JP2007211611A - 内燃機関の燃料蒸気処理装置 - Google Patents

内燃機関の燃料蒸気処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態との切替動作に異常が生じた場合に、その異常を精度良く検出すること。
【解決手段】第1の計測状態と第2の計測状態とを切替える3位置弁21と、計測ライン22の絞り23によって生じる圧力を計測する圧力センサ24とを用いて、第1の計測状態での第1の圧力P0の計測開始後における、当該第1の圧力P0の変化の挙動と、第2の計測状態での第2の圧力P1の計測開始後における、当該第2の圧力P1の変化の挙動とを計測する。そして、これらを比較した結果、第1及び第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一とみなされるとき、3位置弁21の切替動作に異常が生じたと判定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、内燃機関の燃料蒸気処理装置に関する。
燃料蒸気処理装置は、燃料タンクで発生した燃料蒸気の大気への放散を防止するためのもので、燃料タンク内の燃料蒸気を、吸着材を収納したキャニスタ内に導入して、一時的に吸着材に吸着させる。吸着材に吸着された蒸気燃料は、内燃機関の運転時に、吸気管に発生する負圧により吸着材から離脱し、パージ通路を介して内燃機関の吸気管に放出(パージ)される。このようにして、吸着材から蒸気燃料が離脱すると、吸着材の吸着能力が回復する。
燃料蒸気をパージする際には、パージ通路に設けられたパージ制御弁により、燃料蒸気を含む混合気の流量が調節される。ただし、実際に吸気管にパージされる燃料蒸気量を、適正な空燃比となるようにパージ制御弁で調節するためには、パージ通路を流れる混合気中の燃料蒸気の濃度を高精度に計測することが重要となる。
このため、従来は、例えば特許文献1に示されるように、パージ通路及びパージ通路から分岐する大気通路に質量流量計を設置し、2つの質量流量計の出力値に基づいて、パージ通路から内燃機関の吸気管に供給される混合気中の燃料蒸気の濃度を検出するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、流量計がパージ通路に設置されているので、燃料蒸気を含む混合気のパージが実施されて、パージ通路内を混合気が流れないと燃料蒸気の濃度が検出できない。このため、検出した燃料蒸気濃度を空燃比制御に反映するためには、パージした燃料蒸気がインジェクタ位置に到達するに先立って燃料蒸気濃度の検出を完了し、これを用いてインジェクタから噴射される燃料の噴射量の指令値を補正する必要がある。
しかしながら、吸気管容積の小さなエンジンの場合や、吸入空気の流速の速い運転領域では、パージした燃料蒸気がインジェクタ位置に到達するまでの所要時間が、燃料蒸気の濃度の測定を完了するのに要する時間よりも短い場合が生じ、パージの開始初期から、測定した燃料蒸気濃度を空燃比制御に反映することができない場合がある。このため、配管のレイアウトなどのエンジン構造や、パージを開始する運転領域が制限されることになる。
特開平5−18326号公報
このような点に鑑みて、本出願人は、燃料蒸気を含む混合気のパージの実施とは無関係に、混合気に含まれる燃料蒸気の濃度を測定することが可能な装置を発明し、出願した(特願2004−377452号)。この装置では、絞りを有する計測通路にポンプを設けて、その計測通路にガス流を発生可能にするとともに、この計測通路を流れるガスを大気中の空気と、燃料蒸気を含む混合気とのいずれかに切替える切替弁を設けている。そして、計測通路内にガス流が生じているときに、絞りの前後で生じる差圧を計測する差圧センサを設けて、ガス流を空気としたときの差圧と、燃料蒸気を含む混合気としたときの差圧をそれぞれ計測する。
ここで、混合気に含まれる燃料蒸気濃度が高くなるほど、混合気の密度が高まるため、絞りでの差圧が大きくなる。そして、ガス流を空気としたときの差圧と、混合気としたときの差圧との差圧比と燃料蒸気濃度とは、ほぼ比例関係を有するので、その差圧比から燃料蒸気濃度を求めることができる。
上述した装置では、切替弁によって、計測通路を流れるガスを空気と混合気とに切替えることが、燃料蒸気濃度計測に欠かせない動作となる。このため、万一、切替弁が断線等によって正常に切替動作を行い得ない場合には、速やかに、切替弁の異常を検出することが重要となる。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態との切替動作に異常が生じた場合に、その異常を精度良く検出することが可能な内燃機関の燃料蒸気処理装置を提供することを目的とする。
蒸気目的を達成するために、請求項1に記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置は、
燃料タンクと蒸気導入通路を介して接続され、当該蒸気導入通路を介して導入される燃料タンク内において発生した燃料蒸気を一時的に吸着する吸着材を有するキャニスタと、
吸着材に吸着された燃料蒸気が、当該吸着材から離脱して混合気となったとき、その混合気中の燃料蒸気濃度を計測する濃度計測手段と、
キャニスタと内燃機関の吸気管とを接続するパージ通路に設けられ、燃料蒸気の濃度に基づいて、吸気管に放出される燃料蒸気を含む混合気の流量を制御する流量制御手段とを備える燃料蒸気処理装置であって、
濃度計測手段は、
絞りを備える計測通路と、
計測通路にガス流を発生させるガス流発生手段と、
ガス流発生手段がガス流を発生させたときに、絞りによって発生する圧力を計測する圧力計測手段と、
計測通路を大気に開放して、当該計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、前記計測通路を前記キャニスタに連通して前記計測通路に流れるガスをキャニスタからの燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態とのいずれかに切替える計測通路切替手段と、
第1の計測状態において、圧力計測手段によって計測される第1の圧力と、第2の計測状態において、圧力計測手段によって計測される第2の圧力とに基づいて、燃料蒸気の濃度を演算する燃料蒸気濃度演算手段と、を有し、
さらに、第1の計測状態での第1の圧力の計測開始後における、当該第1の圧力の変化の挙動と、第2の計測状態での第2の圧力の計測開始後における、当該第2の圧力の変化の挙動とを比較し、これら第1及び第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一とみなされるとき、計測通路切替手段の故障と判定する故障判定手段を備えることを特徴とする。
キャニスタの吸着材に燃料蒸気がほとんど吸着されていない場合、計測通路にキャニスタを連通させても、計測通路を流れる気体には、ほとんど燃料蒸気が含まれないことになる。この場合、第2の圧力として計測される第2の圧力の収束値は、第1の圧力の収束値とほぼ変わらない値となる。従って、第1及び第2の圧力として検出される、それぞれの圧力の収束値から、計測通路切替手段が正常に切替動作を行っているか否かを判定することはできない。
ここで、第2の計測状態では、計測通路をキャニスタに連通させるので、このキャニスタも計測通路の一部を構成することになる。このため、第2の計測状態では、計測通路内のガス流に対する流通抵抗が、第1の計測状態における流通抵抗よりも高くなる。従って、キャニスタの吸着材に燃料蒸気がほとんど吸着されていないため、第1及び第2の圧力の収束値がほとんど同じとなる場合であっても、第2の圧力は、第1の圧力よりも時間的な遅れを持ってその収束値まで低下する。
そのため、上述したように、第1及び第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一であるか否かに基づいて、計測通路切替手段による切替動作の異常を精度良く判定することができる。
請求項2に記載のように、故障判定手段は、第1の圧力の変化の挙動を基準として、第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一か否か判定することにより、計測通路切替手段に第1の計測状態から第2の計測状態への切替えが不能な故障が生じているか否か判定することを特徴とする。
第1の計測状態では、空気をガス流として圧力を計測するため、その圧力の収束値は比較的狭い範囲に収まる。このため、第1の計測状態への切替えが不能な計測通路切替手段の故障は、この圧力の収束値が所定の圧力範囲に収まっているか否か等に基づいて比較的高精度に判定することができる。しかしながら、第2の計測状態では、混合気に含まれる燃料蒸気濃度によって、圧力の収束値が大きく変動するので、その収束値のみから、第2の計測状態への切替動作が正常に行われたか否かを精度良く判定することができない。従って、上述したように、第1の圧力の変化の挙動を基準として、第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一か否かを判定することにより、計測通路切替手段に第2の計測状態への切替えが不能な故障が生じているか否か判定することが特に好ましい。
請求項3に記載した燃料蒸気処理装置では、圧力計測手段は、絞りのガス流下流側の圧力を計測するものであり、かつ、濃度検出手段は、まず第1の圧力の計測を実施し、その後に第2の圧力の計測を実施するものであり、
故障判定手段は、最初に計測される第1の圧力の収束値に基づいて、その第1の圧力の収束値よりも大きい圧力判定値を定め、第2の圧力の計測開始後、第2の所定時間以内に、当該第2の圧力が圧力判定値よりも低下した場合に、第2の圧力の変化の挙動が、第1の圧力の変化の挙動とほぼ同じであるとみなすことを特徴とする。
このようにすれば、第1の計測状態において実際に計測した圧力を基準として、第1及び第2の圧力変化が挙動が実質的に同一であるか否かを判定することができる。
請求項4に記載したように、流量制御手段は、故障判定手段によって計測通路切替手段の故障と判定された場合、濃度計測手段によって計測される燃料蒸気濃度に基づく、通常の混合気流量制御を中止することが好ましい。計測通路切替手段に故障が生じた場合、燃料蒸気の濃度が正確に検出できなくなるためである。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態による燃料蒸気処理装置の構成を示す構成図である。本実施形態による燃料蒸気処理装置は、例えば自動車のエンジンに適用され、内燃機関であるエンジン1の燃料タンク11は、蒸気導入通路であるエバポライン12を介してキャニスタ13と接続されている。キャニスタ13内には吸着材14が充填されており、燃料タンク11内で発生した燃料蒸気を吸着材14で一時的に吸着する。キャニスタ13はパージライン15を介してエンジン1の吸気管2と接続されている。パージライン15にはパージバルブ16が設けられ、その開き時にはキャニスタ13と吸気管2とが連通するようになっている。
なお、キャニスタ13における、エバポライン12の接続位置と、パージライン15の接続位置との間の、キャニスタ13の内部に仕切板14aが設けられ、エバポライン12から導入された燃料蒸気が、吸着材14に吸着されることなく、パージライン15から放出されることを防止している。また、キャニスタ13には、後述するように大気ライン17も接続されている。この大気ライン17の接続位置とパージライン15の接続位置との間の、キャニスタ13の内部には、吸着材14の充填深さとほぼ同じ深さの仕切板14bが設けられている。これにより、エバポライン12から導入された燃焼蒸気が大気ラインから放出されることを防止するようにしている。
パージバルブ16は電磁弁であり、エンジン1の各部を制御する電子制御ユニット(図示せず)によって開度が調整される。パージライン15を流れる燃料蒸気を含む混合気の流量は、パージバルブ16の開度によって制御され、その流量が制御された混合気が、スロットルバルブ3によって発生される吸気管2内の負圧により吸気管2内にパージされ、インジェクタ4からの噴射燃料とともに燃焼される(以下、適宜、パージされる燃料蒸気を含む混合気をパージガスという)。
キャニスタ13には、先端がフィルタを介して大気に開放する大気ライン17が接続されている。この大気ライン17には、キャニスタ13を大気ライン17とポンプ23の吸入側のいずれかに連通させる切替弁18が設けられている。なお、切替弁18は、電子制御ユニットによる非駆動時には、キャニスタ13を大気ライン17に連通させる第1位置にあり、駆動時に、キャニスタ13をポンプ23の吸入側に連通させる第2位置に切替られる。切替弁18が第2位置に切替えられるのは、パージライン15等に燃焼蒸気の漏れを生じさせる開口が生じているか否かをチェックするリークチェック時である。
このリークチェック時には、まず、切替弁18を第1位置として、空気流が絞り23を通過する際の圧力を計測して、これを基準圧とする。そして、切替弁18を第2位置として、圧力を計測し、その計測圧力と基準圧とを比較する。このとき、計測圧力が基準圧よりも低下しないと、パージライン15等に絞り23よりも大きな開口が生じていると推定でき、リークが発生していると判定する。
パージライン15から分岐する分岐ライン19は、3位置弁21の一方の入力ポートに接続されている。また、3位置弁21の他方の入力ポートには、フィルタを介して大気に開放されるポンプ26の吐出ライン27から分岐する空気供給ライン20が接続されている。3位置弁21の出力ポートは、計測ライン22が接続されている。3位置弁21は、上述した電子制御ユニットによって、空気供給ライン20を計測ライン22に接続する第1位置、計測ライン22に対して空気供給ライン20及び分岐ライン19のいずれとの連通も遮断する第2位置、及び分岐ライン19を計測ライン22に接続する第3位置のいずれかに切替えられる。なお、非駆動時、3位置弁21は第1位置となるように構成されている。
計測ライン22には、絞り23、及び、ポンプ26が設けられている。ガス流発生手段であるポンプ26は電動ポンプであり、駆動時に絞り23側を吸入側として計測ライン22にガスを流動させるもので、その駆動のオンオフおよび回転数が電子制御ユニットにより制御される。電子制御ユニットは、ポンプ26を駆動する際、その回転数が予め設定した所定値で一定となるように制御する。
従って、切替弁18は第1位置のまま、3位置弁21を第1の位置とした状態で、電子制御ユニットがポンプ26を駆動すると、計測ライン22を空気が流動する「第1の計測状態」となる。また、3位置弁21を第3の位置とした状態でポンプ26を駆動すると、大気ライン17、キャニスタ13、分岐ライン19までのパージライン15の一部、及び分岐ライン19を介して供給される燃料蒸気を含む混合気が計測ライン22を流動する「第2の計測状態」となる。
また、計測ライン22には、絞り22の下流側、すなわち、絞り22とポンプ26との間に、空気や混合気が流動したときに、絞り23によって発生する圧力(負圧)を計測する圧力センサ24が接続されている。この圧力センサ24によって計測された圧力は、電子制御ユニットに出力される。
電子制御ユニットは、吸気管2に設けられて吸入空気量を調整するスロットルバルブ3の開度やインジェクタ4からの燃料噴射量等を、種々のセンサによって検出された検出値に基づいて制御する。例えば、吸気管2に設けたエアフローセンサにより検出される吸入空気量及び吸気圧センサにより検出される吸気圧、排気管5に設けた空燃比センサ6により検出される空燃比の他、イグニッション信号、エンジン回転数、エンジン冷却水温、アクセル開度等に基づいて、燃料噴射量やスロットル開度等を制御する。
電子制御ユニットは、上述したような制御の他に燃料蒸気を処理するためのパージ制御も実行する。このパージ制御について、図2に示すパージ制御のフローチャートに基づいて説明する。なお、本フローチャートに示すパージ制御は、エンジン1が運転を開始すると実行される。
まず、ステップS101では濃度検出条件が成立しているか否かを判定する。濃度検出条件はエンジン水温、油温、エンジン回転数などの運転状態を表す状態量が所定の領域にあるときに成立し、後述する燃料蒸気のパージの実施を許可するパージ実施条件が成立するよりも先に成立するように設定してある。
パージ実施条件は、例えばエンジン冷却水温が所定値T1以上となってエンジン暖機完了と判断されると成立するように設定される。従って、濃度検出条件は、エンジン暖機中に成立する必要があるため、例えば冷却水温が所定値T1よりも低めに設定した所定値T2以上であるときに成立するように設定される。また、エンジン運転中で燃料蒸気のパージが停止されている期間(主に減速中)も濃度検出条件が成立するように設定する。なお、本燃料燃料処理装置を、内燃機関と電動モータとを駆動源とするハイブリッド車に適用する場合は、エンジンを停止してモータにより走行しているときも濃度検出条件が成立するように設定する。
ステップS101において、濃度検出条件が成立したと判定されると、ステップS102に進み、後述する濃度検出ルーチンを実行する。一方、濃度検出条件が非成立であると判定されると、ステップS106に進む。ステップS106ではイグニッションキーがオフされたか否かを判定する。このステップS106の処理にて、イグニッションキーがオフされていないと判定されると、ステップS101の処理に戻る。一方、イグニッションキーがオフされたと判定されると、図2に示すフローチャートによる処理を終了する。
ここで、ステップS102の濃度検出ルーチンについて、図3のフローチャート及び図4の各部の作動状態を示す作動波形図に基づき詳細に説明する。なお、濃度検出ルーチン実行前の、各部の初期状態は図4におけるA期間に相当し、パージバルブ16は閉じられており、切替弁18はキャニスタ13を大気ライン17に連通させる第1位置となっており、3位置弁21は、空気供給ライン20を計測ライン22に接続する第1位置となっている。このため、初期状態において、圧力センサ24によって検出される圧力はほぼ大気圧と同じになっている。
まず、ステップS201にて、締切圧Pcの測定が行われる。この締切圧Pcの測定は、図4の作動波形図のB期間において実行されるもので、3位置弁21を第2位置に切替えることにより、ポンプ26の吸入側を密閉した状態にして、ポンプ26を駆動することによりなされる。この場合、図5に示すように、計測ライン22及び切替弁18までの接続ラインなどにしか、ポンプ26が吸引できる空気が存在しない。従って、この締切圧Pcの測定時には、圧力センサ24の圧力が急速に低下する。
この締切圧Pcの測定処理においては、締切圧Pcの測定に加え、測定された締切圧Pcが予め定めた判定値以下まで低下したか否かに基づいて、各部に動作異常が生じていないか否かを判定する。すなわち、締切圧Pcが判定値以下まで低下した場合には、各部は正常に動作しているとみなされるが、判定値以下まで低下しない場合には、ポンプ26の能力低下、切替弁18や3位置弁21の切替動作不良や漏れ不良などの異常が生じているとみなされる。
なお、締切圧Pcは、後に説明する空気流による圧力P0や混合気流による圧力P1が正常に計測されたか否かを判定するために用いられる。
次に、ステップS202において、一旦、各部の状態を締切圧測定前の初期状態と同じ状態に戻す処理を行う。この初期状態への復帰処理は、図4の作動波形図のA2期間において実行されるもので、3位置弁21を第1位置に切替えつつ、ポンプ26の駆動を停止させる。この初期状態への復帰処理により、計測ライン22の圧力は大気圧まで戻る。
ステップS203では、本発明における「第1の計測状態」に相当する、計測ライン22にガス流として空気を流動させた状態で、圧力センサ24により圧力P0の測定を行う。この空気流による圧力P0の測定は、図4の作動波形図のC期間において実行されるもので、3位置弁21を第1位置に保持したまま、ポンプ26を駆動することによりなされる。この場合、図6に示すように、計測ライン22には空気供給ライン21を介して空気が供給されるので、圧力センサ24は、空気が計測ライン22を流動したときに絞り23によって発生する圧力(負圧)を検出する。このとき、圧力センサ24は、ポンプ26の駆動後、例えば所定時間間隔で、絞り23の下流側の圧力を繰返し検出する。これにより、ポンプ26の一定回転数に応じた速度で空気流が流動する定常状態となったときの、空気流の圧力P0の収束値に加え、その収束値までの圧力変化の挙動を測定することができる。
なお、空気流による圧力P0の測定処理においても、空気流による圧力P0の測定に加え、測定された圧力P0に基づいて、各部が正常に動作しているか否かを判定する。具体的には、例えば、絞り23の径やポンプ26の能力等に応じた圧力範囲が予め定められ、測定された圧力P0の収束値がその圧力範囲に属しているか否かに応じて、圧力P0の測定時に各部が正常に動作したか否かを判定する。例えば、測定された圧力P0の収束値がその圧力範囲に属していない場合であって、上述した締切圧Pcとの差が所定値以下である場合には、3位置弁21の切替故障とみなすことができる。
次に、ステップS204では、ステップS202と同様に、一旦、各部の状態を初期状態に戻す処理を行う。この初期状態への復帰処理は、図4の作動波形図のA3期間において実行され、この初期状態への復帰処理により、計測ライン22の圧力は再び大気圧まで戻る。
ステップS205では、本発明における「第2の計測状態」に相当する、計測ライン22にガス流として燃料蒸気を含む混合気を流動させた状態で、圧力P1の測定を行う。この混合気流による圧力P1の測定は、図4の作動波形図のD期間において実行されるもので、3位置弁21を第3位置に切替えつつ、ポンプ26を駆動することによりなされる。この場合、計測ライン22には、大気ライン17、キャニスタ13、分岐ライン19までのパージライン15の一部、及び分岐ライン19を介して供給される燃料蒸気を含む混合気が供給される。すなわち、図7に示すように大気ライン17から導入される空気がキャニスタ13内を流動することにより、燃料蒸気と空気との混合気となり、パージライン15の一部及び分岐ライン19を介して計測ライン22に供給される。従って、混合気流による圧力測定時には、圧力センサ24が、燃料蒸気を含む混合気が計測ライン22を流動したときに絞り23によって発生する圧力(負圧)を検出する。
このとき、圧力センサ24は、空気流による圧力測定時と同様に、ポンプ26の駆動後、例えば所定時間間隔で、絞り23の下流側の圧力を繰返し検出する。これにより、混合気流による圧力P1の収束値に加え、その収束値までの圧力変化の挙動を測定することができる。
また、混合気流による圧力P1の測定処理においても、混合気流による圧力P1の測定に加え、測定された圧力P1に基づいて、各部が正常に動作したとみなしえるかを判定する。具体的には、締切圧Pcに基づいて低圧側の限界値を定め、空気流による圧力P0の収束値に基づいて高圧側の限界値を定め、測定した圧力P1の収束値が、その両限界値によって規定される範囲に属するか否かによって、圧力P1の測定時に各部が正常に動作したか否かを判定する。なお、締切圧Pcに基づいて低圧側の限界値を定めるのは、締切圧Pcを超えて、圧力が低下することは通常ありえないためである。また、空気流による圧力P0に基づいて高圧側の限界値を定めるのは、燃料蒸気を含む場合、混合気の密度が高くなり、絞り23を流動しにくくなるため、混合気流による圧力P1の収束値は、空気流による圧力P0の収束値以下に低下するためである。
しかしながら、混合気にほとんど燃料蒸気が含まれない場合には、混合気流による圧力P1の収束値は、空気流による圧力P0とほぼ一致する。従って、それぞれの圧力P0,P1の収束値のみから、各部の異常、特に、3位置弁21が第1位置から第3位置へと正常に切替動作を行ったか否かを判定することはできない。
そのため、本実施形態では、上述した圧力P0,P1の収束値までの変化の挙動が実質的に同一であるか否かを判定し、この判定結果も用いて、3位置弁21の第3位置への切替動作が正常に行なわれたか否かを判定することとした。
上述した空気流による圧力P0の測定時には、空気供給ライン20及び計測ライン22を空気が流動するが、それぞれのライン20,22中には、絞り23以外に空気が流動する際に妨げとなるものがない。また、空気供給ライン20と計測ライン22を合わせたライン長も、混合気流による圧力測定時のライン長よりも短く設定されている。このため、空気流が流動する際の流路抵抗が相対的に小さくなり、空気流による圧力P0は、その収束値まで早期に低下する。
一方、混合気流による圧力P1の測定時には、上述したように、大気ライン17、キャニスタ13、パージライン15の一部及び分岐ライン19を介して測定ライン22に混合気を供給する。従って、混合気を流動させるためのラインの長さが長くなるとともに、その間に、キャニスタ13が存在するので、混合気を流動させるためのラインにおける流路抵抗が、上述した空気流による圧力測定時の流路抵抗よりも大きくなる。
その結果、図8に示すように、混合気流による圧力P1は、キャニスタ13の吸着材14に燃料蒸気がほとんど吸着されていないため、空気流による圧力P0の収束値とほとんど同じ収束値となる場合であっても、空気流による圧力P1よりも時間的な遅れを持ってその収束値まで低下する。従って、上述したように、空気流による圧力P0と混合気流による圧力P1との、収束値までの変化の挙動に基づいて、3位置弁21による第3位置への切替動作が正常になされたか否かを精度良く判定することができる。
具体的には、図8に示すように、まず、先に計測される空気流による圧力P0の収束値に基づいて、その収束値よりも大きい圧力判定値を定める。そして、混合気流による圧力P1の計測開始後、所定時間以内に、その圧力P1が圧力判定値よりも低下した場合には、圧力P1の変化の挙動は、圧力P0の変化の挙動と実質的に同一であると判定する。逆に、混合気流による圧力P1が所定時間以内に圧力判定値まで低下しない場合には、圧力P1の変化の挙動は、圧力P0の変化の挙動と異なると判定する。このようにすれば、実際に計測した空気流による圧力P0の収束値を基準として、混合気流による圧力P1の変化の挙動が実質的に同一であるか否かを精度良く判定することができる。
ステップS206の判定処理では、ステップS201,S203,S205における判定処理において、3位置弁21の切替動作異常を含む、各部の動作異常が生じていると判定されたか否かを判別する。そして、動作異常が生じているとの判定がなされていないと判別したときには、ステップS207に進んで、圧力P0及びP1のそれぞれの収束値に基づいて燃料蒸気濃度を算出し、後述するパージ制御に利用するために記憶する。なお、燃料蒸気濃度は、それぞれの圧力P0,P1の圧力比に所定の係数を乗じることによって求めることができる。
一方、ステップS206の判定処理において、3位置弁21の切替動作異常を含む、各部の動作異常が生じていると判定されると、第1及び第2の計測状態において計測された圧力P0,P1に基づいて燃料蒸気濃度が正確に算出できない状態である可能性が高いため、ステップS208に進んで、蒸気濃度が算出不可である旨を記憶する。
続くステップS209では、各部の状態を、パージ実施条件成立待ち状態にする。このパージ実施条件成立待ち状態への切替処理は、図4の作動波形図のE期間において実行されるもので、3位置弁21を第1位置に切替えつつ、ポンプ26の駆動を停止させることによってなされる。このパージ実施条件成立待ち状態は、初期状態と同様である。
このようにして、ステップS102の濃度検出ルーチンにより、混合気に含まれる燃料蒸気濃度が検出されると、ステップS103でパージ実施条件が成立しているか否かを判定する。パージ実施条件は一般的な燃料蒸気処理装置と同様に、エンジン水温、油温、エンジン回転数などの運転状態に基づいて判断される。このステップS103において、パージ実施条件が成立したと判定されると、ステップS104に進んで、パージ実施ルーチンを実行する。
パージ実施ルーチンでは、エンジン運転状態を検出し、検出されたエンジン運転状態に基づいて、パージ燃料蒸気流量を算出する。具体的には、このパージ燃料蒸気流量は、現在のスロットル開度などのエンジン運転状態のもとで要求される燃料噴射量、インジェクタ4で制御可能な燃料噴射量の下限値などに基づいて算出される。そして、このパージ燃料蒸気流量を実現するためのパージバルブ16の開度を、燃料蒸気濃度に基づいて演算する。このようにして演算された開度に従って、パージ停止条件が成立するまで、パージバルブ16を開く。
このパージ実施ルーチンによるパージの実施期間は、図4の作動波系図のF期間に相当する。すなわち、パージの実施期間においては、図9に示すように、切替弁18及び3位置弁21を第1位置に保持したまま、パージバルブ16を開く。これにより、エンジン1の吸気管2内の負圧により、大気ライン17、キャニスタ13、及びパージライン15からなる経路に混合気流が生じる。つまり、大気ライン17から導入された大気とキャニスタ13から離脱した燃料蒸気とが混合気となって、エンジン1の吸気管2にパージされる。これにより、キャニスタ13の吸着能力が回復される。パージ実施期間Fが終了すると、図9のG期間に示されるように、パージバルブ16が閉じられ、燃料蒸気処理装置は初期状態に戻る。
なお、濃度検出ルーチンにおいて、燃料蒸気濃度の算出不可の旨が記憶されている場合には、パージ実施ルーチンにおいて、パージ処理の実施を中止したり、パージを行うにしても、パージ実施条件をより厳しく制限したり、少量の燃料蒸気のパージを行うなどの異常時処理を実施する。
一方、パージ実施条件が不成立であると判定された場合には、ステップS105で濃度検出ルーチンの実行による燃料蒸気濃度の検出から所定時間が経過したか否かを判定する。このステップS105において、まだ所定時間経過していないと判定されると、ステップS103の処理に戻る。一方、燃料蒸気濃度の検出から所定時間が経過したと判定されると、ステップS101の処理に戻り、あらためて燃料蒸気濃度を検出する処理が実行され、燃料蒸気濃度が最新値に更新される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、空気流による圧力P0の収束値に基づいて圧力判定値を設定し、混合気流による圧力P1が所定時間以内にその圧力判定値以下に低下したか否かによって、混合気流による圧力P1の変化の挙動は、空気流による圧力P0の変化の挙動と実質的に同一であると判定した。しかしながら、混合気流による圧力P1の変化の挙動が空気流による圧力P0の変化の挙動と実質的に同一であるか否かは、他の手法によって判定することも可能である。
例えば、大気圧を基準として、計測開始から所定時間までの範囲における、それぞれの圧力変化曲線による積分値を算出し、この積分値の差が所定範囲内であるとき、両圧力の変化の挙動は実質的に同一であると判定しても良い。また、両圧力の圧力変化曲線の勾配を微分演算などによって求め、この勾配の差が所定範囲内であるとき、両圧力の変化の挙動は実質的に同一であると判定しても良い。さらに、両圧力変化曲線の所定時間経過までの軌跡長をそれぞれ求めて、この軌跡長の差が所定範囲内であるとき、両圧力の変化の挙動は実質的に同一であると判定することも可能である。
また、上述した実施形態では、絞り23の下流側の圧力のみを検出するようにしたが、絞り23の前後の圧力差である差圧を検出するようにしても良い。
また、上述した実施形態では、3位置弁21を用いていたが、例えば複数の2位置弁を組み合わせて、上述した第1位置〜第3位置に相当する切替動作を行わせるようにすることも可能である。
本発明の実施形態による燃料蒸気処理装置の構成を示す構成図である。 パージ制御のフローチャートである。 濃度検出ルーチンのフローチャートである。 蒸気燃料処理装置の各部の作動状態を示す作動波形図である。 締切圧Pcの測定時における、蒸気燃料処理装置各部の作動状態を説明するための説明図である。 空気流による圧力P0の測定時における、蒸気燃料処理装置各部の作動状態を説明するための説明図である。 混合気流による圧力P1の測定時における、蒸気燃料処理装置各部の作動状態を説明するための説明図である。 空気流による圧力P0の収束値を基準として、混合気流による圧力P1の変化の挙動が実質的に同一であるか否かを判定方法を説明するための説明図である。 パージの実施期間において、蒸気燃料処理装置各部の作動状態を説明するための説明図である。
符号の説明
1 エンジン
2 吸気管
11 燃料タンク
12 エバポライン
13 キャニスタ
14 吸着材
15 パージライン
16 パージ制御弁
17 大気ライン
19 分岐ライン
20 空気供給ライン
21 3位置弁
22 計測ライン
23 絞り
24 圧力センサ
26 ポンプ

Claims (4)

  1. 燃料タンクと蒸気導入通路を介して接続され、当該蒸気導入通路を介して導入される燃料タンク内において発生した燃料蒸気を一時的に吸着する吸着材を有するキャニスタと、
    前記吸着材に吸着された燃料蒸気が、当該吸着材から離脱して混合気となったとき、その混合気中の燃料蒸気濃度を計測する濃度計測手段と
    前記キャニスタと内燃機関の吸気管とを接続するパージ通路に設けられ、前記燃料蒸気の濃度に基づいて、前記吸気管に放出される燃料蒸気を含む混合気の流量を制御する流量制御手段とを備える燃料蒸気処理装置であって、
    前記濃度計測手段は、
    絞りを備える計測通路と、
    前記計測通路にガス流を発生させるガス流発生手段と、
    前記ガス流発生手段がガス流を発生させたときに、前記絞りによって生じる圧力を計測する圧力計測手段と、
    前記計測通路を大気に開放して、当該計測通路に流れるガスを空気とする第1の計測状態と、前記計測通路を前記キャニスタに連通して前記計測通路に流れるガスをキャニスタからの燃料蒸気を含む混合気とする第2の計測状態とに切替える計測通路切替手段と、
    前記第1の計測状態において、前記圧力計測手段によって計測される第1の圧力と、前記第2の計測状態において、前記圧力計測手段によって計測される第2の圧力とに基づいて、前記燃料蒸気の濃度を演算する燃料蒸気濃度演算手段と、を有し、
    さらに、前記第1の計測状態での前記第1の圧力の計測開始後における、当該第1の圧力の変化の挙動と、前記第2の計測状態での前記第2の圧力の計測開始後における、当該第2の圧力の変化の挙動とを比較し、これら第1及び第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一とみなされるとき、前記計測通路切替手段の故障と判定する故障判定手段を備えることを特徴とする内燃機関の燃料蒸気処理装置。
  2. 前記故障判定手段は、前記第1の圧力の変化の挙動を基準として、前記第2の圧力の変化の挙動が実質的に同一か否か判定することにより、前記計測通路切替手段に前記第1の計測状態から前記第2の計測状態への切替えが不能な故障が生じているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料上記処理装置。
  3. 前記圧力計測手段は、前記絞りのガス流下流側の圧力を計測するものであり、かつ、前記濃度検出手段は、まず前記第1の圧力の計測を実施し、その後に前記第2の圧力の計測を実施するものであり、
    前記故障判定手段は、最初に計測される前記第1の圧力の収束値に基づいて、その収束値よりも大きい圧力判定値を定め、前記第2の圧力の計測開始後、第2の所定時間以内に、当該第2の圧力が前記圧力判定値よりも低下した場合に、前記第2の圧力の変化の挙動が、前記第1の圧力の変化の挙動と実質的に同一であるとみなすことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置。
  4. 前記流量制御手段は、前記故障判定手段によって前記計測通路切替手段の故障と判定された場合、前記濃度計測手段によって計測される燃料蒸気濃度に基づく、通常の混合気流量制御を中止することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の内燃機関の燃料蒸気処理装置。
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