JP2009101208A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象部位近辺の血管構造の把握を容易化してカテーテル操作を容易化し、検査
時間及び治療時間の短縮化を通じて被検体の被曝を低減する。
【解決手段】 撮影部1により、治療前後における複数の撮影角度の画像を撮影し画像用
メモリ6に記憶する。サブトラクション部4は、この画像用メモリ6に記憶された治療前
後における同じ撮影角度の画像同士をサブトラクション処理し、画像再構成部5は、この
サブトラクション画像に基づいて画像再構成を行い表示部8に表示する。これにより、対
象部位近辺の血管構造の把握を容易化することができる。このため、カテーテル操作を容
易化することができ、検査時間及び治療時間の短縮化を通じて被検体の被曝を低減するこ
とができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばカテーテル検査やカテーテルを用いた治療を支援するためのX線診断
装置に関する。
従来、例えば動脈瘤等の治療の際、外科的に開いていって患部まで到達し、動脈瘤の首
の部分をクリップで止めて動脈瘤に血流が流れ込むのを防止すると言うような外科的な治
療が行われてきた。しかし近年IVR(Interventional Radiolo
gy)のような侵襲性の非常に低い治療法が開発された。例えば動脈瘤の治療法を簡単に
説明すると、まず、血管造影で撮影したコントラスト像をロードマップとして表示し、そ
れをガイドとしX線透視下にて、例えば足の付け根等から挿入したカテーテルを患部まで
導き、カテーテルの先端から図11に示すようにコイルのような閉塞物質200を動脈瘤
の中に留置する。
この留置によって動脈瘤内の血流を妨害し、その結果動脈瘤内で血液を凝固させることに
より治療する。その際、留置するコイルの適切な径を決定するうえで、動脈瘤の三次元的
な構造を把握する必要があるため、回転DSA(Digital Subtractio
n Angiography)が施行されることがある。また同様に治療効果を三次元的
に確認するために、閉塞物質の留置後にも回転DSAを施行することがある。このような
場合一般的には閉塞物質の留置後の回転DSAでも、閉塞物質の留置前の回転DSA時の
視野領域と全く同じ領域の画像を撮影する。
国際公開第99/1066号 特開平8−280657号公報
しかし、複雑な脳血管等では、血管が重なって対象血管が特定しにくかったり、奥行き
方向の情報がないため、カテーテルの操作が適切に行えず、病変部に到達するまでに多く
の時間を要する問題があった。また、血管の重なりの少ないベストアングルを探したり、
奥行き情報を得るには多方向からの撮影が不可欠であり、被検体の被曝量を増加させてし
まう問題があった。
また、カテーテルを用いた治療では、例えば動脈瘤が閉塞物質200により適切に留置
されたか否かの確認を回転DSAなどによって行っているが、留置前後の回転DSA像に
て変化が生じているのは、閉塞物質による動脈瘤のみであるにも拘わらず、留置後の回転
DSA時においても、留置前の回転DSA時の視野領域と全く同じ領域の画像を撮影して
いたため、動脈瘤の部位以外の部位に不必要な被曝を与える問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、対象部位近辺の血管構造の把握を
容易化することで、カテーテル操作を容易化、カテーテル検査時間やカテーテルを用いた
治療時間の短縮化、及び検査時間、治療時間に短縮化を通じて被検体の被曝を軽減するこ
とができるようなX線診断装置の提供を目的とする。
また、本発明は、治療後の回転DSA時における無駄な被曝を低減することができるよ
うなX線診断装置の提供を目的とする。
本発明に係るX線診断装置は、被検体が載置される寝台と、前記寝台に載置された被検
体に対してX線を曝射するX線発生手段と、前記X線発生手段から被検体に対して曝射さ
れるX線を所定分遮蔽してX線の曝射領域を調整するX線遮蔽手段と、前記X線遮蔽手段
を介してX線発生手段から被検体に対してX線が曝射されることで形成されたX線像の取
り込みを行うX線検出手段と、X線発生手段及びX線検出手段を回転する機構を備えるX
線診断装置を前提とし、上述の課題を解決するために、前記X線発生手段及びX線検出手
段により撮影された撮影画像に対して注目領域を設定する注目領域設定手段と、前記注目
領域設定手段で設定された注目領域に対応する被検体の部位にのみX線が曝射されるよう
に前記寝台、X線発生手段、X線検出手段の相対的位置、及び/又は、前記X線遮蔽手段
を制御する制御手段とを有する。
また、本発明に係るX線診断装置は、X線発生手段及びX線検出手段を回転する機構を
備えるX線診断装置を前提とし、上述の課題を解決するために、前記X線検出手段で取り
込まれたX線像に基づいて三次元画像を構成する三次元画像構成手段と、前記三次元画像
構成手段で構成された三次元画像を観察角度に合わせて投影することで投影画像を形成す
る投影手段と、前記投影手段により形成された投影画像と、観察画像との位置合わせを行
う位置合わせ手段と、前記投影画像と観察画像とを並べて表示し、若しくは投影画像と観
察画像とを重ね合わせて表示する表示手段とを有する。
本発明に係るX線診断装置は、対象部位近辺の血管構造の把握を容易化することができ
る。このため、カテーテル操作を容易化することができ、また、カテーテル検査時間やカ
テーテルを用いた治療時間の短縮化を図ることができる。そして、このような検査時間及
び治療時間の短縮化を通じて被検体の被曝を軽減することができる。
また、本発明は、治療後の撮影時において治療部位にのみX線を曝射するようにX線の
曝射領域を制限することで、被検体の無駄な被曝を低減することができる。
本発明に係るX線診断装置の第1の実施の形態となる循環器用のX線診断装置のブロック図である。 前記第1の実施の形態のX線診断装置において、ROIに対応する部位にのみX線の曝射を行う様子を示す図である。 X線検出手段として、イメージインテンシファイヤを設けた場合の歪み補正処理を説明するための図である。 第1の実施の形態の変形例1において、ROIの中心があらゆる撮影角度で、X線平面検出器の中心に位置するように制御される様子を示す図である。 第1の実施の形態の変形例2において、サブトラクション像を縮小処理してROI設定のための再構成画像を形成するX線診断装置のブロック図である。 第1の実施の形態の変形例3において、異なる撮影角度から撮影した2枚以上の画像に基づいてROIの設定を行うX線診断装置のブロック図である。 第1の実施の形態の変形例3のX線診断装置において、異なる撮影角度から撮影した2枚以上の画像に基づいてROIが設定される様子を説明するための図である。 本発明のX線診断装置の第2の実施の形態となる循環器用のX線診断装置のブロック図である。 本発明のX線診断装置の第3の実施の形態となるX線診断装置のブロック図である。 第3の実施の形態の変形例1となるバイプレーン構成のX線診断装置のブロック図である。 カテーテル治療において、カテーテルの先端から動脈瘤の中に留置される閉塞物質を示す図である。
以下、本発明に係るX線診断装置の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明に係るX線診断装置は、図1に示すような循環器用のX線診断装置に適用するこ
とができる。この本発明の第1の実施の形態となるX線診断装置は、X線撮影を行う撮影
部1と、撮影部1からアナログ情報として供給される撮影画像をディジタル化するA/D
変換器2と、撮影部1からの撮影条件を記憶する撮影条件用メモリ3と、異なる撮影シー
ケンスで得られた収集画像をサブトラクション処理するサブトラクション部4と、サブト
ラクション像に基づいて画像再構成処理を行う画像再構成部5と、収集画像及び再構成画
像を記憶する画像用メモリ6と、2つ以上の再構成画像を比較し易いように処理する比較
処理部7と、比較処理された画像をアナログ化して表示部8に供給するD/A変換器9と
を有している。
また、このX線診断装置は、画像再構成部5により形成された再構成画像に基づいて、
三次元的な撮影部位の画像を形成する立体画像作成部15と、表示部8に表示された画像
を用いて注目領域を決定する注目領域決定部10(ROI決定部)と、その注目領域に基
づいて最適な絞りや寝台の動作を決定し、該絞りや寝台の動作制御を行う絞り・寝台動作
決定部11とを有している。
撮影条件用メモリ3には、例えば患者名、患者ID、撮影日時、撮影角度、撮影モード
(検出器の視野の大きさ)、管電圧、管電流、パルス幅等の撮影条件が記憶されるように
なっている。
画像再構成部5は、例えばFeldkamp等によって提案された重み補正付きのフィ
ルタードバックプロジェクション法により画像再構成を行うようになっており、撮影条件
用メモリ3から得られる撮影角度、撮影モード等の情報に基づいて画像再構成処理を行う
ようになっている。
撮影部1は、略Cの字形状を有する回転アーム14を有している。この回転アーム14
の両端部には、X線発生部12及びX線平面検出器13がそれぞれ相対向するように設け
られている。X線平面検出器13は、X線−光変換部材によりX線を光に変換し、この光
を光−電変換部材により電気信号(撮影信号)に変換することで、X線の線量に応じた撮
影信号を形成するようになっている。
回転アーム14は、そのアームの形状方向に沿って移動可能となっており、またその移
動方向に対して垂直方向にも回転可能となっている。一般的に前者の回転をスライド回転
、後者の回転を主回転と呼ぶ。このスライド回転と主回転のどちらか、若しくはその両方
を合成したアームの回転運動を行いながら撮影(回転撮影)を行うようになっている。そ
して、造影剤を注入しながらの撮影である回転DA(Digital Angiogra
phy)、及び造影剤前後の撮影を行い、その前後の像のサブトラクションを行って血管
のみの強調画像を得る回転DSA(Digital Subtraction Angi
ography)を行うようになっている。
なお、撮影部1としては、いわゆるX線CT装置のように、架台回転部(ガントリ)内
を、X線管及びX線検出器が回転しながら撮影を行うようなものを設けるようにしてもよ
い。
そして、当該X線診断装置は、X線発生部12のX線焦点とX線平面検出器13との距
離、前記X線焦点と被検体との距離、及びX線平面検出器13の大きさによって決定され
るX線光学系により、複数の三次元画像を観察角度に合わせて投影するようになっている
次に、このような構成を有する当該第1の実施の形態のX線診断装置の動作説明をする
まず、当該第1の実施の形態のX線診断装置においては、閉塞物質の留置前の回転DS
A像から血管及び動脈瘤像を再構成する。具体的には、撮像部1により造影前と造影後に
回転撮影を行い、例えば3度ずつ360度分の回転DSA像を収集することで、120パ
ターン分の投影データを得る。その投影データをA/D変換器2でA/D変換処理した後
、画像用メモリ6に記憶する。
サブトラクション部4は、この画像用メモリ6に記憶された造影前後の画像の内、撮影
角度の同じ画像同士でサブトラクションを行い、このサブトラクション像を画像再構成部
5に供給する。画像再構成部5は、サブトラクション像が供給されると、撮影条件用メモ
リ3から対応する撮影条件を読み出し、その中のSID(管球焦点からディテクタまでの
距離)、撮影モード、撮影角度などを利用して画像再構成処理を行う。
すなわち、再構成領域は、X線発生部12から曝射される全方向へのX線束に内接する
円筒として定義される。この円筒内は、例えばX線平面検出器13の1検出素子の幅に投
影される再構成領域中心部での長さdで三次元的に離散化され、離散点のデータの再構成
像を得る必要がある。但しここでは離散間隔の一例を示したが、これは装置やメーカーに
よって違うこともあるので、基本的には装置によって定義された離散間隔を用いれば良い
。再構成方法の一例としては、ここではFeldkamp法を示すと、120フレームの
サブトラクション画像に対して例えばShepp&LoganやRamachandra
nのような適当なコンボリューションフィルターをかけた後、三次元的な逆投影演算をビ
ームの三次元的な広がりを補正する係数を掛けつつ行うことにより再構成画像(以後、こ
の再構成画像を再構成画像(1)とする。)を形成する。この再構成画像(1)は、画像
用メモリ6に一旦記憶され、立体画像作成部15に供給される。
次に、立体画像作成部15は、画像用メモリ6から再構成画像が供給されると、閾値処
理により血管や動脈瘤の表面形状を抽出した後、その表面形状や奥行きの情報を元に陰影
付けを行い、任意の方向から観察した血管及び動脈瘤の立体画像(三次元的に見える画像
)を形成し、これをD/A変換器9を介して例えばCRT(陰極線管)やLED(液晶表
示部)等の表示部8に供給する。これにより、表示部8に任意の方向から観察した血管及
び動脈瘤の立体画像が表示されることとなる。
なお、ここでは立体表示法としてサーフェースレンダリングを用いた例を示したが、本
発明は、これに限定されることはなく、ボリュームレンダリング等の他の立体表示法を用
いてもよい。
次に、表示部8に表示された血管及び動脈瘤の画像上に、動脈瘤を含む注目領域(RO
I)の決定をROI決定部10にて行う。このROI決定部10は、例えばマウス装置や
トラックボール、キーボード等の入力装置で構成されており、ROIの中心位置とその半
径を指示することでROIを設定する。
具体的には、まず、例えばマウス装置によって動脈瘤の中心と思われる位置を指示する
。その指示された位置から画像に垂直な方向に直線の式を求める。この直線に沿って三次
元画像の探索を画素幅ずつ順次移動しながら行い、最初に閾値を超えた位置の座標Aを記
憶する。そして、さらに探索を続行し、次に閾値を下回る位置の座標Bを記憶し、その点
A,Bの位置の中点を動脈瘤の中心とする。
なお、動脈瘤の中心を求める方法はこの方法に限らず、例えばマウス装置で指示した位
置から画像に垂直な方向に直線の式を求めた後、別の角度から観察した画像でも同様の処
理を行い、求めた直線の交点(現実的には直線の最も近づく点同士の中点)を動脈瘤の中
心としても求めてもよい。また、半径はキーボードから入力しても良いし、また、画像上
に描いたROIを示す円をマウスで拡大・縮小しても良い。ここではROIを球と考えて
いるが、これ以外の形状のROIでも良い。さらに、ROI内の部位の表示色を変えたり
、表示濃度を反転したり、ドットや縞々パターンを張り付けて表示してもよい。これによ
り、設定されたROIの範囲を認識し易くすることができる。このようにROIが設定さ
れると、ROI決定部10は、ROIの情報(中心と半径)を絞り・寝台動作決定部11
に供給する。
次に、絞り・寝台動作決定部11は、ROIの情報が供給されると、これに基づいて任
意の撮影角度で、ROIに対応する被検体の部位にのみX線が曝射されるように、X線発
生部12内に設けられているX線遮蔽部(プリコリメータ:以下単に「絞り」という。)
を制御する。
例えば、図2の例で説明すると、閉塞物質留置前の回転DSAでは図2(a)のように
血管及び動脈瘤全体が撮影されるように絞り16は殆ど閉じられていない。しかし、RO
I決定部10にて図2(b)に示すようなROIが設定されると、絞り16はX線束が球
状のROIに外接するように絞られる。このようにして決定された絞り動作を示すデータ
は撮影部1に供給され、以下に説明する閉塞物質留置後の回転撮影時に利用される。
次に閉塞物質留置後の撮影について説明する。閉塞物質留置後、撮影部1により再度造
影前と造影後に回転撮影を行い、それぞれ120パターン分の投影データを得る。この撮
影の時、絞り・寝台動作決定部11からの絞り動作を示すデータに基づいて、図2(b)
に示したように、ROIにのみX線が曝射されるように絞り16を閉成制御しながら回転
撮影を行う。この撮影により得られた投影データは、A/D変換された後、画像用メモリ
6に記憶される。
サブトラクション部4は、画像用メモリ6に記憶された造影前後の画像の内、撮影角度
の同じ画像同士でサブトラクションを行い、このサブトラクション像を画像再構成部5に
供給する。ただし、ここでサブトラクションを行うのは、ROIの投影領域内だけである
。それ以外の領域は、値がないものとして取り扱う。但し、血管が回転軸と垂直な方向に
広がっており、その結果ROIからはみ出して投影がなされている場合は、ROIの投影
領域の外側に閉塞物質留置前の造影像の値を入れるとよい。
サブトラクション部4に供給される撮影画像の組は、最初は閉塞物質留置前後のライブ
像とマスク像である。画像再構成部5は、これらのサブトラクション像に基づいて、上述
と同様にROIのみの再構成画像を形成する。これにより、血管と血流の少なくなった動
脈瘤像(以後、この動脈瘤像を再構成画像(2)とする。)が画像再構成されることとな
る。この再構成画像(2)は、画像用メモリ6に一旦記憶される。
また、次にサブトラクション部4に供給される撮影画像の組は、閉塞物質留置後のマス
ク像と留置前のマスク像である。画像再構成部5は、これらのサブトラクション像に基づ
いて、上述と同様にROIのみの再構成画像を形成する。これにより、閉塞物質の分布を
示す画像(以後、この閉塞物質の分布を示す画像を再構成画像(3)とする。)が画像再
構成されることとなる。この再構成画像(3)も、画像用メモリ6に一旦記憶される。
次に、比較処理部7の動作を説明する。まず、キーボード等の入力装置により、比較し
たい再構成画像を選択する。例えば、前記再構成画像(1)と再構成画像(2)が選択さ
れたとすると、立体画作成部15は、この再構成画像(1)と再構成画像(2)に基づい
て色々な方向から観察された三次元的な立体画像を形成し、これを比較処理部7に供給す
る。
比較処理部7は、立体画作成部15からの2組の立体画像をD/A変換器9を介して表
示部8に供給し並べて表示する。この並べられた各立体画像を観察することにより、検査
者は閉塞物質留置前後の血流の変化を把握することができる。
なお、各立体画像を表示部8に表示する際、1つの表示領域に再構成画像(1)の立体
画像を表示し、同じ領域に再構成画像(2)の立体画像を表示してもよい。これにより、
少ない表示領域で2つの画像の変化を観察することができる。
また再構成画像(1)の立体画像と再構成画像(2)の立体画像の色を変えて同時に表
示してもよい。これにより、両画像の変化を、より分かり易くすることができる。また、
この時、再構成画像(1)の立体画像と再構成画像(2)の立体画像の重なっている部分
は、同時に表示しても良いし、どちらかの立体画像を優先して表示しても良い。この優先
画像の切り替えは、入力装置によって指示することで簡単に行うことができる(この場合
は、再構成画像(2)の立体画像が優先して表示されることが好ましいであろう。)。
また、立体画作成部7にて立体画像を形成する際、構造に起因する情報だけでなく、そ
の濃度情報を同時に表示してもよい。これにより、両画像の変化をさらに分かり易くする
ことができる。例えば、構造に起因する情報をこれまで通り輝度で表示し、濃度情報をカ
ラー表示することで、両方の情報を一度に把握可能とすることができる。
さらに、立体画作成部7にて形成された少なくとも2組の立体画像を表示する際、角度
同期させて表示するようにしてもよい。これにより、各立体画像を同じ角度で観察可能と
することができる。
次に、再構成画像(1)と再構成画像(3)が選択された場合について説明する。立体
画作成部15は、再構成画像(1)と再構成画像(3)に基づいて、色々な方向から観察
された立体画像を形成し、これらを比較処理部7に供給する。
比較処理部7は、再構成画像(1)と再構成画像(3)の各立体画像を1つに合成し、
この合成像をD/A変換器9を介して表示部8に供給する。この時、立体画作成部15で
は、ROI決定部10で求めておいたROIの中心座標を利用し、その観察方向と垂直で
且つこの中心座標を通る平面を求め、その平面から手前にあるデータを消去する。これに
より、図11に示すように動脈瘤内部に占める閉塞物質の様子をあらゆる方向から観察す
ることができ、閉塞術の効果や、再度閉塞物質留置を行う際の閉塞物質の選択などを容易
化することができる。
なお、再構成画像(1)と再構成画像(3)の比較だけしたい場合は、閉塞物質留置後
のライブ像は撮影しなくとも良い。
ここで、この実施の形態の説明では、X線検出手段としてX線平面検出器13を設ける
こととしたが、これは、イメージインテンシファイヤ(I.I.)を設けてもよい。この
I.I.は、X線を光に変換し、その変換した光の分布を光学的に拡大、縮小した後、T
Vカメラで撮影することにより、光の分布をアナログ信号に変換する。このI.I.を設
けても、上述と同じ効果を得ることができる。
但し、このI.I.を設けると、図1のサブトラクション部4の後段に点線で示すよう
に歪み補正部18が必要となる。すなわち、I.I.で収集される画像は、正方格子から
なるメッシュパターンを撮影すると図3(a)に示すように歪みが生ずる。これは、主に
I.I.のX線検出面の形状が球形であり、その画像が糸巻き形に歪んでしまうことによ
るものである。また、地磁気などの磁気の影響によって、電子ビームの軌道が曲げられる
ことでS字型歪みが発生することによるものである。
図3(a)中の任意の位置座標(i,j)に対応する補正後の画像は、中心か
ら二次元的に一定間隔で並んでいるはずである。そこで、その補正画像の位置座標は(i
,J)であるとする。(i,j)、(i,j)はそれぞれ収集画像上及び歪みを
補正した画像上の画像座標を示している。画像座標は、画像左上を原点とし、右上を(N
−1,0)、左上を(0,N−1)、右下を(N−1,N−1)とする座標系である。N
は、画像のマトリックスサイズを表し、一般的にはN=512もしくは1024[pi×
el]である。I.I.画像の歪補正は、補正画像上の(i,j)のデータを収集画像上
の(i,j)のデータ値に代入することによって達成される。
(i,j)と(i,j)の関係は、装置の設置場所、撮影角度、SID、I.
I.サイズで決まる。またこれらの条件が全く同じであっても、これらの関係はI.I.
によって細かくは異なってしまう。そのため使用するI.I.について、各条件下におい
て(i,j)と(i,j)の関係を前もって把握しておく必要がある。一般的に
はこれは実験的に求められる。
例えば格子状のグリッドをI.I.前面に張り付けた上で、検査に必要な角度毎にグリ
ッドの撮影を行い、そのグリッド投影像から格子点(ワイヤーとワイヤーの交点)の位置
を求める。この格子点は、本来歪みがなければ画像上で2次元的に等間隔に並んでいるは
ずであるので、画像中心に最も近い格子点を中心として既知の格子点間隔毎に格子点を再
配置すると、画像歪みは補正される。また格子点以外の点は、その点を取り巻く周りの格
子点の位置を元にその位置を近似的に求められる。歪補正部では、このような操作を各撮
影角度毎に行う。このような歪み補正部18を設けることで、X線検出手段としてI.I
.を用いた場合でも、歪みの無い表示画像を得ることができ、治療部位等の正確な観察を
行うことができる。
なお、この第1の実施の形態では、X線を遮蔽する手段として絞りを用いた例を説明し
たが、これは、X線分布を部分的に減弱させるウェッジフィルタのようなものを用いても
よい。
[第1の実施の形態の変形例1]
前記ROI決定部10においてROIを設定した後、絞り・寝台動作決定部11で絞り
16だけでなく、寝台や撮影部1を移動するように指示し、図4に示すようにROIの中
心Pがあらゆる撮影角度で、X線平面検出器13の中心Oに位置するように制御してもよ
い。この場合、絞り16の制御が、X線平面検出器13の中心Oを中心として左右上下対
称になるため、絞り16の制御を容易化することができる。
また、サブトラクション部4により各画像同士を一旦サブトラクション処理し、このサ
ブトラクション像に基づいて立体画像を形成することとしたが、これは、サブトラクショ
ン処理をする前に、各立体画像をそれぞれ形成し、この立体画像同士をサブトラクション
処理するようにしてもよい。すなわち、変化前後のマスク像から三次元画像をそれぞれ別
々に再構成し、その再構成画像同士をサブトラクション処理することで、例えば「留置物
質」のみの再構成画像を形成することができる。
[第1の実施の形態の変形例2]
上述の第1の実施の形態では、再構成画像に基づいてROIを設定することとしたが、
再構成画像を得るには多くの時間を要する。例えば、再構成専用の装置を用いた場合でも
、256×256×256[pi×el ]に6分程度を要している。もし収集した画
像分解能通り1024×1024[pi×el ]若しくは2048×2048[pi
×el ]で収集した画像に基づいて、1024×1024×1024[pi×el
]若しくは2048×2048×2048[pi×el ]の再構成画像を同じ再構
成速度の装置で得ようとすれば、それぞれ384分(6.4時間)若しくは3072分(
51.2時間)を要してしまう。また、仮に512×512[pi×el ]の収集画
像に基づいて、512×512×512[pi×el ]の再構成画像を得るとしても
48分を要してしまう。これは、閉塞物質留置前の撮影が終了してから、閉塞物質を留置
した後で再度回転撮影を行うまでの時間に比べて非常に長すぎて実用的ではない。
そこで、図5に示すようにサブトラクション部4の後段に画像縮小部20を設け、この
画像縮小部20により、閉塞物質留置前の画像再構成では、サブトラクション像(或いは
歪み補正部18からの歪み補正像)を縮小処理し、この縮小処理した縮小画像に基づいて
画像再構成部5において画像再構成処理を行う。例えば1024×1024[pi×el
]を、256×256[pi×el ]若しくは128×128[pi×el
]に縮小し、その縮小したデータに基づいて画像再構成部5において画像再構成処理を行
う。
これにより閉塞物質留置前の撮影が終了してから、閉塞物質を留置した後で再度回転撮
影を行うまでにX線診断装置が行うべき処理を大幅に減らすことができる。従って、再度
回転撮影を行うまでには、X線診断装置では絞り・寝台動作決定までを完了させることが
できる。
なお、この縮小処理により、ROI設定の際に観察される画像の分解能が落ち込むが、
このROI設定の際には、動脈瘤の大体の位置とその大きささえ分かれば良いので、縮小
画像から形成された再構成画像で十分である。その代わりに、再度再構成画像(1)の再
構成をROIのみについて行う必要がある。このROIの再構成を行うタイミングは、R
OI指定後速やかに行うことが望ましい。この時は前記縮小処理は行わないことが好まし
いであろう。また、閉塞物質を留置してからの回転撮影の後には、前記再構成画像(2)
及び再構成画像(3)の再構成を行う。
[第1の実施の形態の変形例3]
上述の変形例3では、ROIを設定する際に再構成画像の分解能を落とすことで時間短
縮を図ることとしたが、異なる撮影角度から撮影した2枚以上の画像に基づいてROIを
設定しても良い。この場合の装置構成は図6に示すようになる。
この図6において、まず、2方向から動脈瘤を撮影し、撮影像をA/D変換器2にてデ
ィジタル信号に変換した後、ROI決定部21に供給する。この時、X線発生部12とX
線平面検出器(或いはI.I.)を2組持つ、バイプレーンシステムであれば、一度の撮
影でに目的の画像を得ることが出来る。
ROI決定部21は、D/A変換器9を介して画像を表示部8に供給する。例えば、表
示部8に図7(a)に示す正面像(Frontal)及び図7(b)に示す側面像(La
teral)が表示されたとすると、ROI決定部21により、この表示された各画像に
ROI(中心と半径)を設定する。
具体的には、どちらか(例えば今回は正面像とする)の画像上で動脈瘤の中心と思われ
る点Kを指定する(図7(a))。ROI決定部21は、点KとX線発生部12の焦点を
結ぶ、図7(b)に点線で示すような直線(エピポーラライン)を演算により求め、この
直線を、反対側のX線発生部12(ここでは側面像側)で投影する。そして、この投影し
た直線像をその画像上に重ね合わせる。
動脈瘤の中心はこのエピポーラライン上にあるはずであるから、この線上で図7(b)
に示すような中心点Hを指定する。前述と同様に、点HとそのX線発生部12の焦点を結
ぶ直線を演算により求め、2つの直線の交点をROIの中心点として決定する。なお、こ
れらの直線は交差しないこともあるので、その場合は、最も近い点同士の中点として求め
る。また、半径も正面像或いは側面像のどちらかで指定する。その半径をX線の幾何学的
な拡大率を考慮して補正することにより、ROIを決定する。
次に、絞り・寝台動作決定部11に、ROI決定部21からのROI情報が供給される
と、絞り・寝台動作決定部11は、このROIの情報に基づいて、任意の撮影角度におけ
る絞りの動作、若しくは寝台や撮影システムの位置を決定する。
具体的には、図4を用いて説明したようにROIの中心が、回転撮影中、常にX平面検
出器13の中心に位置するように寝台もしくは撮影部1を移動し、さらにROIにのみX
線が曝射されるように、絞り16を閉成制御する。このように、前記再構成画像(1)〜
(3)のROI領域のみを撮影することで、閉塞物質留置前の回転撮影においてもROI
にのみX線を照射することができ、被検体の余計な被爆を低減することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るX線診断装置の第2の実施の形態の説明をする。なお、この第2の
実施の形態の説明において、上述の第1の実施の形態と同じ動作を示す箇所には図面上同
じ符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
この第2の実施の形態のX線診断装置は、図8に示すような循環器用のX線診断装置と
なっており、X線撮影を行う撮影部1と、撮影部1からアナログ情報として供給される撮
影画像をディジタル化するA/D変換器2と、撮影部1からの撮影条件を記憶する撮影条
件用メモリ3と、撮影した像を見易い様に画像変換処理するジオメトリ処理部30、階調
変換処理部31及びエッジ強調部32と、この各処理部30〜32で画像変換処理された
ディジタル画像を表示部34で表示するためにアナログ信号に変換するD/A変換器33
とを有している。
ジオメトリ処理部30は、拡大、回転、移動等の線形変換を行い、また、X線検出部1
2がI.I.イメージインテンシファイアである場合は歪み補正処理を行う。
階調変換処理部31は、目的の構造が見えやすいように表示濃度を調整し、エッジ強調
部32は、ラプラシアンや微分フィルタ等の高域強調フィルタ(エッジ強調フィルタ)に
よりエッジ強調処理を行う。これらの処理は、図示しない入力装置によって、各々その処
理の程度を段階的に可変可能となっており、各処理を選択的に実行可能となっている。
X線平面検出器13で収集された画像は、A/D変換器2でA/D変換された後、画像
メモリ6に保存される。この画像メモリ6は、循環器用X線診断装置で収集された二次元
画像だけでなく、当該X線診断装置とバスライン35で接続されたX線CT装置36、核
磁気共鳴装置37(MRI)、SPECT装置38等の他のモダリティで再構成された三
次元画像や、例えば上述の第1の実施の形態で説明した循環器用X線システムやその類似
のシステムによって得られる三次元CT装置39の三次元画像も記録している。
これらの三次元画像は、投影変換部40により、撮影部1から各撮影毎に撮影条件用メ
モリ3に記録されている撮影条件に基づいて、現在撮影中の画像に合致した角度、位置の
投影画像とされ、D/A変換器41によりアナログ化されて表示部42に表示されるよう
になっている。
なお、この第2の実施の形態では、表示部34及び表示部42の計2台の表示部を有し
ているが、これは、いずれか1台の表示部を設けるようにしてもよい。
この場合は、撮影画像は投影画像と並べて表示され、或いは重ねて表示されることとなる
次に、このような構成を有する当該第2の実施の形態の動作説明をする。この第2の実
施の形態においては、まず、カテーテルを患部まで透視下(低い線量で且つ造影を行わな
い撮影)で進めている時に動作させる。このような場合、血管走行を把握していなければ
カテーテルを進めることはできない。これは特にその構造が複雑な場合に顕著である。そ
こで、一般的にはカテーテルを進める前に、造影剤を流して撮影し、その造影像(静止画
)を撮影像(動画:現在撮影中の画像)と並べて表示したり、重ねて表示する。これによ
り、常に造影していなくとも血管走行を把握することができる。検査者(術者)は造影像
に基づいて(造影像をガイドにしながら)カテーテルを進めていく。この造影像をロード
マップと呼ぶ。しかしロードマップ作成には、造影及び或る程度高い線量で撮影する必要
がある。
そこで、当該第2の実施の形態では、既に撮影していた同一被検者のCT像、MRI像
、三次元CT像のような三次元画像と、現在の撮影条件(SID、撮影角度、撮影モード
、撮影位置等)とに基づいて、投影変換部40により三次元像の投影変換処理を行い、こ
れをD/A変換器41及び表示部42を介してロードマップとして提供する。この投影変
換処理は、撮影角度や位置が変化する毎に行われる。これによりロードマップ作成のため
の造影と被曝を削減することが出来る。
この時、投影変換部40においては、最初にCT像、MRI像、三次元CT像等から閾
値処理により血管部を抽出し、抽出した血管のみを投影する。単純な閾値では抽出が難し
い場合は、対話型のリージョングローイング法を用いても良い。このようにして抽出した
血管内の値を、任意の吸収係数値に置き換え、それ以外の部位は吸収係数を0として投影
することにより、あたかもDSA像のような投影画像を作成することができる。また、D
SA画像から再構成を行ったCT像、三次元CT像はそのまま投影変換する。
もし、三次元画像収集とカテーテル挿入間の患者の動きなどにより、患者に対する撮影
角度のズレが発生している場合は、三次元画像と2方向以上から観察した撮影像に移って
いる3つ以上のマーカーを利用し、補正することが出来る。このマーカーは、吸収係数の
高いものを体外に張り付けて撮影しても良いし、血管の分岐等の体内の特徴的な構造でも
良い。具体的には、三次元画像と2方向以上から観察された撮影像上で3つ以上のマーカ
ー位置を特定することができれば、三次元画像で定義されている座標系内の3つのマーカ
ーの座標と、撮影系で定義されている座標系内の座標を算出することができる。この3つ
のマーカーが一致するような三次元画像の回転角を求めることにより前記補正を行うこと
ができる。このような補正角度を求める作業は、ロードマップを作成する前に一度だけ行
えば良い。またここでは角度のみを一致させているが、位置も一致させるようにしてもよ
い。
[第2の実施の形態の変形例]
上述の第2の実施の形態の説明では、撮影位置が変わる毎にロードマップを作成するこ
ととしたが、これは、撮影位置の変化(平行移動)が少ない領域において、ロードマップ
を平行移動して対応してもよい。また、撮影角度の変化が少ない領域では、角度の変化に
よるロードマップの変化は、位置移動によるロードマップの変化ほどではないため、変更
しないでもある程度は対応することができる。そこで、前回ロードマップを作成した撮影
位置や角度から、所定範囲を超えて変化した場合にのみロードマップを再度計算して作成
する。これにより、撮影位置や撮影角度の変化が少ない領域では、新たにロードマップを
作成することなく、前に作成したロードマップで対応可能とすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明に係るX線診断装置の第3の実施の形態の説明をする。なお、この第3の
実施の形態の説明において、上述の第1、第2の実施の形態と同じ動作を示す箇所には図
面上同じ符号を付し、その詳細な説明を省略することとする。
第2の実施の形態の手順でロードマップを作成すると、撮影角度によっては血管の重な
りが生じ、目的の血管構造の同定が困難になる場合がある。当該第3の実施の形態はこれ
を解決したものである。
すなわち、当該第3の実施の形態の装置構成は、図9に示すようになっており、画像メ
モリ6に記憶された三次元画像は、立体画作成部50によって、上述の単純な閾値処理、
或いはリージョングローイング法等により対象領域が抽出された後にその表面構造に陰影
付けされ、D/A変換器52を介してアナログ化され表示部53に表示される。この立体
画を色々な方向から観察することにより、操作者は対象領域の三次元構造を把握すること
ができる。
次に、この立体画上でROI決定部51により、第1の実施の形態で説明したようにR
OIを設定する。ROI決定部51は、ROIが設定されると、例えばROI内部の色を
変更するなどして分り易く表示する。なお、ここではROIの形状を球状と考えているが
、これは、球状以外のROI形状であっても良い。またROIは複数個指定することが出
来、複数個指定された場合は、それらのROIの重ね合わせとして最終的なROIが決定
されるようになっている。
ROI決定部51で設定されたROIの情報は、投影変換部40に供給される。投影変
換部40は、このROIの情報に基づいて、ROIに対応する投影領域にはROI内以外
のデータは投影しないように投影像を算出し、これをD/A変換器41を介して表示部4
2に表示する。
若しくは、投影変換部40は、ROIの情報に基づいて、ROIの撮影する領域におい
ては、ROI以外のデータは重みづけファクタにて減弱させ、ROI内の投影像を明確化
して表示部42に表示する。
このように、ロードマップ上で重なっている血管構造の表示を省き、若しくは表示を弱
めることにより、ロードマップ上で重なっていて特定が困難であった血管構造を特定し易
くすることができる。このため、カテーテルを迅速に進めることが出来るようになり、検
査(治療)時間を短縮し、被曝線量を減らすことができる。
[第3の実施の形態の変形例1]
上述の第3の実施形態では、ROIをマニュアルで指定しているが、これは、撮影部と
して、図10に示すようにバイプレーン構成で2方向から観察できるX線診断装置61を
設け、これにより、2方向の画像から抽出した撮影画像内の特徴的構造である、例えばカ
テーテル先端の画像座標に基づいて、カテーテルが存在する三次元位置座標を計算し、そ
の点を中心にしてROIを設定してもよい。カテーテル先端を抽出する技術としては、カ
テーテル先端部に付けられている吸収係数の高い物質を検出する技術や、時間差分を取る
等の技術を用いることができる。これにより、ROIの自動設定を可能とすることができ
る。
[第3の実施の形態の変形例2]
上述の第3の実施の形態の変形例1では、バイプレーン構成のX線診断装置61を用い
てROIを自動的に設定することとしたが、これは、シングルプレーンのX線診断装置を
用いた場合でも同様にROIを自動的に設定することができる。
この場合、撮影画像においてカテーテル先端を特定し、その点から画像を三次元画像座
標系内で逆投影する。その時、逆透影ラインに交わる血管構造をROI中心の候補とする
具体的には、逆投影ラインに沿って濃度分布を探索して行き、最初の血管の濃度値を超
えた点と次に濃度値を下回った点を、それぞれ1つの血管構造の境界として認識し、その
中点をROIの候補点とする。この操作をライン上で繰り返し、複数の候補点を得る。そ
して1フレーム前、もしくは数フレーム前のROI中心とを結ぶ線分についても同様に探
索し、その間に血管以外の領域が入っていれば、候補点から外す。以上のような操作によ
り、候補点を減らすことができる。但しこの方法では候補点を一意に特定することはでき
ない場合もあるので、その場合は複数のROIが設定される。操作者は、この複数指定さ
れたROIの中から所望のROIを一つ選択する。これにより、シングルプレーンのX線
診断装置を用いた場合でもROIを半自動的に設定することができる。
[第3の実施の形態の変形例3]
上述の第3の実施の形態では、三次元血管像の濃度を投影しているが、投影するのがX
線焦点若しくは検出器から対象領域の表面までの距離でも良い。この時投影される情報は
必ず重なるので、その値の一番小さい若しくは大きい値のみを投影する。このような操作
により、二次元のロードマップに奥行き情報を加えることができるので、カテーテル操作
がより容易になり、検査時間の短縮や被曝線量の低減を図ることができる。
[第3の実施の形態の変形例4]
上述の第3の実施の形態の変形例3では、対象領域の境界からX線発生部12若しくは
X線検出器13までの距離を投影して表示しているが、これはカラーとカラーバーで表示
してもよい。またカラーバーにROIで示している位置の奥行きの情報を矢印などにより
分かりやすく表示しても良い。
[第3の実施の形態の変形例5]
上述の第3の実施の形態の変形例3及び変形例4では、対象領域の境界からX線発生部
12若しくはX線検出器13までの距離を投影して表示することしたが、これは、表示濃
度若しくは表示色を現在の位置を中心に更新するようにしても良い。例えば、現在の位置
を常にカラーバーの中心色として表示するように、表示色をダイナミックに変化させる。
若しくは、常に色が変化していると奥行きの変化が激しい部位では構造把握が逆に難しく
なってしまうので、ある一定時間毎、一定の奥行きの変化毎、撮影角度や位置の変化毎の
何れか1つ、若しくはその合成により変化させても良い。また、リセットスイッチのよう
なものを設け、そのスイッチが押された時に変化させても良い。これにより、ROI付近
での奥行き情報を、より分かり易く表示することができる。
[第3の実施の形態の変形例6]
上述の第3の実施の形態の変形例3、変形例4及び変形例5では、血管構造全体(中心
軸もそれ以外も)について距離の投影を行うこととしたが、奥行き情報は中心軸だけ分か
れば良いため、細線化手法によって三次元画像から最初に血管の中心軸だけを抽出し、そ
の抽出された中心線のみを距離情報として投影し、それ以外は濃度情報を投影しても良い
。なお、三次元の細線化処理も基本的には二次元を三次元に拡張することにより行うこと
ができる。これにより、従来のロードマップと奥行き情報とを同時に観察することができ
るため、術者(検査者)の混乱を防ぎつつ、奥行き情報を提供することができる。この時
投影した中心線は少し太めにした方が分かり易いであろう。
また、投影した中心線の濃度情報を血管の境界としても良い。血管中心にあるとその周
りのロードマップの濃度によっては分かりにくいが、境界にあるとより分かりやすい。こ
れは同じくロードマップを細線化し、それを投影した中心線と対応づけた後、細線化した
中心線に垂直な方向で最も近い両方の境界を見つけることにより実行することができる。
最後に、本発明は、以上説明した各実施の形態に限定されることはなく、本発明に係る
技術的思想を逸脱しない範囲であれば、各実施の形態以外であっても設計等に応じた種々
の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上述の各実施の形態の説明では、治療や閉塞物質留置を例に掲げたが、これは
本発明の説明を容易化するための、あくまでも一例であり、本発明は、これら治療等に限
らず、あらゆる状況の変化を起こった前後で有用となることを付け加えておく。
1…撮影部、2…A/D変換器、3…撮影条件用メモリ、4…サブトラクション部、5
…画像再構成部、6…画像用メモリ、7…比較処理部、8…表示部、9…D/A変換器、
10…ROI決定部、11…絞り・寝台動作決定部、12…X線発生部、13…X線平面
検出器(又はイメージインテンシファイヤ)、15…立体画作成部、18…歪み補正部、
16…X線遮蔽部(プリコリメータ又は絞り)、20…画像縮小部、21…ROI決定部
、30…ジオメトリ処理部、31…階調変換処理部、32…エッジ強調部、35…バスラ
イン、36…X線CT装置、37…核磁気共鳴装置(MRI装置)、38…SPECT装
置、39…三次元X線CT装置(3DCT装置)、40…投影変換部、50…立体画作成
部、51…ROI決定部、200…閉塞物質

Claims (12)

  1. 被検体が載置される寝台と、前記寝台に載置された被検体に対してX線を曝射するX線発
    生手段と、前記X線発生手段から被検体に対して曝射されるX線を所定分遮蔽してX線の
    曝射領域を調整するX線遮蔽手段と、前記X線遮蔽手段を介してX線発生手段から被検体
    に対してX線が曝射されることで形成されたX線像の取り込みを行うX線検出手段と、X
    線発生手段及びX線検出手段を回転する機構を備えるX線診断装置において、
    前記X線発生手段及びX線検出手段により撮影された撮影画像に対して注目領域を設定
    する注目領域設定手段と、
    前記注目領域設定手段で設定された注目領域に対応する被検体の部位にのみX線が曝射
    されるように前記寝台、X線発生手段、X線検出手段の相対的位置、及び/又は、前記X
    線遮蔽手段を制御する制御手段と
    を有することを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記X線遮蔽手段は、前記注目領域設定手段で設定された注目領域以外の領域に相当する
    X線を遮蔽することを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. X線発生手段及びX線検出手段を回転する機構を備えるX線診断装置において、
    前記X線検出手段で取り込まれたX線像に基づいて三次元画像を構成する三次元画像構
    成手段と、
    前記三次元画像構成手段で構成された三次元画像を観察角度に合わせて投影することで
    投影画像を形成する投影手段と、
    前記投影画像と観察画像とを並べて表示し、若しくは前記投影画像と観察画像とを位置
    合わせした後に重ね合わせて表示する表示手段と
    を有することを特徴とするX線診断装置。
  4. 前記投影手段は、X線発生手段のX線焦点とX線検出手段との距離、前記X線焦点と被検
    体との距離、及びX線検出手段の大きさによって決定されるX線光学系により前記投影を
    行うことを特徴とする請求項3記載のX線診断装置。
  5. 前記三次元画像構成手段により形成された三次元画像上に注目領域を設定する注目領域設
    定手段を有し、
    前記投影手段は、少なくとも注目領域の投影する領域では、前記注目領域設定手段で設
    定された注目領域の投影画像のみを形成することを特徴とする請求項3又は請求項4記載
    のX線診断装置。
  6. 前記注目領域設定手段は、
    撮影画像内の特徴的構造を追跡する追跡手段と、
    前記追跡手段で追跡した位置から一定範囲内を注目領域として設定する設定手段と
    を備えることを特徴とする請求項3乃至請求項5のうちいずれか1項記載のX線診断装
    置。
  7. 前記注目領域設定手段は、
    複数の注目領域を設定する複数注目領域設定手段と、
    前記複数注目領域設定手段により、設定された各注目領域をそれぞれ合成する注目画像
    合成手段とを有し、
    前記注目画像合成手段により合成された注目領域を最終的な注目領域として設定するこ

    を特徴とする請求項3乃至請求項5のうちいずれか1項記載のX線診断装置。
  8. 前記投影手段は、
    前記三次元画像から対象領域の表面形状を抽出する表面形状抽出手段と、
    透影面から表面までの距離を算出する演算手段と、
    前記演算手段により算出された距離に基づいて投影を行う算出距離投影手段と
    を有することを特徴とする請求項3記載のX線診断装置。
  9. 前記算出距離投影手段は、
    距離情報が投影面上で重なる領域の、X線発生手段側或いはX線検出手段側のいずれか
    を指定する指定手段を有し、
    前記指定手段で指定された方向から近い表面のみを投影することを特徴とする請求項8
    記載のX線診断装置。
  10. 前記算出距離投影手段は、
    距離情報が投影面上で重なる領域において、前記注目領域設定手段により三次元画像上
    に設定された注目領域が投影される領域については、注目領域内の対象のみ投影すること
    を特徴とする請求項8又は請求項9のうちいずれか1項記載のX線診断装置。
  11. 前記投影手段は、
    三次元画像から管状の対象領域の中心線を抽出する中心線抽出手段と、
    投影面から前記中心線抽出手段で抽出された中心線までの距離を算出する演算手段と、
    前記演算手段で算出された距離に基づいて投影を行う算出距離投影手段と
    を有することを特徴とする請求項3記載のX線診断装置。
  12. 前記算出距離投影手段は、
    前記中心線の投影部位のみ前記算出した距離に基づいて投影を行う中心線部位投影手段
    と、
    前記中心線の投影部位以外の部位の三次元画像を投影面に投影する三次元画像投影手段
    と、
    前記中心線部位投影手段により投影された投影画像と、前記三次元画像投影手段により
    投影された三次元画像とを合成する合成手段と
    を有することを特徴とする請求項3乃至請求項7又は請求項11のうちいずれか1項記
    載のX線診断装置。
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