JP2593360B2 - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

Info

Publication number
JP2593360B2
JP2593360B2 JP2308906A JP30890690A JP2593360B2 JP 2593360 B2 JP2593360 B2 JP 2593360B2 JP 2308906 A JP2308906 A JP 2308906A JP 30890690 A JP30890690 A JP 30890690A JP 2593360 B2 JP2593360 B2 JP 2593360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ray
diameter
range
intensifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2308906A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04184897A (ja
Inventor
久猛 横内
洋一 小野寺
文隆 高橋
満 池田
功一 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2308906A priority Critical patent/JP2593360B2/ja
Priority to DE4137724A priority patent/DE4137724C2/de
Publication of JPH04184897A publication Critical patent/JPH04184897A/ja
Priority to US08/400,287 priority patent/US6301331B1/en
Priority to US08/713,178 priority patent/US5875226A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2593360B2 publication Critical patent/JP2593360B2/ja
Priority to US09/883,192 priority patent/US6351518B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/64Circuit arrangements for X-ray apparatus incorporating image intensifiers

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はX線を使って撮影する分野、特に医用X線画
像診断装置の分野に関する。
〔従来の技術〕
最近の医用X線画像診断装置の分野では、X線画像情
報を一旦電気信号に変換し、その後、A/D変換、ディジ
タル画像処理を行い、CRTディスプレイに表示、あるい
はフィルムにプリントし診断するディジタルラジオグラ
フィ(DR)装置が多方面で利用されている。
特にX線蛍光増倍管(以下、X線IIと略称する)、光
学レンズ系を具備した分配器、及びTVカメラより成るX
線TVカメラ装置をX線画像の入力装置として利用したDR
装置、すなわち実時間DR装置が注目されている。
この種の装置としては、例えば特開昭和55−58682号
公報に示すように血管への造影剤(ヨウ素に代表される
X線吸収係数の大きな元素を含んだ薬剤)注入前後に取
り込まれた画像間の差演算を行い、コントラスト分解能
に優れた血管像を描出するディジタルフルオキグラフィ
(DF)装置がある。このDF装置に用いられているX線II
は第4図に最大入力視野の直径は殆どの場合228.6mm
(9インチ)から406.4mm(16インチ)、その出力像の
直径は20mmから35mm、両者の比は9倍を越えている。
また、上記のDF装置に用いられているTVカメラの走査
線数は殆ど525本から1250本であり、1画像当りの画素
数は256×256画素から1024×1024画素である。
一方、DR装置では用いられていないが特殊なX線IIと
しては、胸部を主対象とするX線像の直接観察用に最大
入力視野の直径57cm、出力像の直径100mm、両者の比5.7
倍のものが発表された。さらに、これに類似した目的の
ための最大入力視野228.6mm(9インチ)、出力像の直
径もほぼ最大入力視野と同じ205mmである特殊なX線II
も発表されている。これらは、第4図中でA、及びBの
点となる。
しかしながらこれら特殊なX線IIでは、TVカメラを使
ったX線撮影装置としての効果が余りなく、殆ど利用さ
れていない。これは、X線IIを使用することにより、あ
る程度の解像度を確保しながら高感度で即時撮影が可能
で、かつ操作性に優れたX線撮影装置の提供が可能とな
るが、上記の特殊なX線IIではその実現が困難なためで
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記、従来のDF装置では、X線II装置の出力部分で像
の大きさがしぼられているため、TVカメラの動作を種々
工夫しても装置の解像度に限界があることが判明した。
一方、DR装置、DF装置の大きさ、中でも撮像部の奥行き
は自ずと適切な限界がある。つまり、被検体を様々な姿
勢として撮像できることが好ましいため、撮像部、及び
被検体を搭載するベッドは回転、左右の傾き、あるいは
平行移動などが可能な機構部に取りつけられる。このよ
うな機構部に取り付け可能とするためにも、さらに被検
体が横たえられた時のベッドの高さを操作上無理のない
高さにおさめるためにも、撮像部の奥行きは自ずと限界
がある。上述した特殊なX線IIなどのように非常に大き
なX線IIを、もしDR装置に採用すれば、X線IIの出力面
の像をTVカメラの撮像面に再結像する光学系が長大なも
のとなり、上述のDR装置としての限界を満足できない。
そこで、本発明の目的は、十分な解像度が得られ、し
かもDR装置の操作性を損うことのない撮像部の大きさの
制約をも満足するDR装置を提供するにある。
また、さらにX線像の記録手段であるシネフィルム、
あるいは100mm前後のロールフィルムと、高解像度化を
図ったTVカメラを切換えながら撮影する複数の記録手段
も可能とした。DR装置を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
X線IIを使ったX線撮影装置の解像度を改善するため
には、X線IIを高解像度とする必要がある。そのため本
発明では、X線IIの出力蛍光面の出力像の直径を60mmを
中心として50mmから90mmとし、出力蛍光面の解像度を改
善することによりX線II全体の解像度を改善する。
また、X線IIでは入力蛍光面での像を出力蛍光面に縮
小しながら結像するため、両者の比が解像度に大きく影
響し、ある値まではこの比が小さい程解像度が向上す
る。そこで、本発明ではX線IIの口径を表わす寸法とほ
ぼ等しい最大入力視野の直径を実時間DR用のX線IIとし
て、その効果が大きい寸法、すなわち304.8mm(12イン
チ)から406.4mm(16インチ)を中心に25.4mm(10イン
チ)から457.2mm(18インチ)とし、該直径と出力像の
直径の比、いわゆる縮小率Mを5倍から7倍を中心に4
倍から8倍の範囲に制限する。
分配器に装備される光学系はX線IIの出力像を見込む
第1の光学レンズ系と、該光学レンズ系からの出力像を
TVカメラやフィルム、等の記録手段に結像する第2の光
学レンズ系より成るタンデムレンズ系が一般的である。
また、必要な場合には両レンズ系の間に回転ミラーに
よる光路の切換え、あるいはハーフミラーによる光情報
の分配、等による2つ以上の記録手段への何らかの光学
像の分配手段が設けられる場合も多い。
これらの光学系において、X線IIの出力像が大きくな
ると、周辺の光量を確保する必要から第1光学レンズ系
の口径が大となり、上記の光学像の分配手段も大とな
る。そのため両レンズ間の距離が長くなり、分配器の寸
法が大となる。
この分配器と、上述の解像度が改善されたX線IIを接
続すると奥行きが長くなり、従来からあるX線撮影装置
の移動機構部、特にX線管被検体、及び入力装置を搭載
し移動する機構部に装着することが困難となる。そこ
で、本発明では第1光学レンズ系で反射ミラーを使用
し、その部分での光路を直角以上に曲げ、第1光学レン
ズ系と第2光学レンズ系の間の必要な光路長は確保しな
がら、上記の奥行きの制限を実現する。
つまり、タンデムレンズ系を装着した分配器の奥行き
方向の寸法を制限し、X線IIと分配器を接続した場合の
両者の合計の奥行き方向の寸法を700mmから800mmに制限
し、従来から存在しているX線TVカメラ装置を用いてい
るX線撮影装置の機構部を大きく変更することなく装着
可能とする。
この分配器において、上述の光学像の分配手段と、複
数の第2光学レンズ系と、この複数の光学レンズ系に対
応する複数の記録手段を設けることにより、時分割、あ
るいは同時に異なったあるいは同種の複数の記録手段で
の撮影を実現する。
この場合、複数の記録手段のうち少なくとも1つの記
録手段として、撮像素子を使ったTVカメラを使用する装
置では実時間撮影、あるいは実時間撮影と表示を実現す
る。
実時間DR装置で利用するX線カメラ装置として上述の
X線IIと分配器(この場合は必ずしも光学像の分配手段
や、第2光学レンズ系の複数化を図る必要はない。)を
用い、TVカメラの走査線数を2100本から4500本の範囲で
最適化し、その出力をA/D変換器で量子化することによ
り、取込んだ画像の1画像当りの画素数を少なくとも20
00×2000画素以上とする実時間DR装置を実現する。
〔作用〕
最大入力視野の直径が25.4mm(10インチ)〜457.2mm
(18インチ)の範囲内出力像の直径が50〜90mmの範囲内
で、かつ両者の比が4倍から8倍であるX線IIを用いた
DR装置では、まずX線IIの出力面での解像解が従来の35
mm〜50mmの出力像直径のX線IIに比べて飛躍的に向上す
るため、装置全体の解像度を向上できる。一方、入力像
の直径と出力像の直径の比を小さくすれば上記解像度の
点では有利となるが、出力像の輝度の点では不利とな
る。4倍〜8倍という比のX線IIを用いれば、必要な輝
度を確保しながらDR装置としての視野に対応した十分な
大きさの出力像とすることができる。
さらに上記の50mm〜90mm程度、とくに60±2mm程度の
出力像を記録するための記録部分は、十分にコンパクト
に構成でき、上記X線IIと合計した撮像部の奥行を700m
m〜800mmに収めることができる。
X線IIの出力像拡大にともない、光学レンズ系が大き
くなり、この光学レンズ系を装着している分配器も大き
なる。そのためX線IIと分配器を接続した場合の奥行き
方向の寸法が長くなり従来のX線撮影装置の移動機構部
に取付け困難となる。一方、ベッドテーブルの高さは被
検体を病室等から運搬する移動用テーブルからの移し換
えが容易なことや、医師がベットサイドでベッドテーブ
ル上の被検体の診察が容易なこと、などから特殊な場合
を除いて700mmから800mmに制限されている。
入力装置の奥行き方向の寸法が700mmから800mmに制限
されていることによ、従来のX線撮影装置の移動機構部
に容易に取付けることができ、かつ上記のようにベッド
テーブルの下部での撮像も可能とする。
また、分配器に内蔵されている第1光学レンズ系の内
部で光路を直角以上に曲げる手段を採用するので、複数
記録手段を備える場合にも上記制限を十分にクリアする
撮像部とすることができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す実時間DR装置のブロ
ック構成図である。X線管2が発生するX線は被検体3
に照射される。このX線々量はX線発生制御部1で制御
される。X線蛍光増倍管(X線II)4は該被検体3を通
過したX線情報を光学像に変換する。この光学像は2組
の光学レンズ、すなわちX線IIの出力像を見込む第1の
光学レンズ系と、該光学レンズ系からの出力像をTVカメ
ラ6の撮像素子、例えば撮像管上に結像する第2の光学
レンズ系よりなるタンデムレンズ系を内蔵する分配器5
により6のTVカメラ上に結像される。
また、分配器5にはTVカメラ6への入射光量を調整す
る光学絞り19、及びその光量を計測する光量計測器20が
付設されている。
TVカメラ6はフレームレート、及び走査線数、もしく
は走査方法が異なる4つの走査モードを有している。そ
のうち第1のモードではフレームレートが30フレーム/
秒、1フレーム当り走査線数1081本で2対1のインター
レース方式が採用される。この第1の走査モードでは、
DR装置全体としては、低線量のX線の連続照射によって
得る像を実時でモニタするための透視モードが実行され
る。この時、信号通路選択用スイッチ21は接点下を選択
する。これによりTVカメラからのビデオ信号はA/D変換
器15に供給され、更にリカーシブフィルタ16、D/A変換
器17を介して透視用のディスプレイ18に供給される。リ
カーシブフィルタ16はディスプレイ18の画像のチラツキ
を防止するため適切な残像特性を達成するために挿入さ
れている。システムを簡略化するためにはスイッチ21の
下側のビデオ信号を直接、ディスプレイ18に供給する構
成としても良い。
一方、第2、第3、第4の走査モードはいずれも透視
モードより多いX線線量のもとで得る画像の取込みを行
い、診断に用いることの出来る撮影像を得るための撮影
モードである。
これらのモードではスイッチ21は接点Rを選択する。
これによりTVカメラのビデオ信号は、A/D変換器7にて
ディジタル信号に変換され、更にデータ補正、変換部8
を介して画像制御部9に送られる。データ補正・変換部
8は撮像素子のガンマ特性の補正や、リニアデータを対
数データに変換するデータ変換をテーブルルックアップ
方式により実現する。
画像制御部9は統合制御部13からの指令に従い、画像
信号の表示、もしくは記憶のための必要な制御を行う。
これにより、表示部10による画像の表示、もしくは記憶
部11による画像の記憶が行なわれる。
監視制御卓14には上記した透視モードと撮影モードの
いずれか一方を指定するためのスイッチ、及び撮影モー
ドの中の第2から第4の走査モードのいずれかを選択す
るためのスイッチ、データ補正やデータ変換の条件を指
定するスイッチ、記憶部11への画像の格納を指示するた
めのスイッチX線線々を指定するスイッチなど、種々の
制御用スイッチが備えられる。統合制御部13では、これ
らのスイッチの選択に従い、各部に指令を発する。
各走査モードの詳細とTVカメラ6の制御について述べ
る。
表−1に示す通り、第1のモード、つまりディスプレ
イ18に透視像を表示する透視モードでは 1フレーム当りの走査線数は1081本、フレームレートは
30フレーム/秒、2フィールド/1フレームのインターレ
ース方式のビーム走査が行われる。A/D変換器17にてサ
ンプリングされる1画面の画素数は960×1024である。
第2から第4の各モードは撮影モードであり、全てノン
インターレース方式のビーム走査がなされる。TVカメラ
の有効走査エリアは全て同一であり、例えば撮像素子と
してリングタイプの25.4mm(1インチ)サチコンを利用
する場合は15×15mmから16×16mm、ピンリードタイプの
25.4mm(1インチ)サチコンを利用する場合は12.5×1
2.5mmから13×13mmの各走査領域であり、その有効走査
エリアは上記走査領域の内接円で、その直径はそれぞれ
15mm、16mm、12.5mm、13mmとなる。また、走査線数はそ
れぞれ525、1050、2100本であり、フレームレートはそ
れぞれ60フレーム/秒、15フレーム/秒、3.75フレーム
/秒である。
すなわち、第2のモードは時間分解能を優先させたモ
ードであり、512×512の画素を持つ。
第4のモードは空間分解能を優先させたモードであ
り、2048×2048の画素を持つ。第3のモードは両者の中
間のモードであり、1024×1024の画素を持つ。
また、更に空間分解能を向上させたい場合は25.4mm
(1インチ)サチコンに替えて50.8mm(2インチ)サチ
コンを利用する。その走査領域は30×30mmから32×32m
m、有効走査エリアは上記走査領域の内接円で、直径30m
mから32mmとなる。この場合走査線数は4200本、フレー
ムレートは1.8フレーム/秒が有効となり、4096×4096
の画素を持つ。
第2図は実施例におけるX線II4、分配器5、及びTV
カメラ6の構成、外観図である。X線II21は直径304.8m
m(12インチ)の入力視野で収集したX線情報を光電子
増倍しながら24の直径60±2mmの出力蛍光増、すなわち
光学像に変換する。この光学像は分配器22に内蔵されて
いるタンデムレンズ系、すなわち焦点距離200mm、Fナ
ンバー1.5の1次レンズ系と焦点距離50mm、Fナンバー
0.65の2次レンズにより直径15mmでTVカメラ23上に結像
される。この場合1次レンズ系に内蔵されている反射ミ
ラー221はX線IIの出力像の光路を直角に曲げ、X線II
と分配器を結合した時の奥行き方向の寸法を短縮してい
る。
また、この実施例で示した直径380mmはX線IIのケー
スを含めた外形寸法であり、必ずしもこの寸法に規定す
る必要はない。また、25はX線IIと分配器の1体観を出
すためのカバーであり、必ずしも必要ではない。
第3図は第2図の構成の外形寸法を示したものであ
る。(a)はX線像の記録手段として、第1、第2図で
示したTVカメラだけを用いた場合、(b)は記録手段と
して、(a)のTVカメラと100mmのロールフィルムを装
着したスポットカメラの両手段を用いた場合を示す。こ
の(b)の場合にはタンデムレンズ系の構成する1次レ
ンズと2次レンズの間に回転ミラーを設け、X線IIの出
力像をTVカメラ上、あるいはスポットカメラ上に適宜結
像させる。また、2次レンズはTVカメラ用は(a)の場
合と同様で、焦点距離50mm、Fナンバー0.65、スポット
カメラ用はその結像サイズが直径85〜100mmの範囲であ
るが90mmの場合が多く、焦点距離300mm、Fナンバー4.5
である。また、スポットカメラ、あるいはTVカメに変え
てシネカメラを用いる場合は結像サイズが直径20〜27mm
の範囲であるが25.5mmの場合が多く、焦点距離85mm、F
ナンバ2を用いても良い。
以上の場合、X線IIと分配器を結合した状態でのX線
の透過方向の寸法は705mmであり、従来のX線撮影装置
での該寸法700〜800mmの範囲に収める。
第4図は本発明、及び実施例で示したX線IIの構成の
特徴を示したもので、横軸にcm(インチ)単位で示した
最大入力視野の直径を、継軸に該入力視野の直径と出力
像の直径との比、すなわち縮小率をとり、構造に基づく
各種X線IIの分布を示す。
従来のX線IIのうち医用分野で多用されているものは
黒丸印で第4図中に示され、最大入力視野の直径(以
下、入力面寸法と略記)が228.6mm(9インチ)から40
6.4mm(16インチ)であり、その出力像の直径(以下、
出力面寸法と略記)は20mmから35mmである。また縮小率
は9から14の範囲に分布している。
また、現在では殆ど用いられていない特殊なX線IIと
しては、入力面寸法584.2mm(23インチ)、出力面寸法1
00mm、縮小率約5.7のもの、入力面寸法228.6mm(9イン
チ)、出力面寸法205mm、縮小率約1のものがある。こ
れらは第4図中で、A,Bで示す。
また、製品ではないが試作品の例としてはC.W.Bates,
Jr.が文献“Real Time Radiologic Image:Medical and
Industrial Applications"Garrett/Brancher,edetors,A
STM Special Technical Publication 716,American Soc
iety for Testing and Materials,で示した入力面寸法2
10mm(約9インチ)、出力面寸法70mm、縮小率3のX線
IIがある。これは第4図中でCに示した。
以上のうちAのものは入力面寸法が584.2mm(23イン
チ)と大きすぎるために操作性が悪くなり、X線IIを利
用したX線撮影装置の有利さを発揮することが困難とな
る。特に前述の移動機構部の搭載は困難である。
Bのものは縮小率が1のため、縮小率による高感度化
の達成が困難である。そのため、内部でカスケード増倍
を行ない、高感度化を達成しているが、逆に、そのため
縮小率減少による高解像度化の効果が小さくなってい
る。また、出力面寸法上に結像する場合は光学レンズ系
が大きなり実用性が失われるだけでなく、集光効率の低
下もきたし、全体としての感度が低下する。
Cの228.6mm(9インチ)X線IIの場合、縮小率が3
と小さくなるため感度の低下をきたし、X線IIの有利さ
が損なわれる。
本発明ではX線IIの操作性、高感度化、高解像度、等
の観点から入力面寸法は25.4mm(10インチ)から457.2m
m(18インチ)、出力面寸法は50mmから90mm、縮小率は
4から8の範囲とした。第4図ではハッチで示す範囲D
である。また、第2図の実施例におけるX線II21は入力
面寸法が304.8mm(12インチ)、出力面寸法が60mmのた
め縮小率は約5.2となり、第4図では2重丸Eで示し
た。
第5図は実施例におけるX線II21が304.8mm(12イン
チ)モードで使用した場合の解像度特性である。(a)
の本発明でのX線IIの特性は(b)の従来のX線IIの特
性に比較し、5%のMTFの値での空間周波数が4.5lp/mm
と従来の3.3lp/mmに比し約1.3倍改善している。
〔発明の効果〕
以上述べたごとく、本発明によれば25.4mm(10イン
チ)から457.2mm(18インチ)のX線蛍光増倍管(X線I
I)の高解像度化が達成でき、このX線IIを使ったX線
撮影装置は即時性に優れ、かつ高解像度のX線撮影装置
となる。
また、X線IIと分配器を結合した場合、あるいはこれ
らにTVカメラ、スポットカメラ、シネフィルム、等の記
録手段も合わせ結合した場合の奥行き方向の寸法を700m
mから800mmに制限することにより、従来から存在し、移
動機構部を有する。例えばX線透視撮影台付きのような
X線撮影装置への装着が可能となり、操作性に優れたX
線撮影装置の実現が可能となる。
また、X線像の記録手段として撮像素子、例えばTVカ
メラを用い、量子化後、各種のディジタ画像処理を行な
い表示する実時間DR装置のTVカメラを2100本走査から42
00本走査化することにより、X線フィルムを使ったX線
撮影装置と同程度の解像度を有する実時間DR装置の実現
が可能となる。
以上述べたごとく、本発明によれば、従来のX線撮影
装置、あるいはX線TVカメラ装置を用いたDR装置が達成
していた高感度で、操作性の良さに加え、撮影装置で最
も大切な高解像度化も達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の高解像度実時間DR装置の構成
図、第2図は実施例のX線蛍光増倍管、分配器、TVカメ
ラより成る高解像度型のX線TVカメラ装置の部分の概略
断面図、第3図は実施例の高解像度型のX線TVカメラ及
びスポットカメラの外形寸法図、第4図はX線蛍光増倍
管の構造の特徴に基づく分布図、第5図は本発明に基づ
く304.8mm(12インチ)X線蛍光増倍管の解像度特性図
である。 21……304.8mm(12インチ)X線蛍光増倍管、22……焦
点距離200mm、Fナンバ1.5の1次レンズ、焦点距離50m
m、Fナンバ0.65の2次レンズを内蔵した分配器、23…
…2100本走査のTVカメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 満 千葉県柏市新十余二2―1 株式会社日 立メディコ技術研究所内 (72)発明者 小池 功一 千葉県柏市新十余二2―1 株式会社日 立メディコ技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−150947(JP,A) 特開 昭62−129776(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に照射するX線を発生するX線源
    と、前記被写体を透過したX線を入力して光学像に変換
    するX線蛍光増倍管と、前記X線蛍光増倍管による前記
    光学像を撮影するテレビカメラ手段と、前記テレビカメ
    ラ手段の出力信号をディジタル信号に変換する信号変換
    手段と、前記ディジタル信号を処理して画像データを得
    る画像処理手段と、前記画像処理手段で得た前記画像デ
    ータを出力表示する画像表示手段とを有するX線撮影装
    置であり、前記X線蛍光増倍管の最大入力視野の直径
    (Di)が254.0mm(10インチ)から457.2mm(18インチ)
    の範囲に、前記X線蛍光増倍管の出力像の直径(Do)が
    50mmから90mmの範囲にそれぞれあり、前記最大入力視野
    の直径と前記出力像の直径の比(Di/Do)が4から8の
    範囲の値を有し、前記テレビカメラ手段は、複数の走査
    モードを有することを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】被写体に照射するX線を発生するX線源
    と、前記被写体を透過したX線を入力して光学像に変換
    するX線蛍光増倍管と、前記X線蛍光増倍管による前記
    光学像を撮影するテレビカメラ手段と、前記テレビカメ
    ラ手段の出力信号をディジタル信号に変換する信号変換
    手段と、前記ディジタル信号を処理して画像データを得
    る画像処理手段と、前記画像処理手段で得た前記画像デ
    ータを出力表示する画像表示手段とを有するX線撮影装
    置であり、前記X線蛍光増倍管の最大入力視野の直径
    (Di)が304.8mm(12インチ)から406.4mm(16インチ)
    の範囲に、前記X線蛍光増倍管の出力像の直径(Do)が
    58mmから62mmの範囲にそれぞれあり、前記最大入力視野
    の直径と前記出力像の直径の比(Di/Do)が5から7の
    範囲の値を有し、前記テレビカメラ手段は、複数の走査
    モードを有することを特徴とするX線撮影装置。
  3. 【請求項3】前記テレビカメラ手段において、走査線が
    1000本以上である複数の走査モードを少なくとも有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線
    撮影装置。
  4. 【請求項4】前記テレビカメラ手段において、走査線が
    525本、1050本、2100本、4200本のうちいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線
    撮影装置。
  5. 【請求項5】前記テレビカメラ手段において、走査線が
    525本から4200本の範囲にあり、毎秒当りの送像速度が
    1.87フレーム/秒から60フレーム/秒の範囲にあること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のX線撮影
    装置。
  6. 【請求項6】前記画像表示手段は、1画像あたりの画素
    数が500×500画素から4100×4100画素の範囲にある画像
    を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のX線撮影装置。
  7. 【請求項7】前記X線蛍光増倍管の出力面と前記テレビ
    カメラ手段の光入射面との間に、複数の光学レンズから
    なる光学系、またはミラーと複数の光学レンズ系とから
    なる光学系が配置されたことを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のX線撮影装置。
  8. 【請求項8】前記X線蛍光増倍管の出力面の中心部を通
    過する前記X線の入射方向での、前記X線蛍光増倍管と
    前記光学系と前記テレビカメラ手段とからなる画像検出
    部の寸法が、700mmから800mmの範囲にあることを特徴と
    する請求項7に記載のX線撮影装置。
  9. 【請求項9】被写体に照射するX線を発生するX線源
    と、前記被写体を透過したX線を入力して光学像に変換
    するX線蛍光増倍管と、前記X線蛍光増倍管による前記
    光学像を撮影するテレビカメラ手段と、前記テレビカメ
    ラ手段の出力信号をディジタル信号に変換する信号変換
    手段と、前記ディジタル信号を処理して画像データを得
    る画像処理手段と、前記画像処理手段で得た前記画像デ
    ータを出力表示する画像表示手段とを有するX線撮影装
    置であり、前記X線蛍光増倍管の最大入力視野の直径
    (Di)が254.0mm(10インチ)から457.2mm(18インチ)
    の範囲に、前記X線蛍光増倍管の出力像の直径(Do)が
    50mmから90mmの範囲にそれぞれあり、前記最大入力視野
    の直径と前記出力像の直径の比(Di/Do)が4から8の
    範囲の値を有することを特徴とするX線撮影装置。
  10. 【請求項10】被写体に照射するX線を発生するX線源
    と、前記被写体を透過したX線を入力して光学像に変換
    するX線蛍光増倍管と、前記X線蛍光増倍管による前記
    光学像を撮影するテレビカメラ手段と、前記テレビカメ
    ラ手段の出力信号をディジタル信号に変換する信号変換
    手段と、前記ディジタル信号を処理して画像データを得
    る画像処理手段と、前記画像処理手段で得た前記画像デ
    ータを出力表示する画像表示手段とを有するX線撮影装
    置であり、前記X線蛍光増倍管の最大入力視野の直径
    (Di)が304.8mm(12インチ)から406.4mm(16インチ)
    の範囲に、前記X線蛍光増倍管の出力像の直径(Do)が
    58mmから62mmの範囲にそれぞれあり、前記最大入力視野
    の直径と前記出力像の直径の比(Di/Do)が5から7の
    範囲の値を有することを特徴とするX線撮影装置。
JP2308906A 1990-11-16 1990-11-16 X線撮影装置 Expired - Fee Related JP2593360B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308906A JP2593360B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 X線撮影装置
DE4137724A DE4137724C2 (de) 1990-11-16 1991-11-15 Digitales Radiographiesystem mit einer Röntgenbildverstärkerröhre
US08/400,287 US6301331B1 (en) 1990-11-16 1995-03-03 Digital radiography system having an X-ray image intensifier tube
US08/713,178 US5875226A (en) 1990-11-16 1996-09-12 Digital radiography system having an X-ray image intensifier tube
US09/883,192 US6351518B2 (en) 1990-11-16 2001-06-19 Digital radiography system having an X-ray image intensifier tube

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2308906A JP2593360B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 X線撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04184897A JPH04184897A (ja) 1992-07-01
JP2593360B2 true JP2593360B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=17986700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2308906A Expired - Fee Related JP2593360B2 (ja) 1990-11-16 1990-11-16 X線撮影装置

Country Status (3)

Country Link
US (2) US6301331B1 (ja)
JP (1) JP2593360B2 (ja)
DE (1) DE4137724C2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4330784C2 (de) * 1993-09-10 1999-12-30 Siemens Ag Röntgendiagnostikeinrichtung
US5642395A (en) * 1995-08-07 1997-06-24 Oec Medical Systems, Inc. Imaging chain with miniaturized C-arm assembly for mobile X-ray imaging system
DE19755764C2 (de) * 1997-12-16 2003-07-31 Instrumentarium Imaging Ziehm Verfahren zum Betrieb einer Röntgendiagnostikeinrichtung mit einer Röntgenbildwandler-Fernsehkette und Vorrichtung zur Durchführung eines solchen Verfahrens
JP2003230555A (ja) * 2002-02-07 2003-08-19 Toshiba Corp X線透視撮影診断装置
DE10332596B4 (de) * 2003-07-17 2011-11-17 Siemens Ag Röntgeneinrichtung
DE102006048233A1 (de) * 2006-10-11 2008-04-17 Siemens Ag Röntgenanordnung mit einem Konverter zur Umwandlung von Systemparametern in Bildkettenparametern und zugehöriges Röntgenverfahren
US7680247B2 (en) * 2007-09-25 2010-03-16 Siemens Aktiengesellschaft Combined image processing computer for medical diagnostics in the fields of radiography and fluoroscopy
US9561323B2 (en) 2013-03-14 2017-02-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Medical fluid cassette leak detection methods and devices

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915898B1 (ja) * 1969-10-03 1974-04-18
DE2207053C2 (de) * 1972-02-15 1984-12-06 Philips Patentverwaltung Gmbh, 2000 Hamburg Röntgen-Bildverstärker-Densitometer
US3835314A (en) * 1973-03-05 1974-09-10 Machlett Lab Inc Intensifier radiographic imaging system
US3896331A (en) * 1973-06-28 1975-07-22 Varian Associates Electron optical system
US4204225A (en) 1978-05-16 1980-05-20 Wisconsin Alumni Research Foundation Real-time digital X-ray subtraction imaging
US4383327A (en) * 1980-12-01 1983-05-10 University Of Utah Radiographic systems employing multi-linear arrays of electronic radiation detectors
NL8101667A (nl) * 1981-04-03 1982-11-01 Philips Nv Stralingsonderzoekapparaat met filmgeheugen.
JPH0822025B2 (ja) * 1985-02-25 1996-03-04 株式会社日立製作所 画像入力装置
US4852139A (en) * 1985-12-02 1989-07-25 General Electric Company Reduction of flicker during video imaging of cine procedures
JP2862172B2 (ja) * 1987-12-18 1999-02-24 株式会社東芝 X線撮影装置
JP2658168B2 (ja) 1988-04-28 1997-09-30 株式会社日立メディコ 画像入力装置
JP2729825B2 (ja) * 1989-01-25 1998-03-18 株式会社日立メデイコ 実時間デジタルラジオグラフィ装置
US5875226A (en) 1990-11-16 1999-02-23 Hitachi Medical Corporation Digital radiography system having an X-ray image intensifier tube
US5119409A (en) * 1990-12-28 1992-06-02 Fischer Imaging Corporation Dynamic pulse control for fluoroscopy

Also Published As

Publication number Publication date
US6301331B1 (en) 2001-10-09
US20010036248A1 (en) 2001-11-01
US6351518B2 (en) 2002-02-26
DE4137724C2 (de) 1997-08-07
DE4137724A1 (de) 1992-05-21
JPH04184897A (ja) 1992-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120288064A1 (en) Imaging apparatus and control method thereof
JP2008167846A (ja) X線透過像表示システム
JPH06154198A (ja) X線診断装置
JP2593360B2 (ja) X線撮影装置
JPH0822025B2 (ja) 画像入力装置
JPH03266573A (ja) X線画像入力装置
JPH02195781A (ja) 実時間デジタルラジオグラフィ装置
JP2748405B2 (ja) X線画像撮影装置
JPH09294738A (ja) X線撮影装置
JP3275803B2 (ja) X線診断装置
JPH0847491A (ja) X線診断装置
JP3369441B2 (ja) 多方向x線透視撮影装置
US5875226A (en) Digital radiography system having an X-ray image intensifier tube
KR101129369B1 (ko) 엑스선 촬영장치
JPH0767866A (ja) X線診断装置
JPH065904B2 (ja) 画像入力装置
JPS637212Y2 (ja)
JPH0241332B2 (ja)
Seibert et al. Interlaced versus progressive readout of television cameras for digital radiographic acquisitions
JPH01267783A (ja) 放射線画像処理装置
JPH04168883A (ja) X線透視撮影装置
JPH04207366A (ja) X線透視撮影装置
JPH11290306A (ja) X線装置
JPH07148144A (ja) X線診断装置
JPH0654956B2 (ja) デジタルラジオグラフイ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees