JP2020037924A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020037924A
JP2020037924A JP2018166000A JP2018166000A JP2020037924A JP 2020037924 A JP2020037924 A JP 2020037924A JP 2018166000 A JP2018166000 A JP 2018166000A JP 2018166000 A JP2018166000 A JP 2018166000A JP 2020037924 A JP2020037924 A JP 2020037924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purge
passage
way valve
pump
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018166000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6946244B2 (ja
Inventor
義彦 本田
Yoshihiko Honda
義彦 本田
鈴木 敬升
Hironori Suzuki
敬升 鈴木
浩之 高橋
Hiroyuki Takahashi
浩之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
Priority to JP2018166000A priority Critical patent/JP6946244B2/ja
Priority to US16/553,228 priority patent/US11015552B2/en
Priority to CN201910835129.7A priority patent/CN110878726B/zh
Publication of JP2020037924A publication Critical patent/JP2020037924A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6946244B2 publication Critical patent/JP6946244B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/0836Arrangement of valves controlling the admission of fuel vapour to an engine, e.g. valve being disposed between fuel tank or absorption canister and intake manifold
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/089Layout of the fuel vapour installation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

【課題】パージ停止時にパージポンプを冷却したり、パージ停止応答性を高めたりできる流路の切り替えを可能とすること。【解決手段】蒸発燃料処理装置20は、燃料タンク5で発生するベーパを捕集するキャニスタ21と、キャニスタ21から吸気通路3へパージするパージ通路23と、パージ通路23に設けたパージポンプ24と、吐出口24bと導出口23bとの間のパージ通路23に設けた第1三方弁25と、パージ通路23の導入口23aとパージポンプ24の吸入口24aとの間のパージ通路23に設けた第2三方弁26と、第2三方弁26より上流のパージ通路23と第1三方弁25との間に設けた第1バイパス通路27と、第1三方弁25より下流のパージ通路23と第2三方弁26との間に設けた第2バイパス通路28とを備える。パージポンプ24の動作時に第1三方弁25と第2三方弁26を切り替えることでベーパ等の流路を切り替える。【選択図】図1

Description

この明細書に開示される技術は、燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸気通路へパージして処理する蒸発燃料処理装置に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される技術が知られている。この技術は、自動車(エンジン)の運転中に定期的に燃料タンクシステムの気密性をチェックできるように構成される。すなわち、この技術は、複数の配管と複数(6個)の弁より構成される弁ユニットと、燃料タンクで発生する炭化水素(蒸発燃料)を貯蔵する貯蔵要素(キャニスタ)と、新気をキャニスタに送入するパージ空気ポンプ(パージポンプ)と、少なくとも二つの位置を有する可動調節要素(弁シリンダ)とを備える。弁シリンダは、第1〜第4の通路を含み、第1通路がパージポンプの圧力側の第1ラインに接続され、第2通路がパージポンプの吸入側の第2ラインに接続され、第3通路がパージポンプの圧力側の第2ラインに接続され、第4通路がパージポンプの吸引側の第1ラインに接続される。
米国特許出願公開第2017/0184057号明細書
ところで、特許文献1に記載の技術では、弁ユニットが複数の配管と複数の弁より構成され、これらの配管と弁シリンダとの接続が複雑で弁の数も多いことから、蒸発燃料を吸気通路へパージするときの各弁の切り替え制御が複雑になっていた。また、蒸発燃料のパージを停止したときは、配管内で蒸発燃料の流れが止まることから、パージポンプや複数の弁に空気が流れず、パージポンプ(モータ)の熱が逃げ難くなる。このため、余熱がパージポンプにこもり、パージポンプに熱害のおそれがある。更に、エンジン空燃比の荒れを防止するには、吸気通路に対する蒸発燃料のパージ停止の応答性を高めることも必要になる。この技術では、パージ停止の応答性を高めることについて、特に考慮されていない。
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、パージポンプを含む比較的簡易な構成により、蒸発燃料を吸気通路へパージできる流路はもとより、パージ停止時にパージポンプを冷却したり、パージ停止の応答性を高めたりできる流路への切り替えを可能とした蒸発燃料処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、燃料タンクで発生する蒸発燃料をエンジンの吸気通路へパージして処理する蒸発燃料処理装置であって、燃料タンクで発生する蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、キャニスタに捕集された蒸発燃料を吸気通路へパージするためのパージ通路と、パージ通路は、キャニスタから蒸発燃料を導入するための導入口と、蒸発燃料を吸気通路へ導出するための導出口とを含むことと、パージ通路に設けられ、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージ通路へ圧送するためのパージポンプと、パージポンプは、吸入口と吐出口とを含み、キャニスタに捕集された蒸発燃料を吸入口から吸入し、吐出口から吐出するように構成されることと、パージポンプの吐出口とパージ通路の導出口との間のパージ通路に設けられる第1三方弁と、パージ通路の導入口と、パージポンプの吸入口との間のパージ通路に設けられる第2三方弁と、第2三方弁より上流のパージ通路又はキャニスタと第1三方弁との間でパージポンプを迂回するための第1バイパス通路と、第1三方弁より下流のパージ通路と第2三方弁との間でパージポンプを迂回するための第2バイパス通路とを備え、パージポンプを動作させたときに、第1三方弁及び第2三方弁の流路を適宜切り替えることにより、パージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路のうち少なくとも一つを経由する蒸発燃料又は空気の流路を切り替えるように構成されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、パージポンプを動作させたときに、第1三方弁及び第2三方弁の流路を適宜切り替えることにより、パージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路のうち少なくとも一つを経由する蒸発燃料又は空気の流路が選択的に構成される。また、パージ通路とパージポンプ以外に、第1バイパス通路、第2バイパス通路、第1三方弁及び第2三方弁という比較的少ない構成要素で複数の流路が構成される。例えば、パージポンプの動作時に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージ通路のみを介して吸気通路へパージすることができる流路が構成される。また、パージポンプの動作時に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、蒸発燃料又は空気をパージ通路及び第1バイパス通路の間で又はパージ通路、第1バイパス通路及びキャニスタの間で循環させることができる流路が構成される。更に、パージポンプの動作時に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、吸気通路へパージされる蒸発燃料をパージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路を介して逆流させることができる流路が構成される。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、エンジンの運転状態に応じてパージポンプ、第1三方弁及び第2三方弁を制御するための制御手段を更に備え、第1三方弁は、パージ通路に接続される入口及び第1出口と第1バイパス通路に接続される第2出口とを含み、第1三方弁の流路を切り替えることにより、入口と第1出口とを連通させる状態と、入口と第2出口とを連通させる状態とに切り替え可能に構成され、第2三方弁は、パージ通路に接続される第1入口及び出口と第2バイパス通路に接続される第2入口とを含み、第2三方弁の流路を切り替えることにより、第2入口と出口とを連通させる状態と、第1入口と出口とを連通させる状態とに切り替え可能に構成され、制御手段は、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージ通路のみを介して吸気通路へパージするために、エンジンの運転時に、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、制御手段が、エンジンの運転時に、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージ通路のみを介して吸気通路へパージする流路が構成される。すなわち、キャニスタに捕集された蒸発燃料が、パージポンプによりパージ通路へ吸引され、パージ通路、第2三方弁、パージポンプ、第1三方弁及びパージ通路を順に流れて吸気通路へパージされる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、制御手段は、蒸発燃料又は空気をパージ通路及び第1バイパス通路の間で又はパージ通路、第1バイパス通路及びキャニスタの間で循環させるために、エンジンの運転時に、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項2に記載の技術の作用に加え、制御手段が、エンジンの運転時に、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、蒸発燃料又は空気をパージ通路及び第1バイパス通路の間で又はパージ通路、第1バイパス通路及びキャニスタの間で循環させる流路が構成される。すなわち、キャニスタに捕集された蒸発燃料が、パージポンプによりパージ通路へ吸引され、パージ通路、第2三方弁、パージポンプ、第1三方弁、第1バイパス通路及びパージ通路(又はパージ通路に代わりキャニスタ)を流れ、これを循環する。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の技術は、請求項2又は3に記載の技術において、制御手段は、吸気通路へパージされる蒸発燃料をパージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路を介して逆流させるために、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項2又は3に記載の技術の作用に加え、制御手段が、パージポンプをオンすると共に第1三方弁及び第2三方弁の流路を所定の状態に切り替えることにより、吸気通路へパージされる蒸発燃料をパージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路を介して逆流させる流路が構成される。すなわち、パージ通路から吸気通路へパージされる蒸発燃料が、パージポンプによりパージ通路へ引き戻され、パージ通路、第2バイパス通路、第2三方弁、パージポンプ、第1三方弁及び第1バイパス通路(又は、加えてパージ通路)を順に流れてキャニスタへ逆流する。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の技術は、請求項1乃至4のいずれかに記載の技術において、第1バイパス通路に設けられる絞りと、第1三方弁と絞りと間の第1バイパス通路の圧力を検出するための圧力センサとを更に備えたことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の技術の作用に加え、第1バイパス通路における蒸発燃料又は空気の流れが絞りにより制限されるので、第1三方弁と第2三方弁の流路を切り替えることにより、一つの圧力センサによりパージポンプの吸入側と吐出側の圧力が計測され、その差圧(パージポンプが昇圧する圧力)を計測することが可能となる。
請求項1に記載の技術によれば、パージポンプを含む比較的簡易な構成により、蒸発燃料を吸気通路へパージできる流路はもとより、パージ停止時にパージポンプを冷却したり、パージ停止の応答性を高めたりできる流路への切り替えを行うことができる。
請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載の技術の効果に加え、パージポンプとパージ弁を備えた従前の蒸発燃料処理装置と同様に、エンジンの運転状態に応じ、キャニスタに捕集された蒸発燃料をパージ通路を介して有効に吸気通路へパージし、エンジンにて燃焼に供して処理することができる。
請求項3に記載の技術によれば、請求項2に記載の技術の効果に加え、エンジンの運転中にパージが停止しているときも、次のパージを実行するまでの間で、パージポンプを蒸発燃料又は空気の循環により冷却することができ、パージポンプの耐久性を向上させることができる。また、キャニスタに蒸発燃料を循環させる場合は、パージが停止しているときも、パージポンプの熱によりキャニスタからの蒸発燃料の離脱を促進することができると共に、離脱により冷却された空気によりパージポンプを更に冷却することができ、パージポンプの耐久性を更に向上させることができる。
請求項4に記載の技術によれば、請求項2又は3に記載の技術の効果に加え、エンジンの運転時にエンジン空燃比の荒れを防止するために蒸発燃料の供給量を減らすときは、蒸発燃料を逆流させることで、吸気通路への蒸発燃料のパージを速やかに停止し、エンジンへの蒸発燃料の供給を応答性よく遮断することができる。また、エンジンが停止したときに、配管(パージ通路、第1バイパス通路及び第2バイパス通路等)内に残存した蒸発燃料を短時間にキャニスタへ戻すことができる。この結果、次にベーパをパージするときのパージ率の制御精度を向上させることができる。
請求項5に記載の技術によれば、請求項1乃至4のいずれかに記載の技術の効果に加え、一つの圧力センサによりパージ通路における蒸発燃料の濃度を推定することができる。
第1実施形態に係り、車両に搭載された蒸発燃料処理装置を含むエンジンシステムを示す概略図。 第1実施形態に係り、パージ制御の内容を示すフローチャート。 第1実施形態に係り、アイドルモード状態での蒸発燃料処理装置におけるベーパ等の流れを示す概略図。 第1実施形態に係り、パージモード状態での蒸発燃料処理装置におけるベーパ等の流れを示す概略図。 第1実施形態に係り、逆流モード状態での蒸発燃料処理装置におけるベーパ等の流れを示す概略図。 第1実施形態に係り、ベーパ濃度推定制御の内容を示すフローチャート。 第1実施形態に係り、蒸発燃料処理装置の異常診断制御の内容を示すフローチャート。 第2実施形態に係り、アイドルモード状態での蒸発燃料処理装置におけるベーパ等の流れを示す概略図。
<第1実施形態>
以下、蒸発燃料処理装置を具体化した第1実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。
[エンジンシステムの概要について]
図1に、車両に搭載された蒸発燃料処理装置20を含むエンジンシステムを概略図により示す。エンジン1は、燃焼室2に空気等を吸入させるための吸気通路3と、燃焼室2から排気を排出させるための排気通路4とを備える。燃焼室2には、燃料タンク5に貯留された燃料が供給される。すなわち、燃料タンク5の燃料は、同タンク5に内蔵された燃料ポンプ6により燃料通路7へ吐出され、エンジン1の吸気ポートに設けられたインジェクタ8へ圧送される。圧送された燃料は、インジェクタ8から噴射され、吸気通路3を流れる空気と共に燃焼室2に導入されて可燃混合気を形成し、燃焼に供される。エンジン1には、可燃混合気を点火するための点火装置9が設けられる。
吸気通路3には、その入口側からエンジン1にかけて、エアクリーナ10、スロットル装置11及びサージタンク12が設けられる。スロットル装置11は、スロットル弁11aを含み、吸気通路3を流れる吸気流量を調節するために開閉される。スロットル弁11aの開閉は、運転者によるアクセルペダル(図示略)の操作に連動する。サージタンク12は、吸気通路3における吸気脈動を平滑化させる。
[蒸発燃料処理装置の構成について]
図1において、この実施形態の蒸発燃料処理装置20は、燃料タンク5で発生する蒸発燃料(ベーパ)を大気中へ放出させることなく処理するように構成される。この装置20は、燃料タンク5で発生するベーパを捕集するためのキャニスタ21と、燃料タンク5からキャニスタ21へベーパを導くためのベーパ通路22と、キャニスタ21に捕集されたベーパを吸気通路3へパージするためのパージ通路23と、パージ通路23に設けられ、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23へ圧送するためのパージポンプ24と、パージポンプ24より下流のパージ通路23に設けられる第1三方弁25と、パージポンプ24より上流のパージ通路23に設けられる第2三方弁26と、第2三方弁26より上流のパージ通路23と第1三方弁25との間でパージポンプ24を迂回するための第1バイパス通路27と、第1三方弁25より下流のパージ通路23と第2三方弁26との間でパージポンプ24を迂回するための第2バイパス通路28とを備える。この実施形態で、第1バイパス通路27には、同通路27とパージ通路23との接続部近傍に、絞り36が設けられる。この絞り36は、第1バイパス通路27の流路面積を縮小するように構成される。
パージ通路23は、キャニスタ21からベーパを導入するための導入口23aと、ベーパを吸気通路3へ導出するための導出口23bとを含む。パージポンプ24は、吸入口24aと吐出口24bとを含み、キャニスタ21に捕集されたベーパを吸入口24aから吸入し、吐出口24bから吐出するように構成される。第1三方弁25は、パージポンプ24の吐出口24bとパージ通路23の導出口23bとの間のパージ通路23に設けられる。第2三方弁26は、パージ通路23の導入口23aと、パージポンプ24の吸入口24aとの間のパージ通路23に設けられる。そして、この蒸発燃料処理装置20は、パージポンプ24を動作させたときに、第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を適宜切り替えることにより、パージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28のうち少なくとも一つを経由するベーパ又は空気の流路を切り替えるように構成される。ここで、パージポンプ24の吸入口24aに接続されるパージ通路23では、ベーパがパージポンプ24へ負圧により吸引され、パージポンプ24の吐出口24bに接続されるパージ通路23では、ベーパがパージポンプ24から正圧により押し出される。パージポンプ24による「圧送」とは、これら両方の作用を含むものとする。
キャニスタ21は、活性炭等の吸着材を内蔵する。キャニスタ21は、大気を導入する大気口21aと、ベーパを導入する導入口21bと、ベーパを導出する導出口21cとを含む。キャニスタ21の内部空間は、大気に連通する。すなわち、大気口21aから伸びる大気通路29の先端は、燃料タンク5の給油筒5aの入口に連通する。この大気通路29には、空気中の粉塵等を捕集するためのフィルタ30が設けられる。キャニスタ21の導入口21bから延びるベーパ通路22の先端は、燃料タンク5の内部に連通する。パージ通路23の導入口23aは、キャニスタ21の導出口21cに接続され、パージ通路23の導出口23bはスロットル装置11とサージタンク12との間の吸気通路3に接続される。
この実施形態で、各三方弁25,26は、それぞれ電動弁より構成され、後述するように流路が切り替え可変に構成される。第1三方弁25は、パージ通路23に接続される入口25a及び第1出口25bと、第1バイパス通路27に接続される第2出口25cとを含む。そして、第1三方弁25の流路を切り替えることにより、その入口25aとその第1出口25bとを連通させる第1連通状態と、その入口25aとその第2出口25cとを連通させる第2連通状態とに切り替え可能に構成される。この実施形態では、第1三方弁25を「オン」することにより、第1連通状態に切り替えられ、第1三方弁25を「オフ」することにより、第2連通状態に切り替えられる。また、第2三方弁26は、パージ通路23に接続される第1入口26a及び出口26bと第2バイパス通路28に接続される第2入口26cとを含む。そして、第2三方弁26の流路を切り替えることにより、その出口26bとその第2入口26cとを連通させる第1連通状態と、その第1入口26aと出口26bとを連通させる第2連通状態とに切り替え可能に構成される。この実施形態では、第2三方弁26を「オン」することにより、第1連通状態に切り替えられ、第2三方弁26を「オフ」することにより、第2連通状態に切り替えられる。
この実施形態で、パージポンプ24は、キャニスタ21からパージ通路23へベーパを圧送するために吐出量可変に構成される。また、パージポンプ24は、遠心ポンプにより構成され、吸入口24aから吐出口24bへ向かう一方向へのみベーパ又は空気を流すように構成される。
[エンジンシステムの電気的構成について]
この実施形態では、エンジン1の運転状態を検出するために各種センサ等41〜46が設けられる。エアクリーナ10の近くに設けられたエアフローメータ41は、吸気通路3に吸入される空気量を吸気量として検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。スロットル装置11に設けられたスロットルセンサ42は、スロットル弁11aの開度をスロットル開度として検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。サージタンク12に設けられた吸気圧センサ43は、サージタンク12の中の圧力を吸気圧力として検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン1に設けられた水温センサ44は、エンジン1の内部を流れる冷却水の温度を冷却水温度として検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。エンジン1に設けられた回転数センサ45は、エンジン1のクランクシャフト(図示略)の回転角速度をエンジン回転数として検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。排気通路4に設けられた酸素センサ46は、排気中の酸素濃度を検出し、その検出値に応じた電気信号を出力する。
加えて、この実施形態では、第1三方弁25と絞り36との間の第1バイパス通路27の圧力を検出するための圧力センサ47が設けられる。この圧力センサ47は、圧力の検出値に応じた電気信号を出力する。
また、車両の運転席には、蒸発燃料処理装置20の異常を報知するための警告ランプ56が設けられる。警告ランプ56は、蒸発燃料処理装置20に、異常(配管の漏れ又は各三方弁25,26の誤動作等)がある場合に点灯するようになっている。
この実施形態で、各種制御を司る電子制御装置(ECU)50は、各種センサ等41〜47から出力される各種信号を入力する。ECU50は、これら入力信号に基づきインジェクタ8、点火装置9、パージポンプ24、第1三方弁25及び第2三方弁26を制御することにより、燃料噴射制御、点火時期制御、パージ制御、ベーパ濃度推定制御及び蒸発燃料処理装置20の異常診断制御を実行するようになっている。
ここで、燃料噴射制御とは、エンジン1の運転状態に応じてインジェクタ8を制御することにより、燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御することである。点火時期制御とは、エンジン1の運転状態に応じて点火装置9を制御することにより、可燃混合気の点火時期を制御することである。
この実施形態において、パージ制御とは、蒸発燃料処理装置20において、エンジン1の運転状態に応じてパージポンプ24、第1三方弁25及び第2三方弁26を制御することにより、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23のみを介して吸気通路3へパージしたり(パージモード実行)、ベーパ又は空気をパージ通路23及び第1バイパス通路27の間で循環させたり(アイドルモード実行)、吸気通路3へパージされるベーパをパージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28を介して逆流させたり(逆流モード実行)することである。
ベーパ濃度推定制御とは、第1バイパス通路27に設けられた圧力センサ47の検出値等に基づいてベーパ濃度を推定することである。異常診断制御とは、同じく圧力センサ47の検出値等に基づいて蒸発燃料処理装置20の異常を診断することである。
この実施形態で、ECU50は、この開示技術における制御手段の一例に相当する。ECU50は中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びバックアップRAM等を含む周知の構成を備える。ROMは、前述した各種制御に係る所定の制御プログラムを予め記憶している。ECU(CPU)50は、これら制御プログラムに従って前述した各種制御を実行するようになっている。
この実施形態では、燃料噴射制御及び点火時期制御については周知の内容を採用するものとし、パージ制御、ベーパ濃度推定制御及び異常診断制御につき以下に詳しく説明する。
[パージ制御について]
まず、パージ制御について説明する。図2に、その制御内容をフローチャートにより示す。ECU50は、このルーチンを所定時間毎に周期的に実行する。
処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ100で、ECU50は、エンジン1が運転中であるか否かを判断する。ECU50は、各種センサ等41〜46の検出値に基づきこの判断を行うことができる。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ110へ移行し、この判断結果が否定となる場合、すなわちエンジン1が停止している場合は処理をステップ100へ戻す。
ステップ110では、ECU50は、パージポンプ24をオンする、すなわち、パージポンプ24を動作させる。
次に、ステップ120で、ECU50は、パージポンプ24を冷却等するために「アイドルモード」を実行する。このアイドルモードは、ベーパ又は空気をパージ通路23及び第1バイパス通路27の間で循環させるモードであり、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオフとする。
図3に、アイドルモード状態での蒸発燃料処理装置20におけるベーパ等の流れ(矢印で示す)を概略図により示す。図3に示すように、キャニスタ21からパージ通路23へ流れ出たベーパは、第2三方弁26、パージポンプ24及び第1三方弁25を介して第1バイパス通路27へ流れ、更に第2三方弁26より上流のパージ通路23へ流れ、同部位を流れるベーパに合流し、上記した経路を循環することになる。
次に、ステップ130では、ECU50は、エンジン空燃比を取り込む。ECU50は、酸素センサ46の検出値に基づきエンジン空燃比を別途求めることができる。
次に、ステップ140では、ECU50は、パージモードの実行が許可されたか否かを判断する。ECU50は、エンジン1につき所定のパージ条件が成立したとき、パージモード実行を許可するようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ150へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ240へ移行する。
ステップ240では、ECU50は、ステップ120と同様にアイドルモードを実行し、処理をステップ170へ移行する。
一方、ステップ150では、ECU50は、ベーパを吸気通路3へパージするために「パージモード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオンとし、第2三方弁26をオフとする。
図4に、パージモード状態での蒸発燃料処理装置20におけるベーパ等の流れ(矢印で示す)を概略図により示す。図4に示すように、キャニスタ21からパージ通路23へ流れ出たベーパは、第2三方弁26、パージポンプ24及び第1三方弁25を介してそのままパージ通路23を流れ、吸気通路3へパージされる。
次に、ステップ160で、ECU50は、取り込まれたエンジン空燃比が基準値内か否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ170へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ230へ移行する。
ステップ230では、ECU50は、エンジン空燃比の結果によりパージの即時停止を図るために配管内の残留ガスを掃気する「逆流モード」を実行する。この逆流モードは、吸気通路3へパージされるベーパ又は空気をパージ通路23等を介してキャニスタ21へ逆流させるモードであり、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオンとする。
図5に、逆流モード状態での蒸発燃料処理装置20におけるベーパ等の流れ(矢印で示す)を概略図により示す。図5に示すように、吸気通路3へパージされるベーパ又は空気がパージ通路23へ逆流し、第2バイパス通路28、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25、第1バイパス通路27及びパージ通路23を介してキャニスタ21へ戻る。
その後、ステップ160、ステップ230又はステップ240から移行してステップ170では、ECU50は、エンジン1が停止したか否かを判断する。ECU50は、各センサ等41〜46の検出値に基づきこの判断を行うことができる。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ180へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ130へ戻す。
そして、ステップ180では、ECU50は、エンジン停止前にパージモード実行履歴が有るか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ190へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ210へジャンプする。
ステップ190では、ECU50は、「逆流モード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオンとする。
次に、ステップ200で、ECU50は、逆流モードにより、配管(パージ通路23、各バイパス通路27,28等)内の掃気が完了したか否かを判断する。ECU50は、その判断のために所定時間が経過したか否かを判断する。
その後、ステップ180又はステップ200から移行してステップ210では、ECU50は、パージポンプ24をオフとする、すなわちパージポンプ24を停止させる。ECU50は、ステップ180〜ステップ210において、エンジン1の停止前にパージを実行した場合は、その後に配管掃気のための逆流モードを実行してからパージポンプ24を停止することになる。一方、エンジン1の停止前にパージを実行しなかった場合は、その後に配管掃気のための逆流モードを実行することなくパージポンプ24を停止することになる。
次に、ステップ220で、ECU50は、「アイドルモード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオフとする。これにより、パージ通路23から吸気通路3へのベーパのパージ経路が遮断される。その後、ECU50は、処理をステップ100へ戻す。
上記したパージ制御によれば、ECU50は、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23のみを介して吸気通路3へパージするために(パージモードを実行するために)、エンジン1の運転時に、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26を所定の状態(第1三方弁25をオン、第2三方弁26をオフ)に切り替えるようになっている。また、ECU50は、ベーパ又は空気をパージ通路23及び第1バイパス通路27の間で循環させるために(アイドルモードを実行するために)、エンジン1の運転時に、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26を所定の状態(第1三方弁25をオフ、第2三方弁26をオフ)に切り替えるようになっている。加えて、ECU50は、吸気通路3へパージされるベーパをパージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28を介して逆流させるために(逆流モードを実行するために)、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26を所定の状態(第1三方弁25をオフ、第2三方弁26をオン)に切り替えるようになっている。
[ベーパ濃度推定制御について]
次に、ベーパ濃度推定制御について説明する。図6に、その制御内容をフローチャートにより示す。ECU50は、このルーチンを所定時間毎に周期的に実行する。
処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ300で、ECU50は、エンジン1が運転中であるか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ310へ移行し、この判断結果が否定となる場合、すなわちエンジン1が停止している場合は処理をステップ300へ戻す。
次に、ステップ310で、ECU50は、配管内の基準圧力を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。
次に、ステップ320で、ECU50は、パージポンプ24をオンする、すなわち、パージポンプ24を動作させる。このとき、ECU50は、パージポンプ24を、所定の回転数に制御する。
次に、ステップ330で、ECU50は、パージポンプ24の冷却を図るために「アイドルモード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオフとする。
次に、ステップ340で、ECU50は、絞り36による背圧を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。
次に、ステップ350で、ECU50は、基準圧力と背圧との差圧に基づき、所定の計算式又は所定のマップを参照することにより、ベーパ濃度を算出する。
次に、ステップ360で、ECU50は、パージモード実行許可か否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ370へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ400へ移行する。
ステップ370では、ECU50は、ベーパを吸気通路3へパージするために「パージモード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオンとし、第2三方弁26をオフとする。
次に、ステップ380で、ECU50は、パージポンプ24の吸入側圧力を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。この吸入側圧力は、キャニスタ21の圧損や燃料タンク5の圧力に相当する。
次に、ステップ390で、ECU50は、アイドルモード実行許可か否かを判断する。ECU50は、所定のアイドル条件が成立したとき、アイドルモード実行を許可するようになっている。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合は処理をステップ410へ移行し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ400へ移行する。
ステップ360又はす390から移行してステップ400では、ECU50は、エンジン1が停止するのを待って処理をステップ300へ戻す。
一方、ステップ390から移行してステップ410では、ECU50は「アイドルモード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオフとする。
次に、ステップ420で、ECU50は、絞り36による背圧を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。その後、ECU50は、処理をステップ360へ移行する。
すなわち、ECU50は、ステップ360〜ステップ420の処理によってパージ中のベーパ濃度を推定するようになっている。
上記したベーパ濃度推定制御によれば、ECU50は、エンジン1の運転中にアイドルモードを実行し、そのとき圧力センサ47により検出される圧力に基づいてベーパ濃度を推定するようになっている。
[異常診断制御について]
次に、蒸発燃料処理装置20の異常診断制御について説明する。図7に、その制御内容をフローチャートにより示す。ECU50は、このルーチンを所定時間毎に周期的に実行する。
処理がこのルーチンへ移行すると、ステップ500で、ECU50は、エンジン1が停止しているか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合、すなわちエンジン1が停止している場合は処理をステップ510へ移行し、この判断結果が否定となる場合は、その後の処理を一旦終了する。
ステップ510では、ECU50は、異常診断を行うために「逆流モード」を実行する。そのために、ECU50は、第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオンとする。
次に、ステップ520で、ECU50は、絞り36による背圧を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。
次に、ステップ530で、ECU50は、パージポンプ24をオフする、すなわち、パージポンプ24を停止させる。
次に、ステップ540で、ECU50は、大気圧力を、圧力センサ47の検出値に基づき取り込む。
次に、ステップ550で、ECU50は、大気圧力と背圧との差圧に基づき、所定の計算式又は所定のマップを参照することにより、配管の漏れ又は各三方弁25,26の誤動作(異常)の有無を算出する。
次に、ステップ560で、ECU50は、上記異常(配管の漏れ又は各三方弁25,26の誤動作)が無いか否かを判断する。ECU50は、この判断結果が肯定となる場合はその後の処理を一旦終了し、この判断結果が否定となる場合は処理をステップ570へ移行する。
ステップ570では、ECU50は、蒸発燃料処理装置20に異常があると判定する。ECU50は、その判定結果をメモリに記憶することができる。
次に、ステップ580では、ECU50は、警告ランプ56を点灯させ、その後の処理を一旦終了する。
上記した異常診断制御によれば、ECU50は、エンジン1を停止したときに逆流モードを実行し、そのとき圧力センサ47により検出される背圧と、パージポンプ24を停止させたときに圧力センサ47により検出される大気圧力とに基づいて蒸発燃料処理装置20の異常(配管の漏れ又は各三方弁25,26の誤動作の有無)を診断するようになっている。
以上説明したこの実施形態の蒸発燃料処理装置20によれば、パージポンプ24を動作させたときに、第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を適宜切り替えることにより、パージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28のうち少なくとも一つを経由するベーパ又は空気の流路が選択的に構成される。また、パージ通路23とパージポンプ24以外に、第1バイパス通路27、第2バイパス通路28、第1三方弁25及び第2三方弁26という比較的少ない構成要素で複数の流路が構成される。例えば、パージポンプ24の動作時に、第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態に切り替えることにより、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23のみを介して吸気通路3へパージすることができる流路が構成される。また、パージポンプ24の動作時に、第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態に切り替えることにより、ベーパ又は空気をパージ通路23及び第1バイパス通路27の間で循環させることができる流路が構成される。更に、パージポンプ24の動作時に、第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態に切り替えることにより、吸気通路3へパージされるベーパをパージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28を介して逆流させることができる流路が構成される。このため、パージポンプ24を含む比較的簡易な構成により、ベーパを吸気通路3へパージできる流路はもとより、パージ停止時にパージポンプ24を冷却したり、パージ停止の応答性を高めたりできる流路への切り替えを行うことができる。
上記したパージ制御によれば、ECU50が、エンジン1の運転時に、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態(第1三方弁25がオン、第2三方弁26がオン)に切り替えることにより、すなわちパージモードを実行することにより、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23のみを介して吸気通路3へパージすることができる流路が構成される。すなわち、キャニスタ21に捕集されたベーパが、パージポンプ24によりパージ通路23へ吸引され、パージ通路23、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25及びパージ通路23を順に流れて吸気通路3へパージされる。このため、パージポンプとパージ弁を備えた従前の蒸発燃料処理装置と同様に、エンジン1の運転状態に応じ、キャニスタ21に捕集されたベーパをパージ通路23を介して有効に吸気通路3へパージし、エンジン1にて燃焼に供して処理することができる。
また、上記したパージ制御によれば、ECU50が、エンジン1の運転時に、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態(第1三方弁25がオフ、第2三方弁26がオフ)に切り替えることにより、すなわちアイドルモードを実行することにより、ベーパ又は空気をパージ通路23及び第1バイパス通路27の間で循環させる流路が構成される。すなわち、キャニスタ21に捕集されたベーパが、パージポンプ24によりパージ通路23へ吸引され、パージ通路23、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25、第1バイパス通路27及びパージ通路23を流れ、これを循環する。このため、エンジン1の運転中にパージが停止しているときも、次のパージを実行するまでの間で、パージポンプ24をベーパ又は空気の循環により冷却することができ、パージポンプ24の耐久性を向上させることができる。
更に、上記したパージ制御によれば、ECU50が、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態(第1三方弁25がオフ、第2三方弁26がオン)に切り替えることにより、すなわち逆流モードを実行することにより、吸気通路3へパージされるベーパをパージ通路23、第1バイパス通路27及び第2バイパス通路28を介して逆流させる流路が構成される。すなわち、パージ通路23から吸気通路3へパージされるベーパが、パージポンプ24によりパージ通路23へ引き戻され、パージ通路23、第2バイパス通路28、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25、第1バイパス通路27及びパージ通路23を順に流れてキャニスタ21へ逆流する。このため、エンジン1の運転時にエンジン空燃比の荒れを防止するためにベーパの供給量を減らすときは、ベーパを逆流させることで、吸気通路3へのベーパのパージを速やかに停止し、エンジン1へのベーパの供給を応答性よく遮断することができる。また、エンジン1が停止したときに、配管(各通路23,27,28等)内に残存したベーパを短時間にキャニスタ21へ戻すことができる。この結果、次にベーパをパージするときのパージ率の制御精度を向上させることができる。
また、上記した蒸発燃料処理装置20によれば、第1バイパス通路27に絞り36が設けられ、第1三方弁25と絞り36と間の第1バイパス通路27に一つの圧力センサ47が設けられる。従って、第1バイパス通路27におけるベーパ又は空気の流れが絞り36により制限されるので、第1三方弁25と第2三方弁26の流路を切り替えることにより、一つの圧力センサ47によりパージポンプ24の吸入側と吐出側の圧力が計測され、その差圧(パージポンプが昇圧する圧力)を計測することが可能となる。その結果、一つの圧力センサ47によりパージ通路23におけるベーパの濃度を推定することができる。
上記したベーパ濃度推定制御では、一つの圧力センサ47を使用するだけで、パージポンプ24の停止時には、基準圧力を検出することができ、アイドルモード実行中には、絞り36による背圧を検出することができる。そして、これら基準圧力と背圧との差圧に基づきベーパ濃度を算出することができる。更に、パージモード実行中には、パージポンプ24の吸入側圧力(吸入口24a側の圧力)を圧力センサ47により検出することができる。これら検出結果により、キャニスタ21等の劣化による圧損を検出することができる。
また、上記した異常診断制御によれば、エンジン1が停止したときに、一つの圧力センサ47を使用することにより、逆流モードを実行することで、絞り36による背圧を検出することができる。また、パージポンプ24をオフ(停止)することで、大気圧力を検出することができる。そして、これら大気圧力と背圧との差圧に基づき、蒸発燃料処理装置20の異常、すなわち配管の漏れ又は各三方弁25,26の誤動作の有無を診断することができる。
<第2実施形態>
次に、蒸発燃料処理装置を具体化した第2実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
[蒸発燃料処理装置の構成について]
図8に、この実施形態に係り、アイドルモード状態での蒸発燃料処理装置20におけるベーパ等の流れ(矢印で示す)を図3に準ずる概略図により示す。図8に示すように、この実施形態では、第1バイパス通路27は、第2三方弁26より上流のキャニスタ21(パージ通路23の導入口23aの接続部近傍)と第1三方弁25との間でパージポンプ24を迂回するように設けられる。そして、この実施形態で、ECU50は、アイドルモードを実行するために第1三方弁25をオフとし、第2三方弁26をオフとする。この場合、図8に示すように、キャニスタ21からパージ通路23へ流れ出たベーパは、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25及び第1バイパス通路27を介してキャニスタ21へ流れ、上記した経路を循環するようになっている。この実施形態の蒸発燃料処理装置のその他の構成は、第1実施形態のそれと同じである。
従って、この実施形態では、エンジン1の運転時に、パージポンプ24をオンすると共に第1三方弁25及び第2三方弁26の流路を所定の状態(第1三方弁25がオフ、第2三方弁26がオフ)に切り替える、すなわち、アイドルモードを実行する。これにより、図8に示すように、ベーパ又は空気をパージ通路23、第1バイパス通路27及びキャニスタ21の間で循環させることができる流路が構成される。すなわち、キャニスタ21に捕集されたベーパが、パージポンプ24によりパージ通路23へ吸引され、パージ通路23、第2三方弁26、パージポンプ24、第1三方弁25、第1バイパス通路27及びキャニスタ21を流れ、この流れが循環する。このため、エンジン1の運転中にパージが停止しているときも、次のパージを実行するまでの間で、パージポンプ24をベーパ又は空気の循環により冷却することができ、パージポンプ24の耐久性を向上させることができる。加えて、パージが停止しているときも、パージポンプ24の熱によりキャニスタ21からのベーパの離脱を促進することができると共に、離脱により冷却された空気によりパージポンプ24を更に冷却することができ、パージポンプ24の耐久性を更に向上させることができる。
なお、この開示技術は前記各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
前記実施形態では、過給機を備えないエンジンシステムにおいて、スロットル弁11aより下流の吸気通路3へパージ通路23を連通させてベーパをパージするように構成した。これに対し、過給機を備えたエンジンシステムにおいて、スロットル弁より上流であってエアフローメータより下流の吸気通路へパージ通路を連通させてベーパをパージするように構成することができる。
この開示技術は、燃料タンクからエンジンへ燃料を供給するように構成したエンジンシステムに適用することができる。
1 エンジン
3 吸気通路
5 燃料タンク
20 蒸発燃料処理装置
21 キャニスタ
23 パージ通路
23a 導入口
23b 導出口
24 パージポンプ
24a 吸入口
24b 吐出口
25 第1三方弁
25a 入口
25b 第1出口
25c 第2出口
26 第2三方弁
26a 第1入口
26b 出口
26c 第2入口
27 第1バイパス通路
28 第2バイパス通路
36 絞り
47 圧力センサ
50 ECU(制御手段)

Claims (5)

  1. 燃料タンクで発生する蒸発燃料をエンジンの吸気通路へパージして処理する蒸発燃料処理装置であって、
    前記燃料タンクで発生する前記蒸発燃料を捕集するためのキャニスタと、
    前記キャニスタに捕集された前記蒸発燃料を前記吸気通路へパージするためのパージ通路と、
    前記パージ通路は、前記キャニスタから前記蒸発燃料を導入するための導入口と、前記蒸発燃料を前記吸気通路へ導出するための導出口とを含むことと、
    前記パージ通路に設けられ、前記キャニスタに捕集された前記蒸発燃料を前記パージ通路へ圧送するためのパージポンプと、
    前記パージポンプは、吸入口と吐出口とを含み、前記キャニスタに捕集された前記蒸発燃料を前記吸入口から吸入し、前記吐出口から吐出するように構成されることと、
    前記パージポンプの前記吐出口と前記パージ通路の前記導出口との間の前記パージ通路に設けられる第1三方弁と、
    前記パージ通路の前記導入口と、前記パージポンプの前記吸入口との間の前記パージ通路に設けられる第2三方弁と、
    前記第2三方弁より上流の前記パージ通路又は前記キャニスタと前記第1三方弁との間で前記パージポンプを迂回するための第1バイパス通路と、
    前記第1三方弁より下流の前記パージ通路と前記第2三方弁との間で前記パージポンプを迂回するための第2バイパス通路と
    を備え、前記パージポンプを動作させたときに、前記第1三方弁及び前記第2三方弁の流路を適宜切り替えることにより、前記パージ通路、前記第1バイパス通路及び前記第2バイパス通路のうち少なくとも一つを経由する前記蒸発燃料又は空気の流路を切り替えるように構成される
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項1に記載の蒸発燃料処理装置において、
    前記エンジンの運転状態に応じて前記パージポンプ、前記第1三方弁及び前記第2三方弁を制御するための制御手段を更に備え、
    前記第1三方弁は、前記パージ通路に接続される入口及び第1出口と前記第1バイパス通路に接続される第2出口とを含み、前記第1三方弁の流路を切り替えることにより、前記入口と前記第1出口とを連通させる状態と、前記入口と前記第2出口とを連通させる状態とに切り替え可能に構成され、
    前記第2三方弁は、前記パージ通路に接続される第1入口及び出口と前記第2バイパス通路に接続される第2入口とを含み、前記第2三方弁の流路を切り替えることにより、前記第2入口と前記出口とを連通させる状態と、前記第1入口と前記出口とを連通させる状態とに切り替え可能に構成され、
    前記制御手段は、前記キャニスタに捕集された前記蒸発燃料を前記パージ通路のみを介して前記吸気通路へパージするために、前記エンジンの運転時に、前記パージポンプをオンすると共に前記第1三方弁及び前記第2三方弁の流路を所定の状態に切り替える
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項2に記載の蒸発燃料処理装置において、
    前記制御手段は、前記蒸発燃料又は空気を前記パージ通路及び前記第1バイパス通路の間で又は前記パージ通路、前記第1バイパス通路及び前記キャニスタの間で循環させるために、前記エンジンの運転時に、前記パージポンプをオンすると共に前記第1三方弁及び前記第2三方弁の流路を所定の状態に切り替える
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載の蒸発燃料処理装置において、
    前記制御手段は、前記吸気通路へパージされる前記蒸発燃料を前記パージ通路、前記第1バイパス通路及び前記第2バイパス通路を介して逆流させるために、前記パージポンプをオンすると共に前記第1三方弁及び前記第2三方弁の流路を所定の状態に切り替える
    ことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置において、
    前記第1バイパス通路に設けられる絞りと、
    前記第1三方弁と前記絞りと間の前記第1バイパス通路の圧力を検出するための圧力センサと
    を更に備えたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
JP2018166000A 2018-09-05 2018-09-05 蒸発燃料処理装置 Active JP6946244B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166000A JP6946244B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 蒸発燃料処理装置
US16/553,228 US11015552B2 (en) 2018-09-05 2019-08-28 Evaporated fuel processing apparatus
CN201910835129.7A CN110878726B (zh) 2018-09-05 2019-09-05 蒸发燃料处理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166000A JP6946244B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 蒸発燃料処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020037924A true JP2020037924A (ja) 2020-03-12
JP6946244B2 JP6946244B2 (ja) 2021-10-06

Family

ID=69639594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018166000A Active JP6946244B2 (ja) 2018-09-05 2018-09-05 蒸発燃料処理装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11015552B2 (ja)
JP (1) JP6946244B2 (ja)
CN (1) CN110878726B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3078747B1 (fr) * 2018-03-08 2020-02-14 Continental Automotive France Detection de fuite dans un dispositif d'evaporation des vapeurs d'un carburant stocke dans un reservoir d'un moteur thermique de vehicule
KR20200089962A (ko) * 2019-01-18 2020-07-28 현대자동차주식회사 액티브 퍼지 펌프를 활용한 리크 진단 시스템 및 액티브 퍼지 펌프를 활용한 리크 진단 방법
US11383854B2 (en) * 2019-12-30 2022-07-12 Hamilton Sundstrand Corporation Oil reservoir vent valve

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278755U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18
JP2002364465A (ja) * 2001-04-03 2002-12-18 Denso Corp リークチェックシステム
JP2007146797A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Denso Corp 蒸発燃料処理装置
US20170184057A1 (en) * 2014-08-19 2017-06-29 Continental Automotive Gmbh Valve Unit With Purge Air Pump

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891357A (ja) * 1981-11-26 1983-05-31 Suzuki Motor Co Ltd 内燃機関における蒸発燃料燃焼装置
JP3516223B2 (ja) * 1995-08-04 2004-04-05 本田技研工業株式会社 車輌用内燃機関の蒸発燃料処理装置
US6634343B2 (en) * 2000-12-01 2003-10-21 Denso Corporation Evaported fuel processor and fault diagnosing apparatus therefor
US6604407B2 (en) * 2001-04-03 2003-08-12 Denso Corporation Leak check apparatus for fuel vapor purge system
JP4322799B2 (ja) * 2004-03-25 2009-09-02 株式会社日本自動車部品総合研究所 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP5485681B2 (ja) * 2009-12-23 2014-05-07 愛三工業株式会社 内燃機関の蒸発燃料処理装置
US7966996B1 (en) * 2010-03-03 2011-06-28 Ford Global Technologies, Llc Vacuum supply system
DE102011106006B4 (de) * 2011-06-30 2019-05-16 Audi Ag Verfahren zum Betreiben eines Kraftstoffsystems sowie Kraftstoffsystem
US9382882B2 (en) * 2013-10-29 2016-07-05 Ford Global Technologies, Llc Aspirator motive flow control for vacuum generation and compressor bypass
US9797322B2 (en) * 2014-04-14 2017-10-24 Ford Global Technologies, Llc Method and system for fuel vapor management
KR101583933B1 (ko) * 2014-05-21 2016-01-21 현대자동차주식회사 이지알 쿨러를 이용한 연료 공급 장치 및 방법
JP6040962B2 (ja) * 2014-06-03 2016-12-07 株式会社デンソー 蒸発燃料処理装置
JP6168007B2 (ja) 2014-07-18 2017-07-26 株式会社デンソー 内燃機関の蒸発燃料処理装置
US10060394B2 (en) * 2014-09-10 2018-08-28 Denso International America, Inc. Evaporative system
JP2016084797A (ja) * 2014-10-29 2016-05-19 愛三工業株式会社 過給機付きエンジンの蒸発燃料処理装置
US9651003B2 (en) * 2015-01-09 2017-05-16 Ford Global Technologies, Llc System and method for improving canister purging
JP6385861B2 (ja) * 2015-03-06 2018-09-05 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置
JP6512404B2 (ja) * 2015-06-22 2019-05-15 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0278755U (ja) * 1988-12-06 1990-06-18
JP2002364465A (ja) * 2001-04-03 2002-12-18 Denso Corp リークチェックシステム
JP2007146797A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Denso Corp 蒸発燃料処理装置
US20170184057A1 (en) * 2014-08-19 2017-06-29 Continental Automotive Gmbh Valve Unit With Purge Air Pump

Also Published As

Publication number Publication date
US11015552B2 (en) 2021-05-25
US20200072166A1 (en) 2020-03-05
JP6946244B2 (ja) 2021-10-06
CN110878726B (zh) 2021-11-05
CN110878726A (zh) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9163590B2 (en) Vaporized-fuel processing system
US20170314512A1 (en) Fuel vapor purging diagnostics for a multi-path purge ejector system
CN110878726B (zh) 蒸发燃料处理装置
JP5257511B2 (ja) 可変動弁機構を有する内燃機関の制御装置
JP2006336553A (ja) エバポガスパージシステムの異常診断装置
JP4892878B2 (ja) 燃料レベルゲージの故障診断装置
JP2005120913A (ja) 蒸発燃料処理装置のリーク診断装置
JPH05240116A (ja) 内燃機関の蒸発燃料制御装置
JP6673790B2 (ja) エンジンシステム
US20200217262A1 (en) Engine system
WO2020137322A1 (ja) 蒸発燃料処理装置の漏れ診断装置
CN111005813B (zh) 用于计算燃料蒸汽双净化系统的燃料喷射量的方法和系统
JP2020112121A (ja) 蒸発燃料処理装置
JPH09287540A (ja) 内燃機関用燃料ポンプの吐出量推定装置
JP6525086B1 (ja) 蒸発燃料ガス排出防止装置
JP3830859B2 (ja) 圧力検出装置の故障判定装置
JP2004150302A (ja) エンジンの異常判定装置
JP2013253509A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3340380B2 (ja) 蒸発燃料処理装置のリーク診断装置
JP2006046179A (ja) 空燃比センサの故障診断装置
JP2019049219A (ja) エンジンシステム
JP2005061335A (ja) エンジンの吸入空気量検出手段の故障診断制御装置
JP2004270501A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2015222015A (ja) 触媒診断装置
JP2004251223A (ja) エバポシステム診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6946244

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150