JP5110295B2 - X線診断装置 - Google Patents

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本発明は、X線管から被検体に対してX線を照射し、被検体からの透過X線をX線検出器によって検出することにより、被検体のX線透視像を撮影するX線診断装置に関するものである。
従来のX線診断装置においては、X線管およびX線検出器が天板を挟んで対向するように支持アームに取り付けられ、支持アームおよび天板が相対移動せしめられることによって、X線管およびX線検出器の対が天板の長手方向に沿って互いに同一方向に移動せしめられ、その移動の間に、X線管から被検体に対してX線が順次照射され、その都度被検体からの透過X線がX線検出器によって検出されて、複数のX線透視像が撮影されるようになっている(例えば、特許文献1、2参照)。
得られたX線透視像はモニタに表示されまたはプリントアウトされ、医師による診断や治療に用いられる。そして、例えば、人体下肢の血管内治療においては、X線透視像に基づいて血管の寸法が測定されることによって血管の断面情報や3次元的構造情報が取得され、診断がなされ、また、治療に必要な器具や材料等が決定される。
ところで、X線診断装置によって取得されるX線透視像は2次元の投影像であるから、X線管、被検体中の撮影対象およびX線検出器の位置関係が変動すると、その撮影対象のX線透過像中の拡大率が変動する。すなわち、図6に示すように、X線管21、天板22およびX線検出器23の位置が固定されているとき、被検体24中の浅い位置にある撮影対象25と、深い位置にある撮影対象26とではX線透視像27中におけるその拡大率が異なる。したがって、X線透視像から撮影対象の実際の寸法を精度良く測定するためには、X線管21、天板22およびX線検出器23の位置関係と、撮影方向に沿ったその撮影対象の被検体24中の深さが知られていなければならない。特に、血管等の組織については、体内のどの深さ位置にあるかは個体差があるので、一方向から撮影したX線透過像だけでは実際の寸法を測定することが難しい。
しかしながら、従来のX線診断装置を用いた人体下肢の血管治療においては、X線管、天板およびX線検出器の位置関係や、大腿部からつま先に向かって先細り状になっているという下肢の構造、および下肢中の血管の深さ等は考慮されず、一方向から撮影されたX線透過像に基づいて、血管の寸法が測定され、その測定結果が診断や治療に用いられていた。このため、X線透視像に基づいて測定された血管の寸法と、実際の寸法とが大きく異なる場合があり、正確な診断および的確な治療を行うことができない場合があるという問題があった。
特開2004−261528号公報 特開2007−260250号公報
したがって、本発明の課題は、X線透視像から撮影対象の寸法を精度良く測定することができるX線診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、被検体が載置される天板と、前記被検体に向けてX線を照射するX線管と、前記被検体からの透過X線を検出するX線検出器と、前記X線管および前記X線検出器を、それらが前記天板を挟んで対向するように支持する支持部と、前記支持部および前記天板を相対移動させる移動機構と、前記天板に対する前記X線管および前記X線検出器の位置を検出する相対位置検出部と、前記移動機構を制御して、前記X線管および前記X線検出器を、前記天板の左右にそれぞれ位置する第1動作位置、または前記天板の上下にそれぞれ位置する第2動作位置に配置する動作位置切替部と、前記第1動作位置において、前記X線管からX線を前記被検体に照射し、前記被検体からの透過X線を前記X線検出器によって検出し、第1のX線透視像を撮影する第1撮影部と、前記第1のX線透視像に基づき、撮影対象の前記被検体中における位置を測定し、その測定値を、当該撮影時の前記相対位置検出部の検出値とともに基準データとして記録する基準データ取得部と、を備え、前記基準データ取得部は、前記第1のX線透視像中の撮影対象部分を特定する撮影対象特定手段と、前記第1のX線透視像中の前記撮影対象部分の位置を測定する撮影対象位置測定手段と、を有しており、さらに、前記第2動作位置において、前記基準データ、並びに前記相対位置検出部の検出値を参照しつつ前記移動機構を制御して、撮影すべき第2のX線透視像中の撮影対象の拡大率が一定になるように前記支持部および前記天板を相対移動させて前記X線管および前記X線検出器を前記被検体の長手方向に移動させ、その移動の間に、前記X線管から前記被検体に対してX線を順次照射し、その都度前記被検体からの透過X線を前記X線検出器によって検出して、前記第2のX線透視像を撮影する第2撮影部と、前記第2のX線透視像を出力するX線透視像出力部と、を備えたことを特徴とするX線診断装置を構成したものである。
上記構成において、好ましくは、前記撮影対象特定手段は、前記第1のX線透視像をディスプレイに表示し、操作者から、前記ディスプレイに表示した前記第1のX線透視像中の前記撮影対象部分の位置を特定する入力を受けるようになっており、また好ましくは、前記撮影対象特定部は、前記第1のX線透視像を画像処理することにより前記撮影対象部分を特定するようになっている。
また、前記第1撮影部は、前記第1動作位置において、前記移動機構を制御して、前記支持部および前記天板を相対移動させることにより前記X線管および前記X線検出器を前記被検体の長手方向に移動させ、その移動の間に複数の位置において前記第1のX線透視像を撮影することが好ましい。
また、前記X線診断装置は、前記第1撮影部によって撮影されなかった撮影対象があった場合に、前記基準データ取得部に記録された基準データのうち、前記被検体の長手方向に沿った当該撮影対象の前後において取得されたデータに基づき、補間計算によって、当該撮影対象の前記被検体中における位置の推定測定値および対応する前記相対位置検出部の推定検出値を算出し、基準データとして前記基準データ取得部に記録する補間計算部をさらに備えていることが好ましく、また、前記第2のX線透視像から、前記拡大率に基づき前記被検体中の撮影対象の寸法を測定し、測定値を出力する寸法測定部をさらに備えていることが好ましい。
また好ましくは、前記移動機構は、前記X線管および前記X線検出器の対が前記天板に対して前記天板の長手方向に移動するとともに前記天板の長手方向中心軸に垂直な面内において前記長手方向中心軸のまわりに少なくとも90°回転するように前記支持部を移動させる支持部移動機構と、前記天板を上下方向に移動させる移動機構と、からなっている。
また、前記支持部は支持アームからなり、前記支持アームの一端側に前記X線管が取り付けられ、他端側には前記X線検出器が取り付けられることが好ましく、また、好ましくは、前記被検体中の撮影対象は、人体の下肢の血管である。
本発明によれば、被検体中の撮影対象を、互いに直交する2方向からX線撮影するようにし、1の方向から撮影したX線透視像に基づいて撮影対象の被検体内における深さを測定しておき、次に、その測定値を参照して、該方向に直交する方向から、撮影対象の拡大率が一定になるように撮影を行うようにしたので、得られたX線透視像から撮影対象の寸法を高い精度で測定することができ、それによって、正確な診断および的確な治療が可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本発明の1実施例によるX線診断装置の概略構成を示す側面図であり、図2は、図1の矢印X方向に見た図である。また、図3は、図1のX線診断装置の平面図であり、図4は、図3の矢印Y方向に見た図である。なお、図4中、天板移動機構12は省略してある。
図1を参照して、本発明によれば、被検体Mが載置される天板1と、被検体Mに向けてX線を照射するX線管2と、被検体Mからの透過X線を検出するX線検出器3と、X線管2およびX線検出器3を、それらが天板1を挟んで対向するように支持する支持部4が備えられる。X線検出器3は、この実施例では、FPD(フラットパネル型X線検出器)からなっているが、FPDの代わりに、I.I.(X線蛍光増倍管)およびTVカメラ、あるいはIP(イメージングプレート)等の任意の公知のX線検出器を用いることができる。また、支持部4は、この実施例では、C字状アームからなっているが、C字状アームの代わりに、任意の形状の支持アームを用いることができ、あるいは支持部をアーム以外の構造にしてもよい。
この実施例では、X線管2はC字状アーム4の一端側に取り付けられ、FPD3はC字状アーム4の他端側に取り付けられている。
また、C字状アーム4を支持するとともに、X線管2およびFPD3の対が天板1に対して天板1の長手方向に移動し、かつ天板1の長手方向中心軸に垂直な面内において長手方向中心軸のまわりに少なくとも90°回転するようにC字状アーム4を移動させるアーム移動機構が備えられる。アーム移動機構は、床面11に配置され、天板1の長手方向にのびるガイドレール7と、ガイドレール7にスライド運動可能に取り付けられた支柱部5と、ガイドレール7の両端側にそれぞれ垂直な回転軸のまわりに回転可能に設けられた一対のロール9a、9bと、一対のロール9a、9b間に張られたエンドレスベルト10と、一方のロール9aを回転させるモータ8と、を有している。そして、支柱部5がエンドレスベルト10に固定され、モータ8によってエンドレスベルト10が双方向に回転駆動せしめられることにより、支柱部5がガイドレール7に沿って往復スライド運動し得るようになっている。
C字状アーム4は、保持部6によって支柱部5に連結されている。支柱部5は、保持部6を、天板1の長手方向中心軸に垂直な平面内において、該中心軸のまわりに90°回転させ、それによって、X線管2およびFPD3は、天板1の左右にそれぞれ位置する第1動作位置(図3および図4参照)、または天板1の上下にそれぞれ位置する第2動作位置(図1および図2参照)に配置され得るようになっている。
天板1は、天板移動機構12によって支持されるとともに、上下方向に移動可能になっている。
また、本発明によれば、天板1に対するX線管2およびFPD3の位置を検出する相対位置検出部13が備えられる。相対位置検出部13は、ローラ9aの回転軸に備えられたエンコーダからの出力信号に基づき、天板1の長手方向に測定されるX線管2およびFPD3の天板1に対する位置を検出する。一方、X線管2およびFPD3の光軸を結ぶ直線方向に測定されるX線管2およびFPD3のそれぞれの天板1に対する位置については、天板1および保持部6のそれぞれの床面11からの高さ、保持部6に対するC字状アームの幾何学的配置、並びにC字状アームに対するX線管2およびFPD3の幾何学的配置がそれぞれ予め知られているので、相対位置検出部13は、それらに基づく計算によって求めたものを検出値とする。
さらに、支柱部5を制御して、X線管2およびFPD3を、第1動作位置または第2動作位置に配置する動作位置切替部15が備えられる。また、第1撮影部16が備えられ、X線管2およびFPD3が第1動作位置に配置されるとき(図3および図4参照)、モータ8および天板移動機構12を制御して、C字状アーム4を天板1に対して移動させて、X線管2およびFPD3を被検体Mの長手方向に移動させ、その移動の間に、複数の位置においてX線管2からX線を被検体Mに照射し、被検体Mからの透過X線をFPD3によって検出し、第1のX線透視像を撮影するようになっている。
また、第1のX線透視像に基づき、撮影対象の被検体M中における位置を測定し、その測定値を、当該撮影時の相対位置検出部の検出値(この場合は、天板1の長手方向に測定されるX線管2およびFPD3の天板1に対する位置)とともに基準データとして記録する基準データ取得部17が備えられる。基準データ取得部17は、第1のX線透視像中の撮影対象部分を特定する撮影対象特定手段17aと、第1のX線透視像中の撮影対象部分の位置を測定する撮影対象位置測定手段17bを有している。
撮影対象特定手段17aは、第1のX線透視像をディスプレイに表示し、例えば、操作者に対し、マウスを用いて、ディスプレイ表示された第1のX線透視像ディスプレイに表示した第1のX線透視像中の撮影対象部分にポインタを置いてマウスボタンをクリックさせることによって、第1のX線透視像中の撮影対象部分を特定する入力を受けるようになっている。あるいは、撮影対象特定手段17aは、第1のX線透視像を画像処理することにより撮影対象部分を特定するようになっている。これは、例えば、撮影対象部分に対して予め決定された画素値の閾値に基づいて第1のX線透視像のデータを2値化処理し、撮影対象部分を抽出することによってなされる。
第1撮影部16によって撮影されなかった撮影対象があった場合には、補間計算部18が、基準データ取得部17に記録された基準データのうち、被検体Mの長手方向に沿った当該撮影対象の前後において取得されたデータに基づき、補間計算によって、当該撮影対象の被検体M中における位置の推定測定値および対応する相対位置検出部13の推定検出値を算出し、基準データとして基準データ取得部17に記録する。
この実施例では、X線管2およびFPD3が第1動作位置に配置されるとき、X線管2およびFPD3を被検体Mの長手方向に移動させて、複数の位置で第1のX線透視像を撮影する構成としているが、X線管2およびFPD3が第1動作位置に配置されるときに、適当な一箇所でのみ第1のX線透視像を撮影し、そのX線透視像に基づいて基準データを取得する構成とすることもできる。
さらに第2撮影部19が備えられ、X線管2およびFPD3が第2動作位置に配置されるとき(図1および図2参照)、基準データ、並びに相対位置検出部13の検出値を参照しつつ、モータ8および天板移動機構12を制御して、撮影すべき第2のX線透視像中の撮影対象の拡大率が一定になるようにC字状アーム4および天板1を相対移動させてX線管2およびFPD3を被検体Mの長手方向に移動させ、その移動の間に、X線管2から被検体Mに対してX線を順次照射し、その都度被検体Mからの透過X線をFPD3によって検出して、第2のX線透視像を撮影するようになっている。
第2のX線透視像は、X線透視像出力部19によって、例えばプリントアウトまたはモニタ表示の形態で出力される。
本発明のX線診断装置の動作について、この装置を人体の下肢の血管内治療に使用した場合について具体的に説明する。図5を参照して、まず、X線管およびFPDが第1動作位置にあるとき、人体下肢(被検体M)の複数の位置(関心領域)(i)、(ii)、(iii)において、第1撮影部16によって第1のX線透視像が撮影される。得られた各X線透視像のデータが基準データ取得部17において画像処理され、下肢中の治療対象となる血管(撮影対象)Nの天板1からの距離が測定され、その測定値が、当該撮影時の相対位置検出部の検出値とともに基準データとして基準データ取得部17に記録される。
この場合、撮影されなかった血管部分があったときは、補間計算部18において、当該血管部分の前後に位置する血管部分の測定データに基づいて、補間計算によって当該血管部分の天板1からの距離の推定測定値が算出され、対応する相対位置検出部13の推定検出値とともに基準データ取得部17に記録される。
次に、X線管およびFPDが第2動作位置に配置され、第2撮影部19によって、X線管2および天板1間の距離と、FPD3および天板1間の距離と、基準データ取得部17に記録された基準データと、相対位置検出部13の検出値とを参照しながら、天板1の高さを調節してX線透視像中の血管Nの拡大率が一定となるようにしつつ、X線管2およびFPD3を天板1に対して移動させることによって第2のX線透視像が撮影される。そして、X線透視像がX線透視像出力部20から出力される。
こうして、本発明によるX線診断装置によれば、出力されたX線透視像のいずれにおいても撮影対象が同じ拡大率で撮影されているので、得られたX線透視像から撮影対象の寸法を高い精度で測定することができ、そして、その測定値に基づいて正確な診断および的確な治療ができる。
別の実施例によれば、さらに、第2撮影部19によって撮影されたX線透視像から、対応する拡大率に基づき、画像処理を行うことによって被検体M中の撮影対象の寸法を測定し、測定値を出力する寸法測定部が備えられる。
本発明の1実施例によるX線診断装置の概略構成を示す側面図である。 図1の矢印X方向に見た図である。 図1のX線診断装置の平面図である。 図3の矢印Y方向に見た図であり、図中、天板移動機構は省略してある。 本発明のX線診断装置を人体下肢の血管内治療に使用した場合の動作方法を説明する図である。 被検体中の撮影対象の深さと、X線透過像中における拡大率との関係を説明する図である。
符号の説明
1 天板
2 X線管
3 FPD
4 C字状アーム
5 支柱部
6 保持部
7 ガイドレール
8 モータ
9a、9b ローラ
10 エンドレスベルト
11 床面
12 天板移動機構
13 相対位置検出部
15 動作位置切替部
16 第1撮影部
17 基準データ取得部
17a 撮影対象特定手段
17b 撮影対象位置測定手段
18 補完計算部
19 第2撮影部
20 X線透視像出力部
21 X線管
22 天板
23 X線検出器
24 被検体
25、26 撮影対象
27 X線透視像
M 被検体
N 血管(撮影対象)

Claims (9)

  1. 被検体が載置される天板と、
    前記被検体に向けてX線を照射するX線管と、
    前記被検体からの透過X線を検出するX線検出器と、
    前記X線管および前記X線検出器を、それらが前記天板を挟んで対向するように支持する支持部と、
    前記支持部および前記天板を相対移動させる移動機構と、
    前記天板に対する前記X線管および前記X線検出器の位置を検出する相対位置検出部と、
    前記移動機構を制御して、前記X線管および前記X線検出器を、前記天板の左右にそれぞれ位置する第1動作位置、または前記天板の上下にそれぞれ位置する第2動作位置に配置する動作位置切替部と、
    前記第1動作位置において、前記X線管からX線を前記被検体に照射し、前記被検体からの透過X線を前記X線検出器によって検出し、第1のX線透視像を撮影する第1撮影部と、
    前記第1のX線透視像に基づき、撮影対象の前記被検体中における位置を測定し、その測定値を、当該撮影時の前記相対位置検出部の検出値とともに基準データとして記録する基準データ取得部と、を備え、前記基準データ取得部は、前記第1のX線透視像中の撮影対象部分を特定する撮影対象特定手段と、前記第1のX線透視像中の前記撮影対象部分の位置を測定する撮影対象位置測定手段と、を有しており、さらに、
    前記第2動作位置において、前記基準データ、並びに前記相対位置検出部の検出値を参照しつつ前記移動機構を制御して、撮影すべき第2のX線透視像中の撮影対象の拡大率が一定になるように前記支持部および前記天板を相対移動させて前記X線管および前記X線検出器を前記被検体の長手方向に移動させ、その移動の間に、前記X線管から前記被検体に対してX線を順次照射し、その都度前記被検体からの透過X線を前記X線検出器によって検出して、前記第2のX線透視像を撮影する第2撮影部と、
    前記第2のX線透視像を出力するX線透視像出力部と、を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記撮影対象特定手段は、前記第1のX線透視像をディスプレイに表示し、操作者から、前記ディスプレイに表示した前記第1のX線透視像中の前記撮影対象部分の位置を特定する入力を受けることを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記撮影対象特定手段は、前記第1のX線透視像を画像処理することにより前記撮影対象部分を特定することを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  4. 前記第1撮影部は、前記第1動作位置において、前記移動機構を制御して、前記支持部および前記天板を相対移動させることにより前記X線管および前記X線検出器を前記被検体の長手方向に移動させ、その移動の間に複数の位置において前記第1のX線透視像を撮影することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のX線診断装置。
  5. 前記第1撮影部によって撮影されなかった撮影対象があった場合に、前記基準データ取得部に記録された基準データのうち、前記被検体の長手方向に沿った当該撮影対象の前後において取得されたデータに基づき、補間計算によって、当該撮影対象の前記被検体中における位置の推定測定値および対応する前記相対位置検出部の推定検出値を算出し、基準データとして前記基準データ取得部に記録する補間計算部をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載のX線診断装置。
  6. 前記第2のX線透視像から、前記拡大率に基づき前記被検体中の撮影対象の寸法を測定し、測定値を出力する寸法測定部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のX線診断装置。
  7. 前記移動機構は、前記X線管および前記X線検出器の対が前記天板に対して前記天板の長手方向に移動するとともに前記天板の長手方向中心軸に垂直な面内において前記長手方向中心軸のまわりに少なくとも90°回転するように前記支持部を移動させる支持部移動機構と、前記天板を上下方向に移動させる天板移動機構と、からなっていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のX線診断装置。
  8. 前記支持部は支持アームからなり、前記支持アームの一端側に前記X線管が取り付けられ、他端側には前記X線検出器が取り付けられることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のX線診断装置。
  9. 前記被検体中の撮影対象は、人体の下肢の血管であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のX線診断装置。
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