JP6172459B2 - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止装置の漏れ判定技術に関する。
従来、燃料タンク内で蒸発した燃料蒸発ガスの大気への放出を防止するために、燃料タンクと内燃機関の吸気通路とを連通する連通路に介装するキャニスタと、燃料タンクとキャニスタとを連通又は封鎖する密閉弁と、吸気通路とキャニスタとの間の連通路の連通と遮断とを行うパージ弁を有する燃料蒸発ガス排出抑止装置が設けられている。燃料蒸発ガス排出抑止装置は、給油時には密閉弁を開きパージ弁を閉じて、燃料タンク内の燃料蒸発ガスをキャニスタに流出するようにし、燃料蒸発ガスをキャニスタ内に配設された活性炭に吸着させている。そして、燃料蒸発ガス排出抑止装置は、内燃機関の作動時にパージ弁を開きキャニスタの活性炭に吸着させた燃料蒸発ガスを内燃機関の吸気通路に排出して燃料蒸発ガスを処理するパージ処理を行う。
また、この燃料蒸発ガス排出抑止装置における連通路での漏れを判定する技術が提案されている。詳しくは、キャニスタに負圧を発生させる負圧ポンプとキャニスタ内の圧力を検出する圧力センサを備え、切替弁、密閉弁(タンク封鎖弁)及びパージバルブの開閉を制御し、負圧ポンプの作動により連通路及び燃料タンク内を負圧にし、当該負圧の保持或いは不保持により漏れの有無を判定するようにしている(特許文献1)。
特開2013−19281号公報
上記特許文献1に記載された漏れ判定では、パージバルブを閉弁し、密閉弁を開弁した状態で負圧ポンプを作動してキャニスタ内の圧力変化が少なければキャニスタまたは燃料タンクで漏れがあると判定し、密閉弁を閉弁した状態で負圧ポンプを作動してキャニスタ内の圧力変化が少なければキャニスタで漏れがあると判定する。
しかしながら、特許文献1においてキャニスタで漏れがあると判定されても、実際にはパージバルブと密閉弁との間の連通路とキャニスタのいずれかで漏れがあると判定できるに過ぎない。
このように連通路を含むキャニスタに漏れがあると判定された場合、キャニスタとともに連通路も交換しなければならず、特にキャニスタとエンジンとが大きく離間して配置された車両では連通路が長くなり、交換部品のコスト及び交換工数の大幅な増加を招く虞がある。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、キャニスタ単体の洩れ判定が可能な燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、前記連通路に接続され前記連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、前記連通路と前記キャニスタとの連通を開閉するキャニスタ開閉弁と、前記キャニスタの内部と外部とを連通する連通孔を介して前記キャニスタに圧力を発生させる圧力発生部と、前記キャニスタの内圧を検出する圧力検出部と、前記キャニスタ開閉弁を閉弁するとともに前記圧力発生部を作動させた際の前記圧力検出部により検出した値に基づいて前記キャニスタの漏れを判定する第1の判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項1において、前記第1の判定部は、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧が所定値を超えて変化しない場合に、前記キャニスタに漏れがあると判定することを特徴とする。
また、請求項3の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項1または2において、前記吸気通路と前記連通路との連通を開閉するパージ弁と、前記連通路と前記燃料タンクとの連通を開閉する密閉弁と、前記パージ弁及び前記密閉弁を閉弁し、前記キャニスタ開閉弁を開弁させるとともに、前記圧力発生部を作動させ、前記圧力検出部により検出した値に基づいて前記キャニスタ及び前記連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあることを判定するする第2の判定部と、前記第1の判定部の判定結果及び前記第2の判定部の判定結果に基づいて前記連通路の漏れを判定する第3の判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項3において、前記第3の判定部は、前記第1の判定部により前記キャニスタに漏れがないと判定され、前記第2の判定部により前記キャニスタ及び前記連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあると判定された場合に、前記連通路に漏れがあると判定することを特徴とする。
また、請求項5の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項4において、前記パージ弁を閉弁し、前記密閉弁及び前記キャニスタ開閉弁を開弁させるとともに、前記圧力発生部を作動させ、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧が所定値を超えて変化しない場合に、前記キャニスタ、前記連通路及び前記燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあることを判定する第4の判定部と、前記第4の判定部の判定結果および第2の判定部の判定結果に基づいて前記燃料タンクの漏れを判定する第5の判定部と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項6の燃料蒸発ガス排出抑止装置は、請求項5において、前記第5の判定部は、前記第2の判定部により前記連通路および前記キャニスタに漏れがないと判定され、前記第4の判定部により前記キャニスタ、前記連通路及び前記燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあると判定された場合に、前記燃料タンクに漏れがあると判定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、キャニスタ開閉弁を閉弁することで、キャニスタが閉鎖されるので、圧力発生部を作動させてキャニスタ内に圧力を発生させると、キャニスタに漏れがない場合にはキャニスタの内圧が変化する。したがって、この圧力発生部を作動させた際のキャニスタの内圧に基づいてキャニスタに漏れがあることを判定することができる。
このように、キャニスタに漏れがあることを特定することができるので、キャニスタに漏れがあることが判定された場合には、キャニスタ単体のみ交換することで修理を完了させることができ、交換部品のコスト及び修理工数の低減を図ることができる。
請求項2の発明によれば、第1の判定部においてキャニスタの内圧が所定値を超えて変化しない場合には、圧力発生部を作動させているにも拘わらずキャニスタに漏れがあってキャニスタの内圧が所定値を超えて変化しないことが想定される。したがって、所定値を適宜設定することでキャニスタの漏れを判定することができる。
請求項3の発明によれば、パージ弁及び密閉弁を閉弁し、キャニスタ開閉弁を開弁させることで、キャニスタと連通路が連通した閉鎖空間が形成されるので、圧力発生部を作動させてキャニスタ内に圧力を発生させると、キャニスタと連通路のいずれにも漏れがない場合にはキャニスタの内圧が変化する。したがって、この圧力発生部を作動させた際のキャニスタの内圧に基づいて、キャニスタ及び連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあることを判定することができる。
そして、第1の判定部の判定結果及び第2の判定部の判定結果に基づいて、連通路に漏れがあると判定することができ、漏れた個所の特定を更に図ることができる。
請求項4の発明によれば、第1の判定部によってキャニスタに漏れがないと判定され、第2の判定部によってキャニスタ及び連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあると判定された場合には、連通路に漏れがあると判定することができる。
請求項5の発明によれば、パージ弁を閉弁し密閉弁及びキャニスタ開閉弁を開弁させることで、キャニスタ、連通路及び燃料タンクが連通した閉鎖空間が形成されるので、圧力発生部を作動させてキャニスタ内に圧力を発生させると、キャニスタ、連通路及び燃料タンクのいずれにも漏れがない場合にはキャニスタの内圧が変化する。したがって、この圧力発生部を作動させた際のキャニスタの内圧に基づいて、キャニスタ、連通路及び燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあることを判定することができる。
そして、第4の判定部の判定結果および第2の判定部の判定結果に基づいて、燃料タンクに漏れがあることを判定することができ、漏れた個所の特定を更に図ることができる。
請求項6の発明によれば、第2の判定部によって連通路及びキャニスタに漏れがないと判定され、第4の判定部によってキャニスタ、連通路及び燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあることが判定された場合には、燃料タンクに漏れがあると判定することができる。
本発明の一実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。 エバポレーティブリークチェックモジュールの切替弁の非作動時における内部構成部品の作動を示す図である。 エバポレーティブリークチェックモジュールの切替弁の作動時における内部構成部品の作動を示す図である。 本実施形態の電子コントロールユニットが実行するリーク判定制御の制御手順を示すフローチャートである。 リーク判定制御においてキャニスタリークありと判定された場合でのキャニスタ内圧の推移の一例を示すタイムチャートである。 リーク判定制御において配管リークありと判定された場合でのキャニスタ内圧の推移の一例を示すタイムチャートである。 リーク判定制御においてタンクリークありと判定された場合でのキャニスタ内圧の推移の一例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置1の概略構成図である。また、図2は、エバポレーティブリークチェックモジュール34の切替弁34eの非作動時における内部構成部品の作動を示す図であり、図3は、エバポレーティブリークチェックモジュール34の切替弁34eの作動時における内部構成部品の作動を示す図である。図2及び図3中の矢印は、図の状態でエバポレーティブリークチェックモジュール34内の負圧ポンプ34cを作動させた場合の空気の流れ方向を示す。なお、切替弁34eは、図2の非作動時が開弁状態であり、図3の作動時が閉弁状態である。
本実施形態に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置1は、図示しない走行用モータ及びエンジン10(内燃機関)を備え、どちらか一方或いは双方を用いて走行するハイブリット車やプラグインハイブリッド車に用いられている。
図1に示すように、燃料蒸発ガス排出抑止装置1は、大きく車両に搭載されるエンジン10と、燃料を貯留する燃料貯留部20と、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30と、車両の総合的な制御を行うための制御装置である電子コントロールユニット40(第1の判定部、第2の判定部、第3の判定部、第4の判定部、第5の判定部)とで構成されている。
エンジン10は、吸気通路噴射型(Multi Point Injection:MPI)のガソリンエンジンである。エンジン10には、エンジン10の燃焼室内に空気を取り込む吸気通路11が設けられている。また、吸気通路11の下流には、エンジン10の吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。燃料噴射弁12には、燃料配管13が接続され、燃料を貯留する燃料タンク21から燃料が供給される。
エンジン10の吸気通路11には、吸入する空気の温度を検出する吸気温センサ14が配設されている。また、エンジン10には、エンジン10を冷却する冷却水の温度を検出する水温センサ15が配設されている。
燃料貯留部20は、燃料タンク21と、燃料タンク21への燃料注入口である燃料給油口22と、燃料を燃料タンク21から燃料配管13を介して燃料噴射弁12に供給する燃料ポンプ23と、燃料タンク21から燃料蒸発ガス処理部30への燃料の流出を防止する燃料カットオフバルブ24及び給油時に燃料タンク21内の液面を制御するレベリングバルブ25とで構成されている。また、燃料タンク21内で発生した燃料の蒸発ガスは、燃料カットオフバルブ24よりレベリングバルブ25を経由して、燃料蒸発ガス処理部30に排出される。
燃料蒸発ガス処理部30は、パージ配管(連通路)31と、ベーパ配管(連通路)32と、キャニスタ33と、エバポレーティブリークチェックモジュール34と、密閉弁35と、パージバルブ36(パージ弁)と、バイパス弁37(キャニスタ開閉弁)と、圧力センサ38とで構成されている。
パージ配管31は、エンジン10の吸気通路11とキャニスタ33とを連通するように設けられている。
そして、ベーパ配管32は、燃料タンク21のレベリングバルブ25とパージ配管31とを連通するように設けられている。即ち、ベーパ配管32は、燃料タンク21とパージ配管31とを連通するように設けられている。
キャニスタ33は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ33には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通可能なようにパージ配管31が接続されている。また、キャニスタ33には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11に放出するときに外気を吸入する大気孔33aが設けられている。
図2及び図3に示すように、エバポレーティブリークチェックモジュール34には、キャニスタ33の大気孔33a(連通孔)に通じるキャニスタ側通路34aと、大気に通じる大気側通路34bとが設けられている。大気側通路34bには、負圧ポンプ34c(圧力発生部)を備えるポンプ通路34dが連通している。また、エバポレーティブリークチェックモジュール34には、切替弁34eとバイパス通路34fとが設けられている。そして、切替弁34eは、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。切替弁34eは、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)である時には、図2のように、キャニスタ側通路34aと大気側通路34bとを連通させる(切替弁34eの開弁状態に相当)。また、切替弁34eは、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)である時には、図3のように、キャニスタ側通路34aとポンプ通路34dとを連通させる(切替弁34eの閉弁状態に相当)。バイパス通路34fは、常時キャニスタ側通路34aとポンプ通路34dとを導通させる通路である。そして、バイパス通路34fには、小径(例えば、直径0.45mm)の基準オリフィス34gが設けられている。また、ポンプ通路34dの負圧ポンプ34cとバイパス通路34fの基準オリフィス34gとの間には、ポンプ通路34d或いは基準オリフィス34g下流のバイパス通路34f内の圧力をキャニスタ内圧Pとして検出する圧力センサ34h(圧力検出部)が設けられている。
密閉弁35は、燃料タンク21とパージ配管31との間のベーパ配管32に介装されている。密閉弁35は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。密閉弁35は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。密閉弁35は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態であるとベーパ配管32を封鎖し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で開弁状態であるとベーパ配管32を開放する。即ち、密閉弁35は、閉弁状態であれば燃料タンク21を密閉状態に封鎖し、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガスのキャニスタ33或いはエンジン10の吸気通路11への流出を不可とし、開弁状態であれば燃料蒸発ガスのキャニスタ33或いはエンジン10の吸気通路11への流出を可能とする。
パージバルブ36は、吸気通路11とパージ配管31のベーパ配管32の接続部との間のパージ配管31に介装されている。パージバルブ36は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。パージバルブ36は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージバルブ36は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で閉弁状態であるとパージ配管31を封鎖し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で開弁状態であるとパージ配管31を開放する。即ち、パージバルブ36は、閉弁状態であればキャニスタ33或いは燃料タンク21よりエンジン10の吸気通路11への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればキャニスタ33或いは燃料タンク21よりエンジン10の吸気通路11へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
バイパス弁37は、パージ配管31のベーパ配管32の接続部とキャニスタ33との間のパージ配管31に介装されている。バイパス弁37は、電磁ソレノイドを備え、当該電磁ソレノイドで駆動される。バイパス弁37は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で開弁状態となり、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)となると閉弁状態となる常時開タイプの電磁弁である。そして、バイパス弁37は、電磁ソレノイドが無通電の状態(OFF)で開弁状態であるとキャニスタ33をパージ配管31に開放し、電磁ソレノイドに外部から駆動信号が供給され通電の状態(ON)で閉弁状態であるとキャニスタ33を封鎖する。即ち、バイパス弁37は、閉弁状態であればキャニスタ33を密閉し、キャニスタ33への燃料蒸発ガスの流出或いはキャニスタ33からの燃料蒸発ガスの流出を不可とする。そして、バイパス弁37は、開弁状態であればキャニスタ33への燃料蒸発ガスの流入或いはキャニスタ33からの燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
圧力センサ38は、燃料タンク21と密閉弁35との間のベーパ配管32に配設されている。そして、圧力センサ38は、燃料タンク21の内圧であるタンク内圧を検出するものである。なお、圧力センサ38は、密閉弁35が閉弁状態であって、燃料タンク21が密閉されている時にのみ、燃料タンク21のみの内圧を検出することができる。
電子コントロールユニット40は、車両の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
電子コントロールユニット40の入力側には、上記吸気温センサ14、水温センサ15、圧力センサ34h及び圧力センサ38が接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、電子コントロールユニット40の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ23、負圧ポンプ34c、切替弁34e、密閉弁35、パージバルブ36及びバイパス弁37が接続されている。
電子コントロールユニット40は、各種センサ類からの検出情報に基づいて、負圧ポンプ34cの運転と、切替弁34e、密閉弁35、パージバルブ36及びバイパス弁37の開閉とを制御し、燃料タンク21にて発生した燃料蒸発ガスのキャニスタ33への吸着や、エンジン10の運転時にキャニスタ33に吸着した燃料蒸発ガスや燃料タンク21にて発生した燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11へ排出するパージ処理制御を行うものである。また、電子コントロールユニット40は、エンジン10停止時に、エバポレーティブリークチェックモジュール34を使用して燃料蒸発ガス排出抑止装置1内の漏れを判定するとともに、漏れた個所を特定するリーク判定制御が可能となっている。
図4は、電子コントロールユニット40が実行するリーク判定制御の制御手順を示すフローチャートである。図5〜7は、リーク判定制御における各バルブ(35、36、37、34e)及び負圧ポンプ34cの作動状態を示すとともに、キャニスタ内圧の推移の一例を示すタイムチャートであり、図5はキャニスタリークありの場合、図6は配管リークありの場合、図7はタンクリークありの場合を示す。
本実施形態におけるリーク判定制御は、例えばエンジン10始動直前のように、車両の電源オンかつエンジン10停止状態で行われる。
図4、5に示すように、各バルブのオフ状態(密閉弁35閉、切替弁34e開、パージバルブ36閉、バイパス弁37開)から、始めにステップS10では、基準圧Pb1の確認を行う(図5中a-b)。
詳しくは、密閉弁35を開弁し、負圧ポンプ34cを作動させる。このとき切替弁34eが開弁しているので、キャニスタ33が大気開放されるものの、キャニスタ33内と圧力センサ34hとの間には基準オリフィス34gがあるので、負圧ポンプ34cの作動により圧力センサ34hによって検出するキャニスタ内圧Pは負圧となる。このとき検出したキャニスタ内圧Pを基準圧Pb1として記憶する。そして、ステップS20に進む。
ステップS20では、燃料蒸発ガス排出抑止装置1の全体リーク判定を行う。燃料蒸発ガス排出抑止装置1の全体とは、パージバルブ36より燃料タンク21側であり、詳しくはパージ配管31、キャニスタ33、ベーパ配管32、燃料タンク21が該当する。
全体リーク判定は、まずステップS10の状態から、切替弁34eを閉弁させる。切替弁34eを閉弁すると、キャニスタ側通路34aとポンプ通路34dとが連通するので、キャニスタ内圧Pは大気圧Paまで一端上昇する(図5中b)、このとき切替弁34e及びパージバルブ36が閉弁しているので、漏れがなければその後負圧ポンプ34cの作動により徐々にキャニスタ内圧Pが低下する。
そして、切替弁34eの閉弁(図5中b)から所定時間t1経過するまでこの減圧制御(負圧ポンプ34cの作動によりキャニスタ内圧Pを低下させる制御)を行い、所定時間t1経過後のキャニスタ内圧P1を記憶する。なお、所定時間t1経過する前にキャニスタ内圧Pが基準圧Pb1より所定圧αを超えて低下した場合には、そこで減圧制御を終了し、キャニスタ内圧P1の記憶を行う。なお、この所定圧αは、あらかじめ正常時、即ち燃料蒸発ガス排出抑止装置1の全体で漏れがない場合に、切替弁34eを閉弁し負圧ポンプ34cを作動させて低下する値に基づいて設定すればよい。また、所定時間t1は、正常時に切替弁34eを閉弁し負圧ポンプ34cを作動させて、基準圧Pb1から確実に所定圧α低下する時間に適宜設定すればよい。
次に、密閉弁35を閉弁し、パージバルブ36を所定時間開弁する。このとき、バイパス弁37は開弁しているので、キャニスタ33内はパージ配管31及び吸気通路11を介して大気開放される(図5中c-d)。それから、パージバルブ36の閉弁とともに切替弁34eを開弁して、圧力センサ34hによりキャニスタ内圧Pを検出し、基準圧Pb2(所定値)として記憶する(図5中d-e)。
そして、この基準圧Pb2と記憶しておいたキャニスタ内圧P1とを比較して全体リーク判定を行う。詳しくは、キャニスタ内圧P1が基準圧Pb2以上である場合には全体リークあり、即ちパージ配管31、キャニスタ33、ベーパ配管32、燃料タンク21の少なくともいずれか1つで漏れがあると判定する。基準圧Pb2に対してキャニスタ内圧P1が低い場合には全体リークなし、即ちパージ配管31、キャニスタ33、ベーパ配管32、燃料タンク21のいずれにも漏れなしと判定する。そして、ステップS30に進む。
ステップS30では、ステップS20において全体リークありと判定された場合には、ステップS40に進む。全体リークなしと判定された場合には、ステップS110に進む。
ステップS40では、キャニスタ33及び配管39の漏れを判定するキャニスタ配管リーク判定を行う。この配管39とは、パージバルブ36と密閉弁35との間のパージ配管31及びベーパ配管32である。まず、負圧ポンプ34cを一端停止させ、ポンプ通路34d内を大気圧Paにリセットする(図5中e-f)。そして、切替弁34eを閉弁するとともに負圧ポンプ34cを作動させて圧力センサ34hによりキャニスタ内圧Pを検出する。このとき、密閉弁35が閉弁しているので、配管39及びキャニスタ33の閉鎖された空間の圧力を圧力センサ34hによって検出することになる。
そして、負圧ポンプ34cの作動(図5中f)から所定時間t2経過後のキャニスタ内圧Pをキャニスタ内圧P2として記憶する(図5中gの直前)。
次に、バイパス弁37を所定時間t3閉弁して、圧力センサ34hによりキャニスタ内圧Pを検出し、このキャニスタ内圧Pをキャニスタ内圧P3として記憶する(図5中hの直前)。ここでは、バイパス弁37を閉弁することで、キャニスタ33とパージ配管31との連通が遮断されるので、圧力センサ34hはキャニスタ33内の閉鎖された空間の圧力を検出することになる。
なお、上記所定時間t2、t3は、正常時において負圧ポンプ34cの作動により、基準圧Pb2よりも所定圧α以上低下するような時間に夫々適宜設定すればよい。
更に、バイパス弁37の開弁とともに、切替弁34eを開弁し、圧力センサ34hによってキャニスタ内圧Pを検出し、基準圧Pb3(所定値)として記憶する(図5中h-i)。
そして、この基準圧Pb3とキャニスタ内圧P2とを比較してキャニスタ配管リーク判定を行う。詳しくは、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb3以上である場合にはキャニスタ配管リークあり、即ちパージ配管31、キャニスタ33、ベーパ配管32の少なくともいずれか1つで漏れがあると判定する。基準圧Pb3に対してキャニスタ内圧P2が低い場合にはキャニスタ配管リークなし、即ちパージ配管31、キャニスタ33、ベーパ配管32のいずれにも漏れなしと判定する。そして、ステップS50に進む。
ステップS50では、ステップS40において、キャニスタ配管リークありと判定された場合には、ステップS60に進む。キャニスタ配管リークなしと判定された場合には、ステップS100に進む。
ステップS60では、キャニスタリーク判定を行う。キャニスタリーク判定は、ステップS40で検出した基準圧Pb3とキャニスタ内圧P3とを比較して行う。詳しくは、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb3以上である場合には、キャニスタリークあり、即ちキャニスタ33で漏れがあると判定する。基準圧Pb3に対してキャニスタ内圧P2が低い場合には、キャニスタリークなし、即ちキャニスタ33で漏れがないと判定する。そして、ステップS70に進む。
ステップS70では、ステップS60でキャニスタリークありと判定された場合にはステップS80に進む。キャニスタリークなしと判定された場合には、ステップS90に進む。
ステップS80では、キャニスタリークあり、即ちキャニスタ33に漏れがあると判定する。そして、本ルーチンを終了する。
ステップS90では、配管リークあり、即ち配管39に漏れがあると判定する。そして、本ルーチンを終了する。
ステップS100では、タンクリークあり、即ち燃料タンク21に漏れがあると判定する。そして、本ルーチンを終了する。
ステップS110では、燃料蒸発ガス排出抑止装置1全体で漏れなしと判定する。そして、本ルーチンを終了する。
なお、上記制御において、ステップS20の制御(全体リーク判定)が本発明の第4の判定部に該当し、ステップS40の制御(キャニスタ配管リーク判定)が本発明の第2の判定部に該当し、ステップS60の制御(キャニスタリーク判定)が第1の判定部に該当する。また、上記ステップS50、S70、S90の制御が本発明の第3の判定部に該当し、ステップS30、S50、S100の制御が本発明の第5の判定部に該当する。
以上のようにリーク判定制御を行うことで、燃料蒸発ガス排出抑止装置1全体のどこかで漏れがある場合には、図5〜7のb-cに示すように、密閉弁35を開弁、切替弁34eを閉弁、パージバルブ36を閉弁、バイパス弁37を開弁し、負圧ポンプ34cを作動して、キャニスタ内圧P1が基準圧Pb2以上である場合、即ちキャニスタ内圧P1が基準圧Pb2を超えて低下しない場合には、燃料蒸発ガス排出抑止装置1全体のどこかで漏れがあると判定できる。
そして、図5、6のf-gに示すように、密閉弁35を閉弁、切替弁34eを閉弁、パージバルブ36を閉弁、バイパス弁37を開弁し、負圧ポンプ34cを作動して、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb3以上である場合、即ちキャニスタ内圧P2が基準圧Pb3を超えて低下しない場合には、キャニスタ33及び配管39の少なくともいずれか一方に漏れがあると判定できる。
また、バイパス弁37を閉弁することでキャニスタ33内は閉鎖された空間となるので、負圧ポンプ34cを作動して、図5のg-hに示すようにキャニスタ内圧P3が基準圧Pb3以上である場合、即ちキャニスタ内圧P3が基準圧Pb3を超えて低下しない場合には、キャニスタ33に漏れがあると判定できる。図6のg-hに示すように、キャニスタ内圧P3が基準圧Pb3を超えて低下した場合には、キャニスタ33に漏れがないと判定できる。
図6に示すように、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb3を超えて低下せずにキャニスタ33及び配管39の少なくともいずれか一方に漏れがあると判定され、キャニスタ内圧P3が基準圧Pb3を超えて低下しキャニスタ33に漏れがないと判定された場合には、配管39に漏れがあると判定することができる。
また、図7に示すように、燃料蒸発ガス排出抑止装置1全体のどこかで漏れがあると判定された上で(b-c)、図7中f-gに示すように、密閉弁35を閉弁、切替弁34eを閉弁、パージバルブ36を閉弁、バイパス弁37を開弁して負圧ポンプ34cを作動することで、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb3を超えて低下した場合には、配管39及びキャニスタ33のいずれも漏れがないと判定できるので、燃料タンク21に漏れがあると判定できる。
なお、図7に示すように、キャニスタ内圧P2が基準圧Pb2より所定圧α以上低下した場合には、バイパス弁37を一時的に閉弁してのキャニスタ内圧P3の検出、即ちキャニスタリーク判定を行わず、基準圧Pb3の検出にすぐに移行する。これは、配管39及びキャニスタ33のいずれも漏れがないと判定される状態であるから、キャニスタリーク判定の為のキャニスタ内圧P3の検出を行う必要がないためである。これにより、リーク判定の全体時間を短縮することができる。また、キャニスタ内圧P2の検出時間も短縮できる。
また、図6に示すように、キャニスタ内圧P3が所定時間t3経過する前に、基準圧Pb2より所定圧α以上低下した場合には、すぐに基準圧Pb3の検出に移行する。これによってキャニスタ内圧P3の検出時間を短縮し、リーク判定の全体時間を短縮することができる。
以上のように、各バルブ(35、36、37、34e)を制御して圧力センサ34hに面して閉鎖空間を形成し、負圧ポンプ34cを用いて負圧を発生させて、圧力センサ34hの検出値、即ちこの閉鎖空間内の圧力が基準圧Pb2、Pb3より低下すれば、この閉鎖空間のいずれかで漏れがあると判定できる。
密閉弁35を開弁することでこの閉鎖された空間を燃料蒸発ガス排出抑止装置1全体にし、密閉弁35を閉弁することで閉鎖空間をキャニスタ33及び配管39に切り換えられるので、キャニスタ内圧Pにより漏れの箇所をキャニスタ33及び配管39か燃料タンク21のいずれかに特定できる。
更に、本実施形態では、バイパス弁37を有しており、バイパス弁37を閉弁したときには、キャニスタ33のみ閉鎖空間となるので、キャニスタ33単体での漏れを判定することができ、漏れの箇所をより小さく特定することができる。
このようにキャニスタ33に漏れがあることを特定できることで、キャニスタ33に漏れがあった場合には、キャニスタ33のみ交換することで修理が完了するので、交換部品のコストを低減するとともに、修理工数を低減することができる。
なお、プラグインハイブリッド車のように、フロア下に大容量のバッテリを搭載する車両では、車両の後方にキャニスタ33が配置され、車両前方に搭載したエンジン10との間のパージ配管31が長くなる場合がある。したがってキャニスタ33及び配管39のいずれかしか漏れた箇所が特定できないと、キャニスタ33と配管39の両方を交換する必要があり、部品コストが増加し、またパージ配管31がバッテリの近辺を取回されていると交換時の工数が大幅に増加する虞がある。
また、SUV車のように悪路を頻繁に走行するような車両では、車両のフロア下に配置されたキャニスタ33が破損して漏れが発生する可能性が高くなる。したがって、このようなプラグインハイブリッド車やSUV車では、本実施形態のようにキャニスタ33の漏れが特定可能であることは特に有効となる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、全体リーク判定、キャニスタ配管リーク判定、キャニスタリーク判定の順番で漏れ判定を行っているが、キャニスタリーク判定のみ行ってもよいし、これらのリーク判定の順番を変更してもよい。
また、上記実施形態では、エバポレーティブリークチェックモジュール34に負圧ポンプ34cを使用しているが、加圧ポンプを使用して、キャニスタ内圧Pが上昇するか否かによって漏れを判定してもよい。
また、上記実施形態では、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の燃料蒸発ガス排出抑止装置1に本発明を適用しているが、内燃機関を有する車両の燃料蒸発ガス排出抑止装置に広く適用することができる。
10 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
21 燃料タンク
31 パージ配管(連通路)
32 ベーパ配管(連通路)
33 キャニスタ
34c 負圧ポンプ(圧力発生部)
34h 圧力センサ(圧力検出部)
35 密閉弁
36 パージバルブ(パージ弁)
37 バイパス弁(キャニスタ開閉弁)
39 配管(連通路)
40 電子コントロールユニット(第1の判定部、第2の判定部、第3の判定部、第4の判定部、第5の判定部)

Claims (6)

  1. 内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、
    前記連通路に接続され前記連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、
    前記連通路と前記キャニスタとの連通を開閉するキャニスタ開閉弁と、
    前記キャニスタの内部と外部とを連通する連通孔を介して前記キャニスタに圧力を発生させる圧力発生部と、
    前記キャニスタの内圧を検出する圧力検出部と、
    前記キャニスタ開閉弁を閉弁するとともに前記圧力発生部を作動させた際の前記圧力検出部により検出した値に基づいて前記キャニスタの漏れを判定する第1の判定部と、
    を備えたことを特徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  2. 前記第1の判定部は、
    前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧が所定値を超えて変化しない場合に、前記キャニスタに漏れがあると判定することを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  3. 前記吸気通路と前記連通路との連通を開閉するパージ弁と、
    前記連通路と前記燃料タンクとの連通を開閉する密閉弁と、
    前記パージ弁及び前記密閉弁を閉弁し、前記キャニスタ開閉弁を開弁させるとともに、前記圧力発生部を作動させ、前記圧力検出部により検出した値に基づいて前記キャニスタ及び前記連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあることを判定する第2の判定部と、
    前記第1の判定部の判定結果及び前記第2の判定部の判定結果に基づいて前記連通路の漏れを判定する第3の判定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  4. 前記第3の判定部は、前記第1の判定部により前記キャニスタに漏れがないと判定され、前記第2の判定部により前記キャニスタ及び前記連通路の少なくともいずれか一方に漏れがあると判定された場合に、前記連通路に漏れがあると判定することを特徴とする請求項3に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  5. 前記パージ弁を閉弁し、前記密閉弁及び前記キャニスタ開閉弁を開弁させるとともに、前記圧力発生部を作動させ、前記圧力検出部により検出した前記キャニスタの内圧が所定値を超えて変化しない場合に、前記キャニスタ、前記連通路及び前記燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあることを判定する第4の判定部と、
    前記第4の判定部の判定結果および第2の判定部の判定結果に基づいて前記燃料タンクの漏れを判定する第5の判定部と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  6. 前記第5の判定部は、前記第2の判定部により前記連通路および前記キャニスタに漏れがないと判定され,前記第4の判定部により前記キャニスタ、前記連通路及び前記燃料タンクの少なくともいずれか一つに漏れがあると判定された場合に、前記燃料タンクに漏れがあると判定することを特徴とする請求項5の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
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