JP2005192856A - X線診断装置及びx線画像データ表示方法 - Google Patents

X線診断装置及びx線画像データ表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 X線照射方向あるいはX線検出器と被検体との距離を更新しながらX線撮影を行なう場合において、所定倍率のX線画像データをリアルタイム表示する。
【解決手段】 画像拡大率算出回路73は、X線発生部1及びX線検出部2の回動角度や被検体150とX線検出部2との距離、更にはX線発生部1とX線検出部2との距離に基づいてX線I.I.21において生成されるX線画像データの拡大率を算出し、次いで、リアルサイズ画像データ生成回路74は、前記拡大率と表示部8におけるモニタ83の最大表示範囲に基づいてリアルサイズ投影範囲を算出する。更に、リアルサイズ画像データ生成回路74は、X線I.I.21において生成されたX線画像データの中から前記リアルサイズ投影範囲におけるX線画像データを抽出してリアルサイズ画像データを生成し、生成したリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲に対応させて表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明はX線診断装置に係り、特に所定倍率のX線画像データの表示を可能とするX線診断装置及びX線画像データ表示方法に関する。
X線診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置などを用いた医用画像診断技術は、1970年代のコンピュータ技術の発展に伴い急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器領域におけるX線診断は心血管系をはじめ、全身の動静脈の診断を対象としており、血管内に造影剤を注入した状態でX線透過像を撮影する場合が多い。循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部とX線検出部、これらを保持する保持機構と、寝台(天板)及び信号処理部を備えている。そして、保持機構はCアームあるいはΩアームが用いられ、天板片持ち方式の寝台と組み合わせることによって患者(以下、被検体と呼ぶ。)に対して最適な位置や角度からのX線撮影を可能にしている。
X線診断装置のX線検出部に用いられる検出器として通常X線I.I.(イメージ・インテンシファイア)が使用されている。このX線I.I.を用いた撮影方法では、X線発生部のX線管から発生したX線によって被検体を照射し、このとき被検体を透過して得られるX線の画像情報は、X線I.I.において光学画像に変換され、更に、この光学画像はX線TVカメラによって撮影されて電気信号に変換される。そして、電気信号に変換されたX線画像情報はA/D変換後、モニタに表示される。このため、X線I.I.を用いた撮影方法は、フィルム方式では不可能であったリアルタイム撮影を可能とし、又、デジタル信号で画像データの収集ができるため、種々の画像処理が可能となった。尚、前記X線I.I.に替わるものとして、近年、2次元配列のX線平面検出器が注目を集め、その一部は既に実用化の段階に入っている。
このようなX線診断装置は、血管内における造影剤の流れにCアームを追従させる必要があり、このためX線発生部とX線検出部から構成される撮像系を広範囲かつ高速に移動させる機能が要求されている。
一方、上記循環器用のX線診断装置は、カテーテル等を用いた治療と併用する所謂IVR(Interventional radiology)として使用されることが多い。この場合、医師(以下、操作者と呼ぶ。)は、X線診断装置に設けられたモニタ上に表示される被検体のX線画像情報を観察しながらカテーテルの所望部位への挿入を行なう手法がとられている。
このようなIVRにおいて使用される従来のX線診断装置においては、実際に撮影される被検体の部位とモニタに表示される画像の大きさとの対応がとられていなかったため、操作者は、被検体に対するカテーテルの挿入において、所望部位にカテーテルの先端部が到達するまでの挿入長を事前に把握することが困難であった。
上記IVRにおける問題点に対して、診断対象部位の実寸法に等しい大きさの画像をモニタ上に表示する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。即ち、特許文献1では、X線CT装置を用いて得られた画像データの大きさに対応させてモニタ上の画像の大きさを設定している。
特開平3−99628号公報(第2−3頁、第1−4図)
上述の特許文献1の方法は、X線CT装置やMRI装置のように、初期設定された画像倍率によって一連の画像データが生成される場合には、この画像倍率と実際に得られた画像データの大きさに基づいて診断対象部位の大きさを把握することが可能である。
これに対して、X線診断装置の場合には、操作者は被検体に対してX線照射方向やX線検出器と被検体との距離を更新しながらX線撮影を行なう必要があり、これらの更新に伴って画像倍率(画像拡大率)が絶えず変化したX線画像データがモニタ上にリアルタイム表示される。このため、X線検出部によって得られた画像データの大きさのみから診断対象部位の実際の大きさを把握することは不可能となる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、X線照射方向やX線検出器と被検体との距離を更新しながらX線撮影を行なう場合においても、診断対象部位の大きさを正確に把握することが可能なX線診断装置及びX線画像データ表示方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線診断装置は、被検体の撮影対象部位に対してX線を照射するX線発生手段と、このX線発生手段によって照射され前記撮影対象部位を透過したX線を検出するX線検出手段と、このX線検出手段と前記X線発生手段を前記被検体の周囲で回動あるいは移動させる回動・移動手段と、前記X線検出手段の有効投影範囲において投影されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位における第1のX線画像データを生成する第1の画像データ生成手段と、この第1の画像データ生成手段によって生成された前記第1のX線画像データを表示する表示手段と、前記回動・移動手段によって回動あるいは移動した前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいてX線画像データの画像拡大率を算出する拡大率算出手段と、前記画像拡大率と前記表示手段における表示範囲の情報に基づいて前記第1のX線画像データから第2のX線画像データを生成する第2の画像データ生成手段を備えたことを特徴としている。
又、請求項10に係る本発明のX線診断装置は、被検体の撮影対象部位に対してX線を照射するX線発生手段と、このX線発生手段によって照射され前記撮影対象部位を透過したX線を検出するX線検出手段と、このX線検出手段と前記X線発生手段を前記被検体の周囲で回動あるいは移動させる回動・移動手段と、前記X線検出手段において検出されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位におけるX線画像データを生成する画像データ生成手段と、前記回動・移動手段によって回動あるいは移動した前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいてX線画像データの画像拡大率を算出する拡大率算出手段と、前記X線画像データに対し前記画像拡大率に基づいて形成された前記撮影対象部位の実際の大きさを示すスケールあるいはマーカを重畳表示する表示手段を備えたことを特徴としている。
一方、請求項11に係る本発明のX線画像データ表示方法は、X線検出手段及びX線発生手段を所定位置に設定するステップと、所定位置に設定された前記X線検出手段及び前記X線発生手段を用いて被検体の撮影対象部位に対してX線撮影を行なうステップと、前記X線検出手段の有効投影範囲において投影されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位における第1のX線画像データを生成するステップと、前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいて算出されたX線画像データの画像拡大率と表示手段における表示範囲の情報に基づいて前記第1のX線画像データから第2のX線画像データを生成するステップと、前記第2のX線画像データを表示するステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、X線照射方向やX線検出器と被検体との距離を更新しながらX線撮影を行なう場合においても、実際の診断対象部位の大きさと対応付けられた画像データを正確かつリアルタイムで表示することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に示す本発明の実施例の特徴は、X線の照射方向、被検体−X線検出部間距離及びX線発生部−X線検出部間距離によって決定される画像拡大率とX線画像データが表示されるモニタの最大表示範囲に基づいてX線I.I.上に投影範囲を設定し、この投影範囲において得られたX線画像データをモニタの最大表示範囲に対応させて表示することにある。
(装置の構成)
本発明の実施例におけるX線診断装置の構成につき図1乃至図5を用いて説明する。尚、図1は、X線診断装置の全体構成を示すブロック図である。
図1に示したX線診断装置100は、被検体150に対してX線を照射するためのX線発生部1と、このX線発生部1におけるX線照射に必要な高電圧を供給する高電圧発生部4と、被検体150を透過したX線を検出するX線検出部2と、X線発生部1及びX線検出部2を保持するCアーム5と、Cアーム5の所定方向への回動や前記X線検出部2及び被検体150を載置した天板17の所定方向への移動を制御する機構部3を備えている。
又、X線診断装置100は、X線検出部2で生成された第1のX線画像データ(以下、画像データと呼ぶ。)を保存するとともに、この画像データから第2のX線画像データ(以下、リアルサイズ画像データと呼ぶ。)の生成を行なう画像演算記憶部7と、前記画像データ及びリアルサイズ画像データを表示する表示部8と、被検体情報や各種コマンドの入力、更には、撮影条件や表示条件などの設定を行なう操作部9と、上述の各ユニットを統括して制御するシステム制御部10を備えている。
X線発生部1は、被検体150に対しX線を照射するX線管15と、X線管15から照射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器16を備えている。X線管15は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生する。又、X線絞り器16は、X線管15と被検体150の間に位置し、X線管15から照射されたX線ビームをX線検出部2における所定サイズの照射範囲に絞り込む機能を有している。
尚、X線検出部2には、既に述べたX線I.I.を用いた方式やX線検出器を2次元配列した、所謂X線平面検出器を用いた方式等がある。以下では、X線I.I.を用いた方式について述べるが、この方式に限定されるものではなく、例えばX線平面検出器等他の方式であっても構わない。
即ち、X線検出部2は、X線I.I.21と、X線テレビカメラ22と、A/D変換器23を備えている。そして、X線I.I.21は、被検体150を透過したX線を可視光に変換し、更に、光−電子−光変換の過程で輝度の増倍を行なって感度のよい投影データを形成する。一方、X線テレビカメラ22はCCD撮像素子を用いて上述の光学的な投影データを電気信号に変換し、A/D変換器23は、X線テレビカメラ22から出力された時系列的な電気信号(ビデオ信号)をデジタル信号に変換する。
次に、機構部3は、被検体150を体軸方向(図1の紙面に垂直な方向)及び上下方向(図1における上下方向)に移動させるために、被検体150を載置した天板17を上述の方向に移動する天板移動機構32と、X線発生部1及びX線検出部2を保持するCアーム5を被検体150の周囲で所定方向に回動すると共に、前記X線検出部2を被検体方向に移動する撮像系移動機構31と、これらの移動機構を制御する機構制御部33を備えている。
そして、機構制御部33は、システム制御部10から供給される制御信号に従がって撮像系移動機構31を制御し、Cアーム5やX線検出部2の回動/移動における方向、大きさ、あるいは速度などを設定する。
図2は、撮像系移動機構31によって制御されるX線発生部1及びX線検出部2の回動/移動方向を説明するための図である。X線発生部1及びX線検出部2と、これらを回動/移動させるためのCアーム5及び撮像系移動機構31の概略構成を示した図2では、図示しない架台に対し、撮像系移動機構31が被検体150の体軸方向に垂直な軸を中心としてR1方向に回動自在に保持されている。更に、撮像系移動機構31に対してCアーム5がR2方向にスライド可能に取り付けられており、このCアーム5の両端部近傍にはX線発生部1とX線検出部2が設けられている。
そして、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム5のR1方向の回動により、被検体150の患部(例えば心臓)をX線ビームの回転中心(アイソセンタ)として頭部方向(CRA)及び尾部方向(CAU)に回動を行なう。更に、上記X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム5のR2方向の回動により、被検体150の上記アイソセンタを中心として、第1斜位方向(RAO)及び第2斜位方向(LAO)に対しても回動する。即ち、X線発生部1とX線検出部2は、Cアーム5の回動に伴ってRAO,LAO,CRA,CAUの方向に回動を行ない、この回動により被検体150の任意の方向からのX線撮影が可能となる。
一方、撮像系移動機構31は、X線検出部2をR3方向に移動させ、その前面に設けられたX線I.I.21を被検体150の体軸中心(あるいは患部)に対して所望の距離LDに設定する。
図1に戻って、高電圧発生部4は、X線管15の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させる高電圧発生器42と、システム制御部10からの指示信号に従い、高電圧発生器42における管電流、管電圧、照射時間等のX線照射条件の制御を行なう高電圧制御回路41を備えている。
一方、画像演算記憶部7は、表示部8において表示される画像データを生成する機能を有し、画像データ記憶回路71と、画像演算回路72と、画像拡大率算出回路73と、リアルサイズ画像データ生成回路74を備えている。そして、画像データ記憶回路71は、X線検出部2のA/D変換器23より時系列的に供給される電気信号を順次蓄積し画像データを生成すると共に、この画像データに対して画像演算回路72が行なう画像演算によって得られた画像演算後の画像データやリアルサイズ画像データ生成回路74が生成するリアルサイズ画像データを一旦保存する。
画像演算回路72は、X線検出部2から供給され画像データ記憶回路71において一旦保存された画像データを用いて、例えば、造影剤注入前後の画像データのサブトラクションによるDSA画像データやロードマップ画像データ、長尺画像データなどを生成するための画像演算を行なう。
一方、画像拡大率算出回路73は、被検体150における撮影対象部位の実際の長さと、X線検出部2のX線I.I.21における前記撮影対象部位の投影長の比によって定義される画像拡大率をX線撮影におけるX線発生部1及びX線検出部2の位置情報に基づいて算出する。
図3は、X線発生部1及びX線検出部2の位置と画像拡大率βの関係を示す図であり、例えば、Cアーム5を図2に示したR2方向にスライドさせてX線の照射方向をRAO方向α度に設定し、更に、X線検出部2あるいは天板17をR3方向に移動することによってX線検出器2のX線I.I.21の前面と被検体150の体軸あるいは患部151との距離をLDに設定してX線撮影を行なう。
このとき、被検体150の撮影対象部位の範囲(幅)をLa、この撮影対象部位のX線I.I.21における投影範囲(幅)をLbとすれば、画像拡大率βは次式(1)によって算出することができる。
Figure 2005192856
但し、SID(Source-Image-Distance)は、X線発生部1のX線管15とX線検出部2のX線I.I.21との距離である。
即ち、画像拡大率算出回路73は、システム制御部10から供給されるX線発生部1、X線検出部2及び天板17の位置情報や角度情報に基づいて上記α、SID及びLDを算出し、更に、上式(1)によって画像拡大率βを算出する。
一方、リアルサイズ画像データ生成回路74は、画像拡大率算出回路73によって得られた画像拡大率βと後述する表示部8に設けられたモニタ83の最大表示範囲に基づいてX線投影範囲(以下、リアルサイズ投影範囲と呼ぶ。)を設定する。次いで、画像データ記憶回路71に保存されている画像演算前あるいは画像演算後の画像データの中からリアルサイズ投影範囲に対応した画像データを抽出してリアルサイズ画像データを生成し、更に、このリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲に合わせて表示するために、前記リアルサイズ画像データに対して補間やリサンプリング等の拡大・縮小処理を行なう。
図4は、リアルサイズ画像データ生成回路74によって抽出される画像データのリアルサイズ投影範囲とモニタ83の最大表示範囲の関係を説明するための図であり、例えば、図4(a)のモニタ83における最大表示範囲Lcが図4(b)に示したX線I.I.21の有効投影範囲Liより小さい場合(Lc<Li)には、この有効投影範囲Liにおいて生成された画像データの中から下式(2)によって設定されるリアルサイズ投影範囲Lbの画像データを抽出してリアルサイズ画像データを生成する。
Figure 2005192856
尚、図4(c)は、モニタ83に通常表示される画像データと本実施例において表示(以下、リアルサイズ表示と呼ぶ。)される画像データを模式的に示したものである。即ち、通常表示の場合では、有効投影範囲Liにおいて生成される画像データをそのままモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示するため、モニタ83にはLc/Liに縮小された画像データが表示される。
一方、リアルサイズ表示においては、リアルサイズ投影幅Lbにおいて生成されたリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示するため、リアルサイズ画像データは1/βに縮小され、従って、被検体150における撮影対象部位の幅Laはモニタ83においても幅Laに表示される。即ち、モニタ83には実際の撮影対象部位の大きさと等しい大きさのリアルサイズ画像データを表示することが可能となる。尚、この場合、リアルサイズ画像データは通常表示される画像データより拡大表示される。
一方、図5は、モニタ83における最大表示範囲LcがX線I.I.21の有効投影範囲Liより大きい場合(Lc>Li)において、リアルサイズ画像データ生成回路74によって設定されたリアルサイズ投影範囲Lbとモニタ83の最大表示範囲Lcの関係を示したものであり、この場合、リアルサイズ投影範囲Lbは有効投影範囲Liの他に、画像データの生成が不可能な範囲ΔLi1及びΔLi2を含んでいる。そして、リアルサイズ画像データ生成回路74は、このリアルサイズ投影範囲Lbにおけるリアルサイズ画像データを1/βに縮小処理する。
図5(c)は、モニタ83における通常表示の画像データとリアルサイズ画像データの大きさを模式的に示したものであり、通常表示の画像データは図4(c)の場合と同様にしてLc/Liに拡大表示される。一方、リアルサイズ表示においては、リアルサイズ投影範囲Lbにおいて生成されたリアルサイズ画像データがモニタ83の最大表示範囲Lcに対応して表示され、従って、被検体150における撮影対象部位の幅Laはモニタ83においても同じ幅Laに表示される。尚、この場合のリアルサイズ画像データは通常表示の画像データより縮小表示される。
尚、上述の説明では、リアルサイズ表示の場合を中心に述べてきたが、リアルサイズ画像データ生成回路74は、既に述べた通常表示の機能を併せ持っている。即ち、操作者によって通常表示モードが選択された場合、リアルサイズ画像データ生成回路74は、X線I.I.21の有効投影範囲Liによって生成された画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示するために、画像データに対して拡大処理あるいは縮小処理を行なう。
更に、リアルサイズ画像データ生成回路74は、リアルサイズ画像データに対して整数倍(n=2、3、・・・)の大きさでモニタ83に表示するための拡大・縮小演算を行なう機能を有している。この場合、X線I.I.21の有効投影範囲Liによって生成された画像データの中から次式(3)によって設定される投影範囲Ldの画像データを抽出して画像データ(この場合も便宜上リアルサイズ画像データと呼ぶ。)を生成し、このリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示するための拡大処理を行なう。
Figure 2005192856
次に、図1の操作部9は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、あるいは各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェイスである。そして、操作部9は、被検体情報の入力、X線発生部1及びX線検出部2の回動角度(即ち、X線照射方向)αや、X線検出部2及び天板17の移動距離の設定、X線I.I.21における有効投影範囲Liの設定、画像データに対するスケール表示の指示、通常表示モード及びリアルサイズ表示モードの選択あるいは切り換え等を行ない、更に、各種コマンドの入力、撮影対象臓器に対する最適なX線照射条件の設定などを行なう。尚、上記X線照射条件としてX線管15に印加する管電圧、管電流、X線の照射時間などがあり、被検体情報として年齢、性別、身長、体重、検査部位、過去の診断履歴などがある。
表示部8は、画像演算記憶部7の画像データ記憶回路71に保存されている画像データやリアルサイズ画像データの表示を行なうためのものであり、これらの画像データと、その付帯情報である数字や各種文字などを合成して表示用画像データを生成する表示用データ生成回路81と、上記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成する変換回路82と、この映像信号を表示する液晶、あるいはCRTのモニタ83を備えている。
又、上記表示用データ生成回路81は、画像拡大率算出回路73が算出した画像拡大率βやX線I.I.21の有効投影幅Li、更にはモニタ83の最大表示幅Lcに基づいて表示用画像データにスケールあるいは単位長さ(例えば、1cm)を示すマーカ等を重畳表示する。但し、このスケールあるいはマーカは、通常表示の画像データ及びリアルサイズ画像データの何れにおいても対応可能である。
(リアルサイズ画像データの表示手順)
次に、図1乃至図6を用い、本実施例のX線診断装置100におけるリアルサイズ画像データの表示手順について説明する。尚、図6はリアルサイズ画像データの表示手順を示すフローチャートである。
操作者は、操作部9において被検体150に関する被検体情報の入力やX線I.I.21の有効投影範囲Liを含む撮影条件の設定を行ない、更に、撮影方向や撮影位置の初期設定を行なうためにX線発生部1及びX線検出部2の回動角度や前記X線検出部2あるいは天板17の移動距離を入力する(図6のステップS1)。そして、これらの初期設定条件をシステム制御部10の記憶回路に保存する。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、被検体150の例えば鼠ケイ部(足の付け根)血管よりカテーテルを挿入し、その先端部を患部(例えば心臓)近傍に設置した後、操作部9においてX線撮影の開始コマンドを入力する。そして、この撮影開始コマンド信号がシステム制御部10に供給されることによってX線撮影が開始される(図6のステップS2)。
X線撮影の開始コマンド信号を受信したシステム制御部10は、上記初期設定情報に基づき機構制御部33に対して回動/移動の指示信号を供給する。この指示信号を受けた機構制御部33は、撮像系移動機構31に制御信号を供給してCアーム5を所定方向に所定角度回動し、撮像系移動機構31あるいは天板移動機構32に制御信号を供給してX線検出部2あるいは天板17を所定位置に移動する(図6のステップS3)。
そして、Cアーム5の回動やX線検出部2あるいは天板17の移動が終了したならばX線撮影が開始される。X線撮影に際して、高電圧発生部4の高電圧制御回路41は、システム制御部10よりX線照射コマンドを受信し、既に設定されているX線照射条件に基づいて高電圧発生器42を制御して高電圧をX線発生部1のX線管15に印加する。次いで、高電圧が印加されたX線管15はX線絞り器16を介して被検体150にX線を照射する。そして、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2のX線I.I.21に投影される。
一方、X線I.I.21の有効投影範囲Liは、被検体150を透過したX線を光学画像に変換し、更に、X線テレビカメラ22は、前記光学画像を電気信号(ビデオ信号)に変換する。そして、X線テレビカメラ22から時系列的に出力されるビデオ信号は、A/D変換器23にてデジタル信号に変換された後、画像演算記憶部7における画像データ記憶回路71に順次保存されて画像データ(画像演算前の画像データ)が生成される。
一方、画像演算記憶部7の画像演算回路72は、画像データ記憶回路71に保存された画像データを読み出し、必要に応じて輪郭強調や階調変更などの画像処理を行なう。更に、画像演算回路72は、造影剤注入前及び注入後において上記と同一の手順により得られた画像データのサブトラクションによるDSA画像データやロードマップ画像データ、あるいは長尺画像データなどを生成するための画像演算を行なう。そして、画像演算後の画像データを再度画像データ記憶回路71に保存する(図6のステップS4)。
一方、上述の画像データの生成と平行して画像拡大率算出回路73による画像拡大率βの算出と、リアルサイズ画像データ生成回路74によるリアルサイズ投影範囲Lbの算出が行なわれる。即ち、画像拡大率算出回路73は、操作部9において初期設定され、システム制御部10の記憶回路に保存されているX線発生部1及びX線検出部2の回動角度と前記X線検出部2あるいは天板17の移動距離の情報とから、X線照射方向αとX線I.I.−被検体間距離LD、更にはX線管−X線I.I.間距離SIDを算出する。そして、算出されたこれらの値を前出の式(1)に代入することによって画像拡大率βの算出を行なう(図6のステップS5)。
次いで、リアルサイズ画像データ生成回路74は、画像拡大率算出回路73から供給される画像拡大率βとシステム制御部10から供給されるモニタ83の最大表示範囲Lcに基づいてリアルサイズ投影範囲Lbを算出する(図6のステップS6)。そして、X線I.I.21の有効投影範囲Liにおいて生成され画像データ記憶回路71に保存された画像演算前あるいは画像演算後の画像データを読み出して、前記リアルサイズ投影範囲Lbにおける画像データを抽出してリアルサイズ画像データの生成を行なう。
更に、リアルサイズ画像データ生成回路74は、生成したリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示するために、このリアルサイズ画像データに対し補間あるいはリサンプリングによる拡大・縮小処理を行なう(図6のステップS7)。
次いで、リアルサイズ画像データ生成回路74は、処理後のリアルサイズ画像データを、画像データ記憶回路71を介して表示部8の表示用データ生成回路81に供給し、表示用データ生成回路81は、リアルサイズ画像データ生成回路74から供給されたリアルサイズ画像データとシステム制御部10から供給された前記リアルサイズ画像データの付帯情報を合成して表示用画像データを生成する。次いで、変換回路82は、前記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成しモニタ83に表示する(図6のステップS8)。
尚、表示用データ生成回路81は、リアルサイズ画像データの寸法の把握を更に容易にするために、リアルサイズ画像データに対してスケールあるいは単位長を示すマーカを重畳した表示用画像データを生成してもよい。
次に、操作者は、上述の手順を繰り返すことによって表示部8のモニタ83にリアルタイム表示されるリアルサイズ画像を観察し、必要に応じてその撮影方向や撮影位置の更新を操作部9にて行なう(図6のステップS9)。そして、システム制御部10は、更新された天板17及びX線検出部2の位置やX線発生部1及びX線検出部2の回動角度の情報に基づき機構制御部33に対して回動/移動のコマンド信号を供給する。次いで、このコマンド信号を受けた機構制御部33は、撮像系移動機構31及び天板移動機構32に制御信号を供給してCアーム5の回動とX線検出部2あるいは天板17の移動を行なう(図6のステップS3)。
次いで、新たに設定された上記条件下において、被検体150に対してX線撮影を行ない、得られた画像データを画像演算記憶部7の画像データ記憶回路71に保存する(図6のステップS4)。
一方、画像拡大率算出回路73は、操作部9において更新されたX線発生部1及びX線検出部2の回動角度と前記X線検出部2あるいは天板17の移動距離の情報からX線照射方向αとX線I.I.−被検体間距離LD、更にはX線管−X線I.I.間距離SIDを再度算出し、これらの値に基づいて画像拡大率βの算出を行なう(図6のステップS4)。
次に、リアルサイズ画像データ生成回路74は、新たに算出された画像拡大率βとモニタ83の最大表示範囲Lcに基づいてリアルサイズ投影範囲Lbを再度算出し(図6のステップS5及びステップS6)、更に、画像データ記憶回路71に保存されている画像データからリアルサイズ投影範囲Lbの画像データを抽出してリアルサイズ画像データを生成する(図6のステップS7)。そして、生成したリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応して表示する(図6のステップS8)。
このような手順を繰り返すことによって、操作者は、リアルサイズ画像をリアルタイムで観察しながら被検体150に対するカテーテルの挿入とカテーテルによる治療を行なう(図6のステップS10)。尚、上記リアルサイズ画像データの表示モードと通常表示モードは撮影対象部位や撮影目的などに応じて切り換えて使用することが可能である。
以上述べた本実施例によれば、表示部のモニタには、常に正確なリアルサイズ画像データを表示することが可能となる。特に、X線撮影中において画像拡大率が更新されるような場合においても、更新後の画像拡大率を考慮したリアルサイズ画像データをリアルタイムで観察することができる。このため、例えば、カテーテル治療におけるカテーテルの挿入距離を事前にモニタ上で正確に把握することができ、安全かつ効率のよい診断・治療を行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上記の実施例に限定されるものでは無く、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例においては、被検体150における撮影対象部位と略同一サイズを有するリアルサイズ画像データの表示方法について述べたが、前記撮影対象部位に対して整数倍のサイズを有するリアルサイズ画像データを表示してもよい。即ち、リアルサイズ画像データ生成回路74は、X線I.I.21における有効投影範囲Liの画像データの中から式(3)によって設定される投影範囲Ldの画像データを抽出してリアルサイズ画像データを生成し、このリアルサイズ画像データをモニタ83の最大表示範囲Lcに対応させて表示してもよい。
又、上述の実施例では、X線I.I.21の有効投影範囲Liによって生成される画像データの中から抽出して生成したリアルサイズ画像データを拡大あるいは縮小してモニタ83に表示する場合について述べたが、画像拡大率算出回路73が算出した画像拡大率βやX線I.I.21の有効投影範囲Li、更にはモニタ83の最大表示範囲Lcに基づいて表示用データ生成回路81が生成したスケールあるいは単位長さを示すマーカを通常表示の画像データに重畳表示してもよい。この場合、リアルサイズ表示機能と上記スケール表示機能は、診断部位や診断目的、あるいは操作者によって容易に設定可能であることが望ましい。
一方、本発明は上述のカテーテルによる診断・治療に限定されるものではなく、例えば、内視鏡を用いた場合のように他の診断・治療であってもよい。
又、上記実施例では、X線I.I.21を有したX線検出部2について述べたが、X線平面検出器を備えたX線検出部を用いても同様の効果を得ることが可能である。更に、上記では、Cアーム5を備えた循環器用X線診断装置を例に説明したが、腹部など他の領域におけるX線撮影を目的としたX線診断装置であってもよく、又、画像倍率βの更新は、X線照射方向あるいはX線検出部−被検体距離の何れか一方によって行なわれてもよい。
ところで、X線発生部1に設けられたX線絞り器16は、X線管15から照射されるX線ビームの照射角度をリアルサイズ投影範囲Lbに対応させて設定することが望ましい。即ち、画像演算記憶部7のリアルサイズ画像データ生成回路74にて算出されたリアルサイズ投影範囲Lbの情報はシステム制御部10に供給され、システム制御部10は、このリアルサイズ投影範囲Lbの値とX線管―X線I.I.間距離SIDに基づいてX線ビームの照射角度を算出し、この算出結果をX線絞り器16に供給して前記照射角度を制御する。このようにX線ビームの照射角度をリアルサイズ投影範囲Lbに基づいて設定することにより、被検体150に対する不要なX線照射を防止することが可能となる。
尚、リアルサイズ画像データを生成するためにリアルサイズ画像データ生成回路74に供給される画像データは、画像演算回路72にて種々の画像演算が行なわれた画像データに限定されるものではなく、X線検出部2から供給された画像演算前の画像データであっても構わない。
同実施例におけるX線診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例におけるX線発生部及びX線検出部の回動/移動方向を示す図。 同実施例におけるX線発生部及びX線検出部の位置と画像拡大率の関係を示す図。 同実施例におけるリアルサイズ投影範囲とモニタの最大表示範囲の具体例を示す図。 同実施例におけるリアルサイズ投影範囲とモニタの最大表示範囲の他の具体例を示す図。 同実施例におけるリアルサイズ画像データの表示手順を示すフローチャート。
符号の説明
1…X線発生部
2…X線検出部
3…機構部
4…高電圧発生部
5…Cアーム
7…画像演算記憶部
8…表示部
9…操作部
10…システム制御部
15…X線管
16…X線絞り器
17…天板
21…X線I.I.
22…X線テレビカメラ
23…A/D変換器
31…撮像系移動機構
32…天板移動機構
33…機構制御部
41…高電圧制御回路
42…高電圧発生器
71…画像データ記憶回路
72…画像演算回路
73…画像拡大率算出回路
74…リアルサイズ画像データ生成回路
81…表示用データ生成回路
82…変換回路
83…モニタ
100…X線診断装置
150…被検体

Claims (11)

  1. 被検体の撮影対象部位に対してX線を照射するX線発生手段と、
    このX線発生手段によって照射され前記撮影対象部位を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    このX線検出手段と前記X線発生手段を前記被検体の周囲で回動あるいは移動させる回動・移動手段と、
    前記X線検出手段の有効投影範囲において投影されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位における第1のX線画像データを生成する第1の画像データ生成手段と、
    この第1の画像データ生成手段によって生成された前記第1のX線画像データを表示する表示手段と、
    前記回動・移動手段によって回動あるいは移動した前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいてX線画像データの画像拡大率を算出する拡大率算出手段と、
    前記画像拡大率と前記表示手段における表示範囲の情報に基づいて前記第1のX線画像データから第2のX線画像データを生成する第2の画像データ生成手段を
    備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記拡大率算出手段は、前記X線発生手段及び前記X線検出手段の回動角度によって設定されるX線照射方向と、前記X線検出手段と前記撮影対象部位との距離と、前記X線検出手段と前記X線発生手段との距離に基づいて前記画像拡大率を算出することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記第2の画像データ生成手段は、前記画像拡大率と前記表示手段における表示範囲に基づいて前記第2のX線画像データのための投影範囲を算出し、算出された前記投影範囲が前記X線検出手段の有効投影範囲より小さな場合には、前記第1のX線画像データの中から前記投影範囲に対応するX線画像データを抽出して前記第2のX線画像データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  4. X線絞り手段を備え、前記第2の画像データ生成手段が算出した前記投影範囲が前記有効投影範囲より小さな場合には、前記X線絞り手段は、前記X線発生手段によって照射されたX線の前記X線検出手段における照射範囲が前記投影範囲に略一致するようにX線照射角度を設定することを特徴とする請求項3記載のX線診断装置。
  5. 前記第2の画像データ生成手段は、前記画像拡大率と前記表示手段における表示範囲に基づいて前記第2のX線画像データのための投影範囲を算出し、算出された前記投影範囲が前記X線検出手段の有効投影範囲より大きな場合には、この有効投影範囲において生成された前記第1のX線画像データを含む前記第2の画像データを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線診断装置。
  6. 前記表示手段は、前記投影範囲において生成された第2のX線画像データを表示手段の最大表示範囲に対応して表示することによって前記撮影対象部位に対して略同一サイズあるいは所望の倍率で表示することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記表示手段は、前記回動・移動手段による前記X線発生手段及びX線検出手段の位置情報の更新に伴って、拡大率算出手段が算出する画像拡大率に基づいて設定された前記投影範囲に対応する前記第2のX線画像データを略リアルタイムで表示することを特徴とする請求項1又は請求項6に記載したX線診断装置。
  8. 前記表示手段は、前記第1のX線画像データと前記第2のX線画像データを切り替え表示することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  9. 前記表示手段は、前記第1のX線画像データあるいは前記第2のX線画像データと前記撮影対象部位の実際の大きさを示すスケールあるいはマーカを重畳して表示することを特徴とする請求項1又は請求項8に記載したX線診断装置。
  10. 被検体の撮影対象部位に対してX線を照射するX線発生手段と、
    このX線発生手段によって照射され前記撮影対象部位を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    このX線検出手段と前記X線発生手段を前記被検体の周囲で回動あるいは移動させる回動・移動手段と、
    前記X線検出手段において検出されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位におけるX線画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記回動・移動手段によって回動あるいは移動した前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいてX線画像データの画像拡大率を算出する拡大率算出手段と、
    前記X線画像データに対し前記画像拡大率に基づいて形成された前記撮影対象部位の実際の大きさを示すスケールあるいはマーカを重畳表示する表示手段を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  11. X線検出手段及びX線発生手段を所定位置に設定するステップと、
    所定位置に設定された前記X線検出手段及び前記X線発生手段を用いて被検体の撮影対象部位に対してX線撮影を行なうステップと、
    前記X線検出手段の有効投影範囲において投影されたX線情報に基づいて前記撮影対象部位における第1のX線画像データを生成するステップと、
    前記X線発生手段及び前記X線検出手段の位置情報に基づいて算出されたX線画像データの画像拡大率と表示手段における表示範囲の情報に基づいて前記第1のX線画像データから第2のX線画像データを生成するステップと、
    前記第2のX線画像データを表示するステップを
    有することを特徴とするX線画像データ表示方法。
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