JP5560140B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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このため、内燃機関の運転時には、内燃機関のみが搭載された車両に比べて、多量のパージ燃料を供給する必要があることから、パージ燃料による空燃比の変動を抑制する要請は一層強い。そして、このことは、ハイブリッド車において、内燃機関による駆動頻度が低くなるほど顕著になる傾向があり、さらにはハイブリッド車に限らず、燃料タンク内の蒸発燃料の発生量(以下、「ベーパ発生量」という。)が多くなる環境で使用される内燃機関にも当て嵌る。
一方、ベーパ発生量が少ないときには、ベーパ弁が開弁したとしても、パージをする際のパージ流量の変動は比較的小さく、パージ燃料による空燃比の変動は比較的小さい。
また、ベーパ弁は、燃料タンクのタンク内圧力が負圧である第1所定圧力以下で閉弁するので、タンク内圧力が過度に低下することが防止される。
これによれば、燃料タンク内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態である場合に、パージ流量が所定流量以下であることでパージ流量が少ないときに、ベーパ弁が開弁するので、パージ燃料による内燃機関の空燃比の変動を抑制することができる。
これによれば、燃料タンク内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態である場合に、タンク内圧力が第2所定圧力に達する前にベーパ弁が開弁するので、ベーパ発生量が多いときには、早期の段階でベーパ弁が開弁することになって、ベーパ弁が開弁したときにキャニスタに吸着される蒸発燃料量の急増を抑制でき、パージ燃料による内燃機関の空燃比の変動を抑制することができる。
これによれば、燃料タンク内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量が所定流量を超えていて多いときには、パージ量制御手段によりパージ流量が強制的に減量された後に、ベーパ弁が開弁するので、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
これによれば、燃料タンク内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量が所定流量を超えていて多いときには、パージ流量が所定流量以下になるまで待った後に、パージ流量が少なくなった状態で、ベーパ弁が開弁するので、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
これによれば、燃料タンク内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量が所定流量を超えていて多いときには、タンク内圧力が上限圧力に達したときに、パージ流量が所定流量以下になるまで待つことなく、パージ量制御手段によりパージ流量が強制的に減量された後に、ベーパ弁が開弁するので、タンク内圧力を確実に上限圧力以下に保ちながら、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
図1を参照すると、本発明の実施形態である蒸発燃料処理装置1は、内燃機関15に使用される。内燃機関15は、該内燃機関15とは別の原動機を備える機械としての車両、例えば前記原動機としての電動機が搭載されたハイブリッド車に搭載される。
制御装置10は、内燃機関15の機関回転速度などの機関運転状態に応じて燃料噴射弁14から吸入空気に対して供給される燃料量を制御して、混合気の空燃比を制御する。
ベーパ弁5および大気開放弁9は、非作動時または自然状態で開弁状態になる常開弁であり、パージ弁7は、非作動時または自然状態で閉弁状態になる常閉弁である。
また、弁5,7,9は、この実施形態では、いずれも電磁弁から構成されるが、別の例として、作用する圧力に応動する圧力応動部材(例えば、ダイヤフラム)を備える圧力応動弁であってもよい。
そして、ベーパ弁5は、内燃機関15の停止時に開弁して、燃料タンク2とキャニスタ3とを連通状態とする。
パージ弁7は、機関運転状態およびタンク内圧力Ptに応じて、キャニスタ3から放出されて吸気通路17に供給されるパージ燃料の流量であるパージ流量Qp(図3参照)を制御するために、パージ通路6の通路面積を制御可能とすべく、その開度が制御される。パージ弁7は、内燃機関15の停止時に閉弁して、パージ通路6を通じての吸気通路17とキャニスタ3とを連通を遮断する。
パージ弁7は、1以上である所定数の弁、ここでは1つの弁により構成される。別の例として、パージ弁7がパージ通路6に並列に配置された2以上の弁により構成されてもよい。
また、内燃機関15の運転中は、パージ弁7が開弁したとき、キャニスタ3に吸着された蒸発燃料が大気連通路8を通じて吸入された大気によりパージされて、パージ燃料(すなわち、パージされた蒸発燃料)が吸気通路17に供給される。
そして、検出部20は、運転状態検出手段30のほかに、ベーパ量指標検出手段21、タンク内圧力Ptを検出する圧力検出手段22、例えばパージ通路6に配置された熱線流量計により構成されてパージ流量Qpを検出するパージ量検出手段23、ベーパ弁5の開度を検出する弁開度検出手段24と、ベーパ弁5の閉弁開始時期taを検出する閉弁時期検出手段25と、該閉弁開始時期taからのベーパ弁5の閉弁継続時間Taを検出する閉弁時間検出手段26とを含む。
指標タンク内圧力Piは、弁開度検出手段24によりベーパ弁5が閉弁したことが検出され、その閉弁開始時期taが閉弁時期検出手段25により検出されてから、閉弁時間検出手段26により検出される閉弁継続時間Taが予め設定された一定の判定用時間Teになるときのタンク内圧力Ptである。
このため、指標タンク内圧力Piは、ベーパ弁5の閉弁時期から判定用時間Teが経過したときの、ベーパ弁5の閉弁時のタンク内圧力Ptである第1所定圧力P1から上昇したタンク内圧力Ptの圧力変化を反映している。したがって、指標タンク内圧力Piは、その値が大きいほど、すなわち第1所定圧力P1との差圧が大きいほど、時間に対するベーパ発生量が多いことを示している。
また、ベーパ発生状態判定手段41は、指標タンク内圧力Piが前記基準値に比べて、該基準値よりも小さい値であるとき(すなわち、ベーパ発生速度が小さいとき)、該指標タンク内圧力Piを、ベーパ発生量が少ない状態を示す少量側指標値として、ベーパ発生状態が少量ベーパ発生状態であると判定する。
内燃機関15の始動直後にベーパ弁5が開弁状態にあるとき、タンク内圧力Ptは、第1所定圧力P1よりも大きく第2所定圧力P2未満の圧力であることから、ステップS4でタンク内圧力Ptが第2所定圧力P2未満と判定されて、ステップS9に進み、内燃機関15が運転中のときは、ステップS1に戻る。このため、内燃機関15の始動直後からベーパ弁5が閉弁するまでは、ステップS1,S4,S9の処理が繰り返されて、ベーパ弁5の開弁状態が維持される。
そして、ベーパ弁5が開弁状態にある内燃機関15の運転中に、タンク内圧力Ptが第1所定圧力P1以下の負圧になると、燃料タンク2内の過度の圧力低下を防止するために、ステップS1からステップS2に進んで、ベーパ弁5が閉弁され、ベーパ通路4が閉じられる。
さらに、ステップS3では、ベーパ発生状態判定手段41により、指標タンク内圧力Piに基づいて、ベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態か否かが判定される。そして、ベーパ発生状態が、ベーパ発生量が少ない少量ベーパ発生状態であるとき、ステップS4に進み、ベーパ発生状態が、ベーパ発生量が多い多量ベーパ発生状態であるとき、ステップS5に進む。
そして、タンク内圧力Ptが第2所定圧力P2未満であるとき、ステップS9に進み、内燃機関15が運転中のときは、ステップS1に戻る。このとき、タンク内圧力Ptは第1所定圧力P1よりも大きいため、ステップS1からステップS4に進む。このため、ベーパ発生状態判定手段41によりベーパ発生状態が少量ベーパ発生状態と判定されたときは、タンク内圧力Ptが第2所定圧力P2未満の圧力である間、ベーパ弁5が閉弁状態に維持される。
ステップS4で、タンク内圧力Ptが第2所定圧力P以上であるとき、ステップS8に進んでベーパ弁制御手段42によりベーパ弁が開弁されて、ベーパ通路4を通じて燃料タンク2内の蒸発燃料がキャニスタ3に導かれて、吸着されるので、タンク内圧力Ptが低下する。
パージ弁7が閉弁していてパージが行われていない場合(すなわち、パージ停止の場合)も含めて、パージ流量Qpが所定流量Q1以下であるとき、ステップS8に進んでベーパ弁制御手段42によりベーパ弁5が開弁されて、ベーパ通路4を通じて燃料タンク2内の蒸発燃料がキャニスタ3に導かれて、吸着される。したがって、この場合、ベーパ弁5は第2所定圧力P2での開弁時期よりも早期に開弁する。
ここで、所定流量Q1は、ベーパ弁5が開弁して吸気通路17に供給されるパージ燃料が増加したとしても、空燃比の変動が許容範囲内に収まる値に設定される。
一方、ステップS1において、タンク内圧力Ptが第1所定圧力P1以下と判定されると、ステップS2でベーパ弁5が閉弁され、次いでステップS3に進んで、ステップS3以降の前記した処理と同様の処理が実行される。
また、内燃機関15が停止されたことが停止検出手段32により検出されて、ステップS9で内燃機関15が停止されたことが判定されると、ステップS9からステップS10に進んで、ベーパ弁5が開弁状態にされる。
蒸発燃料処理装置1において、制御装置10は、タンク内圧力Ptを検出する圧力検出手段22と、ベーパ弁5が閉弁してベーパ通路4を閉じているときの燃料タンク2内での蒸発燃料の発生量であるベーパ発生量の指標となるベーパ量指標Vを検出するベーパ量指標検出手段21と、パージ流量Qpを検出するパージ量検出手段23と、ベーパ量指標Vに基づいて燃料タンク2内でのベーパ発生状態を判定するベーパ発生状態判定手段41とを備え、ベーパ弁5は、燃料タンク2のタンク内圧力Ptが、負圧である第1所定圧力P1以下のときに閉弁する一方、第1所定圧力P1よりも高い正圧である第2所定圧力P2以上のときに開弁し、制御装置10は、タンク内圧力Ptが第1所定圧力P1を超えており、かつベーパ発生状態判定手段41によりベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、第2所定圧力P2での開弁時期よりも早期にベーパ弁5を開弁する。
この構造により、ベーパ弁5の開閉を制御する制御装置10は、ベーパ発生状態判定手段41により燃料タンク2内でのベーパ発生状態が、ベーパ発生量が多い状態である多量ベーパ発生状態である場合には、ベーパ弁5が開弁するタンク内圧力Ptである第2所定圧力P2での開弁時期よりも早期にベーパ弁5を開弁する。この結果、第2所定圧力P2以外に、燃料タンク2内のベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態のときにもベーパ弁5が開弁するので、燃料タンク2内のベーパ発生状態に応じてベーパ弁5の開弁を行わない場合に比べて、ベーパ弁5が開弁したときにキャニスタ3に吸着される蒸発燃料量の急増を抑制でき、ひいてはパージ燃料による内燃機関15の空燃比の変動を抑制することができて、内燃機関15の排気浄化性能や燃費性能の向上が可能になる。
また、ベーパ弁5は、燃料タンク2のタンク内圧力Ptが負圧である第1所定圧力P1以下で閉弁するので、吸気通路17での負圧によりタンク内圧力Ptが過度に低下することが防止される。
この構造により、燃料タンク2内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態である場合に、パージ流量Qpが所定流量Q1以下であることで、パージ流量Qpが少ないときに、ベーパ弁5が開弁するので、パージ燃料による内燃機関15の空燃比の変動を抑制することができる。また、ベーパ発生状態はベーパ量指標Vに基づいて判定されるので、ベーパ量指標Vに基づいてベーパ発生量を演算する場合に比べて、制御装置10での演算が簡単化される。
この構造により、燃料タンク2内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態である場合に、タンク内圧力Ptが第2所定圧力P2に達する前にベーパ弁5が開弁するので、ベーパ発生量が多いときには、早期の段階でベーパ弁5が開弁することになって、ベーパ弁5が開弁したときにキャニスタ3に吸着される蒸発燃料量の急増を抑制でき、パージ燃料による内燃機関15の空燃比の変動を抑制することができる。
この構造により、燃料タンク2内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量Qpが所定流量Q1を超えていて多いときには、パージ流量Qpが所定流量Q1以下になるまで待った後に、パージ流量Qpが少なくなった状態で、ベーパ弁5が開弁するので、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
この構造により、燃料タンク2内でのベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量Qpが所定流量Q1を超えていて多いときには、タンク内圧力Ptが上限圧力Puに達したときに、パージ流量Qpが所定流量Q1以下になるまで待つことなく、パージ弁7によりパージ流量Qpが強制的に減量された後に、ベーパ弁5が開弁するので、タンク内圧力Ptの上昇を防止しながら、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
ステップS3での処理において、図5に示されるように、ベーパ量指標Vは、ベーパ弁5が閉弁した閉弁開始時期taでのタンク内圧力Ptである第1所定圧力P1から、タンク内圧力Ptが予め設定された判定用圧力Peに達するまでの閉弁継続時間Taである指標時間Tiであってもよい。なお、図5には、ベーパ発生量が異なる場合における2つの指標時間Tiが例示されている。指標時間Tiは、その値が短いほど、ベーパ発生量が多いことを示している。また、判定用圧力Peは、第2所定圧力P2よりも低い圧力である。
そして、ベーパ発生状態判定手段41は、指標時間Tiが予め設定された基準時間Tc以下の時間であるとき(すなわち、ベーパ発生速度が大きいとき)、該指標時間Tiを、ベーパ発生量が多い状態を示す多量側指標値として、ベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であると判定する。また、ベーパ発生状態判定手段41は、指標時間Tiが基準時間Tcを超える時間であるとき(すなわち、ベーパ発生速度が小さいとき)、該指標時間Tiを、ベーパ発生量が少ない状態を示す少量側指標値として、ベーパ発生状態が少量ベーパ発生状態であると判定する。したがって、この場合にも、ベーパ弁5は第2所定圧力P2での開弁時期よりも早期に開弁する。
このように、ベーパ量指標Vは、ベーパ弁5が閉弁した閉弁開始時期taから、タンク内圧力Ptが予め設定された判定用圧力Peに達するまでの指標時間Tiであることにより、ベーパ量指標Vがタンク内圧力Ptに基づく指標時間Tiであるので、ベーパ発生状態を判定するためにベーパ量指標Vに基づいてベーパ発生量を演算する場合に比べて、制御装置10での演算が簡単化される。
このように、ベーパ発生量の増加割合がより大きいことを示す前記変化率であるほど、ベーパ弁5の開弁時期を早めることにより、タンク内圧力Ptの変化率が大きいほど、すなわち蒸発燃料の発生速度が大きく、ベーパ発生量が多いときほど、ベーパ弁5が早期に開弁されるので、タンク内圧力Ptがより低く、ベーパ発生量がより少ない状態のときにベーパ弁5が開弁する。この結果、タンク内圧力Ptの上昇を防止しながら、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
これによれば、ベーパ発生状態が多量ベーパ発生状態であり、しかもパージ流量Qpが所定流量Q1を超えていて多いときには、所定時間Tdが経過したときに、パージ流量Qpが所定流量Q1以下になるまで待つことなく、パージ弁7によりパージ流量Qpが強制的に減量された後に、ベーパ弁5が開弁するので、タンク内圧力Ptの上昇を防止しながら、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
この構造により、ベーパ弁5はパージ流量Qpが所定流量Q1よりも多い状態で開弁するにも拘わらず、ベーパ弁5の開度または開弁速度が、第2所定圧力P2で開弁するときのベーパ弁5またはパージ流量Qpが所定流量Q1以下で開弁するベーパ弁5に比べて小さいので、ベーパ弁5の開弁によるパージ燃料の増加を抑制できて、パージ燃料による空燃比の変動を抑制することができる。
また、図3において、ステップS7の処理と併せて、図8のステップS7aの処理が行われてもよい。
パージ流量Qpを制御するパージ量制御手段は、パージ通路6の通路面積を制御するパージ弁以外に、例えば、キャニスタ3に導入される空気量の制御が可能なように開度が連続的制御される大気開放弁9、パージ通路6の圧力を制御するための制御弁、またはポンプであってもよい。
ベーパ発生状態判定手段41は、ベーパ量指標Vに基づいて演算される推定ベーパ発生量に基づいて、燃料タンク2内のベーパ発生状態を判定してもよい。
内燃機関15は、ハイブリッド車以外の車両、例えば該内燃機関15以外の1以上の原動機を備える車両または車両以外の機械、または、該内燃機関15のみを備える車両または車両以外の機械(例えば、船外機等の船舶推進装置、発電装置、ポンプ装置)に備えられてもよい。
2 燃料タンク
3 キャニスタ
5 ベーパ弁
7 パージ弁
10 制御装置
15 内燃機関
21 ベーパ量指標検出手段
22 圧力検出手段
23 パージ量検出手段
24 弁開度検出手段
25 閉弁時期検出手段
26 閉弁時間検出手段
41 ベーパ発生状態判定手段
Pt タンク内圧力
V ベーパ量指標
Pi 指標タンク内圧力
Ti 指標時間
Claims (6)
- 内燃機関に供給される燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通させるベーパ通路を開閉するベーパ弁と、前記ベーパ弁を制御する制御装置とを備え、前記キャニスタから放出された前記蒸発燃料を前記内燃機関に供給する蒸発燃料処理装置において、
前記ベーパ弁は、前記燃料タンクのタンク内圧力が、負圧である第1所定圧力以下のときに閉弁する一方、前記第1所定圧力よりも高い第2所定圧力以上のときに開弁し、
前記制御装置は、前記タンク内圧力を検出する圧力検出手段と、前記ベーパ弁が閉弁して前記ベーパ通路を閉じているときの前記燃料タンク内でのベーパ発生量の指標となるベーパ量指標を検出するベーパ量指標検出手段と、前記ベーパ量指標に基づいて前記燃料タンク内でのベーパ発生状態を判定するベーパ発生状態判定手段とを備え、
前記制御装置は、前記ベーパ発生状態判定手段により前記ベーパ発生状態が前記ベーパ発生量の多い多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、前記第2所定圧力での開弁時期よりも早期に前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 前記制御装置は、パージ流量を検出するパージ量検出手段を備え、前記ベーパ発生状態判定手段により前記ベーパ発生状態が前記多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、前記パージ流量が所定流量以下であるときに前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記制御装置は、前記ベーパ発生状態判定手段により前記ベーパ発生状態が前記多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、前記タンク内圧力が前記第2所定圧力未満のときに前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
- パージ流量を制御するパージ量制御手段を備え、
前記制御装置は、前記パージ流量を検出するパージ量検出手段を備え、前記ベーパ発生状態判定手段により前記ベーパ発生状態が前記多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、前記パージ流量が所定流量を超えるときに、前記パージ流量が減少するように前記パージ量制御手段を制御した後に、前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。 - パージ流量を制御するパージ量制御手段を備え、
前記制御装置は、前記パージ流量を検出するパージ量検出手段を備え、前記ベーパ発生状態判定手段により前記ベーパ発生状態が前記多量ベーパ発生状態であると判定された場合に、前記パージ流量が所定流量を超えるときに、前記パージ流量が前記所定流量以下になった後に前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。 - 前記制御装置は、前記パージ流量が前記所定流量以下になる前に、前記タンク内圧力が前記第2所定圧力よりも高い上限圧力に達したときに、または前記パージ量検出手段により前記パージ流量が前記所定流量を超えることが検出された時点から所定時間が経過したときに、前記パージ流量が減少するように前記パージ量制御手段を制御した後、前記ベーパ弁を開弁することを特徴とする請求項5記載の蒸発燃料処理装置。
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