JP3403593B2 - 測定用器具および該測定用器具を用いた測定方法 - Google Patents
測定用器具および該測定用器具を用いた測定方法Info
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/58—Testing, adjusting or calibrating apparatus or devices for radiation diagnosis
- A61B6/582—Calibration
- A61B6/583—Calibration using calibration phantoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/103—Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
- A61B5/107—Measuring physical dimensions, e.g. size of the entire body or parts thereof
- A61B5/1075—Measuring physical dimensions, e.g. size of the entire body or parts thereof for measuring dimensions by non-invasive methods, e.g. for determining thickness of tissue layer
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B15/00—Measuring arrangements characterised by the use of electromagnetic waves or particle radiation, e.g. by the use of microwaves, X-rays, gamma rays or electrons
-
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- A61B2562/00—Details of sensors; Constructional details of sensor housings or probes; Accessories for sensors
- A61B2562/16—Details of sensor housings or probes; Details of structural supports for sensors
- A61B2562/17—Comprising radiolucent components
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動脈瘤、動静脈奇
形、腫瘍等の体内臓器や血管、脈管、体腔に存在する病
変部の大きさをX線撮影装置を用いて測定するための測
定用器具および該測定用器具を用いた測定方法に関し、
特に好ましくは脳内の病変部の大きさを測定するための
測定用器具および該測定用器具を用いた測定方法に関す
るものである。
形、腫瘍等の体内臓器や血管、脈管、体腔に存在する病
変部の大きさをX線撮影装置を用いて測定するための測
定用器具および該測定用器具を用いた測定方法に関し、
特に好ましくは脳内の病変部の大きさを測定するための
測定用器具および該測定用器具を用いた測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】脳神経外科領域において、脳動脈瘤径、
血管径、脳動静脈奇形(AVM)等のサイズの測定は、
離脱式コイルを用いた脳動脈瘤塞栓術時の最適コイルサ
イズの選択や塞栓用薬剤の量、AVMに対するγナイフ
の適応等を考える上で重要である。従来、心血管造影分
野では、病変部近傍に挿入されたX線造影性を付与した
カテーテル、ガイドワイヤ等の器具を利用して、その直
径との比から血管径を算出することが一般に行われてい
る。しかしながら、例えば脳動脈瘤のように破裂の危険
が考えられる場合、径の大きいカテーテルを病変部まで
進めることは不可能である。
血管径、脳動静脈奇形(AVM)等のサイズの測定は、
離脱式コイルを用いた脳動脈瘤塞栓術時の最適コイルサ
イズの選択や塞栓用薬剤の量、AVMに対するγナイフ
の適応等を考える上で重要である。従来、心血管造影分
野では、病変部近傍に挿入されたX線造影性を付与した
カテーテル、ガイドワイヤ等の器具を利用して、その直
径との比から血管径を算出することが一般に行われてい
る。しかしながら、例えば脳動脈瘤のように破裂の危険
が考えられる場合、径の大きいカテーテルを病変部まで
進めることは不可能である。
【0003】このような場合には、体外に指標として金
属球等を置き、金属球の直径と病変部の大きさの比から
近似的に求める方法が用いられている。
属球等を置き、金属球の直径と病変部の大きさの比から
近似的に求める方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな体外に置いた指標と体内に存在する病変部を単純に
比例させることは、X線が放射状に広がるものであるこ
とから、X線血管撮影時の指標や病変部の拡大率が、X
線管(光源)とイメージングインテシファイア:I.I.
(受光部)との間の距離や、指標や病変部の位置に依存
して変化するため、病変部の位置(奥行き)によって計
算結果と実際のサイズの間に誤差が生じ、正確さに欠け
るという問題があった。
うな体外に置いた指標と体内に存在する病変部を単純に
比例させることは、X線が放射状に広がるものであるこ
とから、X線血管撮影時の指標や病変部の拡大率が、X
線管(光源)とイメージングインテシファイア:I.I.
(受光部)との間の距離や、指標や病変部の位置に依存
して変化するため、病変部の位置(奥行き)によって計
算結果と実際のサイズの間に誤差が生じ、正確さに欠け
るという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の測定用器具は以下の(1)の構成を備え、
(2)の構成を更に備えることが好ましい。また、本発
明の測定方法は、(3)の構成を備えることが望まし
い。
に本発明の測定用器具は以下の(1)の構成を備え、
(2)の構成を更に備えることが好ましい。また、本発
明の測定方法は、(3)の構成を備えることが望まし
い。
【0006】(1) X線造影性物質で指標を設けた少
なくとも4枚のX線透過可能な基板からなり、該基板を
2枚一組で平行に配置し、該平行に配置された一組の基
板の間の空間は、被測定部位を挿入可能な間隔を有する
ことを特徴とする測定用器具。
なくとも4枚のX線透過可能な基板からなり、該基板を
2枚一組で平行に配置し、該平行に配置された一組の基
板の間の空間は、被測定部位を挿入可能な間隔を有する
ことを特徴とする測定用器具。
【0007】(2) 前記基板が多角形を構成し、該多
角形の内部が被測定部位を挿入可能な空間を有すること
を特徴とする(1)記載の測定用器具。
角形の内部が被測定部位を挿入可能な空間を有すること
を特徴とする(1)記載の測定用器具。
【0008】なお、前記X線透過可能な基板としては、
アクリル板が好適であり、4枚のアクリル板を被検者の
頭部を囲むことが可能なよう、1辺25cm程度の枠状
の正方形に構成することが好適である。
アクリル板が好適であり、4枚のアクリル板を被検者の
頭部を囲むことが可能なよう、1辺25cm程度の枠状
の正方形に構成することが好適である。
【0009】また、(1)における指標は、測定用器具
の平行な1組の辺の内、片方には所定間隔で鉄製の目盛
(スケール)を設け、他方には所定の直径の金属球を所
定間隔で設けたものであることが望ましい。
の平行な1組の辺の内、片方には所定間隔で鉄製の目盛
(スケール)を設け、他方には所定の直径の金属球を所
定間隔で設けたものであることが望ましい。
【0010】(3) (1)記載の前記測定用器具を用
いて得られたX線画像上の前記指標で測定した間隔と実
際の指標の間隔との比例式から算出することを特徴とす
るX線画像中の物体の実際の大きさを測定する測定方
法。
いて得られたX線画像上の前記指標で測定した間隔と実
際の指標の間隔との比例式から算出することを特徴とす
るX線画像中の物体の実際の大きさを測定する測定方
法。
【0011】なお、X線画像中の物体は、可視光では確
認出来ない被測定部位内部に存在するものに対しても行
うことができるものである。また、前記比例式として
は、以下のものを用いることが好ましい。
認出来ない被測定部位内部に存在するものに対しても行
うことができるものである。また、前記比例式として
は、以下のものを用いることが好ましい。
【0012】β=α+(b−a)αx/La
上記比例式において、βは前記物体の水平方向サイズで
あり、αは前記X線画像上における前記指標で測定した
前記物体の水平方向サイズである。また、aは前記指標
の実際の距離であり、bは前記指標のx線画像上の距離
である。xは前記物体の奥行き方向の位置、Lは前記測
定用器具の1辺の長さを示す。
あり、αは前記X線画像上における前記指標で測定した
前記物体の水平方向サイズである。また、aは前記指標
の実際の距離であり、bは前記指標のx線画像上の距離
である。xは前記物体の奥行き方向の位置、Lは前記測
定用器具の1辺の長さを示す。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の具体的な実施の形態を詳細に説明する。
の具体的な実施の形態を詳細に説明する。
【0014】図1は本実施の形態の測定用器具の外観図
である。図1において、測定用器具1は、E面、F面、
G面、H面をそれぞれ構成する4枚のアクリル板を正方
形に組んだ物である。4枚のアクリル板は厚さ3mm、
幅40mm、1辺250mmのものを用い、これらの
内、E面とG面には、指標として直径2mmの金属球2
(鉄製)を1cm間隔で配置し、5cm毎に直径3mm
の金属球3を配置した。また、F面、H面には直径0.
5mmの金属線(鉄製)を2mm間隔で並べた。金属線
は長さ20mmのものとし、5本置きに長さ30mmの
ものを配置した。平行する各組同士で異なる指標を設け
たのは、X線像を観察する際に、どちらの面の指標であ
るかが容易に確認できるようにするためである。また、
図示していないが、これらの指標には、それぞれ各面の
端部からの距離示す数字をX線不透過の金属で印刷して
ある。
である。図1において、測定用器具1は、E面、F面、
G面、H面をそれぞれ構成する4枚のアクリル板を正方
形に組んだ物である。4枚のアクリル板は厚さ3mm、
幅40mm、1辺250mmのものを用い、これらの
内、E面とG面には、指標として直径2mmの金属球2
(鉄製)を1cm間隔で配置し、5cm毎に直径3mm
の金属球3を配置した。また、F面、H面には直径0.
5mmの金属線(鉄製)を2mm間隔で並べた。金属線
は長さ20mmのものとし、5本置きに長さ30mmの
ものを配置した。平行する各組同士で異なる指標を設け
たのは、X線像を観察する際に、どちらの面の指標であ
るかが容易に確認できるようにするためである。また、
図示していないが、これらの指標には、それぞれ各面の
端部からの距離示す数字をX線不透過の金属で印刷して
ある。
【0015】次に、具体的な病変部のサイズの算出方法
について説明する。図2は図1に示す測定用器具1を患
者の頭部に装着し、X線を照射する状態を説明する図で
ある。図2に示すように、X線管4,5によりE面とG
面側の2方向からX線を照射し、F面およびH面側に設
置したイメージングインテシファイア(I.I.)であるX
線受光部6,7にてそれぞれのX線像を得る。このよう
な2方向にX線を照射する装置としては、Cアーム装置
もしくはバイプレーン式の装置として知られているもの
を利用することができる。図中、8は血管内にX線造影
剤を注入することによって造影された病変部(動脈瘤)
を示している。また、AはX線管5と測定用器具1のG
面までの距離、Lは測定用器具1のG面とH面の距離を
示すものである。また、xは病変部8とG面との距離を
示すものである。
について説明する。図2は図1に示す測定用器具1を患
者の頭部に装着し、X線を照射する状態を説明する図で
ある。図2に示すように、X線管4,5によりE面とG
面側の2方向からX線を照射し、F面およびH面側に設
置したイメージングインテシファイア(I.I.)であるX
線受光部6,7にてそれぞれのX線像を得る。このよう
な2方向にX線を照射する装置としては、Cアーム装置
もしくはバイプレーン式の装置として知られているもの
を利用することができる。図中、8は血管内にX線造影
剤を注入することによって造影された病変部(動脈瘤)
を示している。また、AはX線管5と測定用器具1のG
面までの距離、Lは測定用器具1のG面とH面の距離を
示すものである。また、xは病変部8とG面との距離を
示すものである。
【0016】図3と図4は、このようにしてX線受光部
6,7にて得られた像を示すものである。図3はE面方
向からX線管4により照射されたX線を、F面側のX線
受光部6により検知した像を示すものであり、図4はG
面方向からX線管5により照射されたX線を、H面側の
X線受光部7により検知した像を示すものである。これ
らの像には、測定用器具1の平行な2つの面に設けられ
たそれぞれの指標と、造影された病変部8の像が確認で
きる。X線管側の指標である金属球の像と、受光部側の
指標である金属線の像は、照射されたX線が放射状に広
がるために、間隔や径の拡大率が異なって撮影されてい
る。
6,7にて得られた像を示すものである。図3はE面方
向からX線管4により照射されたX線を、F面側のX線
受光部6により検知した像を示すものであり、図4はG
面方向からX線管5により照射されたX線を、H面側の
X線受光部7により検知した像を示すものである。これ
らの像には、測定用器具1の平行な2つの面に設けられ
たそれぞれの指標と、造影された病変部8の像が確認で
きる。X線管側の指標である金属球の像と、受光部側の
指標である金属線の像は、照射されたX線が放射状に広
がるために、間隔や径の拡大率が異なって撮影されてい
る。
【0017】ここで、金属球の実際の直径をaとし、図
4の画像における金属線の目盛によって確認できる同じ
金属球の像の直径をbとすると、次の式が成り立つ。
4の画像における金属線の目盛によって確認できる同じ
金属球の像の直径をbとすると、次の式が成り立つ。
【0018】
a:b=A:(A+L) (1)
また、図4にて得られる病変部8の像の水平方向の径を
画像中の金属球の目盛で測定した値をα、求めるべき実
際の病変部8の大きさ(水平方向の径)をβとすると、
式(1)と同様に、次の式が成り立つ。尚、xは図3に
示すように、G面から病変部8までの距離を表すもので
ある。
画像中の金属球の目盛で測定した値をα、求めるべき実
際の病変部8の大きさ(水平方向の径)をβとすると、
式(1)と同様に、次の式が成り立つ。尚、xは図3に
示すように、G面から病変部8までの距離を表すもので
ある。
【0019】
α:β=A:(A+x) (2)
(1),(2)の式をまとめると、以下の式が得られ
る。
る。
【0020】
β=α+(b−a)αx/La (3)
a,b,α,Lは既に得られている値なので、式(3)
に代入することができる。
に代入することができる。
【0021】次に、G面から病変部8までの距離xの求
め方について説明する。図5は距離xを求めるための座
標軸を説明するための、図2を簡略化したものである。
図5において、E面をx軸、G面をy軸として、X線管
5と病変部8を結ぶ直線を式で表すと、以下の通りとな
る。
め方について説明する。図5は距離xを求めるための座
標軸を説明するための、図2を簡略化したものである。
図5において、E面をx軸、G面をy軸として、X線管
5と病変部8を結ぶ直線を式で表すと、以下の通りとな
る。
【0022】
Y=(h−g)X/L+g (4)
ここで、hは図4の画像における、金属線の目盛で測定
したE面と病変部8との距離であり、gは、金属球の目
盛で測定したE面と病変部8との距離である。これらの
距離は、前述した指標と共に付与した数字(図示せず)
によって読み取ることができる。
したE面と病変部8との距離であり、gは、金属球の目
盛で測定したE面と病変部8との距離である。これらの
距離は、前述した指標と共に付与した数字(図示せず)
によって読み取ることができる。
【0023】また同様に、X線管6と病変部8を結ぶ直
線を式で表すと、以下の通りとなる。
線を式で表すと、以下の通りとなる。
【0024】
Y=L(X−e)/(f−e) (5)
ここで、eは図3の画像における、金属線の目盛で測定
したG面と病変部8との距離であり、fは、金属球の目
盛で測定したG面と病変部8との距離である。これらの
距離も同様に、前述した指標と共に付与した数字(図示
せず)によって読み取ることができる。
したG面と病変部8との距離であり、fは、金属球の目
盛で測定したG面と病変部8との距離である。これらの
距離も同様に、前述した指標と共に付与した数字(図示
せず)によって読み取ることができる。
【0025】式(4),(5)で示される2つの直線の
交点が病変部8の座標であるから、求める距離xは、以
下の式で示される。
交点が病変部8の座標であるから、求める距離xは、以
下の式で示される。
【0026】
x=L(Le+(f−e)g)/(L2−(h−g)(f−e)) (6)
以上の通りであるから、式(3)に、それぞれの値を代
入することによって、病変部8のサイズβを求めること
ができる。更には、式(3)と式(6)を予めコンピュ
ータ等に組み込んでおけば、各数値を入力するだけで、
サイズβを容易に得ることができる。
入することによって、病変部8のサイズβを求めること
ができる。更には、式(3)と式(6)を予めコンピュ
ータ等に組み込んでおけば、各数値を入力するだけで、
サイズβを容易に得ることができる。
【0027】尚、本実施の形態における、金属製の指標
は、金属線と金属球の組み合わせにこだわる必要は無
く、得られる画像を見て区別がつくものであれば良い。
他の例としては、指標の位置をアクリル板上でずらすこ
とが考えられる。また、受光部側のアクリル板に指標を
設ける代わりに、得られた画像(写真、フィルム、もし
くはモニタに映し出された画像)の各数値を直接スケー
ルで測定しても良い。その際は、受光部と測定用器具と
の距離を予め測定しておき、それに基づき測定用器具1
の長さLに代わる数値を用いれば良い。
は、金属線と金属球の組み合わせにこだわる必要は無
く、得られる画像を見て区別がつくものであれば良い。
他の例としては、指標の位置をアクリル板上でずらすこ
とが考えられる。また、受光部側のアクリル板に指標を
設ける代わりに、得られた画像(写真、フィルム、もし
くはモニタに映し出された画像)の各数値を直接スケー
ルで測定しても良い。その際は、受光部と測定用器具と
の距離を予め測定しておき、それに基づき測定用器具1
の長さLに代わる数値を用いれば良い。
【0028】また、本発明の測定用器具を被検者の頭部
に固定する方法は任意であるが、測定用器具にX線を透
過する材料でベルトやキャップ等の固定具を設けても良
い。また、本実施の形態は頭部用のものとして記載した
が、器具を大型化することにより、患者の他の部分につ
いても同様に測定する器具を得ることができる。
に固定する方法は任意であるが、測定用器具にX線を透
過する材料でベルトやキャップ等の固定具を設けても良
い。また、本実施の形態は頭部用のものとして記載した
が、器具を大型化することにより、患者の他の部分につ
いても同様に測定する器具を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
測定部位を囲む形で指標を設けた測定用器具が得られる
ため、被測定部位の2方向からのX線画像の拡大率の比
を求めることにより、画像上の距離測定だけで、簡便か
つ高精度に病変サイズを計測することができる。また、
本発明によれば、撮影装置の幾何学的な配置を気にする
事なく、また、病変部が画像上のどの位置に現れても拡
大率を補正することができるため、計測撮影を行う際に
撮影上の制約を受けることが無い。従って、煩雑な血管
造影検査、インターヴェンショナルラジオロジー(IV
R)中でも、簡単に病変サイズの計測を行うことができ
るため、非常に実用的である。
測定部位を囲む形で指標を設けた測定用器具が得られる
ため、被測定部位の2方向からのX線画像の拡大率の比
を求めることにより、画像上の距離測定だけで、簡便か
つ高精度に病変サイズを計測することができる。また、
本発明によれば、撮影装置の幾何学的な配置を気にする
事なく、また、病変部が画像上のどの位置に現れても拡
大率を補正することができるため、計測撮影を行う際に
撮影上の制約を受けることが無い。従って、煩雑な血管
造影検査、インターヴェンショナルラジオロジー(IV
R)中でも、簡単に病変サイズの計測を行うことができ
るため、非常に実用的である。
【図1】 本発明の測定用器具の外観図である。
【図2】 本発明の測定用器具を被検者に装着し、X線
撮影用の器具を配置した状態を説明する図である。
撮影用の器具を配置した状態を説明する図である。
【図3】 X線受光部6によって撮影された画像を示す
図である。
図である。
【図4】 X線受光部7によって撮影された画像を示す
図である。
図である。
【図5】 距離xを求めるための座標軸を説明するため
の図である。
の図である。
1 測定用器具
2,3 金属球
4,5 X線管
6,7 X線受光部
8 病変部
Claims (3)
- 【請求項1】 X線画像中の物体の大きさを測定するた
めの測定用器具であって、X線造影性物質で指標を設け
た少なくとも4枚のX線透過可能な基板からなり、該基
板を2枚一組で平行に配置し、該平行に配置された一組
の基板の間の空間は、被測定部位を挿入可能な間隔を有
し、前記指標はX線画像を観察する際に区別がつくよう
に並行する各組同士で異なる指標であることを特徴とす
る測定用器具。 - 【請求項2】 前記基板が多角形を構成し、該多角形の
内部が被測定部位を挿入可能な空間を有することを特徴
とする請求項1記載の測定用器具。 - 【請求項3】 請求項1記載の前記測定用器具を用いて
得られたX線画像上の前記指標で測定した間隔と実際の
指標の間隔との比例式から算出することを特徴とするX
線画像中の物体の実際の大きさを測定する測定方法。
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