JPH01297050A - Ｘ線透視撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、被検体の透視像と撮影像とを選択的に切換え
て観察するＸ線透視撮影装置に関する。

（従来の技術） 従来より、被検体の透視像をモニタ上に表示し、術者が
モニタ上の透視像を観察しながら、更に詳細に観察した
い場合にはフィルム上に撮影像として写し込むようにし
ている。

被検体を透視しながら任意に撮影する方法として、一般
にスポットショット撮影が知られている。

第３図にこのスポットショット撮影の可能なＸ線透視撮
影装置の概略構成図を示す。６はＸ線管、７は天板、８
は被検体であり、Ｘ線管６がら照射され、天板７上の被
検体８を透過したＸ線画像情報は９のイメージインテン
シファイア（以下、１、　１．　と称する）で検出され
る。このＩ、　　１゜９で受けるＸ線像は、光学像に変
換されて出力される。Ｉ、　　１．　９から出力される
光学像は、１０の光学系を介して１１のＴＶカメラにて
撮像される。１２はこのＴＶ左カメラ１をコントロール
するＣＣＵ　（カメラコントロールユニット）であり、
ＴＶ左カメラ１で撮像された診断像はＣＣＵ１２を介し
て１７のモニタ上で表示される。又、４はＸ線制御装置
であり、５の高圧発生器を介してＸ線管６へＸ線制御情
報を送る。そして、２０がスポットショット撮影装置で
あり、Ｉ、１．９の前段に設置される。

このように構成されたＸ線透視撮影装置では、通常モニ
タ１７上で術者が透視像を観察し、このモニタ上に現れ
る透視像で注目すべき像が現れた時は、上記のスポット
ショット装置２０によりフィルムを１．　１．　９の前
面に配置されるように搬送し撮影するようにしている。

フィルム上に撮影される撮影像は、モニタ１７上に表示
される透視像に比べて解像度が高く、診断用として使わ
れる。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のようなスポットショット撮影では、透視像を観察
しながら撮影をしようとする場合、１、　１．前段にフ
ィルムを移動させなくてはならないため、この移動の分
だけ時間がかかってしまう。特に透視から撮影の切換え
は極力迅速に行なわれることが要求される。更に、当然
撮影像は透視像より画質が良いことが必要とされる。又
、フィルムの場合、現像するまで撮影像が見れないとい
う最大の欠点がある。

本発明は上記のような事情に基いて成されたものであり
、高解像度で透視から撮影へ迅速に切換えることができ
、撮影像が即時にモニタ表示できるＸ線透視撮影装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明においては、被検体に
向けてＸ線を照射するＸ線管と、このＸ線管から照射さ
れて前記被検体を透過したＸ線像を光学像に変換するイ
メージインテンシファイアと、このイメージインテンシ
ファイアの出力像を撮像する透視用及び撮影用のスキャ
ン方式を有する撮像管と、この撮像管のスキャン方式を
切換えるコントロールユニットと、このコントロールユ
ニットにより切換えられた前記撮像管の撮影用のスキャ
ン方式により撮像した撮影像を少なくとも１フレーム分
記憶する画像メモリと、この画像メモリに記憶された撮
影像を表示する表示器とを備えたことを特徴とするＸ線
透視撮影装置を提供する。

（作用） 上記のように構成されたＸ線透視撮影装置においては、
被検体を透視しながら撮影をしようとする時は、ＴＶカ
メラのスキャン方式は透視用から撮影用のスキャン方式
に切換えられる。そして、撮影用スキャン方式で読み出
されたＸ線画像は撮影像専用表示器に送られて撮影像が
観察される。

（実施例） 以下、図面を用いて本発明の一実施例について詳細に説
明する。第１図は本発明に基づくＸ線透視撮影装置を示
すブロック図である。尚、従来例として述べた第３図と
同一部分については同一符号を付しである。

１は透視スイッチ、２はＸ線スイッチであり、それぞれ
３の操作卓に接続されている。操作卓３にて入力される
Ｘ線曝射情報は、４のＸ線制御装置に送られる。Ｘ線制
御装置４からＸ線曝射スイッチＯＮ信号が１３のタイミ
ングコントローラに送られると同時に、このＸ線制御装
置４はただちにＸ線曝射準備にかかる。そして、Ｘ線制
御装置４の曝射準備が終了し、ＲＥＡＤＹ状態になると
、今度はＸ線制御装置４からタイミングコントローラ１
３にＸ線曝射Ｘ−０Ｎ信号が送られる。タイミングコン
トローラ１３より、カメラがビームブランキングの状態
にあることが確認されると、Ｘ線曝射ＴＸ−ＯＮ信号が
Ｘ線制御装置４へ送られる。Ｘ線制御装置４は、Ｘ線曝
射ＴＸ−ＯＮ信号を受けて初めてＸ線曝射ＲＸ−ＯＮ信
号を出力し、高圧発生器５を介してＸ線管６からＸ線が
曝射される。Ｘ線管６から曝射されて被検体８を介して
得られるＸ線画像情報は１．　　Ｉ、　　９で検出され
、光学系１０を介してＴＶカメラ１１で撮像される。

このＴＶカメラ１１は透視用と撮影用でスキャン方式が
切換可能であり、１２のＣＣＵがらの信号に基いて切換
えられる。透視用のスキャン方式としては、例えば、走
査線数５２５本２：１インタ一レススキヤン方式、又撮
影用のスキャン方式としては走査線数１０５０本プログ
レッシブスロースキャン方式を用いる。上記タイミング
コントローラ１３は、Ｘ線曝射スイッチＯＮ信号を受け
てスキャン制御信号をＣＣＵ１２に送る。ＣＣＵ１２は
、このスキャン制御信号を受けてＴＶカメラ１１のスキ
ャン方式の切換準備をし、現ＴＶフレームの終了時点で
撮影用のプログレッシブスロースキャン方式に切換える
。又、同時にタイミングコントローラ１３からのカメラ
ビーム制御信号に基づき、ＴＶカメラ１１のビームのブ
ランキングをかけて待機する。透視像を表示する場合は
通常のように透視像用モニタに表示するが、撮影像を表
示する場合は本発明の特徴部分である上記タイミングコ
ントローラ１３を含んで構成される撮影ユニット１９に
Ｘ線画像情報が送られる。撮影像として収集されたＸ線
画像情報はＣＣＵ１２から、１４のＡ／Ｄ変換器に送ら
れ、ディジタル信号に変換される。Ａ／Ｄ変換器１４か
らのディジタル信号は画像メモリ群１５内にタイミング
コントローラ１３のＷＲＩＴＥ信号に基き書き込まれる
。画像メモリ群１５は、例えば、１０２４ｘ１０２４の
マトリクスサイズを１面とした画像メモリ１５Ａ、１５
Ｂ、１５Ｃ・・・、１５Ｎを有する。

又、この画像メモリ群に書き込まれたＸ線画像情報は、
タイミングコントローラ１３のＲＥＡＤ信号に基き、書
き込み時間に対して約４倍のスピードで読み出される。

そして読み出されたＸ線画像情報は１６のＤ／Ａ変換器
でアナログ信号に変換され、撮影像用モニタ１８で表示
される。撮影像用モニタで表示されるのは、画像メモリ
群１５への書き込みに対して４倍のスピードで読み出さ
れていることから、ちらつきのない画像として表示され
る。

上記のように構成されたＸ線透視撮影装置の作用につい
て、第２図めタイミングチャートを参照して詳細に説明
する。術者が透視像用モニタ１７を観察しながら、撮影
したい透視像が現れたら撮影用Ｘ線曝射スイッチをＯＮ
する（Ｃ）。このＸ線曝射スイッチのＯＮ信号を受けて
、撮影用Ｘ線曝射準備がされると同時に（Ｄ）ＴＶカメ
ラのスキャン方式の切換準備が行なわれ、現ＴＶフレー
ムの終了時点で透視用の５２５本２；１インタ一レスス
キヤン方式から撮影用の１０５０本プロダレッシブスロ
ースキャン方式に切換えられる（Ｂ）。又、このスキャ
ン方式の切換えと同時にＴＶカメラのビームにブランキ
ングをかける（Ｅ）。その後、撮影用Ｘ線曝射準備が終
了し、ＲＥＡＤＹ状態になると撮影用Ｘ線曝射信号Ｘが
ＯＮされる（Ｄ）。そして、ＴＶカメラのビームがブラ
ンキングされていることの一致をみて撮影用Ｘ線曝射信
号ＴＸがＯＮされ（Ｆ）　、Ｘ線が曝射される。その後
、現フレームが終了する時点でカメラビームのブランキ
ングをストップさせ（Ｅ）、撮影像をプログレッシブス
ロースキャン方式にて読み出す。そして、この読み出し
と同時に撮影像を画像メモリに書き込む（Ｇ）。更にこ
のフレームが終了すると、ＴＶカメラのスキャン方式を
インターレススキャン方式に戻しくＢ）、透視可能状態
とさせる（Ａ）。一方、メモリに書き込まれた画像は書
き込みに対して約４倍のスピードで読み出し、専用の撮
影像用モニタに表示する。

このように構成されたＸ線透視撮影装置では透視から撮
影の切換えが従来の機械的なものでなく、単にＴＶカメ
ラのスキャン方式を切換えるだけでよいことから、迅速
に行なうことができる。又、撮影像は走査線数１０５０
本プログレッシブスロースキャン方式で読み出し、これ
を１０２４Ｘ１０２４のマトリクスサイズの画像メモリ
に書き込むようにしていることから高解像度のＸ線画像
を得ることができる。さらに、画像メモリに書き込まれ
た画像情報は即座に表示することができ、かつ書き込み
時間に対して約４倍のスピードで読み出すようにしてい
ることから、撮影像用モニタで表示される画像はちらつ
きのないものとして観察することができる。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
画像メモリ内のデータを磁気ディスク又は磁気テープ等
に記録することにより画像の保存が出来る。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、透視から撮影の切換
えが極めて迅速で、かつ高解像度の撮影像をその場で表
示することのできるＸ線透視撮影装置を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のＸ線透視撮影装置を示すブ
ロック図、第２図は上記実施例の作用を説明するタイミ
ングチャート、第３図は従来のＸ線透視撮影装置の概略
説明図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体に向けてＸ線を照射するＸ線管と、このＸ
   線管から照射されて前記被検体を透過したＸ線像を光学
   像に変換するイメージインテンシファイアと、このイメ
   ージインテンシファイアの出力像を撮像する透視用及び
   撮影用のスキャン方式を有する撮像管と、この撮像管の
   スキャン方式を切換えるコントロールユニットと、この
   コントロールユニットにより切換えられた前記撮像管の
   撮影用のスキャン方式により撮像した撮影像を少なくと
   も１フレーム分記憶する画像メモリと、この画像メモリ
   に記憶された撮影像を表示する表示器とを備えたことを
   特徴とするＸ線透視撮影装置。
2. （２）前記画像メモリからの撮影像の読み出しは、書き
   込みに対して４倍の速度で読み出すことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のＸ線透視撮影装置。
3. （３）前記撮像管の透視用及び撮影用のスキャン方式は
   、インターレススキャン方式及びプログレッシブスロー
   スキャン方式であることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項又は第２項記載のＸ線透視撮影装置。