JP5624291B2 - X線撮影システム及び被検体支持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、被検体にX線を照射し、被検体を透過したX線の線量に基づく画像を形成するX線撮影システム、及びこのようなX線撮影において被検体を支持する被検体支持装置に関する。
X線撮影においては、被検体支持装置により支持された状態の被検体を撮影するのが一般的である。たとえば、特許文献1には横になった状態の被検体を支持する装置が記載されており、特許文献2には立った状態の被検体を支持する装置が記載されている。
また、X線撮影システムによる撮影手法として長尺撮影と呼ばれるものがある。長尺撮影とは、画像一枚の撮影可能領域よりも広い範囲を撮影対象とするもので、撮影部位の異なる複数の画像を順次に撮影し、得られた複数の画像をつなぎ合わせて(貼り合わせて)一つの画像を形成する手法である(たとえば特許文献2、3を参照)。特許文献2に記載の被検体支持装置は、立位の被検体に対する長尺撮影において使用される。
特開2008−136773号公報 特開2005−278812号公報 特開2008−220号公報
従来のX線撮影システムでは、撮影に関する各種設定操作を被検体支持装置から離れた位置、たとえば画像処理装置(コンソール)やX線管の近傍に設けられた操作部で行うようになっていた。一例として、撮影範囲の設定操作は、X線管の位置や絞りを調整することにより実施されていた。また、被検体の体厚方向における画像貼り合わせ面(貼り合わせ深度)の設定操作は、画像処理装置に数値入力を行うことにより行われていた。
このように被検体支持装置から離れた位置で設定操作を行うと、被検者は設定操作の間ずっと一人でいることとなるため不安を感じることがあった。画像処理装置は撮影室の外部に設置されるのが通常であるから、設定操作時に撮影室内に一人残されるのは、特に子供などにとっては心理的負担となるおそれがある。
また、被検者の安全を考慮すると被検者の近くで設定操作を行うことが望ましいが、従来のX線撮影システムでは設定操作を被検者から離れた位置で行わねばならなかった。
また、従来のX線撮影システムでは設定操作が難しかったり煩雑だったりといった問題もある。たとえば画像の貼り合わせ深度の設定操作は、その深度を示す数値を入力することにより行うが、貼り合わせ面を直感的に把握しにくいために設定を容易に行うことができず、設定ミスを引き起こす要因にもなっていた。
また、画像に目盛(定規)を写し込んで距離計測を行う場合において、従来では、貼り合わせ深度から外れた位置に目盛が配置された状態で撮影を行っていたため、目盛のスケールにズレが生じて正確に距離を計測することができなかった。
この発明は、以上のような問題を解決するために為されたものであり、その目的は、被検体の安全性向上を図ることが可能なX線撮影システム及び被検体支持装置を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、撮影のための設定操作の容易化を図ることが可能なX線撮影システム及び被検体支持装置を提供することにある。
また、この発明の更に他の目的は、長尺撮影において距離計測を正確に行うことが可能なX線撮影システム及び被検体支持装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被検体を支持する被検体支持装置と、X線を発生するX線発生源及び前記発生されたX線の照射範囲を規制する絞り羽根を有するX線絞りを含み、前記支持された被検体に向けてX線を照射するX線照射部と、前記被検体の体軸方向及び前記被検体に対して接近/離反する方向のそれぞれに前記X線照射部を移動させる照射移動機構と、前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出器と、前記被検体の体軸方向に前記X線検出器を移動させる検出移動機構とを含み、前記照射移動機構及び前記検出移動機構によってそれぞれ前記X線照射部及び前記X線検出器を移動させて前記被検体の複数の異なる部位の画像をそれぞれ形成し、前記複数の画像を貼り合わせて前記被検体の広域画像を形成する撮影手段と、前記被検体支持装置に設けられ、前記撮影手段により前記画像を形成するときの条件を設定するための操作手段と、を備え、前記操作手段は、前記撮影手段により画像が形成される前記被検体の範囲を表す撮影範囲を前記条件として設定するための撮影範囲設定部を含み、前記撮影手段は、前記設定された撮影範囲に基づいて前記絞り羽根の位置、前記照射移動機構による前記X線照射部の位置、及び前記検出移動機構による前記X線検出器の位置を決定して前記被検体の画像を形成する、ことを特徴とするX線撮影システムである。
また、請求項8に記載の発明は、被検体を支持する被検体支持装置と、X線を発生するX線発生源及び前記発生されたX線の照射範囲を規制する絞り羽根を有するX線絞りを含み、前記支持された被検体に向けてX線を照射するX線照射部と、前記被検体の体軸方向及び前記被検体に対して接近/離反する方向のそれぞれに前記X線照射部を移動させる照射移動機構と、前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出器と、前記被検体の体軸方向に前記X線検出器を移動させる検出移動機構とを含み、前記照射移動機構及び前記検出移動機構によってそれぞれ前記X線照射部及び前記X線検出器を移動させて前記被検体の複数の異なる部位の画像をそれぞれ形成し、前記複数の画像を貼り合わせて前記被検体の広域画像を形成する撮影手段と、前記被検体支持装置に設けられ、前記支持された被検体の体軸方向を長手方向とし、前記被検体の体厚方向に移動可能に保持され、前記撮影手段により形成される画像に写り込み可能な目盛が前記長手方向に沿って設けられた可動部材と、を備えることを特徴とするX線撮影システムである。
また、請求項9に記載の発明は、X線発生源とX線検出器との間に配置されて被検体を支持する被検体支持装置であって、前記X線発生源及び前記X線検出器を用いて前記被検体の画像を形成するときの条件を設定するための操作手段が設けられ、前記操作手段は、画像が形成される前記被検体の範囲を表す撮影範囲を前記条件として設定するための撮影範囲設定部と、前記被検体の複数の異なる部位を表す複数の画像を貼り合わせて広域画像を形成するときの、前記被検体の体厚方向における前記複数の画像の貼り合わせ深度を前記条件として設定するための貼り合わせ深度設定部とを含む、ことを特徴とする。
この発明の第1の態様によれば、被検体の画像を形成するときの条件を設定するための操作手段が被検体支持装置に設けられているので、条件の設定操作を被検体のすぐそばで行うことができる。それにより、被検体から離れた場所で条件を設定していた従来と比較して、被検体の安全性の向上を図ることが可能である。
また、この発明の第1の態様によれば、被検体を近くで目視観察しながら設定操作を行えるので、条件の設定操作を容易に行うことができる。
この発明の第2の態様によれば、被検体支持装置に可動部材が設けられている。この可動部材は、被検体支持装置に支持された被検体の体軸方向を長手方向とし、この被検体の体厚方向に移動可能に保持され、形成される画像に写り込み可能な目盛が長手方向に沿って設けられたものである。このような可動部材を設けることにより、目盛自体を被検体の体厚方向に移動できるので、長尺撮影において画像に写り込んだ目盛が正確に繋がるとともに、距離計測を正確に行うことができる。
この発明に係るX線撮影システムの実施の形態の全体構成の一例を表す概略側面図である。 この発明に係るX線撮影システムの実施の形態の被検体支持装置の構成の一例を表す概略斜視図である。 この発明に係るX線撮影システムの実施の形態の制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 X線撮影システムによる長尺撮影における画像の貼り合わせ深度についての概略説明図である。 X線撮影システムによる長尺撮影における画像の貼り合わせ深度についての概略説明図である。 X線撮影システムによる長尺撮影における画像の貼り合わせ深度についての概略説明図である。 この発明に係るX線撮影システムの実施の形態の被検体支持装置の構成の一例を表す概略側面図である。 この発明に係るX線撮影システム又は被検体支持装置の実施の形態の目盛の構成の一例を表す概略斜視図である。
この発明に係るX線撮影システム及び被検体支持装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[システム構成]
この実施形態に係るX線撮影システムの構成例を図1〜図3に示す。このX線撮影システムは、立った状態(立位)での撮影と横になった状態(臥位)での撮影との双方を実施可能である。この実施形態では、立位撮影に使用される被検体支持装置(立位撮影台20)に対してこの発明に係る構成を適用した場合を特に詳しく説明する。臥位撮影に使用される被検体支持装置(臥位撮影台14)についても同様の構成を適用することが可能である。
被検体99は立位撮影台20に支持されているものとする。被検体99は載置台21の上面21aに立った状態で支持される。立位撮影台20には図示しない固定ベルトが設けられている。この固定ベルトにより、被検体99は、たとえばその背中が背面板22に接する状態で固定される。また、被検体99は必要に応じてハンドル24を把持して自身を支える。ハンドル24は回動可能に構成されており、フレーム23の外側に退避できるようになっている。
立位撮影台20は、図示しないキャスタ等によって床面上を移動可能とされている。立位撮影台20は、接続部17を介して立位スタンド13に接続される。接続部17は、立位スタンド13と立位撮影台20とを機械的に接続する機構とともに、これらを電気的に接続するケーブルを備えている。このケーブルは、立位撮影台20にて各種条件が設定されたときに(後述)、その設定内容に対応する電気信号を立位スタンド13に伝送するためのものである。なお、ケーブルの代わりに、電波通信や赤外線通信によって信号を伝送するように構成することも可能である。
X線検出器5は、たとえば平面検出器(Flat Panel Detector;FPD)により構成される。X線検出器5は、立位スタンド13の支柱4に格納された駆動機構によって上下方向(Z方向)に移動される。この駆動機構はモータ51を含んで構成される。モータ51の動作は制御部52により制御される。
X線管保持装置1はX線管2とX線絞り3を保持している。立位撮影に使用されるX線管保持装置1は、その上端部が天井に設置された前後レール6に係合されている。このX線管保持装置1は、前後レール6に案内されて、立位スタンド13及び立位撮影台20に対して接近/離反する方向に移動可能とされている。
また、臥位撮影に使用されるX線管保持装置1は、その上端部が天井に設置された左右レール7に係合されている。このX線管保持装置1は、左右レール7に案内されて、臥位撮影台14の天板9の短手方向に移動可能とされている。天板9には被検体が横になった状態で載置される。天板9の下方にはX線検出器10が設けられている。X線検出器10は、たとえば平面検出器により構成される。天板9とX線検出器10は、それぞれ寝台部8に格納された駆動機構によって移動される。
各X線管保持装置1は、上下方向に伸縮可能に構成されている。それにより、X線管2及びX線絞り3は上下方向に移動される。各X線管保持装置1は、モータ41を含む駆動機構を備えており、上下方向や前後方向に電動で移動可能とされている。モータ41の動作は制御部42に制御される。
X線管2はX線98を発生する。X線絞り3は、X線管2から発生されたX線98の照射範囲を規制する絞り羽根を有する。また、X線管2の側面には表示器11が設けられている。表示器11には、撮影時の設定条件(撮影条件)や患者情報などの各種情報が表示される。表示器11の周囲に操作デバイスを設けてもよい。また、表示器11をタッチパネルディスプレイで構成することにより表示器11自体を操作デバイスとして使用できるようにしてもよい。
高電圧装置16は、X線98を発生させるための高電圧をX線管2に印加する。この高電圧は高電圧発生部91により発生されてX線管2に供給される。高電圧発生部91の動作はX線制御部92により制御される。
X線制御部92にはハンドスイッチ93が接続されている。ハンドスイッチ93は撮影のトリガスイッチである。ハンドスイッチ93が操作されると電気信号がX線制御部92に入力される。この電気信号を受けたX線制御部92は、高電圧発生部91を制御して高電圧をX線管2に供給させるとともに、検出制御部80の制御部81にX線検出器5の動作制御を実施させる。
高電圧を受けたX線管2はX線98を発生する。X線98はX線絞り3により照射範囲が規制されて被検体99に照射される。被検体99を透過したX線98はX線検出器5に検出される。X線検出器5はX線98の検出結果を電気信号に変換して転送部82に送信する。転送部82はこの電気信号を画像処理装置15に送信する。
画像処理装置15は、転送部82からの電気信号に基づいて被検体99の画像を形成する。また、画像処理装置15は、このX線撮影システムのコンソールとして用いられる。画像処理装置15は、マイクロプロセッサ、記憶装置(RAM、ROM、ハードディスクドライブ等)、操作デバイス、入力デバイス、表示デバイス、通信インターフェイスなどを含んで構成される。
システム制御部71は、このX線撮影システムの各部を制御する。たとえば、システム制御部71は、X線管保持装置1の制御部42を制御してモータ41を動作させ、それによりX線管2を前後方向や上下方向に移動させる。また、システム制御部71は、高電圧装置16のX線制御部92を制御してX線条件(X線98の線量等)を変更させる。また、システム制御部71は、X線絞り3を制御してX線98の照射範囲を変更させる。また、システム制御部71は、立位スタンド13の制御部52を制御してモータ51を動作させ、それによりX線検出器5を上下情報に移動させる。同様に、システム制御部71は、臥位撮影台14の天板9の移動制御やX線検出器10の制御を行う。
操作部72は、このX線撮影システムの操作や各種情報入力などに用いられる。操作部72は、キーボードやマウスなど、操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。
記憶部73は各種情報を記憶する。記憶部73には、このX線撮影システムを動作させるためのコンピュータプログラムが予め記憶されている。また、記憶部73は、撮影された画像(の画像データ)、患者情報、カルテ情報、撮影条件などが適宜に記憶される。システム制御部71は、記憶部73に情報を記憶させる動作、及び記憶部73に記憶された情報を読み出す動作を実行する。
画像処理部74は、X線検出器5から転送部82を介して送信された電気信号に基づいて被検体99の画像(デジタル画像データ)を形成する。また、画像処理部74は、この画像に対して各種の画像処理を施す。
表示出力部75は、システム制御部71の制御を受けてモニタ12に情報を表示させる。モニタ12は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。
通信部76は、システム制御部71の制御の下、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して外部装置と通信する。通信部76はLANカード等の通信インターフェイスを含んで構成される。
[立位撮影台(被検体支持装置)]
以下、この実施形態の特徴部分である立位撮影台20について説明する。従来のX線撮影システムでは、画像処理装置15や表示器11(及びその周囲の操作デバイス:上述)を用いて撮影条件を手作業で設定していた。これに対し、この実施形態では撮影条件を手作業で設定するための操作手段が立位撮影台20に設けられる。なお、前述のように、臥位撮影台14に同様の操作手段を設けることも可能である。
操作手段によって設定される撮影条件としては、撮影範囲、画像の貼り合わせ深度、X線発生源の位置(X線管2の高さ)、画像の貼り合わせ位置(貼り合わせ高さ)などがある。
撮影範囲は、画像形成対象となる被検体99の身体領域を表す。撮影を一度だけ行う場合には、この一回の撮影で形成される画像に対応する範囲を撮影範囲として設定する。たとえば胸部X線撮影においては、被検体99の首付近から腹部付近までの範囲(被検体の体軸方向に沿った範囲)を撮影するので、首付近の位置(上限位置)と腹部付近の位置(下限位置)とを設定する。これら上限位置と下限位置とを境界とする領域が撮影範囲となる。
また、長尺撮影のように複数回撮影を行う場合には、これら複数回の撮影で形成される画像全体に対応する範囲を撮影範囲として設定する。一繋がりの画像を取得する場合、この一繋がりの範囲の両端位置を設定する。たとえば下肢全長を撮影する場合、被検体99の股関節の位置(上端位置)と足の裏の位置(下端位置)とを設定する。これら上限位置と下限位置とを境界とする領域が撮影範囲となる。また、被検体の断続的な画像を取得する場合、断続的な各画像に対応する範囲の両端位置を設定する。各断続的な範囲を合成した全体領域が撮影範囲となる。
画像の貼り合わせ深度は長尺撮影を行う場合に設定される。長尺撮影は、被検体99の複数の異なる部位をそれぞれ撮影し、それにより得られた複数の画像を貼り合わせて被検体99の広域的な画像(広域画像)を形成する撮影手法である。
被検体99に照射されるX線98はそのビーム径が次第に拡大するもの(拡散ビーム)であるから、被検体99の体厚方向(Y方向)の位置(深度位置)に応じて撮影倍率が変わる。具体的には、被検体99に対するX線98の入射面から近い位置(浅い位置)にある組織は、入射面から遠い位置(深い位置)にある組織よりも高倍率で撮影される。長尺撮影では、観察対象部位(たとえば脊椎)がズレなく繋がるように複数の画像を貼り合わせたい。そのため、観察対象部位に相当する貼り合わせ深度を高精度で設定する必要がある。
画像の貼り合わせ深度について図4〜図6を参照しつつ詳しく説明する。図4及び図5は、X線管2とX線検出器5の高さを同じ距離だけ変更して2回撮影を行う場合のX線98の照射軌跡を表している。図4は被検体99の深い部位を貼り合わせ面Gとする場合を、図5は被検体99の浅い部位を貼り合わせ面Hとする場合をそれぞれ表している。
深い部位の貼り合わせ面Gを設定する場合(図4を参照)、上方に位置するX線管2から出力されたX線98Aは、X線絞り3により照射範囲が規制され、ビーム径を拡大しながら被検体99に入射する。被検体99を透過したX線98Aは、上方に位置するX線検出器5に検出される。このとき、貼り合わせ面G上の任意の点Pを通過するX線98Aの一部98A´は、X線検出器5の検出面の位置PAに到達して検出される。位置PAは、上方に位置するX線検出器5の検出面の下端近くである。
同様に、下方に位置するX線管2から出力されたX線98Bは、下方に位置するX線検出器5に検出される。このとき、点Pを通過するX線98Bの一部98B´は、X線検出器5の検出面の位置PBに到達して検出される。位置PBは、下方に位置するX線検出器5の検出面の上端近くである。
一方、浅い部位の貼り合わせ面Hを設定する場合(図5を参照)、上方に位置するX線管2から出力されたX線98Aは、同様にして上方に位置するX線検出器5に検出される。このとき、貼り合わせ面H上の任意の点Qを通過するX線98Aの一部98αは、X線検出器5の検出面の位置QAに到達して検出される。位置QAは、上方に位置するX線検出器5の検出面の下端近くである。
同様に、下方に位置するX線管2から出力されたX線98Bは、下方に位置するX線検出器5に検出される。このとき、点Qを通過するX線98Bの一部98βは、X線検出器5の検出面の位置QBに到達して検出される。位置QBは、下方に位置するX線検出器5の検出面の上端近くである。
図4に示す貼り合わせ面Gを採用する場合、図6(A)に示すように位置PAの高さと位置PBの高さを一致させるようにして双方の画像を貼り合わせる。位置PAと位置PBとの高さの差をaとする。
一方、図5に示す貼り合わせ面Hを採用する場合、図6(B)に示すように位置QAの高さと位置QBの高さとを一致させるようにして双方の画像を貼り合わせる。位置QAと位置QBとの高さの差をbとする。差bは差aよりも大きくなる。
たとえば脊椎の全体的な状態を観察したい場合には、脊椎の位置に相当する貼り合わせ面(貼り合わせ面Gとする)にて双方の画像を繋ぎ合わせなければならない。しかし、もしも貼り合わせ面Hにて双方の画像を繋ぎ合わせてしまうと、貼り合わせ位置において脊椎の画像にb−aだけズレが生じてしまう。このように、貼り合わせ深度の設定は長尺撮影において重要である。
X線発生源の位置(X線管2の高さ)は、撮影時におけるX線管2の高さ位置を表す。一回のみ撮影する場合には、この一回の撮影におけるX線管2の高さ位置が設定される。また、長尺撮影のようにX線管2の位置を変えて撮影する場合には、各回の撮影におけるX線管2の高さ位置が設定される。なお、伏臥撮影においては、被検体の体軸方向に沿ったX線管2の水平方向の位置が設定される。
画像の貼り合わせ位置は長尺撮影を行う場合に設定される。貼り合わせ位置は、隣接する二枚の画像を被検体の体軸方向のどの位置で貼り合わせるかを表す。
以上のような撮影条件を立位撮影台20にて設定するための操作手段の構成例を図2に示す。なお、図2においては、操作手段を見やすくするために、ハンドル24が省略されるとともにフレーム23が破線で描写されている。
立位撮影台20の背面板22にはレール25A、25Bが取り付けられている。レール25Aは上方側に設置され、レール25Bは下方側に設置されている。各レール25A、25Bは、その長手方向がX方向(体幅方向)に沿うように配置されている。
レール25A、25Bには、それぞれ係合部27A、27Bを介して保持部材26が接続されている。保持部材26は、後述の各種操作手段を保持する棒状の部材であり、Z方向(体軸方向)に沿って配設される。係合部27Aは、保持部材26の上端部分をレール25Aに係合させる。係合部27Bは、保持部材26の下端部分をレール25Bに係合させる。各係合部27A、27Bは、保持部材26がレール25A、25Bに沿ってX方向に移動可能となるように、保持部材26をレール25A、25Bに接続する。また、各係合部27A、27Bは、保持部材26がズレないようにする固定部(たとえば締め付け機構)を備えていてもよい。
保持部材26には撮影範囲設定部28A、28Bが接続されている。各撮影範囲設定部28A、28Bは、Y方向を長手方向とする棒状の部材である。保持部材26は、各撮影範囲設定部28A、28Bの一端側を保持している。各撮影範囲設定部28A、28Bは、保持部材26に対してZ方向に沿って移動可能とされている。保持部材26と各撮影範囲設定部28A、28Bとの接続部は、たとえば、保持部材26の長手方向に沿ったレールと、このレールに係合する各撮影範囲設定部28A、28Bの係合部とからなる。また、各撮影範囲設定部28A、28Bがズレないようにする固定部(たとえば締め付け機構)が設けられていてもよい。
各撮影範囲設定部28A、28Bの他端側には貼り合わせ深度設定部29が接続されている。この接続部分は、保持部材26との接続部と同様に構成されている。それにより、各撮影範囲設定部28A、28Bは、保持部材26及び貼り合わせ深度設定部29の双方に対してZ方向に沿って移動可能とされる。貼り合わせ深度設定部29は、Z方向を長手方向とする板状の部材により構成される。
貼り合わせ深度設定部29は、撮影範囲設定部28A、28Bに対してY方向に沿って移動可能とされている。この機構もたとえばレールと係合部によって構成できる。
貼り合わせ深度設定部29の前面(−Y側の面)又は後面には、その長手方向(Z方向)に沿って目盛(後述の図8を参照)が設けられている。この目盛は、撮影された画像に写り込むようになっている。その構成例として、貼り合わせ深度設定部29(たとえばプラスティック)と異なるX線透過率を有する素材(たとえば鉛)で目盛を形成することができる。また、貼り合わせ深度設定部29の表面を掘って目盛を刻み付けるようにしてもよい。
貼り合わせ深度設定部29の前面にはX線管位置設定部30A、30Bと貼り合わせ位置設定部31が設けられている。これら各設定部30A、30B、31は、貼り合わせ深度設定部29上をZ方向に沿って移動可能に構成されている。この機構もたとえばレールと係合部により構成できる。
X線管位置設定部30A、30Bは、撮影時におけるX線発生源の位置(X線管2の高さ)を設定するために用いられる。なお、X線管位置設定部の個数は二個には限定されず、一個以上の任意個数だけ設けられる。
貼り合わせ位置設定部31は、長軸撮影における画像の貼り合わせ位置を設定するために用いられる。貼り合わせ位置設定部の個数は一個には限定されず、一個以上の任意個数だけ設けられる。
以上のような撮影範囲設定部28A、28B、貼り合わせ深度設定部29、X線管位置設定部30A、30B、及び貼り合わせ位置設定部31は、それぞれ操作手段の一例であり、図3に示す設定操作部61はこれら操作手段を含んでいる。
設定操作部61に含まれる各操作手段は、撮影条件を設定するためにその位置が移動される。各操作手段には、その位置を検出する手段が設けられている。この位置検出手段としては、たとえばエンコーダ、ポテンショメータ、マイクロスイッチなど、任意の位置検出センサを用いることができる。
位置検出手段は、当該操作手段の位置を表す電気信号を生成する。生成された電気信号は、通信部62により接続部17を介して立位スタンド13の通信部53に送信される。通信部53は、受信した電気信号を画像処理装置15に送信する。システム制御部71は、受信した電気信号に示す撮影条件を記憶部73に記憶させるとともに、この撮影条件に応じてシステム各部を制御する。以下、上記の各操作手段により撮影条件が設定されたときのシステムの動作を説明する。
[動作]
〔撮影範囲を設定する場合〕
撮影範囲を設定する場合、オペレータ(放射線技師、医師等)は、撮影範囲設定部28A、28Bをそれぞれ上下方向に移動させて撮影範囲を設定する。各撮影範囲設定部28A、28Bは移動後の位置を検出し、その位置を表す電気信号を生成する。撮影範囲のみ設定する場合、オペレータはここで決定ボタン32を押下する。通信部62は、決定ボタン32が押下されたことに対応し、この電気信号を立位スタンド13に送る。立位スタンド13の通信部53は、この電気信号を画像処理装置15に送る。
システム制御部71は、この電気信号に基づく撮影範囲、すなわち、撮影範囲設定部28Aの位置と撮影範囲設定部28Bの位置とを認識する。更に、システム制御部71は、この撮影範囲に基づいてX線絞り3、X線管保持装置1の制御部42及び立位スタンドの制御部52を制御し、絞り羽根の位置、X線管2の高さ位置、及びX線検出器5の高さ位置を決定する。撮影範囲に基づいてこれら条件を決定する処理は、従来と同様にして実行される。そして、このX線撮影システムは、ハンドスイッチ93や操作部72が操作されたことに対応して被検体99の撮影を実行する。画像処理装置15は、X線検出器5による検出結果に基づいて被検体99の画像を形成する。
〔画像貼り合わせ深度を設定する場合〕
画像貼り合わせ深度を設定する場合、オペレータは、貼り合わせ深度設定部29をY方向に移動させて、長尺撮影における画像の貼り合わせ深度を設定する。貼り合わせ深度設定部29は移動後の位置を検出し、その位置を表す電気信号を生成する。貼り合わせ深度のみ設定する場合、オペレータはここで決定ボタン32を押下する。通信部62は、決定ボタン32が押下されたことに対応し、この電気信号を立位スタンド13に送る。立位スタンド13の通信部53は、この電気信号を画像処理装置15に送る。
システム制御部71は、この電気信号に基づく貼り合わせ深度、すなわち貼り合わせ深度設定部29の位置を認識する。長尺撮影が実施されて被検体99の複数の画像が形成されたら、画像処理部74は、この貼り合わせ深度において複数の画像を貼り合わせて広域画像を形成する。
この処理は従来と同様にして実行できる。たとえば、まず、この貼り合わせ深度に対応する画像領域を各画像中から特定し、特定された画像領域を繋ぎ合せるように隣接する画像の貼り合わせ部分(のりしろ)を重ね合わせることにより複数の画像を貼り合わせる。
なお、各画像中の画像領域を特定する方法としては手作業で行う方法と画像処理で行う方法がある。前者の例として、各画像をモニタ12に表示させ、この表示画像を観察して当該貼り合わせ深度に相当する画像領域を特定し、この特定領域を操作部72を用いて指定する方法がある。後者の例として、各画像や位置情報を解析することにより、当該貼り合わせ深度に相当する体内部位(たとえば脊椎)の画像領域を特定する方法がある。
貼り合わせ深度設定部29に目盛が付されている場合、各画像に写り込んだ目盛の画像は広域画像中にも写り込んでいる。
〔X線管の位置を設定する場合〕
X線管2の位置を設定する場合、オペレータは、X線管位置設定部30A、30Bをそれぞれ上下方向に移動させて撮影範囲を設定する。各X線管位置設定部30A、30Bは移動後の位置を検出し、その位置を表す電気信号を生成する。X線管2の位置のみ設定する場合、オペレータはここで決定ボタン32を押下する。通信部62は、決定ボタン32が押下されたことに対応し、この電気信号を立位スタンド13に送る。立位スタンド13の通信部53は、この電気信号を画像処理装置15に送る。
システム制御部71は、この電気信号に基づくX線管2の位置、すなわち、X線管位置設定部30Aの位置とX線管位置設定部30Bの位置とを認識する。更に、システム制御部71は、このX線管2の位置に基づいて制御部42を制御してモータ41を動作させ、それにより当該位置にX線管2を配置させる。
〔画像貼り合わせ位置を設定する場合〕
画像貼り合わせ位置を設定する場合、オペレータは、貼り合わせ位置設定部31を上下方向に移動させて、長尺撮影における画像の貼り合わせ位置を設定する。貼り合わせ位置設定部31は移動後の位置を検出し、その位置を表す電気信号を生成する。貼り合わせ位置のみ設定する場合、オペレータはここで決定ボタン32を押下する。通信部62は、決定ボタン32が押下されたことに対応し、この電気信号を立位スタンド13に送る。立位スタンド13の通信部53は、この電気信号を画像処理装置15に送る。
システム制御部71は、この電気信号に基づく貼り合わせ位置、すなわち貼り合わせ位置設定部31の位置を認識する。長尺撮影が実施されて被検体99の複数の画像が形成されたら、画像処理部74は、この貼り合わせ位置において複数の画像を貼り合わせて広域画像を形成する。
この画像を貼り合わせる処理は手作業又は自動で実行できる。手作業で貼り合わせを行う場合の例として、各画像をモニタ12に表示させるとともに当該貼り合わせ位置に対応する当該画像中の位置を提示し、オペレータは操作部72を用いて当該位置を合わせるように隣接する画像の相対位置を調整して貼り合わせを行うことができる。また、貼り合わせを自動で行う場合の例として、画像処理部74は、当該貼り合わせ位置に対応する位置を合わせるように隣接する画像の相対位置を調整して貼り合わせを実行することができる。
〔複数の撮影条件を設定する場合〕
上記の動作例では、単一の撮影条件を設定する場合について説明したが、2つ以上の撮影条件を設定する場合についても同様の動作を実行できる。この場合、所望の撮影条件の設定が完了したら、オペレータは決定ボタン32を押下する。通信部62は、決定ボタン32が押下されたことに対応し、この電気信号を立位スタンド13に送る。立位スタンド13の通信部53は、この電気信号を画像処理装置15に送る。
システム制御部71は、この電気信号に基づいて各撮影条件の設定内容を認識し、これら設定内容に基づいてX線撮影システムの対象部位を制御して撮影を実行させる。
〔その他の動作例〕
(設定部の移動)
図2を参照して説明したように、保持部材26はレール25A、25Bに沿ってX方向に移動可能とされている。保持部材26が移動されると、各設定部28A、28B、29、30A、30B、31も一体的にX方向に移動される。オペレータは、被検体99の体幅などに応じて保持部材26の位置を調整できる。また、貼り合わせ深度設定部29に目盛が付されている場合、この目盛が所望の位置に配置されるように、つまり画像中の所望の位置に目盛が写り込むように、貼り合わせ深度設定部29の位置を調整できる。
(足元を撮影する場合)
被検体99の足元を撮影する場合、この実施形態の特徴的な構成部分(特にレールや係合部)が画像に写り込んでしまい、足元の画像の観察が妨げられるおそれがある。このような事態を避けるために、この実施形態では、載置台21の上面21aよりも下方にレール25Bと係合部27Bを設置する(図7を参照)。
レール25Bと係合部27Bは、上面21aよりも少なくとも所定距離dだけ下方に配置される。所定距離dは、たとえば、X線管2を最下方に配置しかつX線絞り3の開口を最大にした場合に照射されるX線のビーム断面の下端の軌道98Cよりも、レール25B及び係合部27Bが下方に位置するように決定される。また、X線検出器5を最下方に配置して撮影を行うときのX線のビーム断面の下端の軌道よりもレール25等が下方に位置するように所定距離dを決定してもよい。
このような構成とすることにより、被検体99のかかと99aまで撮影する場合であってもレール25B等が画像に写り込むことがない。
(貼り合わせ深度に応じたX線条件の変更)
貼り合わせ深度設定部29により画像の貼り合わせ深度が設定されたときに、この設定内容に基づいてX線条件を変更することが可能である。
前述のように、貼り合わせ深度は、特に観察したい被検体99の体内部位の位置に合わせて設定される。被検体内における当該部位の位置は、被検体の体格、特に肥満度合によって異なってくる。
背面板22に背中が当接するように被検体99を配置させた状態で、特に脊椎を観察する場合について説明する。被検体99が痩せている場合、背面板22の近くの位置に脊椎がくるので、当該近くの位置に貼り合わせ深度が設定される。一方、被検体99が太っている場合、痩せた被検体の場合よりも背面板22と脊椎との間隔が大きくなるので、痩せている場合よりも前側(X線管2寄り)に貼り合わせ深度が設定される。
また、被検体99の体格(特に肥満度合)が大きくなると、X線98が被検体99内を通過する距離が長くなり、検出されるX線98の線量が小さくなる。
このような事情を鑑み、貼り合わせ深度設定部29により設定された貼り合わせ深度に応じて、X線管2が発生するX線98の線量を増減させることが可能である。この処理の一例として、観察対象となりうる各体内部位ごとに貼り合わせ深度と線量とを対応付ける情報を予め作成して記憶部73に格納しておく。更に、実際の撮影時において、システム制御部71は、当該情報を参照し、貼り合わせ深度設定部29を用いて設定された貼り合わせ深度に対応する線量を決定し、この線量のX線98を発生させるように高電圧装置16を制御する。
[作用・効果]
以上のように構成されたX線撮影システムの作用及び効果を説明する。
このX線撮影システムの被検体支持装置(特に立位撮影台20)には、これに支持された状態の被検体99の画像を形成するときの条件(撮影条件)を設定するための操作手段が設けられている。そして、このX線撮影システムは、この操作手段を用いた撮影条件の設定結果に基づいて動作して被検体99の画像を形成する。
このように操作手段を被検体支持装置に設けることにより、撮影条件の設定操作を被検体支持装置で行うことができる。それにより、画像処理装置やX線管保持装置1を用いて撮影条件を設定していた従来のシステムと比較して、被検体99の安全性の向上を図ることが可能である。
また、このX線撮影システムによれば、従来は困難であり煩雑でもあった撮影条件の設定操作を容易に行うことができる。たとえば、被検体99を近くで目視観察しながら貼り合わせ深度設定部29を移動させることにより貼り合わせ深度の設定操作を行うことができるので、従来の数値入力による場合と比較して、貼り合わせ面の位置を直感的に把握しながら設定操作を行うことができる。他の撮影条件についても被検体99を近くで目視観察しながら設定操作を行えるので、同様の効果が得られる。
この実施形態では、操作手段として、被検体99の撮影範囲を設定するための撮影範囲設定部28A、28Bが設けられている。X線撮影システムは、撮影範囲設定部28A、28Bを用いて設定された撮影範囲に基づいてX線絞り3の絞り羽根の位置(開口のサイズや形状)、X線管2の位置、及びX線検出器5の位置を決定して被検体99の画像を形成する。それにより、撮影範囲の設定操作を容易に行うことができる。
なお、従来は被検体の前面にX線の照射範囲を示す照明光を投影することにより撮影範囲を設定していたが、この実施形態では「被検体のここからここまでの範囲」というように撮影範囲を直感的に設定できる。
また、この実施形態では、操作手段として、長尺撮影で取得された複数の画像の貼り合わせ深度を設定するための貼り合わせ深度設定部29が設けられている。X線撮影システムは、貼り合わせ深度設定部29を用いて設定された貼り合わせ深度において当該複数の画像を貼り合わせることによって広域画像を形成する。それにより、画像の貼り合わせ深度の設定操作を容易に行うことができる。
この実施形態の貼り合わせ深度設定部29は、支持された状態の被検体99の体軸方向を長手方向とし、その体厚方向に移動可能に保持された板状の部材(可動部材)を含んで構成される。そして、貼り合わせ深度設定部29は、体厚方向における当該可動部材の位置を貼り合わせ深度として受け付けるようになっている。更に、この可動部材には、その長手方向に沿って撮影画像に写り込み可能な目盛が設けられている。
従来、撮影画像に目盛を写り込ませることは行われていた。しかし、長尺撮影において、各画像に写り込んだ目盛が正確に繋がらないことがあった。これは、貼り合わせ深度と異なる深度に目盛が写り込んで当該貼り合わせ面における目盛のスケールにズレが生じたためであり、それにより距離計測を正確に行えないことがあった。
一方、この実施形態によれば、設定された貼り合わせ深度の位置に目盛が配置されるので、各画像に写り込んだ目盛が正確に繋がるとともに、貼り合わせ面と同じ深度に目盛が写り込むので目盛のスケールにズレが生じず、距離計測を正確に行うことが可能である。
また、この実施形態によれば、設定された貼り合わせ深度に応じてX線管2により発生されるX線98の線量を増減させて被検体99の画像の形成を行うことができる。貼り合わせ深度は、被検体99の体格等に応じて設定される。それにより、被検体99の体格等に応じた好適な線量のX線98を用いて撮影を行うことができるので、画像の劣化を防止できるとともに被曝量が過大になることを回避できる。
また、この実施形態では、操作手段として、X線発生源の位置(特にX線管2の高さ)を設定するためのX線管位置設定部30A、30Bが設けられている。X線撮影システムは、X線管位置設定部30A、30Bを用いて設定された高さにX線管2を配置して被検体99の撮影を行う。それにより、X線管2の高さの設定操作を容易に行うことができる。
また、この実施形態では、操作手段として、長尺撮影における複数の画像の貼り合わせ位置を設定するための貼り合わせ位置設定部31が設けられている。それにより、画像の貼り合わせ位置の設定操作を容易に行うことができる。
この実施形態の被検体支持装置(特に立位撮影台20)は、被検体99の体幅方向(X方向)に操作手段を移動させる機構(操作移動機構)を備えている。この機構は、レール25A、25B、保持部材26及び係合部27A、27Bを含んで構成される。それにより、被検体99の体幅などに応じて操作手段の位置を調整できる。また、貼り合わせ深度設定部29に付された目盛を所望の位置に配置させることができる。
また、この実施形態の被検体支持装置(特に立位撮影台20)の下方のレール25B及び係合部27Bは、載置台21の上面21aよりも所定距離dだけ下方に設けられている。それにより、かかと99aまで撮影する場合であってもレール25B等が画像に写り込むことがなく、画像の観察を妨げることがない。
なお、このような構成を臥位撮影台14に適用する場合には、横になった状態の被検者の足部側のレールと係合部を、被検体の足の裏よりも体軸方向にそって所定距離だけ離れた位置に設ける。それにより、横になった状態の被検体をかかとまで撮影する場合であってもレールや係合部が画像に写り込むことがない。
この実施形態のX線管2及びX線絞り3はこの発明の「X線照射部」に相当する。また、X線管保持装置1及び前後レール6はこの発明の「照射移動機構」に相当する。また、立位スタンド13の支柱4に格納された駆動機構(モータ51を含む)はこの発明の「検出移動機構」に相当する。また、この発明の「撮影手段」は、これら各部及び画像処理部74を含んで構成される。
[変形例]
以上に説明したX線撮影システムや被検体支持装置は、この発明に係る構成の一例に過ぎない。よって、この発明を実施しようとする者は、上記構成に対し、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を施すことが可能である。
上記の実施形態では各操作手段を用いて撮影条件を設定する操作を手動で行う場合を想定しているが、これを電動で行うようにしてもよい。その一例として、各操作手段を移動させるために操作されるスイッチと、このスイッチに対する操作に対応して動作するモータと、このモータから出力される駆動力を当該操作手段に伝達する機構とを設けることにより、スイッチを操作することで操作手段を移動させることが可能である。
上記の実施形態では、各撮影条件ごとに設定部を設けているが、複数の撮影条件を一つの設定部で設定できるように構成することが可能である。たとえば、貼り合わせ深度設定部29の前面に移動可能なマーカ(X線管位置設定部30A等と同様のもの)を設けるとともに、このマーカによる設定対象を「X線管位置」と「貼り合わせ位置」とに切り替えるためのスイッチを設ける。オペレータは、まずスイッチを操作して設定対象の撮影条件を選択し、その状態でマーカを移動させて位置を設定する。
異なるX線透過率を有する素材で異なる設定部を形成することにより、画像に写り込んだ設定部を識別することが可能である。たとえば、撮影範囲設定部28A、28B、X線管位置設定部30A、30B及び貼り合わせ位置設定部31をそれぞれ異なるX線透過率を有する素材で形成することで、撮影画像に写り込んだこれらの画像の濃淡に基づいて、これら設定部を識別することができる。それにより、設定された撮影条件を画像から把握することが可能となる。また、各設定部が写り込む形状を変えるようにしても、撮影条件を画像から把握できる。
上記のように、被検体支持装置に支持された被検体の体厚方向に移動可能な目盛を設ける構成は長尺撮影において極めて有効である。そこで、上記実施形態と同様の可動部材を設けた被検体支持装置及び、この被検体支持装置を備えるX線撮影システムを構成することができる。
この可動部材は、被検体支持装置に支持された被検体の体軸方向を長手方向とする。たとえば板状部材である。また、この可動部材は被検体の体厚方向に移動可能に保持されている。更に、この可動部材には、X線発生源及びX線検出器を用いて形成される画像に写り込み可能な目盛が長手方向に沿って設けられている。
この目盛の一例を図8に示す。目盛29aは、上記実施形態の貼り合わせ深度設定部29に形成されたものである。なお、この変形例においては、貼り合わせ深度設定部等の操作手段に目盛を設ける必要はなく、上記のように構成された可動部材に目盛を設ければ十分である。すなわち、この変形例の特徴は、体厚方向に移動可能な目盛を備えるところにある。
このような可動部材によれば目盛自体を体厚方向に移動できるので、画像の貼り合わせ深度に対応する位置に目盛(可動部材)を配置して撮影を行うことにより、画像に写り込んだ目盛が正確に繋がるとともに距離計測を正確に行うことが可能となる。また、画像を一枚だけ撮影する場合などにおいても、観察対象の体内部位と同じ深度位置に目盛を配置させることができるので、当該体内部位の距離計測を正確に行うことができる。
1 X線管保持装置
2 X線管
3 X線絞り
5 X線検出器
13 立位スタンド
14 臥位撮影台
15 画像処理装置
16 高電圧装置
20 立位撮影台
21 載置台
22 背面板
25A、25B レール
26 保持部材
27A、27B 係合部
28A、28B 撮影範囲設定部
29 貼り合わせ深度設定部
30A、30B X線管位置設定部
31 貼り合わせ位置設定部
32 決定ボタン
61 設定操作部
53、62 通信部
71 システム制御部
74 画像処理部
98 X線
99 被検体

Claims (12)

  1. 被検体を支持する被検体支持装置と、
    X線を発生するX線発生源及び前記発生されたX線の照射範囲を規制する絞り羽根を有するX線絞りを含み、前記支持された被検体に向けてX線を照射するX線照射部と、前記被検体の体軸方向及び前記被検体に対して接近/離反する方向のそれぞれに前記X線照射部を移動させる照射移動機構と、前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出器と、前記被検体の体軸方向に前記X線検出器を移動させる検出移動機構とを含み、前記照射移動機構及び前記検出移動機構によってそれぞれ前記X線照射部及び前記X線検出器を移動させて前記被検体の複数の異なる部位の画像をそれぞれ形成し、前記複数の画像を貼り合わせて前記被検体の広域画像を形成する撮影手段と、
    前記被検体支持装置に設けられ、前記撮影手段により前記画像を形成するときの条件を設定するための操作手段と、
    を備え、
    前記操作手段は、前記撮影手段により画像が形成される前記被検体の範囲を表す撮影範囲を前記条件として設定するための撮影範囲設定部を含み、
    前記撮影手段は、前記設定された撮影範囲に基づいて前記絞り羽根の位置、前記照射移動機構による前記X線照射部の位置、及び前記検出移動機構による前記X線検出器の位置を決定して前記被検体の画像を形成する、
    ことを特徴とするX線撮影システム。
  2. 前記操作手段は、前記被検体の体厚方向における前記複数の画像の貼り合わせ深度を前記条件として設定するための貼り合わせ深度設定部を含み、
    前記撮影手段は、前記設定された貼り合わせ深度において前記複数の画像を貼り合わせることにより前記広域画像を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線撮影システム。
  3. 前記貼り合わせ深度設定部は、前記支持された被検体の体軸方向を長手方向とし、前記体厚方向に移動可能に保持された可動部材を含み、前記体厚方向における前記可動部材の位置を前記貼り合わせ深度として受け付け、
    前記可動部材には、前記撮影手段により形成される画像に写り込み可能な目盛が前記長手方向に沿って設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のX線撮影システム。
  4. 前記撮影手段は、前記貼り合わせ深度に応じて前記X線発生源により発生されるX線の線量を増減させて前記被検体の画像の形成を行う、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のX線撮影システム。
  5. 前記被検体支持装置は、前記被検体の体幅方向に前記操作手段を移動させる操作移動機構を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のX線撮影システム。
  6. 前記操作移動機構は、
    前記被検体の頭部側と足部側とにそれぞれ設けられた前記体幅方向に延びるレールと、
    前記レールと係合して前記体幅方向に移動可能とされ、前記操作手段を保持する保持部材と、
    を含み、前記足部側のレール及び当該レールと前記保持部材との係合部は、前記被検体の足の裏から前記体軸方向に沿って所定距離だけ離れた位置に設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のX線撮影システム。
  7. 前記被検体支持装置は、立位状態の前記被検体が載置される載置台を含み、
    前記足部側のレール及び当該レールと前記保持部材との係合部は、前記載置台の上面よりも所定距離だけ下方に設けられている、
    ことを特徴とする請求項に記載のX線撮影システム。
  8. 被検体を支持する被検体支持装置と、
    X線を発生するX線発生源及び前記発生されたX線の照射範囲を規制する絞り羽根を有するX線絞りを含み、前記支持された被検体に向けてX線を照射するX線照射部と、前記被検体の体軸方向及び前記被検体に対して接近/離反する方向のそれぞれに前記X線照射部を移動させる照射移動機構と、前記被検体を透過した前記X線を検出するX線検出器と、前記被検体の体軸方向に前記X線検出器を移動させる検出移動機構とを含み、前記照射移動機構及び前記検出移動機構によってそれぞれ前記X線照射部及び前記X線検出器を移動させて前記被検体の複数の異なる部位の画像をそれぞれ形成し、前記複数の画像を貼り合わせて前記被検体の広域画像を形成する撮影手段と、
    前記被検体支持装置に設けられ、前記支持された被検体の体軸方向を長手方向とし、前記被検体の体厚方向に移動可能に保持され、前記撮影手段により形成される画像に写り込み可能な目盛が前記長手方向に沿って設けられた可動部材と、
    を備えることを特徴とするX線撮影システム。
  9. X線発生源とX線検出器との間に配置されて被検体を支持する被検体支持装置であって、
    前記X線発生源及び前記X線検出器を用いて前記被検体の画像を形成するときの条件を設定するための操作手段が設けられ、
    前記操作手段は、画像が形成される前記被検体の範囲を表す撮影範囲を前記条件として設定するための撮影範囲設定部と、
    前記被検体の複数の異なる部位を表す複数の画像を貼り合わせて広域画像を形成するときの、前記被検体の体厚方向における前記複数の画像の貼り合わせ深度を前記条件として設定するための貼り合わせ深度設定部とを含む、
    ことを特徴とする被検体支持装置。
  10. 前記貼り合わせ深度設定部は、前記支持された被検体の体軸方向を長手方向とし、前記体厚方向に移動可能に保持された可動部材を含み、前記体厚方向における前記可動部材の位置を前記貼り合わせ深度として受け付け、
    前記可動部材には、前記形成される画像に写り込み可能な目盛が前記長手方向に沿って設けられている、
    ことを特徴とする請求項9に記載の被検体支持装置。
  11. 前記操作手段は、前記被検体の体軸方向における前記X線発生源の位置を前記条件として設定するためのX線発生源位置設定部を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の被検体支持装置。
  12. 前記操作手段は、前記被検体の複数の異なる部位を表す複数の画像を貼り合わせて広域画像を形成するときの、前記被検体の体軸方向における前記複数の画像の貼り合わせ位置を設定するための貼り合わせ位置設定部を含む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の被検体支持装置。
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