JP5366618B2 - X線画像診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線画像診断装置に係り、特に、予め収集された複数からなる参照画像デー
タの中から検索された所望撮影位置における参照画像データをロードマップデータとして
表示することが可能なX線画像診断装置に関する。
X線画像診断装置やMRI装置、あるいはX線CT装置等を用いた医用画像診断は、コ
ンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なもの
となっている。
X線画像診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げ
ている。循環器領域におけるX線画像診断は心血管系をはじめ全身の動静脈の診断を対象
としており、通常、血管内に造影剤を注入した状態で透視画像データの収集が行なわれる
循環器診断用のX線画像診断装置は、一般に、X線発生部及びX線検出部(以下、これ
らを纏めて撮像系と呼ぶ。)、前記撮像系を保持する保持部、患者(以下、被検体と呼ぶ
。)が載置された天板を有する寝台等を備えている。そして、保持部に設けられたCアー
ムや上述の天板等を移動させることにより被検体の診断・治療部位に対し最適な撮影方向
からのX線撮影を可能にしている。
循環器疾患を診断するX線画像診断装置では、例えば、透視画像データの観察下で血管
内の目的部位までカテーテルを進めて診断や治療を行なう際、カテーテル操作を安全かつ
容易に行なうためにロードマップ透視が用いられている。ロードマップ透視では、先ず、
当該被検体の診断・治療部位に造影剤を注入した状態で所定の撮影方向から第1の画像デ
ータ(ロードマップデータ)を収集し、診断・治療時に前記撮影方向にてリアルタイムで
収集される第2の画像データ(透視画像データ)と予め収集されたロードマップデータを
重畳表示あるいは並列表示する方法が行なわれてきた。
この場合、血管内に造影剤を注入した状態で撮影して得られたコントラスト画像データ
をそのままロードマップデータとして収集する方法や、造影剤を注入する前に撮影して得
られたマスク画像データと前記コントラスト画像データとの差分処理(サブトラクション
処理)によって血管像のみが抽出されたDSA(Digital Subtraction Angiography)画
像データをロードマップデータとして収集する方法がある。
上述のロードマップ法においては、既に述べたようにロードマップデータの撮影方向と
透視画像データの撮影方向は略一致している必要があり、これらの撮影方向が著しく異な
る場合、透視画像データの撮影方向と略同一方向におけるロードマップデータを再度収集
し直さなくてはならなかった。そして、ロードマップデータの再収集は、造影剤の再投与
やX線の再曝射等により侵襲度が増大するのみならず診断・治療効率の著しい低下を招い
た。
このような問題点を解決するために、先ず、当該被検体の診断・治療部位に造影剤を注
入した状態で複数の撮影方向から参照画像データを収集し、診断・治療時に所望の撮影方
向にてリアルタイムで収集される透視画像データと予め収集された複数の参照画像データ
の中から抽出された前記所望の撮影方向と略等しい撮影方向における参照画像データ(即
ち、ロードマップデータ)を重畳表示あるいは並列表示する方法が提案されている(例え
ば、特許文献1参照。)。
特開2005−87633号公報
上述の特許文献1に記載されたような従来のロードマップ法では、予め収集された複数
の参照画像データの中から透視画像データに好適なロードマップデータを検索するタイミ
ングは、操作者が入力部から入力する検索指示信号に基づいて設定され、検索指示信号を
入力するための操作は、透視画像データの観察下で行なう診断・治療(IVR:Interven
tional Radiology)の効率を著しく低下させる要因となっていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロードマップ法に好適なロードマップデータを予め収集された複数の参照画像データの中から検索する際、透視画像データ収集時の撮像系の位置情報と移動停止情報に基づいて前記ロードマップデータを自動検索することが可能なX線画像診断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明のX線画像診断装置は、被検体の異なる複数の撮影位置における参照撮影モードにて予め収集した複数の参照画像データの中から透視撮影モードにて収集した透視画像データの撮影位置に近い撮影位置の参照画像データをロードマップデータとして抽出し前記透視画像データと共に表示するX線画像診断装置において、前記参照撮影モード及び前記透視撮影モードにおいて、前記被検体に対しX線を照射するX線発生部及び前記被検体を透過したX線を検出するX線検出部を有した撮像系の位置情報を検出する位置検出手段と、記複数の参照画像データに前記位置情報を付加して保存する参照画像データ記憶手段と、記透視画像データの収集に際し前記位置検出手段が検出した位置情報に基づいて前記撮像系の移動停止状態を判定する移動判定手段と、前記移動判定手段によって前記撮像系が移動停止状態であると判定されたときの前記撮像系の位置情報に近い位置情報を有する参照画像データをロードマップデータとして抽出するロードマップデータ検索手段と、前記ロードマップデータ及び前記透視画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
本発明によれば、ロードマップ法に好適なロードマップデータを予め収集された複数の
参照画像データの中から検索する際、透視画像データ収集時の撮像系及び天板の位置情報
と移動停止情報に基づいて前記ロードマップデータを自動検索することができる。このた
め、診断・治療効率が向上するのみならず操作者の負担を軽減することが可能となる。
本発明の実施例におけるX線画像診断装置の全体構成を示すブロック図。 同実施例のX線画像診断装置が備えるX線撮影部の具体的な構成を示すブロック図。 同実施例における保持部及び寝台部の具体的な構成と機能を説明するための図。 同実施例の保持部及び寝台部に設けられた各種の移動機構部とこれらの移動機構部に対して駆動信号を供給する移動機構駆動部の具体例を示す図。 同実施例における参照画像データの収集手順を示すフローチャート。 同実施例におけるロードマップデータの検索手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に示す本発明の実施例では、先ず、当該被検体の診断・治療部位に造影剤を注入し
た状態で撮像系及び天板を移動させて複数の撮影方向から参照画像データを収集し、得ら
れた複数の参照画像データに撮像系/天板の位置情報を付加して保存する。次いで、撮像
系/天板の移動と停止を繰り返して所望の撮影方向における透視画像データを収集する際
、撮像系/天板の位置情報と移動停止情報を検出し、移動停止位置における位置情報と略
等しい位置情報を付帯情報として有する参照画像データを上述の複数からなる参照画像デ
ータの中から抽出する。そして、抽出した参照画像データをロードマップデータとして透
視画像データと共に表示部に表示する。
尚、本実施例では血管内に造影剤を注入した状態でのX線撮影によって得られるコント
ラスト画像データをそのまま参照画像データとして収集する場合について述べるが、造影
剤注入前のX線撮影にて得られるマスク画像データと前記コントラスト画像データとのサ
ブトラクション処理によって得られる血管像のみが抽出されたDSA画像データを参照画
像データとして収集してもよい。
(装置の構成)
本発明の実施例におけるX線画像診断装置の構成につき図1乃至図4を用いて説明する
。尚、図1は、X線画像診断装置の全体構成を示すブロック図であり、図2は、このX線
画像診断装置が備えるX線撮影部の具体的な構成を示すブロック図である。
図1に示すX線画像診断装置100は、参照画像データの収集を目的とした撮影モード
(以下では、参照撮影モードと呼ぶ。)及び透視画像データの収集を目的とした撮影モー
ド(以下では、透視撮影モードと呼ぶ。)における被検体150の診断・治療部位に対し
X線を照射すると共に前記診断・治療部位を透過したX線を検出して投影データを生成す
るX線撮影部1と、前記投影データに基づいて参照画像データ及び透視画像データを生成
する画像データ生成部6と、X線撮影部1に設けられた後述のX線発生部2及びX線検出
部3(撮像系)を保持し被検体150の周囲で所定方向へ移動させる保持部8と、被検体
150を載置した図示しない天板を所定方向へ移動させる寝台部9と、保持部8及び寝台
部9に設けられた後述の各種移動機構部に対して駆動信号を供給し、更に、この駆動信号
に基づいて撮像系/天板の位置情報を検出する移動機構駆動部10を備えている。
又、X線画像診断装置100は、上述の画像データ生成部6が生成した参照画像データ
に移動機構駆動部10が検出した参照撮影モードにおける撮像系/天板の位置情報等を付
加して保存する参照画像データ記憶部11と、移動機構駆動部10において検出された透
視撮影モードにおける撮像系/天板の位置情報に基づいて撮像系/天板の移動停止状態を
判定する移動判定部12と、移動判定部12から供給された移動停止状態の判定結果と移
動機構駆動部10から供給された透視撮影モードにおける撮像系/天板の位置情報に基づ
いて、透視画像データに好適なロードマップデータを参照画像データ記憶部11に保存さ
れた複数の参照画像データの中から抽出するロードマップデータ検索部13を備え、更に
、透視撮影モードにおいて画像データ生成部6が生成した時系列的な透視画像データ及び
ロードマップデータ検索部13が検索したロードマップデータを表示する表示部14と、
被検体情報の入力、X線照射条件を含むX線撮影条件の設定、撮像系及び天板の移動を指
示する移動指示信号の入力、更には、各種コマンド信号の入力等を行なう入力部15と、
上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部16を備えている。
X線撮影部1は、図1に示すようにX線発生部2、X線検出部3、投影データ生成部4
及び高電圧発生部5を備え、参照撮影モード及び透視撮影モードにおける被検体150の
診断・治療部位を透過したX線量に基づいて投影データを生成する機能を有している。
図2は、X線撮影部1が有する上述の各ユニットの具体的な構成を示したものであり、
X線発生部2は、検査部位に対しX線を照射するX線管21と、X線管21から放射され
たX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器22を備えている。X線管
21は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)から放出された電子を高電
圧によって加速させタングステン陽極に衝突させてX線を発生させる。X線絞り器22は
、X線管21と被検体150の間に位置し、X線管21から照射されたX線ビームを所定
の照射視野サイズに絞り込む機能を有している。
X線検出部3には、I.I.(イメージインテンシファイア)及びX線TVを用いる方
法と平面検出器を用いる方法があり、更に、平面検出器には、X線を直接電荷に変換する
ものと、一旦光に変換した後電荷に変換するものとがある。ここでは、X線を直接電荷に
変換する平面検出器が設けられたX線検出器3について述べるが、これに限定されない。
即ち、本実施例におけるX線検出部3は、被検体150を透過したX線を電荷に変換して
蓄積する平面検出器31と、この平面検出器31に蓄積された電荷を読み出すための駆動
パルスを生成するゲートドライバ32を備えている。
平面検出器31は、微小な検出素子を2次元的に配列して構成され、各々の検出素子は
、X線を感知し入射X線量に応じて電荷を生成する光電膜と、この光電膜に発生した電荷
を蓄積する電荷蓄積コンデンサと、電荷蓄積コンデンサに蓄積された電荷を所定のタイミ
ングで読み出すTFT(薄膜トランジスタ)(何れも図示せず)を備えている。そして、
蓄積された電荷はゲートドライバ32が供給する駆動パルスによって順次読み出される。
次に、投影データ生成部4は、平面検出器31から行単位あるいは列単位でパラレルに
読み出された電荷を電圧に変換する電荷・電圧変換器41と、この電荷・電圧変換器41
の出力をデジタル信号に変換するA/D変換器42と、デジタル変換されたパラレル信号
を時系列的なシリアル信号(投影データ)に変換するパラレル・シリアル変換器43を備
えている。
一方、高電圧発生部5は、X線管21の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽
極と陰極の間に印加する高電圧を発生する高電圧発生器52と、システム制御部16から
供給される指示信号に従い、高電圧発生器52における管電流、管電圧、照射時間、照射
タイミング等のX線照射条件を制御するX線制御部51を備えている。
図1へ戻って、画像データ生成部6は、図示しない投影データ記憶部と演算処理部を備
え、前記投影データ記憶部には、参照撮影モード及び透視撮影モードにおいて投影データ
生成部4から供給される投影データが順次保存され2次元投影データが生成される。一方
、前記演算処理部は、前記投影データ記憶部にて生成された2次元投影データに対してフ
ィルタリング処理等の画像処理を行ない参照画像データ及び透視画像データを生成する。
そして、撮像系及び天板の移動と停止を繰り返しながら行なわれる参照撮影モードのX線
撮影にて生成された複数からなる参照画像データは、移動機構駆動部10が有する後述の
位置検出部103から供給される撮像系/天板の位置情報等を付帯情報として参照画像デ
ータ記憶部11に保存される。
次に、保持部8及び寝台部9の具体的な構成と機能につき図3を用いて説明する。図3
は、X線発生部2及びX線検出部3(撮像系)がその端部に取り付けられたCアーム81
を有する保持部8と被検体150が載置された天板91を有する寝台部9を示しており、
この図では、以下の説明を容易にするために被検体150の体軸方向(天板91の長手方
向)をy方向、保持部8及び寝台部9が設置された床面160に垂直な方向をz方向、y
方向及びz方向と直交する方向(天板91の横手方向)をx方向としている。
保持部8は、Cアーム81、アームホルダー82、アーム支柱83及び床旋回アーム8
4を有し、床旋回アーム84の一方の端部は、床面160に垂直な床回転軸z1を中心と
して矢印dの方向に対し回動自在に取り付けられている。一方、床旋回アーム84の他の
端部には、z方向に平行なアーム支柱回転軸z2を有するアーム支柱83が矢印cの方向
に対し回動自在に取り付けられている。
更に、アーム支柱83の側面にはアームホルダー82が、y方向に平行なアーム主回転
軸z3を中心として矢印bの方向に対し回動自在に取り付けられ、このアームホルダー8
2の側面には、その端部にX線発生部2とX線検出部3が対向して装着されたCアーム8
1が、アームスライド中心軸z4を中心として矢印aの方向に対しスライド自在に取り付
けられている。
又、Cアーム81の端部に装着された撮像系のX線検出部3は矢印eの方向に対して移
動させることが可能であり、更に、このX線検出部3は、X線発生部2に設けられたX線
絞り器22(図2参照)と連動し撮像系回転軸z5を中心として矢印fの方向に対し回動
自在に取り付けられている。
そして、保持部8を構成する上述の各ユニットには、アームスライド中心軸z4を中心
としてCアーム81をa方向へスライド移動させるスライド機構部、アーム主回転軸z3
を中心としてアームホルダー82をb方向へ回動させるホルダー回動機構部、アーム支柱
回転軸z2を中心としてアーム支柱83をc方向へ回動させる支柱回動機構部及び床回転
軸z1を中心として床旋回アーム84をd方向へ回動させる床旋回アーム回動機構部(何
れも図示せず)を備え、更に、X線検出部3をe方向へ移動させる撮像系移動機構部及び
撮像系回転軸z5を中心としてX線検出部3をf方向へ回動させる撮像系回動機構部(何
れも図示せず)を備えている。
一方、寝台部9は、被検体150を載置した天板91をh方向(z方向)へ上下動させ
る垂直方向移動機構部及び天板91を長手方向ga(y方向)あるいは横手方向gb(x
方向)へスライド移動させる水平方向移動機構部(何れも図示せず)を有している。
そして、保持部8及び寝台部9に設けられた上述の各ユニットを所定の方向へ回動ある
いは移動させることにより、Cアーム81の端部に取り付けられた撮像系を天板91に載
置された被検体150のX線撮影に対して好適な位置あるいは方向に設定することができ
る。
再び図1へ戻って、移動機構駆動部10は、被検体150の所望位置へ撮像系を移動さ
せるために保持部8及び寝台部9に設けられた上述の各種移動機構部に対し駆動信号を供
給する機構駆動部101と、機構駆動部101を制御する機構駆動制御部102と、機構
駆動部101が生成する駆動信号に基づいて撮像系/天板の位置情報を検出する位置検出
部103を備えている。
図4は、保持部8及び寝台部9に設けられた各種の移動機構部とこれらの移動機構部に
対して駆動信号を供給する移動機構駆動部10の具体例を示したものであり、図3に示し
た保持部8のCアーム81とアームホルダー82との接合部にはCアーム81をa方向へ
スライド移動させるスライド機構部801が、又、アームホルダー82とアーム支柱83
との接合部にはアームホルダー82をb方向へ回動させるホルダー回動機構部802が設
けられ、アーム支柱83と床旋回アーム84との接合部にはアーム支柱83をc方向へ回
動させる支柱回動機構部803が、又、床旋回アーム84と床面160との接合部には床
旋回アーム84をd方向へ回動させる床旋回アーム回動機構部804が夫々設けられてい
る。更に、Cアーム81の端部とX線検出部3との接合部にはX線検出部3をe方向へ移
動させる撮像系移動機構部805とこのX線検出部3をf方向へ回動させる撮像系回動機
構部806が設けられている。
一方、寝台部9には、被検体150を載置した天板91をh方向へ上下動させる垂直方
向移動機構部901と天板91を長手方向(ga方向)及び横手方向(gb方向)へスラ
イド移動させる水平方向移動機構部902が設けられている。
そして、保持部8のスライド機構部801、ホルダー回動機構部802、支柱回動機構
部803、床旋回アーム回動機構部804、撮像系移動機構部805及び撮像系回動機構
部806と寝台部9の垂直方向移動機構部901及び水平方向移動機構部902には、移
動機構駆動部10の機構駆動制御部102から供給される制御信号に基づいて機構駆動部
101が生成した駆動信号が供給される。
即ち、機構駆動制御部102が発生する制御信号に基づいて上述の各種移動機構部を制
御することによりCアーム81の端部に取り付けられた撮像系を天板91に載置された被
検体150に対して任意の位置に設定することができ、前記被検体150の診断・治療部
位に対する撮像系の相対的な位置は、アームホルダー82に対するCアーム81のスライ
ド移動距離、アームホルダー82のb方向に対する回動角度、床旋回アーム84のd方向
に対する回動角度及びアーム支柱83のc方向に対する回動角度、Cアーム81に対する
X線検出部3の回動角度、更には、天板91のx方向、y方向及びz方向に対する移動距
離によって一義的に決定される。
一方、図1に示した移動機構駆動部10の位置検出部103は、機構駆動部101が生
成する駆動信号に基づき、Cアーム81に取り付けられた撮像系の位置情報や天板の位置
情報を検出する。そして、参照撮影モードにて得られた撮像系/天板の位置情報は、参照
画像データ記憶部11へ供給され、透視撮影モードにて得られた撮像系/天板の位置情報
は、ロードマップデータ検索部13へ供給される。
次に、参照画像データ記憶部11は、参照撮影モードにおいて画像データ生成部6が生
成する時系列的な参照画像データに移動機構駆動部10の位置検出部103から供給され
る撮像系/天板の位置情報、システム制御部16から供給される前記参照画像データの収
集時刻や造影剤投与からの経過時間、更には、入力部15によって更新されるFOV(Fi
eld of View)の情報等を付加して保存する。
移動判定部12は、透視撮影モードにおいて移動機構駆動部10の位置検出部103か
ら供給される撮像系/天板の位置情報を受信し、この位置情報の時間的変化に基づいて撮
像系/天板の移動停止状態を判定する。例えば、前記位置情報が所定期間にて変化しなく
なった場合、撮像系及び天板は所望の撮影位置に設定されたものと判定しその判定結果を
システム制御部16に対して供給する。
一方、ロードマップデータ検索部13は、移動判定部12からシステム制御部16を介
して上述の判定結果(即ち、撮像系及び天板が所望の撮影位置に設定された旨の判定結果
)を受信したならば、このとき移動機構駆動部10の位置検出部103から供給された透
視画像データの収集時における撮像系/天板の位置情報を受信し、参照画像データ記憶部
11に保存された複数の参照画像データの中から前記位置情報に最も近い位置情報を付帯
情報として有している参照画像データをロードマップデータとして抽出する。そして得ら
れたロードマップデータを表示部14へ供給する。
尚、ロードマップデータ検索部13は、図示しない画素値計測部を備え、上述のロード
マップデータの検索において、複数の参照画像データが抽出された場合、前記画素値計測
部は抽出された参照画像データの各々における画素値を計測し、平均画素値あるいは最高
画素値が最も大きな値を呈する参照画像データ(即ち、造影剤の注入量が最も多い参照画
像データ)をロードマップデータとして抽出する。
同様にして、ロードマップデータの検索において複数の参照画像データが抽出された場
合、ロードマップデータ検索部13は、これらの参照画像データに付加されている前記参
照画像データの収集時刻、造影剤投与からの経過時間、あるいは、FOV情報等に基づい
てロードマップデータを抽出してもよい。例えば、前記参照画像データの収集時刻に基づ
く最新参照画像データ、造影剤投与から所定時間経過して収集された参照画像データ、あ
るいは、透視画像データのFOVと略等しいFOVを有する参照画像データ等がロードマ
ップデータとして抽出される。尚、実際に適用されるロードマップデータの抽出方法は操
作者によって予め選択される。
次に、表示部14は、図示しない表示データ生成部、データ変換部及びモニタを備えて
いる。前記表示データ生成部は、ロードマップデータ検索部13から供給されるロードマ
ップデータに画像データ生成部6から供給される透視画像データを重畳して表示データを
生成し、前記データ変換部は、得られた表示データに対しD/A変換や表示フォーマット
変換等を行なって前記モニタに表示する。但し、表示部14は、ロードマップデータ検索
部13から供給されるロードマップデータと画像データ生成部6から供給される透視画像
データを同一モニタにおいて並列表示してもよく、又、これら画像データの各々を近接し
て配置された2つのモニタに表示しても構わない。
入力部15は、操作卓上に表示パネルやキーボード、トラックボール、ジョイスティッ
ク、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェイスであり、被
検体情報の入力、X線照射条件を含むX線撮影条件の設定、ロードマップデータの自動検
索を可能にするオートマップ機能の選択、撮像系及び天板の移動を指示する移動指示信号
の入力、参照撮影モード及び透視撮影モードの選択、同一の撮影位置にて複数の参照画像
データが抽出された場合におけるロードマップデータ抽出方法の選択、FOVの更新、更
には、各種コマンド信号の入力等を行なう。
システム制御部16は、図示しないCPUと記憶回路を備え、入力部15にて入力/設
定/選択された上述の各種情報は前記記憶回路に保存される。そして、前記CPUは、こ
れらの各種情報に基づいてX線診断装置100の各ユニットを統括的に制御し参照撮影モ
ードにおける参照画像データの生成と保存、透視撮影モードの所望撮影位置における透視
画像データの生成、更には、透視画像データの前記所望撮影位置に最も近い撮影位置にて
収集された参照画像データ(ロードマップデータ)の自動検索等を行なう。又、システム
制御部16は、参照画像データの収集時刻や造影剤投与からの経過時間を計測するタイマ
ーを有している。
次に、本実施例のX線画像診断装置100による参照画像データの収集手順とロードマ
ップデータの検索手順につき図5及び図6のフローチャートを用いて説明する。尚、以下
では、被検体150の血管に沿ってカテーテルを挿入し冠状動脈の診断及び治療を行なう
場合について述べるが、診断・治療部位は冠状動脈に限定されない。
(参照画像データの収集手順)
被検体150に対する参照画像データの収集に際し、X線画像診断装置100の操作者
は、先ず、入力部15において被検体情報を入力し、参照撮影モード及び透視撮影モード
におけるX線撮影条件の設定、ロードマップデータの自動検索を可能にするオートマップ
機能の選択、参照撮影モードの選択等を行なう。次いで、被検体150を寝台部9の天板
91に載置し、X線発生部2及びX線検出部3を有する撮像系と天板を回動/移動させる
ことにより当該診断・治療部位のX線撮影に好適な撮影位置に設定する(図5のステップ
S1)。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、入力部15において参照撮影モードの撮
影開始コマンドを入力し(図5のステップS2)、このコマンド信号がシステム制御部1
6に供給されることにより画像データの生成と表示が開始される(図5のステップS3)
即ち、上述のコマンド信号を受信したシステム制御部16は、参照撮影モードのX線撮
影を実行するための指示信号を高電圧発生部5のX線制御部51に供給する。この指示信
号を受信したX線制御部51は、上述のステップS1にて初期設定されたX線撮影条件の
X線照射条件に基づき高電圧発生器52を制御してX線発生部2のX線管21に高電圧を
印加し、X線管21は、X線絞り器22を介して被検体150に対しパルス状のX線を照
射する。そして、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部3の
平面検出器31によって検出される。
ライン方向と列方向に2次元配列された平面検出器31の図示しない検出素子は診断・
治療部位を透過したX線を検出し、そのX線透過量に比例した信号電荷を検出素子の電荷
蓄積コンデンサに蓄積する。検査部位に対する最初のX線照射が終了したならばX線検出
部3のゲートドライバ32は、平面検出器31に対して駆動パルスを供給し電荷蓄積コン
デンサに蓄積された信号電荷を順次読み出す。
読み出された信号電荷は、投影データ生成部4の電荷・電圧変換器41において電圧に
変換され、更に、A/D変換器42においてデジタル信号に変換された後パラレル・シリ
アル変換器43において1ライン分の投影データとして一旦保存される。そして、保存さ
れた投影データはライン単位でシリアルに読み出され、画像データ生成部6の投影データ
記憶部に順次保存されて2次元投影データが生成される。次いで、画像データ生成部6の
演算処理部は、前記投影データ記憶部にて生成された2次元投影データに対しフィルタリ
ング処理等の画像処理を行なって画像データを生成し、表示部14のモニタに表示する。
次いで、操作者は、表示部14のモニタに表示された画像データの観察下にて被検体1
50の鼠ケイ部(足の付け根)より血管内に造影剤注入用のカテーテルを挿入し、その先
端部が冠状動脈の起始部近傍に到達するまで移動させる(図5のステップS4)。そして
、血管内に挿入されたカテーテルの先端部が所定部位に到達したならば、操作者は、入力
部15において撮像系/天板の移動指示信号を入力することにより、ステップS1におい
て初期設定した撮像系及び天板の位置を前記カテーテルの先端部が挿入された診断・治療
部位のX線撮影に好適な撮影位置へ移動させる(図5のステップS5)。
前記撮影位置に対する撮像系及び天板の設定が終了したならばカテーテルを介して診断
・治療部位に対し造影剤を注入し(図5のステップS6)、造影剤の注入開始時刻を基準
とする所定期間にて時系列的に生成された画像データは、前記撮影位置における参照画像
データとして参照画像データ記憶部11に順次保存される(図5のステップS7)。尚、
参照画像データの保存は、移動判定部12から供給される撮像系/天板の移動停止情報あ
るいはシステム制御部16から供給される造影剤の注入開始情報に基づいて自動的に行な
ってもよく、操作者が入力部15にて入力する保存指示信号に基づいて行なってもよい。
一方、移動機構駆動部10の位置検出部103は、機構駆動部101が生成する駆動信
号に基づいて上述の撮像位置における撮像系/天板の位置情報を検出し(図5のステップ
S8)、得られた検出結果は、参照用画像データ記憶部11に保存されている参照画像デ
ータに付加される(図5のステップS9)。尚、このとき、システム制御部16から供給
される前記参照画像データの収集時刻や造影剤投与からの経過時間、更には、入力部15
によって更新されたFOV情報等も前記画像データの各々に付加される。
上述の撮影位置における時系列的な参照画像データの生成及び保存とこれらの参照画像
データに対する撮像系/天板位置情報等の付加が終了したならば、操作者が入力部15か
ら入力する移動指示信号に従って上述のステップS5乃至ステップS9を繰り返すことに
より、前記撮影位置に隣接した複数の撮影位置における時系列的な参照画像データの生成
及び保存とこれらの参照画像データに対する付帯情報の付加が行なわれる(図5のステッ
プS5乃至S9)。
(ロードマップデータの検索手順)
図5のステップS1乃至S9に示した手順により参照画像データの生成とその保存が終
了したならば、X線画像診断装置100の操作者は、X線発生部2及びX線検出部3が設
けられた撮像系と被検体150が載置された天板91を移動させて診断・治療部位の観察
に好適な撮影位置に設定する(図6のステップS11)。
次いで、操作者は、入力部15において透視撮影モードを選択した後、透視画像データ
の収集を目的とした撮影開始コマンドを入力する(図6のステップS12)。そして、こ
のコマンド信号がシステム制御部16に供給されることにより上述のステップS3と同様
の手順により透視撮影モードにおける画像データの生成と表示が開始される(図6のステ
ップS13)。
次に、操作者は、表示部14のモニタに表示された画像データの観察下にて被検体15
0の鼠ケイ部より治療用のカテーテルを挿入する(図6のステップS14)。そして、挿
入されたカテーテルの先端部が診断・治療部位に到達したならば、入力部15にて移動指
示信号を入力することにより撮像系及び天板を所望の方向へ移動させ、前記カテーテルの
先端部が挿入された診断・治療部位のX線撮影に好適な撮影位置に到達したならばその移
動を停止させる(図6のステップS15)。このとき、上述の撮影位置において収集され
た投影データに基づいて画像データ生成部6が生成した画像データは透視画像データとし
て表示部14へ供給される(図6のステップS16)。
このとき、移動機構駆動部10の位置検出部103は、前記撮影位置へ撮像系及び天板
を移動させるために機構駆動部101が生成した駆動信号に基づいて撮像系/天板の位置
情報を検出し(図6のステップS17)、得られたこれらの位置情報を移動判定部12及
びロードマップデータ検索部13へ供給する。
移動判定部12は、上述の撮像系及び天板の移動に伴って位置検出部103から時系列
的に供給される撮像系/天板の位置情報の時間的変化を検出する。そして、位置情報の変
化が所定期間において認められなくなった場合、撮像系及び天板はX線撮影に好適な撮影
位置に到達したものと判定し、その判定結果をシステム制御部16を介してロードマップ
データ検索部13へ供給する(図6のステップS18)。
一方、ロードマップデータ検索部13は、移動判定部12からシステム制御部16を介
して上述の判定結果を受信したならば、このとき移動機構駆動部10の位置検出部103
から供給される前記透視画像データの収集時における撮像系/天板の位置情報を受信し、
参照画像データ記憶部11に保存された複数の参照画像データの中から前記位置情報に最
も近い位置情報が付加されている参照画像データをロードマップデータとして抽出する。
そして、得られたロードマップデータを表示部14へ供給する(図6のステップS19)
尚、上述のロードマップデータの検索において、例えば、同一の撮影位置にて時系列的
に収集される画像データのような複数の参照画像データが抽出された場合、ロードマップ
データ検索部13は、これらの参照画像データが有する平均画素値や最大画素値、あるい
は、参照画像データに付加されている収集時刻、造影剤投与からの経過時間、FOV情報
等に基づいて好適なロードマップデータを抽出する。
次に、表示部14の表示データ生成部は、ロードマップデータ検索部13から供給され
るロードマップデータと画像データ生成部6から供給される透視画像データに基づいて表
示データを生成し自己のモニタに表示する(図6のステップS20)。
又、上述の撮影位置における透視画像データの観察に後続して他の撮影位置における透
視画像データの観測が必要な場合、撮像系及び天板を所望の位置へ移動させた後、ステッ
プS15乃至ステップS20において述べた手順を実行する(図6のステップS15乃至
ステップS20)。
以上述べた本発明の実施例によれば、ロードマップ法に好適なロードマップデータを予
め収集された複数の参照画像データの中から検索する際、透視画像データ収集時の撮像系
及び天板の位置情報と移動停止情報に基づいて前記ロードマップデータを自動検索するこ
とができる。このため、診断・治療効率が向上するのみならず操作者の負担を軽減するこ
とが可能となる。
又、撮像系及び天板の位置情報に基づいて抽出された参照画像データが複数存在する場
合、これらの参照画像データが有する平均画素値や最大画素値、あるいは、前記参照画像
データに付加されている収集時刻、造影剤投与からの経過時間、FOV情報等に基づいて
好適なロードマップデータを自動検索することができる。このため、同一の撮影位置にお
いて時系列的に収集される複数の参照画像データに対してもロードマップデータの自動検
索が可能である。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるもの
では無く、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、血管内に造
影剤を注入した状態でのX線撮影にて得られるコントラスト画像データをそのまま参照画
像データとして収集する場合について述べたが、造影剤注入前のX線撮影にて得られるマ
スク画像データと前記コントラスト画像データとのサブトラクション処理によるDSA画
像データを参照画像データとして収集してもよい。
又、撮像系/天板の位置情報に基づいて抽出された参照画像データが複数存在する場合
には、これらの参照画像データに付加されている前記参照画像データの収集時刻、造影剤
投与からの経過時間、あるいは、FOV情報等に基づいて好適なロードマップデータを自
動検索する場合について述べたが、前記位置情報に基づいて抽出された複数の参照画像デ
ータを表示部14のモニタに一覧表示し、これらの参照画像データの中からロードマップ
データとして好適な参照画像データを操作者が選択しても構わない。この場合、入力部1
5に設けられた入力デバイスには、参照画像データの選択と決定を行なうロードマップ選
択機能が付加される。
一方、上述の実施例における位置検出部103は、機構駆動部101が生成する駆動信
号に基づいて撮像系/天板の位置情報を検出する場合について述べたが、これに限定され
るものではなく、例えば、保持部8及び寝台部9の各種移動機構部に設けられた位置検出
器の検出結果あるいは機構駆動制御部102が発生する制御信号に基づいて撮像系/天板
の位置情報を検出してもよい。
更に、上述の実施例では、撮像系/天板の位置情報に基づいてロードマップデータの検
索を行なう場合について述べたが、何れか一方の位置情報に基づいてロードマップデータ
の検索を行なってもよく、又、保持部8及び寝台部9に設けられた各種移動機構部の位置
情報に基づいてロードマップデータの検索を行なってもよい。
1…X線撮影部
2…X線発生部
3…X線検出部
4…投影データ生成部
5…高電圧発生部
6…画像データ生成部
8…保持部
9…寝台部
10…移動機構駆動部
101…機構駆動部
102…機構駆動制御部
103…位置検出部
11…参照画像データ記憶部
12…移動判定部
13…ロードマップデータ検索部
14…表示部
15…入力部
16…システム制御部
100…X線画像診断装置

Claims (9)

  1. 被検体の異なる複数の撮影位置における参照撮影モードにて予め収集した複数の参照画像データの中から透視撮影モードにて収集した透視画像データの撮影位置に近い撮影位置の参照画像データをロードマップデータとして抽出し前記透視画像データと共に表示するX線画像診断装置において、
    前記参照撮影モード及び前記透視撮影モードにおいて、前記被検体に対しX線を照射するX線発生部及び前記被検体を透過したX線を検出するX線検出部を有した撮像系の位置情報を検出する位置検出手段と、
    記複数の参照画像データに前記位置情報を付加して保存する参照画像データ記憶手段と、
    記透視画像データの収集に際し前記位置検出手段が検出した位置情報に基づいて前記撮像系の移動停止状態を判定する移動判定手段と、
    前記移動判定手段によって前記撮像系が移動停止状態であると判定されたときの前記撮像系の位置情報に近い位置情報を有する参照画像データをロードマップデータとして抽出するロードマップデータ検索手段と、
    前記ロードマップデータ及び前記透視画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 前記位置検出手段は、前記被検体が載置される天板の位置情報を検出し、
    前記移動判定手段は、前記位置検出手段が検出した位置情報に基づいて前記天板の移動停止状態を判定し、
    前記ロードマップデータ検索手段は、前記移動判定手段によって前記天板が移動停止状態であると判定されたときの前記天板の位置情報に近い位置情報を有する参照画像データをロードマップデータとして抽出することを特徴とする請求項1記載のX線画像診断装置。
  3. 前記位置検出手段は、前記撮像系を保持するCアームのスライド移動距離及び回動角度に基づいて前記撮像系の位置情報を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したX線画像診断装置。
  4. 前記位置検出手段は、前記Cアームをスライド移動あるいは回動させる移動機構部に供給される駆動信号あるいは前記移動機構部に設けられた位置検出器の検出結果に基づいて前記撮像系の位置情報を検出することを特徴とする請求項3記載のX線画像診断装置。
  5. 前記参照画像データ記憶手段は、前記参照撮影モードにおいて収集した前記複数の参照画像データに対し、更に、参照画像データの収集時刻情報、造影剤投与からの経過時間情報及びFOV(Field of View)情報の少なくとも何れかを付加し、
    前記ロードマップデータ検索手段は、前記位置情報に基づいて複数の参照画像データを抽出した場合、前記収集時刻情報、前記経過時間情報あるいは前記FOV情報に基づき、抽出した前記複数の参照画像データの中から前記透視画像データに好適なロードマップデータを抽出することを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載したX線画像診断装置。
  6. ロードマップ選択手段を備え、前記ロードマップデータ検索手段が前記位置情報に基づいて複数の参照画像データを抽出した場合、前記ロードマップ選択手段は、前記表示手段において一覧表示された前記複数の参照画像データの中から前記透視画像データに好適なロードマップデータを選択することを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項に記載したX線画像診断装置。
  7. 前記移動判定手段は、前記位置検出手段によって検出される位置情報の時間的変化に基づいて前記移動停止状態を判定することを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項に記載したX線画像診断装置。
  8. 前記表示手段は、前記透視画像データ及び前記参照画像データを重畳表示あるいは並列表示することを特徴とする請求項1乃至7いずれか一項に記載したX線画像診断装置。
  9. 前記参照画像データは、前記被検体に造影剤を注入した状態でのX線撮影によって得られるコントラスト画像データ、あるいは、造影剤注入前のX線撮影にて得られるマスク画像データと前記コントラスト画像データとのサブトラクション処理によって得られるDSA(Digital Subtraction Angiography)画像データの何れかであることを特徴とする請求項1乃至8いずれか一項に記載したX線画像診断装置。
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