JP5804289B2 - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止装置に係り、詳しくは、燃料蒸発ガス排出抑止装置の作動制御に関する。
従来、燃料タンク内で蒸発した燃料蒸発ガスの大気への放出を防止する技術として、燃料タンクと連通するキャニスタと、燃料タンクとキャニスタとを連通する経路に燃料タンクを密閉するように制御される封鎖弁(密閉弁)とを備え、給油時には密閉弁を開き燃料蒸発ガスをキャニスタに向けて流出するようにし、燃料蒸発ガスをキャニスタにて吸着させるようにしている。
ところで本システムのように、密閉弁により燃料タンクが密閉されていると、外気温が上昇した場合に燃料タンク内の燃料の蒸発により燃料タンク内の圧力が上昇し高圧となることがあり、給油に伴って燃料蒸発ガスが大気に放出される虞がある。
そこで、給油に伴う燃料蒸発ガスの大気への放出を防止するために、給油操作を検知すると密閉弁を開き、燃料タンク内の圧力が十分に低下するまで、給油口の開放を禁止するようにしている。
しかしながら、燃料タンク内の圧力が低下するまでには、長期の時間を要するため給油を開始するまでに多大な時間を要することとなる。
このようなことから、燃料タンク内の圧力が上昇した場合にエンジンの運転中でパージ処理中であれば、密閉弁を開き燃料タンク内の高圧の燃料蒸発ガスをキャニスタ内に吸着することなくエンジンの吸気通路に放出し、燃料タンク内の圧力を低下させる技術が開発されている(特許文献1)。
特許4110932号公報
上記特許文献1の蒸発燃料処理装置では、燃料タンク内の圧力を低下させるために、高圧の燃料蒸発ガスを吸気通路に導入する高圧パージをしている。
このような高圧パージは、例えば燃料タンク内の圧力が所定圧まで低下するまで行われる。
しかしながら、高圧パージの終了時には燃料タンクと吸気通路とを連通する経路に燃料蒸発ガスが残留してしまう。したがって、この残留した燃料蒸発ガスは、その後キャニスタに吸着され、キャニスタの吸着可能量を低下させてしまう虞がある。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、パージ終了後のキャニスタへの燃料蒸発ガスの吸着を抑制する燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、該連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、前記連通路と前記吸気通路との連通を開閉する連通路開閉手段と、前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するタンク開封鎖手段と、前記燃料タンクの内圧を検出するタンク圧検出手段と、前記キャニスタを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するキャニスタ開封鎖手段と、前記タンク圧検出手段により検出した前記燃料タンクの内圧が第1の所定圧力以上の際に、前記タンク開封鎖手段を開にし、前記キャニスタ開封鎖手段を閉にし、前記連通路開閉手段を開にして、前記燃料タンクの内圧が第2の所定圧力に低下するまで前記燃料タンク内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給する第1のパージ制御を実行する第1のパージ制御手段と、前記第1のパージ制御の終了時に前記タンク開封鎖手段を閉にし、前記キャニスタ開封鎖手段を閉とし、て前記連通路内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給する第2のパージ制御を実行する第2のパージ制御手段と、前記第2のパージ制御終了後に前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記吸気通路に燃料蒸発ガスを放出して前記内燃機関に供給する第3のパージ制御を実行する第3のパージ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、請求項1において、前記第2のパージ制御手段は、前記第1のパージ制御で放出した燃料蒸発ガス量に加え、前記連通路の容積に基づいて設定される第2の所定値まで燃料蒸発ガスを放出することを特徴とする。
た、請求項の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、請求項において、前記第3のパージ制御手段は、第1の所定値まで燃料蒸発ガスを放出し、前記第1の所定値は前記第2の所定値以上の値であることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、燃料タンクの内圧が第1の所定圧力以上の際に、第1のパージ制御手段により第1のパージ制御を行うことで燃料タンク内の燃料蒸発ガスが吸気通路に放出されて燃料タンクの内圧が第2の所定圧力に低下する所謂高圧パージが行われるが、この第1のパージ制御を終了すべく連通路開閉手段を閉にすると連通路に燃料蒸発ガスが残留する。そこで、第1のパージ制御終了時に第2のパージ制御手段により第2のパージ制御を行うことで、連通路内の燃料蒸発ガスを吸気通路に放出させることができる。
これにより、パージ終了後に燃料蒸発ガスがキャニスタに吸着されることを抑制することができる。
また、第1のパージ制御および第2のパージ制御の間はキャニスタ開封鎖手段を閉にすることで、燃料タンク及び連通路に残存する燃料蒸発ガスを吸気通路に放出させることができる。また、第2のパージ制御の終了後にキャニスタ開封鎖手段を開にする第3のパージ制御を行うことで、キャニスタ及び連通路に残存する燃料蒸発ガスを吸気通路に放出させることができる。
また、請求項2の発明によれば、第2のパージ制御における吸気通路への燃料蒸発ガスの放出量が連通路の容積に基づいて設定されるので、第2のパージ制御を適切な量行うことができる。
また、請求項の発明によれば、第2のパージ制御における燃料蒸発ガスの放出量である第2の所定値よりも大きい第1の所定値まで燃料蒸発ガスが吸気通路に放出されることで、第3のパージ制御においてキャニスタから燃料蒸発ガスが吸気通路に放出される。
本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。 本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の高圧パージ制御の作動シーケンスを示す図である。 図2(a),(b),(h)での各バルブの作動状態を示す模式図である。 図2(c)での各バルブの作動状態を示す模式図である。 図2(d),(e)での各バルブの作動状態を示す模式図である。 図2(f)での各バルブの作動状態を示す模式図である。 図2(g)での各バルブの作動状態を示す模式図である。 本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の高圧パージ制御の作動シーケンスを示す図である。
以下、本発明の燃料蒸発ガス排出抑止装置を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。以下、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑制装置の構成を説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑制装置は、大きく車両に搭載されるエンジン(内燃機関)10と、燃料を貯留する燃料貯留部20と、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30、車両の総合的な制御を行うための制御装置であって、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される電子コントロールユニット(以下、ECUという)50、車両の燃料給油口蓋23の開閉を操作する燃料給油口蓋開閉スイッチ61及び燃料給油口蓋23の開閉を検出する給油口蓋センサ62とで構成されている。
エンジン10は、吸気通路噴射型(Multi Point Injection:MPI)の4サイクル直列4気筒型ガソリンエンジンである。エンジン10には、エンジン10の燃焼室内に空気を取り込む吸気通路11が設けられている。そして、吸気通路11には、吸気通路11の内圧を検出する吸気圧センサ14が設けられている。また、吸気通路11の下流には、エンジン10の吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。燃料噴射弁12には、燃料配管13が接続され、燃料が供給される。
燃料貯留部20は、燃料を貯留する燃料タンク21と、燃料タンク21への燃料注入口である燃料給油口22と、車両の車体に設けられる燃料給油口22の蓋である燃料給油口蓋23と、燃料を燃料タンク21から燃料配管13を介して燃料噴射弁12に供給する燃料ポンプ24と、燃料タンク21内の圧力を検出する圧力センサ(タンク圧検出手段)25と、内部に図示しないフロート弁を有し、フロート弁の作用により燃料タンク21から燃料蒸発ガス処理部30への燃料の流出を防止する燃料カットオフバルブ26及び給油時に燃料タンク21内の液面を制御するレベリングバルブ27とで構成されている。また、燃料タンク21内で発生した燃料の蒸発ガスは、燃料カットオフバルブ26よりレベリングバルブ27を経由して、燃料タンク21外に排出される。
燃料蒸発ガス処理部30は、キャニスタ31と、ベーパソレノイドバルブ(キャニスタ開封鎖手段)32と、タンク封鎖弁(タンク開封鎖手段)33と、安全弁34と、エアフィルタ35と、パージソレノイドバルブ(連通路開閉手段)37と、ベーパ配管(連通路)38と、パージ配管(連通路)39とで構成されている。
キャニスタ31は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ31には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通する蒸発ガス流通孔31aが設けられている。また、キャニスタ31には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスを放出するときに外気を吸入する外気吸入孔31bが設けられている。また、外気吸入孔31bは、外部からのゴミの侵入を防ぐ一方を大気に開放されたエアフィルタ35の他方に連通するように接続されている。
ベーパソレノイドバルブ32には、キャニスタ31の蒸発ガス流通孔31aに連通するように接続されるキャニスタ接続口32aが設けられている。また、ベーパソレノイドバルブ32には、一端が燃料タンク21のレベリングバルブ27と連通するように接続されるベーパ配管38の他端が連通するように接続されるベーパ配管接続口32bと、一端がエンジン10の吸気通路11に連通するように接続されるパージ配管39の他端が連通するように接続されるパージ配管接続口32cとが設けられている。そして、ベーパソレノイドバルブ32のベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cとは、それぞれベーパ配管38とパージ配管39とに接続されている。また、ベーパソレノイドバルブ32は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、ベーパソレノイドバルブ32は、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるときには、キャニスタ接続口32aとベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cとを連通するようにして、キャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出入と、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入とを可能とする。また、ベーパソレノイドバルブ32は、無通電状態で閉弁状態であるときには、キャニスタ接続口32aが封鎖され、ベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cのみを連通にして、キャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出入とエアフィルタ35からベーパ配管38及びパージ配管39への大気の流入を不可とする。即ち、ベーパソレノイドバルブ32は、閉弁状態であれば、キャニスタ31を封鎖し、開弁状態ではキャニスタ31を開放する。
タンク封鎖弁33は、ベーパ配管38に介装されている。また、タンク封鎖弁33は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、タンク封鎖弁33は、無通電状態で閉弁状態であるとベーパ配管38を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとベーパ配管38を開放する。即ち、タンク封鎖弁33は、閉弁状態であれば燃料タンク21を密閉状態に封鎖し、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガスの燃料タンク21外への流出を不可とし、開弁状態であればキャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
安全弁34は、タンク封鎖弁33と並列にベーパ配管38に介装されている。そして、安全弁34は、燃料タンク21内の圧力が上昇すると開弁し、圧力をキャニスタ31へ逃がして燃料タンク21が破裂することを防止するものである。
パージソレノイドバルブ37は、エンジン10の吸気通路11とベーパソレノイドバルブ32との間のパージ配管39に介装されている。また、パージソレノイドバルブ37は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージソレノイドバルブ37は、無通電状態で閉弁状態であるとパージ配管39を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとパージ配管39を開放する。即ち、パージソレノイドバルブ37は、閉弁状態であれば燃料蒸発ガス処理部30よりエンジン10への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればエンジン10へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
ECU50(第1のパージ制御手段、第2のパージ制御手段、第3のパージ制御手段)は、車両の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
ECU50の入力側には、上記吸気圧センサ14、圧力センサ25、車両に備えられた燃料給油口蓋23の開閉を行う燃料給油口蓋開閉スイッチ61及び燃料給油口22の開閉を検出する給油口蓋センサ62が接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU50の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ24、ベーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37が接続されている。
ECU50は、各種センサ類からの検出情報に基づいて、ベーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37の開閉を制御し、燃料タンク21内と、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39の圧力の制御、燃料蒸発ガスのキャニスタ31への吸着及びキャニスタ31に吸着された燃料蒸発ガスのエンジン10の吸気通路11への流出等の燃料蒸発ガス流れを制御するものである。
[第1実施例]
以下、このように構成された本発明の第1実施例に係るECU50における燃料タンク21内が高圧時に燃料タンク21内の燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11へ流出し燃料タンク21の内圧を低下させる高圧パージ制御について説明する。
図2は、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の高圧パージ制御の作動シーケンスを示す図である。図2の上段から制御モード、圧力、高圧確認タイマ、燃料タンク状態高圧フラグ、通常制御フラグ、高圧パージ開始制御フラグ、高圧制御フラグ、高圧パージ終了制御フラグ、高圧開始タイマ、高圧パージ終了時積算量、タンク封鎖弁33の作動、ベーパソレノイドバルブ32の作動、エンジン運転要求フラグ、パージ禁止フラグ、パージ制御フラグ、エンジン回転速度、パージ流量が示されている。図2中の制御モードとは、高圧パージ制御内の各々の制御モードを示す。図2中の圧力は、燃料タンク21内圧とベーパ配管38及びパージ配管39内の圧力である管内圧を示す。そして、図2中のパージ禁止フラグは、パージソレノイドバルブ37の作動・非作動を示し、パージ禁止フラグがONである時にはパージソレノイドバルブ37を閉弁し、OFFである時にはパージソレノイドバルブ37を開弁する。そして、図2中のパージ制御フラグは、パージ禁止フラグと同様にパージソレノイドバルブ37の作動・非作動を示し、パージ制御フラグがONである時にはパージソレノイドバルブ37を開弁し、OFFである時にはパージソレノイドバルブ37を閉弁する。なお、パージ禁止フラグは、パージ制御フラグに対して優先される。また、図3から図7は、図2中の(a)から(h)までの各バルブの作動状態を示す模式図である。
図2に示すように、燃料タンク21内が高圧時に燃料タンク21の内圧を低下させる高圧パージ制御は、大きく通常制御モードと、開始制御モードと、高圧パージ制御モード(第1のパージ制御)と、終了制御モードとに分けられる。通常制御モードは、キャニスタ31に吸着した燃料蒸発ガスの吸気通路11への放出等の車両の運転状態に合わせて実施される通常のパージ制御を行うモードである。開始制御モードは、燃料タンク21の内圧が高圧である時に高圧パージを実施するための燃料タンク21からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38及びパージ配管39の管内圧の調整を行うモードである。また、高圧パージ制御モードは、燃料タンク21内の燃料蒸発ガスをベーパ配管38及びパージ配管39を介して吸気通路11内に放出し燃料タンク21の内圧の減圧を行うモードである。そして、終了制御モードは、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39の管内に存在する燃料蒸発ガスを吸気通路11に放出させるモード(第2のパージ制御)と更に連通路パージに加えてキャニスタ31内に吸着した燃料蒸発ガスを吸気通路11に放出させるモード(第3のパージ制御)である。図2に基づいて時系列順に説明する。
図2(a)に示すように、通常時には通常制御フラグがONであり、車両の運転状態に合わせて通常のパージ制御が行われている。一例として、図2(a)では、エンジン10を停止し、図3のように、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37は閉弁し、ベーパソレノイドバルブ32は開弁している。そして、燃料タンク21内の燃料が蒸発し、燃料タンク21の内圧が上昇して圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧が第1の所定圧力以上となると、高圧確認タイマを作動させカウントの加算を開始する。ここで、燃料タンク21の内圧が第1の所定圧力未満となると、高圧確認タイマは0にリセットされる。
次に、図2(b)に示すように、燃料タンク21の内圧が第1の所定圧力以上を継続的に保持し、高圧確認タイマのカウントが第1の所定時間になると、燃料タンク21の内圧が高圧であるとして燃料タンク状態高圧フラグをONとする。また、通常制御フラグをOFFとし、高圧パージ開始制御フラグをONとして開始制御モードにする。そして、開始制御モードでは、始めにエンジン運転要求フラグをONとし、エンジン10を始動し、同時にパージ禁止フラグをONとし、パージソレノイドバルブ37を閉弁する。
次に、図2(c)に示すように、エンジン回転速度が所定回転速度以上となると、図4のように、タンク封鎖弁33を開弁し、同時にベーパソレノイドバルブ32を閉弁する。即ち、燃料タンク21内の高圧の燃料蒸発ガスをパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39とに放出する。そして、高圧開始タイマを作動させカウントを開始する。また、放出した燃料蒸発ガスがキャニスタ31に吸着されないようにベーパソレノイドバルブ32を閉弁する。
次に、図2(d)に示すように、高圧開始タイマのカウントが第2の所定時間以上となると、高圧パージ開始制御フラグをOFFとし、高圧制御フラグをONとして高圧パージ制御モードとする。詳しくは、パージ禁止フラグをOFFとし、パージ制御フラグをONとして、図5のように、パージソレノイドバルブ37を開弁する。即ち、燃料タンク21から吸気通路11までを連通させ、高圧の燃料蒸発ガスを吸気通路11に放出する。ここでの第2の所定時間は、予め試験等で確認された燃料タンク21の内圧と、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧とが同一の圧力となる期間に設定されている。そして、燃料タンク21の内圧と、ベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧とは同一となっており、圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧と、吸気圧センサ14にて検出される吸気通路11の圧力と、パージソレノイドバルブ37の開き度合いより、パージ流量、即ち吸気通路11に放出される燃料蒸発ガスの流量を算出する。
次に、図2(e)に示すように、燃料タンク21内の燃料蒸発ガスを吸気通路11に放出し、燃料タンク21の内圧が低下して第2の所定圧力(所定圧)以下となると、高圧確認タイマを作動させ、第1の所定時間からカウントの減算を開始する。
次に、図2(f)に示すように、燃料タンク21の内圧が第2の所定圧力以下を継続的に保持し、高圧確認タイマのカウントが0(ゼロ)になると、燃料タンク21の内圧が低下したとして燃料タンク状態高圧フラグをOFFにする。また、高圧制御フラグをOFFとし、高圧パージ終了制御フラグをONとして終了制御モードにする。そして、終了制御モードでは、図6のように、始めにタンク封鎖弁33を閉弁し、タンク封鎖弁33の閉弁からのパージによってベーパ配管38とパージ配管39から流出する空気量の積算量である高圧パージ終了時積算量の算出を開始する。ここで、高圧パージ終了時積算量は、以下の通り算出される。終了制御モード開始時には、ベーパ配管38とパージ配管39の内圧P(n)は、燃料タンク21の内圧と同一となっており、ベーパ配管38とパージ配管39の内圧P(n)と、吸気圧センサ14で検出される吸気通路11の圧力より都度パージ流量ΔQを算出し、都度算出されたパージ流量ΔQより高圧パージ終了時積算量を算出する。詳しくは、時間Δtだけパージを行った場合の、吸入した空気量ΔVは、下記式(1)の通り、パージ流量ΔQ(初期は、ベーパ配管38とパージ配管39の内圧Pと、吸気圧センサ14で検出される吸気通路11の圧力より算出される)と時間ΔTより算出される。
ΔV=ΔQ×ΔT・・・(1)
そして、時間Δtのパージを行った後のベーパ配管38とパージ配管39内の空気量V(n)は、下記式(2)の通り、前回算出されたベーパ配管38とパージ配管39内の空気量V(n-1)(初期値は、ベーパ配管38とパージ配管39の容積V)と、吸入した空気量ΔVより算出される。
V(n)=V(n-1)−ΔV・・・(2)
そして、時間Δtのパージを行った後のベーパ配管38とパージ配管39の内圧P(n)は、下記式(3)の通り、終了制御モード開始時のベーパ配管38とパージ配管39の内圧Pと、ベーパ配管38とパージ配管39の容積Vと、時間Δtのパージを行った後のベーパ配管38とパージ配管39内の空気量V(n)より算出される。
P(n)=P×V/V(n)・・・(3)
そして、算出される吸入した空気量ΔVを積算して高圧パージ終了時積算量が算出される。
次に、図2(g)に示すように、高圧パージ終了時積算量が第2の所定積算量(第2の所定値)以上となると、図7のように、ベーパソレノイドバルブ32を開弁する。ここでの第2の所定積算量は、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38内とパージ配管39内との内圧が大気圧になるまでの時間として設定されている。なお、ベーパ配管38内とパージ配管39内との内圧が大気圧となるまでの概算積算流量と時間の関係が予め試験等にて確認され、マップ化されてECU50に記憶されている。そして、ベーパ配管38内とパージ配管39内との内圧が大気圧になるまでの時間は、ベーパ配管38とパージ配管39の内圧P(n)と、吸気圧センサ14で検出される吸気通路11の圧力より算出されるパージ流量と上記マップより決定される。
次に、図2(h)に示すように、高圧パージ終了時積算量が第1の所定積算量(第1の所定値)以上となると、高圧パージ終了制御フラグをOFFとし、通常制御フラグをONとして通常制御モードにする。そして、通常制御モードでは、図3のように、パージ制御フラグをOFFとする。即ち、パージソレノイドバルブ37を閉弁する。また、エンジン運転要求フラグをOFFとして、エンジン10を停止する。ここでの第1の所定積算量は、第2の所定積算量に少なくともベーパ配管38内とパージ配管39との容積を加算した以上の数値に設定される。もちろん、更にキャニスタ31内の容積を加算した数値に設定してもよい。
このように、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置では、燃料タンク21の内圧が第1の所定圧力以上の高圧力状態となり(図2(a))、当該高圧力状態が第1の所定時間保持されると、開始制御モードとして、エンジン10を始動し、パージソレノイドバルブ37を閉弁する(図2(b))。そして、エンジン10の回転速度が所定回転速度となると、タンク封鎖弁33を開弁し、ベーパソレノイドバルブ32を閉弁して、同時に高圧開始タイマを作動させカウントの加算を開始する(図2(c))。次に、高圧開始タイマのカウントが予め試験等で確認された燃料タンク21の内圧と、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧とが同一の圧力となる期間に設定された第2の所定時間となると、高圧パージ制御モードとして、パージソレノイドバルブ37を開弁する(図2(d))。そして、燃料タンク21の内圧が第2の所定圧力以下となると、高圧確認タイマを作動させ、第1の所定時間からカウントの減算を開始する(図2(e))。高圧確認タイマが0(ゼロ)となると、終了制御モードとして、タンク封鎖弁33を閉弁し、タンク封鎖弁33の閉弁からのパージ流量の積算量である高圧パージ終了時積算量の算出を開始する(図2(f))。次に高圧パージ終了時積算量がタンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38内とパージ配管39内の内圧が大気圧(1気圧)となる第2の所定積算量以上となると、ベーパソレノイドバルブ32を開弁する(図2(g))。そして、高圧パージ終了時積算量が第2の所定積算量に少なくともパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38内とパージ配管39内との容積を加算した数値に設定される第1の所定積算量以上となると、通常制御モードとして、パージソレノイドバルブ37を開弁し、エンジン10を停止するようにしている。
このように、燃料タンク21の内圧が第1の所定圧力以上となると、パージソレノイドバルブ37を閉弁し、エンジン10を始動した後に、タンク封鎖弁33を開弁し、同時にベーパソレノイドバルブ32を閉弁する。そして、予め試験等で確認された燃料タンク21の内圧と、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧とが同一の圧力となる期間に設定された第2の所定時間経過し、タンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧とを同一にしている。そして、内圧を同一にしてからパージソレノイドバルブ37を開弁しており、圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧をタンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧の代用し、燃料タンク21の内圧と、吸気圧センサ14にて検出される吸気通路11の圧力と、パージソレノイドバルブ37の開き度合いより、パージ流量、即ち吸気通路11に放出される燃料蒸発ガスの流量を算出することが可能となる。
したがって、算出される燃料蒸発ガスの流量に基づいて、パージソレノイドバルブ37を制御することで燃料蒸発ガスの流量を精度良く制御できので、エンジン10に導入される混合気の空燃比の変化を抑制することができる。
また、燃料タンク21の内圧をタンク封鎖弁33からパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39との内圧として代用しているので、燃料蒸発ガスの流量を算出するためにパージソレノイドバルブ37より燃料タンク21側のベーパ配管38或いはパージ配管39にベーパ配管38及びパージ配管39の内圧を検出する圧力センサ等を追加する必要がないので、コストの増加を抑制することができる。
[第2実施例]
以下、本発明の第2実施例に係るECU50における燃料タンク21内が高圧時に燃料タンク21内の燃料蒸発ガスをエンジン10の吸気通路11へ流出し燃料タンク21の内圧を低下させる高圧パージ制御について説明する。
図8は、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の高圧パージ制御の作動シーケンスを示す図である。図8の上段から制御モード、圧力、高圧確認タイマ、燃料タンク状態高圧フラグ、通常制御フラグ、高圧パージ開始制御フラグ、高圧制御フラグ、高圧パージ終了制御フラグ、燃料タンク内圧変動、高圧パージ終了時積算量、タンク封鎖弁33の作動、ベーパソレノイドバルブ32の作動、エンジン運転要求フラグ、パージ禁止フラグ、パージ制御フラグ、エンジン回転速度、パージ流量が示されている。図8中の制御モードとは、高圧パージ制御内の各々の制御モードを示す。図8中の圧力は、燃料タンク21内圧とベーパ配管38及びパージ配管39内の圧力である管内圧を示す。そして、図8中のパージ禁止フラグは、パージソレノイドバルブ37の作動・非作動を示し、パージ禁止フラグがONである時にはパージソレノイドバルブ37を閉弁し、OFFである時にはパージソレノイドバルブ37を開弁する。そして、図8中のパージ制御フラグは、パージ禁止フラグと同様にパージソレノイドバルブ37の作動・非作動を示し、パージ制御フラグがONである時にはパージソレノイドバルブ37を開弁し、OFFである時にはパージソレノイドバルブ37を閉弁する。なお、パージ禁止フラグは、パージ制御フラグに対して優先される。第1実施例の図2(d)では、高圧開始タイマのカウントが第2の所定時間以上となると高圧制御フラグのONとするようにしているが、第2実施例では、燃料タンク21の内圧の変動値が所定値以下である場合に高圧制御フラグをONとするようにしていることが異なっている。以下にECU50での第1実施例と異なる図8(c’)と(d’)について説明する。
図8(c’)に示すように、エンジン回転速度が所定回転速度以上となると、図4のように、タンク封鎖弁33を開弁し、同時にベーパソレノイドバルブ32を閉弁する。即ち、燃料タンク21内の高圧の燃料蒸発ガスをパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39とに放出する。そして、圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧の変動値の監視を開始する。また、放出した燃料蒸発ガスがキャニスタ31に吸着されないようにベーパソレノイドバルブ32を閉弁する。
次に、図8(d’)に示すように、燃料タンク21の内圧の変動値が所定値以下となると、高圧パージ開始制御フラグをOFFとし、高圧制御フラグをONとして高圧パージ制御モードとする。詳しくは、パージ禁止フラグをOFFとし、パージ制御フラグをONとして、図5のように、パージソレノイドバルブ37を開弁する。即ち、燃料タンク21から吸気通路11までを連通させ、高圧の燃料蒸発ガスを吸気通路11に放出する。そして、燃料タンク21の内圧と、ベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧とは同一となっており、圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧と、吸気圧センサ14にて検出される吸気通路11の圧力と、パージソレノイドバルブ37の開き度合いより、パージ流量、即ち吸気通路11に放出される燃料蒸発ガスの流量を算出する。
このように、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置では、燃料タンク21に設けられて圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧の変動値より、燃料タンク21の内圧と、ベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧とが同一であるか判別するようにしている。
燃料タンク21の内圧は、ベーパソレノイドバルブ32とパージソレノイドバルブ37を閉弁し、タンク封鎖弁33を開弁して燃料タンク21をパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39へ開放すると燃料タンク21内の高圧の燃料蒸発ガスがパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39に流入すると変動する。そして、燃料タンク21の内圧は、パージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39に燃料蒸発ガスが充満し、圧力が燃料タンク21の内圧と同一となると燃料タンク21の内圧の変動が無くなる。
したがって、燃料タンク21の内圧の変動値の閾値を所定値以下とすることで、燃料タンク21の内圧と、ベーパ配管38とパージ配管39との内圧、即ち管内圧を同一にすることができる。
よって、圧力センサ25にて検出される燃料タンク21の内圧と、吸気圧センサ14にて検出される吸気通路11の圧力と、パージソレノイドバルブ37の開き度合いより、パージ流量、即ち吸気通路11に放出される燃料蒸発ガスの流量を算出することが可能となり、算出される燃料蒸発ガスの流量に基づいて、パージソレノイドバルブ37を制御することで燃料蒸発ガスの流量を精度良く制御できので、エンジン10に導入される混合気の空燃比の変化を抑制することができる。
10 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
14 吸気圧センサ
21 燃料タンク
25 圧力センサ(タンク圧検出手段)
31 キャニスタ
32 ベーパソレノイドバルブ(キャニスタ開封鎖手段)
33 タンク封鎖弁(タンク開封鎖手段)
37 パージソレノイドバルブ(連通路開閉手段)
38 ベーパ配管(連通路)
39 パージ配管(連通路)
50 ECU(第1のパージ制御手段、第2のパージ制御手段、第3のパージ制御手段)

Claims (3)

  1. 内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、
    該連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、
    前記連通路と前記吸気通路との連通を開閉する連通路開閉手段と、
    前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するタンク開封鎖手段と、
    前記燃料タンクの内圧を検出するタンク圧検出手段と、
    前記キャニスタを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するキャニスタ開封鎖手段と、
    前記タンク圧検出手段により検出した前記燃料タンクの内圧が第1の所定圧力以上の際に、前記タンク開封鎖手段を開にし、前記キャニスタ開封鎖手段を閉にし、前記連通路開閉手段を開にして、前記燃料タンクの内圧が第2の所定圧力に低下するまで前記燃料タンク内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給する第1のパージ制御を実行する第1のパージ制御手段と、
    前記第1のパージ制御の終了時に前記タンク開封鎖手段を閉にし、前記キャニスタ開封鎖手段を閉とし、前記連通路内の燃料蒸発ガスを前記吸気通路に放出して前記内燃機関に供給する第2のパージ制御を実行する第2のパージ制御手段と、
    前記第2のパージ制御終了後に前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記吸気通路に燃料蒸発ガスを放出して前記内燃機関に供給する第3のパージ制御を実行する第3のパージ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  2. 前記第2のパージ制御手段は、前記第1のパージ制御で放出した燃料蒸発ガス量に加え、前記連通路の容積に基づいて設定される第2の所定値まで燃料蒸発ガスを放出することを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  3. 前記第3のパージ制御手段は、第1の所定値まで燃料蒸発ガスを放出し、
    前記第1の所定値は前記第2の所定値以上の値であることを特徴とする請求項に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
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