JP5619535B2 - X線診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線診断装置に関する。
平面検出器(flat panel detector:以下FPDと呼ぶことにする)を使用して、血管や臓器のX線透視・撮影が行われている。また、穿通枝や非対称ステント等の微細な部分(200μm以下)の抽出用として、マイクロアンギオ検出器(micro angio detector:以下MAと呼ぶことにする)が考案されている。現在、FPDとMAとの両方を搭載し、FPDとMAとを切替えて使用可能なX線診断装置が開発されている。
FPDとMAとを切替え可能なX線診断装置において、通常はFPDが使用され、FPDでは確認できない微細な部分を確認する場合はMAが使用される。FPDの前面にMAが配置されている。X線発生系は、FPD使用時とMA使用時とで共通である。FPDとMAとの切替えの際における、FPDやMAの退避・設置の操作は、煩雑である。また、MA使用時におけるX線量をFPD使用時におけるX線量と同様にしようとすると、MA使用時におけるX線の実効焦点のサイズをFPD使用時と同様に大きくしなければならない。しかし、実効焦点のサイズを大きくすると、画質が劣化してしまう。このようにX線量の確保と実効焦点のサイズの縮小とは二律背反の関係にある。
特開2008―229270号公報
目的は、検査効率や検査精度の向上を実現するX線診断装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線診断装置は、電子を放出する陰極と前記陰極から放出された電子を受けてX線を発生する陽極とを有するX線管と、前記X線管から発生されたX線を検出し、第1の画素サイズを有する第1検出器と、前記X線管から発生されたX線を検出し、前記第1の画素サイズに比して小さい第2の画素サイズを有し、前記第1検出器に隣接して設けられる第2検出器と、前記X線管、前記第1検出器、及び前記第2検出器を回動可能に支持するアームと、前記アームに取り付けられ、前記第1検出器と前記第2検出器との何れか一方に前記X線管から発生されたX線が照射されるように、前記第1検出器と前記第2検出器とをスライド可能に支持するスライド機構と、前記アームに取り付けられ、前記陽極上のX線の実効焦点のサイズを変更するために、前記X線管を傾斜可能に支持する傾斜機構と、前記スライド機構による前記第1検出器と前記第2検出器とのスライドと、前記傾斜機構による前記X線管の傾斜とを連動制御する制御部と、を具備する。
第1実施形態に係るX線診断装置の構成を示す図。 図1の撮影機構の概略的な外観を示す図。 図1のFPD使用時におけるX線管の配置の典型例を示す図。 図1のMA使用時におけるX線管の配置の典型例を示す図。 第2実施形態に係るX線診断装置の構成を示す図。 図5の撮影機構の概略的な外観を示す図。 図5のFPD使用時におけるX線管の配置の典型例を示す図。 図5のMA使用時におけるX線管の配置の典型例を示す図。 図5の通常透視時におけるジオメトリの典型例を示す図。 図5の拡大透視撮影時におけるジオメトリの典型例を示す図。 変形例における機構制御部の制御のもとに行なわれる、FOVサイズの切替え指示に連動した第1の切替え動作を説明するための図。 変形例における機構制御部の制御のもとに行なわれる、FOVサイズの切替え指示に連動した第2の切替え動作を説明するための図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係わるX線診断装置を説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るX線診断装置1の構成を示す図である。図1に示すように、X線診断装置1は、撮影機構10を有している。図2は、撮影機構10の概略的な外観を示す図である。撮影機構10は、図示しないスタンドにより床に旋回可能又は固定して設置されたCアームホルダ11を有している。Cアームホルダ11は、Cアーム13を回転軸A1回りにスライド可能に支持している。Cアーム13は、回転軸A1回りスライドすることでCアーム13のC形状に沿ったスライド方向D1にスライドする。また、Cアームホルダ11は、A1に直交する回転軸A2回りに回転可能にCアーム13を支持している。Cアーム13は、軸A2回りに回転することで回転方向D2回りに回転する。回転軸A1と回転軸A2との交点は、アイソセンタと呼ばれている。Cアーム13は、アイソセンタが空間的に固定されるように回転軸A1やA2回りに動作する。Cアーム13は、X線管15とX線検出器17とを互いに向き合わせて搭載している。
X線透視・撮影時においては、被検体Pが載置される天板19がX線管15とX線検出器17との間に移動される。天板19は、長手方向、横手方向、上下方向に沿って移動可能に寝台(図示せず)により支持されている。寝台は、寝台駆動部21からの駆動信号に従って天板19を移動させる。
X線管15は、X線制御部23の制御のもと高電圧発生部25からの高電圧の印加とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。X線管15のX線照射口には、絞り機構27が取り付けられている。絞り機構27は、いわゆる可動絞りである。すなわち、絞り機構27は、X線を遮蔽する物質から構成された絞り羽根を移動可能に支持している。絞り羽根は、例えば、鉛により形成される。絞り羽根の位置が調整されることで、撮像視野(field of view:以下、FOVと呼ぶことにする)のサイズや形状が変化される。絞り機構27は、絞り機構駆動部29からの駆動信号の供給を受けて絞り羽根を移動する。
X線管15は、Cアーム13に取り付けられた傾斜機構31上に搭載される。傾斜機構31は、X線管15を傾斜可能に支持する。傾斜機構31は、傾斜機構駆動部33からの駆動信号の供給を受けてX線管15を電動で傾斜させることで、X線量を大きく変化させること無くX線の実効焦点のサイズを変化させる。なお実効焦点とは、X線照射方向(例えば、X線検出器17からX線管15を眺める方向)から見たX線の焦点である。また、傾斜機構31とCアーム13とは独立に駆動可能である。
X線検出器17は、X線管15から発生されたX線を検出する。具体的には、X線検出器17は、FPD171とMA173とを有する。FPD171は、MA173に比して大きい画素サイズを有するX線検出器である。FPD171は、X線管15から発生されたX線を検出し、検出されたX線に応じた第1画像のデータを生成する。生成された第1画像の画素サイズは、FPD171の画素サイズに対応している。第1画像のデータは、第1画像入力部35に供給される。MA173は、FPD171に比して小さい画素サイズを有するX線検出器である。MA173は、X線管15から発生されたX線を検出し、検出されたX線に応じた第2画像のデータを生成する。生成された第2画像の画素サイズは、MA173の画素サイズに対応している。すなわち、第2画像の画素サイズは、第1画像の画素サイズに比して小さい。第2画像のデータは、第2画像入力部37に供給される。
FPD171とMA173とは、スライド機構39上に隣り合わせに配列される。FPD171とMA173とは、隙間を介して配列されていても、隙間無く配列されていてもどちらでも良い。Cアーム13は、FPD171とMA173とのどちらか一方がFOVに含まれるように、FPD171とMA173との配列方向に沿ってスライド可能に支持している。配列方向は、例えば、回転軸A2に平行である。スライド機構39は、スライド機構駆動部41からの駆動信号の供給を受けて配列方向(スライド方向)に沿って電動でスライドすることで、FPD171とMA173とをスライドさせる。このようにスライド機構39がスライドすることにより、使用するX線検出器をFPD171からMA173へ、またはMA173からFPD171へ切替える。なお、スライド機構39とCアーム13とは独立に駆動可能である。
第1画像入力部35は、FPD171からの第1画像のデータを画像記憶部43に入力する。第2画像入力部37は、MA173からの第2画像のデータを画像記憶部43に入力する。
画像処理部45は、システム制御部55からの制御に従って画像記憶部43から第1画像のデータや第2画像のデータを読み出して画像処理する。画像処理された第1画像のデータや第2画像のデータは、画像記憶部43に記憶される。
画像記憶部43は、第1画像入力部35からの第1画像のデータや第2画像入力部37からの第2画像のデータ、画像処理部45からの画像処理された第1画像のデータ、画像処理部45からの画像処理された第2画像のデータを記憶する。
画像出力部47は、システム制御部55からの制御に従って画像記憶部43から第1画像のデータや第2画像のデータを読み出して、表示部49に供給する。表示部49は、画像出力部47からの第1画像や第2画像を所定のレイアウトで表示する。
機構制御部51は、システム制御部55からの制御に従ってスライド機構駆動部41、寝台駆動部21、絞り機構駆動部29、及び傾斜機構駆動部33をそれぞれ制御する。具体的には、機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいてスライド機構駆動部41を制御して、スライド機構39に駆動信号を供給させる。機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいて寝台駆動部21を制御して、寝台に駆動信号を供給させる。機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいて絞り機構駆動部29を制御して、絞り機構27に駆動信号を供給させる。機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいて傾斜機構駆動部33を制御して、傾斜機構31に駆動信号を供給させる。
操作部53は、操作者から入力デバイスを介して各種指令や情報入力を受け付け、受付けた指令や情報に応じた操作信号をシステム制御部55に供給する。入力デバイスとしては、例えば、キーボードやマウス、各種ボタン、タッチキーパネル等が適用可能である。入力デバイスは、X線管15の傾斜ボタン、FPD171とMA173との切替えボタンや、FOVサイズの切替えボタン等を有している。
システム制御部55は、X線診断装置1の中枢として機能する。例えば、システム制御部55は、操作部53からの操作信号に応じて機構制御部51、X線制御部23、画像処理部45、及び画像出力部47を制御する。
次に第1実施形態に係るX線診断装置1の動作例について詳細に説明する。上述のように、第1実施形態に係るX線診断装置1は、FPD171とMA173との両方を搭載している。FPD171は、通常のX線撮影・透視において使用される。MA173は、例えば、穿通枝や非対称ステント等の微細な部分(200μm以下)を観察するために使用される。従って、FPD171の使用頻度の方が、MA173の使用頻度に比して多い。
例えば、機構制御部51は、スライド機構41によるFPD171とMA173とのスライドと、傾斜機構31によるX線管15の傾斜とを連動して制御する。より詳細には、上述のように、スライド機構駆動部41は、機構制御部51による制御に従ってスライド機構39を駆動し、FPD171とMA173との何れか一方にX線管15から発生されたX線が照射されるようにFPD171とMA173とをスライドさせる。また、傾斜機構駆動部33は、機構制御部51による制御に従って傾斜機構31を駆動し、実効焦点のサイズを変更するために前記X線管を傾斜させる。機構制御部51は、スライド機構駆動部41によるスライド機構39の駆動に連動して傾斜機構駆動部33による傾斜機構31を制御する。
例えば、機構制御部51は、使用するX線検出器がFPD171からMA173へ切替えられる場合、実効焦点のサイズが小さくなるようにX線管15を傾かせる。逆に機構制御部51は、使用するX線検出器がMA173からFPD51へ切替えられる場合、実効焦点のサイズが大きくなるようにX線管15を傾かせる。機構制御部51は、上述のようにFPD171の使用頻度の方がMA173の使用頻度に比して多いことが想定されるので、典型的には、FPD171使用時におけるX線管15の傾斜角度を基準角度として、MA173使用時において傾斜角度を基準角度に対して傾斜させる。
次に図3と図4とを参照しながらX線管15の構造とX線管15の傾斜について詳細に説明する。図3は、FPD171使用時におけるX線管15の配置を示す図である。図4は、MA173使用時におけるX線管15の配置を示す図である。
図3と図4とに示すように、X線管15は、内部が高真空に保たれた筐体151を有する。筐体151には、陰極152と陽極153とが設けられている。陰極152は、フィラメントからなる。陰極152は、高電圧発生部25からフィラメント電流の供給を受けて発熱し電子を発生する。陽極153は、回転軸A3回りに高速に回転する回転陽極である。陰極152と陽極153との間は、高電圧発生部25により高電圧が印加されている。この高電圧により、陰極152で発生された電子は、ビーム状に集束しながら加速され、回転中の陽極153に衝突する。陽極153は、陰極152からの電子を受けてX線照射口に向けてX線を放射する。電子が衝突する陽極153上の領域は、焦点P1と呼ばれている。なお陽極153表面の法線方向から見た焦点P1は実焦点と呼ばれている。また、X線照射方向(図3においては、FPD171の検出面中心P2と焦点P1とを結ぶ軸A4(以下、FPD―焦点軸A4と呼ぶことにする))から見た焦点P2は実効焦点と呼ばれている。回転軸A3は、電子ビームの陰極152から陽極153への直進方向に平行する。なお陰極152と陽極153との相対的な位置関係は、X線管15の傾斜角度に依らず不変である。
筐体151のX線照射口は、X線検出器17側に設けられている。筐体151のX線照射口部には絞り機構27が取り付けられている。絞り機構27は、FOVサイズを変更するための絞り羽根271が移動可能に支持されている。典型的には、絞り機構27には、複数の絞り羽根271が設けられている。絞り機構27は、複数の絞り羽根271を連動して適切な位置に配置することで、FOVサイズを切替えたり、FPD171やMA173の形状に応じてX線照射野(FOV)を四角形状や丸形状に成形したりできる。筐体151のX線照射口の反対側は、傾斜機構31により傾斜可能に支持されている。
図3に示すように、FPD171使用時において傾斜機構31は、回転軸A3がFPD―焦点軸A4に略直交するようにX線管15を支持する。FPD171使用時においてX線管15の傾斜角度、すなわちFPD―焦点軸A4に対する回転軸A3の傾斜角度は、基準角度である略90度に設定される。
図4に示すように、MA173使用時において傾斜機構31は、回転軸A3がMA173の検出面中心P3と焦点P1とを結ぶ軸A5(以下、MA―焦点軸A5と呼ぶことにする)に対して傾斜するようにX線管15を支持する。例えば、傾斜機構31は、筐体151の陽極153側が陰極152側に比してMA173に近づくようにX線管15を支持する。MA173使用時においてX線管15の傾斜角度、すなわち陰極152側から見たMA―焦点軸A5に対する回転軸A3の傾斜角度は、90度より大きく設定される。なお、MA173使用時におけるMA173の検出面中心P3は、FPD171使用時におけるFPD―焦点軸A4上に配置される。すなわち、FPD171使用時におけるFPD―焦点軸A4とMA173使用時におけるMA―焦点軸A5とは、重なる。
また、FPD171使用時における検出面中心P2とMA173使用時における検出面中心P3との位置を一致させ、さらに傾斜角度によらずに焦点P1位置を不動にさせる。これにより、被検体Pの幾何学的拡大率を一定にすることができる。
次に機構制御部51の制御のもとに行なわれるX線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動との動作例について説明する。例えば、機構制御部51は、操作部53に設けられたX線検出器17の切替えボタンが押されることを契機として、X線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動とを実行する。
機構制御部51は、FPD171のためのX線管15の傾斜角度と絞り羽根271の配置とをテーブルに記憶している。同様に、機構制御部51は、MA173のためのX線管15の傾斜角度と絞り羽根271の配置とをテーブルに記憶している。FPD171使用時におけるX線管15の傾斜角度と絞り羽根271の配置とは、例えば、FOVがFPD171の検出面の形状とサイズとに略一致するように設定される。MA173使用時におけるX線管15の傾斜角度と絞り羽根271の配置とは、FOVがMA173の検出面の形状とサイズとに略一致するように設定される。この際、FPD171のための傾斜角度は、90度に設定される。また、MA173のための傾斜角度は、FPD171使用時に比してMA173使用時における実効焦点のサイズが小さくなるように、90度から180度までの角度に設定される。より厳密には、傾斜角度は、90度+陽極153ターゲット角までの角度に設定される。
例えば、FPD171からMA173への切替え指示がなされると機構制御部51は、MA173のための傾斜角度をテーブルから読み出し、読み出された傾斜角度にX線管15が傾斜されるように傾斜機構駆動部33を制御する。傾斜機構駆動部33は、傾斜機構31を駆動して、MA173のための傾斜角度までX線管15を傾斜する。典型的には、MA173のための傾斜角度に配置されるように筐体151の陽極153側を持ち上げ陰極側152を下げる。同様に、機構制御部51は、FPD171からMA173への切替え指示がなされると、MA173のための絞り羽根271の配置をテーブルから読み出し、読み出された配置に絞り羽根271が配置されるように傾斜機構駆動部33を制御する。傾斜機構駆動部33は、絞り機構27を駆動して、MA173のための配置に絞り羽根271を移動する。
また、MA173からFPD171への切替え指示がなされると機構制御部51は、FPD171のための傾斜角度をテーブルから読み出し、読み出された傾斜角度にX線管15が傾斜されるように傾斜機構駆動部33を制御する。傾斜機構駆動部33は、傾斜機構31を駆動して、FPD171のための傾斜角度までX線管15を傾斜する。典型的には、FPD171のための傾斜角度に配置されるように筐体151の陽極153側を下げ陰極側152を持ち上げる。同様に、機構制御部51は、MA173からFPD171への切替え指示がなされると、FPD171のための絞り羽根271の配置をテーブルから読み出し、読み出された配置に絞り羽根271が配置されるように傾斜機構駆動部33を制御する。傾斜機構駆動部33は、絞り機構27を駆動して、MA173のための配置に絞り羽根271を移動する。
上記のようにX線診断装置1は、FPD171とMA173とをスライドさせるためのスライド機構39を有している。スライド機構39は、ユーザによるボタン操作を契機として、FPD171とMA173とを電動でスライドすることにより、使用するX線検出器を迅速に切替えることができる。このスライド機構39により、従来必要であったFPD171とMA173との切替え操作に際における、FPDやMAの退避・設置の操作は、第1実施形態においては無くなる。従ってX線診断装置は、FPD171とMA173との切替え操作に関するユーザの手間や切替え時間を削減することができる。
またX線診断装置1は、X線管15を傾斜させるための傾斜機構31を有している。傾斜機構31は、ユーザによるボタン操作を契機として、実効焦点のサイズが変化するようにX線管15を傾斜させることができる。具体的には、検出面中心と焦点とを結ぶ軸A4、A5に対する回転軸A3(電子ビームの直進方向と略同一)を傾斜させる。X線管15の傾斜により実効焦点サイズを変更することで、MA173使用時におけるX線量を確保しつつ、実効焦点のサイズを小さくできる。このため、従来生じていたX線量の確保と実効焦点のサイズの縮小との間に生じていた二律背反の関係を解消できる。この結果、X線量を確保するために、実効焦点のサイズを大きくする必要がないため、従来にしてMA173に由来する第2画像の鮮鋭度が向上する。従ってMA173の特性を有効活用しながら、微細な部分を精度良く抽出することができる。
かくして、第1実施形態によれば、検査効率や検査精度の向上を実現するX線診断装置を提供することが可能となる。
なお、上記の説明においてはX線検出器17の切替え指示を契機として、X線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動とが実行されるとした。しかしながら第1実施形態は、これに限定する必要はない。例えば、X線管15の傾斜指示や実効焦点のサイズの切替え指示等がなされることを契機として、X線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動とが実行されてもよい。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。なお以下の説明において、第1実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
図5は、第2実施形態に係るX線診断装置の構成を示す図である。図6は、第2実施形態に係る撮影機構10の概略的な外観を示す図である。図5と図6とに示すように、撮影機構10は、回転機構61を装備している。回転機構61は、X線管15を回転軸A6回りに回転可能に支持する。回転機構61は、例えば、Cアーム13とX線管15との間に設けられる。回転軸A6は、例えば、使用中のX線検出器17の検出面中心と実行焦点とを結ぶ軸に規定される。すなわち、使用中のX線検出器17がFPD171の場合、回転軸A6は、FPD―焦点軸A4に規定され、使用中のX線検出器17がMA173の場合、回転軸A6は、MA―焦点軸A5に規定される。回転機構61は、回転機構駆動部63からの駆動信号の供給を受けて回転軸A6回りに回転する。
また、撮影機構10は、上下動機構65を装備している。上下動機構65は、Cアーム13を略鉛直方向に沿って上下動可能に支持する。上下動機構65は、上下動機構駆動部67からの駆動信号の供給を受けてCアーム13を略鉛直方向に上下動する。
機構制御部51は、システム制御部55からの制御に従って、さらに回転機構駆動部63と上下動機構駆動部67とを制御する。具体的には、機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいて回転機構駆動部63を制御して、回転機構61に駆動信号を供給させる。機構制御部51は、システム制御部55からの制御信号に基づいて上下動機構駆動部67を制御して、上下動機構65に駆動信号を供給させる。
次に、X線管15の傾斜と回転とについて詳細に説明する。
まずは、X線管15の傾斜のみによる実行焦点のサイズの変更の制約について説明する。傾斜機構31によってX線管15が傾斜された場合、実効焦点のサイズは、X線焦点と検出面中心とを結ぶ軸の直交軸に沿ってのみ変化する。X線管15が傾斜された場合、X線画像(第1画像又は第2画像)のX方向又はY方向のみしか空間解像度を向上させるこができない。
第2実施形態に係る機構制御部51は、X線管15を回転させることができる。従って、X線管15を傾斜させ、且つX線管15を回転させることで、X線画像の任意の方向に関して空間解像度を向上させることができる。
次に図7と図8とを参照しながら、X線管15の傾斜と回転とについて詳細に説明する。図7は、FPD171使用時におけるX線管15の配置の典型例を示す図である。図8は、MA173使用時におけるX線管15の配置の典型例を示す図である。
図7に示すように、FPD171使用時において傾斜機構31は、回転軸A3がFPD―焦点軸A4に略直交するようにX線管15を支持する。FPD171使用時において回転機構61は、X線管15の回転角度が基準回転角度に配置されるようにX線管15を支持する。X線管15の回転角度は、FPD―焦点軸A4回りの角度である。X線管15の回転角度は、例えば、−90度から+90度に設定される。基準回転角度は、回転角度0°を指す。
図8に示すように、MA173使用時において傾斜機構31は、回転軸A3がMA―焦点軸A5に対して傾斜するようにX線管15を支持する。MA173使用時において回転機構61は、X線管15の回転角度が基準回転角度からずれるようにX線管15を支持する。典型的には、ユーザによる操作部53を介した指示に従う回転角度にX線管15は配置される。
なお、FPD171使用時であっても、X線管15の回転角度が基準回転角度以外であってもよい。また。MA173使用時であっても、X線管15の回転角度が基準回転角度であってもよい。
次に機構制御部51の制御のもとに行われるFPD171とMA173とのスライドと、X線管15の傾斜動作と、X線管15の回転動作との制御について説明する。例えば、機構制御部51は、第1実施形態と同様に、操作部53に設けられたX線検出器17の切替えボタンがユーザにより押されることを契機として、X線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動とを実行する。
これら動作の実行後、機構制御部51は、ユーザによりX線管15の回転ボタンが押されることを契機として、X線管15の回転を実行する。例えば、X線管15は、回転ボタンが押されている間、所定の回転速度で回転する。そして回転ボタンが離された場合、X線管15は、停止する。従って任意の方向に沿って実効焦点のサイズを変化させることができるので、任意の方向に沿ってX線画像の空間分解能を向上させることができる。X線管15の回転による実効焦点のサイズの変更は、MA173を必要とするような高空間分解能が要求される場合、臨床的に特に有用である。
なお、上記の説明において回転機構61は、Cアーム13とX線管15との間に設けられるとした。しかしながら、第2実施形態は、これに限定されない。例えば、回転機構61は、天井吊り式のCアームの天井回転や床回転式のCアームの床回転により実現されてもよい。
必要に応じて、X線管15の回転に連動して、X線検出器17を回転させてもよい。この場合、X線検出器17の回転軸は、X線管15の回転軸(すなわち、FPD―焦点軸A4又はMA―焦点軸A5)に一致する。
また、絞り機構27は、X線管15に固着されていても固着されていなくてもよい。固着されている場合、絞り機構27は、X線管15の回転とともに回転される。固着されていない場合、絞り機構27は、X線管15の回転ともに回転しない。この場合、絞り機構27は、図示しない回転部により、X線管15とは独立して回転されてもよい。
次に、図9と図10とを参照しながら、Cアーム13の上下動について詳細に説明する。図9は、通常透視・撮影時における幾何学的配置を示す図である。図10は、拡大透視・撮影時における幾何学的配置を示す図である。なお、図9と図10とにおいて使用時のX線検出器17は、MA173であるものとする。しかしながら、第2実施形態はこれに限定されず、使用時のX線検出器17はFPD171であってもよい。また、通常透視・撮影時においてFPD171が使用され、拡大透視・撮影においてMA173が使用されてもよい。この場合、FPD171とMA173との切替えは、上述のように、スライド機構39によるスライドにより実現される。
図9に示すように、通常の幾何学的な拡大率で透視・撮影を行う場合、Cアーム13の高さは、撮影領域がMA173とX線管15との略中間に配置されるように設定される。典型的には、撮影領域は、X線束内の被検体の一部領域に規定される。図10に示すように、通常に比して大きい幾何学的な拡大率で透視・撮影時を行う場合、Cアーム13の高さは、通常透視・撮影時に比して、撮影領域がX線管15に近くなるように設定される。なお第2実施形態は、通常に比して小さい拡大率で透視・撮影時を行う場合にも適用可能である。この場合、Cアーム13の高さは、通常透視・撮影時に比して、撮影領域がX線管15に遠くなるように設定される。
機構制御部51は、操作部53に設けられたCアーム13の拡大ボタンがユーザにより押されることを契機として、Cアーム13の上下動を実行する。例えば、Cアーム13は、上下動ボタンが押されている期間、所定の速度で鉛直方向に沿ってX線管15に近づくように上昇又は下降する。例えば、図9や図10に示すようにX線管15が天板19の下に位置する場合、Cアーム13は、拡大率を上げるために上昇する。一方、X線管15が天板19の上に位置する場合、Cアーム13は、拡大率を上げるために下降する。
なおCアーム13の高さ調整は、ユーザのマニュアル操作のみに限定されない。機構制御部51は、予め設定された複数の拡大率の中からユーザ指定の拡大率に切替えてもよい。この場合、機構制御部51は、複数の拡大率とCアーム13の複数の配置とを関連付けたテーブルを記憶しているとよい。ユーザにより拡大率が指定された場合、機構制御部51は、指定された拡大率にテーブル上で関連付けられたCアーム13の配置を特定する。そして機構制御部51は、特定された配置に従って上下動駆動部67を制御する。上下動駆動部67は、特定された配置にCアーム13を移動させる。
このようにCアーム13の高さを変更することで、機構制御部51は、X線検出器17の解像度を劣化させることなく、幾何学的な画像拡大率を上昇することができる。
なお幾何学的な画像拡大率の変更方法は、Cアーム13の上下動のみに限定されない。機構制御部51は、天板19を上下動することにより幾何学的な画像拡大率を変更してもよい。天板19を上下動する場合であっても、機構制御部51は、Cアーム13を上下動する場合と同様の動作により、幾何学的な画像拡大率の変更を実現することができる。例えば、通常の拡大率で透視・撮影を行う場合、天板19の高さは、撮影領域がMA173とX線管15との略中間に配置されるように設定される。通常に比して大きい拡大率で透視・撮影時を行う場合、天板19の高さは、通常透視・撮影時に比して、撮影領域がX線管15に近くなるように設定される。通常に比して小さい拡大率で透視・撮影時を行う場合、Cアーム13の高さは、通常透視・撮影時に比して、撮影領域がX線管15に遠くなるように設定される。
かくして、第2実施形態によれば、検査効率や検査精度の向上を実現するX線診断装置を提供することが可能となる。
(変形例)
X線透視・撮影時においては、FOVサイズの切替えが行なわれることがある。変形例に係るX線診断装置は、FOVサイズの切替えに連動してX線管15の傾斜動作やX線検出器17の切替え動作、絞り羽根271の移動動作を行なう。以下、変形例に係るX線診断装置について説明する。なお以下の説明において、第1実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
機構制御部51は、操作部53を介してFOVサイズの切替えが行なわれることを契機としてX線管15の傾斜とX線検出器17の切替えと絞り羽根271の移動とを行なう。典型的には、FOVサイズは、複数種類用意されている。機構制御部51は、各FOVサイズとX線管15の傾斜角度、X線検出器17の種類、及び絞り羽根271の配置とを関連付けたテーブルを記憶している。以下、説明を具体的に行なうためFOVは、サイズが大きい方から順番にFOVサイズN、M1、M2、及びM3の4種類が用意されているものとする。FOVサイズN、M1、M2は、FPD171使用時に用いられ、M3は、MA173使用時に用いられるとする。FOVサイズNは、FPD171使用時において標準的に使用されるサイズである。
変形例に係るX線検出器の切替え動作には、2種類ある。第1の切替え動作は、FOVサイズM2とM3との間の切替え時のみにFPD171とMA173とをスライドさせる方法である。第2切替え動作は、全FOVサイズN、M1、M2、及びM3の切替え毎にFPD171とMA173とを段階的にスライドさせる方法である。
まずは第1の切替え動作について説明する。
図11は、FOVサイズの切替え指示に連動したX線検出器17の第1の切替え動作を説明するための図である。図11は、検出面から見たFOV位置(検出面固定でのFOV位置)を示している。FPD171の検出面上における各FOVサイズN、M1、及びM2のFOV中心は、FPD171の検出面中心P2に一致し、不動である。MA173の検出面上におけるFOVサイズM3のFOV中心は、MA173の検出面中心P3に一致する。なお、図11では、サイズM2とM3との切替え時にFOV中心が移動しているように見えるが、実際にはFOV中心は不動でありFPD171とMA173とがスライドする。
図11に示すように、FOVサイズNとM1とM2との間の切替え指示が操作部53を介してなされた場合、機構制御部51は、スライド機構駆動部41にスライド動作を待機させている。FOVサイズM2とM3との間の切替え指示が操作部53を介してなされた場合、機構制御部51は、スライド機構駆動部41にスライド動作を行わせる。この場合スライド機構駆動部41は、スライド機構39をスライドしてFPD171とMA173とを切替える。具体的には、FOVサイズM2からM3への切替え指示がなされた場合、スライド機構駆動部41は、スライド機構39を駆動して、FPD171の検出面がFOVから外れ、MA173の検出面がFOV内に含まれるようにFPD171とMA173とをスライドさせる。この場合、FPD171の検出面中心P2とMA173の検出面中心P3との間の距離L1だけFPD171とMA173とはスライドされる。
このように第1の切替え動作によれば、例えば、MA173用のFOVサイズへの切替え指示がなされたことを契機として、使用するX線検出器をFPD171からMA173に自動的に切替えることができる。また、後述する第2の切替え動作と比較すればわかるように、全てのFOVサイズにおいてFOV中心と検出面中心とを一致させることができる。
次に第2の切替え動作について説明する。
図12は、FOVサイズの切替え指示に連動したX線検出器17の第2の切替え動作を説明するための図である。図12も図11と同様に、検出面から見たFOV位置(検出面固定でのFOV位置)を示している。FPD171の検出面上における各FOVサイズN、M1、M2のFOV中心位置は、変化する。より詳細には、X線検出器の切替え時におけるスライド量を最小限にするため、FOVサイズが小さくなるにつれFOV位置がMA173側にシフトしている。なお、図12では、FOVサイズの切替え毎にFOV中心が移動しているように見えるが、実際にはFOV中心は不動でありFPD171とMA173とが段階的にスライドする。
第2の切替え動作のために機構制御部51は、例えば、FOVサイズとX線検出器17(FPD171及びMA173)の配置とを関連付けたテーブルを記憶している。X線検出器の切替え時におけるスライド量を最小限にするため、FOVの一辺がFPD171の検出面とMA173の検出面との境界に一致するようにFPD171及びMA173の配置が設定される。
FOVサイズNとM1とM2との間の切替え指示が操作部53を介してなされた場合、機構制御部51は、第1のスライド動作を行う。第1のスライド動作において機構制御部51は、切替え後のFOVサイズに関するFPD171及びMA173の配置をテーブルから読み出し、読み出された配置にFPD171及びMA173が配置されるようにスライド機構駆動部41を制御する。スライド機構駆動部41は、スライド機構39を駆動して、読み出された配置にFPD171とMA173とをスライドする。FOVサイズM2とM3との間の切替え指示が操作部53を介してなされた場合、機構制御部51は、第2のスライド動作を行う。第2のスライド動作において機構制御部51は、切替え後のFOVサイズに関するFPD171及びMA173の配置をテーブルから読み出し、読み出された配置にFPD171及びMA173が配置されるようにスライド機構駆動部41を制御する。スライド機構駆動部41は、スライド機構39を駆動して、読み出された配置にFPD171とMA173とをスライドする。FOVサイズM2からM3への切替え指示がなされた場合、サイズM2のFOV中心P4とMA173の検出面中心P3との間の距離L2だけFPD171とMA173とはスライドされる。
このように第2の切替え動作によれば、第1の切替え動作と同様に、例えば、MA173用のFOVサイズへの切替え指示がなされたことを契機として、使用するX線検出器をFPD171からMA173に自動的に切替えることができる。また、この場合のスライド量L2は、第1の切替え動作時におけるスライド量L1よりも短い。従って第2の切替え動作は、第1の切替え動作に比して、X線検出器の切替え時におけるスライド量が距離L1と距離L2との差分だけ短くて済み、切替え動作がスムーズに行われる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…X線診断装置、10…撮影機構、11…Cアームホルダ、13…Cアーム、15…X線管、151…筐体、152…陰極、153…陽極、17…X線検出器、171…平面検出器(FPD)、173…マイクロアンギオ検出器(MA)、19…天板、21…寝台駆動部、23…X線制御部、25…高電圧発生部、27…絞り機構、29…絞り機構駆動部、31…傾斜機構、33…傾斜機構駆動部、35…第1画像入力部、37…第2画像入力部、39…スライド機構、41…スライド機構駆動部、43…画像記憶部、45…画像処理部、47…画像出力部、49…表示部、51…機構制御部、53…操作部、55…システム制御部

Claims (11)

  1. 電子を放出する陰極と前記陰極から放出された電子を受けてX線を発生する陽極とを有するX線管と、
    前記X線管から発生されたX線を検出し、第1の画素サイズを有する第1検出器と、
    前記X線管から発生されたX線を検出し、前記第1の画素サイズに比して小さい第2の画素サイズを有し、前記第1検出器に隣接して設けられる第2検出器と、
    前記X線管、前記第1検出器、及び前記第2検出器を回動可能に支持するアームと、
    前記アームに取り付けられ、前記第1検出器と前記第2検出器との何れか一方に前記X線管から発生されたX線が照射されるように、前記第1検出器と前記第2検出器とをスライド可能に支持するスライド機構と、
    前記アームに取り付けられ、前記陽極上のX線の実効焦点のサイズを変更するために、前記X線管を傾斜可能に支持する傾斜機構と、
    前記スライド機構による前記第1検出器と前記第2検出器とのスライドと、前記傾斜機構による前記X線管の傾斜とを連動制御する制御部と、
    を具備するX線診断装置。
  2. 前記スライド機構を駆動し、前記第1検出器と前記第2検出器との何れか一方に前記X線管から発生されたX線が照射されるように前記第1検出器と前記第2検出器とをスライドさせるスライド機構駆動部と、
    前記傾斜機構を駆動し、前記陽極上のX線の実効焦点のサイズを変更するために前記X線管を傾斜させる傾斜機構駆動部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記スライド機構駆動部による前記スライド機構の駆動に連動して前記傾斜機構駆動部による前記傾斜機構を制御する、
    請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記傾斜機構は、前記第1検出器の検出面中心又は前記第2検出器の検出面中心と前記実効焦点とを結ぶ軸に対して前記陽極の回転軸を傾斜可能に前記X線管を支持する、請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記傾斜機構をユーザからの指示に従って駆動させる傾斜機構駆動部をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記スライド機構をユーザからの指示に従って駆動させるスライド機構駆動部をさらに備える、請求項1記載のX線診断装置。
  6. 前記X線管に取り付けられ、撮像視野のサイズを変更するためにX線遮蔽物を移動可能に支持する絞り機構と、
    前記絞り機構をユーザからの指示に従って駆動させる絞り機構駆動部と、
    をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記X線管に取り付けられ、前記第1検出器又は前記第2検出器に到達されるX線の立体角のサイズが変更されるように、X線遮蔽物を移動可能に支持する絞り機構と、
    ユーザからの指示に従って、撮像視野のサイズが段階的に変更されるように前記絞り機構を駆動させる絞り駆動部と、
    前記絞り駆動部により前記撮像視野のサイズが変更される毎に、前記第1検出器と前記第2検出器とが段階的にスライドされるように、前記スライド機構を駆動するスライド機構駆動部であって、前記撮像視野のサイズを前記第1検出器のためのサイズの間で変更される場合、前記撮像視野が前記第1検出器内で段階的にスライドするように前記第1検出器と前記第2検出器とを段階的にスライドさせ、前記撮像視野のサイズを前記第1検出器のためのサイズと前記第2検出器のためのサイズとの間で変更される場合、前記撮像視野が前記第1検出器と前記第2検出器との間で移動するように前記第1検出器と前記第2検出器とをスライドさせる
    をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
  8. 前記X線管を前記X線管の実効焦点と、前記第1検出器と前記第2検出器とのうちの使用中の検出器の検出面中心とを結ぶ軸回りに回転可能に支持する回転機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記スライド機構による前記第1検出器と前記第2検出器とのスライドと、前記傾斜機構による前記X線管の傾斜と、前記回転機構による前記X線管の前記軸回りの回転とを制御する、
    請求項1記載のX線診断装置。
  9. 前記回転機構をユーザからの指示に従って駆動させる回転機構駆動部をさらに備える請求項記載のX線診断装置。
  10. 前記アームを上下動可能に支持する上下動機構と、
    幾何学的な画像拡大率を変更するために前記上下動機構を駆動させる上下動機構駆動部と、
    をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
  11. 被検体が載置される天板を上下動可能に支持する上下動機構と、
    幾何学的な画像拡大率を変更するために前記上下動機構を駆動させる上下動機構駆動部と、
    をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
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