JPH07148144A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JPH07148144A
JPH07148144A JP5329932A JP32993293A JPH07148144A JP H07148144 A JPH07148144 A JP H07148144A JP 5329932 A JP5329932 A JP 5329932A JP 32993293 A JP32993293 A JP 32993293A JP H07148144 A JPH07148144 A JP H07148144A
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Yukihiro Takumi
幸博 工
Koichi Shibata
幸一 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2方向のいずれでも透視でき、その透視によ
り2方向のいずれについても部位やタイミングを確認し
ながら撮影する。 【構成】 X線管11と撮像装置12による1系統のX
線撮像系と、X線管21と撮像装置22による他の1系
統のX線撮像系とを備え、高電圧装置31によりそれら
のX線管11、21の選択的なX線曝射を行ない、入力
選択器41でそれに応じたビデオ信号の選択を行ない、
選択されたビデオ信号をA/D変換器42でデジタル変
換し、画像メモリ43に取り込み、D/A変換器44で
ふたたびアナログビデオ信号に変換し画像表示装置34
で表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療の診断に用いら
れるX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線TVシステムでX線透視
画像を観察し(これを「透視」という)、必要と思われ
る画像となったときにフィルム撮影に切り換えてフィル
ムへの記録(これを撮影という)を行なうことができる
ようにしたX線診断装置(これをX線透視撮影装置とも
いう)が知られている。検査によっては2方向から透視
または撮影を行なう必要のある場合があり、そのための
2方向透視撮影装置も知られている。従来の2方向透視
撮影装置は、TVによる透視は1方向でしか行なえず、
他の方向ではフィルム撮影しかできない構成となってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように一方の方向ではフィルム撮影しか行なえないとい
うのでは、フィルム撮影する部位の確認ができず、撮影
タイミングを逃してしまうという問題がある。とくに脊
髄造影検査のように、1回の造影で、被検者の正面から
の画像と、造影剤が重力で下がっている様子を表わす、
側面からの画像の両方が必要な場合、1方向からしかT
V表示できず、他の方向の撮影画像をリアルタイムで表
示して確認することができないと、患部の確認ができな
かったり、撮影タイミングを最適なものとすることが難
しかったりして、問題が大きい。この脊髄造影検査にお
いて、被検者の向きを変えてTV表示させながらフィル
ム撮影しようとすれば、造影剤が流れ去ってしまい、撮
影タイミングを逃すことになる。
【0004】この発明は、上記に鑑み、2方向のいずれ
でも透視でき、その透視により2方向のいずれについて
も部位やタイミングを確認しながら撮影することができ
る、X線診断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線診断装置においては、X線発生
手段およびこれから発せられ被検体を透過したX線によ
る画像をビデオ信号に変換する撮像手段を含む2系統の
X線撮像系と、該2系統のX線撮像系からのビデオ信号
のいずれかを選択する入力選択手段と、選択されたビデ
オ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、そ
のデジタル信号をアナログのビデオ信号に変換するD/
A変換手段と、このD/A変換手段の出力ビデオ信号が
入力される画像表示手段と、所望のタイミングで上記の
デジタル信号を取り込む画像メモリとを備えることが特
徴となっている。
【0006】
【作用】2系統のX線撮像系からの得られるビデオ信号
のいずれかが入力選択手段によって選択されて、A/D
変換され、さらにD/A変換されて画像表示装置によっ
て表示される。そこで、選択された方のX線撮像系で得
られるX線透視像が画像表示装置によって表示されるこ
とになるので、これをリアルタイムで観察し、所望のタ
イミングと思われたときに、画像メモリに、A/D変換
された後のデジタル信号を取り込めば、デジタル画像と
してX線画像を撮影することができる。このX線透視像
のリアルタイムでの観察およびその観察によって定めら
れたタイミングでのX線画像の撮影は、2系統のいずれ
のX線撮像系でも同じようにできるため、方向のいずれ
でも透視でき、その透視により2方向のいずれについて
も部位やタイミングを確認しながら撮影することができ
ることになる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1において、透視台32
にX線管11が取り付けられており、かつ透視台32内
に撮像装置12が内蔵される。この透視台32は図示し
ない被検者を載せるためのものである。撮像装置12
は、X線イメージインテンシファイアとTVカメラとか
らなり、X線管11から発せられて被検者を透過したX
線が入射することにより、そのX線透過像を表わすビデ
オ信号を出力する。
【0008】もう一つのX線撮像系も備えられる。この
X線撮像系はX線管21と、上記と同様な撮像装置22
とからなり、たとえば任意に回転できるC型アームによ
り保持されている。上記のX線管11と撮像装置12と
による第1のX線撮像系でたとえば正面像が撮像され、
上記のX線管21と撮像装置22とからなる第2のX線
撮像系でたとえば側面像が撮像されるように、各々の位
置関係を定める。
【0009】これら2系統のX線撮像系のX線管11、
21には、高電圧装置31からX線曝射に必要な高電圧
が選択的に供給される。すなわち、押しボタン(図示し
ない)等を操作することにより任意のX線撮像系が選択
され、それに応じて一方のX線管にのみ高電圧が供給さ
れて、その一方のX線管からX線が曝射される。
【0010】2系統のX線撮像系の撮像装置12、22
からのビデオ信号は画像収集装置33に送られる。これ
らのビデオ信号はまず入力選択器41を経て一方が選択
され、その後A/D変換器42によりデジタル信号に変
換される。そして画像メモリ43を経てD/A変換器4
4に送られ、ふたたびアナログのビデオ信号に変換され
た後、CRTなどの画像表示装置34に送られる。これ
らはCPU45によって制御され、画像メモリ43に取
り込まれたデジタル画像は画像記録装置46によって記
録される。画像メモリ43はRAMなどからなり、画像
記録装置46は光磁気ディスク記録装置などからなる。
マウス35は、画像表示装置34の画面上での位置を入
力するためのものであるが、同様の座標入力装置であれ
ばトラックボールなども使用できる。
【0011】つぎに図2、図3のフローチャートを参照
しながら動作について説明する。まず、撮影動作につい
ては、図2に示すように高電圧装置31でのX線管1
1、21の切り換えがあるか、どうかについての判断を
行ない、切り換えられていれば、それに応じて入力選択
器41を動作させて入力切り換え選択を行なう。高電圧
装置31での切り換えがなく、高電圧装置31で選択さ
れたX線管と入力選択器41で選択されている撮像装置
とが同じ系統に属するものである場合には入力選択器4
1は動作させず、そのままとしておく。これによりX線
曝射しているX線管を含むX線撮像系からのビデオ信号
が入力されることになり、この画像信号がA/D変換器
42によってデジタル信号に変換される。このデジタル
信号は画像メモリ43を経てD/A変換器44でふたた
びアナログのビデオ信号に変換され、画像表示装置34
に送られるため、画像表示装置34でX線透視像の観察
ができる。こうして透視像の観察を行ない、必要と思わ
れるタイミングで図示しない撮影ボタン等を押すと、A
/D変換器42からのデジタル画像信号が画像メモリ4
3に取り込まれる。すなわち、フィルムに記録する代わ
りに画像メモリ43にデジタル画像信号を取り込むこと
によってX線透過像の撮影を行なっている。こうして画
像メモリ43に取り込まれたデジタル画像信号もD/A
変換器44によってアナログのビデオ信号に戻されて画
像表示装置34に送られるため、撮影した画像が表示さ
れ、それを観察できることになる。
【0012】このような高電圧装置31におけるX線管
の選択と、それに応じた入力選択とにより、2つの方向
の任意方向でのリアルタイムのX線透視、およびその観
察に応じてタイミングを決めた撮影を行なうことができ
る。2方向の画像が実質的に同時に得られるため、それ
らから被検者の体内での2点間の距離を正確に求めるこ
とができる。そのため、組織の大きさや2つの組織の間
の距離などを正確に測定することが可能となる。
【0013】この動作は図3に示すように、まず一方の
方向からの画像(ここでは正面像とする)と他の方向か
らの画像(ここでは側面像とする)とを切り換えて画像
表示装置34に表示させる。この正面像はたとえば図4
の(a)のように表示され、側面像はたとえば図4の
(b)のように表示される。この表示された正面像上で
基準点A’と測定点B’とをマウス35を操作して入力
するとともに、側面像上でも基準点A”と測定点B”と
を入力する。すると、CPU45における計算により、
点A’とB’との間の各軸方向の距離x、yと、点A”
とB”との間の各軸方向の距離x’、z’とが求められ
る。
【0014】一般に、図5に示すように、線分ABの正
面像はA’B’、側面像はA”B”となるので、線分A
Bの長さはつぎの数式1で表わされる。
【数1】 ところが、2系統のX線撮像系では同じ被検者の同じ部
位を撮像しているにもかかわらず、画像の拡大率が異な
る。すなわち、正面像を撮像するX線撮像系では図6の
(a)で示すようにX線焦点から受像面間での距離がS
aで、被写体の基準位置から受像面までの距離がLaで
あるとすると、画像の拡大率はSa/(Sa−La)と
なる。側面像を撮像するX線撮像系では図6の(b)で
示すようにX線焦点から受像面間での距離がSbで、被
写体の基準位置から受像面までの距離がLbであるとす
ると、画像の拡大率はSb/(Sb−Lb)となる。そ
のため、いずれかの画像に規格化しなければ上記の数式
1を用いて長さを求めることはできない。ここでは正面
像の距離に規格化することとし、 k=Sb(Sa−La)/Sa(Sb−Lb) の係数kを求め、側面像上の距離z’を正面像上の距離
zに変換するためz=kz’の計算を行なう。なお、こ
れらのX線焦点・受像面間距離、基準位置・受像面面距
離は別途自動であるいは手動で入力しておく。
【0015】他方、この正面像での距離はピクセル単位
で求められるので、1ピクセルの幅が被写体のどれほど
の長さかを知る必要がある。そのためにはたとえば正面
像中に写し出されたカテーテルの直径が何ピクセルで表
わされているかを調べる。これによって1ピクセルの幅
がdmmであるとすると、正面像を基準にしたAB間距
離はつぎの数式2
【数2】 で求められることになる。こうして求められた距離は画
像表示装置34の画面の下部などに表示される。
【0016】なお、上記は一つの実施例についての説明
であって、この発明がこれらの記載にのみ限定されるも
のではなく、この発明の要旨を変更しないかぎり各部の
構成につき種々に変更可能であることは言うまでもな
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のX線診
断装置によれば、2方向からの透視像をリアルタイムで
表示させながら、各方向での撮影を行なうことができる
ため、診断能の高い撮影画像を得ることが可能となる。
また、1回の造影で2方向からの撮影を失敗なく行なえ
るので、検査時間が短くて済み、被検者の負担が軽くな
る。とくに脊髄造影検査では造影剤を注入することに苦
痛が伴うので、効果が大きい。さらに、2方向からの透
視像を表示できるので、その2方向の透視像を用いて体
内組織間の距離などを術中において正確に求めることも
可能になって、その結果を手技に用いることにより大き
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の模式図。
【図2】同実施例の動作を説明するフローチャート。
【図3】同実施例の他の動作を説明するフローチャー
ト。
【図4】表示画像を示す図。
【図5】距離計算を説明するための模式図。
【図6】X線管と撮像装置の位置関係を示す模式図。
【符号の説明】
11、21 X線管 12、22 撮像装置 31 高電圧装置 32 透視台 33 画像収集装置 34 画像表示装置 35 マウス 41 入力選択器 42 A/D変換器 43 画像メモリ 44 D/A変換器 45 CPU 46 画像記録装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線発生手段およびこれから発せられ被
    検体を透過したX線による画像をビデオ信号に変換する
    撮像手段を含む2系統のX線撮像系と、該2系統のX線
    撮像系からのビデオ信号のいずれかを選択する入力選択
    手段と、選択されたビデオ信号をデジタル信号に変換す
    るA/D変換手段と、そのデジタル信号をアナログのビ
    デオ信号に変換するD/A変換手段と、このD/A変換
    手段の出力ビデオ信号が入力される画像表示手段と、所
    望のタイミングで上記のデジタル信号を取り込む画像メ
    モリとからなることを特徴とするX線診断装置。
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