JP2006230843A - X線回転撮影装置 - Google Patents
X線回転撮影装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006230843A JP2006230843A JP2005052421A JP2005052421A JP2006230843A JP 2006230843 A JP2006230843 A JP 2006230843A JP 2005052421 A JP2005052421 A JP 2005052421A JP 2005052421 A JP2005052421 A JP 2005052421A JP 2006230843 A JP2006230843 A JP 2006230843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- imaging
- rotation
- image
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 30
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 335
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 32
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 claims description 12
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 239000002872 contrast media Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 description 3
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 2
- 238000002697 interventional radiology Methods 0.000 description 2
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 2
- 208000024172 Cardiovascular disease Diseases 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 230000002980 postoperative effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Images
Abstract
【解決手段】X線制御装置は、制御操作卓で設定した撮影角度をロータリエンコーダにより検出し、この検出信号に同期して目標の画像濃度に制御するためのX線撮影条件を決定し、この決定したX線撮影条件を次の撮影角度におけるX線撮影条件とする。少なくともX線撮影条件と撮影角度とを対応付けしてメモリに記憶し、2回目以降の撮影シーケンスにおける撮影時にメモリに記憶したX線撮影条件を撮影角度に対応して読み出す。
【選択図】図2
Description
これは、上記回転撮影にDSA機能を備えて、造影剤注入前の画像(マスク像)と造影剤注入後の画像(コントラスト像)とからサブトラクション画像を作成し、血管を立体的に観察するものである。
この撮影装置において、前記マスク像撮影の撮影シーケンスとコントラスト像撮影の撮影シーケンスのように、各撮影シーケンスにおける撮影開始位置、すなわち、被検者の体軸周りにX線管装置及びX線検出器を回転させる回転支持器の撮影開始角度及び各撮影角度を同じにするために、前記回転支持器が加速して所定の定常の速度に達した後に、撮影開始角度を検出し、この開始角度から回転支持器の所定の回転角度を計測して、マスク像とコントラスト像とを同一の角度で撮影を行うものである。
これによって、前記マスク像とコントラスト像の撮影のように、複数の撮影シーケンスで撮影を行い、前記両者間で演算処理を行なっても撮影開始角度の誤差によって生じるアーチファクトの発生を防止することができる。
このフィードバック制御系で、n回目の撮影フレームの画像濃度が所望の濃度と一致しない場合は、その偏差がゼロになるように、次の撮影角度のn+1回目の撮影時のX線撮影条件を変更して最適なX線撮影条件を決定する制御系を有している。
したがって、上記X線回転撮影を用いたDSA撮影では、マスク像とコントラスト像とで造影剤注入による濃度差以外に、X線撮影条件の相違による濃度差が生じ、サブトラクション像においてアーチファクトが発生し、血管の抽出が行えない場合が生じる可能性があった。
さらに、支持部材の一端にX線管装置を設け、他端にX線検出器を設けて、これらを回転動作させる手段を有し、回転中心部分に空間を形成し、被検体の全周方向からの透過X線データを取得し、このデータより立体画像を得るコーンビームCTにおいて、過去画像と新たに取得した画像とのCT値(各要素のX線吸収係数に比例した画像のコントラストスケールの値)を比較する際に、X線撮影条件が異なると、再構成演算に誤差を生じ、これによってアーチファクトが発生する。
(1)被検者にX線を照射するX線照射手段と、前記被検者を挟んで前記X線照射手段と対向して配置され前記被検者を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記被検者の周りに前記X線照射手段及びX線検出手段を支持して回転させる回転支持手段と、撮影制御パラメータの設定と操作を指示する操作手段と、前記回転支持手段を回転制御する回転制御手段と、前記回転支持手段の回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記被検者に照射するX線を制御するX線制御手段と、このX線制御手段からのX線撮影条件に対応した高電圧を発生しこれを前記X線照射手段に印加するX線高電圧発生手段と、前記X線検出手段で検出した画像データから所望の画像を生成する画像処理手段と、前記画像を表示する表示手段とを備え、前記被検者の同一撮影部位を複数回の撮影シーケンスで撮影するX線回転撮影装置であって、前記X線制御手段は、前記操作手段で設定した撮影角度を前記回転角度検出手段からの信号により前記回転制御手段で検出し、この検出信号に同期して前記画像の濃度を目標の濃度に制御するためのX線撮影条件を決定するX線撮影条件決定手段と、該決定したX線撮影条件を次の撮影角度におけるX線撮影条件として1回目の撮影シーケンスの撮影を行い、少なくとも前記X線撮影条件と前記撮影角度とを対応付けする手段と、前記対応付けしたX線撮影条件と撮影角度とを記憶する手段と、2回目以降の撮影シーケンスにおける撮影時に前記記憶手段に記憶したX線撮影条件を前記撮影角度に対応して読み出し、これを前記X線高電圧発生手段に設定する手段とを備えたものである。
このように、前記対応付け手段に、X線撮影条件に加えて回転支持手段の回転速度情報や画像データ、被検者情報を付加することにより、1回目と2回目以降の撮影シーケンスでの撮影を全く同じ条件で撮影することができるので、前記1回目と2回目以降のX線撮影条件等の相違によって生じる画像濃度差が無くなり、1回目の撮影シーケンスで撮影した画像と2回目以降の撮影シーケンスで撮影した画像との比較が容易になり、診断能の向上に寄与する。
このような撮影シーケンスで撮影した画像を比較することにより、手術若しくは治療の確認が容易となり、さらに手術若しくは治療後の経過観察に役立つものとなる。
これによって、同じ撮影シーケンスで撮影する間隔が空いたとしても、過去の撮影シーケンスで撮影した画像データと共に記憶された撮影角度と、X線撮影条件と、回転支持手段の速度情報と、被検者情報とを用いて、前記過去の撮影シーケンスと同じ条件で撮影することができる。
(6)また、前記回転支持手段で支持するX線照射手段は該回転支持手段の一端で支持し、前記X線検出手段は前記回転支持手段の他端で支持して、前記回転支持手段の回転中心部分に空間を形成し、前記被検者の周りからの透過X線データを取得し、このデータより立体画像を得るようにしても良い。
このような構成のX線回転撮影装置で撮影した過去画像と新たに撮影した画像とのCT値(各要素のX線吸収係数に比例した画像のコントラストスケールの値)を比較する際に、X線撮影条件が異なることによって発生する再構成演算の誤差に基づくアーチファクトの低減に有効である。
これによって、前記1回目と2回目のX線撮影条件等の相違によって生じる画像濃度差が無くなり、1回目の撮影シーケンスで撮影した画像と2回目以降の撮影シーケンスで撮影した画像との比較が容易になり、診断能の向上に寄与する。
特に、回転撮影にDSA機能を付加した回転DSA撮影においては、1回目の撮影シーケンスに相当するマスク像と、2回目以降の撮影シーケンスに相当するコントラスト像とのサブトラクション画像において、前記マスク像とコントラスト像とで造影剤注入による濃度差以外に、X線撮影条件の相違による濃度差を低減することができ、サブトラクション像においてアーチファクトの低減に効果があるものとなる。
図1は、本発明によるX線回転撮影装置の第一の実施形態の全体構成を示すブロック図である。
図2において、X線管装置3から曝射されたX線のうち、被検者2のX線画像に供しないX線は、可動X線絞り装置3aで制限される。
前記回転支持器5が加速して該回転支持器5の回転数が所定の定常回転数に達した後に、決められた撮影シーケンスで撮影している間、前記定常回転数を維持するように前記回転支持器5の回転速度を制御する。
そして、前記回転支持器5に連結されたロータリエンコーダ10から出力される回転移動量に相当するパルス信号をカウントし、前記制御操作卓6で設定した撮影開始角度及び各撮影角度を検出して、この検出信号をX線制御装置9に入力する。
すなわち、前記回転支持器5が撮影開始角度で撮影する前記制御操作卓6で設定したX線撮影条件及び前記目標の画像濃度に相当する濃度基準値をシステム制御装置7を経由して第1のCPU(中央処理装置)9aに取り込み、この取り込んだX線撮影条件を後述のX線高電圧装置11とX線撮影条件決定部9bに入力すると共に、前記濃度基準値を濃度基準部9cに入力する。
前記回転支持器5が撮影角度に達する度に、前記X線高電圧装置11は前記X線撮影条件に相当するX線量を前記X線管装置3から曝射するように動作し、該曝射されたX線を被検者2に照射する。
α=β+k×e (1)
上記(1)式でのX線強度とは、X線撮影条件を単一の次元で比較できるようにするために、X線撮影条件のパラメータである管電圧、管電流、撮影時間(パルスX線のパルス幅)を正規化して加算したものである。
具体的には、管電圧80kV、管電流200mA、パルス幅10msのX線強度を20pointとした場合、こりよりも管電流が2倍の管電圧80kV、管電流400mA、パルス幅10msのX線強度は40point、さらにパルス幅が2倍の管電圧80kV、管電流400mA、パルス幅20msのX線強度は80pointとして表わされ、これらのpointに対応して前記X線撮影条件決定部で次の角度で撮影するX線撮影条件を決定するものである。
前記X線撮影条件決定部で補正するX線撮影条件パラメータは、前記回転支持器5の回転速度が高速の場合は制御応答性の点から管電流よりは管電圧及び/又は撮影時間(パルス幅)の方が望ましい。
そして、次の撮影シーケンスでは、上記X線撮影条件決定部9bでのX線撮影条件の補正は行わないで、前記メモリ9fに記憶してある撮影角度に対応したX線撮影条件を読み出し、このX線撮影条件をX線高電圧装置に入力して撮影を行なう。すなわち、2回目以降の撮影シーケンスでは1回目の撮影シーケンスで決定したX線撮影条件を用いて撮影する。
X線量の制御は、前記X線管装置3の陰極であるフィラメントに流れる電流を制御してX線管の陽極と陰極に流れる電流(管電流)、前記管電圧及び撮影時間の制御により行う。
このように、X線高電圧装置11は設定されたX線撮影条件に対応した管電圧、管電流、撮影時間を制御するものである。
(1)制御操作卓6から1回目の撮影シーケンスIの撮影開始指令が発せられると、前記制御操作卓6で設定した各種撮影制御パラメータはシステム制御装置7に入力される。
(2)システム制御装置7は、各構成要素に前記各種撮影制御パラメータを設定する。すな わち、
1)回転制御装置8には、回転開始指令、回転支持器5の回転速度、撮影開始角度、撮影角度、撮影終了角度等の回転撮影に必要な回転支持器5の回転制御パラメータを設定する。
2)X線制御装置9には、管電圧、管電流、撮影時間(パルスX線のパルス幅)のX線撮影条件、濃度基準値等のX線制御に必要なパラメータを設定する。
3)X線高電圧装置11には、前記X線制御装置9のX線撮影条件決定部9bに設定された前記X線撮影条件を第1のCPU9aを介して入力される。
4)画像処理装置12には、各種画像処理演算及び画像表示に必要なパラメータを設定する。
(4)回転支持器5が加速し、ロータリエンコーダ10から出力される回転数に比例したパルスを前記回転制御装置8でカウントし、このカウント値から設定された定常の回転速度を検出し、前記回転速度が一定となった後に前記撮影開始角度から撮影を開始する。
(5)回転支持器5が撮影開始角度に達すると、X線照射指令(同期指令)がX線高電圧装置11に入力され、前記設定したX線撮影条件である所定のパルス幅の管電圧を発生して、これをX線管装置3の陽極と陰極間に印加して目標の画像濃度が得られるX線を被検者2に照射する。なお、X線管装置のフィラメントは、事前に設定した管電流に対応した温度に加熱されている。
(7)光電子倍増管4cの出力電流Idは、X線制御装置9の積分器9dで積分されて電圧Vdに変換され、この電圧Vdと濃度基準部9cの濃度基準値とを比較部9eで比較する。
(8)前記比較部9eの出力が0の場合、すなわち前記電圧Vdと濃度基準値とが一致した場合は、X線条件決定部9bで新たに決定されるX線撮影条件は前記と同じとなり、これを第1のCPU9aを介してX線高電圧装置11に入力する。
(9)これに対して、前記比較部9eの出力が0でない場合、すなわち前記電圧Vdと濃度基準値とが一致しないで偏差がある場合は、X線撮影条件決定部9bで前記(1)式に基づいてX線撮影条件を補正し、この補正したX線撮影条件を第1のCPU9aを介してX線高電圧装置11に入力する。
このようにして、次の撮影角度におけるX線撮影条件を決定し、X線高電圧装置11に入力し、次のX線照射指令を待つ。
(11)一方、テレビカメラ4bで撮像されたビデオ信号は画像処理装置12に入力されて、A/D変換部12dでデジタル値に変換され、さらに対数変換部12cで対数変換して第2のメモリ12dに記憶し、画像データを収集する。
1)X線高電圧装置11は、前記(8),(9)で決定したX線撮影条件の管電圧を発生して、これをX線管装置3に印加して目標の画像濃度が得られるX線を被検者2に照射する。
2)X線制御装置9は、被検者2を透過したX線検出信号に相当する光電子倍増管4cの出力電流Idを積分器9dで積分して電圧Vdに変換し、この電圧Vdと濃度基準部9cの濃度基準値とを比較部9eで比較する。
そして、前記(8),(9)と同様の処理を行ない、X線撮影条件決定部9bで次の撮影角度におけるX線撮影条件を決定し、X線高電圧装置11に入力する。
3)第1のメモリ9fに、上記撮影角度での撮影に用いたX線撮影条件とこの角度における回転支持器5の回転速度情報とを、前記撮影角度と対応付けして記憶する。
4)テレビカメラ4bで撮像されたビデオ信号は画像処理装置12に入力され、A/D変換部12dでデジタル値に変換し、さらに対数変換部12cで対数変換して第2のメモリ12dに記憶する。
この図4は、撮影開始角度からの時間と回転支持器5の回転角度、X線照射信号及び第1のメモリ9fに記憶する情報との関係を示す図である。
図4において、時刻t=0で撮影開始角度0度から撮影を開始し、撮影終了の360度までの間に設定した角度θ毎にX線を被検者に照射して1回目の撮影シーケンス(I)を実行するもので、例えば、前記設定した角度θを20度とした場合、回転制御装置8で前記20度毎の回転角度を検出して、この検出信号で各構成要素の動作の同期をとる。
図4は、前記検出信号による同期信号でX線照射及び第1のメモリ9fに記憶するタイミングとの同期をとる場合を示し、設定した回転支持器5の回転角度が120度でX線照射指令(Low-Highのパルス状のX線照射信号)を出力し、この照射指令によりX線高電圧装置11から今回の撮影における20度手前(100度)で撮影した結果に基づいて決定したX線撮影条件に対応するパルス幅の管電圧を発生してこれをX線管装置3に印加して撮影を行ない、前記撮影角度(120度)に対応したX線撮影条件と回転支持器の回転速度情報とを第1のメモリ9fに記憶する。
以下、同様に140度、160度、・・・・、360度まで20度毎に撮影を行ない、これらの撮影時のX線撮影条件と回転支持器の回転速度情報とを前記撮影角度との対応をとって第1のメモリ9fに記憶する。
なお、撮影する間隔の角度θは任意であり、上記図4では説明を簡略化するために、回転支持器5の1回転360度に対して撮影が19回となるようにθを選択したが、実際の装置は、1回転360度を3秒程度で回転するので、
そのときの撮影回数が180回以上になるように前記θを設定することもある。
前記第2のメモリ12dに記憶された画像データは、必要な画像処理演算を演算部12eで行い、演算された画像データをデジタル/アナログ変換部12fで画像に変換し、撮影した画像を表示装置13に表示する。
なお、本実施例では、1回の撮影シーケンスにおける撮影角度範囲を360度にしたが、これに限定するものではなく、180度でも目的の撮影が可能であれば、前記撮影角度は任意に設定しても良い。
2回目以降の撮影シーケンスにおけるX線撮影条件の設定は、1回目の撮影シーケンス(I)の各撮影角度毎で行ったX線撮影条件決定部9bでの補正手段は用いず、前記1回目の撮影シーケンス(I)の撮影に用いた第1のメモリ9fに記憶した各撮影角度に対応するX線撮影条件を読み出して、X線高電圧装置11に入力して撮影するものである。すなわち、2回目以降の撮影シーケンスでは、1回目の撮影シーケンスで撮影した角度と同じ角度を回転制御装置で検出し、この検出した角度に対応する1回目と同じX線撮影条件で撮影するものである。
1)1回目の撮影シーケンス(I)の撮影時と同様に、制御操作卓6から2回目の撮影シーケンス(II)の撮影開始指令が発せられると、前記制御操作卓6で設定した各種撮影制御パラメータはシステム制御装置7に入力され、各構成要素に前記各種撮影制御パラメータを設定する。
a)回転制御装置8には、回転開始指令、1回目の撮影シーケンス(I)と同じ回転支持器5の回転速度、撮影開始角度、撮影角度、撮影終了角度等の回転撮影に必要な回転支持器5の回転制御パラメータを設定する。
b)X線制御装置9には、第1のメモリ9fに記憶してある撮影開始角度に対応するX線撮影条件を読み出し、これをX線高電圧装置11に入力する。
c)画像処理装置12には、1回目の撮影シーケンス(I)と同様に、各種画像処理演算及び画像表示に必要なパラメータを設定する。
2)回転制御装置8から回転支持器5の回転駆動装置(図示省略)に回転制御信号が入力され、この制御信号に基づいて回転支持器5は回転を開始し、加速する。
3)回転支持器5が加速し、ロータリエンコーダ10から出力される回転数に比例したパルスを前記回転制御装置8でカウントし、このカウント値から設定された1回目の撮影シーケンス(I)と同じ定常の回転速度を検出し、前記回転速度が一定となった後に前記1回目の撮影シーケンス(I)と同じ撮影開始角度から撮影を開始する。
4)以降、1回目の撮影シーケンス(I)と同じ撮影角度を検出する毎に、回転制御装置8からX線制御装置9の第1のメモリ9fに記憶されているX線撮影条件を読み出して、これをX線高電圧装置11に入力すると共に前記回転制御装置8から出力されるX線照射指令(同期指令)としてのX線照射信号(図5のLow-Highパルス信号)を前記X線高電圧装置11に入力して撮影を行ない、撮影終了角度で2回目の撮影シーケンス(II)を終了する。
前記第2のメモリ12dに記憶された画像データは、必要な画像処理演算を演算部12eで行い、演算された画像データをデジタル/アナログ変換部12fで画像に変換し、撮影した画像を表示装置13に表示する。
図6に、立体撮影に必要な最小の撮影角度範囲である180度の撮影シーケンスを複数繰り返した場合の時間と回転支持器の回転角度の関係を示す。
撮影シーケンス(I)において、回転支持器5は、回転角度0度から180度まで回転し、該180度で撮影を終了すると、0度の位置に戻り、撮影シーケンス(I)の後処理と撮影シーケンス(II)の準備を行った後に、前記撮影シーケンス(II)を開始し、この撮影シーケンスが終了すると、次の撮影シーケンス(III)以降を実行する。この図6では、0度から180度までの回転時間と、180度から0度に戻る回転時間を同一としているが、特に限定するものではなく、前記回転時間が異なっていても問題はない。
特に、回転撮影にDSA機能を付加した回転DSA撮影においては、1回目の撮影シーケンスに相当するマスク像と、2回目の撮影シーケンスに相当するコントラスト像とのサブトラクション画像において、前記マスク像とコントラスト像とで造影剤注入による濃度差以外に、X線撮影条件の相違による濃度差を低減することができ、サブトラクション像においてアーチファクトの低減に効果があるものとなる。
図7に示す第二の実施形態の撮影動作は、第3のメモリ12gに関連する動作以外は図2の第一の実施形態と同一であるので、ここでは手術前と手術後の画像を比較するために、前記手術前の撮影シーケンス(1回目の撮影シーケンス(I))と手術後の撮影シーケンス(2回目の撮影シーケンス(II))で撮影する例について前記第3のメモリの役目を主体として説明する。
このC字型アームによる回転支持器の回転範囲は300度以上の回転が可能なものが一般的となっており、充分に立体撮影が可能である。
すなわち、過去画像と新たに撮影する画像とのX線撮影条件を同一にすることにより、前記過去画像と新たに撮影した画像とのCT値(各要素のX線吸収係数に比例した画像のコントラストスケールの値)を比較する際に、X線撮影条件が異なることによって発生する再構成演算の誤差に基づくアーチファクトの低減にも有効である。
Claims (8)
- 被検者にX線を照射するX線照射手段と、前記被検者を挟んで前記X線照射手段と対向して配置され前記被検者を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記被検者の周りに前記X線照射手段及びX線検出手段を支持して回転させる回転支持手段と、回転撮影制御パラメータの設定と操作を指示する操作手段と、前記回転支持手段を回転制御する回転制御手段と、前記回転支持手段の回転角度を検出する回転角度検出手段と、前記被検者に照射するX線を制御するX線制御手段と、このX線制御手段からのX線撮影条件に対応した高電圧を発生しこれを前記X線照射手段に印加するX線高電圧発生手段と、前記X線検出手段で検出した画像データから所望の画像を生成する画像処理手段と、前記画像を表示する表示手段とを備え、前記被検者の同一撮影部位を複数回の撮影シーケンスで撮影するX線回転撮影装置であって、前記X線制御手段は、前記操作手段で設定した撮影角度を前記回転角度検出手段からの信号により前記回転制御手段で検出し、この検出信号に同期して前記画像の濃度を目標の濃度に制御するためのX線撮影条件を決定するX線撮影条件決定手段と、該決定したX線撮影条件を次の撮影角度におけるX線撮影条件として1回目の撮影シーケンスの撮影を行い、少なくとも前記X線撮影条件と前記撮影角度とを対応付けする手段と、前記対応付けしたX線撮影条件と撮影角度とを記憶する手段と、2回目以降の撮影シーケンスにおける撮影時に前記記憶手段に記憶したX線撮影条件を前記撮影角度に対応して読み出し、これを前記X線高電圧発生手段に設定する手段とを備えたことを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1において、前記複数回の撮影シーケンスのうち、1回目の撮影シーケンスはマスク像撮影シーケンスで、2回目以降の撮影シーケンスはコントラスト像撮影シーケンスであって、前記マスク像とコントラスト像とのサブトラクション画像を得ることを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1において、さらに前記対応付け手段に前記回転支持手段の回転速度情報を付加することを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1,2,又は3において、さらに前記撮影シーケンスにおける画像データと被検者情報とを前記対応付け手段に付加し、これを前記記憶手段若しくは別の記憶手段に記憶することを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項4において、前記1回目の撮影シーケスは手術前若しくは治療前の撮影シーケンスで、2回目以降の撮影シーケンスは手術後若しくは治療後の撮影シーケンスであることを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1,2,3,4又は5において、前記記憶手段又は前記別の記憶手段に記憶したデータを外部記憶手段に転送して記憶する手段を備えたことを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1,2,3,4,5又は6において、前記回転支持手段はC字型アームの回転支持手段であることを特徴とするX線回転撮影装置。
- 請求項1,2,3,4,5,6又は7において、前記回転支持手段で支持するX線照射手段は該回転支持手段の一端で支持し、前記X線検出手段は前記回転支持手段の他端で支持して、前記回転支持手段の回転中心部分に空間を形成し、前記被検者の周りからの透過X線データを取得し、このデータより立体画像を得ることを特徴とするX線回転撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052421A JP2006230843A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | X線回転撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005052421A JP2006230843A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | X線回転撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006230843A true JP2006230843A (ja) | 2006-09-07 |
Family
ID=37039115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005052421A Pending JP2006230843A (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | X線回転撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006230843A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009066062A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2010284204A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
JP2011161091A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Toshiba Corp | X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム |
JP2015100475A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社東芝 | X線診断装置 |
JP2015134201A (ja) * | 2010-10-20 | 2015-07-27 | メドトロニック・ナビゲーション,インコーポレーテッド | 患者のモデル構築を最適化するための、選択される画像を取得する技術 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07299055A (ja) * | 1994-04-30 | 1995-11-14 | Shimadzu Corp | 回転型x線撮影装置 |
JPH08238232A (ja) * | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置 |
JPH10192267A (ja) * | 1997-01-14 | 1998-07-28 | Hitachi Medical Corp | X線装置 |
JPH11244272A (ja) * | 1998-02-28 | 1999-09-14 | Shimadzu Corp | X線撮影装置 |
JP2003033344A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-04 | Hitachi Medical Corp | 2次元x線検出器を用いたx線回転撮影装置 |
JP2003235835A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-26 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2004081275A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Toshiba Corp | X線診断装置およびその制御方法 |
-
2005
- 2005-02-28 JP JP2005052421A patent/JP2006230843A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07299055A (ja) * | 1994-04-30 | 1995-11-14 | Shimadzu Corp | 回転型x線撮影装置 |
JPH08238232A (ja) * | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置 |
JPH10192267A (ja) * | 1997-01-14 | 1998-07-28 | Hitachi Medical Corp | X線装置 |
JPH11244272A (ja) * | 1998-02-28 | 1999-09-14 | Shimadzu Corp | X線撮影装置 |
JP2003033344A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-02-04 | Hitachi Medical Corp | 2次元x線検出器を用いたx線回転撮影装置 |
JP2003235835A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-26 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2004081275A (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-18 | Toshiba Corp | X線診断装置およびその制御方法 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009066062A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2010284204A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Toshiba Corp | 医用画像表示装置 |
JP2011161091A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Toshiba Corp | X線診断装置、画像処理装置及びx線診断システム |
JP2015134201A (ja) * | 2010-10-20 | 2015-07-27 | メドトロニック・ナビゲーション,インコーポレーテッド | 患者のモデル構築を最適化するための、選択される画像を取得する技術 |
JP2015100475A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社東芝 | X線診断装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5196798B2 (ja) | 放射線画像投影装置および方法 | |
US20070172102A1 (en) | Imaging apparatus and method for the operation thereof | |
WO2013005833A1 (ja) | X線撮影装置およびそのキャリブレーション方法 | |
JP5269358B2 (ja) | X線ct装置 | |
JP5388472B2 (ja) | 制御装置、x線撮影システム、制御方法、及び当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。 | |
WO2014156796A1 (ja) | 放射線撮影装置、放射線撮影方法、放射線撮影制御プログラム | |
JP2006075236A (ja) | X線撮影装置 | |
JP2011172644A (ja) | X線画像診断装置及びx線画像処理方法 | |
JP2008061817A (ja) | X線画像診断装置及び画像データ生成方法 | |
JP2011072346A (ja) | X線画像撮影装置、撮影方法および撮影プログラム | |
JP5550209B2 (ja) | X線撮影装置 | |
JP5422171B2 (ja) | X線画像診断装置 | |
JP2006230843A (ja) | X線回転撮影装置 | |
JP2009297284A (ja) | 放射線画像撮影装置および方法 | |
JP2005198762A (ja) | X線診断装置及び照射線量制御方法 | |
KR100280198B1 (ko) | Ct촬영이가능한x선촬영장치및방법 | |
JPH09276259A (ja) | X線診断装置 | |
JP2006116038A (ja) | X線診断装置及びx線撮影方法 | |
JP2006288739A (ja) | X線ct装置 | |
JP2004081275A (ja) | X線診断装置およびその制御方法 | |
JP4976880B2 (ja) | X線装置およびx線画像作成方法 | |
JP4169312B2 (ja) | X線画像診断装置 | |
JP2006122549A (ja) | X線診断装置 | |
JP2003250087A (ja) | X線診断装置 | |
JP2012070840A (ja) | 放射線撮影装置、方法およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080111 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100817 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101019 |