検出する必要があるため、第1弁体と第1弁座との間にシール漏れが発生すると燃料蒸気の漏れ検出を正確に行うことができなくなる。
ここで、第1弁体の閉弁時に検出された圧力が所定圧力範囲内の値であるか否かを判断することによって、第1弁体と第1弁座との間のシール漏れを検出することができる。しかしながら、少量の異物によるシール漏れが発生する場合、第1弁体の閉弁時に検出された圧力が所定圧力範囲内にあるか否かを判断することによって、第1弁体と第1弁座との間のシール漏れを検出することができない。よって、少量の異物によるシール漏れが発生すると、燃料蒸気の漏れ検出精度に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料蒸気の漏れ検出精度を高める燃料蒸気漏れ検出装置、およびそれを用いた燃料蒸気漏れ検出方法を提供することにある。
請求項1に係る発明によると、燃料蒸気漏れ検出装置は、燃料タンクの内部と外部との間に圧力差を生成することにより、燃料タンクからの燃料蒸気の漏れを検出する。燃料蒸気漏れ検出装置は、ポンプ、ハウジング、切換弁、圧力検出手段、および制御装置を備える。ハウジングは、ポンプを収容し、一端がポンプに接続しているポンプ通路、一端が燃料タンクに連通し他端がポンプ通路の他端に接続している燃料タンク通路、および、一端が大気に開放され他端が燃料タンク通路の他端に接続している大気通路を有する。切換弁は、ハウジングのポンプ通路および大気通路と燃料タンク通路との間に設けられ、閉弁することでポンプ通路と燃料タンク通路との間を閉塞し大気通路と燃料タンク通路との間を解放する閉弁状態と、開弁することでポンプ通路と燃料タンク通路との間を解放し大気通路と燃料タンク通路との間を閉塞する開弁状態との間で切り換える。圧力検出手段は、ポンプ通路に設けられ、ポンプ通路内の圧力を検出する。制御装置は、ポンプの駆動を制御するポンプ駆動手段、および、切換弁を開弁させるON制御および切換弁を閉弁させるOFF制御を行う切換弁制御手段を有する。
制御装置は、ポンプが駆動されるとともに切換弁が閉弁状態であるときのポンプ通路内の圧力である第1リファレンス圧を圧力検出手段により検出する第1リファレンス圧検出処理、切換弁のON制御を行う処理、ポンプが駆動されるとともに切換弁が開弁状態となったときのポンプ通路内の圧力であるタンク圧を検出するタンク圧検出処理、タンク圧に基づいて燃料タンクからの燃料蒸気の漏れを検出する処理、切換弁のOFF制御を行う処理、および、ポンプが駆動されるとともに切換弁が再び閉弁状態となったときのポンプ通路内の圧力である第2リファレンス圧を圧力検出手段により検出する第2リファレンス圧検出処理を順番に行う一連の燃料蒸気漏れ検出処理を実行する。
制御装置は、第n(nは2以上の整数)回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第1リファレンス圧と、第(n−1)回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第2リファレンス圧との差が所定閾値以上である場合異常判定を行う。
例えば、制御装置は、第n回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第1リファレンス圧から第(n−1)回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第2リファレンス圧を差し引いた値が所定閾値以上である場合、切換弁の異常であると判定する。
ここで、第2リファレンス圧は、切換弁に対してOFF制御を行った直後に検出された値であるため、切換弁の完全閉弁時のリファレンス圧である可能性が高い。よって、第n回目の第1リファレンス圧から第(n−1)回目の第2リファレンス圧を差し引いた値は、第n回目の第1リファレンス圧が検出された時の切換弁の閉弁状態を正確に反映することができる。
これにより、第1リファレンス圧が所定圧力範囲内の値であるか否かを判断する方法より、切換弁の閉弁時のシール漏れの検出精度を高めることができる。よって、例えば、切換弁の閉弁時において、シール漏れの程度が低い場合であっても、第n回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第1リファレンス圧から第(n−1)回目の燃料蒸気漏れ検出処理の第2リファレンス圧を差し引いた値に基づいてシール漏れを検出することができる。よって、燃料蒸気漏れの検出精度を高めることができる。
本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置を適用した燃料蒸気処理装置を示す模式図。 本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置の断面図。 図2の部分IIIの拡大図であり、切換弁の不完全閉弁状態を示す断面図。 図2の部分IIIの拡大図であり、切換弁の完全閉弁状態を示す断面図。 本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置の燃料蒸気漏れ検出処理を示すフローチャート。 本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置の(n−1)回目の燃料蒸気漏れ検出処理を示す図。 本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置のn回目の燃料蒸気漏れ検出処理を示す図。 本発明の第2実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置の燃料蒸気漏れ検出処理を示すフローチャート。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置は、燃料蒸気処理装置において燃料タンクで発生する燃料蒸気の漏れを検出することに用いられる。
燃料蒸気処理装置100は、図1に示すように、燃料タンク9、キャニスタ8、および燃料蒸気漏れ検出装置1などを有する。燃料蒸気処理装置100は、キャニスタ8より燃料タンク9内で発生する燃料蒸気を回収し、回収された燃料蒸気をエンジンに接続されている吸気管7の吸気通路71にパージする。
燃料タンク9は、エンジンに供給する燃料を貯留する。燃料タンク9は第1パージ管98によりキャニスタ8と接続する。第1パージ管98は、燃料タンク9の内部空間とキャニスタ8の内部空間とを連通する。
キャニスタ8は、燃料タンク9内で発生する燃料蒸気を回収する吸着材81を有する。キャニスタ8は第2パージ管87により吸気管7と接続する。第2パージ管87は、キャニスタ8の内部空間と吸気管7の吸気通路71とを連通する。第2パージ管87には、パージ弁871が設けられている。燃料タンク9内で発生する燃料蒸気は、第1パージ管98内の通路を経由してキャニスタ8内の吸着材81に吸着され、第2パージ管87内の通路を経由して吸気通路71のスロットル弁72の下流側にパージされる。パージ弁871は、電磁弁であり、第2パージ管87内の通路を経由する燃料蒸気の量を調整する。
続いて、本実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置1を図1から図4に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、燃料蒸気漏れ検出装置1は、ハウジング10、ポンプ20、切換弁30、「圧力検出手段」としての圧力センサ40、および、「制御装置」としての電子制御装置(以下、「電子制御装置」を「ECU」という)50を備える。燃料蒸気漏れ検出装置1は、ポンプ20を用いて、燃料タンク9内およびキャニスタ8内の圧力を減圧することにより、燃料タンク9およびキャニスタ8の燃料蒸気漏れを検出する。
ハウジング10は、略直方体形状であり、樹脂から形成されている。図2に示すように、ハウジング10には、ポンプ20、切換弁30、および圧力センサ40が収容されている。ハウジング10は、ポンプ収容空間11、および、ポンプ収容空間11とハウジング10の外部とを連通する大気通路12を有する。ここで、ポンプ収容空間11および大気通路12は、特許請求の範囲における「大気通路」を構成する。
また、ハウジング10は、ポンプ収容空間11と連通するポンプ通路13、および、「燃料タンク通路」としてのキャニスタ通路14を有する。ポンプ通路13とキャニスタ通路14とはオリフィス18により連通されている。キャニスタ通路14は、キャニスタ接続部15に開口されているキャニスタ接続口141を有する。
本実施形態の場合、燃料蒸気漏れ検出装置1はキャニスタ8に接続され、キャニスタ通路14はキャニスタ接続口141を経由してキャニスタ8の内部空間と連通されている。キャニスタ接続部15の反対側には、コネクタ16が設けられている。ハウジング10には、ポンプ通路13のポンプ収容空間11とは反対側の端部に第1弁座17が形成されている。
ポンプ20は、ハウジング10のポンプ収容空間11に収容され、ポンプ収容空間11とポンプ通路13との間に設けられている。ポンプ20は、ポンプハウジング21、ポンプハウジング21の内壁と摺動するベーン22、ベーン22を支持するロータ23、および、ロータ23を駆動するモータ24を有する。ポンプハウジング21は、吸入口211および排出口212を有する。本実施形態の場合、ポンプ20は、吸入口211がポンプ通路13に開口し、排出口212がポンプ収容空間11に開口するよう設けられている。ロータ23が回転すると、ポンプハウジング21内の気体は排出口212によりポンプ収容空間11に排出され、ポンプハウジング21内に負圧が生じる。すると、ポンプ通路13内の気体は、吸入口211によりポンプハウジング21内に吸入される。モータ24は、ECU50に電気的に接続されている。
切換弁30は、ハウジング10に収容され、キャニスタ通路14、ポンプ通路13、およびポンプ収容空間11とそれぞれ接続するよう設けられている。切換弁30は、弁ボディ31、第1弁体32、第2弁体331を有する弁軸33、および電磁駆動部34を有する。
弁ボディ31は、略筒状に形成され、一端がポンプ通路13のポンプ20とは反対側の端部に対応するよう設けられている。つまり、弁ボディ31は、一端が第1弁座17側に対応するよう配置されている。弁ボディ31の軸方向の中間部には、貫通穴部313が形成されている。貫通穴部313は、中央に貫通穴314を有する。弁ボディ31は、内部空間が貫通穴部313により仕切られ、貫通穴部313の両側に第1接続空間311および第2接続空間312を有する。ここで、第1接続空間311はキャニスタ通路14と連通するとともに、ポンプ通路13と連通している。また、第2接続空間312は弁ボディ31に形成されている連通穴315によりポンプ収容空間11と連通している。貫通穴部313の第1接続空間311側には第2弁座316が形成されている。
図3に示すように、第1弁体32は、第1弁座17に当接可能に設けられている。第1弁体32は、略U字状に形成されている本体321、本体321の第1弁座17側に形成されている先端部322、鍔部323、および当接凹部324を有する。先端部322の第1弁座17側には緩衝部材325が設けられている。また、先端部322は緩衝部材325を介して第1弁座17と当接可能である。鍔部323は、本体321の先端部322とは反対側の端部から径方向外側に突出するよう形成されている。当接凹部324は、本体321の先端部322とは反対側の端部の中央から軸方向の先端部322側に窪むよう形成されている。本体321の鍔部323とハウジング10の内壁との間には、スプリング326が設けられている。スプリング326は、軸方向の第1弁座17とは反対側に本体321を付勢する。
弁軸33は、第2弁体331が第1接続空間311内に収容するよう、弁ボディ31の内部空間に設けられ、軸方向に往復移動可能である。弁軸33の一端は第1弁体32の当接凹部324に当接し、他端には後述する電磁駆動部34の可動コア343が設けられている。
電磁駆動部34は、弁ボディ31の軸方向の他端に設けられ、コイル341、固定コア342、可動コア343、およびスプリング344を有する。コイル341は、コネクタ16を介してECU50と電気的に接続されている。固定コア342はコイル341の径方向内側に固定され、可動コア343は弁軸33の他端に設けられている。スプリング344は、固定コア342と可動コア343との間に設けられ、可動コア343を第1弁座17側に付勢する。ここで、コイル341に通電されると、固定コア342と可動コア343との間に、磁気吸引力が発生することでは、可動コア343は弁軸33とともに軸方向の固定コア342側に移動する。
スプリング326の付勢力は、スプリング344の付勢力より小さく設定されている。このため、電磁駆動部34のコイル341に通電されていないとき、スプリング344は可動コア343および弁軸33を介して第1弁体32の本体321を第1弁座17側に付勢する。このため、第1弁体32の本体321が第1弁座17に着座することで、キャニスタ通路14および第1接続空間311とポンプ通路13との間が遮断される。また、このとき、第2弁体331が第2弁座316から離座することで、貫通穴314が解放され、キャニスタ通路14および第1接続空間312と、第2接続空間312、ポンプ収容空間11、および、大気通路12とは、貫通穴314より連通される。
ここで、電磁駆動部34のコイル341に通電されていない状態、つまり、第1弁体32が第1弁座17に着座する状態は、特許請求の範囲における「閉弁状態」に対応する。ここで、「閉弁状態」は「完全閉弁状態」および「不完全閉弁状態」を含む。「完全閉弁状態」というのは、第1弁体32と第1弁座17との間に隙間が空いていない状態を言う(図4参照)。また、「不完全閉弁状態」というのは、第1弁体32が弁軸33に対して傾いた状態で第1弁座17に着座し、第1弁体32と第1弁座17との間に隙間が空いている状態を言う(図3参照)。
一方、電磁駆動部34のコイル341に通電されると、可動コア343および弁軸33は、固定コア342と可動コア343との間の磁気吸引力により、固定コア342側に移動する。このとき、第1弁体32の本体321は、スプリング326の付勢力により第1弁座17から離座することで、キャニスタ通路14および第1接続空間311とポンプ通路13とが連通される。また、このとき、第2弁体331が第2弁座316に着座することで、貫通穴314が閉塞され、キャニスタ通路14および第1接続空間311と、第2接続空間312、ポンプ収容空間11、および、大気通路12とは遮断される。ここで、電磁駆動部34のコイル341に通電されている状態、つまり、第1弁体32が第1弁座17から離座する状態は、特許請求の範囲における「開弁状態」に対応する。
圧力センサ40は、ハウジング10のキャニスタ接続部15とは反対側のポンプ通路13内に設けられ、ポンプ通路13内の圧力を検出する。圧力センサ40は、コネクタ16を介してECU50と電気的に接続されている。
ECU50は、演算手段としてのCPU、ならびに、記憶手段としてのRAMおよびROM等を有するマイクロコンピュータ等から構成されている。ECU50は、圧力センサ40、ポンプ20、および切換弁30の電磁駆動部34と電気的に接続されている。ECU50は、圧力センサ40が検出するポンプ通路13内の圧力に応じた信号に基づいて切換弁30を開弁させるON制御および切換弁30を閉弁させるOFF制御を行い、ポンプ20の駆動を制御する。
続いて、本実施形態の燃料蒸気漏れ検出装置1の作動を図5〜図7に基づいて説明する。図5は、ECU50による燃料蒸気の漏れを検出する処理(以下、「漏れ検出処理」という)を行う処理フローを示したものである。ここで、ECU50は、特許請求の範囲における「制御装置」に対応し、「ポンプ駆動手段」、および、「切換弁制御手段」として機能する。図6、7は、漏れ検出処理を行うときの時間の経過に伴うポンプ通路13内の圧力の変化を示したものである。図6は第(n−1)回目の漏れ検出処理を示し、図7は第n回目の漏れ検出処理を示す。
図5に示す一連の処理は、エンジンの運転が停止されて所定期間が経過すると開始される。この所定期間は、車両の温度が安定するために必要な期間に設定されている。
S101では、ECU50は大気圧P0を検出する。このとき(図6、7に示す期間A)、ポンプ20および切換弁30はいずれも電源が入っていない状態である。すなわち、切換弁30は、第1弁体32が第1弁座17に着座されている閉弁状態である(図2参照)。一方、ポンプ通路13は、ポンプ20の内部、ポンプ収容空間11、および大気通路12を経由して大気と連通した状態である。そのため、ポンプ通路13に設けられている圧力センサ40で検出した圧力を大気圧P0として検出することができる。ECU50は、このとき圧力センサ40から出力された信号の値を大気圧P0に対応する値としてRAMに記憶する。
S102では、ECU50は、「ポンプ駆動手段」として機能し、リファレンス圧Prを検出する。ここで、リファレンス圧Prとは、切換弁30の閉弁状態でポンプ20を駆動するときのポンプ通路13内の最低圧力である。このとき、ポンプ通路13とキャニスタ通路14とは、直接の連通が遮断され、オリフィス18を経由して連通されている。よって、ポンプ通路13内の圧力はポンプ20により減圧される。ECU50は、このとき(図6、7に示す期間B)、圧力センサ40により検出した圧力を第1リファレンス圧Pr1としてRAMに記憶する。
S103では、ECU50は、S102で検出された第1リファレンス圧Pr1が所定圧力範囲内の値であるか否かを判断する。所定圧力範囲とは、第1閾値Ps1と第2閾値Ps2との間の範囲と定義する。第1リファレンス圧Pr1がPs1以下Ps2以上の値である場合(S103:YES)、処理はS104へ移行する。
一方、第1リファレンス圧Pr1がPs1より大きい場合、または、第1リファレンス圧Pr1がPs2より小さい場合(S103:NO)、処理はS112へ移行する。S112では、ECU50は切換弁30が異常であると判定する。
ここで、第1リファレンス圧Pr1がPs1より大きくなった場合、切換弁30の閉弁時にシール漏れが発生したことが考えられる。また、第1リファレンス圧Pr1がPs2より小さくなった場合、異物によりオリフィス18の径が小さくなったことが考えられる。
S104では、ECU50は、第n回目の漏れ検出処理で検出された第1リファレンス圧Pr1から、第(n−1)回目の漏れ検出処理で検出された第2リファレンス圧Pr2を差し引いた値が第3閾値Pd3より小さいか否かを判断する。第3閾値Pd3は、特許請求の範囲における「所定閾値」に対応する。ここで、第n回目の漏れ検出処理で検出された第1リファレンス圧Pr1を第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1とし、第(n−1)回目の漏れ検出処理で検出された第2リファレンス圧Pr2を第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2とする。すると、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値が第3閾値Pd3より小さい場合(S104:YES)、処理はS105へ移行する。一方、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値が第3閾値Pd3以上である場合(S104:NO)、処理はS112へ移行する。
ここで、出荷時の初回の漏れ検出処理を行うときのみ、第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1とする。つまり、nが1である場合のみ、第0回目の第2リファレンス圧(0)Pr2を第1回目の第1リファレンス圧(1)Pr1とする。
S105では、ECU50は、切換弁30に対してON制御を行う。これにより、第1弁体32が第1弁座17から離座することで、キャニスタ通路14とポンプ通路13とは第1接続空間311を経由して連通される。
S106では、ECU50は、燃料タンク9内の圧力(以下、「タンク圧」とする)Ptを検出する。S105で切換弁30が開弁状態となると、ポンプ通路13は、第1接続空間311、キャニスタ通路14およびキャニスタ8を経由して、燃料タンク9と連通する。よって、燃料タンク9内とポンプ通路13内とは圧力が同一となり、圧力センサ40が検出するポンプ通路13内の圧力は燃料タンク9の内部の圧力に相当する。また、ポンプ通路13内の圧力は一旦上昇し、ポンプ20が作動することにより、圧力センサ40により検出されるタンク圧Ptは図6、7の期間Cに示すように時間の経過とともに減圧される。
S107では、ECU50は、タンク圧Ptが第4閾値Ps4より小さいか否かを判断する。ここで、第4閾値Ps4とは、ECU50が第1リファレンス圧Pr1に基づいて算出した値である。ポンプ20の作動にともなって、タンク圧Ptが第4閾値Ps4よりも低下した場合(S107:YES)、処理はS108へ移行する。一方、タンク圧Ptが第4閾値Ps4以上である場合(S107:NO)、処理はS109へ移行する。
S108では、ECU50は、燃料タンク9の燃料蒸気の漏れが限界値より小さいと判断する。燃料タンク9の内部の圧力が第4閾値Ps4よりも低下する場合、燃料タンク9の外部から内部への空気の侵入がなく、燃料タンク9の気密が十分に達成されていることを意味する。そのため、燃料タンク9の内部で発生した燃料蒸気が外部へ放出されることはなく、燃料蒸気の漏れは限界値より小さいと判断することができる。
S109では、ECU50は、燃料タンク9の燃料蒸気の漏れが限界値以上だと判断する。燃料タンク9の内部の圧力が第4閾値Ps4まで低下しない場合、燃料タンク9の内部の減圧にともなって外部から空気が侵入していると考えられる。そのため、燃料タンク9の内部で燃料蒸気が発生した場合、発生した燃料蒸気は燃料タンク9から外部へ放出されていると考えられる。したがって、燃料タンク9の内部の圧力が第4閾値Ps4よりも低下しない場合、燃料蒸気の漏れが限界値以上だと判断することができる。ECU50は、燃料蒸気の漏れが限界値以上だと判断すると、エンジンの次回の運転時においてダッシュボードに警告ランプを点灯させる。これにより、運転者に燃料蒸気漏れが発生していることを認識させることができる。
なお、燃料タンク9の内部の圧力が第4閾値Ps4とほぼ同一の場合、燃料タンク9にオリフィス18に相当する亀裂等が生じていることになる。
S110では、ECU50は、切換弁30に対してOFF制御を行う。これにより、第1弁体32が第1弁座17に着座することで、ポンプ通路13とキャニスタ通路14とは、直接の連通が遮断される。よって、ポンプ通路13内の圧力はポンプ20により減圧される。
S111では、ECU50は、再びリファレンス圧を検出する。ECU50は、このとき(図6、7に示す期間D)、圧力センサ40により検出した圧力を第2リファレンス圧Pr2としてRAMに記憶する。第2リファレンス圧Pr2は、切換弁30に対してOFF制御を行った直後に検出された値であるため、切換弁30の完全閉弁時のリファレンス圧である可能性が高い。つまり、第1リファレンス圧Pr1よりも第2リファレンス圧Pr2のほうがより信頼性が高い。
ECU50は、上述した燃料蒸気漏れの検出が完了すると、ポンプ20および切換弁30への通電を停止する。図6、7の期間Eに示すように、ポンプ20および切換弁30への通電が停止されたときの状態を漏れ検出処理終了状態とする。これにより、図6、7の期間Eに示すように、ポンプ通路13の圧力は大気圧P0に回復する。ECU50は、ポンプ通路13の圧力が大気圧P0に回復したことを確認した後、圧力センサ40の作動を停止させ、漏れ検出処理を終了する。
以上説明したように、ECU50は、第1リファレンス圧Pr1が所定圧力範囲内の値であるか否かを判断することによって切換弁30の異常を検出する。切換弁30の閉弁状態が不完全閉弁状態である場合、第1弁体32と第1弁座17との間のシール漏れにより、第1リファレンス圧Pr1は第2閾値Ps2を下回って所定圧力範囲外の値となるおそれがある。このとき、ECU50は切換弁30が異常であると判定する。しかしながら、切換弁30の不完全閉弁状態において、第1弁体32と第1弁座17との間のシール漏れの程度が低い場合、第1リファレンス圧Pr1は所定圧力値範囲内の値となる。このため、第1弁体32と第1弁座17との間のシール漏れの程度が低い場合、第1リファレンス圧Pr1が所定圧力範囲内の値であるか否かに基づいて切換弁30の異常を検出することができない。
ここで、本実施形態では、ECU50は、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値が第3閾値Pd3以上である場合、切換弁30の異常だと判定する。これにより、リファレンス圧の変動に基づいて切換弁30の閉弁時のシール漏れを検出することができる。また、第2リファレンス圧Pr2は、切換弁30に対してOFF制御を行った直後に検出された値であるため、切換弁30の完全閉弁時のリファレンス圧である可能性が高い。このため、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値は、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1が検出された時の切換弁30の閉弁状態を正確に反映することができる。すなわち、仮に第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1が所定圧力範囲内の値であっても、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値が第3閾値Pd3以上であるときは、切換弁30が異常である可能性が高い。よって、ECU50は、第n回目の第1リファレンス圧(n)Pr1から第(n−1)回目の第2リファレンス圧(n−1)Pr2を差し引いた値に基づいて、第1弁体32と第1弁座17との間のシール漏れの程度が低い場合であっても、切換弁30の異常を検出することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による燃料蒸気漏れ検出装置を図8に示す。上記第1実施形態と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6は、本実施形態のECU50による燃料蒸気漏れ検出処理に関する処理フローである。図6に示す一連の処理は、第1実施形態の処理(図5参照)のうちS201、S202、およびS203の処理を追加したことを除き、第1実施形態の処理と同じである。よって、図6におけるS201、S202、およびS203以外の処理については説明を省略する。
S201では、ECU50は、「切換弁制御手段」として機能し、切換弁30に対してON−OFF制御を一回行う。ここで、「ON−OFF制御」というのは、切換弁30の電磁駆動部34に電源を入れるON制御、および、切換弁30の電磁駆動部34の電源を切るOFF制御をそれぞれ一回行うことである。また、ECU50は、切換弁30に対して行ったON−OFF制御の累積回数をカウントしRAMに記憶する。
S202では、ECU50は、S201で行ったON−OFF制御の回数が所定回数以上であるか否かを判断する。S201で行ったON−OFF制御の回数が所定回数以上である場合(S202:YES)、処理はS112へ移行する。
一方、S201で行ったON−OFF制御の回数が所定回数まで達していない場合(S202:NO)、処理はS102に戻る。
S203では、ECU50は、RAMに記憶された切換弁30のON−OFF制御の回数をリセットする。
以上説明したように、本実施形態では、切換弁30に対してON−OFF制御を行うことにより、第1弁体32および第2弁体331を往復移動させることで、第1弁体32と第1弁座17との間、または、第2弁体331と第2弁座316との間にたまった異物Cを無くすことができる。よって、第1弁体32と第1弁座17との間、または、第2弁体331と第2弁座316との間の異物Cによるシール漏れを抑制することができる。
さらに、本実施形態では、切換弁30に対してON−OFF制御を所定回数行っても、切換弁30のシール漏れが解消できない場合、切換弁30が異常であると判断する。これにより、切換弁30のON−OFF作動により回復できない切換弁30の異常を検出することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、燃料タンク内およびキャニスタ内の圧力を減圧することにより燃料タンクおよびキャニスタの燃料蒸気漏れを検出する。これに対し、他の実施形態では、燃料タンク内の圧力を増圧することにより、燃料タンクの燃料漏れを検出することとしても良い。
上記実施形態では、第n回目の第1リファレンス圧から第(n−1)回目の第2リファレンス圧を差し引いた値に基づいて切換弁の異常を検出する例を示した。これに対し、他の実施形態では、第n回目の第1リファレンス圧から第(n−1)回目の第2リファレンス圧を差し引いた値に基づいてオリフィスの異常を検出することとしても良い。
上記実施形態では、「ON−OFF制御」というのは、切換弁の電磁駆動部に電源を入れるON制御、および、切換弁の電磁駆動部の電源を切るOFF制御をそれぞれ一回行うことである。これに対し、他の実施形態では、「ON−OFF制御」というのは、切換弁の電磁駆動部に電源を入れるON制御、および、切換弁の電磁駆動部の電源を切るOFF制御をそれぞれ複数回行うことであっても良い。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1・・・燃料蒸気漏れ検出装置、
9・・・燃料タンク、
10・・・ハウジング、
12・・・大気通路、
13・・・ポンプ通路、
14・・・キャニスタ通路(燃料タンク通路)、
20・・・ポンプ、
30・・・切換弁、
40・・・圧力センサ(圧力検出手段)、
50・・・ECU(制御装置、ポンプ駆動手段、切換弁制御手段)、
Pr1・・・第1リファレンス圧、
Pr2・・・第2リファレンス圧、
Pd3・・・第3閾値(所定閾値)。

Claims (4)

  1. 燃料タンク(9)の内部と外部との間に圧力差を生成することにより、前記燃料タンクからの燃料蒸気の漏れを検出する燃料蒸気漏れ検出装置(1)であって、
    ポンプ(20)と、
    前記ポンプを収容し、一端が前記ポンプに接続しているポンプ通路(13)、一端が前記燃料タンクに連通し他端が前記ポンプ通路の他端に接続している燃料タンク通路(14)、および、一端が大気に開放され他端が前記燃料タンク通路の他端に接続している大気通路(12)を有するハウジング(10)と、
    前記ハウジングの前記ポンプ通路および前記大気通路と前記燃料タンク通路との間に設けられ、閉弁することで前記ポンプ通路と前記燃料タンク通路との間を閉塞し前記大気通路と前記燃料タンク通路との間を解放する閉弁状態と、開弁することで前記ポンプ通路と前記燃料タンク通路との間を解放し前記大気通路と前記燃料タンク通路との間を閉塞する開弁状態との間で切り換える切換弁(30)と、
    前記ポンプ通路に設けられ、前記ポンプ通路内の圧力を検出する圧力検出手段(40)と、
    前記ポンプの駆動を制御するポンプ駆動手段、ならびに、前記切換弁を開弁させるON制御および前記切換弁を閉弁させるOFF制御を行う切換弁制御手段を有する制御装置(50)と、を備え、
    前記制御装置は、前記ポンプが駆動されるとともに前記切換弁が前記閉弁状態であるときの前記ポンプ通路内の圧力である第1リファレンス圧(Pr1)を前記圧力検出手段により検出する第1リファレンス圧検出処理、前記ON制御を行う処理、前記ポンプが駆動されるとともに前記切換弁が前記開弁状態となったときの前記ポンプ通路内の圧力であるタンク圧を検出するタンク圧検出処理、前記タンク圧に基づいて前記燃料タンクからの燃料蒸気の漏れを検出する処理、前記OFF制御を行う処理、および、前記ポンプが駆動されるとともに前記切換弁が再び前記閉弁状態となったときの前記ポンプ通路内の圧力である第2リファレンス圧(Pr2)を前記圧力検出手段により検出する第2リファレンス圧検出処理を順番に行う一連の燃料蒸気漏れ検出処理を実行し、
    前記制御装置は、第n(nは2以上の整数)回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第1リファレンス圧と、第(n−1)回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第2リファレンス圧との差が所定閾値(Pd3)以上である場合異常判定を行うことを特徴とする燃料蒸気漏れ検出装置。
  2. 前記制御装置は、第n回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第1リファレンス圧から第(n−1)回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第2リファレンス圧を差し引いた値が所定閾値(Pd3)以上である場合、前記切換弁の異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸気漏れ検出装置。
  3. 前記制御装置は、前記切換弁の異常だと判定されると、前記切換弁制御手段により前記ON制御および前記OFF制御を一回以上行うことを特徴とする請求項2に記載の燃料蒸気漏れ検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料蒸気漏れ検出装置を用いて行う燃料蒸気漏れ検出方法であって、
    前記第1リファレンス圧検出処理を行うステップと、
    第n回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第1リファレンス圧と、第(n−1)回目の前記燃料蒸気漏れ検出処理の前記第2リファレンス圧との差に基づいて異常判定を行うステップと、
    前記切換弁が正常である場合、前記タンク圧に基づいて前記燃料蒸気が漏れているか否かを判断するステップと、
    前記切換弁が正常である場合、前記第2リファレンス圧検出処理を行うステップと、を含むことを特徴とする燃料蒸気漏れ検出方法。
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