JPH10179561A - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置

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JPH10179561A
JPH10179561A JP8356381A JP35638196A JPH10179561A JP H10179561 A JPH10179561 A JP H10179561A JP 8356381 A JP8356381 A JP 8356381A JP 35638196 A JP35638196 A JP 35638196A JP H10179561 A JPH10179561 A JP H10179561A
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JP
Japan
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image
ray
high voltage
film changer
fluoroscopy
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Application number
JP8356381A
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English (en)
Inventor
Ippei Taen
一平 田椽
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透視から撮影に移る際、テスト撮影を行うこ
となく必要なX線照射野を確実に得られるようにして被
検体や術者の負担を軽減し、また本来不必要なX線被曝
をなくす。 【解決手段】 X線カメラからの信号が入力され画像処
理を行う画像処理装置に、撮影用X線受像装置の画枠の
大きさを表わす像71と線すい制限されたX線照射野7
3を表わす像72がTVモニタ10に表示される透視画
像に合成して表示されるよう処理する画像合成手段を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影用X線受像装
置の画枠の大きさを表わす像と線すい制限されたX線照
射野を表わす像を透視画像に合成してTVモニタに表示
させるようにしたX線透視撮影装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】透視用X線受像装置(I.I.)及び撮
影用X線受像装置(フィルムチェンジャ)を透視又は撮
影の術式に応じて切換使用可能とする機構を有し、透視
/撮影用X線管装置と上記I.I.又はフィルムチェン
ジャを対向保持する保持装置を備えたX線透視撮影装置
が従来からある。
【0003】従来のこのようなX線透視撮影装置におい
て、フィルムチェンジャに対向して保持されている上記
X線管装置のX線照射野を線すい制限羽根で制限する可
動絞りの照射野設定は、可動絞りがサーボ制御で制御さ
れるものについては自動的に最大受像面の大きさに設定
可能である。可動絞りがサーボ制御で制御されるもので
あっても照射野を絞って撮影したい場合や可動絞りが単
なる電動制御で制御されるものの場合には、I.I.を
選択している状態でフィルムチェンジャを選択した場合
に、従来装置ではどのような範囲にX線が照射されるの
かを表示する機能がない。
【0004】このため、I.I.の受像面がフィルムチ
ェンジャの受像面に比較して大きい場合には、撮影を行
う前にI.I.を選択しておき、TVモニタに表示され
る透視像を観察して可動絞りの照射野がフィルムチェン
ジャの入射面を超えないであろうと考えられる大きさに
設定しておくことができるが、逆に小さい場合には、適
切であろうと考えられる可動絞りの照射野を設定してお
きテスト撮影を行って更に細かい再設定を行う必要があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、可
動絞りの照射野再設定後においても必要なX線照射野が
得られないことがあるため、更に再設定、換言すれば再
度の造影剤注入とX線ばく射が必要となることがあり、
被検体や術者の負担を増大させるばかりか、X線に対す
る安全に関しても本来不必要なX線被曝を与えるという
問題があった。このことは、I.I.の受像面がフィル
ムチェンジャの受像面に比較して大きい場合であっても
必要なX線照射野が得られないことがあるので、皆無で
はなかった。
【0006】本発明の目的は、可動絞りの照射野を設定
するための本来不必要なテスト撮影用のX線ばく射を行
う必要がなく、したがって被検体や術者の負担を軽減で
き、また本来不必要なX線被曝を与えることのないX線
透視撮影装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、高電圧を発
生するX線高電圧装置と、透視/撮影用X線管装置と、
この透視/撮影用X線管装置に取り付けられた可動絞り
と、透視用X線受像装置及び撮影用X線受像装置と、こ
れら透視用X線受像装置及び撮影用X線受像装置を透視
又は撮影の術式に応じて切換使用可能とする機構を有
し、前記X線管装置と透視用X線受像装置又は撮影用X
線受像装置を対向保持する保持装置と、前記透視用X線
受像装置からの出力像を電気信号に変換するX線カメラ
と、このX線カメラからの信号が入力され画像処理を行
う画像処理装置と、この画像処理装置の出力信号に基づ
いて画像表示するTVモニタとを備えてなるX線透視撮
影装置において、前記画像処理装置が、前記撮影用X線
受像装置の画枠の大きさを表わす像と線すい制限された
X線照射野を表わす像が前記TVモニタに表示される透
視画像に合成して表示されるよう処理する画像合成手段
をもつことにより達成される。
【0008】上記画像処理装置の画像合成手段は、撮影
用X線受像装置の画枠の大きさを表わす像と線すい制限
されたX線照射野を表わす像をTVモニタに表示される
透視画像に合成して表示させる。これにより、必要なX
線照射野が確実に得られることになり、撮影のためだけ
の照射野設定,再設定は無用なものとなる。したがっ
て、可動絞りの照射野を設定するための本来不必要なテ
スト撮影用のX線ばく射を行う必要がなくなり、被検体
や術者の負担が軽減され、また本来不必要なX線被曝を
与えることがなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1,図2は本発明によるX線透視
撮影装置の一実施形態を示す側面図で、このうち図1は
透視用X線受像装置選択時の保持装置状態を示し、図2
は撮影用X線受像装置選択時の保持装置状態を示す。
【0010】まず、図1及び図2に従って透視用X線受
像装置(ここではI.I.)4と撮影用X線受像装置
(ここではフィルムチェンジャ)7の切換回転、X線透
視及びX線撮影の概要について説明する。図1は、I.
I.4を選択した状態を示している。
【0011】図1において、被検体1は、カテタリゼー
ションテーブル(以下、テーブルと略称する)2の天板
に横たえられている。テーブル2の天板は、テーブル上
下動操作により検査に必要な高さに設定される。
【0012】保持装置3は、上下動操作により支柱61
の内部機構(図示せず)が駆動され、支柱61上に上下
動可能に保持されているRAO/LAO回転ベース62
が上下動して全体の高さが設定される。更に、RAO/
LAO回転操作によりRAO/LAO回転ベース62の
内部機構(図示せず)が駆動され、RAO/LAO回転
ベース62に回転可能に保持されているCアーム支持腕
63の回転角度が設定される。CRA/CAU回転操作
によりCアーム支持腕63の内部機構(図示せず)が駆
動され、Cアーム支持腕63にCRA/CAU回転可能
に保持されているCアーム64がスライド回転して回転
角度が設定される。
【0013】Cアーム64の一端には、I.I.4及び
フィルムチェンジャ7を直交する位置関係に保持する切
換回転機構(図示せず)を前後動操作により前後動可能
に保持するX線受像装置前後動支持部65が保持されて
いる。またCアーム64の他端には、可動絞り9を取付
け固定した透視/撮影用X線管装置(以下、X線管装置
と略称する)8が取付け保持されている。上記I.I.
4には映像分配器5が取付け固定され、その映像分配器
5にはX線カメラ6が取付け固定されている。
【0014】上述構成において、X線透視は次のように
して行われる。X線高電圧発生装置30に対して透視X
線発生操作が行われると、X線高電圧発生装置30はX
線管装置8に高電圧を印加する。X線管装置8に高電圧
が印加されるとその焦点からX線が発生し、可動絞り9
の線すい制限羽根でX線照射野が制限されて、図中点線
で示すI.I.4の受像面(一次蛍光面)に入射され
る。I.I.4の受像面にX線が入射されると、励起さ
れた電子が飛び出し集束系により二次蛍光面に衝突す
る。二次蛍光面に電子が衝突すると、その二次蛍光面か
ら光が映像分配器5に出力される。
【0015】映像分配器5に入射された光は光学系によ
り集束されてX線カメラ6に出力される。X線カメラ6
は、その入力面の光を走査してビデオ信号に変換し画像
処理装置20に出力する。画像処理装置20は、ビデオ
信号をA/D変換し輪郭強調等の画像処理を施したデジ
タル信号を得た後、ビデオDACによりビデオ信号に変
換して出力する。このビデオ信号は、TVモニタ10に
入力され、透視像が表示される。なお、このときのX線
管装置8の焦点とI.I.4の受像面間距離をI.I.
選択時のSID(焦点―受像面間距離)という。
【0016】フィルムチェンジャ7は、切換回転機構上
に取付け固定されている撮影用X線受像装置退避/復帰
機構66上に退避/復帰動可能に保持されている。Cア
ーム64がCRA/CAU回転する際にフィルムチェン
ジャ7がそのままの位置では被検体1と干渉するCRA
回転位置においては被検体1と干渉しないよう退避位置
に退避し、被検体1と干渉しない範囲では復帰位置に復
帰する。図1では、フィルムチェンジャ7は退避位置に
ある。
【0017】I.I.4を選択した図1に示す状態か
ら、フィルムチェンジャ7を選択する状態への切換操作
を行うと、切換回転機構が駆動されてフィルムチェンジ
ャ7を選択する方向に回転を開始し、フィルムチェンジ
ャ7が選択される位置で回転は停止する。その後フィル
ムチェンジャ7が退避位置にあれば、退避/復帰機構6
6が駆動されてフィルムチェンジャ7は退避位置から復
帰位置に復帰動し、フィルムチェンジャ7を選択した図
2に示す状態となる。
【0018】またX線撮影は次のようにして行われる。
X線高電圧発生装置30に対して撮影X線発生操作が行
われると、X線高電圧発生装置30はX線管装置8に高
電圧を印加する。X線管装置8に高電圧が印加されると
焦点からX線が発生し、可動絞り9の線すい制限羽根で
X線照射野が制限されて図中点線で示すフィルムチェン
ジャ7の受像面(増感紙)に入射される。増感紙は、X
線が入射されるとフィルムが感光しやすい波長の光を発
生する。発生した光及び直接フィルムに入射されるX線
によりフィルムが感光する。感光したフィルムは、現像
されてX線撮影像を観察可能となる。このときX線管装
置8の焦点とフィルムチェンジャ7の受像面間距離をフ
ィルムチェンジャ選択時のSID(焦点―受像面間距
離)という。
【0019】図1に示すI.I.4選択時のSIDと図
2に示すフィルムチェンジャ7選択時のSIDは通常異
なる値である。I.I.4選択時は術者が造影剤注入の
ためのカテーテルの位置決め用の透視を行うため術者の
邪魔にならない位置にI.I.4を後退させておき、フ
ィルムチェンジャ7選択時はX線撮影条件及び拡大率の
関係から決定される位置にフィルムチェンジャ7を前後
動させるためである。以上は従来装置と共通な点につい
ての説明であり、以下、本発明装置の中心部分について
詳述する。
【0020】上述したように、被検体1は、テーブル2
の天板に横たえられている。天板は、テーブル2のテー
ブル上下動機構(図示せず)により上下動可能に保持さ
れている。保持装置3のRAO/LAO回転ベース62
は、支柱61の上に支柱61の内部機構により上下動可
能に保持されている。Cアーム支持腕63は、RAO/
LAO回転ベース62にRAO/LAO方向に回転可能
に保持されている。Cアーム64は、Cアーム支持腕6
3にCRA/CAU方向にスライド回転可能に保持され
ている。X線受像装置前後動支持部65は、Cアーム6
4の一端に取付け固定されている。切換回転機構(図示
せず)は、X線受像装置前後動支持部65に前後動可能
に取付けられている。I.I.4とフィルムチェンジャ
7を退避/復帰動可能に保持する退避/復帰動駆動部
(図示せず)は、切換回転機構上で直交する位置関係に
保持される。切換回転機構の内部機構を駆動することに
よりI.I.4とフィルムチェンジャ7は、I.I.4
選択位置又はフィルムチェンジャ7選択位置に切換回転
可能である。I.I.4には、映像分配器5が取付け固
定されている。映像分配器5には、X線カメラ6が取付
け固定されている。保持装置3のCアーム64の他端に
は、開閉操作可能なX線すい制限羽根を内蔵した可動絞
り9を取付け固定したX線管装置8が取付け固定されて
いる。
【0021】X線管装置8は、X線高電圧発生装置30
の高電圧発生端子に接続されている。詳細を後述する
が、X線高電圧発生装置30には、テーブル2の上下動
機構の位置検出機構の位置信号をテーブル制御回路で処
理した位置情報、保持装置3の各駆動機構の位置検出機
構の位置信号を保持装置制御回路で処理した位置情報及
び可動絞り9の線すい制限羽根の開度検出機構の開度信
号を可動絞り制御回路で処理した開度情報が入力されて
いる。これらの情報は、X線高電圧発生装置30で処理
されシステム情報として画像処理装置20に値が変化す
るたびに送出されている。またX線高電圧発生装置30
は、透視条件からフィルムチェンジャ7選択時のSID
を決定し、保持装置3及び画像処理装置20に対応する
位置情報を送出する。これにより保持装置3のフィルム
チェンジャ7選択時のSIDは、X線高電圧発生装置3
0の撮影SID情報に基づいて自動設定される。保持装
置3は、フィルムチェンジャ7を使用する撮影が開始さ
れるとI.I.4選択位置からフィルムチェンジャ7選
択位置への切換回転を行うと共に、フィルムチェンジャ
7選択時のSIDを、X線高電圧発生装置30のフィル
ムチェンジャ7選択時のSID情報に基づいて設定す
る。
【0022】以上の構成において透視X線発生操作が行
われると、X線管装置8にX線高電圧発生装置30から
高電圧が印加される。この時点では保持装置3は、切換
回転操作を行えないようインターロックされている。X
線高電圧発生装置30は、充分な黒化度の画像表示に必
要な時間、X線管装置8に高電圧を印加すると、高電圧
印加を停止すると共に保持装置3の切換回転操作のイン
ターロックを解除する。
【0023】X線管装置8に高電圧が印加されると、そ
の焦点からはX線が発生する。発生したX線は、可動絞
り9の線すい制限羽根で線すい制限されて、被検体1を
透過して減衰し、点線で示されるI.I.4の受像面
(一次蛍光面)に入射される。I.I.4の受像面に入
射されたX線は、光信号に変換されて映像分配器5に出
力される。映像分配器5は、光信号を光学系で集束して
X線カメラ6に出力する。X線カメラ6は、光信号をビ
デオ信号に変換する。このビデオ信号は、画像処理装置
20に入力されA/D変換された後、輪郭強調、拡大縮
小処理等の画像処理及びフィルムチェンジャ7の画枠の
大きさを表わす像と可動絞り9の線すい制限羽根の開度
に対応する像を演算して画像合成処理を行った後、ビデ
オDACによりビデオ信号に変換されて、TVモニタ1
0に出力され画像表示される。
【0024】術者は、TVモニタ10の表示画像を参照
しながら、可動絞り9の操作器を操作して必要な開度に
可動絞り9の線すい制限羽根を設定する。可動絞り9の
線すい制限羽根の開度設定が変更されると、TVモニタ
10に表示される線すい制限羽根の位置も対応して変更
され、表示される。保持装置3は、切換回転操作のイン
ターロック解除後、切換回転操作が行われると、I.
I.4選択位置からフィルムチェンジャ7選択位置に切
換回転機構の内部機構を駆動して回転させると共に撮影
SIDにフィルムチェンジャ7選択時のSIDを設定す
る。
【0025】ここで撮影X線発生操作が行われると、X
線高電圧発生装置30は、X線管装置8に高電圧を印加
する。高電圧が印加されるとX線管装置8の焦点からX
線が発生する。発生したX線は、可動絞り9の線すい制
限羽根で線すい制限され、被検体1を透過して、点線で
示されるフィルムチェンジャ7の受像面に入射される。
フィルムチェンジャ7の受像面に入射されたX線は、光
信号に変換されフィルムを感光させる。フィルムは、現
像されてX線撮影像が観察可能となる。
【0026】図3は、本発明装置の要部回路の一例を示
すブロック図で、以下、この図3を併用して本発明装置
の制御動作について説明する。説明の簡易化のため、こ
こでは正面撮影(図1及び図2で示したX線すいの中心
が床面に垂直な方向となる撮影)についてのみ説明す
る。またテーブル2及び保持装置3の上下動について
は、上下動位置設定が固定されていて、透視時と撮影時
ではI.I.4選択時のSIDとフィルムチェンジャ7
選択時のSIDのみが変化するものとする。
【0027】図3において、X線高電圧発生装置30に
は、テーブル2の上下動機構(図示せず)の上下動位置
検出機構の位置信号をカテタリゼーションテーブル制御
回路41でA/D変換したテーブル2の位置情報51、
保持装置3の各駆動機構の位置検出機構(図示せず)の
位置信号を保持装置制御回路42でA/D変換した保持
装置3の位置情報52及び可動絞り9の線すい制限羽根
の開度検出機構(図示せず)の開度信号を可動絞り制御
回路43でA/D変換した可動絞り9の開度情報53が
入力されている。またX線高電圧発生装置30は、図示
しない自動黒化度調整回路により透視条件からフィルム
チェンジャ7選択時の撮影条件及び撮影SIDを決定
し、保持装置制御回路42(保持装置3)にI.I.4
とフィルムチェンジャ7の切換回転OK情報を含んだ発
生器設定情報54を送出している。切換回転OK情報は
この時点では、Not_Ready状態(切換回転不
可)である。
【0028】これらのテーブル位置情報51、保持装置
位置情報52及び可動絞り開度情報53と、切換回転O
K情報及び撮影SIDを含んだ発生器設定情報54は、
X線高電圧発生装置30で処理されシステム情報55と
して画像処理装置20に送出されている。
【0029】いま、透視X線発生操作が行われると、X
線高電圧発生装置30は、保持装置3に送出する発生器
設定情報54の切換回転OK情報をNot_Ready
状態としたまま、I.I.4選択状態で透視を行うため
にX線管装置8に高電圧を印加する。このため保持装置
3は、ここで切換回転操作が行われてもI.I.4を選
択した状態に留まる。高電圧を印加されたX線管装置8
の焦点からX線が発生すると、そのX線は、可動絞り9
の線すい制限羽根で線すい制限されて被検体1を透過
し、I.I.4の受像面に入射されて光信号に変換さ
れ、その後、映像分配器5に入射され、集束されてX線
カメラ6に入射される。X線カメラ6は、光信号をビデ
オ信号56に変換する。X線カメラ6からのビデオ信号
56は、画像処理装置20のA/D回路21に入力され
てA/D変換され、画像処理を行う画像処理回路22に
送出される。画像処理回路22は、入力された画像(デ
ータ)を静止画像バッファに書き込む。
【0030】X線高電圧発生装置30は、所定の時間透
視X線を発生するためX線管装置8に高電圧を印加する
と、高電圧の印加を遮断すると共に、保持装置3に送出
する発生器設定情報54の切換回転OK情報をRead
y状態にセットする。保持装置3は、フィルムチェンジ
ャ7を選択する操作が許可されると(切換回転OK情報
がReady状態になると)、フィルムチェンジャ7を
選択する切換回転操作によりI.I.4選択位置からフ
ィルムチェンジャ7選択位置への切換回転を行うと共
に、フィルムチェンジャ7選択時のSIDを、X線高電
圧発生装置30の発生器設定情報54に基づいてフィル
ムチェンジャ7選択時の撮影SIDを設定する。
【0031】画像処理回路22は、上記システム情報5
5からI.I.4選択時のSID情報と透視時の条件か
ら自動設定されるフィルムチェンジャ7選択時の撮影S
ID情報及びテーブル2の上下動位置情報と保持装置3
の上下動位置情報等から被検体1の位置情報を計算し、
拡大率補正係数を演算する。
【0032】画像処理回路22は、フィルムチェンジャ
7の画枠の大きさをTVモニタ10上で一定にするため
に演算した上記拡大率補正係数に従って上記静止画像バ
ッファの画像の拡大縮小処理を行い、出力バッファに書
き込むデータを作成する。また画像処理回路22は、同
時に、表示画像に合成して表示するフィルムチェンジャ
7の画枠と線すい制限羽根のTVモニタ10に表示する
位置と大きさを演算し、拡大縮小処理された画像データ
に対して上書きする形で画像データと共に出力バッファ
に書き込む。
【0033】D/A回路23は、画像処理回路22の出
力バッファの画像を読み出し、ビデオDACによりビデ
オ信号に変換して、TVモニタ10に出力する。これに
よりTVモニタ10には、図4に示すように拡大縮小処
理された透視画像にフィルムチェンジャ7の画枠の大き
さを表わす像71と可動絞り9の線すい制限羽根の位置
を表わす像72(線すい制限されたX線照射野73を表
わす像)が合成された画像が表示される。術者は、その
TVモニタ10の表示画像を参照しながら、可動絞り9
の操作器を操作して必要な開度に可動絞り9の線すい制
限羽根を設定する。可動絞り9の開度設定の変更、換言
すればX線照射野73の変化は、リアルタイムにTVモ
ニタ10に表示される画像に反映される。
【0034】ここで、撮影X線発生操作が行われると、
X線高電圧発生装置30はX線管装置8に高電圧を印加
する。高電圧が印加されるとX線管装置8の焦点からX
線が発生する。発生したX線は、可動絞り9の線すい制
限羽根で線すい制限され、被検体1を透過して、フィル
ムチェンジャ7の受像面に入射される。フィルムチェン
ジャ7の受像面(増感紙)に入射されたX線は、そこで
光信号に変換されてフィルムを感光させる。フィルム
は、現像されてX線撮影像が観察可能となる。
【0035】なお上述例では、透視X線発生操作とフィ
ルムチェンジャ7選択のための切換操作が別個の操作と
して行われているが、フィルムチェンジャ7選択のため
の切換操作が行われると、切換回転OK情報がNot_
Ready状態のまま自動的に、X線高電圧発生装置3
0がX線管装置8に高電圧を印加して透視X線を発生さ
せ、画像処理装置20で上述例と同様の処理を行って合
成画像をTVモニタ10に表示し、透視X線の遮断と同
時に切換回転OK情報をReady状態として切換回転
を開始するように構成してもよい。また画像の合成に当
たって、フィルムチェンジャ7の画枠の大きさを表わす
像71をTVモニタ10の表示エリア内に表示するよう
に構成したが、TVモニタ10の表示エリアの大きさを
そのまま画枠の大きさ(ここではアスペクト比4:3の
モニタを使用しているため、縦方向の大きさで横方向の
表示サイズが決定される)とする構成としてもよいし、
画像の合成方法を視認性のよい別の方法、例えば線すい
制限羽根が被検体1の画像を覆う部分のグレイスケール
を低下させる等の方法を採ってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
視用X線受像装置を選択した状態で被検体の透視画像に
撮影用X線受像装置の画枠の大きさを表わす像及び可動
絞りの線すい制限羽根の位置を表わす像(線すい制限さ
れたX線照射野を表わす像)を合成した画像をTVモニ
タに表示して撮影用X線受像装置により撮影される被検
体の関心領域の画像の大きさ、可動絞りの線すい制限羽
根の設定を確認することができる。したがって、テスト
撮影を行わなくても必要なX線照射野が確実に得られる
ことになって撮影のためだけの照射野設定,再設定は無
用なものとなり、被検体や術者の負担が軽減され、また
本来不必要なX線被曝を与えることがなくなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態をI.I.選択時につ
いて示す側面図である。
【図2】本発明装置の一実施形態をフィルムチェンジャ
選択時について示す側面図である。
【図3】本発明装置の要部回路の一例を示すブロック図
である。
【図4】本発明装置によるTVモニタ表示画像の一例の
説明図である。
【符号の説明】
1 被検体 2 カテタリゼーションテーブル 3 保持装置 4 透視用X線受像装置(I.I.) 5 映像分配器 6 X線カメラ 7 撮影用X線受像装置(フィルムチェンジャ) 8 透視/撮影用X線管装置 9 可動絞り 10 TVモニタ 20 画像処理装置 22 画像処理回路 30 X線高電圧発生装置 41 カテタリゼーションテーブル制御回路 42 保持装置制御回路 43 可動絞り制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧を発生するX線高電圧装置と、透
    視/撮影用X線管装置と、この透視/撮影用X線管装置
    に取り付けられた可動絞りと、透視用X線受像装置及び
    撮影用X線受像装置と、これら透視用X線受像装置及び
    撮影用X線受像装置を透視又は撮影の術式に応じて切換
    使用可能とする機構を有し、前記X線管装置と透視用X
    線受像装置又は撮影用X線受像装置を対向保持する保持
    装置と、前記透視用X線受像装置からの出力像を電気信
    号に変換するX線カメラと、このX線カメラからの信号
    が入力され画像処理を行う画像処理装置と、この画像処
    理装置の出力信号に基づいて画像表示するTVモニタと
    を備えてなるX線透視撮影装置において、前記画像処理
    装置は、前記撮影用X線受像装置の画枠の大きさを表わ
    す像と線すい制限されたX線照射野を表わす像が前記T
    Vモニタに表示される透視画像に合成して表示されるよ
    う処理する画像合成手段を具備することを特徴とするX
    線透視撮影装置。
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