JP5591555B2 - X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム - Google Patents

X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム Download PDF

Info

Publication number
JP5591555B2
JP5591555B2 JP2010028987A JP2010028987A JP5591555B2 JP 5591555 B2 JP5591555 B2 JP 5591555B2 JP 2010028987 A JP2010028987 A JP 2010028987A JP 2010028987 A JP2010028987 A JP 2010028987A JP 5591555 B2 JP5591555 B2 JP 5591555B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray
contrast
unit
image
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010028987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011161091A (ja
Inventor
久人 竹元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2010028987A priority Critical patent/JP5591555B2/ja
Publication of JP2011161091A publication Critical patent/JP2011161091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5591555B2 publication Critical patent/JP5591555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、冠動脈等の造影検査において造影剤濃度を適切に設定するX線診断装置、画像処理装置及びX線診断システムに関する。
従来、医用画像診断装置としてX線診断装置がある。例えば消化器や循環器の検査では、血管の微細な状態を観察するために、血管内に造影剤を注入して撮影することがある。また冠動脈等の検査においては患者に造影剤を投入して複数の方向から造影撮影が行われる。
このとき、撮影角度に応じて体厚が変化する。体厚が増加するとX線検出器の入射線量を確保するため管電圧が上昇し、結果的に造影血管のコントラストが低下するという不具合がある。このため現状では、コントラストが低下しても診断能が保てるように、通常は、経験則に基づいて設定した同じ濃度の造影剤を使用している。
しかしながら、体厚の厚さに関係なく同じ濃度の造影剤を使用した場合は、体厚が厚く管電圧が高い状態でも診断に十分な造影血管のコントラストが得られているときには、体厚が薄く管電圧が低い状態では、必要以上に造影剤が投与されることになる。
特許文献1には、3次元再構成データを得るための造影剤インジェクションの制御が可能なX線診断装置について開示されている。この特許文献1の例では、回転DSA(Digital Subtraction Angiography)撮影時に、目的血管領域から造影剤が無くなることを防ぐために、予め造影剤を注入して得られた画像を用いて、造影剤量と注入速度を決定するようにしている。しかしながら、特許文献1の例では、撮影方向によって体厚が変化する場合は、造影剤量を適切に設定することが難しく、さらなる改善が求められる。
特開2001−149360号公報
従来、冠動脈等の検査において同じ濃度の造影剤を使用して撮影した場合、撮影角度に応じて体厚が変化するため、体厚が厚く管電圧が高い状態でも診断に十分な造影血管のコントラストが得られているときには、体厚が薄く管電圧が低い状態では、必要以上に造影剤が投与されることになり、撮影方向ごとに適切な造影剤濃度を決めることが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、撮影方向ごとに適切な造影剤濃度を設定することが可能なX線診断装置、画像処理装置及びX線診断システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明のX線診断装置は、被検体にX線を曝射するX線管と前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器とを対向して支持し、前記被検体を撮影する撮影部と、前記被検体を撮影し前記被検体のモデルを作成するモデル作成部と、前記被検体のモデルに対する撮影角度を設定して管電圧を含むX線条件を推定するX線条件推定部と、前記X線条件推定部で推定したX線条件のうち所定の管電圧での造影画像のコントラストを基準にして、複数の撮影角度での造影画像のコントラストが前記基準のコントラストに近似するような造影剤濃度を算出する造影剤濃度算出部と、前記造影剤濃度算出部で算出した造影剤濃度を表示する表示部と、を具備することを特徴とする。
また、請求項6の本発明の画像処理装置は、被検体にX線を曝射して前記被検体を撮影した画像データを保管する画像データベースと、前記画像データベースに保管した画像データを読み込み、複数の視点方向から見た3D画像を表示する画像処理部と、前記複数の視点方向から見た前記3D画像のROIを指定し、前記ROIの範囲内のX線条件を推定するX線条件推定部と、前記複数の視点方向別に前記被検体に投与する造影剤の濃度を入力する入力部と、前記X線条件推定部で推定されたX線条件と前記入力された造影剤濃度をもとに造影シミュレーション画像を生成する推定X線画像生成部と、前記複数の視点方向と前記造影剤濃度とをそれぞれ関連付けて保存する記憶部と、 前記造影シミュレーション画像を表示する表示部と、を具備したことを特徴とする。
さらに、請求項記載の本発明のX線診断システムは、被検体にX線を曝射して前記被検体を撮影した画像データを保管する画像データベースと、前記画像データベースに保管した画像データを取り込み、複数の視点方向から見た3D画像を表示する画像処理部と、前記複数の視点方向から見た前記3D画像のROIを指定し、前記ROIの範囲内のX線条件を推定するX線条件推定部と、前記複数の視点方向別に前記被検体に投与する造影剤の濃度を入力する入力部と、前記X線条件推定部で推定されたX線条件と前記入力された造影剤濃度をもとに造影シミュレーション画像を生成する推定X線画像生成部と、前記複数の視点方向と前記造影剤濃度とをそれぞれ関連付けて保存する記憶部と、前記造影シミュレーション画像を表示する表示部と、前記記憶部に保存した前記視点方向と前記造影剤濃度をもとに前記被検体の造影撮影を行うX線診断装置と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、撮影方向ごとに必要十分な造影剤濃度を設定することができるため、造影剤量を減らすことができるX線診断装置、画像処理装置及びX線診断システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るX線診断装置の構成を示すブロック図。 推定X線画像表示部の一例を示すブロック図。 X線診断装置の動作を説明するフローチャート。 体厚推定用テーブルの一例を示す説明図。 円柱状及び楕円柱状の体厚モデルの一例を示す説明図。 最大管電圧の推定における撮影角度を示す説明図。 最大管電圧を算出する体厚推定テーブルの一例を示す説明図。 血管と水、又は水を透過したX線強度を示す説明図。 撮影角度の変化に対応する血管と水、又は水を透過したX線強度を示す説明図。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を示すブロック図。 画像処理装置の動作を説明するフローチャート。 X線条件の推定についての説明図。 造影剤濃度の指定に用いるスライダーバーを示す説明図。 血管造影シミュレーション画像の作成処理を示す説明図。
以下、この発明の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るX線診断装置(アンギオ装置)の構成を示すブロック図である。図1において、X線診断装置100は、被検体Pに対してX線を発生するX線発生部10と、被検体Pを透過したX線を2次元的に検出するとともに、検出結果に基づいてX線投影データを生成するX線検出部20を備えている。
X線発生部10は、X線管11と高電圧発生器12を含むX線照射部13を備えている。X線管11は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)から放出された電子を高電圧により加速してタングステン陽極に衝突させX線を発生する。X線管11からのX線は、X線絞り器(図示せず)によって撮影対象部位のみにX線が照射されるように制御される。
X線検出部20は、X線検出器(FPD)21と、データ変換部22を備えている。X線検出器21は、被検体Pの関心領域を透過したX線を電荷に変換して蓄積するものであり、X線を検出する微小な検出素子を列方向及びライン方向に2次元的に配列して構成される。データ変換部22は、A/D変換器とパラレル・シリアル変換器を含み、X線検出器21から読み出された電荷をもとにX線投影データを生成する。
X線検出部20に入射したX線は、データ変換部22によってX線のパルス照射に同期してデジタルデータ化され、X線投影データが生成される。なお、被検体Pを撮影する場合、X線管11から線量の少ないX線を照射して画像データを取得する透視モードと、線量の多いX線を照射して画像データを取得する撮影モードとがある。
X線発生部10とX線検出部20はアーム(Cアーム)40に支持されている。Cアーム40は、寝台の天板41に載置した被検体Pの体軸方向に移動可能であり、また被検体Pの体軸周りに回転可能である。尚、X線発生部10とX線検出部20は撮影部を構成し、Cアーム40を回転することで、撮影部は被検体Pの周囲を回転し、異なる撮影角度で被検体Pを撮影することができる。
さらにX線診断装置100は、コンピュータシステム30を有している。コンピュータシステム30は、システム制御部31、操作部32、メモリ33、画像演算・記憶部34、及び表示部35を備えている。システム制御部31は、CPU、ROM等を含み、X線診断装置100の各ユニットを統括的に制御し、画像データの処理や表示を行なう。
操作部32は医師等のユーザが各種コマンドの入力等を行なうもので、マウス、キーボード、トラックボール、ジョイスティック等の入力デバイスや、表示パネルあるいは各種スイッチ等を備えたインタラクティブなインターフェースを有する。メモリ33は、システム制御部31の処理過程で得た各種の情報を記憶する。
操作部32からの操作信号は、システム制御部31に供給されCPUによって処理され、システム制御部31は、高電圧制御部14、X線検出器21及びデータ変換部22、画像演算・記憶部34、機構制御部42等の制御を行う。
高電圧制御部14は高電圧発生器12を制御する。高電圧発生器12は、X線管11の陰極から発生した熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させるものであり、高電圧制御部14は、操作部32等から入力されたX線照射条件に基いて、高電圧発生器12の管電流/管電圧、照射時間、照射繰り返し周期等を制御する。
また高電圧制御部14は、自動輝度調節機能を有している。自動輝度調節機能は、ABC(Automatic Brightness Control)機能と呼ばれ、X線透過画像の輝度が最適なレベルになるように、X線検出部20の出力信号に基づいて自動的にX線管の管電圧、管電流等を調整しX線照射量を制御するものである。ABC機能により、X線発生部10に対するX線条件が設定され、X線条件に従ってX線発生部10から発生するX線の強度が制御される。
画像演算・記憶部34は、データ変換部22からのX線投影データを処理して画像データの生成と保存を行なうもので、生成した画像データに対し必要に応じて輪郭強調やS/N改善等を目的とした画像処理や演算を行なって記憶部に記憶する。画像演算・記憶部34からの画像データは、表示部35に供給されて表示される。表示部35は、画像データに対して付帯情報を合成したり、所定の表示フォーマットへの変換を行って映像信号を生成し、この映像信号を液晶等のモニタに表示する。
機構制御部42は、被検体Pを載置する天板41の位置を制御し、かつアーム移動機構43を制御する。アーム移動機構43はCアーム40の回転や移動を制御する。
また、本実施形態では、造影剤濃度推定部50、推定X線画像表示部60及び造影剤注入装置70を備えている。造影剤濃度推定部50は、撮影角度が変わっても同じ血管コントラストが得られるように造影剤濃度を算出し、造影剤の注入を調整するもので、体厚モデル作成部51、X線条件推定部52、コントラスト計算部53及び造影剤濃度計算部54を含む。
体厚モデル作成部51は、患者を撮影した時の管電圧と体厚推定用テーブルに基づいて被検体のモデル(以下、体厚モデルと称す)を作成する。X線条件推定部52は、最大管電圧等を推定するものであり、ユーザによる指定と撮影角度がプリセットされている場合のモードで最大管電圧等を推定する。コントラスト計算部53は、最大管電圧での造影血管のコントラストを計算する。
造影剤濃度計算部54は、所定の管電圧(例えば最大管電圧)での血管造影コントラストを基準にして、観察しようとする撮影角度(管電圧)での血管造影コントラストが基準の血管造影コントラストと近似する(同じになる)造影剤濃度を算出する。造影剤濃度推定部50の各部の詳細な動作については後述する。
推定X線画像表示部60は、造影剤濃度計算部54で算出した濃度の推奨造影剤を使用した場合に、どのような画像が得られるのかをシミュレーションするものである。
図2は、推定X線画像表示部60の一例を示すブロック図である。推定X線画像表示部60は、画像データベース61、3D処理部62、操作部63、推定X線画像生成部64及びモニタ65を含み、推定X線画像生成部64は、造影剤濃度計算部54に接続されている。尚、画像データベース61は、推定X線画像表示部60の中に組み込まれたものであってもよいし、推定X線画像表示部60外に構成されたデータベースであってもよい。
次に本発明のX線診断装置100の、主に造影剤濃度推定部50及び推定X線画像表示部60の動作について説明する。
図3は、X線診断装置の主に造影剤濃度推定部50及び推定X線画像表示部60の動作を説明するフローチャートであり、事前情報の入力ステップS1から造影撮影ステップS11までのステップを含む。以下、各ステップS1〜S11の詳細な動作を説明する。
ステップS1は、血管のコントラストを計算するための事前情報の入力ステップであり、操作部32を操作して、関心血管直径D_a、及び使用する造影剤の原液濃度K_orgをユーザが指定する。ステップS2は、検査開始ステップであり、ここから検査が開始される。次のステップS3では患者を正面方向からテスト撮影を行い、管電圧V_orgを記録する。テスト撮影は、撮影モード又は透視モードで行う。以下は撮影モードとして説明する。
ステップS4は、体厚モデル作成部51による体厚モデルの作成ステップである。即ち、体厚モデル作成部51は、患者の診断対象部位をステップS3でテスト撮影した際の管電圧情報と体厚推定用テーブルに基づいてモデルを作成し、円柱や楕円柱、又は球等によって検査対象部位を近似的に表したモデルを作成する。モデルの材質としては、例えば水が用いられる。具体的には、管電圧とアクリル厚とのテーブルを予め作成しておく。また、水の代わりにアクリル、プラスチック樹脂等を用いても良い。
図4は、体厚推定用テーブルの一例を示す図であり、縦軸は管電圧kVを表し、横軸は水厚を表す。この体厚推定用テーブルとテスト撮影での管電圧V_orgから、水厚を換算して正面方向の体厚D_stdを求める。そして体厚D_stdを直径とし、頭から足方向に有限な円筒の体厚モデルを作成する。尚、D_stdには、撮影された患者の診断対象部位の実寸法を用いても良いし、標準的な寸法を初期値として使用しても良い。
図5(a)は、直径D_stdの水が充填された円柱状の体厚モデルの一例を示し、長手方向は頭から足方向を示し、円柱を横断する方向の正面はX線管11に対峙する方向を示し、背面は正面と反対面を示す。また図5(b)は、楕円柱状の体厚モデルの一例を示し、楕円の短軸径をD_std、長軸径をa・D_stdで示す。尚、aは定数であり、0<a≦10とする。また人体モデルを使用して体厚モデルとしても良い。人体モデルの生成については、例えば特開2000−152924号に述べられている。
ステップS5は、X線条件推定部52による最大管電圧の推定ステップである。このステップS5では、ユーザによる指定と、撮影角度がプリセットされているモードがある。ユーザによる指定の場合、ユーザによって典型的な深い撮影角度を入力する。例えば、図6で示すように、患者を正面から撮影する角度を最も浅い撮影角度としたとき、例えばCaudal方向45度(CAU45)を典型的な深い撮影角度として入力する。
そして体厚モデル、撮影方向、寝台の位置情報、X線検出器21のサイズをもとに、平均体厚D_aveを計算する。具体的には(1)式によって求める。ここでnは検出器上のピクセル。l_nはX線管11の管球焦点とX線検出器21のピクセルnを結ぶ直線が体厚モデルと交差する距離である。
次に、平均体厚D_aveを基に最大管電圧V_maxを算出する。最大管電圧V_maxは、図7の体厚推定テーブルから求める。図7の縦軸は管電圧kVを表し、横軸は水厚を表し、上記(1)式から求めた平均体厚D_aveに対応する最大管電圧V_maxを算出する。
一方、撮影角度がプリセットされている場合は、プリセットされている撮影角度(n個の撮影角度)のそれぞれに対して上記と同じ方法で管電圧V_nを計算する。そしてV_nの中で最も大きな管電圧を最大管電圧V_maxとする。また、このときの平均体厚をD_aveとする。
次にステップS6では、コントラスト計算部53により、最大管電圧V_maxでの造影血管コントラストC_maxの計算を行う。造影血管のコントラストC_maxは、以下の(2)式により求める。
(2)式において、I_a、I_bは被検体透過後のX線強度を表す。例えば、図8で示すように、体厚モデル(水)の平均体厚をD_aveとし、血管の厚さをD_aとしたとき、血管と水を透過したX線強度I_aと水を透過したX線強度I_bからC_maxを求めることができる。
具体的には、V_maxでのX線強度分布をI(E)(ここでEは管電圧)、造影剤濃度がK_orgで管電圧(E)のときの線源弱係数をμ_a(E)、管電圧(E)のときの水の線源弱係数をμ_b(E)とすると、I_aとI_bは、以下の(3)式、(4)式より求めることができる。
ステップS7では、撮影角度A_1を決定する。撮影角度A_1はユーザが操作して決める。ステップS8では、X線条件推定部52により、体厚モデルから管電圧V_curを計算する。ここではステップS5と同じように、撮影角度A_1における管電圧V_cur、と平均体厚D_curを算出する。
ステップS9では、造影剤濃度計算部54により、管電圧V_curにおいて造影血管コントラストC_maxと同じになる造影剤濃度K_curを計算する。即ち、図9に示すように、管電圧V_curのX線強度分布をI’(E)とし、水と血管透過後のX線強度をI’_a、水透過後のX線強度をI’_bとすると、I’_aとI’_bは以下の(5)式、(6)式で表すことができる。尚、sは定数である。
次に以下の(7)式を満たすように、パラメータsを決める。
続いて造影剤濃度K_curを以下の(8)式により算出する。
こうして、これから観察しようとしている撮影角度(管電圧)において、最も管電圧が高い撮影角度での血管コントラストと近似する(同じになる)コントラストが得られる造影剤濃度を算出することができる。次のステップS10では、推奨造影剤濃度としてK_curを表示部35に表示する。そして、ステップS11では、造影撮影を行う。つまり、ユーザは表示された推奨造影剤濃度K_curをもとに造影撮影を行う。
したがって、これから観察しようとしている撮影角度(より低い管電圧)において、最も管電圧が高い撮影角度での血管コントラストと同じコントラストが得られるより低い造影剤濃度を予め知ることができる。結果的に造影剤量を減らすことが可能になる。
また造影撮影において、造影剤自動注入装置70により造影剤を注入してもよい。造影剤自動注入装置70は、濃度K_orgの造影剤が入ったシリンダーと生理食塩水の2つのシリンダーを持ち、注入する造影剤濃度がK_curとなるように造影剤と生理食塩水を混合して注入する。
尚、ステップS10では、推定X画像表示部60により、推奨造影剤濃度K_curにおける血管造影シミュレーション画像を表示するようにしてもよい。図2において、推定X画像表示部60の画像データベース61は、撮影したCT画像を保管する。3D処理部62は、画像データベース61に保管された3D画像を読み込み、色々な方向から見た3D画像を生成するワークステーション(WS)である。操作部63はユーザによって操作され、3D処理部82に表示される3D画像の回転操作を行う。推定X線画像生成部64は、造影剤濃度計算部54によって求めた推奨造影剤濃度における血管造影シミュレーション画像を生成し、モニタ65に表示する。
即ち、画像データベース61から例えば胸部全体のCT画像を読み込み、3D処理部62によって、読み込んだCT画像から心臓の3D画像を表示する。3D処理部62では、心臓画像を操作部63のマウスなどによって回転し、観察したい視点方向(撮影角度)を決める。
造影剤濃度計算部54は、X線条件推定部52が撮影角度に応じて算出した管電圧と平均体厚をもとに造影剤濃度を計算し、推定X線画像生成部64は、血管造影シミュレーション画像の作成を行う。推定X線画像生成部64は、例えば、心臓の3D画像から血管以外の画像領域と血管画像の領域を区別し、血管領域を造影剤濃度計算部54で計算した造影剤濃度で表示し、血管以外の画像と足し合わせてモニタ65に表示する。
こうして、推定X画像表示部60により、推奨造影剤濃度K_curにおける血管造影シミュレーション画像を表示することができる。
次に本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置について説明する。第2の実施形態は、過去に撮影された画像をもとに適切な造影剤濃度を設定するものであり、図10に示すコンピュータ装置80で構成される。
図10において、コンピュータ装置80は、画像データベース81、3D処理部82、操作部83、X線条件推定部84、推定X線画像生成部85、モニタ86、及びメモリ87を含む。メモリ87は、X線診断装置101に接続されている。X線診断装置101は、図1のX線診断装置100から造影剤濃度推定部50と推定X線画像表示部60を除いた装置に相当する。X線診断装置101は、操作部と、撮影部を移動可能な撮影部移動手段と、造影剤濃度を表示する表示部等を備えている。
画像データベース81は、過去に撮影して取得したCT画像を保管するものである。尚、画像データベース81は、コンピュータ装置80内に設けてもよいが、コンピュータ装置80とは別の画像サーバであってもよく、ネットワーク等を介して画像サーバからの画像データをコンピュータ装置80に取り込むようにしてもよい。
3D処理部82は、画像データベース81に保管された画像データを読み込み、色々な方向から見た3D画像を生成するワークステーション(WS)である。操作部83は、ユーザによって操作される入力部であり、3D処理部82に表示される3D画像の回転操作を行う。また使用する造影剤濃度を指定する。
X線条件推定部84は、観察したい視点方向から見た画像のX線条件を推定し、ROI範囲内の画像レベルが所定のレベルになるような管電圧、管電流、パルス幅等のX線条件を設定する。推定X線画像生成部85は、血管造影シミュレーション画像の作成を行い、モニタ86は、血管造影シミュレーション画像をモニタ85に表示する。メモリ87は、視点方向と造影剤濃度を関連付けて保存する。
図11は、画像処理装置(コンピュータ装置80)の動作を説明するフローチャートであり、CT画像の表示ステップS21から造影撮影ステップS28までのステップを含む。以下、各ステップS21〜S28の詳細な動作を説明する。
ステップS21は、CT画像の表示ステップであり、画像データベース81から過去に撮影された例えば胸部全体のCT画像を読み込み3D処理部82に表示する。ステップS21は、視点方向を決定するステップであり、3D処理部82によって、読み込んだCT画像から例えばボリューム法(Volume法)を用いてユーザが心臓のみのVR(Volume Rendering)画像を作成する。3D処理部82では、一般的な3次元画像表示装置で行っているように、心臓画像を操作部83のマウスなどによって回転し、観察したい視点方向を決める。
次のステップS23では、X線条件を推定する。例えば、図12に示すように心臓中心とアイソセンター(回転中心)を合わせる。心臓中心は例えば心臓の重心とする。次に視野サイズ、X線管球とX線検出器間の距離をユーザが指定する。そして、以下の(9)式に従う推定X線画像を算出する。
(9)式で、I(E、mA、mS)は管電圧E、管電流mA、パルス幅mSのときのX線強度分布であり、μ(E、l)は管電圧E及び位置lにおける線源弱係数である。
X線条件推定部84は、Inの情報をもとに、指定されたROI範囲内の画像レベルがあらかじめ設定された画像レベルになるように、E_f、mA_f、mS_fを決める。E_f、mA_f、mS_fは、ABC(Automatic Brightness Control)機能によって決定した管電圧、管電流、パルス幅であり、ROIの輝度の平均値が所定のレベルになるようにABC機能によって管電圧、管電流、パルス幅等のX線条件が設定される。
X線診断装置100では、実際に撮影した画像レベルをもとにABC機能によりX線条件を決めているが、ステップS23では、画像データベース81のCT画像から求めたX線画像に置き換えてABC機能によってX線条件を設定し、以下の(10)式に従うX線画像を算出する。
次にステップS24では、造影剤濃度Kの設定を行う。ここでは、使用する造影剤濃度Kをユーザが操作部83を操作して指定する。造影剤濃度Kの指定は、数値を直接指定してもよいし、図13に示すようなスライダーバーを用いて指定しても良い。
ステップS25では、推定X線画像生成部85によって血管造影シミュレーション画像の作成を行う。図14は、血管造影シミュレーション画像の作成処理を示す説明図である。
図14(a)は心臓の3D画像を示している。実際は心臓だけでなく胸部全体の画像が必要であるが、便宜上、心臓部の画像のみを示している。ユーザは3D処理部82(WS)上で、血管抽出操作を行い、図14(b),(c)で示すように血管以外の画像領域と血管画像の領域を区別する。
また図14(c)の血管領域は、ユーザが指定した造影剤濃度Kが一様に満たされているとして、造影剤濃度Kの線源弱係数μ_Kに置き換えて、図14(d)に示すように血管以外の画像と足し合わせる。そして推定X線画像生成部85は、ステップS23で推定X線画像を算出したのと同じように、以下の(11)式による血管造影シミュレーション画像を作成し、図14(e)で示すような血管造影シミュレーション画像をモニタ86に表示する。尚、(11)式において、fはABC機能によって決定した管電圧、管電流、パルス幅等を表している。
次のステップS26では、造影剤濃度Kを確定する。即ち、ユーザはステップS24、S25を繰り返し、各視点方向(撮影角度)における適切な造影剤濃度を決定する。ステップS27では、視点方向と造影剤濃度K関連付けてメモリ87に保存する。
そして、ステップS28で造影撮影を行う。造影撮影はX線診断装置101によって行われ、ユーザが計画した撮影角度にすると、該当する撮影角度の造影剤濃度Kがモニタ86に表示される。即ち、ステップS28で造影撮影を行う場合に、モニタ86上にメモリ番号を表示する。メモリ87には、視点方向と造影剤濃度Kが関連付けて所定の番地に記憶されているため、ユーザがメモリ番号(番地に相当)を選択すると、X線診断装置101の撮影部がメモリ87に保存された視点方向(撮影角度)に設定され、該当する造影剤濃度KがX線診断装置101の表示部に表示される。
また、X線診断装置101が造影剤自動注入装置70(図1参照)を含む場合は、ユーザがメモリ番号を選択すると、X線診断装置101の撮影部がメモリ87に保存された撮影角度に設定され、かつ造影剤自動注入装置70は造影撮影開始とともに造影剤と生理食塩水とを注入造影剤濃度がKとなるように混合して注入することができる。
以上述べたように、本発明では、撮影方向ごとに必要十分な造影剤濃度を決めることが可能となるため、結果的に造影剤量を減らすことができる。またユーザは予め各撮影角度における造影画像をシミュレーションすることで、適切な造影剤濃度を設定することができる。
また本発明は、以上の説明に限定されることなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
100…X線診断装置
10…X線発生部
11…X線管
14…高電圧制御部
20…X線検出部
21…X線検出器
31…システム制御部
32…操作部
33…メモリ
34…画像・演算記憶部
35…表示部
40…Cアーム
41…天板
42…アーム移動機構
50…造影剤濃度推定部
51…体厚モデル作成部
52…X線条件推定部
53…コントラスト計算部
54…造影剤濃度計算部
60…推定X線画像表示部
70…造影剤注入装置
80…画像処理装置
81…画像データベース
82…3D処理部
83…操作部
84…X線条件推定部
85…推定X線画像生成部
86…モニタ
87…メモリ87
101…X線診断装置

Claims (10)

  1. 被検体にX線を曝射するX線管と前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器とを対向して支持し、前記被検体を撮影する撮影部と、
    前記被検体を撮影し前記被検体のモデルを作成するモデル作成部と、
    前記被検体のモデルに対する撮影角度を設定して管電圧を含むX線条件を推定するX線条件推定部と、
    前記X線条件推定部で推定したX線条件のうち所定の管電圧での造影画像のコントラストを基準にして、複数の撮影角度での造影画像のコントラストが前記基準のコントラストに近似するような造影剤濃度を算出する造影剤濃度算出部と、
    前記造影剤濃度算出部で算出した造影剤濃度を表示する表示部と、
    を具備するX線診断装置。
  2. 前記X線条件推定部は、前記被検体モデルの体厚と管電圧のテーブルを用いて、撮影角度に対応した体厚から前記管電圧を推定することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記造影剤濃度算出部は、前記複数の撮影角度での造影画像のコントラストが最大管電圧での造影画像のコントラストに近似するような造影剤濃度を算出することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記被検体を撮影した画像データを保管する画像データベースと、
    前記画像データベースからの画像データをもとに前記造影剤濃度算出部で算出した造影剤濃度における造影シミュレーション画像を表示する推定X線画像表示部と、を有することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記造影剤濃度算出部で算出した造影剤濃度にしたがって、前記造影剤の濃度を連続的に可変する造影剤自動注入装置を備えたことを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  6. 被検体にX線を曝射して前記被検体を撮影した画像データを保管する画像データベースと、
    前記画像データベースに保管した画像データを読み込み、複数の視点方向から見た3D画像を表示する画像処理部と、
    前記複数の視点方向から見た前記3D画像のROIを指定し、前記ROIの範囲内のX線条件を推定するX線条件推定部と、
    前記複数の視点方向別に前記被検体に投与する造影剤の濃度を入力する入力部と、
    前記X線条件推定部で推定されたX線条件と前記入力された造影剤濃度をもとに造影シミュレーション画像を生成する推定X線画像生成部と、
    前記複数の視点方向と前記造影剤濃度とをそれぞれ関連付けて保存する記憶部と、
    前記造影シミュレーション画像を表示する表示部と、
    を具備したことを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記X線条件推定部は、前記画像データベースに保管された前記被検体の画像データを基に自動輝度調節機能によって前記X線条件を推定することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 被検体にX線を曝射して前記被検体を撮影した画像データを保管する画像データベースと、
    前記画像データベースに保管した画像データを取り込み、複数の視点方向から見た3D画像を表示する画像処理部と、
    前記複数の視点方向から見た前記3D画像のROIを指定し、前記ROIの範囲内のX線条件を推定するX線条件推定部と、
    前記複数の視点方向別に前記被検体に投与する造影剤の濃度を入力する入力部と、
    前記X線条件推定部で推定されたX線条件と前記入力された造影剤濃度をもとに造影シミュレーション画像を生成する推定X線画像生成部と、
    前記複数の視点方向と前記造影剤濃度とをそれぞれ関連付けて保存する記憶部と、
    前記造影シミュレーション画像を表示する表示部と、
    前記記憶部に保存した前記視点方向と前記造影剤濃度をもとに前記被検体の造影撮影を行うX線診断装置と、を具備したことを特徴とするX線診断システム。
  9. 前記表示部は、前記視点方向と造影剤濃度のデータを保存した前記記憶部のメモリ番号を表示可能であって、
    前記X線診断装置は、前記被検体にX線を曝射して前記被検体を撮影する撮影部と、前記メモリ番号を選択可能な操作部と、前記視点方向に対応する撮影角度に前記撮影部を移動可能な撮影部移動手段と、前記造影剤濃度を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項8記載のX線診断システム。
  10. 前記記憶部に保存した前記造影剤濃度にしたがって、前記造影剤の濃度を連続的に可変する造影剤自動注入装置を備えたことを特徴とする請求項8記載のX線診断システム。
JP2010028987A 2010-02-12 2010-02-12 X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム Active JP5591555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010028987A JP5591555B2 (ja) 2010-02-12 2010-02-12 X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010028987A JP5591555B2 (ja) 2010-02-12 2010-02-12 X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011161091A JP2011161091A (ja) 2011-08-25
JP5591555B2 true JP5591555B2 (ja) 2014-09-17

Family

ID=44592460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010028987A Active JP5591555B2 (ja) 2010-02-12 2010-02-12 X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5591555B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6413026B2 (ja) 2015-09-28 2018-10-24 富士フイルム株式会社 プロジェクションマッピング装置
CN113520424A (zh) * 2020-04-16 2021-10-22 佳能医疗系统株式会社 X射线诊断装置以及医用信息处理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6711433B1 (en) * 1999-09-30 2004-03-23 Siemens Corporate Research, Inc. Method for providing a virtual contrast agent for augmented angioscopy
JP2001149360A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Toshiba Corp X線診断装置
JP2003235835A (ja) * 2002-02-15 2003-08-26 Toshiba Corp X線診断装置
JP2006230843A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hitachi Medical Corp X線回転撮影装置
EP2022402A1 (en) * 2006-05-25 2009-02-11 Hitachi Medical Corporation X-ray ct apparatus
WO2009069489A1 (ja) * 2007-11-28 2009-06-04 Hitachi Medical Corporation X線ct装置
JP5329141B2 (ja) * 2008-07-14 2013-10-30 株式会社東芝 医用画像診断装置
JP4920735B2 (ja) * 2009-10-16 2012-04-18 株式会社東芝 X線診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011161091A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5010375B2 (ja) 医用画像診断装置
US20090198121A1 (en) Method and apparatus for coordinating contrast agent injection and image acquisition in c-arm computed tomography
JP5491914B2 (ja) 画像表示装置およびx線診断装置
US9230323B2 (en) X-ray diagnostic apparatus and X-ray diagnostic method
JP4744941B2 (ja) X線画像診断装置及びその診断支援方法
JP2007021006A (ja) X線ct装置
JP5818491B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
KR101643286B1 (ko) 의료 영상 장치 및 그 제어방법
JP2010201157A (ja) 放射線診断装置、x線コンピュータ断層撮影装置および画像処理方法
JP2004320771A (ja) ディジタルサブトラクション血管造影法を実施するための方法
US10537293B2 (en) X-ray CT system, image display device, and image display method
KR20170060698A (ko) 컴퓨터 단층 촬영장치 및 그 제어방법
KR102367133B1 (ko) 의료 영상 장치 및 의료 영상 처리 방법
US20100208971A1 (en) Methods for imaging the blood perfusion
JP2006296707A (ja) X線画像診断装置及びその三次元血流画像構成・表示方法並びにプログラム
JP2009254428A (ja) X線動画撮影装置
JP2009160205A (ja) 医療支援装置、医療支援プログラム及び放射線撮影装置
WO2012099222A1 (ja) X線診断装置、画像処理装置及び画像処理プログラム
US20080031417A1 (en) ECG-based rotational angiography for cardiology
JP2017522943A (ja) X線診断及び処置における自動式又は支援型関心領域位置決め
JP6900144B2 (ja) X線診断装置
KR20160065674A (ko) 의료 영상 장치 및 의료 영상 처리 방법
JP2005198762A (ja) X線診断装置及び照射線量制御方法
JP5591555B2 (ja) X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム
JP2012020174A (ja) 医用画像診断装置及び医用画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5591555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350